毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年12月16日木曜日

「民主党の内ゲバは政治の停滞以外の何でも無い」

「時事雑感」2010-12-06

  あほ菅、仙谷、岡田が仕掛ける小沢タタキはいい加減にしろ。
 貴様達は国民の血税で内輪喧嘩に現を抜かす国賊である。
  先日、原口前総務大臣が小沢問題に関して強調していたことは我輩も同感である。
  原口曰く「小沢さんは民主党政権を樹立した中心人物である。
  その第一功労者の首を野党に差し出そうとして画策しているのが岡田であり、菅であり、仙谷であり、そのような理不尽な行動は即刻止めるべきだ。」
  政治の世界は“一寸先は闇”と言われるが、それでも先祖、先輩、創業者、功労者等はそれなりに尊重されるのが日本民族の基本的思考である。
  上記三阿呆人物も少なくとも日本民族の片割れであるであることは自覚しているであろうから、然らば今奴らが遣っている小沢落とし手法は日本人としての最低の下衆手段である。
  沈没寸前の阿呆菅の支持率低下を小沢の政治資金問題に強引に結びつけているが、直近の世論調査による菅政権に対する23%支持率は、菅の政治的手法の未熟さからくる度重なる重要問題に対する失敗や失言から、国民は落第点をつけて早期退陣をせまったのであって、小沢の所為ではない。
  
  先日或る政治評論家がコメントしていた中で、「小沢さんがあっさり政治倫理審査会に出席したら一番困るのは菅と岡田、仙谷等反小沢の連中ですよ。
  何故なら其の時点から“小沢カード”を使えなくなり、国民の視線は菅政権の失敗に批判や非難が集中し、防御する術を失うからです。」
  評論家どもは程度の低い連中ばかりと考えていたけど、多少は気の利いたことを言う奴もいると言うことか。
  とは言いながら、我がボケ頭の意見はといえば、日本人的義理人情を軽視する阿呆どもの要請を無視し、離党勧告も無視して初志貫徹すべきである。
  除名決定する度胸はアホ菅には無いと思うが、どうせ沈没する船長だから菅がヤケクソ除名を決定したら子分を引き連れて民主党を脱党すればよい。
  政治生活の大半を“政界の壊し屋”として行動してきたのだから、集大成に民主党をぶっ壊して壊し屋としての有終の美?を飾り、その小沢の行動が本当に沈み行く日本を阻止できる政界再編に繋がれば、国民は小沢を再評価するはずである。

    2010年12月15日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2010年12月14日火曜日

「ノーベル平和賞を無視する中国と日本はどのように付き合うと言うのか?」

「時事雑感」2010-12-05

 報道によるとノルウエー政府は、ノーベル賞授与式に65カ国を招待しそのうち17カ国が出席しなかったことを公表している。
 欠席したのは中国と経済的、政治的関係の深い国が多いが、世界的に有名なノーベル賞に勝手な屁理屈を付けて自国の国民の受賞を断念させただけではなく、出欠について強行に干渉をするなどまともな国家の取るべき態度ではない。
 そのような理不尽な中国の圧力に屈せず日本国大使が出席したことは、あほ菅政権にとって唯一のプラス行為である。
 十年前の中国では考えられないこの問題を含めた傲慢、横柄な政治行動は、全てこの十年間の中国の経済力の強化、その経済力を背景にした軍事力の飛躍的増強に基くものであることは間違いない。
 その意味では、我が国領土の尖閣諸島近海の日本国領海に侵略して起こした中国漁船による日本国巡視船に対する故意の激突事件も、その意味では同じ中国の軍事力の増強が主因である。
 「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」という古来の中国の言葉があるが、現在の中国政府の幹部連中には、己の国の経済力、軍事力の増強のスピードがあまりにもハイピッチなので、自らの立場を正しく自覚していないと思う。
 漁船船長を一旦逮捕拘留しておきながら、中国の恫喝と圧力にアホ菅と仙谷は恐れを為し、釈放の当事者を検察庁に押し付け政府の責任を回避しようと姑息な方法を講じたが、領土問題に関する判断を那覇地検の一地方検事に転嫁した対応は日本国国益を大きく損なったことは間違いない。
 
 今年のノーベル平和賞受賞者である中国人民主化活動家、劉曉波氏(リュウーシアポー54歳)を、中国政府は氏が求めた一党独裁の見直しや言論、宗教の自由を求めた「08憲章」を起草したことから、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決を受け現在服役中である。
 言論や宗教の自由が保証されている我が国のボケ頭連中には信じ難い中国政府の蛮行であるが、我々はこのように理不尽な行動を平気で行う国家と経済的にも政治的にも抜き差しなら無いような深い関係に陥っていることを真剣に思考すべきである。
 例の尖閣事件の中国船長起訴も巡視船の損害賠償も何ら進展は無く、政府は時間の経過で国民の脳裏からこの事件が忘れ去られることを意図している。

  2010年12月12日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「またも“小沢政倫審招致”で国民を騙す“詐欺菅”の謀略」

「時事雑感」2010-12-04

 沈み行く日本丸のアホ菅船長は乗客である国民を見捨てて己だけ助かる為に、大連立や公明党という救命ボートを必死に探し求めているが、救命ボートはなかなかアホ菅が土下座しても助けに来てくれないのが現状である。
 小沢を衆議院政治倫理審査会に招致する案を主導しているのは仙谷である。
 来年一月早々に国会を開く大前提として、参議院で決定している問責決議案の対象者である仙谷と馬渕の早期辞任を、自民党、公明党の野党主力政党が国会出席の条件にしているのを誤魔化す為の見え透いた阿呆な作戦である。
 我がボケ頭の予想では、岡田が進めている小沢に対する作戦は全て拒否されるはずである。
 曰く、小沢に政倫審に出席を求めることを喧伝しているが、例え岡田に幹事長の職権で命令されても小沢は無視する。
 しからば民主党の役員会で採決をしても、輿石参議員会長他有力な小沢支持者が反対することは間違いないし、最後の手段で多数決による決定で万が一小沢出席が決定しても小沢は無視するであろう。
 しからば党紀違反で小沢に離党勧告してもこれまた小沢は抵抗して簡単には離党はしないだろう。
 ならば菅が最後の博打で小沢を除名処分にしても(我がボケ頭の予想では絶対に除名処分はあり得ないと思うし、もしもそこまで事態が発展すれば小沢は100名近い子分を引き連れて離脱し新党を立ち上げるであろう。)小沢はしかるべき子分を連れて新党を立ち上げ政界再編の中心になるだろう。
 
 反小沢思考の強い大マスコミの中には、第五審査会が起訴したら小沢は当然民主党を離党すべきであると、国民を騙すような論調を掲げているが、過去に田中角栄や金丸信が起訴されたケースとは全く別次元の起訴である。
 検察庁が二度にわたり不起訴にした事件を第五審査会なるわけの分からぬ裁判所の系列みたいな組織が改めて審査するのだが、有識者の意見は大半が推定無罪を明言している事件を起訴という言葉だけで断じるのは間違いである。
 我がボケ頭は今回の第五審査会の起訴問題に一切小沢は拘る必要はないと言う立場である。
 空菅も仙谷も岡田も本気で小沢と対決するのであれば、最初から小沢を衆議院の証人喚問に突き出せばよいのに、その度胸は持たないのが現実である。

    2010年12月10日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2010年12月7日火曜日

「早明戦ラグビー、早稲田が快勝?」

「時事雑感」2010-12-03

 早稲田は先の早慶戦が不甲斐ない敗戦だっただけに、今回の勝利は多少早稲田フアンに喜びを与えてくれた感じである。
 早慶戦敗北の一番責任者としてSO山中を名指ししたが、今回の早明戦ではかなり気合を入れ直して戦っていたのが我がボケ頭にも伝わってきたし、勝利の立役者の一人であることに誰も異論はあるまい。
 僅か二週間足らず前の敗北の中心選手が見事に心身ともに蘇ったわけだ。
 やる気の復活がゲーム全体を通じて好プレーを生み、その結果が考えられないようなツキを早稲田に呼び込み今回の勝利に結びついたと信じている。
タイトルの“快勝”に?をつけたのは、最後のロスタイム四分から捨て身で突進してきた明治を阻止出来ずトライを奪われたからであり、この明治の最後の猛攻を跳ね返していたら、正に“快勝”そのものであった。
明治が長い間低迷したのと、早稲田が早慶戦で敗北した影響だろうが例年五万人の大観衆で埋め尽くされる国立競技場も満席という情況ではなかった。
人気と実力の差はトップリーグと学生ラグビーを比較すれば歴然としているが、実力に劣る学生を盛り上げるのも日本民族の国民性というものかな。

最近、実業団ラグビーもトップリーグに衣替えしてプロ化が進んで来たお陰で、外国人の一流選手が結構増えてきたのも良い傾向である。
オールブラックスやオーストラリア等の元代表選手やヨーロッパで活躍した経歴豊富な連中のプレーを見られるようになったのだから楽しみが増えた。
いつも疑問に思うのは、世界的一流プレイヤーの契約金があまり公表されないことである。
プロ化は進んでいるが、ラグビーティームの経営母体はあくまで日本のトップ企業であり殆どが上場企業であることも影響しているのかも知れない。
ティームを運営する為には数億円の経費が必要なので業績の悪い企業では株主総会で糾弾される可能性もあり、今後の景気動向に左右されるティームも出てくる可能性は否定できない。
日本サッカー協会の方は、運営母体の企業名を多少犠牲にして地元志向を強化し今日の人気を盛り上げてきたが、こちらの方もかなり世界的に有名な選手を集めているし内部的には多くの問題を抱えて経営しているのは事実であろう。
あほ菅や仙谷の問題に嫌気して政界批判を止めたわけではないので、、、。

2010年12月6日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2010年12月5日日曜日

「参議院の問責決議を無視して大臣を辞めない仙谷と馬渕に対し、更なる強制力が発揮で出来ないのであれば、参議院の存在価値は無いではないか?」

「時事雑感」2010-12-02

 特に仙谷官房長官は対中国の尖閣問題関連で大きく国益を損なう判断、指揮をして日本国、国民に対して大損害を被らせておきながら、自らその職を辞することもせず居座り続けるのを阻止できないようでは、参議院の必要性を問われても仕方がないのではないか。
 奴はこの他にも予算委員会の答弁で「自衛隊は暴力装置である」と言って日本国の防衛に専念している自衛隊員の士気を大きく損ない惑わせる重大な発言もしている。
 本気で国家、国益を考えて日々真剣に国政に取り組んでおるのであれば、己の重大な失政、暴言に対して即座に大臣の職を自ら辞するのが当然の責任の取り方である。
 更に言えば国会議員すら即刻自ら辞める反省の姿勢を見せてみよ。
最も反省だけならサルでもするから、反省しなくてよいから国益を損なった責任を取って即刻議員辞職せよ。
 それでも尚且つ国民の声を無視してあくまで官房長官の地位に居座り続けるのであれば、任命権者である空菅が仙谷の首を切るのが政治の常道である。
 
 我がボケ頭は、現状の政界のように衆議院で圧倒的に民主党が多数を握っている状態では民主党の横暴に歯止めが掛けられないので、仙谷みたいな私利私欲しか念頭にない奴の首を切る為に参院の問責制度が存在していると思う。
 それなのに問責決議は実行力を明記した法律が無いから大臣を辞めなくて良いとか、勝手な屁理屈をこねている奴がいるのが情けない。
 屁のツッパリにもならない参議院ならば即刻242人の参議院議員を解雇して参議院は廃止したらどうだ!
 昔から参議院を揶揄して衆議院のコピー機能しか果たしていないといわれ、その存続の可否について長い間議論を継続しているが、今回のような問責決議の影響力では改めてその存在意義を問われても致し方あるまい。
 因みに参議院議員242名を食わせる歳費だけで2007年度54億円、議会運営の為の総経費は議員歳費を含んで約400億円を予算計上している。
 これには政党助成金が含まれていないので、さらに100億円が追加されると、500億円血税の浪費になり無駄使いの最たるものである。

   2010年12月3日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「ラグビー早慶戦、早稲田惨敗?」

「時事雑感」2010-12-01

 得点結果が10対8という僅か二点差の敗北なので、ラグビー界の常識(我がボケ頭の感覚では非常識)から見ればこのようなゲームに対しては、「早稲田惜敗」とか「慶応辛勝」とか表現して格好つけるのであろうが、我輩の感覚からすれば、早稲田メンバーの精神的統一感の無さが敗因で故に惨敗である。
 敗因を挙げれば、前半13分に早稲田SO山中亮平(四年)が敵陣ゴール前で確保したボールを持って突進して、そのままグランディングすればトライを取れたのに、慶応選手のしつこいタックルを突き飛ばそうとして左手だけでボールを持ち替えた瞬間に落球してノッコンとなり幻のトライと化した。
 山中は一年生からレギュラーに選ばれた逸材らしいが、昨年もつめの甘さを指摘されて一時控えに回されたりしたと聞いていたが、本質的には人間性は簡単に変わらないことを証明したのが、今回のインゴールノッコンである。
 ラグビー馬鹿の見解では、勝利も敗戦も全ては出場選手全員が負うものであると言ってきたが、我がボケ頭は決してそのようなまやかしには同意出来ない。
 早慶戦に敢えて我がボケ頭流解釈を追加すれば、あの山中の軽率なワンプレーが残り14名の闘志にどれだけ影を落したかはその後の早稲田選手の動きにはっきり表れていたと我がボケ頭は理解している。
 山中と実力的にほぼ甲乙つけ難いスタンドオフの控え選手は数多くいるはずだし、この時点で思い切って交代させるくらいの英断をしておれば試合の流れは案外大きく変わったかも知れないと勝手に想像している。
 今年から指揮をとっている辻監督に、そのような博打的選手交代の意識があったかどうかは知るよしもないが、勝利の為には百人以上の部員全員の総力戦を指揮するのが監督の責務である。

 早慶戦ラグビーと空菅内閣を同じレベルで論じるのは聊か的外れということも承知の上で現在の与野党戦を見ていると、先ず与党指揮官アホ菅の決断力、行動力の無さである。
 ティームの要である山中と同じく、菅政権の核である仙谷の度々の失敗で参議院では問責決議までされていて、先行きの政権運営は破綻寸前なのに仙谷の首を挿げ替えようとしない優柔不断さで政権沈没も時間の問題である。
 早稲田には早慶戦の敗北を分析して来る早明戦には勝利を期待したい、一方アホ菅は即急に破綻沈没することを予告する。

   2010年12月1日   元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2010年11月25日木曜日

「菅政権の失政危機を一瞬忘れさせた北朝鮮の韓国向け“ドンパチ”」

「時事雑感」2010-11-10

 23日午後二時半頃、北朝鮮は黄海上の韓国領ヨンピョン島に数十発の砲撃を行い、民家を破壊し韓国軍人を含む数人の死傷者を出した。
 このニュースに日本のマスコミは一斉に飛びつき、我がボケ頭の感覚では必要以上に大々的に喧伝した。
 報道によると東京他数箇所では号外まで出したそうだが、果たして日本にとってそれほど大騒ぎする大事件だろうか?
 何故ならこの大報道をあざ笑うかのように、事件現場からわずか100キロの距離に位置するソウル等への日本人観光ツアーが予定どおり行われる情景を放映していたが、この二極化姿勢が国民と政府の落差である。
 確かに韓国国民や大統領にとっては非常に由々しき事件かも知れないが、朝日新聞等が国内政治を全く棚上げし無視して報道するほどの日本国や日本国民にとって大事件では無いと我がボケ頭は感じている。
 皮肉なことに今回の隣国事件の発生を心底喜んでいるのは、政権崩壊寸前の菅と仙谷の二人ではなかろうか。
 二十三日付け朝日新聞は、国内政治に対して一言も述べていないし、他の新聞も大体同じような扱い方である。
 
 先週末まで補正予算の早急な参議院通過を巡って激しく与野党が対決していたのに、自民党他野党は一挙に鉾を収める姿勢に転じたらしく我がボケ頭にはどうしても理解出来ない。
 今回の隣国での事件にたいする準備は、日本国として当然のことながら常日頃から備えて置くべき問題で、急に事件が発生したからと言って慌てて対応すべき問題でも何でも無い。
 菅政権では日ごろの危機管理が不十分な故にあたふたした対応しか出来ていないのであって、付け焼刃的対応しか出来ないことをむしろ課題として取り上げるべきであって、マスコミの対応姿勢も間違っていると言いたい。
 北朝鮮が確かに国境線近くの人家に向けて砲撃したのは初めてらしいが、先には韓国軍艦が北朝鮮の魚雷艇に撃沈され、数十人の戦死者を出しているし我国とは大きく立場が異なることを政府も国民も自覚すべきである。
 それにしても隣国の一小島に起きた突発事件で、日本の政治動向が簡単に左右されるとは情けない政治屋どもによる政治ということである。
 日ごろから与野党とも如何にいい加減な政治を行っているかの証である。
    2010年11月24日 元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

「度重なる外交問題の失敗で菅政権支持率が27%まで急落」

「時事雑感」2010-11-09

 ボケ菅が実質は飾り物で政権運営の実権は仙谷が握り、重要案件や各大臣への指示は全て仙谷が発していることをマスコミは勿論国民も承知している。
 本日(18日)の参院予算委員会の質疑中に、自民党の質問者がアホ菅の回答を求めたのに対し民主党の前田予算委員長が思わず「仙谷総理大臣」と指名したので自民党他野党の議員は大喜びで野次りまくっていたが、やはり現実は仙谷内閣であることをはからずも証明したようなものだ。
 自民党の小泉内閣後の安倍、福田、麻生の三政権とも支持率が20%台に落ち込んだ時点で退陣した。
 政治屋どもは内閣支持率の乱高下を己の都合のよいように解釈して国民を誤魔化してきたが、尖閣、北方領土問題の対応失敗や一向に改善しない大不況、更に閣僚の相次ぐ不始末等で、もはや菅政権は統治能力を完全に消失した。
 先の神戸海上保安官も仙谷の意向に反して逮捕には至らなかったし、逆に尖閣諸島での中国船と海上保安庁の衝突事件は、明らかに中国漁船が意図的に巡視船に向かって突っ込んできたことも明らかになり、改めてビデオの全面公開と政府の初期対応の失政が浮上してきた。

 それにしても柳田法相の郷里広島での発言は本当にふざけているし、国民、国会を馬鹿にした発言である。
 先の衆議院と今開かれている参議院予算委員会でお詫びと訂正をしたものの、頭を下げて済むことで許されるか否かは発言の内容によるのは当然である。
 参考までに柳田の発言は以下の如し「法務大臣はいいですよね。 二つ覚えておけばいいんですから。 “個別の事案についてはお答えをさしひかえます”
これはいい文句ですよ。分からなかったらこれを言う。 これで大分切り抜てきました。 あとは“法と証拠に基づいて適切にやっている”と。 この二つです。 何回使ったことか」(14日、広島市での就任祝いの会)
 この発言の他にも多くの失言、暴言を吐きまくった法務大臣が責任を取って辞任しないのを、任命者のアホ菅は解任もしないのである。
 首を切らずにアホ菅は、馬鹿法相をサポートさえしているのだから全く統治能力ゼロと言うことを自ら証明したわけだ。
 このようなあほ菅に日本の舵取りを任す時間が長引く程、大きく国益を損なうことを国民は更に真剣に考えて行動しなければ、日本は程なく沈没するぞ!

   2010年11月18日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2010年11月18日木曜日

「海上保安官 逮捕見送り。 この国の警察と検察にも多少の判断力ありか?」

「時事雑感」2010-11-08

 我がボケ頭は神戸の海上保安官がビデオ投稿問題を上司に告白した時点から、良くぞ公表してくれたと全面支持と賛意を表明していただけに、今回の逮捕見送りは非常に嬉しいし司直の適正な判断を先ず評価したい。
 検察、警察の任意捜査は継続されるにしても、国家公務員法の守秘義務違反容疑での逮捕を見送ったわけであり、犯罪性の追及はかなり薄れたと言えるし、この際90%の国民の意思に応えて不起訴にして、一日も早く海上保安官を職場に復帰させ、国家の為に命がけで職務に精進させてほしい。
 全ての事件には必ず発生原因が存在するのは当然であり、今回のビデオ投稿も那覇地検が中国船長を処分保留で釈放した時点で、政府が全国民に開示放映し国民の90%の期待、支持に応えておれば発生しなかった事件である。
 その意味ではこの保安官は政府の失政のツケを廻された被害者とも言える。
 それに仙谷と菅は己達の政策失敗を“保安官逮捕”というショッキングなニュースで覆い隠すために、機会ある毎に検察、警察当局に圧力的発言を繰り返していたそうだから不法な越権行為であることは明白である。
 仙谷の思惑は完全に外されたわけで、このような下衆野郎を官房長官という国家権力の中枢において権力を乱用させることは大きく国益を損失することであり、一日も早く引きずり下ろさなければならない。

 一連の首脳会議の合間に、菅は中国の胡錦涛やロシアのメドベージェフと会談したと勝手に国民向けに喧伝しているが、領土問題については両国ともに完全に無視し、全く反応を示していない。
 過去の歴史が証明しているように領土問題は国家が独立を維持する原点であり、もしも弱腰外交で一歩譲歩すれば相手国は百歩攻めてくるのは世界の常識である。 
 弱腰外交の政府の無策を端的に象徴したのが、韓国政府による日本国領土竹島の要塞化であり、完全に韓国の統治下にあり韓国海軍の武力支配下で日本人や日本艦船は近づくことすら不可能である。
 今回のビデオ投稿問題で国民の領土に対する関心は非常に高くなったはずであり、今こそ上記三箇所の実質支配を強化する国民運動を展開すべきである。
 尖閣列島は未だ中国は要塞化していないが、竹島と北方四島を我が国が実質支配するにはどのように為すべきかをこの際全国民で行動すべきであると思う。

   2010年11月16日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

「海保ビデオ流出事件で振り上げた手を下ろせなくなった検察と警視庁」

「時事雑感」2010-11-07

 先のも書いたように中国船長を処分保留で釈放すると同時に、ビデオを全面公開しておれば海保職員による流出事件は発生していないということ。
 更に言えば事件発生40日後に新任大臣がビデオの管理強化を指示する前に流布させておれば、事件はあくまで海上保安庁内部の単なる不祥事で済んだということは、それまでの緩い管理状態ではすでに外部に漏れていたからだ。
 ところで今朝(12日)の朝刊各紙やテレビ等の説明は海保職員の取り扱いについてかなりトーンダウンしている。
 諸般の事情を勘案して告白職員の逮捕は難しいのではないかという論調なり、弁護士、学者の意見が多くなったことは、我がボケ頭としては嬉しい限りだ。
 おまけに民主党参議院のドンで小沢の盟友でもある輿石参議員会長までが、ビデオの全面早期公開を主張して仙谷と真正面から対決姿勢を示したことは、この問題で仙谷が余りに強引に対応するとアホ菅政権は吹っ飛ぶだろう。
 
 このビデオ事件に関して改めて新聞の見出しの影響を考えさせられた。
 昨日(11日)のビデオ流出事件に対する新聞の一面トップの比較である。
1) 朝日 神戸海保保安官 逮捕方針
2) 読売 防犯カメラに航海士
3) 産経 「ネットカフェで投稿」 神戸海保職員 警視庁きょう再聴取
4) 日経 尖閣映像問題 神戸の海上保安官聴取 (一面二番記事)
 もしも朝日だけしか読まなかったら直ぐにも投稿した保安官は逮捕されると予想しただろうし、流出内容に詳しくない読者は保安官は逮捕されるほど悪い行為をしたのだろうかと多分誤解するだろう。
 我がボケ頭が想像するに、このトップ記事は朝日の神戸支局の社会部記者が警察のゴマすり記事として書いたものと勝手に想像するが、最近の朝日の一面トップ記事には整合性と継続性に欠けるものをよく見る。
 かって同じ朝日の一面に「仙谷官房長官が息子の司法事務所に不正な資金を供与している云々」と出たので引き続き追及すると期待していたら、上記の一回きりの見出しで終わり。
 朝日と仙谷との間にどのような手打ちが為されたか知る由もないが、読者としては騙された感がぬぐえない。
 検察庁も警視庁も今や各々大失態を抱えているのだから、己の問題に集中すべきと思う。
     2010年11月12日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

「遂に神戸海保職員がビデオ流出を告白、愛国的行動に感激」

「時事雑感」2010-11-06

 我がボケ頭でもビデオの流出報道が為された直後から、投稿者は多分、愛国的思考の持ち主で保安庁職員であろうと想像はしていた。
 今回の報道の後、調べたら海上保安庁は1万2000人の人員を抱える大組織であることが分かった。
 報道に依ると今回のビデオは十月半ばまでは全国の拠点で自由に閲覧できたそうだから、極論すれば一万人以上の職員が何の制約も無く見られたわけだ。
 そうだとすれば常識的に考えても多くの職員がダビングして持ち帰り、友人や家族や知人に観覧させていると考えるのが普通である。
 多分、海上保安庁関係者や周辺ではこの画像を見たものは、阿呆な仙谷が考えているよりもはるかに多くの国民がすでに見ていると考えるのが常識である。
 あまり法律的な難しいことは我がボケ頭には理解不能であるが、国会議員を初め多くの国民が見ているビデオは、仙谷が弁護士ずらして言っている“国家的極秘物件”には当てはまらないらしい。
国家的機密でなければ、当然国家公務員としての機密漏洩罪にも触れないし、
告白者を刑事訴追することは最終的に困難であろうと我がボケ頭は判断する。

 それよりも何よりも、シナ(石原都知事流表現)の漁船船長を逮捕した直後に、一連の関係ビデオを国民の前に堂々と公開しておけば善良な優秀な海保主任職員を巻き込む事態は発生していないことを反省せよ。
ボケ菅、悪仙谷は本気で日本国の国益を考えるなら告発者のこれ以上の捜査を指揮権を使ってでも即時中止させよ。
 そして改めて全国民に対中国漁船問題の失政をお詫びし、責任をとって即刻内閣総辞職をせよ。
 奴らが日本国の国益を考えて簡単に辞めるなど考えるほうが阿呆なことは、阿呆菅が先日の予算委員会で“石に噛り付いても首相の座を死守したい”と発言したことくらい承知しているが、アホ菅は“噛り付く対象”を間違っているのではないか。
 石にかじりついてでも守るのは国家国民であり、首相の座ではないことくらい自覚できないのかと言いたい。
 奴らの理不尽に対抗して一億国民が、海保航海士の即時解放を要求する国民運動に発展させることを心から期待したい。

   2010年11月11日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

2010年11月11日木曜日

「尖閣ビデオ流出の危機管理のお粗末と国民の開示期待に応えた快挙?」

「時事雑感」2010-11-05

 尖閣事件発生後、中国漁船の無謀な意図的衝突シーンを即座に国民に対して開示しておけば、今回の流出事件は当然発生していない。
 国民の80%が開示賛成の意志表示をしたにも拘わらず、多数の国民の意志に反して阿呆菅はビデオ公表を回避した。
 無策の空き菅の優柔不断な判断が今回の流出事態の発生を招いたのであり、検察がわざわざ当事者を探し出す為に捜査を開始するなど血税の無駄使いであり、そんな暇があるなら己達が犯した大阪地検捜査部事件や警視庁の情報漏えい事件でも調べろと言いたい。
 ビデオ投稿者は刑事犯どころが、日本国の国益の為に英雄的行動を果たしたのであり一億国民から表彰されるべきである。
 ビデオ流出によって一般国民が見ることが出来たことに対して視聴者から感想を聞いていたが、全員が今回開示行動に賛同し、感謝すらしていた。
 80%以上の国民が開示に賛成しているのに、もし万一投稿者が判明したらザル法を盾に刑事訴追するというのか?
 国民の80%の民意を無視してそのような愚行をすれば、ダメ菅の首が飛ぶくらいでは済まないで、更なる国家的大混乱を生じると我がボケ頭は予測する。

衝突事件が発生した直後に海保が流した現場情況をそのまま継続的に全面開示し、マスコミを通じて報道しておれば国民の知る権利も確保され政府と国民の信頼関係も保持されたはずである。
 憲法で保証されている全面開示を政府が躊躇している間に、中国の対日政策が急激に活発化、政府は日本国民に対する全面開示のチャンスを失した。
 全面開示の機会を政府自らの判断ミスで放棄したにも拘わらず、今回の海保所有のビデオ流出事件を海保が東京地検と警視庁に告訴して投稿者捜査を始めたことは、政府が“天に唾する行為”である。
 何故なら国民の80%がビデオの全面開示に賛成し、投稿者の鼓動に感謝すらしているのに、もしもそのような人物を刑事訴追して身柄の確保でもしたら国民は自らの手で当事者の解放を求めて全面的に反政府行動を起こし、それこそこの国は大混乱に陥るだろう。
 国民の大多数の民意に沿って政策を遂行するのが民主主義の根幹であり、もしも阿呆菅政府がこの原則を破れば混乱の責任は全て政府が負うべきである。

   2010年11月9日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

2010年11月9日火曜日

「内憂外患で危機状態の日本に小沢問題を問う時間など無いはずだ!」

「時事雑感」2010-11-04

 先にも同じようなタイトルで自公の国会運営を批判した記憶があるが、其の時点では未だ領土問題は尖閣諸島関連だけで、北方四島のロシア大統領による視察問題は発生していなかった。
 それでも自民、公明の野党は中国問題よりも小沢の国会招致説明を槍玉に挙げて、危機的状況に曝されている景気回復策や中小企業救済策や雇用促進策や年金問題等を真剣に議論することなく、無為に大事な時間を浪費した。
 そのような最中にロシアのM親分に一発かまされ、今まで手抜きしていた北方四島問題が改めて日本国民の前に現実問題として浮上した。
 先の領土問題でも取り上げたが、国家存立の基本は国土の安全確保が第一であるのに、そのことを棚に上げてさえ小沢問題を優先議題に取り上げる自公は大きな国益を損失していることになる。 
 
前にも述べたが、我がボケ頭は決して小沢支持でもシンパでも無いことは度々説明しているとおりであるが、もしも小沢を国会で説明させたら今この国が直面している内憂外患問題を全て払拭出来るのであれば別だけど、そのような夢物語では国難には対処できないことは明白である。
 更に小沢の国会喚問の結果、この国の内憂外患問題に全く進展が無い時には自民党の谷垣、石原、公明の山口等の責任者は“腹を切れ”と言ってもそんな度胸を持っているはずはないし、せめて指の一本でも詰めて見ろ!
 せめて其の位の覚悟がなければ小沢問題は司法に任せて、二度と国会の場で云々などと発言せずに、内憂外患問題に野党として命がけで取り組め。

 大体、自民党が政治と金の問題を取り上げることじたい、自民党が歴史に残したローキード、リクルート、佐川、ゼネコン汚職、日歯連汚職等上げたら切が無いほどあり、小沢叩きは逆に己自民党の脛を叩くことと同罪であることを充分反省し自覚すべきである。
 更にいえば西松事件では西松建設から金を受け取った国会議員は二階元経産相、森元首相、尾身元財務相ら大幹部を含めて多数の自民党国会議員がワイロを頂戴していることをしっかり思い出してからにせよ。
 自公の議員どもの中にも小沢問題と補正予算とは絡めるべきではないとの意見も出始めたらしく、ボケ議員の中にも多少真ともな奴も居るらしい。

   2010年11月5日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

「中国、ロシアの強欲な領土政策に無策の空き菅内閣」第三弾

「時事雑感」2010-11-03

 因みにロシアの領土は日本の45倍の約1700万キロメーターで世界一位であり、人口は約1億4千万人である。
 中国の領土は960万k/mでロシア、カナダについで世界三位であり、人口は約14億人といわれている。
 中ロの地理的相違は極論すれば原油、ガス田等の埋蔵量がロシアに極端に集中していることと、ロシアは世界一の広大な土地に日本の人口に僅か1500万人くらい多い程度の人間が住んでいる人口密度の超低い国家である。
 我々日本人の感覚からすれば、世界最大の領土を所有しておりながら、何で北方四島みたいなロシア全土からみたら極小さな島々を強奪するのかと、日本民族の一人として強い怒りを覚える。
 我がボケ頭程度の知識でも、北方四島を含む我が領土近海には、大変将来性のある海底資源が豊富に存在しているらしいので、ロシアなりに思惑があってのことだろうが、限界を超えた国益の追求は“欲ボケ”の類であり、過去の歴史を辿れば領土紛争は全て戦争に発展していることを、“平和ボケ”した我が日本民族もこの機会に目を覚まし、本気で挙国一致の対応をすべきではないか。
 ロシアは未だ日本の阿呆な財界人や政治屋どもの更なる取り込み、原油、ガスをエサにして我が国の先端技術やロシア大陸横断新幹線等まだまだ騙しのネタを諦めていないし意欲は見え見えである。
 
早くも今回のロシアとのトラブルを拡大させることに警鐘を鳴らすような国賊的発言をする財界人がいるが、理不尽な売られた喧嘩をただ只管ガンジー主義を貫き無抵抗で我慢しろというのか!
一方で来月、幹事長の岡田が子分を引き連れて北京詣でを計画している旨の報道が為されていたが、この時期に日本側からのこのこ出かけて何をするのか我がボケ頭には皆目分からない。
尖閣問題は仕掛け側の中国から未だ謝罪もなく、処分保留で放置している検察の結論も未だ出ていないのに、民主党の実質的責任者である幹事長がもみ手で頭を下げに行くような国辱的行為だけはしないと思うが、、、。
両国に舐められたのは、はっきり言って日本国の国力の低下が全てである。
しからば日本国の真の国力とは何か?  その真の国力を全国民が理解し、日本国民が一致団結して強化に励み、両国と対峙する以外に策はない。

   2010年11月4日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

2010年11月4日木曜日

「中国、ロシアの強かな対日領土政策に、菅は無策でギブアップ」

「時事雑感」2010-11-02

第二弾
 日本の政治屋、官僚、財界(特に電力、ガス会社、石油精製会社等)が、ロシアのサハリン原油、ガス田に強い関心を示しているが、結果的に三菱商事、三井物産が騙されて採掘権と設備ヲロシアに奪取されたことは未だ耳新しい事実である。
 中近東に集中している石油の比率を下げる為に、近距離に存在するサハリン石油、ガスに目をつけたのだろうが、信頼できない国の資源など日本国にとっては存在しないのと同じである。
 日ロ貿易が急激に増加したのは2006年から2008年にかけてであり、逆に2009年には激減した。
下記の貿易数字が日ロ関係を如実に表している。
        日本の対ロ輸出     日本のロシアからの輸入
2006年   7,065億円      6,658億円
2007年  10,738億円     10,553億円
2008年  16,374億円     13,281億円
2009年   3,295億円       8,853億円
 上記の数字からも明らかなように2009年ロシア向け輸出は前年の20%に激減している事実があり、このことがロシアの対日政策に大きな影響を与えたのは事実であろう。
 2009年の日ロ貿易数字が示しているように、ロシアには政経一致政策が可能であることを証明していることを我がボケ頭は強調しているのだ。

 日本の対中国政策は経済的にあまりに野放図に拡大し、気がつけば身動きならないところまで依存している現状は先ず政経分離の行き過ぎの結果である。
 結果の善悪は別にして、小泉政権では小泉が中国の理不尽な介入を無視して靖国神社参拝を継続したので、日中関係は政治的にはかなりギクシャクした。
 しかしながら対中国強硬派の小泉をしても日本財界の強い意向を無視して政経一致政策は叶わず、冷え切った政治的日中関係とは裏腹に対中投資や貿易は急激に増加し、今日の中国依存経済体制に発展した。
 全て物事には限界が存在するように国家間の経済関係にも当然適正な限界が存在するし、そのコントロールは当然政府が指導監督する大事な仕事である。
 その大事な仕事を政府が無視した結果が現在の中国の横暴を招いたわけだ。

    2010年11月3日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

「中国、ロシアの強かな対日領土政策に“空き菅”首相は無策でギブアップ」

「時事雑感」2010-11-01  

第一弾
 日本政府が尖閣諸島問題で中国に振り回されている間隙をぬって、ロシアのメドベージェフ大統領は日本固有の領土である北方領土の国後島を視察した。
 大統領専用機からロシア極東のサハリン州でわざわざ国後島空港に着陸可能な小型機に乗り換えての訪問である。
 メドベージェフには二年後の大統領再選に備えたプロパガンダ行動だとかマスコミは報道しているが、来月の日本訪問を控えての傲慢なパフォーマンスを政府も国民も指を咥えてただ静観するようでは、日本はただ嘗められるだけだ。
 日本にとっては同じ領土問題でも、対中国の尖閣問題と対ロシアの北方領土問題を同じ基準で見ることは出来ないと我がボケ頭は考えている。
 何故なら尖閣の方は無人島とはいえ日本国が支配している情況に対して、中国がイチャモンをつけてきているのが現実の姿である。
 他方、北方領土は先の大戦終了直後からロシアの前身である旧ソ連が実行支配してきたのを、ソ連崩壊後ロシアが引き継ぎ今日に至っている。
 要するに62年に亘り日本政府は何一つ返還交渉が進まず、ただ旧ソ連とロシア首脳たちの手の平の上で道具に使われ馬鹿にされただけである。

 日本国の歴代首相が馬鹿の一つ覚えで“政経分離政策”を継続した為に、日本の経済力が弱体化した現状では、今回のような領土問題が発生した時に対応策が講じられないのが現実の日本の戦力である。
 武力では対抗し得ない現実を、今日まで札束外交で何とか切り抜けて来たが、その日本唯一の経済力という戦力が急激に弱体化した現在、アホ菅を攻略する絶好の機会と中露は捕らえて攻撃を仕掛けてきたわけだ。
 年間20兆円以上も貿易額が膨らんだ対中国貿易を、政経一致で即座に対応することは困難であることくらい我がボケ頭でも理解しているが、ロシアとの2兆円程度の貿易額に対しては政経一致政策で対峙すべきであると思う。
 この5年以内こそ日ロ貿易は急激に増加しているが、それは日本の商社が騙されて投資させられた原油、ガスの輸入額が影響している。
 トヨタがプーチンに騙されてペレストブルグに工場を作らされたりしているが、対ロシアに関する限り即刻全ての経済関係を解消するぐらいの強い態度で臨まなければその内北海道までロシアの領土だとぬかすようになるぞ。
 日本は年間5兆円も防衛費を使っているのに玩具の軍隊を血税で養っていいのか?  対中国問題は領土問題第二弾で取り上げたい。
   2010年11月2日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡

2010年10月25日月曜日

「衆院北海道5区補選で自民党町村元官房長官が勝利」

「時事雑感」2010-10-10」

 5区の選挙情況から見れば町村が圧勝しても当然と思うが、比例で得た議席を投げ打ってまで小選挙区に挑戦して復帰を目指した時点で町村の勝利は確定したも同然だったと思う。
 どうせ負け戦と諦めていたので、民主党代表でもある菅は一回も選挙応援に現地を訪れないで、全てを岡田幹事長に丸投げして敗戦の責任から逃れようと画策したわけだ。
 民主党幹部の中には、今回の補選敗北の主要因の一つに今もって小沢の政治資金問題を取り上げて責任のすり替えを図っている阿呆がいるが、そのような無責任野郎の為にも、朝日新聞のアンケート結果を簡単にまとめたい。

 先ず簡単に言えば投票者が「民主党の外交に落胆し、政策に期待外れ」失望。
 そこで朝日新聞のアンケート「なぜ今回は町村氏に投票したのですか?」
1) 会社員、男性、45歳 前議員の小林事件で民主に裏切られた。
2) 公務員、男性、49歳 マニフェストを無視した。
3) 主婦、    40代  民主の施策に失望。
4) エンジニア、男、44歳 子供手当以外に民主の政策不毛。
5) フリーライター、男、29歳 あまりに無策な民主党におきゅう。
6) 主婦、    30代  民主は政策より内輪もめばかり。
7) 会社員、男性、41歳  民主にしっかりしてもらうため、刺激した。
8) 無職、男性、75歳  政権の外交問題、特に中国対策に落胆。
9) 会社員、男性、36歳 政治を変えて欲しかったが、民主は期待外れ。
10) 男性、中小企業経営、70歳 菅の指導力不足に絶望。

上記の十人は前回選挙では民主党の小林に投票して今回は町村に乗り換えた有権者であるが、お膝元の事情だけでなく結構日本全体の情況を考えた回答に我がボケ頭も感心した。

民意は小沢や鳩山の政治資金問題を離れて、今や沈没寸前の日本丸を何が何でも生き返らせて欲しいとの切なる願望の声である。
 今回の選挙結果は北海道の一補選という狭い地区の声ではなく日本全国の国民の声の代弁であることを“ボケ菅”よ!首を洗って肝に銘じよ。

   2010年10月25日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「メガバンク三グループだけが何故ぼろ儲けしているのか?」

「時事雑感」2010-10-09

 三井住友銀行の九月期中間決算予想が今朝の朝日新聞に掲載されていたが、全国の中小企業が長引く不況に苛まれて資金繰りに汲々としている中で、三井住友銀行グループは5千億円の税引き利益を予想し上方修正している。
 同じメガバンクの三菱UFJフィナンシアルグループも、みずほグループも同じように上方修正して各々5千億円以上の中間最高益の予想をしている。
 ということは、現在の金融情勢が来年3月まで継続すれば、三メガバンクグループは軒並み一兆円の利益を予想できるのではないか。
 我がボケ頭の頼りない知識によると、天文学的な利益を確保しながらも各グループが抱えていると主張している不良債権との兼ね合いで、聞くところではわずかな税金しか納付しなくてすむらしい。
 
 先行きが全く見えないどん詰まり大不況の中で何故メガバンクだけが桁外れの大儲けが予想されるのか、我がボケ頭には絶対理解不能である。
 我がボケ頭が予想出来るのは、ひょっとしてこの国の経済構造が長年の旧大蔵省支配で金融機関に有利な形態に構築されているのではないか、という疑問である。
 日銀が一応デフレ対策のために資金が市場にスムーズに流れるように阿呆なりの政策を打ち出しているのに、何故末端の中小企業に流れて行かないのか不思議であるが、ボケ頭なりに解釈したのは金融機関が膨大な金額の国債、地方債を買って資金を固定化していることが大きな原因の一つではないか。
 
 ちょっと調べて見たらメガバンク三グループだけで約80兆円保有しているし、ゆうちょ銀行は約160兆円、その他日銀や一般金融機関も規模に応じて保有しているので政府が喧伝するほど末端には金が流れないのは当然。
 本当に資金の必要な中小企業には金を流さないでも利益が稼げるメガバンクは余剰資金を貸し金に廻さずにただひたすら国債を買うことに専念している。
 国債の保有制限を法制化して現在金融機関が持っている国債を半分に減らせば、50兆円くらいの余剰資金がただちに捻出されると思う。
 銀行も商売だから余剰資金が有り余れば貸し金を増やさなければならなくはずなのに、どこでどのように間違っているのかそれが出来ていない。

   2010年10月24日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡
 

2010年10月21日木曜日

「全国400万中小企業と4000万人の従業員の活性化無くして、日本の再生は絶対に無いことをボケ菅は真剣に肝に銘じ、命を架けて再生に取り組め!」

「時事雑感」2010-10-08

 今日の朝刊は軒並み政府、日銀の景気判断を“下方修正”しているが、我がボケ頭から見れば、何を今更寝言を抜かしているかとの怒りでハラワタが煮えくり返っている。
 ボケ白川も量的緩和の拡大を示唆しているが、これまた全く手遅れ政策で数ヶ月前に実行すべき金融対策である。 
 新聞の首相動静を見ていると、連日赤坂周辺の超高級ホテルや料亭を茶坊主補佐官どもを引き連れて飲み歩いているが、この体たらくでは厳しい情況にさらされている中小企業や関連従業員の苦しみなど理解不能である。
 予算委員会での野党の追及をかわすために、自らの政治的スタートである社会派議員時代をよく口にするが、ボケ菅も今こそ原点に帰りどうせ飲み歩くなら当時よく通った一杯飲み屋に顔を出して、庶民の不況に苛まれて苦しい悲鳴や愚痴を生の声で聞いてみるがいい。

 我がボケ頭のエキストラライフのテーマをいろいろ考えていたが、やはりこの国の運命を左右する中小企業問題に取り組むことこそ、如何に微力であろうとも国益に寄与するテーマであることに改めて目覚めた思いである。
 餓鬼のころ勉強など無縁だった我がボケ頭だけど、石川啄木の「はたらけどはたらけど猶わが暮らし楽にならざり、ぢっと手を見る」という歌は何かしらボケ頭の記憶に残っている。
 ついでに啄木について調べてみたら弱冠27歳の若さで明治の最後の年に早死にしているが、いまの若者や中小企業の経営者は一世紀前の石川啄木の心境に非常に似ているのではないか。
いまや連日、中国での対日デモをマスコミが報道しているが非常に控えめな姿勢であることに、国民は気づいているのだろうか。
 あの広大な中国で五、六箇所も同時に発生しているのは決してただ事ではないし、かなり拡大しているはずである。
 日本のデパートや店舗等を破壊する行動が果たしてデモ行為と言えるのか?
 これは暴動そのものである、しかるに伊勢丹三越は数箇所の出店計画をただちに取り止めたのだろうし、それだけ反日性が根深いということの証明である。
 ボケ菅よ、国内問題を放置したままで中国にどのように対峙するのか!

    2010年10月20日  元始求道会 

「拝啓 日銀白川総裁 殿 先日積極果敢?に打ちだされた金融、景気、デフレ対策等の効果は如何ですか?」

「時事雑感」2010-10-07

 新聞報道によると日銀はさる10月5日の金融政策会合において追加の金融緩和策を発表。  詳細は以下の通り。
 日本銀行は5日午後開いた金融政策決定会合で「政策金利を(0-0.1%程度)とすることを全員一致で決定したと発表した。 「物価の安定」が展望できる情勢になるまで実質ゼロ金利政策を継続することも表明した。  また、国債、コマーシャルペーパー(CP)社債、指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など金融資産を買い入れる5兆円規模の基金を創設することも検討する。」といろいろ御託を並べられたけど我々中小企業に対する金融支援にどのように寄与し、元気づけてくれるのか全く理解不能である。
白川総裁殿、我々ゴミ中小企業は総裁の発表される政策や言葉ではもはや元気も出ませんし、腹を満たす何の足しにもなりません。
 中小企業支援対策や雇用増大策は一向に効果を発揮せず、今回の政策決定会合にも中小企業支援策は見当たらず、相変わらず日銀総裁の中小企業無視は継続されている感じです。
 白川総裁以下他の金融政策メンバーもそれなりの社会的地位に就いている連中ばかりで、おまけに高額な委員手当を受領しているとなれば、いま苦境に立たされている中小企業経営者や失業者や生活することすら保証されていない高齢者等、社会的弱者の厳しい立場など理解できるわけがない。

 日銀が中途半端な金融対策でもたついている一方で、今朝の日経一面に「中小企業向け全額保証終了」との見出しで、来年三月末には危機対応融資保証を打ち切るとの記事が載っている。
 国民新党の亀井代表が尽力して中小企業を少しでも元気づける為に臨時措置ではあるが、当時の情況下ではかなり効果を発揮したと評価している。
 我がボケ頭の文句としては、中小企業のジリ貧状態は相変わらず継続しているし、中小企業を支える政策は今こそ継続すべきであると言いたい。
 新たに追加支援策を講じなければならない大事なこの時期に、支援策終了を決定した菅政権はやはり中小企業の敵である。
 打ち切りによる影響は日本公庫と商工中金がサポートするとの御宣託だけど、そんな戯言を信じる中小企業経営者など皆無である。

     2010年10月18日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年10月17日日曜日

「チリ鉱山事故の劇的救出劇に感動?」

「時事雑感」2010-10-06

 落盤事故発生は現地時間8月5日(午後1時45分)(日本時間8月6日午前二時)頃だそうだから、我々日本国民が初めて情報に接したのは六日の昼ごろではないかと想像する。
 チリ隣国のペルーとは日系三世元大統領のフジモリ氏の事件である程度理解していたので、その意味では位置的に把握することに役立った。
 全て報道による資料を基にした我がボケ頭の中で一番関心を持ったのは、発生から外部との連絡が取れるまでの17日間を如何にして切り抜けたかである。
 仕事中にいきなり落盤事故に遭遇し、娑婆との連絡を断たれた上に生存の可能性すら覚束無いかも知れないと言う不安、恐怖に突き落とされただろう、ということは我がボケ頭でも大いに想像できる・
 その非常事態を切り抜けた最大の要因が、「一人の卓越したリーダーの指揮のもとに33人を3グループに分け、各班に班長を指名して各グループに毎日の仕事を与え全員が一致団結してもくもくと各自の役割を果たした結果である。」と解説している。
 地上で政府が主導して国家的救助体制を敷き大統領自らが陣頭指揮したことが、成功の主要因であることは事実である。
 しかしながらこれも地下の33人が信じられない精神的、肉体的苦痛を克服して生き延びたことが原点であることに変わりない。
 いずれにしても救助成功まで70日前後を要したわけだが、この救出成功の結果チリのピニェラ大統領のやや低迷気味の支持率が、何と46%から一気に56%まで上昇したそうである。
 日本国からはる遠くに位置するチリの政情など殆どマスコミが報道していないので承知していなかったが、チリの大統領任期は四年間の一期制度で報道によると現大統領は今年の一月に就任したそうだから残りの任期は非常に活動し易くなったことは間違いない。
 中国漁船船長釈放問題や相次ぐチョンボの連発で支持率急降下の空き菅首相にとっては、チリのピニェラ大統領が羨ましくて仕方が無いだろう。
 残念ながら日本国には炭鉱は全部閉鎖され、チリと同じような落盤事故など半世紀前の出来事で空き菅の思い?は空しい限りである。
 それよりも菅自身が袋小路に追い詰められてお手上げ状態であることを自覚するために、チリの地下坑に降りて命の限界にチャレンジしたらどうだ。

    2010年10月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

「衆議院予算委員会での自民党幹部質疑の迫力不足」

「時事雑感」2010-10-05

 昨日(12日)午後の自民党質問者三名の名前を見て、どの程度予算委員会を紛糾させるか密かに期待してテレビを見たが、あまりに攻撃姿勢の迫力不足に愕然とした。
 決して自民党に期待したわけではないが、ボケ菅を少し追い詰めて一撃くらいは“かます”かな、と野次馬感覚で見ていたら完全に裏切られた。
 顔ぶれだけは現自民党では一流の石原幹事長、石破政調会長、河野幹事長代理という布陣であり、少しはドラマチックな展開が見られるかと思いきや何とも締まらない結末には聊か自民党の不甲斐なさに怒りすら覚えた次第。
 この体たらくでは今の自民党はボケ菅すら倒すことは厳しいと思うのは、我がボケ頭だけではなかろう。
 ただ一つ自民党幹部の突っ込み不足は、12日に告示され24日に投票する北海道五区に於ける町村元官房長官の選挙戦の影響を考えたからだと推測する。
 景気対策を含めて地方活性化政策を含む補正予算を一日も早く成立させて欲しい国民の希望に沿う為には、最大野党の自民党も反対ばかりは出来ない側面があり、其の事が結果的に自民党幹部どもにブレーキをかけたかも知れない。
 
 それにしても我がボケ頭が我慢ならないのは質疑の最大時間を尖閣列島での中国漁船衝突と船長逮捕、釈放問題に集中していたことである。
 確かに船長逮捕からその後の保釈に至る政府の逃げ口上には、我がボケ頭も多くの国民もウンザリしているが、本来外交問題は与野党が一致して対応するのが米国初め先進諸国の外交姿勢であると理解している。
 その意味では今回の対中国問題を公開の委員会で批判し討論するのは中国側を利するだけで日本の国益を損なう議論であると我がボケ頭は危惧している。
 このようなお粗末な対応しか出来ないから我がボケ頭が常々主張しているような事態、つまりいずれ日本列島は中国に飲み込まれるということが現実味を帯びてくるのである。
 フジタの四人の社員が無事釈放され、中国側が政治的に規制強化したり禁止した諸案件を徐々に緩和したら、直ぐにダボハゼのように食いついていく日本企業の姿勢は、この国を中国に売り渡す要因であることを経営者は反省すべきであり、売国奴であることを強く自覚すべきである。
 企業利益追求の為には国家すら裏切る経営者は絶対に許せない。

  2010年10月13日  元始求道会

2010年10月12日火曜日

「マスコミと野党は何時まで“小沢、小沢、小沢問題”で国益を害すのか?」

「時事雑感」2010-10-04

 民主党の代表戦が終わり多少小沢問題が棚上げされかかった時に、第五検察審査会の“小沢強制起訴”が公表されて、またまたマスコミと野党が“馬鹿の一つ覚え”みたいに小沢問題を再燃させている。
 我がボケ頭は再三主張しているけども、我輩は決して小沢支持者ではない。
 余りにもアホ菅が為政者に相応しくないので小沢を消極的支持したに過ぎないのであって、小沢がこの国の為政者としては菅より増しというだけである。
 現在、この国は国内的にも国際的にも多くの課題を抱えているが、国際的には先ず中国との尖閣諸島問題及び対中外交的諸問題、次にドル高円安問題と円高が我が国国内企業、特に中小企業に与える打撃は大きく致命的でさえある。
 日銀は先日やっと遅まきながらゼロ金利政策に踏み切ったが聊か“冷めた味噌汁”の感じで、日銀の白川ボケ総裁が説明しているほどのインパクトは無い。
 更に、新卒の就職難は相変わらず困窮を極め、一向に彼ら若者の希望は満たされず社会進出の第一歩から真っ暗闇に突き落とされる経験をさせられる。
 
 数え上げたら切りが無い程直近の難問題が山積しているのに、野党もマスコミも小沢批判一色で国民を誤った方向に煽っている。
 我がボケ頭に言わせれば、例え“小沢”一匹を生かそうと殺そうとこの国が喪失する影響力は当然あり得ないが、政府が外交政策を誤り国益を大きく損なったり、国内の重要問題を放置して対応が遅れた場合には、国家に大打撃を与え収拾のつかない社会不安が増大し国家の沈没すら起こりえる事態となり得る。
 戦後65年が経過して政治的にも経済的にも外交的にも終戦の悲しさ、悲惨さ、惨めさ等を知らない、経験していない奴らが政治やマスコミの中核を形成していることに問題の根源が存在すると我がボケ頭は分析している。
 声を大にして叫びたいのは“日本国家”の存立と“小沢問題”を同一線上かむしろ小沢問題を国家存立より優先して論戦しているとろに問題がある。
 小沢の存在が国家問題より重要か否かは小沢に消えてもらえば済むことであるが、日本国存続の為にマスコミや野党が喧伝するほど影響は無いと大半の国民が理解しているから、小沢は消されずに生きているのである。
 菅政権にしても反小沢の岡田にしても己達の無策と非力をカモフラージュする為に小沢を利用しているのは明らかである。
 菅が小沢の存在が国益に反してこの国の存続を危うくしていると本気で考えるのであれば、自ら刺し違えれば解決する問題である。
     2010年10月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年10月4日月曜日

「検察も警察も腐敗の温床組織。 検証二」

「時事雑感」2010-10-03

 前回の「検察腐敗云々、、、」に関連してどうしても追加したかったのは、大坪、佐賀、前田の三検事が無実の元厚生省の村木厚子局長様を150日の長きに渡り独房に隔離し、自由を束縛し人権を剥奪し大きな精神的、肉体的苦痛を与えた行為に対して、取り敢えず三人の検事を300日ブタ箱にぶち込み村木様の苦痛の一端を味合わせることを望む。
 以前にも書いたが、我輩も福岡県警から危うく大事件の罪を被らされる危険に晒された経験があるのでどうしても他人事とは思えないのだ。
 先の大戦で一度崩壊したはずの検察、警察権力が、戦後65年にして何故今日のような権力の権化の組織に成り上がったのか、今回の大阪地検の事件を切っ掛けに必ず検証し新しい組織再編の為に生かさなければならない。


「領土問題を考える」(一)

 今回の尖閣列島近海に於ける中国漁船拿捕と船長逮捕問題は、普段領土問題や了解侵犯事件に無関心な平和ボケの日本国民にかなりの刺激と自覚を促したのは事実であり、唯一のプラス材料である。
 日本の領海を侵犯した中国漁船を拿捕し、日本の巡視船に激突をした船長を日本国の国内法で逮捕したのに、中国の首相の恫喝に屈して拘留中の船長を処分保留で慌てて解放した弱気の決定は多くの国民を失望させた。
 船長の釈放により菅内閣の支持率は代表戦直後の65%から一気に40%まで下がったと産経新聞は報道している。
 別件で拘留されたフジタの社員の内三人が開放されたが、未だ現地駐在社員一人が逮捕されたままなので、日本政府としても人道上強引な手段がとりづらいことは理解できるが、菅や仙谷の無責任な弁解と行動は明らかに国民の信頼を無くし、菅政権の早期退陣を促す結果となっている。
 ただこの尖閣列島問題の影に隠れているのが対ロシアの北方領土問題と対韓国の竹島問題である。
 距離が全てではないが、尖閣列島は沖縄本島から400キロ、石垣島から170キロの離島だが、歯舞色丹はわずか4キロの目と鼻の超近距離であることも、国民は決して忘れるべきではない。

   2010年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

「検察腐敗は大阪地検特捜部だけでは無い」

「時事雑感」2010-10-02

 遂に大阪地検前特捜部長大坪と前副部長佐賀の二人が犯人隠避の疑いで逮捕されるという、検察庁組織の根幹を揺るがす大事件に発展した。
 問題は当時の大坪部長の上司である玉井次席検事(現大阪高次席検事)と小林検事正が、事件内容について大坪前部長からどのような報告を受けたのかと言うことに発展するかであるが、両者は大坪前部長の報告を否定しているらしいので果たしてどのような展開に発展するのか興味のあるところである。
 マスコミも関係者も特捜部の特殊性を上げて事件が発生したことを指摘しているが、我輩のように何度も検察と対峙した経験者としては、検察庁全体に権力志向に慣らされた傲慢な特異体質に全ての検事が染まっているといえる。
 この事件が今後どのような発展して、検察組織の改正につながるかは今後の推移を見守るしかないが、わがボケ頭でさえ感じるのは検事をチェックするのは検事自らの自助努力しかないという野放図な組織であることである。
 六法全書を丸呑みするような知識の詰め込みをして、青春を犠牲にしてきた頭でっかちの人間が、司法試験の合格した唯一点だけで人間が人間を裁くものすごい権限を手にするわけだから、一つボタンの掛け違いをすれば今回のような大事件が発生するのは必然だったわけである。
大阪地検特捜部の今回の大事件勃発で、当事者の大阪地検の廃止問題等をマスコミは遡上に挙げているが、我がボケ頭の感覚からすれば東京地検を含む全ての特捜部門を廃止すべきであると考えている。
 本来、警察が有する捜査権を持ち同時に公訴権を駆使して起訴まで単独で出来る組織など、戦前の特高警察を思わせる権力機構である。
 最高検の目指す所は何としても東京地検だけは残したいような構図を模索中かもしれないが、我がボケ頭に言わせれば司法試験合格者である約1500人の検事と約900百人の吹く検事の再教育こそ絶対に必要条件だと思う。
 とに角一般社会の常識が欠落しているのである。
 ある事件で検事側証人として依頼され、福岡検察庁に呼び出され出頭したら二時間も待たされて一言もお詫びの言葉が無かったのでクレイムつけたら、初めて検事正に呼ばれて待たせてしまったとの釈明だけである。
 その裁判では打ち合わせとは全く反対の証言をして、商い相手の被告を有利に導く説明したので、検事はカリカリしていたが、そんな下衆な奴らである。
 この検察の不祥事件を契機に絶対に取り調べの可視化を実現すべきである。

     2010年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

「拝啓 株式会社商工中金 代表取締役社長 関 哲夫 様     9月27日付 日経新聞朝刊 TKC全国会との協賛広告について」

「時事雑感」2010-10-01

 我がグループは御公庫様とは半世紀に亘るお取引を通じてご支援ご協力を頂いておりますが、未だこのような自己宣伝広告を見た記憶がありません。
 政府系金融機関から脱皮する為に敢えて株式化された経緯は我がボケ頭も一応承知しておりますが、このような自己宣伝を活発に展開する為に組織改革を断行されたと誤解?したくもなります。
 本日は一株主として忌憚のないご意見をのべさせて頂きたくよろしくご容赦の程お願い申しあげます。
先ず「中小企業金融円滑化法」についてですが、危機対応業務に係わる指定金融機関として三兆円超の危機対応融資を実行されたそうですが、果たして本当に生き残るために命がけで厳しい経営に挑んでいる中小企業に公平に真剣に配分融資されたのか疑問に感じざるを得ません。
 我がグループにはそのような話が御公庫の担当者から説明された事実は皆無ですし、三兆円超の融資リストを拝見させて頂きたい思いです。
 
そこで今回の記事の中で関社長は「商工中金の役割は、中小企業の金融円滑化が“一丁目一番地”ですからこれに全力を挙げて来ました。
 結果、これまでに三兆円超の危機対応融資を実現しました。
 さらに、危機対応融資の一環として、デフレ下で抑制されている設備投資の下支えのため、この二月から扱っている利子補給制度にも積極的に取り組んでいます。
 端的に言うと私が社長に就任してからは、危機対応業務を中心に、中小企業の金融円滑化を最大の経営課題としてきたという一点に尽きると思います。」と
誇らしげに断言されています。
 この言葉を読んで本来ならば涙があふれ出るほど感謝感激するはずですが、我がボケ頭にはどうしても釈然としませんでした。
 関社長のこの経営信念と姿勢が、果たして中金さんの4278人の(社員?)の全員に徹底して浸透しているのであろうかという我がボケ頭の疑問からです。
 更に社長は、「好況期の融資よりも一層お客様の立場に立ち、懇切・丁寧・迅速な対応を職員?一人ひとりに徹底してきました。」と述べておられますが、是非、北九州支店の皆さんにもご指導のほど宜しくお願い申しあげます。 敬具
 2010年10月1日  元始求道会 マルキグループ 毘沙門寺岡

「中国漁船船長を無条件釈放した菅政権の売国奴行動」

「時事雑感」2010-09-11

 日本領土である尖閣列島近海の日本領海を不法侵犯して漁業行為を行った罪で、日本国の巡視船が逮捕拘留していた中国人船長を那覇地検は処分保留という全く不可解な理由で無条件釈放を決定した。
 中国船長は領海侵犯他全て否認したままの釈放であり、日本政府は尖閣諸島が中国領であることを認めたことになる。
 中国は四十数年前から尖閣列島を中国領と勝手に主張しており、今回の船長の無条件釈放で今まで以上に尖閣列島の自国領説を強調することであろう。
 それにしても日本国政府も国民も何故自国の領土問題に対して無策で無定見で、無気力なのか不思議で仕方がない。
 曰く対ロシアの北方領土問題、対韓国の竹島問題、更に対中国の尖閣諸島問題と難問山積である。
 我がボケ頭の感覚では自国領土の確保と海外に於ける日本国民の保護は国家が国民に対して負う最大の責任と基本的義務である。
 
この政府が負うべき最大の義務を菅政権は放棄したにも等しい対応だけを取り上げても、菅は国民に対して謝罪し即刻辞職して最低の責任を果たせ。
 中国船長を釈放する条件にフジタの四人を無条件釈放することを要求して、拒否されれば船長を保釈しない等、もっと強気の対策を打てたはずである。
 外交にド素人のボケ頭でさえ、交換釈放は中国側が拒否するであろう事くらいは承知の上で書いているのだが、菅や仙谷には中国船長の扱い方ばかりに囚われて肝心の日本国民四人の奪回?と身の安全に対する熱意が感じられない。
中国船長を無条件釈放して中国政府に何らかの譲歩と話し合いを“阿呆菅”と仙谷は期待したのだろうが、中国側の反応は“中国領海内に於ける中国漁船拿捕と船長の不法拘束と中国漁船に対する損害賠償とを日本政府に要求し、更に一連の行為に対して日本政府に強く謝罪を要求する”と言う全く一方的な勝手な日本政府、国民を愚弄した要求である。
 そこでまたブレ菅の海外出張予定が報じられている。
 十月一日開催の臨時国会を優先して欠席を決めていたアジア欧州会議に、十月四日、五日を犠牲にしてベルギーまで行くといいだした。
 理由は中国の首相が出席するのであわよくば会談出きるのでは、との見方だろうが、拒否された時の国家的マイナスなど考えているとは全く感じられない。

2010年9月28日 元始求道会 毘沙門寺岡

2010年9月23日木曜日

「最高検察庁が大阪地検特捜部主任検事を逮捕、ウッソー!?」でも事実なり。

「時事雑感」2010-09-10

 大阪府警が傘下の警察官の不祥事で兄弟分を逮捕するニュースは度々見かけているので、我がボケ頭も慣らされているが、今回の検事の逮捕劇には大変驚いたし反面“やっぱりそうか”と言うある種予感めいたものが的中したという複雑な感慨で一杯である。
 人生、古希以上まで娑婆にいると検察や警察等国家権力との鍔迫り合いを大なり小なり経験するものであろうし、我がボケ頭とて例外ではない。
 その度に権力の横暴、不条理に押し流された悔しい経験があり、我がボケ頭にしてみれば、今回の検事の事件は腐った権力組織が生み出した付けであり出るべくして出た検察の汚点であると位置づけている。
 報道によると、前田主任検事が問題のフロッピーデスクを昨年7月に所有者の係長に返却し、其の時点から被疑者の村木元局長が丹念に調査した結果、日付の改竄を発見したらしい。
 村木氏のように優秀なキャリヤー官僚だから、このような専門的な問題点を発見できたのだろうが、一般の被疑者であれば完全に冤罪に貶められたであろうし検察の思いどおりにしてやられたであろう。
 其の上、村木氏の主任弁護人が弘中惇一郎というその道では大変有名で優秀な人材だったことも幸いしたのだろう。
報道によると渦中の前田主任検事は小沢事件関連で大久保元秘書を逮捕して、強引に吐かせ供述調書にサインさせたと言われており、それを証明するように公判開始同時に大久保氏は供述調書を即座に全面否認している。
 この国の検察制度を根幹から崩壊させるような大事件を起こした主任検事の主張は根底から否定されても当然であり、小沢関連の捜査にも大きく影響することは間違いない。
 今回の事件は小沢にとって大変有利に働いても決してマイナス要因にはならないし、小沢の復権に追い風になることを期待したい。
 報道によると前田容疑者は検察庁では亜流の広島大学OBで検事に任官したのが29歳と言われており、東大在学中に司法試験に合格して検事になった所謂検察キャリヤーと比較すると6年近く遅くスタートしたことになる。
 それらのハンディを乗り越えて少しでもキャリヤーに追いつくには現場で実績を上げる以外に方策がなかったのであり、これが悲劇の始まりである。
 村木氏を5ヶ月も拘留した償いに最低でも前田を半年以上豚箱に入れろ。

     2010年9月22日  元始求道会 毘沙門寺岡

「菅政権支持率推移の不思議さ?」

「時事雑感」2010-09-09

 6月8日に鳩山から政権を引き継いだ時のマスコミ報道による菅内閣の支持率は、ご祝儀を含めて60%台を記録した。
 その後7月11日の参議員選挙に大敗してねじれ現象を現実化させ、敗北の責任も含めて支持率は35%まで急落した。
 その後9月14日の民主党代表戦を経過して今日まで、当然のことながら菅の政策行動は皆無である。
 今月17日に第二次菅内閣が発足した結果、マスコミが発表した菅に対する支持率は何と60%強である。
 首相就任以来、参議員選挙に大敗した事と代表戦で小沢に勝利した以外、何一つ国家国民の為の政策を実行していないのに何故菅に対する支持率が急上昇したのか我がボケ頭には全く理解不能である。
 逆の見方をすれば山積する当面の課題を解決出来なければ又、菅に対する支持率が急落することを暗示していることになるのだろうが、いずれにしてもマスコミの支持率は無知な国民を騙す手法に過ぎない。
 菅は国連総会に出席する為とオバマ大統領と会談する為に22日から、政府専用機を使用して多くの取り巻きや官僚を引き連れて行くのだろうが、ちゃっかり便乗して随行するのが官邸記者クラブのゴマすり記者どもだ。
 
前にも書いた記憶があるが、英国のキャメロン首相は就任後初めての米国訪問に、財政の厳しい英国の首相としてなるべく無駄な支出を控えなければならない為に政府専用機の使用を諦め、最小限の随行スタッフだけを連れて民間航空機を利用し一般乗客と一緒に行動したことが報じられていた。
大概お粗末なパフォーマンスの好きなブレ菅殿、どうせパフォーマンスを遣るのであれば、墜落寸前の日本航空を利用して一般客と同乗すれば日航の救援策にもなるし、一石二鳥の快挙?になるのではないかと思うけど如何?かな。
官邸記者クラブの阿呆どもも顎足つきで大盤振る舞いされては、菅批判記事を書けるわけがないし、官邸記者クラブとの癒着体質だけは自民党政権時代の悪しき慣習をそっくり引き継いでいることは間違い無い。
菅は何かにつけて民主主義の大先輩である英国議会や政府のあり方について取り上げるが、今回の外遊くらい英国首相の行動を見習う最高の機会だと思うので是非実行してもらいたい。

   2010年9月20日   元始求道会 毘沙門寺岡

「拝啓 任天堂 オーナー 山内 名誉会長 様 」

「時事雑感」2010-09-08

 聞くところによりますと山内オーナーはイチローが所属するシアトルマリナーズの大株主で、現在は個人と任天堂が共同株主として実質的にマリナーズを経営し支配されていると我がボケ頭は承知しております。
 巷間では株主としてマリナーズ球団を実質所有しているが経営には一切口を挟まないのが山内流だと伺ってはいますが、唯一度イチローのメジャー入りに際してだけは万難を排してイチロー獲得を厳命されたように聞いております。
 
そこでお願いです。
 昨年ヤンキースを切り捨てられたゴジラ松井ですが、今年は西地区のエンジェルに一年契約をした結果、球団の期待に応えることが出来ず現時点では契約存続の可能性は皆無と報道されております。
 松井はシーズンインの四月こそゴジラの片鱗を見せる活躍ぶりで、エンジェルファンを大いに喜ばせたのですが、その後は下降線をたどり七月などは最低の数字で終わり監督はじめエンジェルフアンを大いに落胆させました。
 その結果、松井の来シーズンの去就問題が取りざたされるようになり、ソーシア監督や球団首脳陣は来年の松井の契約延長をしないと報道されています。
 皮肉なことに地区優勝が絶望的になった8月半ば頃から松井の調子がやや上向きになり、昨日は待望の二十号ホームランを記録する活躍ぶりです。
 メジャーリーグでは年間20本以上本塁打を記録すると、一応ホームランバッターとして認識されるらしく、松井も二十号を打ったあとは本当に嬉しそうな笑顔で仲間の祝福を受けていたのが印象的でした。

 メジャーリーグに強い関心を持ち、更に松井の熱烈なファンを自認している我がボケ頭としましては、もしも来シーズンから松井の姿がメジャーリーグから消えることは非常に残念ですので、山内オーナー様の英断で松井をマリナーズに移籍させて頂きイチローとのペアーで新しい目玉として売り出していただければ我がボケ頭も新たな元気を頂けるものと確信いたします。
 多分、多くの日本人ファンが我がボケ頭と同じ期待を持っているものと確信しております。
 菅政権による政治不安の増大や不況の長期化、社会不安現象の増加等、国民の不満が増加している現況の中で一つの明るいニュースを心から期待します。

    2010年9月19日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年9月19日日曜日

「菅新内閣の大嘘、欺瞞」

「時事雑感」2010-09-07

 今日17日午後、菅体制の党三役と新内閣名簿が発表されたが、小菅戦争直後に菅が発表したノーサイド後の協力体制は全く否定され、小沢、鳩山グループを徹底的に排除した反小沢方針を打ち出した。
 小沢が最も嫌った仙谷は官房長官に留任し、反小沢の急先鋒である前原は主要閣僚の外相で横滑りし、これまた小沢と反目の岡田外相を党の要の幹事長に据えた上に、ご丁寧に先の参議員選挙大敗の責任をとって幹事長を辞めたはずの枝野を幹事長代理に付けるなど、これは小沢封じそのものであることは我がボケ頭でも解る人事である。
 
 参議院のネジレ現象を盾に自民党他野党が国会での総攻撃を目指して手ぐすね引いて待ち構えているのに、内部抗争の火種を抱えたまま敵前突破が可能だと空き菅は考えているとすれば、年末までに菅内閣はどんづまるはずでる。
 小沢はそのことを予測しているので、今回の菅の冷酷な対応にも何ら反応せずダンマリ戦術を継続するであろう。
 菅から提案された代表代行ポストには見向きもせず、多分水面下でポスト菅の運動に専念するであろう。
 小沢の過去の政治行動の中でも度々要職付かずに無冠で過ごした経験はあるが、その都度政界を揺るがす仕掛けをして成功させているそうだから今回の一兵卒発言も、菅に取っては穏やかならない行動に見えて仕方がなかろう。
 数日後に出発する米国他訪問が首相として初めで終わりの外遊になる可能性大と我がボケ頭はかんじているが果たして?
 
 それはとも角、対中国問題での弱腰ぶりには独立国の対応には見えない。
 丹羽中国大使を呼びつけ、恫喝し、尖閣諸島のガス田会議を一方的に無期限延期し、首脳会談を取りやめ通告されたら、即刻漁船員を帰国させてしまった。
 何とか日本政府の面目を保つ為に船長の身柄と漁船は確保しているが、中国政府は船長の即時釈放と漁船の返還を強行に要求しているので、弱腰の菅は奴らを間も無く帰さざるを得ないだろう。
 本来国際間のこのような事件の場合、領海侵犯や公務執行妨害、密漁等多くの犯罪の立証のために、乗組員から徹底的に事情聴取するのが通例なのに何も取り調べもせずに帰国させたことも国益に反する大問題である。

     2010年9月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年9月13日月曜日

「中国首脳に真夜中に呼び出されてのこのこ出かけた丹羽在中国日本大使の屈辱的、売国奴行為に強く抗議する」

「時事雑感」2010-09-06

 丹羽が中国大使に任命された時に、我がボケ頭は丹羽の経歴や財界人としての対中国観に懸念を示したのだが、幸か不幸か今回の行動で我がボケ頭の予想が証明された感じである。
 一国の大使とは総理大臣に代わって国家、国民を代表して相手国に駐在するものであり、その行動や発言は即国家の尊厳や国益に連なる重要な地位である。
 当然のことながら丹羽がかって勤めた商社の代表駐在員とは全く異なる位は当然承知した上での行動だから、尚更見逃せないのである。
 駐在国が相手国の大使を深夜に呼びつけるなど、外交儀礼上も決して許されることでは無く、あり得ないことであり何故その場で拒絶しなかったのか我がボケ頭にはどうしても理解できない。
 中国側の主張は、9月8日に尖閣諸島近海で不法操業していた中国漁船を拿捕し、船長を逮捕しことに対する抗議であり「即刻船長を釈放し、漁船も帰国させよ!」と強行に主張してきたわけである。
 報道によれば船長逮捕から今日に至る六日間に四回も我が日本国大使を呼びつけたと言われており、その都度丹羽自身が従順に従ったとすれば取り巻きの外務官僚が如何に日本国大使を軽視しているか歴然である。
 
 現在、日本のマスコミは民主党の代表選挙で埋め尽くされているので、この中国船長逮捕問題が僅かな紙面しか割かれていないが、代表選挙が無ければ連日大きく取り上げられているはずであり、国民もことの重大さに気づいて更に中国の傲慢な態度に怒りが込み上げることは間違いない。
 中国の漁船を拿捕し船長を逮捕したのは奴らが日本領海で不法操業したからであり、海上保安庁の巡視船が領海侵犯漁船を拿捕するのは当然である。
 己の違法行為を棚に上げて今度は尖閣列島近辺におけるガス田の日中共同開発会談を一方的に延期すると通告してきた。
 このガス田会談も長年に亘る交渉の末やっとたどり着いた交渉なのに、己の都合次第でいとも簡単に破棄する国家であることをそろそろ日本国民も自覚しなければ、我がボケ頭の主張である十年待たずに中国に飲み込まれる可能性が大である。
 小菅対決もいい加減にして中国との対応をしっかりするのが先決である。

   2010年9月12日   元始求道会  毘沙門寺岡

2010年9月10日金曜日

「これほど多種多様な冠を付けられた首相はいないし、女房が出しゃばる政治屋も初めて」

「時事雑感」2010-09-05

 先ず冠たる形容詞を羅列すると、イラ菅(すぐ切れる)、ダメ菅(政策まるでダメ)、ブレ菅(発言がころころ変わる)、空き菅(主張に中身無し)、ズル菅(あざとい、小利口で悪知恵)等々多種多様であるが、これらは週刊誌等が菅の行動や発言に対して付けた形容詞でありどれも菅を表す適当な言葉である。
 例えばズル菅は、今年の正月に小沢邸で模様された小沢主催の内々の新年パーテイに呼ばれもしていないのに揉み手で出席し、小沢にゴマすっている。
 半年後に鳩山政権が小沢共々退陣してまんまと政権の座につくと、今度は手の平を返して小沢に対して豹変し「小沢さんは暫く静かにお休みして下さい。そうすることが小沢さんの為にも、民主党の為にも、日本の為にも有益ですから」だって。
 ボケ頭なりにこの言葉を解釈してみたが、小沢が静かにしておくことが何故日本の為なのか?どうしても我がボケ頭には理解できない。
 敢えて言えば、小沢が首相の座につけば“独裁政権”でも作りかねないとでも、小沢の力を最高に評価しているとでもいうのか。

 小沢批判するのに“政治とカネ”問題が新鮮味を無くし大衆受けしなくなると、今度は“一にも雇用、二にも雇用、三にも雇用”と主張したが、どのようにして雇用を増やすのかという方策には全く触れずである。
 選挙戦当初は盛んに“クリーンな政治”を標榜して暗に小沢の政治とカネを当てこすっていたが、先日田中真紀子がテレビでまくしたてていたのが傑作で曰く「菅さんは盛んにクリーンな政治、クリーン、クリーンというけどクリーンはクリーニング屋さんに任せとけばいいんです!」だって。
 流石に田中真紀子の毒舌と演説は全く健在であることを強く感じた。
 先日アサヒテレビ系列で菅の奥方が出演して代表選挙に関連して一時間近くもしゃべっていたが、インタビュアが「お家でもこの調子でご主人に意見されるんですか?」との問いに、「そうです」と回答していた。
他人様の女房とはいえ毎日あれだけ息つく暇なくたたみ掛けられたら、とてもじゃないがたまらんのうと、思わず菅に同情した次第。
聞くところでは菅も一時期逃亡を図ったそうだから其の点では並みの男かもしれないが、政治の前面にあれだけカミサンをのさばらせるのは感心しない。

   2010年9月08日 元始求道会 毘沙門寺岡

「小菅戦争雑感」

「時事雑感」2010-09-04

 マスコミ、特にNHKを含む三大新聞と称する奴らが盛んに独自の世論調査結果として、小沢、菅支持を勝手に分析して再三喧伝しているが、我がボケ頭の知るところでは、インターネットのヤフーやグーグルの世界では両者の支持は殆ど互角で、首相には小沢が相応しい意見が圧倒的に多いそうである。
 このような大マスコミのいい加減な数字の曖昧さを証明したのが、先に東京と大阪で行われた両者の街頭演説に対する大聴衆の反応であるが、極めつけは大阪一の繁華街梅田で行われた3000人聴衆の両者の演説に対する観衆の正直な態度であり反応である。
 テレビを見ていたら、先にマイクを握った菅に対して菅が話し始めた直ぐから、「嘘つき、不景気野朗帰れ!」との強い罵声が会場のあちこちから飛び交う情況をテレビが捉えていた。
 さすがの菅もこれ程の反抗は予想していなかったらしく、テレビに写された顔は完全に引きつり狼狽していたのが印象的だった。
 続いて小沢がマイクを握るやいなや会場全体から突如「小沢!オザワ!小沢!オザワ」の大合唱である。
 この数千人の小沢コールに隣りで見ていた菅がさらに呆然としていた顔が再度テレビ画面にアップされたが、この面を見て菅の幹部どもはどのように感じたか聞いてみたいものだ。

 我がボケ頭は小沢の勝利を信じてテレビや新聞等のマスコミ報道を注視しているが、現状まで戦況が拡大しヒートアップして来るとどちらが勝利しても残念ながら挙党一致でまとまることは困難であろう。
 現状分析では国会議員の支持は人数を別にして小沢が先行していることでは一致しているようである。
 そこで大手マスコミは地方議員票とサポーター票の行方を菅支持有利と喧伝しているが、代表選後に実際に政治に直接拘われるのは国会議員であり、国会議員を多数確保した方が今後の政局運営の主導権を握るのは間違いない。
 地方議員やサポーター票で有利に展開して勝利しても見せかけの政権構築しかできないことははっきりしている。
 其の観点から今後の政局を見れば、この際小沢もそれを応援する鳩山も今こそ有り金をはたいて国会議員を札束で取り込むことを期待する。

    2010年9月6日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年9月4日土曜日

「二日、記者会主催“民主党代表討論会”は小沢の判定勝ち」

「時事雑感」2010-09-03

昨日の討論会では二時間をかけて行われ、両者の討論と記者会代表による集中質問と出席記者による一般質疑が行われた。
  記者代表による質問では当然のことながら小沢に対して“政治とカネ”問題が取りあげられ、嫌がらせと思えるような厳しい数々の質問を浴びせたが、小沢は予期していましたといわんばかりの態度で、堂々と論破した。
  多分、従来の小沢であれば嫌気がさして怒りを抑えきれずにそのまま席を立ったであろうが、昨日はベテラン記者どもの策をあざ笑うようにして完全な回答をして一蹴した。
  この政治と金の問題をクリアーした小沢には余裕すら感じられ、その後の菅との討論では終始余裕を持って対応していた光景は、全ての視聴者に我がボケ頭と同じ感じを与えたと思う。
  本来ならば菅は総理大臣で現在この国を統括しているのだから、泰然として国家方針を語り、経済、政治、社会ともに大混乱に落ち込んでいる緊急事態に対し如何に対処するかを語らねばならないのに、発した言葉は「一に雇用二に雇用、三に雇用」だと。
  
確かに雇用問題は喫緊の重要問題の一つであることぐらい、毎日耳にタコが出来るくらい国民は身近に感じているが、この国が抱える全ての問題が雇用問題一つであると言う思考はどう見ても一億二千六百万人の生命と財産を預かる総理大臣の発言としてはあまりにも視野の狭い思考である。
  討論全体を見て感じたのは小沢総理大臣対民主党代表菅候補者という雰囲気で、後半は以前のイラ菅に戻って冷静さを欠き前段で記者代表が充分糾弾した政治と金の問題まで取りあげて反撃を試みたが、最早冷めた味噌汁同然の不味さで小沢に破棄捨てられる哀れさすら感じた。
  そのことを証明したのが最大の菅支持者である前原国交相の感想、曰く「菅さんは総理大臣なんだから、もっと泰然として受け答えるべきだった」との発言が言いえて妙である。
  我がボケ頭の予感では、今回の記者クラブ主宰の討論会を契機に小沢に対する支持が徐々に盛り返し、劣勢と言われている地方議員票も段々小沢支持が増えるとはずである。
  評論家や政治記者や学者やコメンテーターと称する奴は今、この時期に勝者をはっきり名指しすべきである。
     
2010年9月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年9月3日金曜日

「新人国会議員156人に告ぐ!」

「時事雑感」2010-09-02

 初当選の衆議員143人と参議員13人は大なり小なり小沢前幹事長のお陰で初当選を果たし、念願のバッジを勝ち得た感激を強く胸に刻んでいるはずであり、“一宿一飯”の感謝の気持ちを忘れないで欲しい。
それにも拘わらず“喉もと過ぎれば何とやら”で、早々と菅サイドになびいている奴がいるらしいが、こいつ等こそ石井一と同じ人間の屑であり下衆であり、議員バッジなどつけるなどおこがましい奴等である。
小沢の政治資金問題は己達が立候補した時点から既に話題に上がっていた問題であり、其のことを今回問題にして反小沢に転じるくらいならば選挙の時点で小沢の支援協力を断るべきではなかったのか?
政治資金で問題ありと喧伝されていた小沢の金を選挙で浪費させ、当選したらご馳走だけ食い逃げするなど獣以下の恥知らずである。
このような下衆野郎に対しては、小沢は必ず政権を取ってかって小泉が選挙戦で用いた造反議員に対する締め付け作戦を強行し二度と政界に戻れないように徹底的に切り捨てるべきである。

今日ある民法のテレビ番組を見ていたら小沢対菅の戦いを遡上に上げていたが、いつもは小沢、菅の両方の支持者を平等に呼ぶのに不思議なことに小沢支持者が不在で代わりに自民党参議員を呼んでいた。
これでは片手落ちで不公平だと思いながら見ていたら、小沢側の席に所謂評論家が二人並んで盛んに菅政権の失政をかなり強烈に批判したり鋭い質問をして菅支持者を狼狽させていた。
この番組に小沢派支持者を欠席させた知恵物者は誰か知らないが、所謂欠席裁判に対する糾弾を行わないとの作戦を逆手にとった遣り方は大いに小沢派にとって効果を上げたと思う。
多分代表選までの二週間、テレビはわけの分からぬ世論調査をたたき台にして両派を競わせ視聴率を稼ごうと考えているだろうが、我がボケ頭が小沢派の参謀ならばこのような番組に番頭どもを出席させない方策をとる。
テレビ司会者も小沢派代理人がいなければ一方的には小沢批判も非難も出来ないし、菅派に対する質問はプロの批評家が代わりにしてくれるし、菅派は回答だけ迫られて質問する相手の小沢派は不在でいわば暖簾に腕押しであるし、批評家の質問は中立を旗印にしているだけに小沢派にとって効果的である。

    2010年9月2日  元始求道会 毘沙門寺岡

「遂に小沢対ブレ菅の対決 小沢の兄弟分石井一の裏切り、石井は人間の屑」

「時事雑感」2010-09-01

 政治に素人の我がボケ頭としても今回の小沢対ブレ菅の一騎打ちは大歓迎であるが、どうもマスコミの姿勢があまりに小沢に対して厳しいのが解せない。
 民主党は確かに政権与党であるが政界に於ける一政党であり、今回の代表選挙はその意味では自民党の総裁選挙と同じ位置づけであるはずだ。
 其のことを承知しておりながらテレビも新聞も今回の代表選挙を日本国の総理大臣を選ぶ選挙であると喧伝して、必要以上に小沢を糾弾している。
 小沢はもしも代表選に勝利しても総理大臣の座に就くことを明言しておらず、
あくまで民主党の代表の座に挑んでいるのである。
 参議院のねじれ現象を勘案し連立政権構想を思考した上で小沢は出馬しているのであり、代表選即総理選出という構図は菅グループとマスコミの事実を捻じ曲げた深謀遠慮である。
 さらに殊更マスコミが強調するのが、小沢が政治資金問題で鳩山と同時辞任して未だ三ヶ月足らずしか経過していないことを強調するが、マスコミが常日頃から最も好んで使うのが政治の世界は“一寸先は闇だ”という言葉である。
 つまり今回の小沢出馬はその言葉を実践しただけで、マスコミはまんまと小沢に裏をかかれただけの話である。
 マスコミの予想が外れたからと言ってあまりに頑なに小沢叩きをやると、以外にへそ曲がりの多い我が日本民族は、小沢に同情する連中が増えることがあり得ることを我がボケ頭は期待している。

 一騎打ちの背景の中で、石井 一如き屑の話を取り上げる価値はないことを承知の上で取り上げるのは、我がボケ頭の勝手な解釈によると日本の政界こそ義理人情を重視すべきであるとの我が持論であるだけに石井の裏切り行動が黙視出来ないのである。
 調べて見ると石井は既に76歳で常識的に考えれば今期限りで参議員を引退するであろうし、それならば何故最後の土壇場で小沢を裏切るのか解せない。
 自民党時代から換算すると三十年以上も同じ釜の飯を食い、1993年の新政党設立に小沢と一緒に自民党を飛び出し新生党設立にも参画しているのだ。
 更に衆議院選挙で落選して浪人中に参議員に乗り換えられたのも小沢のお陰であることを振り返れば、絶対に小沢には背を向けられないはずだ。
 せめて中立を宣言して棄権するのが人間として最低の義理である。

    2010年9月1日  元始求道会  毘沙門寺岡

「日銀ハゲ白川総裁の景気金融対策はマヤカシ対策?」

「時事雑感」2010-08-10

 白川総裁が昨日発表した金融対策は我がボケ頭でさえ効果の少ない政策と想像していたら、株価こそ多少反応して日経平均で150円上昇して9000円台を回復したが、市場はマヤカシ政策と読んでいたので今日はまた大幅下げで8000円台に逆戻りである。
 白川の頭と同じで化けの皮が“禿げ”てしまったわけだ。
 国政選挙に敗北しても責任を取らない首相と金融対策に対しての失敗の責任を負わない日銀総裁では、この国は破綻の方向に加速するのは必然である。
 マスコミはこの国家的危機状態の中で民主党の総裁選挙など遣っている暇など無いはずだと喧伝するが、この国の混乱状態は半月程度ロスしたから時期を失するというような小手先の問題ではない。
 危機意識の無い首相と日銀総裁の手腕に問題があるのであって、二人の首を挿げ替えて本当の愛国心を持つ人物に舵取りを任せない限り救えない。
 先日菅が「私に引き続き総理の仕事を任していただければ“命を懸けて”頑張ります」などとしゃべっていたが、“命を懸ける”と言う言葉を失政しても何も責任を取らない奴が簡単に発言するなと言いたい。
 どうせ失敗しても自決するわけはないのだから、せめて指の一本でも詰めてみろと言いたくもなるぜ。
 
政策委員から意見を聞くのは自由だが、多数決の内容など公表するのは総裁の責任回避に繋がるだけであり、あくまで総裁の独断で決定したことを強調すべきである。
円高対策で日本政府が為替介入したら十兆円程度は簡単にロスしてしまう世界であり、然らば為替介入して大損失を出したつもりで中小企業に十兆円の無担保無保証で中小企業にばら撒いたらどうヤ!
 国家の存続を左右するような金融対策を発表しておきながら、日銀総裁の専決事項でないと声明するなど論外である。
 例え政策委員の意見を参考にしても、決定は“我が禿白川が命がけで断固として決定したんだ”と言明すべきではないか。
 然らば総裁の対策に対して市場が無反応で効果が上がらなければ総裁はどのような責任をとるのか知りたい。
 如何なる失敗をしても決められた任期一杯は居座るというのか!

    2010年8月31日  元始求道会 毘沙門寺岡

「遂に小沢が民主党代表選挙に出馬表明」

「時事雑感」2010-08-09

 我がボケ頭は今月八日付けの欄で、「脛に傷持つ小沢よ、次期代表戦に堂々と出馬して総理の座を奪取せよ!」とエールを送っていたので小沢の出馬表明を歓迎している一人である。
 ところがどうだ、予測されたこととは言え昨日の出馬表明以後テレビも新聞も全面的に小沢バッシングの集中砲火である。
小沢も多少のバッシングは覚悟していただろうから本人には計算の内かも知れないが、あまりに小沢叩きをやると視聴者は鼻について見なくなることをマスコミの阿呆どもは考えていないのだろうかと我がボケ頭は感じる。
今朝TBSテレビで“みのもんた朝ズバ”を見ていたら、チョビひげコメンテーター与良某の発言には呆れたね。
奴はどうも従来から“小沢は代表戦に出馬すべきではないし、絶対に出馬しないだろう”との予想発言を繰り返していたのに、今回出馬宣言をしたのでコメンテーターとしての面目が丸つぶれになり、怒りを小沢批判にすり替えようとして過激な小沢叩きを演じたわけだ。
こんな下衆野郎が毎日新聞の副編集長?とかのポストに居るそうだから、毎日の販売数は激減して経営は悪化し最早大手三社などといえる状態ではないところまで落ち込んでいるのも頷ける。

ところで肝心の”小菅?戦争“の予測だが、我がボケ頭の”ボケ予想“では小沢の勝利は間違いないと断じたい。
あくまで只今ロシア訪問中の鳩山が帰国後も小沢支持を継続すると言う前提はであるが、何しろ鳩山君子は時々豹変するので念の為。
前々回代表戦では鳩山と岡田が争い小沢が支援した鳩山が圧勝している。
今回は小沢が立候補してそれを鳩山が支える図式なので、新聞等で報道されている各グループの所属人数が大きくブレなければ小沢の勝利は動かないと我がボケ頭は予想している。
今回の選挙は国会議員の他に地方議員や地方のサポーター票の行方が取りざたされているが、主要部分はあくまで国会議員票なのでいくらマスコミが小沢バッシングを強化しても勝敗を左右する程の影響はないと思う。
この選挙は公職選挙法には抵触しないので、有り余る政治資金を保有している小沢と鳩山が本気で議員にばら撒けば決定的な勝利に繋がるのは間違いない。

   2010年8月27日  元始求道会  毘沙門寺岡

2010年8月25日水曜日

「空き菅内閣は実質、仙(谷)菅内閣だ」

「時事雑感」2010-08-08

 菅内閣は何も行動しないので空き菅内閣と揶揄されているが、先の国政選挙に大敗しながら責任も取らずに総辞職もしない方針を選択したのは、明らかに官房長官の仙石の入れ知恵である。
 我がボケ頭の推測であるが、先に菅が政権を握った時に小沢にぶっつけたあのセリフ「小沢さんは暫くの間静かに休んで頂くことが、日本の為、民主党の為、小沢さんご本人の為に一番良い選択だと思う。」との言葉も仙谷の差し金だと思う。
 参議院選挙に大敗した後、先日には記者会見で今度は豹変して「小沢さんには是非早い機会にお目にかかって説明なりお詫び申し上げたい」だって、よくも図々しく云うはと、小沢でなくても呆れてしまうぜ。
 更に今日二十三日に行われた一年生議員との意見交換会では、「挙党一致の為に小沢さんには独特の政治力を発揮して頂くことを願っている」だと。
 心にもないことを平気な顔してしゃべるのが政治屋の特性とは言え、小沢に対して百八十度異なった発言をしているのを見ても、菅の自主性は汲み取れないし、本音が何処にあるのか分からない。
 いずれにしても小沢に対する「お休み」発言については空き菅もかなり後悔していることは間違いなかろう。

 その空き菅を後ろで操っている仙谷であるが、こいつは顔つきを見ても明らかなように陰湿な策士である。
 野党時代には、予算委員会等で自民党に対して官房機密費の公開を厳しく迫っておきながら、己が官房長官の地位についたらとぼけて全く説明も公開も拒否している。
 鳩山政権下では行政刷新大臣でありながら鳩山に無理を承知で政府専用機を提供させ、子分や番記者ども引き連れてスイスのダボス会議に出席との名目で、それこそ大名旅行をして八千万円を浪費している前科者である。
 記者どもも手前らがご相伴に預かっているので専用機の乱用を報道せず、血税の無駄使いに便乗している。
 週刊誌によると、官房長官に就任した仙谷は連日帝国ホテル等の高級割烹店に子分を連れて飲みまくって散財しているとのことで、ますます官房機密費の公開は出来ないはずだし、こんな国賊がこの国を私物化しているのだ。

    2010年8月23日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年8月17日火曜日

「太平洋戦争終戦記念日雑感」

「時事雑感」2010-08-07

 1945年8月15日の天皇陛下のお言葉から今年で満65年になる。
 我がボケ頭が満八歳と三ヶ月のお盆の最中であった。
 お盆と書いたけど多分当時はご先祖様を供養する余裕などあるはずもなく、国民一人一人が生きることに精一杯の時代であったように思う。
 我輩は親父の意向で疎開していたが、どういうわけか15日には福岡市の自宅に帰っていて、陛下の玉音放送を親父と一緒にラジオで聞いた記憶がある。
 ここまで書いて、ここ数年この日に対して我がボケ頭は如何なる感慨を持って過ごしたのかを振り返るために、過去のこの欄を検索してみた。
 しかるに一昨年つまり2008年の8月15日に記した中に、本来国家の歴史的事件は半世紀を一つの括りとして総括すべきである為、終戦記念日を政府主催で行うのはいい加減改めよと書いている。
 そのような感慨のもとに昨年、つまり2009年8月15日は我がボケ頭は無視して取り上げていない。
 敢えてやるとすれば日本国最高指揮官として、今後の日本国のありよう、目指す目標に対して向こう一年間をどのように導くのかを国民に示す機会として生かしていくことを考えたらどうだろう。

 但し今の菅のように最高指揮官としての器でない奴の施政方針などは論外であり、意味が無いのは当然である。
 そこで我がボケ頭の考えであるが、最高指揮官としての器不足の昨今に対応する為に首相代理制度を採用しては如何なものか?
 本来首相代理とは首相が急病等で執務不能に陥った時に次期後継者を選ぶ期間勤めるのが普通であるが、如何せんこの国にはなかなか親分に相応しい人物が現れない。
 そこで身分を首相代理にして一年間政治力を試してみては如何なものか。
 代理の間は簡単に首切りが出来る制度にして、最高指揮官としての権限も分散して各大臣の権限を強化し、責任の所在を明確にして補う。
 無能力な総理大臣一人に権限を任せずに、一年間の首相代理期間は財務大臣と官房長官にも首相代理を兼務させて合議制にすれば如何かなと思う。
 合議制は責任の所在が曖昧になる欠点はあるが短期間を凌ぐには止むを得ないのではなかろうか。

    2010年8月16日   元始求道会 毘沙門寺岡

「首相記者会見の記者発言に見る耐え難い横暴」

「時事雑感」2010-08-06

 どこの国の国家首脳記者会見に、記者が足を組んだままふんぞり返って質問を許す政府が存在しているのか是非、政府関係者やマスコミや関係官僚どもに説明してもらいたいものだ。
 過去にも同じタイトルでボケ頭の私見を述べたことがあるので本当は書きたく無かったのだが、無血革命と称する位の歴史的政権交代を果たしたのだから世界に恥をさらす日本的記者会見スタイルは先ず改めてもらいたいと、ささやかにに期待したのだが全く裏切られてしまった。
 先日の菅首相の会見など見ているわが方が情けなくなってしまった。
 記者どもに諂い我侭を黙認する主催者側に勿論原因はあるし、ことの良し悪しは別にして昔、佐藤栄作が記者を追い出してテレビに向かって最後の退任会見を強行したシーンを懐かしく思い出して仕方がない。
 
 内閣府の会見に週刊誌等の記者クラブに所属していない連中が出席を許可されたかどうかわがボケ頭は承知していないが、NHKや朝日新聞以下大手マスコミの連中が最前列に当然のごとく居座っているのを見ると、これなど早いもの順に自由に座らせたら如何なものかと我がボケ頭は考えてしまう。
 菅に対して我輩は完全に反目であるが、現実に日本国の総理大臣の地位にある以上は、阿呆であれ器不足であろうとも職責に対する常識的な対応があるはずだし、現在の質疑形式は完全に基準を外れた異常な情況であろうと確信している。
 
首相の首をころころ変えるのは国際的信頼を失くすから、菅政権を継続すべきであると大新聞は主張しているが、其の前に総理記者会見の方法を世界的基準に修正するのが先ではないかと我がボケ頭は強調したい。
日本国の首相と日本草野球協会のヤクルトの監督の座を比較するのもどうかと思うが、先に高田監督が辞めて小川代行に引き継いだのが5月27日で47試合中35勝12敗で勝率7割4分の超高率である。
何とここ10試合は負け無しの10連勝を記録して、前任の高田が残した借金をほぼ消滅して五割に戻すのも時間の問題であろう。
 菅の後釜に小川代行みたいな勝ち運をつかむ奴を政治の世界にも出現するまで、どんどん首を挿げ替えよ。

   2010年8月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

「脛に傷を持つ小沢よ、次期代表選に堂々と出馬して総理の座を奪取せよ」

「時事雑感」2010-08-05

 先ず、我がボケ頭は小沢が総理大臣に最も相応しい人物であると言っているのではないし、従来から小沢とは思想的にも人物的にも反目である。
 今後、民主党政権が何時まで存続するか分からないが、それでも次回九月の代表選に最後の政治生命を賭けて自ら出馬し、代表の座を勝ち取り、更に総理大臣の地位に就いて、今まで巷間評判の悪い政治的行動を一気に取り返すべく、本気で命を張って国益の為に邁進し、失敗したら潔く本当に腹をかき切って国民にお詫びせよ。
 小沢の政治行動には、例えば中国の御機嫌伺いに数百人の国会議員を同行したり、国民感覚とは程遠い不動産を所有したり、政治資金問題で疑惑を生じたり、米国を必要以上に軽視したり数え上げたら切りがないが、逆説的に言えばそのような問題を抱え込むような力を持っている奴でなければ、国難に際しては頼りにならないとも謂い得ると我ボケ頭は感じている。
 
所詮は全員が政治屋集団だから現状では脛に傷を持つのは当然である。
 検察が無罪判決した事件を改めて再審査する方法そのものの是非が審査?されなければならないと言う意見もあるし、マスコミが騒ぎを大きくしている傾向すらあると我ボケ頭は勘ぐっている。
 故に政治資金問題で審査会が審査中などと言う問題は無視して、本気でこの国の国難に命がけで体当たりして、国益に寄与し国民がその実績を認めれば、審査会の結論などすっ飛んでしまうのだ。 
 小沢も政治の世界に飛び込んで40年以上を過ごしたからには、最後の政治生活くらいは私欲を捨てて国益の為に命を捨てる気にならないのかと言いたい。
敢えて小沢の為にいえば、田中角栄の政治手法を真似しようとしても、人間の器が違うし所詮第二の角栄は無理だということを早く悟るべきである。
今週の週間現代で野中拡務と立花隆との対談記事が掲載されていたが、現役を退いた後期高齢者がよくぞ小沢を貶すものだと感心していたら、野中は現役時代、余程小沢に踏んだり蹴ったりされた恨みがあることが分かる。
自民と自由党が組んで自自連立が成立して小渕政権が発足したが、小沢のわがままで行きづまり、小渕の死を早めた恨みがあるらしい。
それはともかく政治生活の全ての柵を断ち切り、現在の国難を救う為にせめて最後の一瞬は西郷隆盛の教えを実践することを期待する。(期待する阿呆か)

   2010年8月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

「米原子力空母ジョージ・ワシントンが黄海で演習に参加、中国を大きく刺激」

「時事雑感」2010-08-04

  先の北朝鮮による韓国哨戒艦沈没事件に対する北朝鮮牽制の米韓軍事行動の一環として、米空母を韓国に派遣することを発表していたが、中国側の強い要請で当初の黄海派遣を中止して日本海側に留める旨の発表をしていた。
 ところが米国国防省は改めてジョージ・ワシントンの黄海派遣を発表した。
 この変更にどのような理由が存在したか我がボケ頭の承知するところではないが、米国防省が中国を激しく刺激することを承知の上で当初の計画どおりに戻したことは、米国にも余程避けがたい変更理由が生じたと考えざるを得ない。
 先にも書いたことがあるが、現在の米中関係の経済的互恵状態は両国の如何なる対立おも阻害できないほど緊密な太いパイプで繋がっていることは世界が周知の事実であり、米中貿易も米国債の中国政府保有にしても多少の両国間の
緊張状態で解消できるほど簡単な関係ではない。
 
 然らば何故に世界が米国も含めて不況の後遺症から脱出できない厳しい状況下で、あえてトラブルの種を撒いたのか不思議な行動である。
 ここで米国の原子力空母について我がボケ頭が集めた資料によると、米国は現在ジョージ・ワシントン級原子力空母を11隻も所有している。
 因みに空母ワシントンは20年前に当時の金額で約6000億円を注ぎ込んで建造されたそうである。 
 乗組員は6300人で75機の艦載機を積んで常時臨戦態勢を維持している。
 ワシントン規模の航空母艦を11隻も保有している軍事大国アメリカが、最近の中国の軍事力強化を懸念していることは事実であり、この機会に韓国情勢を利用して中国に対して一発かましたのかも知れない。
 そこで問われるのが我が帝国自衛艦隊の存在である。
 米海軍は黄海から北朝鮮に圧力を掛けることに便乗して、中国軍の軍事力拡大に対して牽制しているのではないか、と我がボケ頭は勘ぐっている。
 このように黄海という日本にとっても身近な海域で米中が緊張状態で鍔迫り合いを展開している最中に、下らぬ政争に現をぬかしている暇など無いはずだ。
 中国の経済強化に日本が一枚も二枚も絡んでいることは事実である。
 中国の安い労働賃金を求めて日本企業が続々中国に進出し、工場を建設して利益を上げ、結果的に日本の国益に寄与したことは事実であるが、そのことが今日の強大な中国の経済力強化に繋がったにも歴史の皮肉である。

    2010年8月8日  元始求道会 毘沙門寺岡

「日本は金余り状態なのに何故中小企業の資金繰りは厳しいのか?」

「時事雑感」2010年―08-03

端的に謂えば政府(財務省)と日銀が結託して日本の国債を金融機関に引き受けさせて、市場に流れるべき現金を吸収させているからである。
 日銀の低金利政策と超緩和政策で、本来ならば余剰資金が万年資金事情の厳しい中小企業や不動産投資に向かうはずなのに余剰資金が市場に流れない巧妙な仕組みを政府と日銀が結託操作して調節しているのである。
 其の元凶は政府が発行する国債であり、日本政府は年間160兆円、毎日5千億円の国債を発行していることが原因である。
 それらの多額の国債を引き受けているのがゆうちょ銀行を初めとする各種の金融機関である。
 報道資料によると国債の最大保有機関がゆうちょ銀行の150兆円、続いて公的年金(80兆円)、かんぽ生命(70兆円)、日本銀行(60兆円)企業年金基金(30兆円)、などが大口引き受け先である所謂政府系機関の引き受け額は約400兆円であり、60%に達している。
 他に民間金融機関ではメガバンクのみずほ銀行、三菱FG,三井住友等で約80兆円の国債を保有しているし生損保が60兆円運用しているので計540兆円である。
 
当時の国債発行残高約700兆円の約80%に達する金額が政府系機関と政府の指導を無視できない生保やメガバンクで引き受けているのである。
 その他の地銀や信用金庫等の地方をメイン市場とする金融機関も規模に応じてそれなりの金額を国債購入に当てている。
 政府が国債を乱発しなければ、本来なら市中には資金がじゃぶじゃぶ状態で不動産価格はそれなりに高値で推移しているはずだし、万年資金繰りに苦しめられている中小企業経営も少しは楽な経営状態の恩恵に浴しているはずである。
 所が現実はどうだろう、超金融緩和とは言葉だけで中小企業の経営の厳しさは一向に改善の兆しは見られない。
 明らかに財務省主導のペテン金融政策に騙されているのである。
 流石に東大出身のエリート集団が企画した壮大な日本株式会社の私物化であり、乗っ取りである。
 奴らの反国家的政策に国民や中小企業は翻弄され苦しい情況に追い込まれ、希望の持てない日々をすごしているのである。
 東大石頭集団も、こいつらにこき使われている阿呆な政治屋どもも、所詮は私利私欲のみを追及する我利我利亡者であることは間違いない。
2010年8月6日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年8月5日木曜日

「予算委員会他での与党質問時間を大幅に削除せよ」

「時事雑感」2010-08-02
  
  連日の酷暑でくたばっていたので暇つぶしがてら衆参ねじれ現象下の国会中継を見たが、攻撃側の自民党他野党に菅政権を何が何倒すんだという迫力も激しさも熱意も感じられず、また菅の対応も真剣味が無く、こいつ本気で来月の民主党代表戦に出馬するとは思えない迫力の無さである。
 野党側には現政権が継続する保証がないので攻めにくかった事情は分かるが、例え菅政権が挫折する可能性があろうとも、常に与党を攻撃するのが野党の仕事であることを考えると今回の自民以下野党の攻撃不足は否めない。
 衆議院では民主党の質問者が六人で、我がボケ頭が顔と名前に見覚えがあったのは筆頭理事の松原と前鳩山政権の副官房長官だった松野頼久ぐらいである。
 残りの城島、伴野、出口、岡島初めて見る面ばかりである。
 当然のことながら菅や他の閣僚を追及したり攻撃することはないし、見ている方もサッパリ面白くない。
 
 民主党に政権が代わった時にもこの欄で書いた記憶があるが、予算委員会他各専門委員会でも全て与党の質問時間を最小野党並みに減らして、其の分を野党の質問時間に宛てれば今よりは少しはまともな質疑に変わると思う。
 我がボケ頭ですら感じているのだから、当事者の議員どもは当然自覚しているはずなのに、全く改善されないのは与野党ともに職業政治屋ばかりの寄せ集めであることの証明である。
 このような職業政治屋どもに一人当たり年間一億二千万円も血税を注ぎ込んでいることを考えると、無報酬のボランティア金持ちに政治を任せた方が例え失政をされてもタダ働きなら国民は諦めがつくのではないかと考える。
 懐豊かな連中ばかりに政治をやらせれば、少なくとも我々貧乏人が心を動かす程度の金には目もくれないはずだから其の点では任せやすいのではと思う。
 貧乏人の僻みではないが、世の中には金持ちほど金に汚い奴が多いという意見も確かにあるが、そんな奴は即刻首にすれば良いのであり、意外に隠れた金持ちが多いと我がボケ頭は予測している。
 議員活動にたいして報酬は支払わないが、金持ちが欲しいのは名誉と地位であろうから、国会議員のためにロシア並みに多岐にわたる勲章を授与すれば金持ちの気持ちの一端を満たされるのではなかろうか。
 さらに付け加えれば議員特権として相続税を減額するのも一案であろう。

    2010年8月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年8月2日月曜日

「菅政権継続の主要理由、“次から次に日本の総理の首を挿げ替えるのは日本の国際的信用を大きく損なうから例え直近の参議員選挙に敗北しても政権を継続すべきである”というのだが我がボケ頭から見れば全くナンセンス」

「時事雑感」2010-08-01

 残念ながら此の国はすでに経済力も世界ランキングが大幅に後退し、世界的にはもはや普通の国に成り下がっているのである。
 今更日本の国際的信用を云々するような、また世界の有力な国家が注目するような大国ではないのである。
 他国の視線を気にするような国家情勢ではないし、今一番大事なことは景気対策等の国内問題を解決することに与野党一丸となって取り組むことである。

 その為には一億二千六百万人の国民の先頭に立ち、国民と国家の安泰の為には潔く自らの命を捧げ得る首相の器を有する人物でなければならない。
 国政選挙は為政者にとっての国民による信任投票である。
 然らば敗北すれば野に下がるか腹を切るのが為政者の責任の取り方である。
 それにも拘わらずマスコミの無責任な世論調査を背景にして政権に居座り続けているのは我がボケ頭には絶対に容認できない暴挙である。
 多分、九月十日前後に行われるであろう民主党の代表選挙の兼ね合いで政権を継続したのであろうが、然らば次の代表選には出馬しないのが最低の責任の取り方だと我がボケ頭は思う。
 それなのにすでに代表選挙に出馬表明をしている菅は総理大臣の座をそこらの町長と同じ感覚で捉えているのではないかと疑わしい。
 
 そのような曖昧な菅政権でありながら、現政権の主要閣僚が次から次に菅の再出馬を容認し、支持することを表明しているが何と国益や国民の意思を無視した阿呆な連中ばかりだと呆れるばかりである。
 首相の在任期間の短さが話題にされがちであるが、国家国民を間違った方向に導いている奴の首を挿げ替えられないシステムこそ此の国が抱えている大変危機的な政治体制だと我がボケ頭は危惧している。
 小泉政権の時代に小泉が首相公選制を打ち出したのだが、ここ五代に亘る不始末を総括すると、やはり此の国の最高司令官は国民投票によって選ばれ更なる大きな権限を付与して責任も重くすべきであると痛感している。

    2010年8月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年7月31日土曜日

「大臣ボケの前原国土交通相の許せぬ行動と開き直り答弁」

「時事雑感」2010-07-09

 実は今月のこの欄はNO8で終わりにする積もりだったが、前原の記者会見を見てどうしても奴の不見識を許せなくなり取り上げた。
 二十九日に民主党は先の参議員選挙での大敗を受けて、菅代表と党執行部に対する総括の為衆参両議員総会を開催した。
 三十人以上の発言者が二時間以上を費やして先の大敗の責任を追求したシーンを、民主党は全面的にマスコミに解放した。
 菅は終始お詫びと弁明に頭を下げまくっていたが、この大事な総会にあろうことか政権の大きな一翼を担う前原が一歌舞伎役者の結婚式出席を優先して欠席していたのである。
 
平の一議員ならイザ知らず、菅内閣の主要閣僚ということは菅の分身とも言うべき立場であり、閣僚会議でも菅の隣に座っていることでも明らかである。
 前原はグループの親分であり、人材不足の民主党では頭候補に挙げられている人物だが、国政を左右するような大事な行事を蹴っ飛ばして一役者の結婚式を優先する意識が間違っているのに、とんでもない理屈をつけて言い訳しているのを見て怒りを通りこしてうんざりした。
 こんな下衆野郎が国政の主要ポストに就いて国益を左右する権限を振り回していると思うと一国民として本当に情けない思いで一杯である。

 菅に対する批判、非難の数々の強烈な発言の機会に同席することもなく、早々とノー天気な菅政権支持を主張していたが“いい加減にしろ!”と腹の底から怒鳴りつけたい。
 先の無血革命以来、長年の自民党支持を見限って民主党に此の国の再生、特に此の国の景気と雇用問題に一番関係の深い中小企業問題の解決を期待して乗り換えたが、菅や前原如き我利我利亡者どもに牛耳られているのではこいつらに此の国を任すわけには行かないと考え直しつつあるのが現実である。

 一寸先は闇というのが特に政界であるから、この先菅政権の前にどのような暴風が吹き荒れるかしらないが、はっきりしていることは菅が野党に呼びかけている与野党強調路線は絶対に失敗することはこのボケ頭が断言する。
 
     2010年7月31日  元始求道会  毘沙門寺岡

2010年7月22日木曜日

「疑問だらけの金元死刑囚の日本招聘」

「時事雑感」2010-07-08

 今回、日本政府が何故国賓待遇で金元死刑囚を敢えて日本の法律を無視してまで招待したのか素朴な疑問を感じる。
 報道によると1987年の大韓航空爆破事件の共謀者で、150人の韓国人犠牲者を出した犯人である。
 金元死刑囚は未だこれらの被害者家族、関係者に対して詫びることもせず、韓国内では彼女に対して非常に強い憎しみを持っている人達が未だに多数いるそうだし、そのような人物を日本政府は何故国賓待遇までして招聘したのか我がボケ頭にはどうしても解せない。
 日本政府が専用ジェット機をチャーターまでした上に滞在先が鳩山前総理の軽井沢の別荘だと知ったら、いくらボケ頭でも何か胡散臭さを感じざるを得ないのは当然だろう。
 鳩山が別荘を提供した経緯は知らないが、政権から降りたら静かにして次回の選挙にも出馬せず引退すると言った奴は、次々に世間に登場しているのも一国民としては不愉快極まりない。
 つい先だっても上海万博に政府代表という肩書きで出席していたし、あれほど広言した政界引退も撤回して次回の選挙に出馬すると言っているらしいが、こんな奴が短期間といえども日本国の最高責任者だったのだから政治力が発揮されないのも当たり前である。
 
その箸にも棒にも掛からない救いがたい奴を騙して民主党の代表に就き更に総理大臣の座を手に入れたのが菅だから、まあ同じ狢から狢に政権を引き継いだのだから国民にそっぽを向かれて参議員選挙で大敗したのも当然の結果であるし、国民には未だ判断力が残っていることの証明である。
ところで今回の金元死刑囚招聘は明らかに鳩山、菅が仕組んだ政権浮揚策の一環であると我がボケ頭は阿呆なりに考えていたら、イギリスの有力紙までが同じような趣旨のコメントをしているのを見て、菅のパフォーマンスは国際的に評価されるほど阿呆な行動であると実感した。
話は別だが新しく英国の首相に就任した若きキャメロンは、財政困難に直面しているイギリスの首相として節約の為、今回の米国訪問に政府専用機を使わずに一般の客として航空会社を利用したことを説明していた。
菅よ、パフォーマンスをやるならキャメロンみたいな有益な演技をせよ!

    2010年7月21日  元始求道会 毘沙門寺岡

「小泉政権ブレーン竹中平蔵の親友、日銀OB木村 剛の逮捕について」

「時事雑感」2010-07-07

 小泉政権で財政、金融を全面的に任され竹中政権と揶揄されるくらい権力を振り回した竹中の刎頚の友が木村 剛である。
 新規の銀行免許が交付されるのは非常に稀で、木村が実質創業した日本振興銀行は2003年の予備免許交付を経て2004年4月に本免許が認可された。
 我がボケ頭が想像している今回の木村逮捕劇の本丸は、現在進行中の金融庁による銀行法違反ではなく、非常に難しい銀行免許取得にからむ竹中の関与事件ではないかと勘ぐっている。
 竹中は2001年の小泉内閣発足と同時に国会議員の身分無しに金融担当大臣として慶応大学教授からスカウトされた。
 以来、2006年にNHK民営化問題で小泉と対立して大臣を辞めるまで主要大臣ポストを歴任している。
 この間、竹中は木村を金融庁顧問に任命して金融庁に人脈や影響力を及ぼす要因を作っている。
 奇しくも木村が取得の難しい銀行免許を交付されたのが2004年で、竹中が小泉内閣で主要大臣を務めていた最中であることを当然司直は握っているし、いずれはその方向に捜査は向かうと我がボケ頭は想像している。
 
竹中は2004年には参議員選挙に打って出て当選し、議員バッジを取得して小泉政権を左右する権力を握った。
 単に日本振興銀行の銀行法違反事件であれば、司直もこれほど大掛かりな捜査体制は構築しないだろうし、木村と部下の銀行幹部だけの起訴が目的であれば大騒ぎするほどの事件とは我がボケ頭には思えない。
 唯、竹中まで巻き込むことになれば、大臣の職権乱用や贈収賄事件等に拡大されるので、従来の慣例からするとこのような政治がらみの事件は大体東京地検特捜部の守備範囲なのが気になるところではあるが、穿った見方をすれば特捜は小沢事件等で聊かチョンボをしていることも影響しているかも知れない。
 話は逸れるが、木村以下振興銀行の経営陣が逮捕されて退任した後、社長に就任したのはみずほ銀行OBで作家の江上 剛であり、木村“剛”から江上“剛”へのバトンタッチである。
 日本振興銀行の設立目的は中小企業への貸出専門と言うことであり、その趣旨は中小企業経営者としては全面的に賛成であるが、、、。

    2010年7月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

「山田雅彦農水産相の東国原宮崎県知事に対する傲慢不遜失礼な常識外れの対応は、絶対に許すべきではない。」

「時事雑感」2010-07-06

  我輩は決して宮崎県知事の支持者ではいが、昨日、知事が宮崎牛の種牛保存の件で、関係者の多くの嘆願書を持参して面会したおりに、このような場合は趣旨の賛成反対は別にして、知事から差し出された書類を直接大臣本人が受け取るのが常識であり慣例なのに、大臣は椅子から立ち上がりもせず座ったまま「卓上に置いておきたまえ!」と命令口調で言ったことにはあまりにビックリして我が目を疑った。
 山田は初めて大臣の地位に就いて何か大臣を勘違いしているのじゃないか?
 本来ならば大臣の器で無い奴が、前任の赤松がチョンボしたので棚ぼた式に手に入れたわけでまるで大臣の品格は無い。
 大臣と知事は同格であることすら承知せず、山田は知事を己の子分くらいしか考えていないのではないか。
 民主党のマニフェストの重要政策の一つが権限の地方分権である。
 政府は出来るだけ地方に権限を委譲し知事の行政範囲を拡大しとしている矢先なのに、このような不勉強な親父が大臣の器でもないのに指名されたことも問題である。
 参議員選挙で民主党は大敗したのに、この山田には敗北の反省や欠片も感じられないし、こんな政治能力の無い奴を選んだ任命責任を感じて菅は至急山田を解任せよ。
報道によると、山田は小沢グループに所属しているらしいが、こんなピンボケ親父の面倒を見ていると小沢は今から展開する最後の戦いに勝てないぜ。
 ところで昨日の報道によると、菅が鳩山と会談した時に次は小沢前幹事長に会いたいと抜かしたらしいが、「小沢さんは当分休んでいただいた方が、小沢さんの為、民主党の為、日本の為に有益になりますのでしばらく静かに寝ていてください」等の趣旨の話をしてまだ数日しか経っていないのに、もう目をさましてもらうのか?
 残念ながら小沢は静かに寝るどころか選挙期間中から堂々と小沢党?の発言をして菅の消費税発言等で反対運動していたので選挙結果は小沢の思惑どうりに展開したわけである。
 例によって雲隠れした小沢を菅はどこまで追いかけて土下座するのか?しらないが、当分小沢は消えていた方が政局は面白くなると思う。

     2010年7月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年7月15日木曜日

「民主党菅代表に見る敗者の無責任」

「時事雑感」2010-07-05

  政権とは本来幾多の困難と闘って命がけで勝ち取る最高権力者の地位なのに、菅の場合は鳩山の思いがけない辞職により転がり込んで来たチャンスを反小沢分子どもにゴマすって掴んだ最高権力の座である。
 鳩山政権下では副総理格の財務大臣の地位にあったのだから、鳩山辞任の責任の一旦は担うべき立場にあるにも拘わらず、ただ目前に到来した最高権力者の地位に目がくらみ、大恩人の小沢を裏切って反小沢の急先鋒である仙谷や枝野と組んで首相の座を手に入れた。
 今回の菅の手法を見ても歴然としているのは、奴の目的はただ総理大臣の地位を手に入れることが全てで、日本国の国益や国民の為に如何なる政策を遂行するかなどは全く眼中に無いのだ。
 今回の無責任な対応も念願の地位を思いもかけずに手にいれた菅にとっては、
如何なる事態が発生しようとも如何なる恥を斯いても唯ひたすら首相の地位にしがみ付き、自民党宇野内閣の在任68日間という超短期政権の記録だけは塗り替えたく無いのが本音だろう。
 
 “ねじれ国会”の議会運営の難しさは、かって自民党安倍、麻生、福田の三首相がいずれも短期政権で辞任したことでも明らかである。
 それも当時の彼らは公明との連立政権で衆議院三分の二条項を確保した絶対的状況下でも困難を極めてわけだから、みんなの党か公明党との連携以外には立ち行かないことは歴然である。
 しからばみんなの党と公明党は連立に同意する可能性はあるのかということは、連日テレビが面白可笑しく勝手なことを抜かしているが、それこそ一寸先は思わぬことが起きるのが政界なのだが、どいつもこいつも私利私欲しか考えていない奴どもの集団だから国民を無視した思わぬ展開が起きるかも知れない。
 此の国で今国民が一番望んでいることは景気回復であることでは与野党ともに一致しているが、多分政府が提出する景気対策に自民党が同意するとは思えないし、政権与党としては絶対に賛同出来ないような、民主党のマニフェストをひっくり返すような対案しか出さないことははっきりしている。
 何故なら自民党は民主党の政権運営を出来るだけ早く行きづまらせ、早期に衆議院解散に持ち込むのが目標だからである。

   2010年7月13日   元始求道会 毘沙門寺岡

「負けるべくして負けた菅政権」

「時事雑感」2010-07-04

 我ボケ頭の予想どおり菅政権は惨敗したが、菅自らが掲げた54議席をはるかに下回る44議席という悲惨な結果に終わった。
 50議席は切るだろうとは予想していたが、更に大幅に下回るとは我がボケ頭もビックリである。
 民主党は引き続き支持するが、菅政権にはノーを突きつけてきた我輩としては今回の国民の選択は概ね賛成である。
 本来ならば民主党の勝利を期待するのだが、今回の選挙で民主党が勝利すれば九月の代表選挙で菅が続投することになるだろうし、それでは我が輩の希望に反する結果に成りかねないので、今回は肉を切らせて骨を断つことで納得することにした。
 本来ならば、これ程大敗して民意がレッドカードを突きつけたわけだから、菅は即刻退陣するのが議会政治の原則なのに、此の期に及んで延命策を模索するようでは、民主党そのものの信頼を損なうだけである。
 延命策と言っても九月には民主党代表選挙が行われるので、我がボケ頭は一ヶ月繰り上げて本格的な代表選挙を行うのが常識的な対応だと思う。
 反小沢の連中は小沢の検察審査会の起訴方向への展開を期待?して代表選挙の繰上げ実施には応じないであろう。
 
いずれにしても参議院の第一党は民主党から自民党に入れ替わったわけだから、当然参議院議長も代えねばならないし、議会運営の主導権も野党に委ねられるわけだから、早速参議院では首相の問責決議案が上程され菅政権の不信任案が可決されるであろう。
 参議院で菅が不信任されると、極論すれば参議院では菅は首相として認められないわけだから形式に拘れば参議院には出席拒否されても仕方がない。
 そのような惨めな事態が予想されているのに、ただ行政には休みを避けなければ成らないという詭弁のもとに延命を図ることは国益から考えても絶対に許せない背信行為である。
 度々日本の顔である総理の顔を代えることは、国際的にも日本国家の信頼を大きく損ねるからということは詭弁であり、最早日本の信頼感など無いに等しいのだから外部の評判など気にせず宰相の器の無い奴は大いに首を挿げ替えるべきである。

    2010年7月12日  元始求道会 毘沙門寺岡

「民主党を支持するが菅政権には反対」

「時事雑感」2010-07-03
 
 報道によると、参議院選挙も11日の投票日まで残り僅かになり、各党とも形振り構わず追い込みに格闘している。
一部報道によると自民が公明とかなりの選挙協力を進めているらしいが、我がボケ頭の判断ではこの対応は自民だけが利して公明党は使い捨てされると予測している。
何故なら自民党は選挙区での立候補者に投票を依頼するが、代わりに公明党は比例での協力要請である。
選挙区の票は個別であるから自民に対する上積み票を把握し易いが、反対に比例に於ける協力票の確認は非常に困難である。
故に公明党は自民党の餌食にされるだけであると我がボケ頭は感じているが、予定の当選者が見込めない公明党は焦りで貧して鈍しているわけである。

ところで当選目標を掲げて達成困難な情況に追い詰められているのは、先に54議席の現状確保をぶち上げた菅も同じ窮状に追い込まれている。
先に我輩は、民主党の獲得議席は50以下と決め付けているので、選挙結果で九月の民主党代表選が大混乱を来たすのは必然と予想している。
我がボケ頭が菅政権を否定する最大の理由は、義理人情に欠ける行動をしてまで貧欲に党首、首相の地位を手にしたからである。
このように簡単に過去の恩義を無視するような下衆は、これまた簡単に国民に対して背信行為をすることが目に見えているからである。
故に我がボケ頭は菅のような奴どもを“政治屋”と称して決して“政治家”とは呼ばないのであるが、例え政治屋であっても人間としての最低の仁義くらいは守らねば一億二千万人の統治者の資格は無いのではないか。
小沢の今までの政治行動の是非を論ずる前に、長年の自民政権から、更に十年に亘る自公政権を倒して民主党が政権を奪取した最大の功労者は小沢であることは紛れも無い事実である。
野党という荒野に長年晒されて苦労してきた中で、小沢が資金も人材も注ぎ込んで命がけで勝ち取ったのが民主党政権である。
菅が勝ち取った民主党政権ではないことは国民周知の事実である。
小沢が苦労して作り上げた歴史的手料理を食い逃げしたのが菅である。
こんな奴にこの国の舵取りを任すわけには行かないから菅政権に反対なのだ。

    2010年7月8日  元始求道会 毘沙門寺岡

「NHK遂に大相撲名古屋場所生中継を中止」

「時事雑感」2010-07-02

 NHKの福地会長は日本相撲協会の放送要請を無視して名古屋場所放映中止という、過去に前例の無い決断を行った。
 NHKに対する放映中止の意見が70%に達した世間の意向を重視した結果とは言え、生え抜きの会長であれば優柔不断な結論を出したかも分からない。
 我がボケ頭としては事件発生当初から、放映中止はもとより名古屋場所そのものの開催に反対していたので、NHKの決定は当然の結論である。
 福地会長はNHKでは初めての民間企業出身会長であり、つまりアサヒビールの社長、会長経験者であることも多大の影響を与えたのは事実であるし、企業経営者ならば常に向き合っている危機意識を発揮したわけである。
 NHKが年間約30億円の放映料を前払いしていた事実も今回の事件発生で明らかになり、常々NHKの視聴料に不満を抱いている国民の神経を逆撫ですることを恐れたことも間違いない。
 福地会長は長年のビール会社務めで“ビールぼけ”しているかと思いきや、今回の正しい決断は逆に“ビール効果”なのかも知れない。
 
我がボケ頭は大相撲そのものに反対しているのではないし、現状に相応しい体制に組織も体制も改革して継続すべきと主張しているのだ。
第一に角界の象徴である横綱が長年に亘り外国人力士に占有され、かつ関取の30%以上が外国人である現実を見るとき、果たして国技と言えるのか大いに疑問であり、無理な解釈であることは常識であるし、この際あっさり“国技”を返上すべきである。
第二に相撲の歴史を紐解けば分かるように、江戸時代には各大名が贔屓力士を召抱えた“男芸者”の存在でもあり、彼らに品行方正を求めることこそ問題であり、プロレス並みの組織に変更して自由に運営させればよいわけで、プロレスラーにも博打の好きな者はいるはずだが全く話題にもならないではないか。
故に早急に財団法人を解散して株式会社に組織変更して、固定資産税や入場税等の恩典を返上し、厳しい経営に曝すべきである。
当然、NHKからの30億円も遡上にあがるだろうし、相撲と土俵と“ごっつぁん”体質の世界しか知らない所謂”相撲上がり“では経営出来なくなり、プロの経営者に相撲協会の経営を任せない限り沈没するのは目に見えている。
男芸者を文部省が監督するなどシャレにもならないぜ。

  2010年7月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

「七月早々、腹の立つこと二、三。 雑感」

「時事雑感」2010-07-01

 我がボケ頭も人並みにワールドサッカー狂乱現象に巻きこまれていたせいか、
七月も五日になるのに雑感記事を書く気になれなかった。
 サッカー騒動も一段落して国内は参議員選挙モードに切り替わるはずなのに、有権者もマスコミも今一盛り上がっていないのでないかと思われる。
 斯く言う我がボケ頭であるが、先週三日に不在者投票を済ましてきた。
 我輩、現状では民主党を支持しているが、福岡地区民主党候補者に全く認識が無かったので自民から国民新党に鞍替えした吉村剛太郎に投票した。
 マスコミ報道では不在者投票者がますます増加して最近の国政選挙では投票数の10%にまで達しているそうで、その割には案内係りや掲示板や担当者の数が少なく投票所まで行くのに聊か迷ったしまった。
 投票者用の駐車場も狭いし収容台数も少ないので、我がせっかち野郎は渋滞を見て一旦引き返しタクシーで投票場に乗り付けたら、乗務員氏曰く、「参議員選挙にわざわざタクシーで行かれるとは超熱心ですな?」と冷やかされた次第。
我がボケ頭の予想では参議員獲得議席は50以下、菅が目標に上げた55には届かないので、連立の過程と民主党代表選挙で人波乱あることは間違いない。

先月30日に約40万人の国家公務員及び準公務員に対して、夏のボーナスが平均57万円支給されたと報道していた。
単純計算で約2300億円の血税が、国民の公僕?と称する“穀潰し”どもに支払われたことを、大人しい日本国民はただ見過ごしているだけである。
更に見逃せないのが約400万人の地方公務員にも平均53万円が引き続き支給されるので、総額2兆2千億円の血税が奴らに強奪されるのである。
民間では一部の大企業を除いてはボーナスどころの騒ぎではなく、中小企業経営者は相変わらず資金繰りに汲々としているのが実情である。
報道では盛んに金余り現象を喧伝しているが、金融機関の余剰金は政府が乱発した国債の受け皿に振り替えさせられて、金融危機に際して助けてくれた財務省へのお返しとして処理されているので、本当に資金の必要な中小企業には金は流れてこないのである。
来年からも今年と同じように国債を45兆円発行しなければ予算は組み立てられないのであれば、二割を中小企業に廻す条件でどんどん乱発するがよい。

     2010年7月5日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月28日月曜日

「ワールドサッカー、日本決勝リーグ進出の快挙と大相撲名古屋場所中止の可能性の落差」

「時事雑感」2010-06-09

 日本時間今朝(25日)午前三時からのテレビ観戦で熱狂し、全国的に多くの寝不足の連中が仕事をサボっていることと思う。
 斯く言う我がボケ頭も未明テレビ観戦組みの一人であるが、我が祖国の勝利に聊か感激した次第。
 その国民的関心事の日本対デンマーク戦をNHKは生放送しなかった、と言うよりは国際サッカー連盟との契約関係でこの試合から外されたのであろうが、
コマーシャル嫌いな我がボケ頭にしてみれば我慢して民放での観戦を強いられたことになる。
 そうは言っても我がボケ頭は決してNHK支持者ではないし、今でもNHKの方針には納得いかないことが多々あるのも事実である。

 現在、サッカー騒動の影に隠れてマスコミの取り上げ方が限られているのが、日本相撲協会の野球賭博である。
 大相撲の経営陣は全て関取上がりの親方衆によって構成されているが、およそ経営とは馴染まない連中ばかりである。
 前にもこの欄で取り上げたことがあるが、多分朝青龍の解雇事件に関してではなかったかと記憶している。
 今回の賭博事件でもまた現武蔵川理事長の進退問題に当然発展するであろうが、我がボケ頭のように多少なりとも中小企業経営を経験している者からすれば、どう見ても経営的能力が備わっているとは思えない。
 記者会見で度重なる厳しい質問に頭に血がのぼり、まるでチンピラ並みにカリカリきて応答していたが、どう贔屓目に評価しても経営者の態度ではない。
 回答者を怒らせるのは記者会見における質問者の基本姿勢であることすら、身についていないか興奮して抜け落ちたかである。
ところで名古屋場所は開催するのかどうか現時点では未だ確定していないらしいが、協会経営陣は着々準備をしていると報道されている。
 これだけ騒動を起こした組織が財団法人組織であり、税制面等で大きな優遇措置を受けていることも問題だし、株式会社に変更するのは当然であろう。
 もしも名古屋場所を強引に開催してもNHKは当然中継を中止すべきだし、もしも実況したら今度はNHKに視聴料未払い運動が再燃するであろう。

     2010年6月25日  元始求道会 毘沙門寺岡

「菅の消費税10%発言で支持率10%ダウン」

「時事雑感」2010-06-08

  鳩山政権下で10%台まで落ち込んだ支持率が、菅政権の発足で60%まで戻したのも束の間、菅の消費税10%発言が有権者の反発を受け一挙に10%ダウンして50%に落ち込んだ。
 一部内閣と党幹部の人事と施政演説以外何もせずに支持率が60%まで回復したのが、一回の発言で10%下がると選挙運動中に今後三回失言なり問題が発生すれば又20%台を切ることすらあり得るということである。
 菅政権が船出に際して民主党結党以来お世話になった小沢を無視というか裏切っているので、いわば破れ筏に乗って荒波に向かっているようなもので新たな問題が発生すれば愈々浸水が激しくなるだろう。
 そのことを承知しているので菅は何とか国民に新たな話題を提供する積もりで、マニフェストに反してまで消費税問題をぶち上げたのだろう。
 昨日早朝のテレビ番組で、小沢の地盤の岩手県知事を三期勤めた増田元総務大臣が小沢と菅の力関係についてコメントしていたが、「菅が首相就任に際して話した言葉“小沢氏は当分静かにして頂くことが日本にとっても民主党にとっても小沢氏ご本人にとってもベストな選択だと思う”との言葉を小沢氏は絶対に許さないだろう」と強調していた。
 参議員選挙後の九月末に開かれる正式な次期民主党代表選挙で小沢の巻き返しは必至であろう、とも増田はコメントしていた。
 
 我がボケ頭も全く増田の見解に同感で、九月に小沢が今までの政治経歴の総結集として本人自ら代表戦に出馬するであろう。
 もしも菅の返り内にあって敗北したら小沢は最後の勝負として小沢に忠誠を誓う百数十名の子分を引き連れて民主党を出て政界再編を画策するだろう。
 全ての政治屋どもが同じ思考であるが、国益よりも先ず己の私益が優先するのは小沢も同じで、いざとなれば己の目的の為に民主党を割って出る決断は当然の行動であろう。
 参議員選挙で負ければ当然菅の責任を問われて引きずり下ろされるだろうし、もしも勝利しても参議院の主力は小沢シンパが占めているし小沢の存在を無視して行動することは出来ないと思う。
 先の民主党代表選挙のときに田中真紀子が広言したことば「菅政権はどうせ選挙管理内閣ですから云々」が現実のものになる可能性は大と思う。

     2010年6月22日  元始求道会 毘沙門寺岡 

2010年6月23日水曜日

「高がサッカーされどサッカー、日本対オランダ戦の狂乱」

「時事雑感」2010-06-07

 世界ランキング4位のオランダと45位の日本の戦いだから、常識的には日本が負けて当然の戦いのはずなのに、日本が緒戦で格上のカメルーンに勝利した結果マスコミに煽られて国民は冷静な判断が出来なくなった。
 それであわや二匹目のドジョウを捕まえる可能性があると錯覚したと思う。
 我輩は戦前の予想を残念ながら二対ゼロで日本の負けと断じていたので、結果を見て仕方のない敗戦と感じている。
 勝敗も勿論大事なことであるが、今回の大会での若い日本人の応援スタイルにある種のフィーバー振りを見て一つ感じたことがある。
 それはサッカーファンの若いサポーター達が声を大にして絶叫、連呼していた「日本(ニッポン)頑張れ!ニッポンファイト!ニッポン勝利!」等々の応援する姿を見て、彼らは心底母国日本を愛していることから発せられたのだろうかという疑問である。
 何故なら我がボケ頭の意識では、日教組による小,中、高等学校に於ける極端な偏重教育、つまり国家に対する愛国心や母国愛を無視する教育や指導の結果、現在の日本の若者達には日本国家を意識することが薄弱なのではないかと考えていただけに、若者達の熱心な応援振りに聊か違和感を覚えた次第。
 
 彼らのあれ程の熱心な応援振りが本物の母国愛の発露の結果であれば、我がボケ頭が長年持ち続けたそれこそ若者に対する見方を聊かでも改めなければならないところであるが、日常生活でしばしば直面する彼らの自己中的行動や社会的ルール違反の行為に辟易している我がボケ頭としては、両者の落差の大きさにただ戸惑いを隠せないのである。
 それはともかく次のデンマーク戦に勝つか引き分ければ念願の決勝リーグ進出が決定するそうだが、マスコミの自重を期待したい。
 あまりの過激なサッカー報道の影響で、本来ならばもっと大きく取り上げられるはずの菅の消費税率10%アップ問題もかき消された感じで、結果的には菅の場当たり政策を助けた結果になっている。
 参議員選挙前のサッカー騒動が与野党どちらに味方するか我がボケ頭には断定できないが、裏を返せば国民が政治の貧困に愛想をつかしていることの裏返しがサッカーに対する国民的フィーバー現象なのではないかと、聊か複雑な思いである。

2010年6月21日  元始求道会 毘沙門寺岡

「国・地方の負債遂に1000兆円突破」

「時事雑感」2010―06-06

日本銀行が17日発表した1-3月期の資金循環統計(速報)によると、国と地方自治体など行政機関が抱える2009年度末の金融負債は前年度末より4・8% 多い1001兆円だった。
 1000兆円の大台を超えたのは初めてで、国や都道府県、市町村などの「一般政府」の金融負債残高は1001兆7715億円である。(18日朝日新聞)
 一方、2009年度末の家計の資産残高3・1%増の1452兆7512億円と三年振りに増加に転じた。
 資金繰りが一服したことから、金融機関を除く民間企業の借り入れは4・8%減った。
資金、預金等の数字上では大きく金余り現象が生じているはずなのに、肝心の中小企業には余剰資金が流れず、相変わらず厳しい経営を強いられている情況に変化はない。
 仕事は少ないままだし求人数は相変わらず停滞したままだし、失業者の数も一向に減らないし新卒者の就職も非常に厳しいままである。
 
本年2010年の国家予算は92兆3000億円で、所得税等の歳入は37兆4000億円で単純計算しても約55兆円の歳入不足である。
この不足分を新規国債44兆3000億円とその他税収11兆円でカバーして何とか辻褄を合わせている。
我がボケ頭が理解出来ないのが、92兆円の金をばらまきながら一向に景気回復が実現出来ないもどかしさである。
 多分来年の国家予算の総額が92兆円程度と今年と同じような内訳であれば、歳入も急激に増加するとは思えないので今年並みの国債を40兆円以上発行することになるであろう。
 しからば中小企業を活性化させる為に政府系金融機関の商工中金と日本政策金融公庫の中小企業むけ融資の内約30兆円を、乱発ついでに新規国債を発行して肩代わりするような前向き?(ヤケクソ)の投資をしなければこの国は唯沈み行くのみである。
 中小企業を活性化させずにどのようにしてこの国の景気を回復させるのか菅に聞きたいぜ。
 紙切れで中小企業が元気を取り戻し、日本が活性化するのであればこの国が中国に飲み込まれる前にやってみる価値はあると思うが如何?

   2010年6月18日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月17日木曜日

「日本初戦カメルーンに辛勝」

「時事雑感」2010-06-05

 生憎法事で上京中の為に生では観戦出来なかったので、翌15日にNHKBSでPM8時からじっくり見た。
 勝利を承知した上でのゲームなので当然観戦の姿勢は試合の流れや選手の動きや作戦内容やテクニックの差異等素人なりに分析しながら楽しんだ。
 勝敗を度外視して見たとは云いながら、あまりの接線に引き込まれてつい緊迫したプレーに一喜一憂してしまった。
 素人なりに総括すると、前半はとに角一点リードして有利に終了したものの、後半は完全に攻め込まれ、日本に“つき”が味方してやっと勝てたゲーム。
 カメルーンの放ったシュートが二回ほど日本側のゴールバーに当たって跳ね返り、インゴールにならなかったのは正に“つき”以外の何物でもない。
 それでも“つき”も実力のうちという言葉もあるので、日本選手にもかなりのパワーがついてきたのも事実であろう。
 
報道資料によるとワールドサッカーの世界ランキングは日本45位、カメルーン19位、デンマーク36位、オランダ4位で日本より倍以上も上位のカメルーンを破ったのは正に番狂わせと言っても言い価値ある勝利なのであろう。
試合後のインタビューで岡田監督は嬉しさを耐えながら「勝利出来たのは選手が頑張ってくれたお陰であるが、欲を言えば攻撃に今一のゲーム展開でこのような試合ではオランダには勝てそうにないので、必勝の作戦を考えたい云々」と話していた。
貴重な一点をゲットした本田やキャプテンが勝利を喜びながらも二人とも「控えの選手も含めて全員が一つになって一致団結し、監督の作戦を実践して頑張った結果の勝利である。」と強調していたが、更に「全国の国民の皆さんが熱烈に応援して頂いたことが最大の原因です」と、岡田監督が言及しなかった国民への感謝のメッセージを語っていたのには感心した。
最近の若い奴らは何かにつけて“自己中”的な傾向が強く、我々年寄りはつい若い奴の思考や行動を批判したり非難しがちであるが、現代の若手の典型的な代表と云われているあの“茶髪”の本田の口からこのような言葉が発せられたのを見て、我がボケ頭はキツーイ一発を嚙まされた感じである。
このような謙虚さを忘れなければ、対オランダ戦で案外面白い試合展開も期待出来るのではないかと楽しみである。

    2010年6月16日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月14日月曜日

「菅は本気で景気回復、中小企業経営改善に命がけで取り組むのか?」

「時事雑感」2010-06-04

 船出早々、菅船団の魚雷艇亀井艇長の造反により多少難局に直面しかかったが、民主党参議院側の主張を受け入れて押し切り亀井が大臣を辞することで一見落着した。
 これも亀井と仙石の猿芝居で、亀井には連立離脱という選択肢は最初から全く無かったわけで国民を愚弄するのもいい加減にしろと言いたい。
 その証拠に亀井の後継大臣には頭の自見が亀井の要請で引き継ぐことが決定して騒動は終結である。
 これで国会スケジュールも先に小沢が予定したように早々に手仕舞いして後は参議員選挙に突入するわけだが、小沢の意向どおり二人区はそのまま強引に突っ張っていくだろう。
 現在、民主党の参議員数は115名で過半数(121名)を単独で確保する為には7議席不足している。
 民主党の改選議員数が53議席なので、現状確保の為に先ず53議席が必要で、単独過半数を狙う為には更に7議席の60議席を獲得しなければ今後とも国民新党如き弱小党に引きかき回されることになる。
 
 一方自民党の参議員数は72名でその中改選議員は38名だが、過半数を目指すには不可能なので谷垣は当選目標を40名以上に設定している。
 己達の実力を理解していると言えば満更阿呆じゃ無いのかも知れないが、今から戦争をするのに、戦う前から自ら勝利を放棄するような目標では兵隊は戦う意欲を持ち得ないのは当然である。
 20%以下に落込んでいた前政権支持率が、表紙を小鳩から菅に張り替えただけで60%まで回復するとは我がボケ頭も想定外であったが、マスコミの世論調査が果たしてどこまで信用出来るのか疑わしい。
 前回の衆議員選挙での自民党の大敗北と民主党の勝利を再三喧伝して結果はそのとおりに決着したが、今回の参議員選挙は前政権の急激な支持率下落の後の新政権の急回復の中での選挙だけに中々予測が難しい。
 菅グループの頭である戦略担当大臣の荒井に政治資金処理問題で煙が立ちあがり始めたので、清廉潔白を喧伝した菅政権の行く手にどの程度暗雲が垂れ込めるか見ものである。
 菅城は大阪城には程遠いが、あの大阪城すら蟻の一穴で破綻したのだ。

    2010年6月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

「菅政権誕生と丹羽伊藤忠商事前会長の在中国日本大使就任の疑問」

「時事雑感」2010-06-03

 丹羽会長の中国大使就任の予想記事が新聞報道されたのが民主党の代表選挙の最中だったので新聞もあまり関心を示さなかったが、これが政治的ニュースの少ない時期だったらもっと大きく取り上げたと思う。
 日本国の親分を決める報道と一大使の去就を同一の基準で捕らえること自体に違和感を覚える向きもあるかと思うが、我がボケ頭の感覚からすると菅政権の誕生よりも丹羽の大使就任の方が日本の国益を左右する影響が大と考えるからである。
 菅の首相就任は所詮民主党政権内でのたらい回しであり、先の無血革命と称された自民から民主への政権交代とは全く意味が異なる単なる表紙の張替えである(残念ながら自民党も盛んにそのように喧伝)と言えるからである。
 大臣は大半が留任で首の挿げ替えは首相、官房長官、農林大臣くらいで後は横滑り程度の変更で新任は僅か三人である。
 内閣の要である官房長官と党のトップの幹事長をマスコミが反小沢人事で固めたと報道しているが、詳しく見ると参議院の幹部体制は殆ど現状維持であり、国会対策メンバーも大した変動もなく委員長以外は全員留任である。

 新たに幹事長に抜擢された枝野新幹事長も代理に細野を受け入れて小沢との妥協を図っていることがはっきりしている。
 就任の挨拶でも小沢を取り巻く問題ではかなり発言を修正していることを見ても分かるし、例えば小沢の承認喚問に関してもはっきり否定しているし、倫理審査会についても小沢の立場を尊重する発言に終始している。
 ところで丹羽の大使就任問題だが、丹羽は伊藤忠の社長在任中から親中国派として有名であり伊藤忠グループの中国マーケット取り込みに大いに寄与して実績を上げていることは関係者は全て承知の事実である。
 伊藤忠グループ企業であるファミリーマートの中国進出を命令し店舗拡大政策を指揮したり、中国企業との合弁を進めたり最近の伊藤忠の中国進出振りは異常とさえ見えて仕方がない。
 この度経団連の会長に就任した住友化学の会長すら今回の大使人事に危惧を表明しているぐらいだから、やはり異常な人事なのである。
 私企業の利益の為には国益すら食い物にするような人物を任命するとすれば、菅政権も本当に選挙管理内閣で終焉するであろう。

    2010年6月8日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月5日土曜日

「予想外の鳩山、小沢のW辞任」

「時事雑感」2010-06-02

 今回のW辞任には我がボケ頭も完全に予想を外されたけど、小沢が辞める以上は次の戦略が見えたから鳩山の同時辞任という選択に同意したわけで、小沢がこのまま鳩山ごときに愚弄されて政治生命を終える程ヤワではないと思う。
 マスコミは鳩山の辞任理由をいろいろ後づけしているけど、参議員選挙を間近に控えた現在の支持率低下に対しては当然の結論だと思う。
 企業グループでいえば鳩山は子会社の社長は務まるけど大企業の親会社の社長の器ではなかったという事だろう。
 現時点では鳩山が小沢と刺し違えてW辞任に持ち込んだと云われているが、小沢の側近筋はむしろ小沢が鳩山を辞めさせるために両者の同時辞任を持ちかけたと強調している。

 鳩山は今期限りでの議員辞職を広言したが、一方の小沢は政界引退の雰囲気は全く無く、早速九月の代表選で主導権を握ることに集中している。
 表向き小沢は今回の代表戦に沈黙を守っているが、参議員選挙が終わった時点で巻き返しを図るだろう。
 それにしても菅の豹変振りには政治屋の本能とは言いながら、我がボケ頭ごとき多少なりとも義理人情を大事にしたい者から見れば、今まで散々お世話になった小沢に対してあまりにも節操の無い背信行為に見えて仕方がない。
 先の衆議院選挙とその前の参議員選挙を全面的に差配して民主党を圧倒的勝利に導いた小沢が、今回幹事長を辞したことで目前の参議員選挙を誰が指揮してどのように戦うのか分からないが、民主党にとって厳しい状況であることは間違いない。

 今現在(四日朝)の状況では菅が代表、首相に選ばれることは間違いないだろうが、内閣や党役員人事に於ける小沢グループへの配慮次第では案外多難な船出を強いられることになるかも知れない。
 いずれにしても衆参合わせて420以上の民主党議員の40%を握る小沢グループを無視しては、菅体制は前に進まないことは我がボケ頭でも理解できるし、果たして目前の参議員選挙に挙党体制で臨めるか疑問である。
 唯一の対立候補として従来あまり聞きなれない樽床なる人物の予想外の健闘を祈る次第である。

    2010年6月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月3日木曜日

「どうなる日本の景気?」

「時事雑感」2010-06-01

 NHKを初めニュース番組は、性懲りも無く社民党の連立政権離脱や鳩山政権に対する野党の不信任案提出に社民党は賛成するとか、鳩山政権の支持率が二十%を切ったとか政局がらみの話ばかり取り上げているが、当面の政局がこの国の置かれている情況から見てそれ程大事な問題とは我がボケ頭は思えない。
 確かに参議院選挙まで一ヶ月少々であるが、参議員選挙の結果がこの国の命運をただちに決定するとは思えないし、騒ぎ立てるのは参議員選挙の結果が判明してからで充分であると我がボケ頭は考えている。
 ああでもないこうでもないとやたらに喧伝するのがマスコミの仕事であり、特に鳩山のノー天気振りを面白可笑しく遡上に上げて叩きまくることは、マスコミ連中にとっては非常に旨いネタであることは間違いない。
 
 社民党のチャボ福島をテレビ各社は競争して引っ張り出演させていたが、全く節操のない遣り方である。
 昨日政権離脱を発表した後、今度は自民党他野党が提出を目論んでいる鳩山政権不信任案に対する対応を聞かれた福島は、野党に同調して不信任案に賛成する旨の発言をしていたが、我がボケ頭に言わせればこれは“売女”以下の態度であると思う。
 短期間とはいえ八ヶ月間、同じ釜の飯を食わせてもらった以上はせめて今回の不信任案には社民党は欠席するくらいの最低の仁義を貫く姿勢がなければ、そんな人間の屑集団を国民は絶対に切り捨てるであろう。

 それは兎も角、今この国が抱えている最大の問題は経済関係であり景気回復であり失業問題であり、中小企業救済策であり年金等の老後を安心して向かえる為の政策の推進ではないかと、日本の現状を考えた場合に考えざるを得ない。
 この国が抱えている多くの緊急を要する問題を先送りしている政治の怠慢をマスコミは絶対に許すべきでは無いのに、逆に政策の推進を遅らせるような遣り方を、国民はもっと厳しい姿勢で臨まねばならないとボケ頭は危惧している。
 マスコミは今、明らかに誤った方向に国民をミスリードしていると思う。
 失業者の数が減ったとでも云うのか、求人数が増えたとでもいうのか、大学は卒業しても就職が決まらない学生が増える現実は一向に改善していない。
 中小企業を取り巻く環境も真っ黒闇のままである。

    2010年6月1日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年5月24日月曜日

「クリントン国務長官の訪中付け足し訪日が示す対日姿勢」

「時事雑感」2010-05-07

 クリントン国務長官は21日午後四時頃来日し、岡田外相と一時間、鳩山とは僅か二十分の表敬訪問を終え、日本滞在わずか三時間足らずで次の訪問地上海に向けて飛び立った。
 二十二日には上海万博を訪問して、色々問題の噴出している中国の国家的イベントに米国としての協力を演出したらしい。
 日本には僅か三時間しか滞在しなかったのに、中国には二十五日まで四日間も滞在し、ガイトナー財務長官等多数の米国政府幹部と共に米中戦略、経済対話に出席する予定と報道されている事実から見ても、完全に日本は蚊帳の外という感じである。
 中国訪問後、クリントンは韓国に飛び韓国海軍艦船撃沈問題で緊張している韓国政府首脳と会談すると報道されている。

 米国政府やクリントンは沖縄問題でふらふらしている日本への立ち寄りは不本意であったらしいが、それではあまりに日本パッシング(通過、バッシングに非ず)になるのでやむを得ず来日を付け加えたらしい。
 それほど鳩山政権の沖縄問題に対する優柔不断な対応が、オバマ政権に不満の種をまいている証拠である。
 基地問題に限らず、日米を取り巻く経済関係の変化は完全に米中関係に主役の座を奪われたことも事実である。
 対米貿易額に於いても米国債の保有額においても、日本は完全に中国に取って代わられたのだから、クリントン国務大臣が中国を重視するのは米国側からすれば当然といえば当然の事である。

 米中が政治的にも経済的にも接近しているのは両国の為政者が自国の国益を考えた上での判断であり、我が日本がとやかく言う筋合いのことでは無いが、このような両大国の関係強化が我が国に及ぼす影響は非常に大きいことは歴然としている。
 米中関係は兎も角として最近気になるのは、一昔前の日中貿易は日本としては輸入中心だったのが、徐々に輸出まで中国を当てにしだしたことである。
 東京の銀座や一流デパートまでが、中国人観光客に頭を下げまくって売り込みに狂奔しているさまは何とも嘆かわしいし情けない現実である。

     2010年5月23日  元始求道会 毘沙門寺岡

「口蹄疫問題で騒ぎ過ぎではないか?」

「時事雑感」2010-05-06

 本日(18日)の朝日夕刊の見出しに“口蹄疫 殺処分11万頭に”と書いて煽りまくっているが、それ程騒ぎたてなくてはならない問題なのか我がボケ頭には理解できない。
 騒ぎに便乗したわけではないだろうが、鳩山が口蹄疫対策本部長に就いたと発表したら今度は東国原宮崎県知事が宮崎県に口蹄疫非常事態を宣言するという徹底振りである。
 所が新聞等の口蹄疫に対する説明記事を読んで見ると、人間には伝染もしないし消費者には実質的には殆ど被害は無いことである。
 それと殺処分頭数の内訳が明記されていないのが不思議で、我々ボケ頭は大半が牛だと想像していたら95%は豚で牛は5%足らずである。
 消費者の大半は我輩と同じ感覚で大部分が牛だと勝手に想像したはずだから、十年前のBSE狂牛問題(牛海綿状脳症)と関連させたと思う。
 
 我がボケ頭なりに穿った見方をすれば、鳩山も東国原も各々の立場を有利に展開させる為の行動と思わざるを得ない。
 先ず鳩山は沖縄問題の五月末結論や相次ぐ政治問題の不手際を少しでも薄める魂胆が見えるし、何も自ら本部長に就かなくても農林大臣で充分である。
東国原の方も最近相次ぐ政治的チョンボで一頃の人気は無いし、この問題に便乗し騒ぎを大きくして国から酪農家に対する補償費を少しでも多く取り上げ人気回復に利用したいとの思惑である。

過去にも鶏インフルエンザとか人間様のインフルエンザとかで、担当大臣や役人どもが己の責任回避と政治屋の自己宣伝の為に危機感を喧伝したことは度々あるし、その結果ワクチンが大量に余って血税を無駄使いしたことはつい最近も起きたことである。
隣の中国やロシアのように政府や役人にとって都合の悪いことを封じ込んで事実を国民に知らせないのも困るが、我が国のように一部の関係者の利益の為に必要以上に喧伝されるのも問題である。
この国が政治的思惑で右往左往するたびに頭をよぎるのが西郷隆盛の言葉である「命も要らず名も要らず官位も金もいらない人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは艱難を共にして国家の大業は成し得ぬなり。」

     2010年5月18日  元始求道会

「小沢、遂に政治倫理審査会に出席決意」

「時事雑感」2010-05-05

昨日(15日)小沢は東京地検の三度目の事情聴取を任意で受けた。
 聴取後に記者会見を行わず簡単なコメントを出しただけなので、小沢の現在の心境は推測の域を出ないが、今後の展開を考えた結果の結論であろう。
 七月の参議員選挙に民主党を勝利させることが小沢の政治生命を斯けた最後の勝負だから、その為に邪魔になることは徹底的に排除すべく行動するはずだ。
 今まで世論や野党や民主党内部の反小沢派の連中の批判を無視して、政倫審への出席を頑なに拒否してきたのも彼なりの作戦だったのかも知れない。
 
しかしながら鳩山の沖縄問題に対する政治的対応のまずさや、鳩山と自らの政治資金問題も重なって鳩山政権の支持率が20%に落ち込み自民党と肩を並べるに至っては、小沢としても不本意ながら多少政治姿勢の変更をせざるを得なくなったのだろう。
自民党を初め野党は政倫審を公開すべきであると主張しているが、従来から政倫審は非公開を原則としているのであるから、我がボケ頭は従来どおりの非公開で強行すれば充分だと考えている。
所が同じ民主党員でありながら、例によって前原が自民党等野党の尻馬にのって政倫審の公開を主張しているのは筋違いだと思う。
反小沢の幹部として小沢に嫌がらせを言っているのだろうが、このような前原の態度は同じ党員として全く情けない軽蔑すべき対応である。

小沢を批判する前に先ず鳩山に辞職願を提出して、鳩山も小沢も一連の政治責任を取って現職を辞するように要求すべきである。
それよりも鳩山首相は内閣の方針に反したとして前原を解任したらどうや?
世論の動向がどのように展開しようと鳩山も小沢も参議員選挙前には絶対に辞める気など無いので、参議員選挙前に内閣改造をやって反小沢派の閣僚、前原、仙石、枝野の三人を閣内から追放して小沢、鳩山、菅の三グループと協力グループだけで新内閣を構成してみるのも面白いと思う。
いずれにしろ九月には民主党代表選挙が予定されているし、現状の体たらくでは鳩山の続投は難しいだろうから、混戦は必至である。
今後の展開次第では小沢自ら出馬してもおかしくはないが、何しろ一寸先は闇の世界だから何が起こるか分からないのは当然である。

   2010年5月16日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年5月10日月曜日

「鳩山首相、小沢幹事長に警告! 沖縄基地移転問題は現状凍結し、景気回復、ギリシャの財政不安による国内の金融不安回避に全力投球せよ!」

「時事雑感」2010-05-04

 鳩山の政権運営の不手際から沖縄の基地問題が連日マスコミにより喧伝されているが、基地の移転など最初から簡単に解決できる問題でないことは全ての関係者が充分承知していることである。
 先ず最大の当事者である米国が了承しない限り成立しない問題であり、現時点では米国政府の意向を変えさせることは不可能に近いからである。
 
 日本国民にとって沖縄の基地を移転しても全くプラス要因は無いことは、政治屋も官僚も防衛関係者も全てが理解している事実である。
 鳩山は一日も早く国民に対して事実を説明し、頭を下げてこの問題に終止符を打ち全力を国内の諸案件解決に集中すべきである。
 鳩山は「基地移転について米国政府と命がけの交渉をしたが、一度国家間で同意した条約を政権が代わったからと言って変更することは両国の信頼関係を根底から不安定にするものであり米政府としては絶対に認め難い。故にオバマ政権としては現状維持を絶対に譲れない。」との理由により現状維持の結論に達した、言うべきである。
 
 沖縄の基地問題で騒いでいるのは、沖縄住民の一部と社民党、共産党くらいで、本土の国民にとっては大部分の連中にとっては他人事である。
 絶対にあり得ないことではあるが、もしも沖縄から基地を全部撤退させたら約140万人の住民はどのようにして生計を立てるというのか問いたい。
 漁業、農業以外に競争力のあるメイカーが存在しているわけではなく、今日まで食いつないでこられたのは基地の見返りに支援された抱負な沖縄振興資金のお陰であることをもっと日本国民に公表すべきである。

 自分達の国は自分達で守るというのは自然の摂理であってどこの国も基本的にはこの原理原則で自主防衛を推進している。
 先の大戦後、既に65年の年月が経過しているにも拘わらず、その間、幸か不幸か米国の防衛力の傘の下で今日まで自らの血を流すことなく平和を維持してきた為に、多くの国民が平和ぼけしているのも間違いない事実である。
 景気回復もあくまで国家の安泰が前提であることを肝に銘ずべきである。

    2010年5月8日  元始求道会 毘沙門寺岡

「政治屋も役人も学者も公共事業受注者も血税を預かる全ての奴共は、2002年ノーベル化学賞受注者の田中耕一さんの思考と行動を見習え!」

「時事雑感」2010-05-03

 八年前に田中耕一さんのノーベル化学賞受賞報道がされた時、マスコミ初め大部分の国民は先ず「島津製作所って何を作っている会社や?」、て疑問を感じたのを覚えている。
 我がボケ頭は「島津製作所は歴史のある会社だしゴロマークも何か時代がかっているので、ひょっとしたら鹿児島の島津藩末裔関係の会社かいな?」ととぼけたことを想像したくらいである。

 トヨタ自動車や東芝やソニー等のような大衆相手の商売ではないので国民の知名度は確かにいまいちの企業ではあるが、田中さんのような科学者を抱え込む企業体質は超一流である。
 田中さんがノーベル賞を受賞した八年前には田中さんは42歳の一研究員の身分であり、会社は慌てて役員に推薦したけど本人が固く辞退したとのエピソードがある。
 それまでも会社側は再三管理職への登用を推薦したが、役職に就くと研究に費やす時間が割かれるとの理由で敢えて昇進を断ったそうである。

 現在の肩書きは島津製作所フェローという聞きなれない役職(特別研究員)であるが、公的には内閣府総合科学技術会議の専門委員を務めている。
 多分、自らの研究活動にマイナスになるのは承知の上で、若手の研究者を指導教育することで日本国にお返ししたい気持ちで受けたらしい。
 その田中さんが国の「最先端研究開発支援プログラム」に選出され、五年間で34億円の支給を受けているそうだが、民主党が進める事業仕分けについて「研究者が説明責任を求められるのは当然」と受け止めている。

 昨年11月、事業仕分けの会場を訪れて話題になったらしいが、「国のお金を預かって研究する以上、説明責任があるのは当然である。」と強調している。
 同じノーベル賞受賞者でも、研究開発費の削減のみに言及して、国の予算削減は日本の国際競争力低下に繋がると単純に主張する役人学者が大きな顔しているが、こんな奴どもは田中さんのつめの垢でも飲んで血税の貴重さを考えなおしたらどうか。

    2010年5月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年5月7日金曜日

「ギリシャの財政破綻は日本にとって他人事(他国事)ではない」

「時事雑感」2010-05-02

 2001年末に通貨危機からアルゼンチンが財政破綻した時は、それまで南米では数少ない豊かな国との印象が強かっただけに世界を驚かした事実がある。
 それから九年振りに今度はギリシャが財政破綻したが、ユーロ圏信用失墜拡大を阻止するためにドイツ、フランス等の欧州連合とIMF(国際通貨基金)から救済措置が発表された。
向こう三年間で14兆円(1100億ユーロ、1450億ドル)の支援を受けることがEU(欧州連合)から発表されたが、同じEUメンバー国のスペインやポルトガルの名前までが第二のギリシャとして取りざたされ、夫々の政府は財政破綻噂の沈静化に躍起になっている。
 ギリシャに対する支援策の発表にも拘わらずフランス、ドイツ、イギリス、更にはニューヨーク等の株式市場は大きく下げているところを見ると、次にスペイン等の動きを警戒しているのは明らかである。

 一昨年はアメリア発のリーマンショックが世界市場を大きく混乱させたが、今度はヨーロッパ発の財務破綻が引き金で先行きの経済動向は全く不明である。
 東京マーケットは連休中の為4月30日の終値のままだけど、明日(6日)は大幅下げ相場の展開になることは避けがたいところである。
 ヨーロッパ連合加盟諸国の財政破綻を日銀はどの程度把握して“日銀短観”なる景気の先行きを予測したのかしらないが、どうせ当たらないのなら下らない御託を述べる前にサイコロでも振って方向を示唆した方が安上がりで、其の上偉い先生方に血税を払わないで財政に寄与するのではないか。

 経済の難しい理屈は我がボケ頭には理解不能であるが、報道によるとギリシャの財政破綻のきっかけはギリシャが発行している国債が償還期限に決済出来そうに無いとの噂から始まったなどと説明していたが、然らば日本の情況とどのように異なるのか分からない。
 日本国が背負っている国債を初めとする借金は総額一千兆円に上るといわれているし、毎年国債の切り替えと金利だけで40兆円以上を支出しているそうだから、財政的にはギリシャ並みなのではないか。
 ギリシャとの違いは日本が外貨を80兆円程度?保有していることぐらいらしいし、舵取りを少し間違えばギリシャと同じ運命に陥ると思うが如何?

     2010年5月5日   元始求道会 毘沙門寺岡

「上海万博 雑感」

「時事雑感」2010-05-01

 中国が北京五輪に次いで国家プロジェクトとして威信を斯けた上海万博が開始されたが、諸々の問題が発生していることをマスコミが報道している。
 十月末までの六ヶ月間の長期に亘る大イベントで、中国としては二年前の北京五輪に次ぐ国家高揚の祭典と位置づけてエネルギーを集中している。
 
 しかしながらマスコミを通じて我々日本国民に伝わるニュースはかなり厳しい現実問題の発生を報道している。
 中国当局による開催期間中の入場予定者数はなんと七千万人以上とのことなので、一ヶ月1200万人、一日40万人が目標である。
 正式オープン前に数万人のボランティアを集めて予行演習をした時から色々なトラブルが発生したが、開始日を延期することは出来ずに数カ国の現場が未完成のまま見切り発車したらしい。

 オープン初日の大混乱振りをテレビで見たが、予約制に切り替えていることが入場者に徹底せず警備員や警察官と大衆が殴りあいをしている様子が放映されていたが、報道管制が徹底しているのでこのような混乱状態は殆ど撮影禁止されているはずなのに、である。
 つまり中国当局にとって都合の悪い報道は厳しく取り締まっていたのだろうが、完全な報道規制は難しいことの証明である。

 報道によるとオープン日の気温は最高30度を越していたそうだから、多分冷たい飲料水が馬鹿売れしただろうが、我がボケ頭が気になったのは飲んだら今度は出さねばならない人間の辛さで、果たして40万人分を如何に処理したのか甚だ素朴な疑問が浮かんだ次第。
 勿論これは小のみならず大は更に深刻な問題を提起しているはずである。
 我が輩は大阪万博に行った経験からして多分修羅場になるだろうと思う。

 日本の観光業者が期間中に100万人の日本人をこの修羅場に連れ出し一儲けを企んでいるらしいが、騙されてでも行きたい奴どもは勝手に行けば良いけど、一ヶ月十七万人の日本国民が悲惨な目に会うのは明らかなのだが、我がボケ頭が心配することではあるまい。

    2010年5月4日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年4月30日金曜日

「迷走鳩山、沖縄基地一部徳之島へ移転問題でまた恥曝し」

「時事雑感」2010-04-10

 鹿児島県徳之島への沖縄基地の一部移転を画策する為に、いまなお徳之島に政治力を有していると言われる医療法人徳州会の創業者で、元政治家の徳田虎雄に鳩山が面会したと報道された。
 この記事を見てあまりにも不可思議な鳩山の行動に疑問を感じ、我がボケ頭なりに調べて見たらまさに理解不能の一旦がかい間見られた。
 先ず面会相手の徳田氏が数年前から筋萎縮症を患い、すでに政界を引退し病状の進行とともに会話もままならない重病人なのに何故合う必要があったのか。
 更にいえば、この会談?に立ち会ったのが徳田氏の子息で現在衆議員自民党古賀派に属する自民党員であることを見れば、結果は一目瞭然である。
 息子の説明によれば、徳田氏曰く「総理大臣の訪問に対して礼は尽くさねばならないが、徳之島への基地移転は反対である」とのコメントだが当然である。
 
“敵に塩を撒く”という言葉は聞いたことがあるが、今回の鳩山の行動は日本国の最高責任者として最低の振る舞い以外の何物でもない。
徳田との面会の段取りをいくら鳩山に節操が無いとは言ってもまさか敵方の自民党員に仲介を頼むほど狂ってはいないだろうし、果たして如何なるルートを通じてセットしたかは定かではないが、徳田に協力を拒否されることがはっきりしているのに、どうしてマスコミ向けにこのような阿呆な演出をしたのかこれまた我がボケ頭には理解不能である。
古賀親分は先の衆議員選挙で己の元秘書に挑戦を受け散々苦戦を強いられ、辛うじて議席を確保したばかりで徳田の息子に協力させるわけが無い。

常識では考えられない手法を平気で駆使するのが政治屋の感覚と言ってしまえばそれまでだが、それでも我がボケ頭が分からないのは拒否されることを承知の上で今回の茶番劇をセットした意味である。
徳州会関連の記事を調べていたら社民党の阿部政審会長は医者で元千葉徳州会病院長の職に就いていたとの説明を見つけた。
だとすれば当然阿部は徳田会長と近しい立場にあることは想像できるし、面談の仲介位はできたかもしれない。
しかし社民党は沖縄基地の県外移転も反対の立場だし、これまたわけのわからない話であるが、宇宙人の考えは全く理解不能である。

   2010年4月30日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年4月28日水曜日

「検察審査会って何やねん?」

「時事雑感」2010-04-09

 鳩山も小沢も同じ政治資金規正法違反で両者ともに元秘書が起訴されたが、東京地検は両者共に不起訴の決定をした。
 ところが検察審査会なる組織が鳩山は不起訴相当で小沢は起訴相当の決定を下したからややこしくなって来た。
 同じ法律に対する事件でありながら総理大臣と与党幹事長では判断基準が異なるのかとの疑問である。
 もう一つの疑問は、小沢問題では検事総長まで議論に加わって最終決定を下したといわれている結論を翻すならば、自ら検察の権威を否定する自殺行為になると思うが、そのような天に唾することを検事総長がするだろうか。

 東京地検が先に小沢問題を不起訴にした時に、一部のマスコミが検察庁内部で意見が割れたことをリーク記事として書いていたが、最終決定は検事総長がしたわけだから検察の姿勢は貫くのが当然ではないか。
 元特捜部長の宗像が今回の審査会の決定に対して、検察は審査会の決定を尊重すべきであるとの見解を述べていたが、ならば己が現役の特捜部長の地位にいても同じ行動が取れるか問いたいものだ。
 この人物はどうもアンテイ小沢の思想の持ち主らしくて、ことごとく小沢の行動を批判しているけど、このような偏重的な思考の奴の感想を載せる日経新聞もやはり政治には三流と言われる所以であろう。

 識者の見方として御来貴東大教授曰く「検察審査会の「起訴相当」の議決は検察にとって汚名だ。 市民に言われたから再び捜査するのでは、国家を背負い正義を掲げる検察の権威は失墜し、存立基盤が崩れかねない。 次々と検察の判断をひっくり返される恐れがある。 検事総長は答えるべきである。」と。
 新聞報道によると、小沢問題に対する十一人の採決結果は全員が起訴相当であったと説明しているが、時期が参議員選挙前の微妙な時期でありマスコミは国民をミスリードしないように自覚すべきである。
 もう一人の法律学者は「今回の審査会の議決理由には肝心な証拠が抜けており正直驚いた。 情況証拠だけで有罪を導くことは難しい。」と。
 我がボケ頭は常日頃から検察とは反目であるが、小沢問題に関しては民主党政権継続の為にも検察がしっかりした取り組みをすることを強く期待する。

    2010年4月28日  元始求道会 毘沙門寺岡

「事業仕分けって何やねん?」

「時事雑感」2010-04-08
  
次から次に噴出す民主党鳩山政権を襲う政治問題に対抗するかのように、今又二回目の“事業仕分けショー?”が多くの国民やマスコミを巻き込んで喧伝されている。
 ところがこの政治ショーが佳境に入ってきた昨日夕方、民主党小沢幹事長の検察審査会による“起訴相当”のニュースが流れ、政治ショーに冷や水をぶっ掛けた格好になり、マスコミの取り組みも国民の関心も急激にトーンダウンして全ては“小沢起訴相当”に移ることは否めない。
 小沢ニュースで一番喜んだのは連日被告人扱いで締め上げられていた役人どもであり、奴らは内心ほくそ笑んでいるはずだ。
本来、小沢の土地購入問題と事業仕分けは全く関係ない次元の話なのに今日からマスコミの報道は明らかに小沢問題にシフトされるだろう。
 今回は事業仕分けに対する私見を書く積りが、突然の小沢“起訴相当”ニュースでどうしても同時進行で書かざるを得なくなったわけである。
 
我がボケ頭の感覚では、国家予算の無駄使いや不正流用や横領等の刑事事件紛いの事件を調査するのは、国家の独立機関である会計検査院なる役所が担当し、国民の貴重な血税である税金の悪用を阻止するものと考えていたら、どうも会計検査院の主たる仕事は少し違うらしい。
連日の事業仕分けで各省の杜撰な予算の使い方が糾弾されているが、我がボケ頭の感覚では、それらは今さら始まったわけではなく長年の自民党支配時代に自民党と役人が組んで犯した犯罪行為紛いの行為であり、会計検査院の怠慢であると思っていた。
 ところが今回、事業仕分けに関して会計検査院について一寸調べたら、会計検査院の主たる仕事は国会で承認された予算が年度内に適正に消化され収支が償っているかとの視点が第一で、予算の中身の吟味までは手が回らないことを理由に検査を放棄してきたのが現状らしい。
 つまり役人同士の馴れ合い検査である。
会計検査院には約1300人の職員がいて年間180億円の血税を使って国家予算のチェックをしているが、単に国家予算の収支だけの検査ならば各省の役人が誠実に仕事を実行すれば不必要な存在である。
予算の無駄使いや不正流用等をチェックするのが会計検査院の仕事ではないか。

      2010年4月28日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年4月22日木曜日

「沖縄基地問題が鳩山政権の命とり?」

「時事雑感」2010-04-07

 鳩山が国民と野党に対して広言してきた五月末までの普天間基地移転問題決着は、鳩山の過去における度々の有言不実行の実績?から判断して多分実現不可能であろう。
 民主党は、昨年の衆議院選挙大勝時点の参議院でのねじれ現象を修正するために心ならずも社民党と国民新党を連立政権に引き入れた。
 その結果、マニフェストに実現不可能な基地移転問題を網羅したことが現在の鳩山政権を身動きならない苦境にたたせる結果に陥っている。

 我がボケ頭でさえ基地問題に関しては、米軍、米政府の意向を無視しては成立し得ないことくらい分かるのに、連立相手の社民、国民両“ごみ小政党”に振り回されて今日の政治的混乱を招いたのは正に与党経験不足のツケである。
 五月末に鳩山が今まで迷走した基地問題に対して米国と米軍に対して正式に侘びを入れ、自民党政権時代に締結した条約を尊重することを再確認して、日米関係の修復を早急に決着すべきである。
 
 沖縄基地問題の修正で社民党と沖縄住民の一部が反対するだろうが、基地問題は参議院選挙では決して目玉の争点にはならないと我がボケ頭は想定しているし、現在この国が抱えている最大の問題は何と言っても不況対策である。
 民主党には今後三つの節目が存在する、第一が五月末の基地問題決着、第二が七月の参議員選挙での単独過半数確保、第三に九月の民主党代表選挙である。
 第一の基地問題は、前にも書いたように米国に頭を下げて元どおりに正常化をお願いする以外にないことは鳩山以下小沢も先刻承知である。
 
鳩山が約束を守らなかったからといって政権をほうり出す必要は全く無い。
何故ならこの半年の政権運営で鳩山の思いつき発言症は国民の周知するところとなり、認知されたし、いずれにしても参議員選挙か代表選で引き下がることは間違いないし慌てて辞任することはない。
民主党政権が多少ガタガタしても代わりに受け皿になり得る政党が存在しないことも、国民の不満を高じさせている。
今また枡添元厚相が自民党に離党届けを提出したと報道されているが、ヒョットして自民党はそれまでにガラガラポンで解体するかも分からない?

   2010年4月22日  元始求道界 毘沙門寺岡

2010年4月15日木曜日

「日銀白川総裁に物申す」

「時事雑感」2010-04-06

 今月のこの欄04-01でも指摘したが、日銀の政策や短観や金利等の大事な決定を9人もの多数決で決定するから責任の所在が曖昧になる。
 責任が曖昧ということは日銀が日本国の経済をミスリードした時の責任の所在が希薄になると言うことである。
 我がボケ頭の知る所では、上記の重要な決定は総裁、二人の副総裁、六人の審議委員の計九人の多数決で決定されるそうである。
 
我がボケ頭は本来ならば総裁が最後は独断で決定することがベストだと思うが、従来九人の多数決から一挙に総裁一人に絞ることが難しければ暫定措置として、副総裁二人と総裁の三人で決定すべきであると思うが如何?
 六人の審議委員のメンバーは財界三人、学会三人から構成されているので彼らから充分に意見を聞くことは自由であるが、決定には参画させるべきではないと云うのが我がボケ頭の意見である。
 次のステップとしては出来るだけ早い時期に最終決定は総裁一人で行い、全ての責任は総裁が負う方法に変えるべきである。

 三月の日銀短観では審議委員である須田学習院大教授と野田忠男(みずほ銀行OB)の二人が、景気の先行きに対して希望的な観点から緩和政策の変更を主張して現行政策の延長に反対したと報じられていたが、我がボケ頭みたいに中小企業経営の端くれには絶対に理解できない見解である。
 審議委員は無責任な意見を主張して結果が間違っていようが、年俸2800万円の手当は保証されているわけだから、一向に改善しない失業者問題や新卒者の就職困難や中小企業を取り巻く経営環境の厳しさ等は感じられないのではないかと僻みたくもなるぜ。
 
経済状況の変化を敢えて一つ上げれば、東京市場の株価が何とか11000円台に乗ってきたのと、その東京株式市場に大きな影響を及ぼすニューヨーク株式が11000ドルのリーマンショック前の相場に戻したことくらいである。
 日銀審議委員の一人位は中小企業関係者を選んでもらって、日本経済に大きく左右される中小企業の実態、生の声を是非とも反映させてもらいたい。
 我がボケ頭にから見れば学者は所詮机上の空論の専門家に過ぎない。

     2010年4月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

「“みんなの党”渡辺代表に物申す」

「時事雑感」2010年-04-05

 最近のマスコミ調査では鳩山政権の支持率が30%を切って遂に20%台に落ち込んだと報道している新聞がある。
 其の反動で本来ならば二大政党である野党自民党の支持率が上昇するのが常識的な変化であるのに、過去の自公政治に対する国民の嫌気は未だ拭い去れず自民党支持率停滞の原因になっている。
そのような二大政党の両方に対する政治不信の中で最近の世論調査で国民の支持を上げているのが、二代目議員渡辺が設立した“みんなの党”である。
 自民党の中には散々執行部批判しながらいざとなるとなかなか脱党の決断の出来ない優柔不断の輩が多い中で、潔く離党したのでそれなりに我がボケ頭は評価していた。
 ところが先日、NHKが報道番組の中で渡辺代表に密着して、新党創立で超忙しく行動する渡辺の日常を取材し親父である渡辺美智雄を重ね合わせながらその人柄等を紹介していた。
 
 自民党時代から渡辺代表に世襲議員としての関心を持って見ていたが、今回の取材で非常に残念な側面を垣間見て渡辺に対する人間像に変化を来たした。
 それは先代美智雄氏の時代から数十年も仕えている筆頭秘書に対する物言いと態度である。
 その秘書氏の代議士に対する考え方もあるかもしれないが、一般的には先代親分が代替わりしても先輩として遇するのが常識である。
 企業でも同族経営の場合は先代が代替わりすれば先代時代の取り巻き幹部連中はそのまま居残り、後継者を支えることは常識である。
 正に渡辺は同族企業の渡辺組を引き継いだわけで親父の筆頭秘書は政治的にも人生経験でも渡辺よりはるかに大先輩であることは事実である。
そこで我がボケ頭が驚いたのは、何と一回りも年長の秘書氏を呼び捨てにすると同時に、仕事上の指示もそこらのチンピラに話すような「おい、こら、ああせい、こうせい」の類での会話で、秘書氏も「ご尤もでございます、かしこまりました、」での対応である。
小泉元総理の政策の良し悪しは別にして飯島秘書は非常に優秀な秘書との評価が高いが、彼ならこのような渡辺の主従関係をどのように考えるか知りたいものである。

    2010年4月12日  元始求道会 毘沙門寺岡

「中国で続々死刑執行される日本人麻薬密輸容疑者?」

「時事雑感」2010-04-04

 マスコミ報道によるとここ数日の間に四人の日本人が、中国国内に於ける麻薬取り扱い容疑者として死刑を執行された。
 我が国に於いては覚せい剤取締り違反(営利目的輸入)に問われた場合の最高刑は、無期懲役と罰金1000万円である。
 この時期に四人の日本国民がいきなり命を中国政府から奪われたことに対して、一人の日本国民としての怒り、更に日本政府のお粗末な対応ぶりに我がボケ頭はどうしても強い違和感と不満と苛立ち、腹立たしさを感じた。
 日本では最近千葉地裁で三月に出された判決、覚せい剤2・8キロの密輸の罪に問われたシンガポールの男に懲役9年である。
 二月に福岡地裁で1・1キロの密輸に関わった元暴力団員に懲役十三年の判決が言い渡された例があるが、麻薬取引に関与して極刑の死刑を執行するなど我々日本人の感覚、感情から見れば中国の死刑は全く言語道断の措置である。
 ましてや中国の司法制度では裁判とは形式上だけで被告人を補佐する弁護士も同席せず、国家権力によるまさに一方的な判決制度であると聞いている。
 国際的には事件に対しては発生主義が原則らしいが、民主国家の体制を為していない中国に於ける裁判に対して、日本政府はもっと強く日本人を擁護しサポートする態度で臨むべきではないかと怒りさえ感じる。
 
四人の被疑者が本当に中国政府の指摘した麻薬取引に関わったかどうか我輩には大いに疑問のあるところであるが、例え事件の関係者だとしても日本人であり日本国民であり日本民族の一員であることには変わりないし、政府は本気で四人の死刑執行を阻止すべく中国政府と強く交渉すべきではなかったのか。
 人道上政府が国民の為に為すことと罪は別問題である。
 
 このような一方的な中国の司法制度下で毎年多くの日本人が訪中していることと、多くの企業が中国に社員を派遣していることに我がボケ頭はどうしても納得できない。
 このような事件、事実がはっきりしたときこそ、マスコミは普段から親中国派として有名な伊藤忠の丹羽会長や加藤衆議員やその他多くの親中派の有名人に対して今回の中国政府による日本人殺人事件(我輩の見方)、つまり死刑執行やそれに対する日本政府の対応振りに対する考えを是非聞きたいものである。

    2010年4月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

「我がボケ頭推薦今年の流行語大賞“魔が差した、ごめんなさい”」

「時事雑感」2010-04-03

 若林元農林大臣が引き起こした“採決ボタン代行事件”に対して若林は記者会見で再三今回の愚行について問い質され答えて曰く、「全く魔が差したとしか言いようが無い」と主張して押し通した。
 三権の一つである国会の権威を大きく傷つけておきながら、魔が差したでは済まないことを充分承知しておきながらこの短い言い訳で逃げてしまった。
 もしもこの愚行が刑法に抵触しないからという理由で憲法上の追求が無いとすれば、明らかに一般国民と不平等である。
 例えば満員電車内等で発生する所謂“痴漢行為”、やれ、お尻を触られた、とか、オッパイに触れられたとか云って捕まえられるケースの場合に「すいません魔が差しました御免なさい」で済まされるのか?
 また、スーパーやデパート等で万引きして見つかったら、「すいません、魔が差しましたので御免なさい」で罪が問われないのか?
 若林の愚行と痴漢や万引きは質が違うと言う意見があるかも知れないが、我がボケ頭の感覚からすれば若林の行為の方がはるかに悪質だと思う。
 年間一億円以上の血税を食いつぶしている国会議員が犯した有るまじき行為は、非常に重大な犯罪であることをマスコミも隠してあまり騒ぎたてない。

 若林の愚行がこのまま何ら追及を受けずに法律的にも社会的にも済まされるとすれば、刑法上の軽犯罪及び其の類、更に拡大解釈をすれば強盗殺人や強姦等の重罪以外はその動機に於いては殆ど「魔が差した」が原因ではないか。
 勿論重罪といえども中には「魔が差した」がきっかけの事件もあるだろうが、軽犯罪の類に比べれば背景はかなり異なることは当然である。
 我がボケ頭が得た情報によると日本国に於ける犯罪発生件数は年間約200万件で60万人が捕まるので、つまり検挙率30%である。
 其の中には当然ながら軽犯罪及びその類の刑事事件が多いのだろうが、例えば贈収賄事件なども一度目は多少逡巡した上につまり「魔が差して」思わず懐に入れたのが始まりかも知れない。
 酔っ払い運転で轢き逃げしたのも突き詰めれば「魔が差した」のが大半であろう。
 若林が抜かしているように愚行の結果を全て「魔が差した」で許されるのであれば、刑事事件は半減するし警察官も半分の15万人で充分なはずである。

       2010年4月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年4月8日木曜日

「若林前参議員の驚くべき不法行為」

「時事雑感」2010-04-02

 若林元農林大臣が参議院本会議に於いて、十本の法律案件に対し隣席の青木参議員の採決ボタンを勝手に押したことが発覚し即刻参議員を辞職した。
 全く常識では考えられない幼稚にして無謀な行為で、驚くと同時にその身の処し方の甘さと自民党執行部と与党民主党の対応のいい加減さに怒りを覚えた。
 先ず若林は己の不明を詫びてただちに議員辞職したが、残りの任期が僅か三ヶ月足らずしかないのだから辞めたことに対して殆ど価値はないではないか。
 それなのに「反省して議員辞職しますから御免なさい」ではあまりにも選挙民や国民を馬鹿にした対応だと思う。
 せめて自ら議員としての退職金を全額返上するとか自らを律する方法はあるはずなのに全てを辞職で誤魔化そうなど全く国民を更に欺く態度である。
 報道によると己の息子に長野県の地盤を譲って所謂世襲を狙っているらしいが、この機会に立候補を辞退させるとかの選択もあり得ると思う。
 もしも予定どおり立候補させて当選でもすれば長野県民は余程の大馬鹿集団と言われても仕方がないだろう。
 
この長野県選挙区は二人区で現職は民主党の北沢防衛大臣であり、報道によると小沢幹事長が民主党から二人の候補者を立てる予定でその意味では今回の若林のチョンボで一番喜んでいるのは北沢だろう。
北沢は親分筋の羽田衆議員に頼んで民主党の候補者を一人に絞るように小沢に働きかけていた情況だったからである。
これで北沢も沖縄米軍の移転問題等厳しい案件を抱えている己の仕事に真剣に取り組めると思う。
鳩山、小沢の金の問題で防戦一方に終始していた民主党だが、今回の若林問題に続いて、今度は与謝野衆議員の離党問題が現実化して自民党が混乱状態に見舞われている。
先に自民党幹事長代理を辞任した園田衆議員や旧経世会の藤井参議員や無所属で新党旗揚げを狙っていた平沼やつい先だって自民党を離党した鳩山邦夫等のベテラン議員が集まるらしい。
どれもこれも個性豊かな政治屋ばかりなのでどのようにして誰が束ねるのか知らないが、全員次の衆議院選挙では立候補の難しいオジンばかりなので、最後のご奉公として私欲を捨てて聊かでも国家のために尽くして欲しい。

   2010年4月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

「三月日銀短観発表、“景況感、四期連続改善”と公表。“そんな馬鹿な”?」

「時事雑感」2010-04-01

 エイプリルフールで桜満開の四月がスタートしたが、昨日発表された日銀短観による景況感の改善は、我々中小企業経営者にとっては全く実感の無い“嘘”の見解である。
 正に日銀短観は我がボケ頭にとってはエープリルフールであり、嘘の塊であり、国民や中小企業関係者に対する“騙し”である。
 土地価格の下降継続を初め、消費者物資はデパートまでが安売りスーパーへの対抗上、大規模な安売り合戦に参戦してきた。
無策の鳩山政権は沖縄基地移転問題に振り回されてデフレ対策に真剣に取りくめる政治状況にはない。

新卒大学生の就職決定率は70%以下で新卒失業者が増大し社会問題化することは必死であり、このような最中で“景況感の改善傾向”などと公表したら未だに就職出来ない新卒浪人は日銀を“攻撃“し、それらを現役の学生がサポートするくらいの学生運動を激化させなければ、白川総裁の目は覚めない。
確かに一部上場企業の経営内容は徐々に改善し黒字化企業の数は増えつつあることは事実であろうが、全て輸出産業であって国内市場相手の企業は相変わらず赤字経営に追われている情況に変化はない。
新大卒者数は56万人で内就職希望者が40万人で未だ13万人以上が就職の目処はついていない。

未だ一般失業者数が335万人も就職を希望している中で新卒者が就職口を求めるのは非常に厳しい情況であることは数字からも推測できる。
政府のエコ対策等の恩恵に預かった一部自動車メイカーや電機メイカー、及び中国の上海万博関連企業や建設機械等の中国バブルの特需にさせられた企業等の業績回復は事実かも知れないが、問題はそれら輸出産業の好業績も日本国内の雇用には殆ど寄与していないのが現状である。
我がボケ頭の偏見判断によると、現状の我が国の大不況は直接の原因としては、麻生政権時代に発生したアメリカ発のリーマンショックが直接の大きな原因かも知れないが、根幹は長年に亘る自民党の出鱈目な経済政策の付けである。
本来国家の財政を司る財務省と金融政策に責任を持つ日銀は国難に際しては全面的に協力して政策を遂行しなければならないのに其の兆候は全く見えない。

   2010年4月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年3月25日木曜日

「下げ止まらぬ民主党支持率」

2010-03-08
 
  このシリーズ03-1(3月1日付)で「底を打った民主党の下降傾向と頭打ちの自民支持」と我がボケ頭は書いたばかりなのに、生方なる副幹事長の解任騒動が原因してさらに下落している。
 民主党執行部に造反行動を度々繰り返した奴も下衆だし、言い分があれば自ら副幹事長を辞して主張すべきが常識だろうが、普通社会の常識が通用しないのが政界だから目くじら立ててそんな奴をまともに相手にした民主党執行部も大人気ないと言えなくも無い。
 穿った見方をすれば、この生方なる下衆野郎は元読売新聞記者の経歴があるそうだから、案外読売の渡辺ボスあたりから小遣いでも貰って民主党の内紛に加担しているかも分からない。
 いずれにしても言い分があれば役職を辞して発言すべきである。

 同じことは鳩山政権に席をおきながら小沢の辞任問題に言及している前原、仙石、枝野の三大臣や野田副大臣にも言えることで、鳩山に指名されて各々大臣ポストに就任しているが、その鳩山内閣を成立させるために民主党を先の選挙で大勝させたのは明らかに小沢のお陰である。
 しからば三段論法で突き詰めれば大臣も副大臣も副幹事長も全てその基礎は
小沢による衆議院大勝が起因しているのだから、当事者はそのことを真剣に反省して今後の自らの姿勢を正すべきである。
 正せなければ、役職を直ちに辞職して一民主党員として好き勝手に発言すればよい。
 ご馳走だけ平らげて感謝の気持ちを表せない奴どもに責任ある仕事が出来るはずが無いし、そんな二枚舌の奴どもに官位など与えるのは国家の恥である。

 昨日(3月23日)生方の記事を書き残して一部を今日に持ちこしていたら、何と小沢が介入して副幹事長を招集し、一任を受けて一旦副幹事長会で決定した生方解任決定を覆し、引き続き副幹事長職に留まることを小沢から進言され何と生方もこれを了承したと言う。
 報道によると当初の決定が小沢の取り巻きによる勇み足の行動と解説した新聞もあったので、さもありなんと思うが、これほど世間に吠えまくってあっさり鉾をいさめる生方は最低の政治屋であることを自ら証明したわけである。

     2010年3月24日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年3月22日月曜日

「止まらない日本列島土地価格下落。物価・土地下落の悪循環」

2010-03-07

 地価が日本全地点で下落が継続し、日本三大都市の地価が5%下がっているのに、中国70都市では8%上昇している。
 日本の都会を代表する銀座の一等地が前年比26%急落し、地方は18年連続で下落している現実を財務大臣や日銀総裁はどのように考えているのか。
 我がボケ頭が考えるに多分日本のデフレ対策責任者である菅大臣と白川総裁は二人とも何も考えていないのではないか。
 我がボケ頭が再三主張しているように、デフレ対策には先ず土地の下落阻止と上昇政策以外には妙手は無いと強調しているが、菅も白川も経済金融政策の失敗の責任を回避する為に積極政策を控えている。
 都会地価の急落と長期に亘る全国土地価格の下落は財務省と日銀の無策の証明以外の何物でもない。
 
世界でもトップクラスの広大な土地を有する中国ですら70都市は8%も上昇しているのである。
 土地価格の上昇政策は土地の大小ではなく国家の政策の如何に掛かっている。
 その観点からすれば現在の日本の土地政策は正に政治の貧困の付けである。
 菅財務相と白川日銀総裁が本気で腹を括って対策を打てば土地価格の下落を阻止し、上昇政策は絶対に可能である。
 札束を積極的に増刷して土地に“福沢諭吉“の札束が流れるような政策を実施すれば必ず地価は上昇に向かうことは間違いない。
 土地価格が上昇に向かえば銀行が保有する担保価値が増し、不良債権が減少するだけではなく新たな融資増も可能になることは当然である。

 土地価格の上昇によって経済活動が活性化し物価にも影響を及ぼして物価、地価デフレの悪循環が断たれるのである。
 この程度の理屈は我がボケ頭ですら理解できるのに、この国の為政者や経済運営や金融政策を担う最高責任者が命がけで取り組まない現状を見ると全く情けない限りである。
 要するに現在のこの国の為政者どもがこの国を不景気のどん底から何とか脱出させようという気概を持たないのである。
 貧乏とは全く無縁の男がこの国の親分なのだからさもありなんということか。

     2010年3月19日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年3月19日金曜日

「公明党遂に自民党との選挙協力を解消」

「時事雑感」2010-03-06

 マスコミによる鳩山政権支持率がどんどん下がっているが、鳩山も小沢も責任を取る姿勢は全く無い。
 我がボケ頭による見解は二つ、一つは小沢が創価学会を引きずり込んで参議院で公明党の二十数議席が確保出来る見通しが立ったこと。
 二つ目は当面の政的である自民党が舛添、鳩山、与謝野等の分裂騒ぎで混乱しており、参議院選挙を戦う体制を構築する準備が出来ていない。
 鳩山政権の支持率が下がっても自民党の支持率が上がらないのが現在の政情の不思議な現象である。
 昨年まで安倍、福田、麻生政権下では自民党の支持率が下がれば其の分民主党の支持率が上昇するという相関関係が形成されていたが、現在の鳩山政権下ではこの相関関係が成立していないところが異常であり不思議である。
 国民にしてみれば長年の自公政権の体たらくに嫌気が差して民主党に大いに期待して民主党に投票したのに、半年経過したのら期待外れでがっかりしたというのが、現在の民主党に対する不支持の増大であろう。
 だからと言って自民党を受け皿にしてもう一度自民党に政権を委ねたいという声は全く聞こえてこないのも事実である。
 
 先の日曜日のTBS早朝番組で野中元自民党幹事長が自民党の国会運営を“ボロクソ”に批判していた。
 一つ、如何に政権与党が強引な国会運営を遣ろうとも審議拒否は絶対にすべきではない、あくまで国会内で議論を集中すべきである。
 二つ、予算委員会はあくまで予算を審議する場であり、刑事事件がらみの問題は検察に任すべきであり、ましてや鳩山首相の高齢の母上まで引きずりだして糾弾するなぞ人権上からも政治道徳上からも絶対に避けるべきである、と。
 自民党の実力者も一線を引退すると立派なことを発言すると感心したが、本人が会長を勤めている全国農地改良事業予算の大幅削減に対しては民主党小沢幹事長を痛烈に非難していた。
 自民党政権下では例年一兆円近い予算を確保していたのを一挙に半分以下に減額されたのが余程腹に据えかねたとみえ、公然と小沢を非判していたがこれまた負け犬の遠吠え以外のなにものでもない。
 減額分をそっくり中小企業対策に廻したか否かが問題の残る所であるが。

   2010年3月15日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年3月15日月曜日

「我が国98番目の茨城空港は旧自公党政権の無駄使いの象徴」

「時事雑感」2010-03-05

 先日、茨城空港が開港したが国内98番目の空港である。
 空港本体工事250億円で関連事業全ての総計は約500億円で茨城県と県開発公社と合わせて地元負担額は250億円とのことである。
 先に97番目の空港として開港した静岡空港に比べると茨城県他地元負担額の建設費負担額は一割程度の負担と公表されているが、これは茨城空港が航空自衛隊の百里基地に“居候”する共有基地だからである。
 更に云えばこの空港、開港はしたものの現在確定している定期便は韓国仁川が一日一便と、4月16日からスカイマークの神戸便が一日一便運航予定でそれでも二便だけである。
 誰が考えても空港運営は赤字必死であり、ターミナルビルも年間2000万円の赤字は免れず、これも茨城県が県民の税金で穴埋めするわけである。
 このような赤字垂れ流しの空港を何故血税を使って乱造したのか半世紀に亘る自民党と自公政権の責任は厳しく追及されるべきである。
 現在の98空港の内70%が赤字運営であり、毎年多額の血税を食っているわけであり、こんな無茶苦茶な投資をすれば国民が“凍死”するのは当然だよ。
 98空港に対して総額如何程の血税が投入されているか我がボケ頭では把握していないが、恐らく天文学的な金額に達しているだろうし折角民主党が無血革命で政権を担ったわけだから、多額の無駄を探索する為にも枝野行革担当相は徹底的に仕分けして事実を公表すべきである。
 
 公明党は参議院委員会で“子供手当支給法案”に賛成して民主党政権にすり寄る姿勢を見せた。
 数日前に小沢が創価学会の最高幹部と面談したとの情報が流れたときから、公明党の民主党への接近は予想されたことであるが、これで小沢の幹事長辞任は完全に遠のいたと我がボケ頭は推測する。
 民主政権が公明党と連携することには、学会に反目的思想の我がボケ頭としては心中面白くはないが、折角手に入れた無血革命政権を強固に継続する為には公明党を上手く使いこなすのも仕方があるまい。
 公明のみならず自民も民主も全て政治屋どもは先ず私欲ありきであり、次に国益ありということは現実だからである。

    2010年3月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

「拝啓 株式会社商工中金 代表取締役 社長 関 哲夫 様  商工中金は本当に中小企業の味方ですか?」

「時事雑感」2010-03-04

  2008年10月に株式会社商工中金の代表取締役社長に就任されて一年四ヶ月が経過しましたが、我々御社の取引先には以前の特殊法人商工中金と全く変化が感じられません。
  それどころかむしろ株式会社への業態変更で社員に業績至上主義の方針変更が指示されたとしか思えないような、全く中小企業の経営状況を無視したような管理職が登用されていることに怒りすら覚えます。
  
  昨年1月16日付時事雑感09-01-05で社長ご就任のお手紙を差し上げ今回で二度目のご挨拶になるわけですが、今回もまた四十数年に亘る取引先としての感謝と同時に貴社管理職社員の傲慢な対応に関するクレイムであり怒りであることが残念でもあります。
  
  民間企業からの初めてのトップご就任で我々取引先も大いに期待したのですが、やはり周囲を元経済産業省次官や国税庁長官等のキャリヤ官僚に支えられては民間の自由な経営は難しいことはそれなりに理解できます。
  然しながら長年の慣例を破って敢えて新日鉄という民間企業から請われて就任されたからには、我々取引先としましては先の政権交代と同じような従来の経営から脱皮して新しい血の通った中小企業対策を強く期待したのですが、現在のところ裏切られた感じであります。
  
  我が社の社長が面談した北九州支店営業第一課の太田寛之課長は、過去四十数年以上の長きに亘る取引経過や実績を全く理解せず相当横着な傲慢な態度で一方的な行動をしたように報告を受けています。
  四十数年も取引を継続出来たことは外交と同じで当然紆余曲折が存在したことは当然であります。
  それは外交に於ける日米や日中関係と同じで、色々な局面が反映されてきたことはもちろんのこと、一中小企業と雖も長年の取引期間中には商工中金殿に対してかなり貢献してきた実績もあることを自負しております。
  我々中小企業にとりまして窓口責任者の対応は企業生命を左右される存在でありますので、宜しくご指導の程お願いいたします。
     
2010年3月6日 元始求道会 毘沙門寺岡

2010年3月8日月曜日

「日銀、追加緩和を検討? 打つ手が全て遅すぎる」

2010-03-03

  今、この国が直面している経済問題の一つが深刻なデフレであることは、菅財務大臣の説明を待つまでも無い。
  報道等によると先進国でデフレに悩まされて不況から脱却出来ずに苦戦しているのは日本だけだそうである。
  我輩のボケ頭の感覚では発展途上国や後進国はインフレに悩まされるのが通常らしいので、然らば彼らの経済政策を真似すればデフレから脱却出来るのではないかと単純に考えてしまうがどうなんだろう。
  要するに日本人は住まいはとも角衣食は満ち足りて絶対に必要なものは殆んど充足されているのに生産圧力が強いので物価が下落するのは当然である。
  このような“もの余り現象”の中で需要を刺激しようとすれば札束を超供給過剰にして余剰資金が消費財ではなく不動産に流れるような政策を講じなければ物価上昇にはならないことは十八年前の土地バブルが証明している。
  
  報道によると現在中国政府当局は土地バブル対策に躍起になっているらしいが、日本は中国の経済政策を真似してみれば如何なものかと思う。
  昨日の日経新聞朝刊に“日銀が追加緩和策を検討”といかにも悠長な姿勢が説明されていたが、我がボケ頭から言わせてもらえば今更“検討”など呑気なことを言う前に即刻“緩和策を実行”という対応をすべきではないか。
  あの広大な領土を有する中国が土地の高騰に直面している。
  人口が日本の十倍以上あるとは言いながらそれ以上に広大な面積の領土を有している中国でさえ、一度土地バブルが発生すると価格を押し上げる力が形成されることを証明している。
  その意味ではデフレ対策が効果を発揮しないのは政府と日銀の政策の失敗以外の何物でもないと我がボケ頭は判断している。
  政府や日銀は土地価格の下落の主要因は大企業が挙って海外に工場を移転しているからであると弁解しているが、我がボケ頭の思考とは相容れない弁解であり逃げ口上である。
  日銀の総裁なり財務大臣なりが“腹を括って”本気でデフレ政策を実践すればハッキリ言って簡単なことだと思う。
  要するに失敗したら総裁も大臣も所謂“腹を切る”覚悟があれば、国民は信頼して追随するはずである。

     2010年3月6日  元始求道会毘沙門寺岡

「民主党長老渡部恒三は個人的怨念による反小沢運動を止めて引退せよ!」

2010-03-02

  我が輩が小沢幹事長支持だから渡部の政界引退を進言しているのではない。
  我がボケ頭ですら承知している事実だから政治に関心ある者ならば周知の
 事だけど、今回の民主党政権誕生で渡部は当然衆議院議長に就任すると予想していたら何と社民党出身の横路に奪われてしまった。
  小沢が議長人事に介入し渡部を排除して横路を推薦したと言われている。
  マスコミ相手に渡部は「己は衆議院議長の器でもないし意欲も無い」と嘘ぶいているが、残念至極な心境は見え見えである。
  今の小沢に楯突いて負けたのだからアッサリ引き下がればよいのに、小沢の独断専行に業を煮やしていた反小沢七奉行を煽って小沢引きずり下ろしに加担させるなど、全く政治屋の恥である。
  小沢のお陰で先の衆議院選挙の大勝し、その結果鳩山政権が誕生して大臣の地位に預かったのに、その恩義を裏切るかのように大臣の地位にありながら小沢に対して辞任発言を連発するなど全く背任行為である。
  小沢に退任を促したければ潔く大臣を辞し一民主党議員に戻って堂々と退任勧告を突きつければよいものを、餌さだけ食い逃げするなど正に人間として下衆の下である。
  
  政治歴豊富な渡部の老獪さに仙石、前原、枝野の大臣どもが引きづられている面もあるが、反面これら三人は政治歴賞味期限?切れ寸前の渡部を利用して政治動向次第では使い捨てすることを画策していると思う。
  これら三人に加えて反小沢の有力者と目されている野田は財務副大臣で冷や飯を食わされているのであまり目立たないが、こいつも同罪である。
  こいつらの非人間的な行動に比べると同じく反小沢ではあるが岡田外務大臣はしっかり節度を保った行動、発言をしている、曰く「自分は鳩山民主党政権の閣僚である限り、政権と表裏一体の関係にある幹事長人事については発言しません」と明確に述べている。
  裏を返せば「反小沢の連中も小沢に対して言いたいことがあれば大臣を辞して言うべきで、在任中は大臣の職務に専念すべきである」と主張しているのと同じであり、正に正論である。
  前原の選挙区に対する箇所付け問題と言い、仙石の政府専用機無駄遣いと言い奴らの行動は全て私利私欲そのものである。

     2010年3月2日  元始求道会 毘沙門寺岡

「底を打った民主党の下降傾向と頭打ちの自民支持」

2010-03-01

 三月一日の日経新聞朝刊報道によると、「夏の参院選挙の投票先を聞くと、民主が33%と前回から2%上昇したが、自民は3%下落して20%になった。」と説明している。
 要するにこの情況が続けば参院選は民主党の勝利に繋がると言うことで、小沢は多分辞めないで参院選の陣頭指揮を執ることになるだろう。
 小沢にしてみれば民主党支持率が低迷しようと鳩山政権が迷走しようと、要するに参院選に勝利すれば目的を達成出来るわけで、このままの傾向が継続できれば多分幹事長は辞めずに参院選の陣頭指揮を担うであろう。

 小沢が常日頃から強調しているように「民主主義は数の力が基本である。」という結果が期待出来ればマスコミ報道は無視するであろう。
 先の長崎知事選や神奈川の町田市長選では確かに民主党が支持した候補者が負けたけど、国政選挙である参院選に対する国民意識とは異なると言うことを示している。
 来年度予算が膨れ上がったのは長年の自公政権の無策やリーマンショックの影響であり、民主党の無策の結果ではないことは明らかである。
 それなのに昨日田原の番組で自民党の阿呆議員が田原に煽られて盛んに民主党批判を展開していたが、田原に「自民党の予算案を何故提出しないのか?」と指摘されたら「来週には提出します」との逃げ口上を乱発していた。
 野党は、政権批判だけでは自らの党の支持率アップには結びつかないことを未だ気づかずに批判を展開しているから、夏の参院選の自民支持が下がっているのである。
 
 自民党は今、派閥維持派と派閥解消派が熾烈な内部抗争を展開している。
 町村や額賀や古賀や伊吹等の派閥の親分どもが派閥維持の為に奔走しているが、党三役の石破政調会長や枡添前厚生大臣等は積極的に派閥解消論を展開して親分どもと対立を激化させている。
 このように分裂寸前の自民党がどんなに民主党の鳩山と小沢を批判しても日本の政界を左右する力にはなり得ないことは歴然である。
 民主党は中小企業対策を前面に打ち出して臨めば絶対に参院選には勝利出来るし、聊かでも日本を変える政権運営が出来ると信じたい。

      2010年3月1日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月25日木曜日

「自民党衆参予算委員会の別行動」

2010-02-08

  自民党は衆議院予算委員会を審議拒否して委員会も国会も欠席していた。
  ところが参議院の方では審議拒否せずに予算委員会へ出席し審議に応じる決定をしたので、衆参は完全に別行動を取ることになりまるで分裂の様相を呈している。
  自民の谷垣と大島は“民主党の議会運営は横暴で怪しからん、審議拒否だ!”と息巻いて手を挙げたのに肝心の公明、共産党、みんなの党の野党連中が同調せず自民党のひとり相撲になり、手の下ろし場に困ってしまった。
  それで谷垣は議会に民主党の松本議会運営委員長解任決議案を提出して、これをきっかけに今後の委員会に出席するという敗北を認めたわけである。
報道によると公明党の山口代表が鳩山に介護政策を提言し、露骨な民主党寄り姿勢を鮮明にし、鳩山もこれに協力する姿勢を示したのはある程度予想されていたこととは言いながら流石に創価学会流である。
  今回の山口の行動は今後の議会運営にも大きく影響を与えることになろうが、割りを食うのは自民党である。
  自民党単独では民主党の議会運営を牽制することは不可能であり、何を主張してもほざいても全てが負け犬の遠吠えで無視されるであろう。
  
  “貧すれば鈍する”とはよく言ったもので最近の谷垣、大島ラインは目前の現象のみに振り回されて全く先を読んでいない。
  奴らは小沢、鳩山の退任を盛んに主張しているが、今回のようなヘマばかり続けていると谷垣、大島の方が先にギブアップすることになるだろう。
  自民党参議院の幹部連中には、衆議院は先の総選挙で大敗したにも拘わらず相変わらず次の参議院選挙の立候補者指名に主導権を握ろうとする谷垣、大島に不満を抱えているのが現状であろう。
  このような自民党だから民主党は小沢問題の対応を誤らなければ次の参議員選挙は問題ないだろう。
  今、鳩山内閣では反小沢の三閣僚、仙谷、前原、枝野が盛んに小沢幹事長の辞任発言をしているが、これは全く人道に反する腹立たしい行為である。
  小沢が選挙に大勝したから三人とも大臣の座につけたのであり、その恩義を無視する奴は人間性として最低で、小沢に注文つけたければ大臣を潔く辞してからにせよ!と強く警告したい。

    2010年2月25日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月24日水曜日

「長崎県知事選挙での自公推薦候補勝利を喧伝する自民党幹部の嘘、焦り」

2010-02-07

  元来長崎県は自民党ないしは保守系の強い土地柄である。
  その長崎県知事選挙に自公が“推薦”する前副知事が勝利したからといって民主党政権が不信任されたわけでも逆に自民党が全国民から新任されたわけでも何でもない。
  それにも拘わらず自民党の谷川や大島は鬼の首でも取ったかのように勝手に自民党の大勝利と喧伝している。
  本気でそのように考えていたならば最初から副知事を自民党公認として立候補させればよいものを、候補者が自民党の公認を辞退して無所属での立候補に固執したのと、自民党も敗北のときを想定して逃げ口上の為に敢えて無所属での推薦に甘んじたのでる。
  更に自民と一定の距離を置く公明党が副知事を自民党公認では支持してくれるか否か問題だったことも理由の一つである。
  先の自公連立の敗北で公明党は党首も交代し、自民党公認では公明の支持団体の協力を得るのが困難だという背景が存在したわけである。
  それが証拠に自民党は長崎県知事選挙の結果を我が勝利と喧伝して俄に強気の国会運営に切り替え、数人の証人喚問を拒否されて予算委員会を審議拒否して欠席したが、公明党、共産党、みんなの党の全ての野党は審議に応じていることが証明している。
  結果的に自民党の暴走と独り相撲を演出したわけである。

  長崎県知事選挙や神奈川県町田市の首長選挙の結果が来る七月の参議員選挙に全く影響しないとは我がボケ頭でも思わないが、審議拒否して大事な景気対策に影響を与えることを国民は絶対に選択しないことは間違いない。
  先にも度々書いているように民主党が勝手に失策を連発して失点しているだけで、自民党にホームランを打たれて戦況がマイナスに転じているわけでも何でもないことを谷垣や大島はとぼけているだけである。
  自民党が「それ!審議拒否だ!」と騒ぎたてたものの後には誰もついてこなかったというお粗末な作戦である。
  今回の首長選挙の結果を民主党としても政権政党の立場で真剣に捉えて来る参議員選挙に圧倒的な勝利を収めるために、“血を流す”対策も実行する決断が必要だとボケ頭なりに主張したい。

    2010年2月22日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月18日木曜日

「兄弟は他人の始まりと言うけれど、それでも鳩山下種兄弟の“お袋様”を巻き込んだ最低の兄弟喧嘩」

2010-02-05

  我輩にとって我が“お袋さん”は既にあの世の存在ではあるが、それでも我輩が社会人になってからの生前の母は我輩には“聖母マリア”?様並みの対象であったと言っても過言ではない。
  今でもお袋さんの写真を財布の中に忍ばせている程の位置づけである。
  鳩山が兄弟喧嘩をするのは勝手だけど、兄貴由紀夫に日本国の最高指揮官との意識が聊かなりともあれば、親子関係に於いても日本民族が引き継いできた“母を強く敬う”模範的な対応をして欲しい。
  と言うことは如何なる犠牲を払っても“お袋様”を政争の中に引きずり込むことだけは避けなければならない。
  例え野党の“下衆野郎”どもが相手の国会答弁であろうとも「お袋様に関連する質問には一切お応えしない!」と毅然として回答拒否をすべきである。
  野党の度重なる質問に対して「母からの云々」を連発する鳩山の姿を見ていると、他人事ながら怒りが込み上げて仕方がない。
  己の最愛の“お袋様”を守れずして国民の安全など守れるはずが無いし、またそのような腰抜けに我々国民は命を預けられるわけが無い。
  
鳩山の態度も情けないが、自民党の谷垣はこともあろうに鳩山の87歳の“お袋様”を国会に参考人招致するなどと抜かしているのを見ると自民党の奴らに“人権意識”など皆無であると思わざるを得ない。
政争の為には手段を選ばず“何でもあり”を地でいく野党の代表とは言え絶対に許されざる発言である。
  このような精神構造だから、自民党が政権の座にあるときに後期高齢者の保険料率を上げるなど高齢者に冷酷な政策を実行したわけだ。
  自民党もこのような高齢者の人権を無視したような政治姿勢を継続している内は絶対に国民の支持は得られないので、その意味では阿呆な谷垣がこのような姿勢を継続する方が民主党政権維持のためにはプラスではあるが、、、。
  鳩山兄弟の経済的背景が今回の資金問題で明らかになるにつれて、兄貴は総理大臣のポストを金の力で買い上げ、弟邦夫も数度の大臣ポストを金力で獲得したことが天下に晒されたように思えて仕方がない。
  本当に国民に支持される民主党として、一日も早く再出発すべきである。

    2010年2月15日    元始求道会 毘沙門寺岡

「株式会社日本政策金融公庫に物申す」

2010-02-06
  日本政府の政策で政府系金融機関が統合された結果に生まれた政府系の総合金融機関とは謂え、会社更生法を申請受理された日本航空に結果的に多額の負債を抱え込む情況に陥ったことは事実である。
  本来の統合の第一の目的は、中小企業金融を強化する為に旧中小企業金融金庫と旧国民生活金融公庫及び農林漁業金融公庫が合併統合されて更に中小企業支援を強化することが主体だったはずである。
  所が統合ついでに中小企業とは全く無縁の国際協力銀行まで飲み込まされ中小企業対応が薄められたような感じである。
  もしかしたら目的をぼかすことで今回のようなJAL対策も可能にする意図が当初から役人どもの想定内だったのかも知れない。
  日本航空の法的措置が天下に公表されて日本政策公庫のJALに対する債権(保証債務)が公になって驚いたのは我輩だけではあるまい。
  中小企業専門の大きな政府系金融機関が誕生したと思い、一中小企業経営者として非常に大きな期待をしたのに完全に肩透かしを食った感じである。
  
公表された資料によると2009年3月末現在の政策金融公庫の融資残高は総額24兆6千億円強である。
  部門別融資残高
  国民生活事業   7兆5千億円 
  中小企業事業   5兆6千億円  中小企業関連 小計13兆1千億円
  農林水産事業   2兆8千億円
  国際協力事業   7兆3千億円
  危機対応     1兆4千億円
    合計    24兆6千億円
上記のように政策金融公庫の半分以上は中小企業向け融資であるが、残りは種々雑多で我がボケ頭には理解不能の貸し金である。
  政策金融公庫の日本航空に対する債権は航空機等のリース保証額を含めると現時点で約4千億円の膨大な金額に達している。
  JAL関連の負債の影響を中小企業関係者にしわ寄せされるようなことは絶対に亀井大臣は許さないだろうが、このようなドブに捨てる金があるのであれば、国家経済の根幹をなしている中小企業につぎ込んでくれと言いたい。

     2010年2月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月12日金曜日

「日銀と財務省は何故本気でデフレ対策に取り組まないのか?」

2010-02-04

  長年に亘る念願の政権交代が無血革命というすばらしい政変で成し遂げられたにも拘わらず、わずか五ヶ月で今、国民の期待を裏切りかけている。
  それは言うまでも無く、政府を代表する鳩山と党を代表する小沢の二人を取り巻く政治資金スキャンダルの所為である。
  この国は今、中小企業危機や失業者の増加、デフレ問題、年金問題、国会議員を初めとする公務員のリストラ、役人の減給等当面の懸案を至急に対応しなければならないことが山積しているのに、野党は鳩山、小沢問題のみを来る日も来る日も“馬鹿の一つ覚え”で追及し緊急の経済問題をまったく無視しているこれまた無責任野党そのものである。
  両ヘッドの問題で鳩山政権と民主党の支持率はかなり落ちているのは仕方のないことだが、冷静な国民の目は野党自民党にも厳しい視線を向けているのは間違いなく、“馬鹿の一つ覚え”しか唱えない自民党にも未だ愛想をつかしている証拠に自民党の支持率が殆んど回復しないことが、そのことを明らかに証明している。

  ところでリーマンショックの震源地である米国は、日本を初め世界各国がその影響から抜け出せずに経済対策に汲々としているのを尻目に米国経済はかなり好転の兆しがあると報道されている。
  その大きな原因の一つはもちろんオバマ大統領の行政効果であるが、もう一つはアメリカ連銀の素早い動きであり、責任ある対策にあると思う。
  責任の所在の背景は連銀議長の任期の長さにも起因しているのではないかと、我がボケ頭は考えている。
  因みに現バーナンキ議長は2006年に就任しているが、前任のグリンスパーン氏は何と19年間も議長職に貢献している。
  在任中には当然ながら民主党と共和党の両方の大統領とアメリカの国益のために懸命に仕事に専念しているはずである。
  因みにグリンスパーンの更に前任者ボルガーも8年間、議長を務めている。
  方や日銀総裁の任期はというと一期5年で、先々代までは長年に亘り日銀総裁ポストを生え抜きと旧大蔵省が交互に就いた。
  その関係で過去は五年で交代したこともあり、危険な政策の実行は避けてきた経緯があるが、現在の経済危機には果断な政策を実行すべきだ。

     2010年2月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月6日土曜日

「小沢民主党幹事長、不起訴が政界に与える影響」

2010-02-03 

  昨日、東京地検特捜部は政治資金規正法に関する小沢幹事長の嫌疑に対して不起訴処分と決定した。
 我輩も含めて今までのマスコミ報道に洗脳されて、多分小沢が起訴されると誤解していた国民も多かったと思う。
 所が昨日、検事総長以下検察庁幹部が出席して開かれた検察合同会議では小沢の不起訴が正式決定された。
 小沢不起訴の報道を知って聊か“アレッ!”と感じた国民も多数いたのではないかと思う。
 所が今朝の朝日新聞の論調を見ると、宗像元東京地検特捜部長の見解として「今回の小沢問題はあくまで形式犯なので起訴は最初から難しかったと思う」と元の古巣に対して結構厳しい指摘をしている。
 更に小沢の子分である石川議員の逮捕に対しても、国会開会の直前に慌てて身柄拘束をする必要性があったのか聊か疑問であるとすら言明している。
 この宗像元部長はテレビに弁護士として度々出演して、多少小沢に厳しい見方をしていただけに不思議な思いもあるが今回の見解が本音なのだろう。
 
 その前提で今、衆議院予算委員会の自民党の質疑をテレビで見ていたら、昨日まで質問時間の大半を費やしていた鳩山、小沢の政治資金問題には全く触れなくなった。
 小沢を刑事犯として訴追出来なくなった以上、政治資金問題を追及出来るのは政治家としての“道義的責任”しかないわけである。
 そこで我がボケ頭の判断からすれば、現在の国会議員の中で政治上の道義的責任を全うしている奴は皆無と考えているからである。
 全ての衆参議員は突き詰めれば私利私欲の為に行動している奴ばかりである。
 例えば小沢の道義的責任を追及すればするほど、西松建設から政治献金を受領した森や二階やその他自民党の国会議員に波及することが明白だからだ。
 現在の自民党国会議員の中で、「我輩は道義的責任について完璧に行動している」と命がけで国民に約束できる奴がいるとすれば明言して見よ!
 そのような背景から自民党は明らかに国会戦略を変更したとしか思えない。
 このような自民党では小沢は幹事長を辞めないで参議院選挙運動に専念し、民主党を勝利に導くであろう。

    2010年2月5日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月4日木曜日

「我が国の国益を脅かす米国政府のトヨタ自動車に対する厳しい仕打ち?」

2010-02-02

 生産数でゼネラルモータースを追い抜いて世界一の座を勝ち得た直後から、米国トヨタはアクセル関係の不具合によるリコールとその後の生産停止問題で大変大きな経営的マイナスを受けている。
 ボケ頭故に専門的な知識は程遠いが、報道によると米国に於けるリコール対象車が230万台という天文学的数に達しているそうである。
 其の上リコール問題に関連して米国政府は人気車種カローラなど8種類の生産停止命令を強行してきた。
 多分、同じ状況が日本国内で発生したとしても、生産停止などという厳しい処置は絶対に起こりえないことである。
 これらのトヨタに対する理不尽とも思える米国政府の強行策は、今米国が形振り構わず再建に奔走しているGMの経営を助けるためではないかと疑って見たくもなる。
 
米国政府は民事再生法によるGMの再建のために約三兆円を融資し、新規発行株式の60%を保有しているので現状ではGMは純然たる国営企業である。
 そのGMがトヨタの顧客を奪い返す為にトヨタ車の下取りに限って一律千ドルの買い替え補助をするとのことである。
 つまり再建の為にすでに三兆円の血税を投入した上に、更に一台あたり千ドル(九万円)の血税を販売協力金として援助するというわけだ。
 とに角、血税をどんどん注ぎ込んで何が何でも米国の象徴企業であるゼネラルモータースを助けたいとの米国政府の意思表示である。
 トヨタのリコールをカナダ、欧州、中国まで広げると215万台が追加されるので、米国と合計すると445万台に達する驚くべき台数である。
 現在我が国の税収は37兆円にまで減少しているが、過去にはトヨタ一社で一兆円近い納税をした記録もあり、昨年のリーマンショック発生までは毎年数千億円を納付して日本国に貢献している。
 その意味では米国によるトヨタ叩きは大きく日本の国益を損なう理不尽な行為であり、日本政府はもっと国家としてアメリカ政府に国家ベースで対抗的に行動し、支援すべきではないか。
 過去にはトヨタは十年間運動会をやる企業力を持っているといわれたことを記憶しているが、現在のような巨大化した状況下では無理な話であろう。

    2010年2月4日  元始求道会 毘沙門寺岡