「時事雑感・草莽危言」2014-05-05
主要三政策とは(一)憲法改正の手続きを定めた96条の改正
(二)集団的自衛権推進
(三)特定秘密保護法案
上記三政策を安倍は命懸けで推進すると言って、自民党の高村副総裁と石破幹事長に発破をかけている。
自民党の発破を受け止めている公明党の窓口役が、北側副代表と井上幹事長である。
創価学会本部は上記政策に絶対反対の意向を既に表明しているので、公明党の山口代表も板ばさみで身動きなら無い状況だ。
公明党は安倍政権の突き上げで政党の体を為していないのに、何故安倍政権から離れて野党に転換しないのか不思議である。
公明党のバックアップ体制である創価学会の支援を受けて、先の総選挙で当選した国会議員が自民党にはかなり存在しているのは事実だし、彼らは自公が連立解消すれば自ずから議員バッジを外すことになるのは避けがたい。
自民党内も上記三政策にはっきり反対しているハト派と言われる議員グループもかなり居るみたいだし、決してタカ派の安倍政権で纏まっているとは言いがたいのが現実だろう。
我がボケ頭としては、安倍が己の強い信念を貫く為に創価学会を無視し、公明と連携を解消し、尚且つ自民党内のハト派グループを蹴飛ばして我が道を行くのであれば、政治生命を掛けてやるべきである。
そのくらいの真剣さを安倍が発揮すれば多少安倍政権を見直すのだが、、、。
それにしても自民党内のハト派と言われる加藤元幹事長ら幹部が共産党機関紙「しんぶん赤旗」への登場が相次いでいるとのこと。
共産党と自民党とはあらゆる面で正反対のはずだが、いずれも安倍政権への批判を展開している。
かっての政権・与党中枢の“氾濫”は、共産党に上手く利用されていることは否めない。
政界引退後も自民党宏池会の名誉会長を務める古賀 誠元幹事長も96条の改正には絶対に反対表明をしている。
野中元官房長官も特定秘密保護法案には絶対反対している。
2014年5月19日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡