毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年12月27日火曜日

「北朝鮮・金親分死去に日本政府は騒ぎ過ぎ!」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-09

 親分死亡の情報に一番喜んでいるのは我国自衛隊の最高指揮官たるダメ野田閣下?であろうと我がボケ頭は想像する。
 理由は簡単、金親分の死去騒ぎのお陰で、35%まで続落した野田政権支持率への関心が一時的に中断され何とか越年の目途がつきそうだからだ。
 残り10日間に、嫌がる中国を訪問し、更に中国のライバル国インドを相次ぎ訪問して精一杯血税を浪費して正月を迎える算段である。

 前任のあほ菅政権は未曾有の大震災騒ぎを利用して延命策に奔走し、無理やり一年間政権の座にしがみついたし、政権に就いて百日で沈没の危機に見舞われていたダメ野田は金親分の悲報を利用して延命策を考えている。
 この数年、金親分の健康状態については色々な情報が入り乱れていたし、写真を見ても健康に問題を抱えていることは歴然としていたし、その親分があの世に旅たったからと言って国を挙げて騒ぎ立てる程の話題でもあるまいと我がボケ頭は感じている。

 金親分が三十年以上に亘り独裁支配をしてきたと言われているが、実態は軍人を優遇して軍隊の支持のもとに国家を私物化した、紛れも無い軍国主義国家であると我がボケ頭は考えている。
 しかるに金親分が他界しても軍幹部が健在な以上、北朝鮮の体制は簡単には変化しないと思う。
 我がボケ頭の見解では、金親分は北朝鮮の最高権力者の地位について今日まで長年に亘りピエロを演じ続けてきた最高の役者だと見ている。

 二千二百万人の人口で百万人以上の軍人を養い、高い技術力と膨大な資金を必要とする核爆弾を開発したといわれているが、その為に国民の大多数は常々飢餓状態に晒されていると言われている。
 そのような国家の親分がこの世を去ったからといって、日本国がそのような騒動に巻き込まれること事態おかしな話なのである。
 そのようなよそ事に関心を持つ暇があれば、為政者は日本国の景気回復策や中小企業対策を真剣に実践することこそ国益に適う思考である、と我がボケ頭は真剣に考えている。

   2011年12月20日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2011年12月20日火曜日

「邦銀三メガバンク・三菱東京・三井住友・みずほ銀行がロシア国営ガス会社ガスプロムに620億円を融資だと。反逆行為だ!」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-08

 どうして日本政府は政経分離の逃げ口上の下に、敵対する相手国に対して“塩を撒く”ような国益に反する行為を黙認するのか!
 現在、日本とロシアは北方四島領土を巡って微妙な緊張関係に置かれているのに、何でこのタイミングに融資など許可するのか解らない。
 以前にもサハリン(日本領・旧樺太)のガス田開発を巡って日本も引きずり込まれ、三菱商事と三井物産が総額五千億円以上出資して完成間際にロシア政府が介入して、無茶苦茶安く買い叩かれて大損させられたのがこのロシア国営ガスプロム会社である。

 その日本企業、つまり実質日本国に大損負わせて“濡れ手で粟”でぼろ儲けをした会社に、更に日本のトップ銀行が大金を融資しようと言うのだから日本人は阿呆じゃないか。
 メガバンクがロシアにタダでくれてやる金があるなら、日本国の中小企業にでも寄付して金を有効に活用したらどうかと思うぜ。
 メガバンクの資金といえども元は国民からかき集めた預金だし、どうして日本国と反目のロシアに貴重な預金をばら撒くことを政府は黙認するのか。
日本企業が大いに海外で活躍するのは、資源の無い日本国としては非常に大事な経済活動であるが、国益を無視した経済行為は国家として規制することが本当の国益ではないかと、わがボケ頭は強く感じる。
 
先に行われたロシア下院議員選挙でプーチンが主催する政党がかなり苦戦し、不正投票が公然と指摘されているが、来年3月4日の大統領選挙でもプーチンが楽勝する要因は無いようである。
その為か、プーチンは早速反対陣営に対して強い締め付けを始めていると報道されている。
 プーチンは元来KJB(旧ソ連秘密警察)出身だから、反対派連中を拘束したり追放したりするのは非常に得意とする独裁者の要素を充分身に付けている人物だけに、日本国に対しても武力で押したくって来るのは明らかである。
 そのような理不尽な行動を平気で強制するプーチンを舐めたら一発かまされるのが落ちである。

   2011年12月15日  元始求道会マルキG

「大阪市長、府知事ダブル選挙で維新の会圧勝。雑感」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-07

 選挙は11月27日に同時選挙(ダブル)で行われた結果、予想通り橋下前大阪府知事が大阪市長に、松井維新の会幹事長(前府会議員)が府知事に各々当選した。
 選挙前の下馬評通り維新の会推薦の二人が市長も府知事も圧勝したわけだ。
 府知事の方は、橋下が三年猶予に亘り橋下イズムを浸透させ、維新の会の府会議員も多数確保していたので、松井候補の知名度は今一だったが楽勝するであろう、と予想されていてそのとおりの結果に終わった。
 
 一方大阪市長の方は、市職員が38000人もいる組合やその他の労働組合の組織票を敵に廻して戦わなければならず、橋下候補の苦戦を予想する向きもあった。
 しかし橋本は自民党支持者の一部や40%とも言われる浮動票を確保して、圧勝したのだろうから大した人気である。
 大阪市は非常に“歪(いびつ)”な市制であることは、職員数の多さを見ても一目瞭然である。

 職員数38000人の20%、7600人が地下鉄、路線バス、モノレール等を管理する交通局所属である。
 古株のバス運転手や地下鉄乗務員の中には年収1500万円の高給取りがいるそうで、それでもわずかながら黒字を計上しているそうだから、橋下新知事曰く、民営化したら高収益会社になることは間違いないと断言していた。
 伏魔殿といわれているのが環境局、所謂ごみ処理等を行う部門だ。
 どこの地方自治体でもごみ処理は多くの問題を抱えているが、大阪市も例外ではないことは橋下も充分承知の上で乗り込んでいることは事実であろう。
下水道事業の50%以上が府水道事業と重複しているそうだから、職員も二重に採用して無駄な職員を飼い殺しして血税を無駄食いしている。
 橋下新市長は市長発令は実際には19日からなのに、就任前の今月初めから各部門の責任者からヒヤリングを行い改革のポイントを指摘して職員の思考改革を投げかけている。
 市長に当選して途端にSPが知事時代の倍の人数に増やされたそうだから、市長職は命がけの仕事であることは間違いない。

   2011年12月14日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「早々に国会を閉じて延命策に狂奔するダメ野田政権」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-06

 鳩山、菅、野田三政権の中で就任100日目の支持率が一番低いのが野田で、何と34%まで支持率が落ちている。
 9月の野田政権発足直後は支持率65%からスタートしたので、わずか三ヶ月で支持、不支持が逆転し、100日目には支持率は半減した。
 前任の二人も国民の支持を無くしたのも早かったけど、野田はそれらを上回るスピードで国民の信任を失ったのはそれなりの理由が存在するからだ。
先ず就任100日足らずで二人の大臣が参議院で問責決議案を突きつけられ、二人とも野党の軍門に下ったのに、任命責任を逃れる為に大臣の首を切らないで越年を画策し、曖昧な対応に終始している。
 野田は子分の少ない弱小グループにも拘わらず民主党代表の座を目指した為に、徹底的な論功行賞人事を行った。
 
 わがボケ頭が理解出来ないのが、問題ばかり起こしていたレンボウや死刑判決をはっきり拒否している平岡法務相や、問題発言ばかり繰り返す厚生労働相のおばさんとか閣僚の大半は失格だと思う。
 それに小沢の協力を得る為に小沢の若頭である山岡を消費者担当にして、其の上国家公安委員長に任命するなど皮肉な人事だと感じていたら案の定問責決議でバッターアウトである。
 あほ菅政権でも官房長官と国土交通省が問責を突きつけられ結局は辞任に追い込まれているので、年明け早々には止めざるを得ないのではないか。
 
それにしても九日に閉会した臨時国会での法案の成立率は38本中13本、成立率は34%にとどまり、過去20年間で最低とのこと。
 成立したのは東日本大震災復興関連予算や法律が大半で、これらの法案がなければ今回の国会は開店休業状態であった。
当初、野田内閣は、野党の意見も虚心坦懐に聞くという姿勢を打ち出し、発足直後の9月調査では自民支持層の60%が支持するなど与党支持層や無党派層から幅広い支持を得ていたというから三ヶ月で馬脚を表したわけだ。
 歳が明けたら野田も腹を切って討ち死にし、どうせ国民の為に命がけで政権に就く奴なんぞいないのだから、ベルギーに見習って政権不在で遣って見ろ!

  2011年12月13日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2011年12月13日火曜日

「東京電力解体論は雲散霧消、代わりに政府が1兆円資本注入、更に5兆円の保証枠設定だと? 血税の大盤振る舞いで東電温存?中小企業救済は無視!

「時事雑感・草莽危言」2011-12-05」

 あほ菅も野田政権も、口では中小企業に対して手厚い政策を遂行すると言いながら実際は放置したまま何も救済策を打ち出さない。
 原子力事故発生当初は東電の法的措置による一時解体による再生論が主流意見だったのが、いつの間にか一時国有化による血税での再生論に変更されてしまった。
 つまり沈没不可避の東電を6兆円もの血税を使って現状のまま再生しようと企んでいることになる。
東電を初めとする電力会社の労働組合は連合の中でも主要組合であり、民主党政権の重要な支持組織である。
 一方、自民党内部にも電力会社から政治資金を巻き上げている所謂電力族議員が多数いるので、民主は労組、自民は経営者側と利害が一致して今回の東電救済劇のシナリオは実施された。
 
東電は私企業でありながら、独占企業として大変大きな権力をふりまわし、日本一の待遇で社員を甘やかしてきているのに、経営困難に直面したからと言って血税で救済するのは全く不条理である。
東電は沈没寸前なのに、今まで大した人員整理も行わず、給料カットも闇の中で公表もせず、年末のボーナスも支給し、年金も一般企業の数倍額を現在も保証している中で、6兆円の血税を注ぎ込むなど一中小企業経営者としては絶対に許せない暴挙である。
 6兆円の資金を中小企業救済のために越年資金として注ぎ込んだら、どれだけ沢山の企業が歳を越せるか、ダメ野田は考えたことがあるのか!
 
 衆議員の定数削減はお題目だけ、逆に年末のボーナスは前年比増額支給しているのだから、このような民意を反映しないで騙してばかりで何ら国民の為に政治を行わない政権など必要ないのではないか。
 ベルギーでは一年半に亘り政権不在で国家を存続させてきたと報道されていたが、日本も国民や中小企業のために何も行動しない政府など解体して、地方自治を徹底した方が節税になって国益に寄与すると思うが如何?
 税金は地方交付金で各県に一活配布し、後は各自治体の自主性に任せよ。

    2011年12月9日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「一川防衛相、山岡国家公安委員長、小沢の頭と直参子分が参議院で問責か?」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-04

 親分の小沢を庇うわけではないが、野田から大臣枠を二人提示された結果、参議院のボスで盟友の輿石と相談の上で一川と山岡を大臣候補として推薦したのだろうが、それを野田は丸呑みして二人を任命したのだろう。
 野田が国会の委員会で野党に盛んに任命責任を追及されても、あくまで適材適所で任命したことを強調しているが、強弁すればするほど空しく響くだけだ。
 それでも野田は政権維持の為に二人を庇い続けなければならない理由があることを、新聞は盛んに解説している。

 第一に野田政権発足時に民主党の要である党幹事長に、参議院のボスである輿石を異例とも言える参議院から選んで党運営を全面的に任せた経緯があり、その輿石が二人の辞任に反対を明らかにしているからだ。
 二人に引導を渡したら輿石を敵に廻すことになり、党運営は間違い無く頓挫して野田政権は身動きならなくなるだろう。
 
更に、二人の親分である小沢は、野田が熱心に進めている消費税増額に全面的に反対することを強調しているし、もしも二人を辞めさせたら小沢は更に態度を硬化させ場合によっては離党行動を起こす可能性も有り得ることを野田はおそれているのではないか。
どっちに転んでもダメ野田政権も短期政権で終焉しそうな状態に陥ってきたことは、支持率の急降下と合わせて間違いない。

一川防衛相の大臣としての非常識振りも見事?だが防衛問題に対する知識の無さもこれまた一流?であり自衛隊の最高指揮官がこの体たらくで更にその上の最高責任者が野田ときているが、もしも国家をゆるがすような非常事態が発生したら一川と野田のコンビで果たして自衛隊に対して的確な命令を発動できるのか大いに疑問だし、自衛隊の幹部達が服従するのかも疑問である。
茶番なのが国家公安委員長の山岡である。
消費者問題担当でありながらマルチ商法業界から献金を受領していることは勿論問題で槍玉にあげられているが、それよりも国家公安委員長という警察の親分でありながら、別の問題で検察からガサ入れをやられているそうで、もしも検察が逮捕にきたら警察力で排除するのだろうか?

  2011年12月8日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「伝統に胡坐をかいて衰退する早明ラグビー」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-03
 
  関東大学対抗戦グループの優勝を争っていた数年前までの早稲田対明治のラグビー試合は、国立競技場を満員にする五万人の大観衆を集めて熱烈な雰囲気の中で戦いを演じた。
 ところが今年12月4日に行われた早明戦は、観客数二万九千人に激減した情況の中での戦いだったので、選手の戦意が盛り上がらないのもいたし方のないことである。
 試合は18対16の僅差で早稲田が勝利したが、半世紀に亘りラグビーを観戦している我がボケ頭から断じれば、早稲田主将のキャップテンシーの無さと決断のミスがシーソーゲームに仕立てたに過ぎない。

 早稲田が戦略を間違えずに戦っておればもっと点差をつけて早稲田が圧勝した試合だ。
 現在の世界ラグビー界の基本戦略は昔と違ってトライにこだわらず、ペナルティゴールで確実に点数を重ねて勝利する作戦が主流である。
 先日の早稲田は、明治サイドのゴール至近距離で得たペナルティでゴールを狙わずにトライを取りに行って失敗するケースが多々見受けられた。
 後半早々、早稲田は三点をリードされた時点で、明治陣ゴールポスト直前の好位置でペナルティを得たので、当然ゴールを狙って取り敢えず同点に追いつくかと思ったら、何とトライを取りに行って失敗しこのことがその後の早稲田の攻撃を全くちぐはぐな流れにしてしまった。
 
 その結果、早稲田の選手達に硬さが生じ、ボンミスの連発で明治の攻撃に曝され一方的に攻撃の主導権を明治に奪われてしまった。
 ラグビーは15人のティームプレイだから、15人が如何に協力して連携プレイに徹するかが大事なポイントなのに、主将のキャップテンシーが発揮されないので15人の力が分散して戦力が大きくダウンした結果、明治に振り回されたわけだ。
 それでも早稲田が何とか勝利したのは、これまた明治のボーンヘッドプレーに助けられたからであり、早稲田の選手達が奮闘したからではない。

 そのような試合なのに、早稲田の辻、明治の吉田の両監督はマスコミのインタビューに答えて曰く、「伝統の試合らしく両校の選手は非常に素晴らしいプレーをしてくれて選手達には感謝したい、云々、、、」と抜かしているのを見て我がボケ頭は驚きとともに失望した。
 指導者が伝統の上に胡坐をかいて誤った指導しているからこの体たらくである。
 一日も早く、対抗戦Gとリーグ戦Gは早急に合体して出直すべきである。

     2011年12月7日  元始求道会マルキG  毘沙門寺岡

「公務員マラソンランナー川内選手に国民栄誉賞を贈呈せよ!あの粘り、我慢、負けん気の強さを日本国民は肝に銘じてこの難局に挑むべきだ!」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-02

 十二月五日に福岡国際マラソンと早明戦ラグビーが行われ、午後二時のラグビーキックオフのころマラソンは日本人三人によるオリンピック代表を懸けたデッドヒートが行われていてが、ラグビーファンの我がボケ頭でも躊躇無くマラソンを選んで見た。
 二十キロ時点で早くも第一集団から遅れていた川内選手が、その後じりじり追い上げて三十五キロで先行する日本人選手に追いつき、最終的にトヨタの今井と壮絶な死闘を繰り広げた結果、川内選手が最後は総合三位の日本人トップでゴールしてオリンピック出場をほぼ確実にした。

 報道によると川内選手はれっきとした埼玉県職員で他の職員と同じように仕事をこなし、マラソン大会には有給休暇を利用して参加する徹底振りとのこと。
マラソンの練習も限られた環境の中で創意工夫しながら続けており、川内選手の話では、マラソン大会に頻繁に参加するのも普段の不足がちな練習量をカバーする意味合いもあるとのことで、何もかもが従来のマラソン選手生活とは大きく異なっている。
有力ランナーの殆どが大企業の保護の下に練習に明け暮れているのに比べたら、川内選手の練習環境は驚くほど苛酷であることは、解説者の瀬古元カンピオンも驚いていた。

粘り強く、我慢強く、負けん気も強い川内選手の走る熱意を感じさせる思考は、彼の生い立ちにも大きな要因があるのだろうが、話す内容がまた抜群である。
川内選手曰く「オリンピックに出場するからには、表彰台に上がる可能性がなければ意味が無いので、今日のタイム(2時間9分57秒)では仕方が無いので次の東京マラソンに出場してオリンピックで戦える記録を狙いたい。」
過去の選手たちはオリンピック出場権を得たら、オリンピックに備えるとの口実でその後の大会には殆ど欠場している。

川内選手はもしも東京マラソンで不本意な成績しか残せなかったら、代表に選ばれてもひょっとしてオリンピック出場を辞退することすら考えられるので、協会にしても何としても好成績を挙げて欲しいと強く願っているのだろう。
過去の選手達を振り返って見ると、期待されながらメダルに届かなかった選手が多数居たのは、ただ只管オリンピックに出場することを目標にしてきた連中が多く居たからではなかろうか。

   2011年12月6日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「師走雑感」

「時事雑感・草莽危言」2011-12-01

 “もう師走が来てしまった”と言うのが我がボケ頭の実感であり偽りのない感慨であるが、年々“師走”が駆け足で来るように感じるのはやはり老化現象だろうか。
 それにしても政治的、経済的には今年も全く不毛の一年だったことは、大部分の国民が共有した認識だろう。
 三月十一日に東日本大震災に見舞われ、緊急事態発生を大義名分にして沈没寸前のあほ菅内閣が延命したのは日本国にとって大きな国益の損失である。

 そのあほ菅の無策を少しは穴埋めしてくれるかも知れないという、国民のささやかな期待を担って政権の座についた野田もわずか二ヶ月で国民の支持率は急降下である。
 政治的にも経済的にも全く展望が開けていないのに野田は何故財務官僚のお先棒を担いで消費税の増額を急ぐのか我がボケ頭には全く理解不能である。
 小沢が存在価値を示す為に消費税増額反対を強く強調しているので、果たして反対派を押さえ込んで年末までに増額率発表まで進められるのか疑問である。
 
もしもダメ野田が小沢と喧嘩してまで消費税増額方針を決定すれば、小沢は子分どもを引き連れて民主党を離脱して政界再編に一石を投じなければ、小沢の政治生命も終わりと我がボケ頭は予想している。
支持率が一向に上向かず谷垣自民党に反対している党内野党の消費税増額反対グループと組んで再編する以外に決着はつかない。
ただ現状の小選挙区制度の下でどれだけの議員が自民党なり民主党の名前を捨てるだけの決意ができるかである。

自民党も民主党も国民や中小企業の為の政治を謳いながら口先ばかりで、実際には全く真剣に行動していない。
今日のタイトルは師走雑感であるが、書き出したらどうしても政治不信に対する怒りが込み上げてきて結論はいつも同じである。
民主党政権の無策には自民党の支持率回復が足踏みしている責任が大きい。
要するに民主党政権は無策で何も効果的な政策を打たなくても、自民党のパンチが弱いのでリング上でクリンチして時間稼ぎをしておればゴングに救われるという情況である。
観戦していて全く面白味のないボクシング試合のために高い切符を買わされて、あほな国民が諦めてヤジっているような情況である。

     2011年12月5日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡