毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年6月28日月曜日

「菅の消費税10%発言で支持率10%ダウン」

「時事雑感」2010-06-08

  鳩山政権下で10%台まで落ち込んだ支持率が、菅政権の発足で60%まで戻したのも束の間、菅の消費税10%発言が有権者の反発を受け一挙に10%ダウンして50%に落ち込んだ。
 一部内閣と党幹部の人事と施政演説以外何もせずに支持率が60%まで回復したのが、一回の発言で10%下がると選挙運動中に今後三回失言なり問題が発生すれば又20%台を切ることすらあり得るということである。
 菅政権が船出に際して民主党結党以来お世話になった小沢を無視というか裏切っているので、いわば破れ筏に乗って荒波に向かっているようなもので新たな問題が発生すれば愈々浸水が激しくなるだろう。
 そのことを承知しているので菅は何とか国民に新たな話題を提供する積もりで、マニフェストに反してまで消費税問題をぶち上げたのだろう。
 昨日早朝のテレビ番組で、小沢の地盤の岩手県知事を三期勤めた増田元総務大臣が小沢と菅の力関係についてコメントしていたが、「菅が首相就任に際して話した言葉“小沢氏は当分静かにして頂くことが日本にとっても民主党にとっても小沢氏ご本人にとってもベストな選択だと思う”との言葉を小沢氏は絶対に許さないだろう」と強調していた。
 参議員選挙後の九月末に開かれる正式な次期民主党代表選挙で小沢の巻き返しは必至であろう、とも増田はコメントしていた。
 
 我がボケ頭も全く増田の見解に同感で、九月に小沢が今までの政治経歴の総結集として本人自ら代表戦に出馬するであろう。
 もしも菅の返り内にあって敗北したら小沢は最後の勝負として小沢に忠誠を誓う百数十名の子分を引き連れて民主党を出て政界再編を画策するだろう。
 全ての政治屋どもが同じ思考であるが、国益よりも先ず己の私益が優先するのは小沢も同じで、いざとなれば己の目的の為に民主党を割って出る決断は当然の行動であろう。
 参議員選挙で負ければ当然菅の責任を問われて引きずり下ろされるだろうし、もしも勝利しても参議院の主力は小沢シンパが占めているし小沢の存在を無視して行動することは出来ないと思う。
 先の民主党代表選挙のときに田中真紀子が広言したことば「菅政権はどうせ選挙管理内閣ですから云々」が現実のものになる可能性は大と思う。

     2010年6月22日  元始求道会 毘沙門寺岡 

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