毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年11月30日月曜日

09-11-09

「ラグビー早慶戦のお粗末」
先ず早稲田の先発メンバーを見て早稲田ファンなら誰もが「アレッ!何で山中は先発出場しないんだッ!?」と素朴な疑問を持ったに違いない。
 山中は187cm、95kgの大型スタンドオフの逸材である。
 先発出場した村田は174cm、80kgの大きさからだけ見れば日本選手としては普通のスタンドオフのサイズである。
 釈迦に説法かも知れないが、スタンドオフは司令塔でありティームプレーを生かすも殺すもスタンドオフの腕次第といわれるポジションでもある。
 我輩が収集した山中選手の情報によると、対抗戦の真っ只中に日本代表に呼ばれ三週間早稲田の練習に参加しなかったということは聞いている。
 我輩は日本代表で怪我でも負っているのかと思ったら、代表での試合には出場の機会がなかったというから、日本代表に呼んだ奴も無責任だし、送りだした監督にも非があると我がボケ頭は思う。
 村田がスタンドオフを勤めた60分間の選手の動きを見ていると、完全にスタンドオフの作戦を慶応に見破られていたのは間違いない。
 何故かと言うと村田自身が自らボールを持って敵陣に突進するプレーを殆どみせず、ただハーフから受けたボールを左右バックスに振るか、キックで相手陣にけり返すかの単純プレーが多かったので慶応は余裕をもって阻止していた。
 前半の早稲田のもたつき振りからして何とか作戦変更する為に、後半は初めからスタンドオフに山中を起用するものと我がボケ頭は予測していたら、何と相変わらず村田が核としてプレーしているではないか。
 瞬間、過去に「監督が阿呆やから野球遣ってられへん!」と嘯いた当時阪神のエースで元参議員、江本の言葉を思い出した。
 前半終了のハーフタイムに於ける中竹監督のインタビュウーで曰く「選手達は前半の戦いを反省して“自主的に”作戦を構築するでしょうから特別なアドバイスはしておりません」だって。
 こんな姿勢ならば監督なんて早稲田には必要ないぜ、と思いたくなる。
 一体早稲田はどのような方法で誰が出場メンバーを決定するのか、是非とも
監督に説明して欲しいし、早稲田大学ラグビー部のこの国に於ける位置づけや国民的関心度から見ても監督の説明責任はあると思う。
 多分、早稲田ラグビー部に対して、我輩と同じ疑問を持っているファンから苦情や不満の電話やメールが殺到しているはずである。
たかがラグビーされど早稲田ラグビーなのである。

     2009年11月24日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-10

「見飽きて聞き飽きた鳩山政治献金問題」

 自民党の幹部、特に大島幹事長や町村、伊吹等の派閥の領袖どもが未だに長年の与党感覚つまり与党ボケが抜けず、相変わらず負け犬の遠吠えばかりが聞こえてくるだけで見苦しい限りである。
 自民は懲りもせず坊主のお経みたいに“鳩山献金問題”ばかり論議しているが、国民はこの程度のことは全て承知の上で鳩山民主党を選択したのであって、
それが証拠に自民がこれ程鳩山を追及しても民主党の支持率は殆んど下がらず未だ60数パーセント以上の高支持を確保している。
 検察も確かに鳩山問題の捜査に入っているが、検察に今一つ熱意が沸かないのは鳩山資金の全てが鳩山個人乃至母親からの資金だからである。
 母親の資金はいずれ鳩山兄弟が相続すべき金で、潜在的には鳩山個人の資産である所謂鳩山勘定である。
 マスコミが最近になって鳩山献金問題で急に取り上げ出したのが、母親から九億円が貸しつけられていることが発覚したと報じている。
 この金額を鳩山は承知していなかったらしいが、見方を変えればそれだけ豊富な個人資金を持った総理大臣であれば田中角栄のようなワイロ的な仕事はしないだろうし、その意味では国民としては安心である。
 新聞報道によると検察は鳩山の母上安子さん87歳に事情聴取を予定して捜査を進めているらしいが、我輩の我がお袋に対する感覚からすれば、母上様に対する事情聴取を含めた検察の介入は絶対に阻止すべきである。
 事件の内容に関係無く、己にとって一番大事な母上すら公的機関から守れないようでは、人間として全く評価できない。
 指揮権を発動して献金問題に幕引きをして母上を守り、鳩山は総理を辞して潔く政界から引退せよ。
 最愛のお袋さんを守れずしてどうして国民を危機から守れるというのか!
 反対に自民党の二階前大臣他多数の国会議員は全てが企業からの献金という名の下に受け取った非常にワイロ性の強い寄付金ばかりである。
 然るに検察としては、真剣に取り上げれば必ず成果が得られる自民党関係の違法問題については非常に遣り甲斐のある懸案だと思う。
 大事な予算審議を犠牲にして景気や困窮した中小企業救済を放置する自公野党、特に自民党は不正献金受領で二階よりも金額の多かった尾身も当然糾弾すべきであって、検察としては至急捜査に入ることを強く期待する。

   2009年11月29日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月23日月曜日

09-11-08

「鳩山政権、初の強行採決 大歓迎!」

 旧自公連立の麻生政権時代に、憲法59条2項の三分の二条項を乱用して十七本もザル法を強引に成立させた暴挙に比べれば、今回の多少強引な可決など大人しいものだ。
 当時の野党である民主党他は参議院では過半数を確保しているにも拘わらず自公に勝手に振舞われたわけだから、今更自民党の大島が民主党の手法を強行採決と非難しても負け犬の遠吠え以外の何物でもない。
 常日頃から民主党の小沢幹事長は「民主主義の基本は多数である」と言うのが持論であるが、今回はその政治姿勢を実践しただけのことである。
 野党自民党の大島以下幹部どもに対して、「強行採決されて文句があるなら選挙に勝ってから言え!」という小沢の回答である。
 自公の幹部共も未だ旧連立政権大敗の反省も総括も出来ずに与党ボケを引きずったままなので、当分強い野党にもなれないことを自覚せよ。
 政権交代による鳩山内閣成立下での初の施政演説に対して、野党自民党の大島の批判に対して“自民党だけには言われたくない”と答弁していたが、鳩山にしてみれば“大島さんあんたにだけは言われたくない”と言い返し、其の上で野党自民党の全ての非難に対してそのように答えたいのが本音であろう。
 このような泥仕合ばかりに現を抜かしていたら、自公が再生することは無いので民主党は安泰であるが、ここで鳩山に誤解して欲しくないのは政権交代によって鳩山民主党政権を作るのは手段であって、あくまで目的は民主党政権による国民の為の政治の確立である。
 その為には最低でも十年間の長きに亘り政権を担い、この国を政治的にも経済的にも大混乱に陥れた自公の悪業を暴き、先ず野党自民党と公明党を徹底的に破壊して再起不能に陥れることである。
 マスコミは鳩山政権と小沢民主党が必要以上に分離していることを喧伝しているが、我がボケ頭が考えるには民主党の党首はあくまで鳩山であり、首相も鳩山であって小沢はあくまで民主党のNO2の幹事長である。
 ということはもしも鳩山、小沢の間にトラブルが発生しても鳩山は党首として小沢を解任できても、小沢は鳩山党首を解任出来ない相互関係である。
 野党の連中が二人の関係を面白おかしく喧伝しているが、小沢が鳩山を引きずり下ろすには鳩山の任期満了まで待つしかない。
 初めて政権を担当して全てが順調に運ばないのが普通である。

     2009年11月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月19日木曜日

09-11-07

「鳩山政権よ、徹底的に“事業仕分け”を推進して無駄を排除せよ!」

 仙谷行政刷新相が担当する行政刷新会議の事業仕分けが17日に第一弾を終え、来年度予算要求の無駄を洗い出す初の試みがスタートした。
 “事業仕分け”の詳細は我がボケ頭では把握しづらいが、要するに五日間の仕分け作業で46事業、15基金から約一兆円の“無駄金”が指摘され、来年度予算から削減されるということらしい。
 第二弾を24日から27日にかけて実行するとのことで最終的には更に二兆円を上乗せして合計三兆円を“浮かせる?”計画だそうである。
 例によって自民党の大島幹事長は仕分け作業について「パフォーマンスにしか見えない」とこき下ろしているが、同じ自民党の谷川参院幹事長は「皆勝手に言いたいこと言っている。こらおもろいわな。新鮮に映る。非常にヒットしている」と褒めちぎり、「なんで自民党の時にせなんだか」と残念がっていた、と某大手新聞が取り上げていた。
 谷川参院幹事長は流石に先の首班指名で自民党候補に祭り上げられただけの大人の対応振りであり、大島の方は相変わらず負け犬の遠吠えである。
 何しろ新宿区の体育館を借り切って公衆の面前で討論を繰り広げたわけだから、マスコミも国民も色々な見解や感想を述べているが、国民の血税の使い方について少しでも関心を強めたのは事実であり、大いに評価したい。
 各省の局長クラスが政府側委員の国会議員や民間人から吊るし上げられるわけだから、弁護士無き人民裁判とか揶揄する輩もいるが何事も最初から全てがスムーズに行くわけでは無いし、それでも今回の試みは先ずは成功である。
 仙谷大臣や枝野総括責任者は第一弾の戦法や手法、内容を更に吟味して第二弾を尚一層盛り上げて国民に更なる関心を高めることを期待したい。
 今回の事業仕分けを是非とも成功させて、次は今回の手法を生かして自公政権下で役人の意のままに出鱈目な予算案を計上した責任を追及すべきである。
 今後の予算から無駄を徹底的に排除することは勿論大事なことであるが、過去の放漫政策を絶対に放置してはならない。
 国民の血税を食い物にしてきた天下り先の特殊法人は、公金横領と紙一重の血税の浪費をしているのは間違いなく、特に精査して国民の前に明らかにして責任を追及する為に、国民は民主党を選択して政権交代させたことを一瞬たりとも鳩山以下民主党の連中は忘れてはならない。
 民主党政権が自公連立の悪行を追及できなければ政権交代は無意味である。

      2009年11月18日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月14日土曜日

09-11-06

「オバマ米国大統領来日の対する鳩山首相の解せない対応」

  オバマ大統領が来日直前になって来日予定を一日延期したのは確かに異例中の異例であり、そのことで日本政府の公式行事に多くの調整が生じ、警備問題はじめ日本政府が緊急対応に対する数々の困難に直面したことは理解できる。
 しかしこのような緊急避難的な事態は起こりうることも事実であり、そのような緊急事態に対応するのが政治家なり官僚の力量ではないか。
 オバマが訪日直前に予定を変更したのは、先月6日にテキサス州フォートフッドの世界最大の陸軍基地で起きた、想像を絶する米国軍人による乱射殺傷事件の葬儀に列席する為である。
 死者13人、負傷者三十数人といわれる大惨事であり、葬儀に参列することが国益を第一に考えた結果のオバマの決断であり、アメリカ国民に対する大統領としての強いメッセージなのであろう。
 直前の訪日予定を変更したとは言え、オバマも訪日の後は鳩山も出席するAPEC(アジア太平洋経済協力)に出席する予定である。
 我がボケ頭が解せないのは鳩山は13日午後来日したオバマと日米首脳会談を行い、記者会見の後、夕食会を済ませて、翌14日の大事な予定を無視して賓客のオバマ大統領を子分どもに任せて開催地に発ってしまったことだ。
 14日午前にはオバマが日本国民と政府に向かって大事な演説をし、日米同盟を基軸にしたアジア外交の基本政策や米国がアジア・太平洋地域の問題に積極的に関与し、この地域で指導的役割を担う意欲を表明した。
 拉致問題にも言及して日本人拉致被害者の行方が全て明らかになるまでは、北朝鮮は近隣諸国との正常化はあり得ないと警告した。
 中国の無謀な軍事力増強による脅威や、ロシアの理不尽な外交姿勢に振り回されている非常に微妙な状況にある日本の立場を考慮した演説をしているのに、
肝心の日本国総理大臣が欠席するとは、鳩山には国益に対する順番を考える判断力が欠如しているとしか思えない。
 我輩は鳩山の内政に関してはせめて三ヶ月や100日、はアメリカ流に批判は避ける積もりで今日まで対応してきたが、我が国家元首である天皇陛下によるアメリカ合衆国元首であるオバマ大統領招待の午餐会にも欠席するに及んでは、言語道断である。
 オバマも同じAPECに出席して間に合っているし、鳩山の演説など各国出席者には関心は無く、日本がいくら金をばら撒くかだけである。

      2009年11月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-05

「放漫経営の結果、倒産必至の日航に血税を投入するな! 一旦潰せ!」
  
  日本航空は国策会社として一旦1951年に設立するが1953年に解散し、改めて日本航空会社法に基づいて旧会社の権利義務を受け継いで発足した会社である。
1987年に民営化したものの実態は半官半民の親方日の丸経営で今日に至っているが、過去は長年に亘り旧運輸省等の次官クラスの受け皿会社であり、現在は286企業が官僚天下り会社としてぶら下がっている。
1985年8月12日に御巣鷹山激突事故が発生し、わずか4人生存、何と520人という大勢の人命を奪う大惨事が発生した。
我輩も当時は年間を通じてかなり日航を利用していたので、非常にショックを受けた記憶があるが、確かに事故直後は日航職員には緊張感を持って仕事に励んでいたと思う。
しかし時間の経過とともに事故の悪夢も薄らぎ、経営者以下現場に至るまで元の親方日の丸感覚に戻ってしまったのも事実である。
ライバル会社の全日空は、今期こそ米国発の経済混乱で多少の赤字計上を強いられているが、資金繰りも万全でしっかりと自主経営しているではないか。
我輩の知る限りでは日航は設立の経過からして、政治屋、高級官僚、財界人に頭が上がらず奴らの馬鹿息子どもの格好の受け皿に利用されている。
286の系列企業にどれ程の役人OBが天下っているか承知していないが、親方の日航は赤字で青息吐息経営なのに子分どもは競争相手を排除しているから充分利益を確保する遣り方は、旧高速道路体制と同じ構図である。
我輩が日航から新幹線に乗り換えたから言うわけではないが、会社は倒産寸前の経営危機に瀕しているのに、機長他職員は年末のボーナスを無茶な要求するは、OBどもは破格の年金(583万円)をゴリ押ししているそうだけど、こんな国賊どもを血税で助けていたら国民は一斉に納税拒否するぜ。
我が方も大変お世話になっている日本政策投資銀行様に苦言を呈するわけではありませんが、報道では御行はすでに日本航空に2346億円の大金を融資されていると承知しています。
其の上墜落寸前の日航株式を8000万株も所有しおられるやに聞いていますが、これとて墜落すれば紙切れで燃えてしまうのみです。
其の上追加融資の話を聞きますが、そのようなあぶく銭をお持ちならば是非中小企業に廻して頂きたく、中小企業会を代表して心からお願いいたします。

   2009年11月12日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-04

「野党よ、いい加減に鳩山の政治資金問題は司法の手に全面的に委ね、今一番重要で国民的関心の高い景気回復策と中小企業対策等を真剣に議論し即刻実行せよ! 反対に鳩山は自民党長期政権、及び十年間に及ぶ自公連立政権が犯した数々の反国家的悪業を調査し天下に公表し至急断罪せよ!」

 先にこの欄で書いたがニューク市長に三選を果たしたブルームバーグ市長は、最終的に90億円の自己資金を選挙運動に使ったと報道されている。
 自己資金であれば選挙運動資金は無制限である、というのが民主主義の先進国アメリカ合衆国の憲法規定である。
 このような選挙運動に対する概念がこの国を世界一強大な国家に成長させたのであり、我が日本も米国に対抗して対等な外交関係を期待するならば、日本国を強国に成長させることが先で、その為にはわずかな金の処理を懲りることなくちまちま追及していては米国に突き放され国益を害するだけである。
 誤解して欲しくないのは、我輩は鳩山を庇っているのではなくこの程度の資金処理問題がどれ程国益を害する大問題か、と指摘しているのである。
 一国の指揮官は選ばれた以上命がけで国政に専念させる為に、民主主義先進国のフランスでもドイツでもイタリアでも多数の国が在職中は刑法上の訴追を禁止しているのである。
 
鳩山が命のある限り政権の座にいる独裁者ではないし、首相在職中は命がけで日本国のために全力投球させ、首相の座を降りてから野党は納得いくまで追及すればよいのである。
 その姿勢こそが野党として国家に貢献できる唯一の政治活動である、ということを自民党や公明党の野郎どもは一日も早く自覚せすべきなのに、参議院選挙の行く末を考えるなど自公は全く国益など念頭にない国賊政党である。
 来年七月の参議院選挙を念頭に与党民主党の親分攻撃に熱心なのか知れないが、自らの長期政権に対する公式な反省も総括も国民に対するお詫びもせずに、国民がそんなに簡単に自公政権の悪業を忘れて許すわけがない。
 日本国民はお前ら自公の阿呆どもが考えているほど馬鹿な民族ではないし、あまり国民を舐めるんじゃないぜ!
 鳩山に一言アドバイス、今度予算委員会で野党が再度政治資金問題を持ち出したら開き直って「野党の諸君、米国の選挙資金制度を勉強して出直せ!」と。
 其の上でニューヨーク市長選挙資金の使用額90億円を指摘せよ。

     2009年11月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-03

「松井ゴジラ、ワールドシリーズでMVP獲得」

  凄い、唯々感激!第六戦をテレビ観戦していて松井の活躍に一喜一憂。
 第一打席で粘りに粘った後ツウーランホームラン。
 松井のスイングを見ていて何かやらかしてくれるのではないかとの予感がしていたら、いきなりホームランをかっ飛ばしてくれた。
 第二打席は満塁のチャンスにセンター前にタイムリーヒットし、また二打点追加で計4打点。
 更に第三打席ではライトフェンスを直撃するタイムリー長打で二打点獲得して、其の時点でのヤンキースの全打点を松井一人で獲得した。
 我輩は段々感情がこみ上げて来て押さえきれず自然に涙ぐんでしまった。
 イチローの九年連続200本安打新記録達成の瞬間も確かに感激したが、今回の松井の活躍はまた違った意味で我輩を感動させてくれた。
 2006年年から今年にかけて松井は左手の骨折や膝の故障、手術等に見舞われ、ヤンキースは最早松井を必要としていないのではないかと、ニューヨークのマスコミが報道したことも知っていたので、尚更松井のワールドシリーズの活躍をすばらしく感じたのだのかも知れない。
 第三打席で長打を放った後、五万人の大観衆が松井に向かって“MVP”の連呼をしているのを見て我輩の感情も切れて何故か涙が込み上げて来るのを押さえられなくなった。
 やはり俺は日本人だな、とつくづく感じた瞬間でもある。
今、民主党政権になってアメリカとの外交関係が必ずしもスムーズに行っていないことをマスコミは喧伝しているが、今回のワールドシリーズでのヤンキースの優勝に貢献した松井の活躍と、更に松井が最高殊勲選手に選ばれたことによるニューヨック子の日本人に対する親しみは、民主党政権の下手糞な対米外交活動よりも遥かに日米関係の向上に寄与したと感じている。
 アメリカ第一の大都市ニューヨーク市民が日本に強い親しみと関心を持てば、自ずとアメリカ全土に友好関係は強くなり広まるはずである。
 松井は政治的に日米関係に大きな貢献をしたという意味では民間の駐米大使の大きな役割を果たしたことになる。
 MVP表彰式の場で松井がインタビューに答えた言葉がすばらしい、曰く「私はニューヨークヤンキースが好きです、ティームメイトが好きです、ニューヨークが好きです、そしてヤンキースファンが好きです!」。

    2009年11月5日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-02

「自民党幹部の“負け犬の遠吠え”舞台化した予算委員会」
  
二日から始まった衆議院予算委員会での自民党幹部議員の発言は、正に先の衆議院選挙で大敗した負け犬の遠吠えである。
 敗北の総括の中で自民党は過去の政策を反省し、大幅に若返りを図り新しい自民党を構築する云々と公言しておきながら、質問者の顔ぶれは全く“昔の名前”で出ていますという芸者並みの振る舞いである。
 発言者の一番バッターが現幹事長の大島、二番が最大派閥の親分である町村、三番が過去に加藤派の親分であり総裁目前まで経験した長老加藤である。
 二日目はカモフラージュの為に二人ほど無名の若手を起用したが、三人目には現政調会長の石破であり、締めくくりは麻生政権では影の総理と言われた当時の実力者である菅である。
 これだけ自民党は幹部を揃えて鳩山政権と対峙するかと思ってテレビを見ていたが、四十日前まで大臣や与党幹部でふんぞり返っていた連中とは思えないほど、全く迫力も政権奪取の意気込みの欠片も見えない哀れな姿を見て向こう十年間は民主党の天下は変わらないことを確信した。
 自民党を代表する幹部メンバーばかりでありながら、今日の経済的困窮状況を作り出した無責任な政治運営や、国家に800兆円近い大借金を作り国民に大きな負担を負わせた政治責任に対して一言もお詫びしない態度に、国民は新たな怒りを覚えるだろう。
 中小企業は相変わらず厳しい経済環境に曝されているのに、中小企業救済の発言は皆無で、取り上げたのは鳩山総理を巡る政治献金問題ばかりである。
 今更、鳩山を個人攻撃しても国民生活が豊かになるわけでも無いし、国内経済が活性化する分けでもないし、失業者の数が減るわけでは無いし中小企業経営が楽になるわけでは無いし我輩の感覚からすれば自民党阿呆議員の発言は国益優先の内容が全く含まれていない。
 鳩山は己のポケットマネーを政治に使ったのであり、自民党幹部どもは汚れた金をかき集めて政治資金と称して浪費しているのであり、鳩山の政治資金とは全く異質であり、自民幹部どももそのことを承知しているので時間潰しに八百長発言をしているだけである。
 鳩山が“俺は俺の手持ちの金”を使っているのであって、“お前たちはワイロの金”をもらって浪費しているではないか!と恫喝するくらいの元気のある所を見せて欲しいぜ。

     2009年11月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-01

「日本は米国の選挙制度を見習え!」
  米国の選挙制度では原則として、自費で選挙運動をするかぎり、使う額に制限はないそうである。
 もしも此の制度が日本で取り入れられれば、いま野党が騒いでいる鳩山総理の選挙管理費用騒動など捜査の対象にすらならない。
 何故なら鳩山は世界一のタイヤメイカーであるブリジストン創業者の孫であり、大量のBS株も保有しているし大金持ちである。
 現在野党が批判の矛先を向けているのも全て鳩山個人の資金であり、他人からの寄付金は皆無なのでアメリカの選挙制度では批判の対象にすら成らない。
何しろ民主主義の先進国アメリカの制度だから参考にする価値はあるはず。
 日本人の感覚では多少違和感があるかも知れないが、ニューヨークのブル-ムバーグ市長は今月三日に迫った三選目の再選に向け、77億円の自己資金を投じているそうで三選も確実と報道している。
 ただニューヨーク市には三選禁止規定があったがブルームバーグ市長は二期目の途中に条例を改正して三選を合法化してしまったが、ニューヨーク市民の判断だから正当化されるし、四選を平気で認める日本的感覚からすれば大した問題ではない。
 何しろ1兆4500億円の個人資産を有する全米8位の富豪で、市から受け取る年収は1ドル?とのことで実質無報酬である。
 日本も此の制度を早急に取り入れ、首長も地方議員も国会議員も報酬を生活費に当てずに自立できる資産家だけに絞ればどれ程の節約になるのだろうか?
 以前、このコラムで書いた記憶があるが、ロンドン市会議員は年収1000万円(約6500ポンド)以上確保出来なければ立候補の資格がないし、市議会も原則として夜8時以後に開かれるそうで、市会議員活動は半ば奉仕である。
 民主党が念願の政権を奪取した今こそ無血クーデターに相応しく、政治資金についても根本から改正する必要である。
 民主主義先進国である英国や米国の合理的な要件を至急検討し、節税に繋がることは大いに採用すべきである。
 個々の改善策に対して自民党や公明党が如何に反対しても、国益に叶い国民の為に寄与する改正ならば国民の支持を背景に敢然と改革にチャレンジすべきであり、実践することが無血革命を成就させることに連なるなることを鳩山以下民主党幹部は強く肝に銘じて行動することを厳しく監視していきたい。

     2009年11月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-10

「最新鋭護衛艦“くらま”の衝突事故雑感」
 27日夜に関門海峡で起きた護衛艦“くらま”と韓国のコンテナ船との衝突事故報道を見て、先ず“くらま”が海上自衛隊でも最先端の装備をしている護衛艦であると言うことであり、その戦艦の事故という事実である。
 戦争状態下では如何なる状況にも対応しなければならないのが戦艦の責務であり、其の点からすれば会場交通規則云々以前の問題と思う。
 報道によると事故現場は幅500メートルの狭い海峡で、護衛艦も艦長自らがこの難所を通過する為に指揮を執っていたと証言しているし、然らば韓国船が違法に進行してきても護衛艦を守る対応をするのが戦艦の取るべき手段ではないかと我がぼけ頭は考える。
 誤解しないで欲しいのは、我輩は決して韓国船の弁護をしているのではないし、普段から我輩は韓国に対しては辛口であり、今回の緊急事態に対して戦場ならば如何なる対応を艦長は指示したのかということを問いたいのである。
 その後の調査では、関門海峡をコントロールしている海上保安庁の管制官が韓国船に対して通常の右側ではなく左側通行を支持したことを上げているが、それは事故処理後の責任追及の判断基準でしかなく事故回避行動とは関係ない。
 戦場で「お前は約束違反しているから砲撃するな!」と言うのと同じで、戦時下では通用しない行動である。
 要するに如何なる危険にでも対応するのが戦艦の責任であり、報道によると艦首に揮発性の強いペンキを積み上げていたことも被害を大きくしたと言う。
 我がボケ頭の感覚では戦艦は一旦出航したら平時と言えども最低の戦時体制で航行するのが責務であると思うが如何なのだろうか。
 報道によると相手の韓国船は7200トン、護衛艦“くらま”は5200トンで正面衝突すれば“くらま”の方が大きな被害を受けるのは明らかだし、其の程度の相手の資料は当然“くらま”の艦長は把握していたはずだし、せめて正面衝突を避けるくらいの緊急対応が出来なかったのかと、我がボケ頭は疑問が生じ理解出来ない。
 先に行われた海上自衛隊恒例の観艦式に“くらま”は旗艦として参加し、海外出張中の鳩山総理の代理で菅副総理が乗り込んで観閲した護衛艦だそうだから“シャレ”にもならない。
 今回の事故に対して菅の感想を聞きたいものだが、真剣な話このような対応しか出来なくて我が日本の防衛に本当に寄与できるのか疑問である。
 最新装備に血税を使うのみでは税金の無駄使いである。

     2009年10月29日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-09

「民主党、参議員補欠二選挙区で圧勝、会派過半数まであと一議席」
 政権交代後初の国政選挙となる参院統一補欠選挙(神奈川、静岡両選挙区)は“25日投開票され民主党の二新人が自民党候補らを破り初当選した。
 先の衆議院選挙の勢いを持続させていることを証明したわけで、民主党の参院議員は115人となり、民主党単独での過半数(122)まであと7議席となった。
 参院の民主系会派「民主党、新緑風会、国民新党、日本」では議席数120議席となり、江田参院議長を除く採決時の過半数121まで一議席に迫った。
 民主会派でない無所属議員が協力すれば、基本政策が異なる社民党の同意が無くても参院での法案可決が可能となり、今後の社民党は沖縄基地移転問題等で今までのように民主党のマニフェストに反対する発言を繰り返せば連立政権からはじき飛ばされるだろう。
 社民党は民主党と異なる政策を封印し、ただ只管“金魚のフン”に徹し民主党政権に忠誠を誓って追随する以外に与党に残る道は無い。
 昨日鳩山首相が初めての施政演説を行ったが、小泉以下安倍、福田、麻生の演説時間が平均20分強だったのに、鳩山は50数分も真剣に己の言葉で幅広く説明し、自らの献金疑惑についても潔く国民に謝罪したので、唯一此の問題を取り上げて追求しようとした自民党の出鼻を挫いた感じである。
 鳩山政権では当初カミサンがちょろちょろし過ぎるのが一寸気に入らなかったが、最近は多少自粛してきたみたいなので鳩山は本来の国政に全力投球し、此の国を本気で無血革命して新しい日本の創造に邁進して欲しい。
 最近の鳩山の顔を見て感じるのは就任直後の自称“宇宙人”からかなり厳しさが増し、演説でも本当に真剣な顔つきで訴えていたし「我輩が一億二千六百万人の国民の先頭に立って此の国をより良い、住みやすい、生活困窮者や病人、老人等の弱者や中小企業を助ける気配りの利いた国家に仕上げる。」と言う意欲、気概が感じられるようになってきた。
 鳩山の個人献金問題は先の衆議員選挙前から国民に公開され、検察が捜査に入っていることを国民は承知の上で鳩山民主党を圧倒的多数で選んだわけだし、ましてや既に司直の手に渡っているのだから、自民党の行動は全面的に無視して本来の政治行動に邁進することを期待したい。
 鳩山の顔付きは、小沢旧党首の下で幹事長を務めていた時と明らかに異なることは衆目の一致するところと思うが、人一倍大きな眼光で日本国全体を見渡し、本当に命がけで日本国のために命を捧げることを心から祈念する。

    2009年10月27日   元始求道会 毘沙門寺岡