毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年7月22日木曜日

「小泉政権ブレーン竹中平蔵の親友、日銀OB木村 剛の逮捕について」

「時事雑感」2010-07-07

 小泉政権で財政、金融を全面的に任され竹中政権と揶揄されるくらい権力を振り回した竹中の刎頚の友が木村 剛である。
 新規の銀行免許が交付されるのは非常に稀で、木村が実質創業した日本振興銀行は2003年の予備免許交付を経て2004年4月に本免許が認可された。
 我がボケ頭が想像している今回の木村逮捕劇の本丸は、現在進行中の金融庁による銀行法違反ではなく、非常に難しい銀行免許取得にからむ竹中の関与事件ではないかと勘ぐっている。
 竹中は2001年の小泉内閣発足と同時に国会議員の身分無しに金融担当大臣として慶応大学教授からスカウトされた。
 以来、2006年にNHK民営化問題で小泉と対立して大臣を辞めるまで主要大臣ポストを歴任している。
 この間、竹中は木村を金融庁顧問に任命して金融庁に人脈や影響力を及ぼす要因を作っている。
 奇しくも木村が取得の難しい銀行免許を交付されたのが2004年で、竹中が小泉内閣で主要大臣を務めていた最中であることを当然司直は握っているし、いずれはその方向に捜査は向かうと我がボケ頭は想像している。
 
竹中は2004年には参議員選挙に打って出て当選し、議員バッジを取得して小泉政権を左右する権力を握った。
 単に日本振興銀行の銀行法違反事件であれば、司直もこれほど大掛かりな捜査体制は構築しないだろうし、木村と部下の銀行幹部だけの起訴が目的であれば大騒ぎするほどの事件とは我がボケ頭には思えない。
 唯、竹中まで巻き込むことになれば、大臣の職権乱用や贈収賄事件等に拡大されるので、従来の慣例からするとこのような政治がらみの事件は大体東京地検特捜部の守備範囲なのが気になるところではあるが、穿った見方をすれば特捜は小沢事件等で聊かチョンボをしていることも影響しているかも知れない。
 話は逸れるが、木村以下振興銀行の経営陣が逮捕されて退任した後、社長に就任したのはみずほ銀行OBで作家の江上 剛であり、木村“剛”から江上“剛”へのバトンタッチである。
 日本振興銀行の設立目的は中小企業への貸出専門と言うことであり、その趣旨は中小企業経営者としては全面的に賛成であるが、、、。

    2010年7月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

0 件のコメント:

コメントを投稿