毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年12月28日月曜日

09-12-10

「good bye 2009 !」

  今年も残すところ四日間となり、我が干支、丑年も終わりに近づいた。
  先ず個人的には最愛の同志リナの死である。
  次に我輩自身の健康問題であるが、エンジン?トラブルに巻き込まれてカテーテル治療を二度も受ける破目に合い、ポンコツ車体の維持管理がかなり厳しくなってきたのを実感させられたのも、事実であり現実である。
一般ニュースとしては国内的にはやはり保革逆転による民主党の大勝であり、民主党を中心とした鳩山連立政権の誕生であろう。
  政変に拠らないで衆議院選挙による国民の民意によって政権交代が行われたのは半世紀振りである。
  武力闘争ではなく選挙で民主的に政権交代が行われたので流血革命ではないが、マスコミは単なる与野党交代では無く革命的保革逆転とはやしたてた。
  ところで鳩山が政権を担って100日を過ぎたが、現在の政治状況は果たして革命的な政権運営が行われているのだろうか? ノーである。
  鳩山のお袋さんからの小遣い(鳩山家の金銭感覚)処理問題を、恰も総理大臣の首でも取ったかのようにハシャグ自民党の谷垣や大島の無反省ぶりの方が問題である。
  来年一月に開かれる国会でこの問題を追及することを自民党の阿呆幹部は喧伝しているが、谷垣に至っては曰く「鳩山は早急に辞任すべきか速やかに解散すべきだ」だって。
  己達自民党は小泉が大勝した衆議院の絶対多数を背景に、度重なる失政を安倍、福田、麻生と三人のド阿呆政権をたらい回ししておきながら、よくも鳩山にこの程度のことで解散などと抜かすとは、谷垣もいまだ与党ボケしている証拠である。
総理大臣は憲法75条によって起訴出来ないそうだから、鳩山は記者会見
 で約束したように「今後は身を粉にして」景気回復に命を捨てて欲しい。
  政治資金処理問題は二人の秘書が在宅処理され、鳩山は贈与税を六億円もすでに納付したことで一見落着、自民党の弟も七億円くらい払うそうだから、今日の税収不足に悩む財務省としては鳩山兄弟による多額の納税に対して感謝状を授与したらどうや!?
最後にゴジラ松井の新ティーム、エンジェルス赤帽子での大活躍を祈る!
  皆さん、良い年を迎えてください。

    2009年12月28日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-09

「鳩山問題、雑感」
 
 新任大統領に対するアメリカンルールからすると、首相就任後三ヶ月を経過した鳩山が批判、非難されるのは仕方ないことだが、それにしても政治資金問題に対しても対応が全くお粗末である。
 沖縄の基地問題に対する米国への回答にしても、マニフェストに対する国民への説明にしても、天皇陛下の中国首脳に対する異例の会見にしても、小沢幹事長の記者会見における傲慢な態度に対しても、日本国最高指揮官としての器量に欠ける行動が目について仕方がない。

 鳩山の元秘書二人が政治資金処理問題で起訴されたことで昨日記者会見を行ったが、首相としてではなく一国会議員として説明すると称して官邸を避けてホテルで開くなど小細工を労し過ぎる。
 七年間で12億円6千万円もお袋さんから受領しておきながら、一切その事実を知らなかったと説明していたが、我々庶民の感覚では絶対に理解出来ない。
 そして修正申告をした上で贈与税6億円以上をあっさり納税するそうだ。
 六億円の大金を更にお袋さんから借りて納めるわけではなかろうから、鳩山自身の自己資金で簡単に賄えると言わんばかりである。
 記者会見の途中で鳩山曰く、「十二億以上の大金を母から受け取ったことを承知していないと言っても国民の皆さんは信じにくいと思います。」と言うくらいだから鳩山は事実を知っていたと思うのが当然である。

 更に曰く「国民の皆様から辞めろと言う声が大きくなれば総理の座を降りることも当然考えなければなりません。」と日本国の最高指揮官の地位をそのような形で国民に託すくらいであれば、今直ぐ辞めるのが常識だろう。
 首相を命がけで続けたければ国民に向かって「俺の金をいくら政治に注ぎ込んでも俺の金なんだから文句言うな!そのような規制をする法律こそ間違っているから早急にアメリカ並みに改正すべきだし、改正する!」と啖呵を切って居座って見ろ!
 「ニュウーヨーク市長は90億円使って当選しているではないか!」とどうせ辞任するならもっと吠えまくって見ろ!
 鳩山以上にダメ男は自民党のど阿呆谷垣である、「鳩山はただちに解散しろだって、」其の前に自民党が解体するぜ。

    2009年12月25日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年12月17日木曜日

09-12-08

「ゴジラ松井、男の決断、遂にヤンキースにバイバイ」

  我がボケ頭としては先ず來シーズンもまた松井の雄姿が見られることでホッとしている。
  七年間見慣れたストライプのユニフォームでは無いが、エインジェルスの赤井帽子も結構さまになっていた。
  それより何より記者会見におけるやる気満々の顔つきがすばらしかった。
  ワールドシリーズで並みいるスター選手揃いの同僚達を抑えてMVPに選ばれ、其の上ヤンキースに対する強い愛着を訴えたにも拘わらず、彼ら経営陣は松井の要望を受け入れなかった。
  膝の故障は勿論自ら招いた結果であるが、傷の回復とともにもう一度是非守備にも付きたいとの欲望をどうしても捨て切れなかったのであろう。
  ヤンキースとしてはDH専門打者としてしか契約しないとの強い姿勢に、松井としては屈するわけにはいかなかったのが松井らしさかも知れない。
  ロスアンジェルスと本来の本拠地であるアナハイムを合わせると400万人以上の人口を抱える大都市であり、日系市民や日本人居住者も結構多いみたいだからヤンキース時代に劣らない声援も期待出来ると思う。
  松井を取り巻く広告はニューヨークでは約十億円と言われていたので、多分これらのスポンサーが一斉にエインジェルスに乗り換えるだろうから、球団は戦う前から松井の契約金は稼いだことになる。
  我々日本人的感覚からすれば、世界一の座を獲得したスーパースターを如何なる理由があろうとも切ることは考えにくいが、その難題をいともあっさり実践するドライさが米国流資本主義の真髄なのかと改めて認識した。
  それは別にして松井が移籍するアメリカンリーグ西地区は、イチローが活躍しているマリナーズも所属しているので、放映するNHKは大喜びだろう。
  ヤ軍もマ軍も同じアメリカンリーグに所属しているが、ヤ軍は東地区でマ軍は西地区所属なので年間の対戦は8試合くらいだったが、マ軍とエンジェルスは同じ西地区なので対戦数は20試合くらいに倍増するはずだ。
  その放映枠を自由に振り分けて我輩如きメジャーファンに多くの日本人選手の活躍を見せてほしい。
  松井も真剣に熟慮に熟慮を重ねた上の決断だろうから、エンジェルスでの活躍を心から期待したいし是非ワールドシリーズに参戦して欲しいけど、ヤンキースを見下すようなチッポケな気持ちは捨てて欲しい。

    2009年12月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-07

「日本型民主主義を再考しては如何?」
  我輩が言いたいのは全国会議員、首長、県市町村議員の無報酬化である。
  先ず国会議員削減、現在の衆議員480人と参議員242人を各々半減し衆議員240人と参議員120人にスリム化する。
  国会議員は歳費を含めて約一億円を支給されているので、合計362億円の減額である。
  次の段階で全員無報酬にしてさらに362億円が節約される。
  当然政党助成金も廃止するのでこれで約400億円が節税される。
  英国のロンドン市議会議員は1000万円以上の収入が確保できなければ立候補資格が得られない。
  議会は原則として夜8時以後に開催されるので、自分の仕事との両立は可能であり、支給されるのは交通費等の実費だけだそうである。
  ところで我が国には地方自治として47県(東京都、大阪府、京都府、北海道を含む)が存在し当然47人の知事が就任している。
  知事は経済的には国会議員並みの待遇を保証されているので、ざっと50億円が支出されている。
  県の管轄下に1772の市町村が配置され、市が783、町が798、村が191である。
  来年三月末で30市町村が減らされ1742にスリム化される予定である。
  それでも市町村長議員は約六万人がぶら下がって血税をくいものにしているし、平均1000万円支給していれば六千億円が節約される。
  日本には就業者を4400万人として年収1000万から1500万円の所得層が320万人もいるそうだから、充分人材は確保出来る。
  さらに資産階級の中で所謂ボランティアつまり手弁当で国家や地方自治体に奉仕する人たちを大いに活用すればよい。
  資産家は選挙運動でも自己資金を積極的に使えばよいのであって、自分の金を使うことを規制すること自体ナンセンスである。
  国会議員以下末端に至るまで、歳費や寄付を当てにして豪華な生活を目論むからおかしな状況になる。
  現在の政治体制で決してこの国は理想的な方向に進んでいるとは思えないし、然らばいろいろ革命的改革にチャレンジしても良いのではないか。
  昔から“貧すりゃ鈍す”と言われているようにどうせ間違った方向に進むのであれば、己の懐から金を出す奴に間違われた方がはるかにましだ。

     2009年12月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年12月14日月曜日

09-12-06

「640人を引き連れて訪中した小沢の政治感覚に疑問」

  朝日新聞の報道によると訪中は総勢640人、内、国会議員は143人で衆議員116人、参議員27人、民主党全体の国会議員は422人なだから約34%が参加したことになる。
  日中友好平和条約締結10周年の翌年にあたる1989年、つまり小沢が四十代の若さで自民党幹事長に就任した時期から二十年間続けている「長城計画」の一環でもあると説明している。
  残りの約500人の随行員は国会議員秘書、地方議員、中小企業経営者、業界団体関係者などで、夫々何らかの思惑があって参加したのだろう。
  参加費用は一人二十万円とのことだから一億二千八百万円の大金である。
  他人の懐具合を詮索しても野暮だけど、小沢他数人の幹部連中は高級ホテルに宿泊しただろうが、陣笠どもは航空代金、ホテル代等を含めてお一人様十万円で御つりが来るくらいの実費ではないか。
  然らば600人の余分十万円で六千万円が小沢の懐に入る計算になるけど、“そんなせこい計算するな!”と天の声が聞こえそうなので止めとこう。
  そうや、コキントウ親分への貢物にも金が必要やわなあ。

  確かに小沢は48歳で当時の大自民党の幹事長になり、其の頃から田中角栄の後を継いでこの「長城計画」なる訪中を始め、今日まで所属政党は変わりながら継続してきたことは政治的運動の一環としての評価はするが、果たして国益という観点からどのていどプラスになったのか疑問である。
  報道によると小沢が自由党を創立した1990年代終盤頃、中国に対して結構批判的な発言をしていた時代には訪中しても指導部は全く無視したそうだから、今回の大歓迎振りは狐と狸の化かし合いそのものである。
  政治の世界は“一寸先は闇”だから権力を握ったときに力を誇示するのは勝手だけど、権力の行使には国益が伴わなければ権力者は単なる国賊であることを常に肝に銘じておくべきである。
  面白いには“鬼の居ない間の密談”ではないが、小沢が訪中した夜に待ちかねたように反小沢の渡部恒三元衆院副議長を囲んで岡田外相、仙石行政相、
 前原国交相、野田財務副大臣、枝野元政調会長等正に小沢と“反目”の錚々たる幹部連中がそれこそ密談したそうである。
  独裁国家でのクーデターは本人が外遊中に起きるものだが、日本では、、、?

    2009年12月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-05

「鳩山総理に直言、  第二弾」

  沖縄基地問題で鳩山が躊躇しているのは、社民党と国民新党が参議院で各々五席、計十議席を有しているからだろう。
  参議院の全議席は242で民主党は114議席しか確保していないので、連立政権を解消して国民新党と社民党を野党に廻せば過半数を割り、政権運営に困難が伴うことを危惧しているのだろうが、考え過ぎである。
  民主党は衆議院で308議席を保有して絶対多数の有利な状況下にあり、現在最も大事なことは来年度の予算策定である。
  憲法第60条の衆議院の優越性を利用すれば、国民、社民両党の協力を得なくても衆議院通過後30日で予算は成立するのである。
  一ヶ月程度の予算案の遅れ位は大した問題ではないし、その為にこの国が沈没するわけではない。
  
  来年七月には参議院選挙が行われるし、121議席が改選されるが民主党の改選議員数は54議席であり、単独過半数に達するには10議席増の64議席確保出来れば単独政権運営が可能になる。
  その為に小沢が参議院選挙に全力投球しているのであり、余程鳩山が政権運営で失敗を重ねない限り、十議席以上の上乗せは可能だと我がボケ頭は予想しているが如何なものか?
  景気刺激策が当面の問題であることは衆目の一致しているところであるが、
現在の不況は自公政権が撒いた種が原因であり、鳩山はもう少し積極的に自公連立政権の犯した失政を声だかに発言し、積極的に反論すべきではないか。
 その為にも弟の邦夫が示したように贈与税を過払いするぐらいの発言をして、野党の批判をかわすべきである。
 
 基地問題はどうせ前政権が約束した内容で妥協せざるを得ないのだから、時間を引き延ばすだけ米国に借りが増えるだけであり、一日も早く同意回答してアメリカを黙らせることである。
 その上で社民党と国民新党が反対するのであれば、あっさり両党を切り捨てて単独政権を貫くべきである。
 其の位の英断をすれば例え小沢が乗り気でなくても民主党議員は鳩山を支持してついて来るはずである。

   2009年12月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-04

「基地問題で右往左往する民主党鳩山に直言」

  鳩山の基地問題での優柔不断な原因は政策論ではなく、本当の所は鳩山の政治資金問題が根底にあると我がボケ頭は考えている。
  この件で自民党に追及されて聊か嫌気が差している精神状態の中で基地問に直面し、米国にも追い詰められたのが実情である。
  基地問題に結論を出す前に、弟の邦夫衆議員を見習って「自分も母親から渡された金額に対して最大限の譲渡税を払います。」と宣言してこの問題に至急ケリをつけることである。
  
  その上で沖縄の基地移転問題はいくら日本側の政権が交代したにしろ、日米が国家間で取り決めた約束であり先ずは協定どおり実行すると回答すべきで、今更対等な日米関係などと社民党などの口車に乗っては恥曝しである。
  もしも米国の強行な反対を無視して協定を守らないのであれば、アメリカの支援無しで、自衛隊のみで日本の国民と国土を守る決意が前提である。
  「約束は反故にするけど、日本国の安全は従来どおり守ってください」などと子供騙しのようなことを言っても大人のアメリカが認めるわけがない。
   
訓練中にジェット戦闘機は墜落するし、着陸態勢で車輪を出すのを忘れて胴体着陸はするは、イージス艦は衝突するは、ヘリコプターは墜落するはその他数え上げたら切りが無いほど事故の多発している我が自衛隊に、とてもじゃないがこの国と国民を守る自衛力を保有しているなどと到底考えられないし、いくらお坊ちゃん総理といえども其の程度は認識しているだろう。
  然らば基地問題での米国に対する回答は一つしかないのは当然である。
  先ず米国との約束を実行することを至急正式に回答することである。
  
其の上で国民に対して正直に現在の自衛隊の体たらくでは、独力でこの国を守ることは不可能ゆえに至急憲法九条を改正して、アメリカの助太刀抜きで日本国民が独力でこの国を守る為の軍事力を強化することを宣言すべきだ。
そのような腹構えを持たずにただ連立政権相手の雑魚政党の勝手な言い分を尊重して、アメリカの信頼を損なう態度は大きく国益を失するだけである。
自民党政権が十三年を要して結んだ条約だから民主党政権も多少の時間的検討が必要だと言う意見は外交問題では通用しない戯言である。

    2009年12月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年12月12日土曜日

09-12-03

「我が同志 リナよ さようなら 合掌」

我が人生の戦友であり同志であり恋人的存在でもあったリナが、一昨日午前十時に石切獣医院で静かに息を引き取った。
 全く苦しむことなく非常に安らかに死を迎えたので悲しい中にもほっとした。
 彼女を我が家に迎えたのは生後三ヶ月の時で、以来十七年の年月が過ぎた。
  当時一年目で手術したのでリナは生涯処女で通させたわけで、誠に飼い主の都合であり今でも申し分けなく思っている。
 其の分我輩に甘えて我輩に忠実に尽くしてくれたと思っている。
 西郷隆盛の忠犬ハチ公と比較しては僭越だが、我輩にとってはハチ公以上の存在であったことは間違いない。
 
 よく心にポッカリ穴が空くというが、正にそのような心境である。
 健康を考えて初七日までは禁酒しようと思ったが、結果は逆で二十四時間解禁状態に終わってしまった。
 
“高が柴 されどリナ”


    2009年12月7日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-02

「デフレ阻止は土地対策が全て」

 先日、菅副総理が日本の現状を“明らかにデフレスパイラルに陥っている”と発言したことを受けて、遂に日銀ボケ総裁も我が国のデフレ傾向を認めた。
 しぶしぶ日銀口座に10兆円を積みました記事を読んだが、我輩如き経済音痴のボケ頭には、この増額が如何程物価下落に歯止めを架ける効果があるのかサッパリ理解不能である。
 我がボケ頭の単純な素人考えでは、物価下落を阻止するには経済の根幹に位置する土地価格の下落を阻止するのが前提条件ではないかと思うし、更になだらかな土地相場の上昇への転換が絶対条件だと思うが日銀総裁、如何ですか?
 我がボケ頭なりに考えると、土地価格の上昇政策と言った途端に1990年前後に発生したバブル、即ち狂乱相場を想起されているのではないかと想像しますが如何でしょうか。
 あのバルブによって日本国民も経営者も政治屋も、官僚も全ての日本人が各々の立場で苦労したり、悔しい思いをしたことは間違いありません。
 当時横行した“土地神話”なる言葉に惑わされ、金融機関の騙しに乗せられて企業規模以上の不動産に経営者達は競争して投資しました。
 斯く言うわがボケ頭も土地神話に首を突っ込んだ一人です。
 しかしながら現在のようなデフレスパイラルに日本経済が落ち込んで、八方塞がりの状況下では今一度当時の土地神話を分析して反省材料として参考にする必要があると思うのですが、白川総裁どの分かりやすく説明していただきたいものです。
 参考資料に拠りますと本来のバブルは1986年から1991年2月までの4年3ヶ月を指すそうですが、当時の日銀総裁が大蔵次官から転じた澄田氏で全面的に金融緩和政策を断行してバルブ形成に寄与?した人物だそうです。
 しかし我がボケ輩が考えるのは、この大蔵省出身総裁から五年ぶりに日銀総裁の座を取り返した三重野の超金融引き締め政策への急激な大転換こそ、その後の日本経済を大混乱に巻き込んだ張本人だと考えますが、後輩の白川総裁としての評価を是非聞きたいものです。
 ところで我がボケ頭は現状のデフレ打破は今一度土地価格の上昇政策に徹底する以外に方法は無いと考えています。
 要するに三重野の犯罪行為?を反面教師にすれば如何なものかと思います。
 白川さん、貴殿に欠けているのは度胸、と決断力、大英断を頼みます。

    2009年12月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-12-01

「“師走”到来」

 一年が経過するのをあまりにも早く感じてしまい、昨年12月1日に書いた「時事雑感08-12-01」を開いてみたら「師走雑感・日経新聞に見る経済危機に対する見出し」というタイトルで下記記事を書いていた。
 記)11月28日付き日経新聞の経済欄に下記のような見出しが掲載された。
   「貸し渋り防止 金融庁動く
   中小企業、年末資金に懸念
   融資の姿勢を検査
   景気後退、長期化を回避、前倒しで資金準備
   中小企業事業撤退を検討、中小企業危機感強く」
上記の見出しを読むと今年の師走にもそのままそっくり当てはまる内容で、振り返ればこの一年、中小企業を取り巻く経営環境は全く好転せず麻生政権の無能無策の影響で結果的にむしろ一段と悪化していると云える。
 自民党の谷垣は相変わらず鳩山献金問題ばかりを遡上に挙げて批判しているが、麻生政権の中途半端な政権運営の結果が今日の不況を更に深刻な状況をもたらしたのは間違いない事実であり、その自民党を引き継いだ谷垣には麻生政権の失敗を先ず国民に詫びる責務がある。
 
今年の終わりに際してこの欄の手抜きをするわけではないが、上記に昨年の師走01を引用したのでついでに09までのタイトルを振り返る。
02「麻生政権の支持率27%まで下落!それでも辞任しない、、」12月2日
03「連合のベースアップ要求は脳天気じゃないの?」    12月4日
04「ラグビー早明戦史上最低の対抗戦 雑感」       12月8日
05「本性を現した尖閣列島周辺への中国の領海侵犯」    12月10日
06「麻生ふざけるな!無駄の連発」            12月14日
07「天下のトヨタが遂に営業赤字に転落」         12月15日
08「形振り構わず貸しはがしに走る佐賀共栄銀行、、、」    12月24日
09「民主党提出の解散要求決議案にただ一人賛成、渡辺氏、、」12月27日
上記のタイトルを見てこれらをそっくり今年の師走分に引き当ててもおかしくないくらい、世の中が変化していない証明である。
 不況も政治の混乱も社会も乱れたまま越年である。

    2009年12月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月30日月曜日

09-11-09

「ラグビー早慶戦のお粗末」
先ず早稲田の先発メンバーを見て早稲田ファンなら誰もが「アレッ!何で山中は先発出場しないんだッ!?」と素朴な疑問を持ったに違いない。
 山中は187cm、95kgの大型スタンドオフの逸材である。
 先発出場した村田は174cm、80kgの大きさからだけ見れば日本選手としては普通のスタンドオフのサイズである。
 釈迦に説法かも知れないが、スタンドオフは司令塔でありティームプレーを生かすも殺すもスタンドオフの腕次第といわれるポジションでもある。
 我輩が収集した山中選手の情報によると、対抗戦の真っ只中に日本代表に呼ばれ三週間早稲田の練習に参加しなかったということは聞いている。
 我輩は日本代表で怪我でも負っているのかと思ったら、代表での試合には出場の機会がなかったというから、日本代表に呼んだ奴も無責任だし、送りだした監督にも非があると我がボケ頭は思う。
 村田がスタンドオフを勤めた60分間の選手の動きを見ていると、完全にスタンドオフの作戦を慶応に見破られていたのは間違いない。
 何故かと言うと村田自身が自らボールを持って敵陣に突進するプレーを殆どみせず、ただハーフから受けたボールを左右バックスに振るか、キックで相手陣にけり返すかの単純プレーが多かったので慶応は余裕をもって阻止していた。
 前半の早稲田のもたつき振りからして何とか作戦変更する為に、後半は初めからスタンドオフに山中を起用するものと我がボケ頭は予測していたら、何と相変わらず村田が核としてプレーしているではないか。
 瞬間、過去に「監督が阿呆やから野球遣ってられへん!」と嘯いた当時阪神のエースで元参議員、江本の言葉を思い出した。
 前半終了のハーフタイムに於ける中竹監督のインタビュウーで曰く「選手達は前半の戦いを反省して“自主的に”作戦を構築するでしょうから特別なアドバイスはしておりません」だって。
 こんな姿勢ならば監督なんて早稲田には必要ないぜ、と思いたくなる。
 一体早稲田はどのような方法で誰が出場メンバーを決定するのか、是非とも
監督に説明して欲しいし、早稲田大学ラグビー部のこの国に於ける位置づけや国民的関心度から見ても監督の説明責任はあると思う。
 多分、早稲田ラグビー部に対して、我輩と同じ疑問を持っているファンから苦情や不満の電話やメールが殺到しているはずである。
たかがラグビーされど早稲田ラグビーなのである。

     2009年11月24日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-10

「見飽きて聞き飽きた鳩山政治献金問題」

 自民党の幹部、特に大島幹事長や町村、伊吹等の派閥の領袖どもが未だに長年の与党感覚つまり与党ボケが抜けず、相変わらず負け犬の遠吠えばかりが聞こえてくるだけで見苦しい限りである。
 自民は懲りもせず坊主のお経みたいに“鳩山献金問題”ばかり論議しているが、国民はこの程度のことは全て承知の上で鳩山民主党を選択したのであって、
それが証拠に自民がこれ程鳩山を追及しても民主党の支持率は殆んど下がらず未だ60数パーセント以上の高支持を確保している。
 検察も確かに鳩山問題の捜査に入っているが、検察に今一つ熱意が沸かないのは鳩山資金の全てが鳩山個人乃至母親からの資金だからである。
 母親の資金はいずれ鳩山兄弟が相続すべき金で、潜在的には鳩山個人の資産である所謂鳩山勘定である。
 マスコミが最近になって鳩山献金問題で急に取り上げ出したのが、母親から九億円が貸しつけられていることが発覚したと報じている。
 この金額を鳩山は承知していなかったらしいが、見方を変えればそれだけ豊富な個人資金を持った総理大臣であれば田中角栄のようなワイロ的な仕事はしないだろうし、その意味では国民としては安心である。
 新聞報道によると検察は鳩山の母上安子さん87歳に事情聴取を予定して捜査を進めているらしいが、我輩の我がお袋に対する感覚からすれば、母上様に対する事情聴取を含めた検察の介入は絶対に阻止すべきである。
 事件の内容に関係無く、己にとって一番大事な母上すら公的機関から守れないようでは、人間として全く評価できない。
 指揮権を発動して献金問題に幕引きをして母上を守り、鳩山は総理を辞して潔く政界から引退せよ。
 最愛のお袋さんを守れずしてどうして国民を危機から守れるというのか!
 反対に自民党の二階前大臣他多数の国会議員は全てが企業からの献金という名の下に受け取った非常にワイロ性の強い寄付金ばかりである。
 然るに検察としては、真剣に取り上げれば必ず成果が得られる自民党関係の違法問題については非常に遣り甲斐のある懸案だと思う。
 大事な予算審議を犠牲にして景気や困窮した中小企業救済を放置する自公野党、特に自民党は不正献金受領で二階よりも金額の多かった尾身も当然糾弾すべきであって、検察としては至急捜査に入ることを強く期待する。

   2009年11月29日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月23日月曜日

09-11-08

「鳩山政権、初の強行採決 大歓迎!」

 旧自公連立の麻生政権時代に、憲法59条2項の三分の二条項を乱用して十七本もザル法を強引に成立させた暴挙に比べれば、今回の多少強引な可決など大人しいものだ。
 当時の野党である民主党他は参議院では過半数を確保しているにも拘わらず自公に勝手に振舞われたわけだから、今更自民党の大島が民主党の手法を強行採決と非難しても負け犬の遠吠え以外の何物でもない。
 常日頃から民主党の小沢幹事長は「民主主義の基本は多数である」と言うのが持論であるが、今回はその政治姿勢を実践しただけのことである。
 野党自民党の大島以下幹部どもに対して、「強行採決されて文句があるなら選挙に勝ってから言え!」という小沢の回答である。
 自公の幹部共も未だ旧連立政権大敗の反省も総括も出来ずに与党ボケを引きずったままなので、当分強い野党にもなれないことを自覚せよ。
 政権交代による鳩山内閣成立下での初の施政演説に対して、野党自民党の大島の批判に対して“自民党だけには言われたくない”と答弁していたが、鳩山にしてみれば“大島さんあんたにだけは言われたくない”と言い返し、其の上で野党自民党の全ての非難に対してそのように答えたいのが本音であろう。
 このような泥仕合ばかりに現を抜かしていたら、自公が再生することは無いので民主党は安泰であるが、ここで鳩山に誤解して欲しくないのは政権交代によって鳩山民主党政権を作るのは手段であって、あくまで目的は民主党政権による国民の為の政治の確立である。
 その為には最低でも十年間の長きに亘り政権を担い、この国を政治的にも経済的にも大混乱に陥れた自公の悪業を暴き、先ず野党自民党と公明党を徹底的に破壊して再起不能に陥れることである。
 マスコミは鳩山政権と小沢民主党が必要以上に分離していることを喧伝しているが、我がボケ頭が考えるには民主党の党首はあくまで鳩山であり、首相も鳩山であって小沢はあくまで民主党のNO2の幹事長である。
 ということはもしも鳩山、小沢の間にトラブルが発生しても鳩山は党首として小沢を解任できても、小沢は鳩山党首を解任出来ない相互関係である。
 野党の連中が二人の関係を面白おかしく喧伝しているが、小沢が鳩山を引きずり下ろすには鳩山の任期満了まで待つしかない。
 初めて政権を担当して全てが順調に運ばないのが普通である。

     2009年11月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月19日木曜日

09-11-07

「鳩山政権よ、徹底的に“事業仕分け”を推進して無駄を排除せよ!」

 仙谷行政刷新相が担当する行政刷新会議の事業仕分けが17日に第一弾を終え、来年度予算要求の無駄を洗い出す初の試みがスタートした。
 “事業仕分け”の詳細は我がボケ頭では把握しづらいが、要するに五日間の仕分け作業で46事業、15基金から約一兆円の“無駄金”が指摘され、来年度予算から削減されるということらしい。
 第二弾を24日から27日にかけて実行するとのことで最終的には更に二兆円を上乗せして合計三兆円を“浮かせる?”計画だそうである。
 例によって自民党の大島幹事長は仕分け作業について「パフォーマンスにしか見えない」とこき下ろしているが、同じ自民党の谷川参院幹事長は「皆勝手に言いたいこと言っている。こらおもろいわな。新鮮に映る。非常にヒットしている」と褒めちぎり、「なんで自民党の時にせなんだか」と残念がっていた、と某大手新聞が取り上げていた。
 谷川参院幹事長は流石に先の首班指名で自民党候補に祭り上げられただけの大人の対応振りであり、大島の方は相変わらず負け犬の遠吠えである。
 何しろ新宿区の体育館を借り切って公衆の面前で討論を繰り広げたわけだから、マスコミも国民も色々な見解や感想を述べているが、国民の血税の使い方について少しでも関心を強めたのは事実であり、大いに評価したい。
 各省の局長クラスが政府側委員の国会議員や民間人から吊るし上げられるわけだから、弁護士無き人民裁判とか揶揄する輩もいるが何事も最初から全てがスムーズに行くわけでは無いし、それでも今回の試みは先ずは成功である。
 仙谷大臣や枝野総括責任者は第一弾の戦法や手法、内容を更に吟味して第二弾を尚一層盛り上げて国民に更なる関心を高めることを期待したい。
 今回の事業仕分けを是非とも成功させて、次は今回の手法を生かして自公政権下で役人の意のままに出鱈目な予算案を計上した責任を追及すべきである。
 今後の予算から無駄を徹底的に排除することは勿論大事なことであるが、過去の放漫政策を絶対に放置してはならない。
 国民の血税を食い物にしてきた天下り先の特殊法人は、公金横領と紙一重の血税の浪費をしているのは間違いなく、特に精査して国民の前に明らかにして責任を追及する為に、国民は民主党を選択して政権交代させたことを一瞬たりとも鳩山以下民主党の連中は忘れてはならない。
 民主党政権が自公連立の悪行を追及できなければ政権交代は無意味である。

      2009年11月18日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年11月14日土曜日

09-11-06

「オバマ米国大統領来日の対する鳩山首相の解せない対応」

  オバマ大統領が来日直前になって来日予定を一日延期したのは確かに異例中の異例であり、そのことで日本政府の公式行事に多くの調整が生じ、警備問題はじめ日本政府が緊急対応に対する数々の困難に直面したことは理解できる。
 しかしこのような緊急避難的な事態は起こりうることも事実であり、そのような緊急事態に対応するのが政治家なり官僚の力量ではないか。
 オバマが訪日直前に予定を変更したのは、先月6日にテキサス州フォートフッドの世界最大の陸軍基地で起きた、想像を絶する米国軍人による乱射殺傷事件の葬儀に列席する為である。
 死者13人、負傷者三十数人といわれる大惨事であり、葬儀に参列することが国益を第一に考えた結果のオバマの決断であり、アメリカ国民に対する大統領としての強いメッセージなのであろう。
 直前の訪日予定を変更したとは言え、オバマも訪日の後は鳩山も出席するAPEC(アジア太平洋経済協力)に出席する予定である。
 我がボケ頭が解せないのは鳩山は13日午後来日したオバマと日米首脳会談を行い、記者会見の後、夕食会を済ませて、翌14日の大事な予定を無視して賓客のオバマ大統領を子分どもに任せて開催地に発ってしまったことだ。
 14日午前にはオバマが日本国民と政府に向かって大事な演説をし、日米同盟を基軸にしたアジア外交の基本政策や米国がアジア・太平洋地域の問題に積極的に関与し、この地域で指導的役割を担う意欲を表明した。
 拉致問題にも言及して日本人拉致被害者の行方が全て明らかになるまでは、北朝鮮は近隣諸国との正常化はあり得ないと警告した。
 中国の無謀な軍事力増強による脅威や、ロシアの理不尽な外交姿勢に振り回されている非常に微妙な状況にある日本の立場を考慮した演説をしているのに、
肝心の日本国総理大臣が欠席するとは、鳩山には国益に対する順番を考える判断力が欠如しているとしか思えない。
 我輩は鳩山の内政に関してはせめて三ヶ月や100日、はアメリカ流に批判は避ける積もりで今日まで対応してきたが、我が国家元首である天皇陛下によるアメリカ合衆国元首であるオバマ大統領招待の午餐会にも欠席するに及んでは、言語道断である。
 オバマも同じAPECに出席して間に合っているし、鳩山の演説など各国出席者には関心は無く、日本がいくら金をばら撒くかだけである。

      2009年11月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-05

「放漫経営の結果、倒産必至の日航に血税を投入するな! 一旦潰せ!」
  
  日本航空は国策会社として一旦1951年に設立するが1953年に解散し、改めて日本航空会社法に基づいて旧会社の権利義務を受け継いで発足した会社である。
1987年に民営化したものの実態は半官半民の親方日の丸経営で今日に至っているが、過去は長年に亘り旧運輸省等の次官クラスの受け皿会社であり、現在は286企業が官僚天下り会社としてぶら下がっている。
1985年8月12日に御巣鷹山激突事故が発生し、わずか4人生存、何と520人という大勢の人命を奪う大惨事が発生した。
我輩も当時は年間を通じてかなり日航を利用していたので、非常にショックを受けた記憶があるが、確かに事故直後は日航職員には緊張感を持って仕事に励んでいたと思う。
しかし時間の経過とともに事故の悪夢も薄らぎ、経営者以下現場に至るまで元の親方日の丸感覚に戻ってしまったのも事実である。
ライバル会社の全日空は、今期こそ米国発の経済混乱で多少の赤字計上を強いられているが、資金繰りも万全でしっかりと自主経営しているではないか。
我輩の知る限りでは日航は設立の経過からして、政治屋、高級官僚、財界人に頭が上がらず奴らの馬鹿息子どもの格好の受け皿に利用されている。
286の系列企業にどれ程の役人OBが天下っているか承知していないが、親方の日航は赤字で青息吐息経営なのに子分どもは競争相手を排除しているから充分利益を確保する遣り方は、旧高速道路体制と同じ構図である。
我輩が日航から新幹線に乗り換えたから言うわけではないが、会社は倒産寸前の経営危機に瀕しているのに、機長他職員は年末のボーナスを無茶な要求するは、OBどもは破格の年金(583万円)をゴリ押ししているそうだけど、こんな国賊どもを血税で助けていたら国民は一斉に納税拒否するぜ。
我が方も大変お世話になっている日本政策投資銀行様に苦言を呈するわけではありませんが、報道では御行はすでに日本航空に2346億円の大金を融資されていると承知しています。
其の上墜落寸前の日航株式を8000万株も所有しおられるやに聞いていますが、これとて墜落すれば紙切れで燃えてしまうのみです。
其の上追加融資の話を聞きますが、そのようなあぶく銭をお持ちならば是非中小企業に廻して頂きたく、中小企業会を代表して心からお願いいたします。

   2009年11月12日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-04

「野党よ、いい加減に鳩山の政治資金問題は司法の手に全面的に委ね、今一番重要で国民的関心の高い景気回復策と中小企業対策等を真剣に議論し即刻実行せよ! 反対に鳩山は自民党長期政権、及び十年間に及ぶ自公連立政権が犯した数々の反国家的悪業を調査し天下に公表し至急断罪せよ!」

 先にこの欄で書いたがニューク市長に三選を果たしたブルームバーグ市長は、最終的に90億円の自己資金を選挙運動に使ったと報道されている。
 自己資金であれば選挙運動資金は無制限である、というのが民主主義の先進国アメリカ合衆国の憲法規定である。
 このような選挙運動に対する概念がこの国を世界一強大な国家に成長させたのであり、我が日本も米国に対抗して対等な外交関係を期待するならば、日本国を強国に成長させることが先で、その為にはわずかな金の処理を懲りることなくちまちま追及していては米国に突き放され国益を害するだけである。
 誤解して欲しくないのは、我輩は鳩山を庇っているのではなくこの程度の資金処理問題がどれ程国益を害する大問題か、と指摘しているのである。
 一国の指揮官は選ばれた以上命がけで国政に専念させる為に、民主主義先進国のフランスでもドイツでもイタリアでも多数の国が在職中は刑法上の訴追を禁止しているのである。
 
鳩山が命のある限り政権の座にいる独裁者ではないし、首相在職中は命がけで日本国のために全力投球させ、首相の座を降りてから野党は納得いくまで追及すればよいのである。
 その姿勢こそが野党として国家に貢献できる唯一の政治活動である、ということを自民党や公明党の野郎どもは一日も早く自覚せすべきなのに、参議院選挙の行く末を考えるなど自公は全く国益など念頭にない国賊政党である。
 来年七月の参議院選挙を念頭に与党民主党の親分攻撃に熱心なのか知れないが、自らの長期政権に対する公式な反省も総括も国民に対するお詫びもせずに、国民がそんなに簡単に自公政権の悪業を忘れて許すわけがない。
 日本国民はお前ら自公の阿呆どもが考えているほど馬鹿な民族ではないし、あまり国民を舐めるんじゃないぜ!
 鳩山に一言アドバイス、今度予算委員会で野党が再度政治資金問題を持ち出したら開き直って「野党の諸君、米国の選挙資金制度を勉強して出直せ!」と。
 其の上でニューヨーク市長選挙資金の使用額90億円を指摘せよ。

     2009年11月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-03

「松井ゴジラ、ワールドシリーズでMVP獲得」

  凄い、唯々感激!第六戦をテレビ観戦していて松井の活躍に一喜一憂。
 第一打席で粘りに粘った後ツウーランホームラン。
 松井のスイングを見ていて何かやらかしてくれるのではないかとの予感がしていたら、いきなりホームランをかっ飛ばしてくれた。
 第二打席は満塁のチャンスにセンター前にタイムリーヒットし、また二打点追加で計4打点。
 更に第三打席ではライトフェンスを直撃するタイムリー長打で二打点獲得して、其の時点でのヤンキースの全打点を松井一人で獲得した。
 我輩は段々感情がこみ上げて来て押さえきれず自然に涙ぐんでしまった。
 イチローの九年連続200本安打新記録達成の瞬間も確かに感激したが、今回の松井の活躍はまた違った意味で我輩を感動させてくれた。
 2006年年から今年にかけて松井は左手の骨折や膝の故障、手術等に見舞われ、ヤンキースは最早松井を必要としていないのではないかと、ニューヨークのマスコミが報道したことも知っていたので、尚更松井のワールドシリーズの活躍をすばらしく感じたのだのかも知れない。
 第三打席で長打を放った後、五万人の大観衆が松井に向かって“MVP”の連呼をしているのを見て我輩の感情も切れて何故か涙が込み上げて来るのを押さえられなくなった。
 やはり俺は日本人だな、とつくづく感じた瞬間でもある。
今、民主党政権になってアメリカとの外交関係が必ずしもスムーズに行っていないことをマスコミは喧伝しているが、今回のワールドシリーズでのヤンキースの優勝に貢献した松井の活躍と、更に松井が最高殊勲選手に選ばれたことによるニューヨック子の日本人に対する親しみは、民主党政権の下手糞な対米外交活動よりも遥かに日米関係の向上に寄与したと感じている。
 アメリカ第一の大都市ニューヨーク市民が日本に強い親しみと関心を持てば、自ずとアメリカ全土に友好関係は強くなり広まるはずである。
 松井は政治的に日米関係に大きな貢献をしたという意味では民間の駐米大使の大きな役割を果たしたことになる。
 MVP表彰式の場で松井がインタビューに答えた言葉がすばらしい、曰く「私はニューヨークヤンキースが好きです、ティームメイトが好きです、ニューヨークが好きです、そしてヤンキースファンが好きです!」。

    2009年11月5日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-02

「自民党幹部の“負け犬の遠吠え”舞台化した予算委員会」
  
二日から始まった衆議院予算委員会での自民党幹部議員の発言は、正に先の衆議院選挙で大敗した負け犬の遠吠えである。
 敗北の総括の中で自民党は過去の政策を反省し、大幅に若返りを図り新しい自民党を構築する云々と公言しておきながら、質問者の顔ぶれは全く“昔の名前”で出ていますという芸者並みの振る舞いである。
 発言者の一番バッターが現幹事長の大島、二番が最大派閥の親分である町村、三番が過去に加藤派の親分であり総裁目前まで経験した長老加藤である。
 二日目はカモフラージュの為に二人ほど無名の若手を起用したが、三人目には現政調会長の石破であり、締めくくりは麻生政権では影の総理と言われた当時の実力者である菅である。
 これだけ自民党は幹部を揃えて鳩山政権と対峙するかと思ってテレビを見ていたが、四十日前まで大臣や与党幹部でふんぞり返っていた連中とは思えないほど、全く迫力も政権奪取の意気込みの欠片も見えない哀れな姿を見て向こう十年間は民主党の天下は変わらないことを確信した。
 自民党を代表する幹部メンバーばかりでありながら、今日の経済的困窮状況を作り出した無責任な政治運営や、国家に800兆円近い大借金を作り国民に大きな負担を負わせた政治責任に対して一言もお詫びしない態度に、国民は新たな怒りを覚えるだろう。
 中小企業は相変わらず厳しい経済環境に曝されているのに、中小企業救済の発言は皆無で、取り上げたのは鳩山総理を巡る政治献金問題ばかりである。
 今更、鳩山を個人攻撃しても国民生活が豊かになるわけでも無いし、国内経済が活性化する分けでもないし、失業者の数が減るわけでは無いし中小企業経営が楽になるわけでは無いし我輩の感覚からすれば自民党阿呆議員の発言は国益優先の内容が全く含まれていない。
 鳩山は己のポケットマネーを政治に使ったのであり、自民党幹部どもは汚れた金をかき集めて政治資金と称して浪費しているのであり、鳩山の政治資金とは全く異質であり、自民幹部どももそのことを承知しているので時間潰しに八百長発言をしているだけである。
 鳩山が“俺は俺の手持ちの金”を使っているのであって、“お前たちはワイロの金”をもらって浪費しているではないか!と恫喝するくらいの元気のある所を見せて欲しいぜ。

     2009年11月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-11-01

「日本は米国の選挙制度を見習え!」
  米国の選挙制度では原則として、自費で選挙運動をするかぎり、使う額に制限はないそうである。
 もしも此の制度が日本で取り入れられれば、いま野党が騒いでいる鳩山総理の選挙管理費用騒動など捜査の対象にすらならない。
 何故なら鳩山は世界一のタイヤメイカーであるブリジストン創業者の孫であり、大量のBS株も保有しているし大金持ちである。
 現在野党が批判の矛先を向けているのも全て鳩山個人の資金であり、他人からの寄付金は皆無なのでアメリカの選挙制度では批判の対象にすら成らない。
何しろ民主主義の先進国アメリカの制度だから参考にする価値はあるはず。
 日本人の感覚では多少違和感があるかも知れないが、ニューヨークのブル-ムバーグ市長は今月三日に迫った三選目の再選に向け、77億円の自己資金を投じているそうで三選も確実と報道している。
 ただニューヨーク市には三選禁止規定があったがブルームバーグ市長は二期目の途中に条例を改正して三選を合法化してしまったが、ニューヨーク市民の判断だから正当化されるし、四選を平気で認める日本的感覚からすれば大した問題ではない。
 何しろ1兆4500億円の個人資産を有する全米8位の富豪で、市から受け取る年収は1ドル?とのことで実質無報酬である。
 日本も此の制度を早急に取り入れ、首長も地方議員も国会議員も報酬を生活費に当てずに自立できる資産家だけに絞ればどれ程の節約になるのだろうか?
 以前、このコラムで書いた記憶があるが、ロンドン市会議員は年収1000万円(約6500ポンド)以上確保出来なければ立候補の資格がないし、市議会も原則として夜8時以後に開かれるそうで、市会議員活動は半ば奉仕である。
 民主党が念願の政権を奪取した今こそ無血クーデターに相応しく、政治資金についても根本から改正する必要である。
 民主主義先進国である英国や米国の合理的な要件を至急検討し、節税に繋がることは大いに採用すべきである。
 個々の改善策に対して自民党や公明党が如何に反対しても、国益に叶い国民の為に寄与する改正ならば国民の支持を背景に敢然と改革にチャレンジすべきであり、実践することが無血革命を成就させることに連なるなることを鳩山以下民主党幹部は強く肝に銘じて行動することを厳しく監視していきたい。

     2009年11月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-10

「最新鋭護衛艦“くらま”の衝突事故雑感」
 27日夜に関門海峡で起きた護衛艦“くらま”と韓国のコンテナ船との衝突事故報道を見て、先ず“くらま”が海上自衛隊でも最先端の装備をしている護衛艦であると言うことであり、その戦艦の事故という事実である。
 戦争状態下では如何なる状況にも対応しなければならないのが戦艦の責務であり、其の点からすれば会場交通規則云々以前の問題と思う。
 報道によると事故現場は幅500メートルの狭い海峡で、護衛艦も艦長自らがこの難所を通過する為に指揮を執っていたと証言しているし、然らば韓国船が違法に進行してきても護衛艦を守る対応をするのが戦艦の取るべき手段ではないかと我がぼけ頭は考える。
 誤解しないで欲しいのは、我輩は決して韓国船の弁護をしているのではないし、普段から我輩は韓国に対しては辛口であり、今回の緊急事態に対して戦場ならば如何なる対応を艦長は指示したのかということを問いたいのである。
 その後の調査では、関門海峡をコントロールしている海上保安庁の管制官が韓国船に対して通常の右側ではなく左側通行を支持したことを上げているが、それは事故処理後の責任追及の判断基準でしかなく事故回避行動とは関係ない。
 戦場で「お前は約束違反しているから砲撃するな!」と言うのと同じで、戦時下では通用しない行動である。
 要するに如何なる危険にでも対応するのが戦艦の責任であり、報道によると艦首に揮発性の強いペンキを積み上げていたことも被害を大きくしたと言う。
 我がボケ頭の感覚では戦艦は一旦出航したら平時と言えども最低の戦時体制で航行するのが責務であると思うが如何なのだろうか。
 報道によると相手の韓国船は7200トン、護衛艦“くらま”は5200トンで正面衝突すれば“くらま”の方が大きな被害を受けるのは明らかだし、其の程度の相手の資料は当然“くらま”の艦長は把握していたはずだし、せめて正面衝突を避けるくらいの緊急対応が出来なかったのかと、我がボケ頭は疑問が生じ理解出来ない。
 先に行われた海上自衛隊恒例の観艦式に“くらま”は旗艦として参加し、海外出張中の鳩山総理の代理で菅副総理が乗り込んで観閲した護衛艦だそうだから“シャレ”にもならない。
 今回の事故に対して菅の感想を聞きたいものだが、真剣な話このような対応しか出来なくて我が日本の防衛に本当に寄与できるのか疑問である。
 最新装備に血税を使うのみでは税金の無駄使いである。

     2009年10月29日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-09

「民主党、参議員補欠二選挙区で圧勝、会派過半数まであと一議席」
 政権交代後初の国政選挙となる参院統一補欠選挙(神奈川、静岡両選挙区)は“25日投開票され民主党の二新人が自民党候補らを破り初当選した。
 先の衆議院選挙の勢いを持続させていることを証明したわけで、民主党の参院議員は115人となり、民主党単独での過半数(122)まであと7議席となった。
 参院の民主系会派「民主党、新緑風会、国民新党、日本」では議席数120議席となり、江田参院議長を除く採決時の過半数121まで一議席に迫った。
 民主会派でない無所属議員が協力すれば、基本政策が異なる社民党の同意が無くても参院での法案可決が可能となり、今後の社民党は沖縄基地移転問題等で今までのように民主党のマニフェストに反対する発言を繰り返せば連立政権からはじき飛ばされるだろう。
 社民党は民主党と異なる政策を封印し、ただ只管“金魚のフン”に徹し民主党政権に忠誠を誓って追随する以外に与党に残る道は無い。
 昨日鳩山首相が初めての施政演説を行ったが、小泉以下安倍、福田、麻生の演説時間が平均20分強だったのに、鳩山は50数分も真剣に己の言葉で幅広く説明し、自らの献金疑惑についても潔く国民に謝罪したので、唯一此の問題を取り上げて追求しようとした自民党の出鼻を挫いた感じである。
 鳩山政権では当初カミサンがちょろちょろし過ぎるのが一寸気に入らなかったが、最近は多少自粛してきたみたいなので鳩山は本来の国政に全力投球し、此の国を本気で無血革命して新しい日本の創造に邁進して欲しい。
 最近の鳩山の顔を見て感じるのは就任直後の自称“宇宙人”からかなり厳しさが増し、演説でも本当に真剣な顔つきで訴えていたし「我輩が一億二千六百万人の国民の先頭に立って此の国をより良い、住みやすい、生活困窮者や病人、老人等の弱者や中小企業を助ける気配りの利いた国家に仕上げる。」と言う意欲、気概が感じられるようになってきた。
 鳩山の個人献金問題は先の衆議員選挙前から国民に公開され、検察が捜査に入っていることを国民は承知の上で鳩山民主党を圧倒的多数で選んだわけだし、ましてや既に司直の手に渡っているのだから、自民党の行動は全面的に無視して本来の政治行動に邁進することを期待したい。
 鳩山の顔付きは、小沢旧党首の下で幹事長を務めていた時と明らかに異なることは衆目の一致するところと思うが、人一倍大きな眼光で日本国全体を見渡し、本当に命がけで日本国のために命を捧げることを心から祈念する。

    2009年10月27日   元始求道会 毘沙門寺岡

2009年10月29日木曜日

09-10-07

「直近話題のニュース。 雑感 続2」

無駄な日本航空再建案
新政権による各省記者クラブの廃止と記者会見の解放
中ロ首脳会談の演出過剰
麻生内閣による無定見補正予算の出鱈目さを3兆円捻出で証明
自民党大島幹事長の“戯言”と負け犬の“遠吠え”
民主党は公約どおりインド洋の給油を年末で中止せよ
生活保護世帯の急増、特に大阪が突出
   等々数え上げればきりがないが、先ず民間会社である日本航空に日本政策銀行は何故2346億円もの大金を貸し付けたのか大いに疑問である。
   日航再建テイームはこの融資額の全額切捨てを要請しているが、もしそのようなことを政策銀行が了承するのであれば、其の前に主要取引先である中小企業に対する貸し金をカットするのが使命ではないか。
    政府系金融機関が合併して発足した日本政策金庫といえ、今までの経緯だけで中小企業を納得させることは困難だし、それこそ亀井大臣が提唱している革命的措置を断固として実施する以外に方法が無いことは明瞭である。
鳩山政権はマニフェストに記載した子供手当て3兆円を確保する為に、先に旧麻生政権が成立させた14兆円の補正予算の中からほぼ満額を捻出し3兆円を確保したことを正式に発表した。
    何と補正の21%が幻みたいな予算だったことが証明されたわけだし、
   景気刺激策として万全を期したと喧伝していた麻生の戯言を解明したことになり、補正予算にして此の体たらくだから本予算も徹底的に解明し国民の前に不正や無駄を公表しなければならない。
    今日のニュースで国土交通省の外郭団体である民都機構なるわけの分からぬ団体が、1200億円の大金を国交省から借り入れ返済せずに勝手に運用していたことを会計検査院から指摘をされ、返済命令を受けたと報じていたが何故自公政権下では返済命令が下されなかったか、との疑問は当然多くの国民が抱き怒るはずである。
     これは大掛かりな公金流用であり一つ間違えば公金横領になってもおかしくない大事件である。
    このような不正、不条理が糾弾されるのが政権交代の効果である。

2009年10月16日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-08

「野中自民党元幹事長のハブ空港計画に対する国家背信的発言」
  毎週日曜日早朝のTBS番組“時事”に野中は準レギュラーとして時折出ているが、18日の番組に於ける奴の発言には怒りを通りこして笑った。
 前原国交大臣がぶち上げた羽田空港をハブ空港化する問題の討論中に飛び出したのが、野中のハブ空港論である。
 野中は最早政界を引退し、政界では過去の人物故そんな生きる屍の発言を気にするのもどうかと言う意見もあろうが、奴は過去には自民党の大物として官房長官や幹事長を歴任し、一時は首相候補にまで祭り上げられたことのある人物だけにどうしても奴の発言を糾弾すべきと考えた次第である。
 野中曰く「国際的ハブ空港を日本国内に作るのは成田にしても羽田にしても非常に多くの難問が山積しており、言うべくして困難であるのは明瞭である。
 然らば既にハブ空港として設備が充実し、更に拡張の余力を有する韓国の仁川(じんせん、インチョン)空港を利用すべく韓国政府と交渉すべきである。」
 己が幹事長として国政に大きな影響力を振り回せた時期には韓国との提携を推進せず、民主党に政権を奪取されてノー天気な発言をすること自体怪しからぬ話であるが、奴の頭には国益という意識は皆無なのか?
 野中に質問したい「歴史的に我が国の領土であることが明確で、国際的にも日本の領土であることが認知されている竹島を、長年にわたり不法占拠しているような理不尽な国家の行為を黙って認めるのか?
 更にそのような政府に、我が国の航空行政を左右するような、一つ間違えば大きな国益を損ないかねない事態が発生する危険性をどのようにして排除できるのか?」
 全世界を相手にする国際航空路線を他国に委ねるということは、日本と世界各国との交流手段を韓国に握られると言うことである。
 現状でさえ韓国は竹島問題の解決に対する日韓交渉を、竹島は元々韓国の領土だから竹島の領有権問題は日韓には存在しない故、交渉する余地は無いとの主張を継続している。
 そのような国に日本の国際路線の命運を任せるというのは国益を無視した主張であるとともに国賊的発言である。
 報道によると、韓国は対馬の実質的支配を目論んで島の不動産を買いあさっているのは事実で、先日も現状を憂うる国会議員が対馬を視察してその変貌ぶりに驚いた報告をしている。
 前原他対馬関係官僚は早急に対馬を視察し、至急対策を講じよ。

    2009年10月19日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-06

「ムダ(無駄)なダム事業凍結と赤字空港の存続問題」
  前原国交大臣が就任早々打ち出しているダム事業の凍結や赤字空港対策は非常に大きな問題を提供している。
 特にダム凍結問題では民主党の国会議員からでさえ、せめて地元住民の考えを聞いてからにして欲しいなどとまるで自民党の族議員みたいな発言をする奴が出てきたと報道しているが、意見を聞くだけで封じ込められるのであればある程度は仕方がないだろう。
 しかし地元選出の議員が選挙目当てで利用するようであれば、それは自民党の利益誘導運動と同じでありそのような腰抜け議員は“さっさと”自民党に鞍替えさせるぐらいの決意で対応しなければ革命的改革は不可能である。
 前原大臣に言いたい! 保革逆転による民主党政権の樹立は無血クーデターであり、一つ間違えば流血の惨事を引き起こす流血クーデターと紙一重の政権交代であるとの認識と緊張感で対処すべきである。
 流血クーデターであれば勝利者は敗者を根こそぎ拘束して指導者や幹部の首を刎ねる所謂中国式であるが、我が日本国は六十年以上を要して培ってきた民主主義国であるが故に中国式を真似るわけにはいかないけども、政治の舵取りや手法においては、鳩山以下大臣は流血革命と同じく命がけの政治を行うべきであり、それが出来なければ政権の座に就いた意味がない。
 なるほど国家プロジェクトダム工事は、56件の内48件を前原大臣命令で凍結させたと報道されているが問題は凍結後の対応である。
 全てが完全撤退で中止ならば結構だけど48件もあれば条件は千差万別であろうし当然ガチンコ勝負もあり得るはずだ。
 故に成り行き次第では命の危険を伴う場面に遭遇するのは当然で、問題はそれなりの覚悟を持って前原が国土交通大臣のポストを引き受けたか否かである。
 ダム工事は未だ工事中の物件凍結であるが、空港は国内に97箇所もすでに完成し運営されているのである。
 説明によると40年間で57箇所からほぼ倍近い97箇所まで増設されたそうで驚異的な増加振りである。
 其の内26箇所が国交省管理下でその内22箇所が赤字運航である。
 更に地方空港58箇所のうち53箇所空港が赤字運航である。
 全体97空港のうち黒字空港は数箇所で90%以上は赤字の垂れ流しである。
 これらは全て血税で作られたものであり今後の対策は勿論であるが、これらを容認した自民党の責任を真剣に追及し厳罰に処すべきである。

  2009年10月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-05

「“返済猶予でも「正常債権」不良債権基準緩和へ”八日付け日経の見出し」
  不景気の長期化で中小、零細企業の経営がさらに悪化し倒産の増加は避けられないし、民主党政権で何とか不景気の深刻化と倒産増加を阻止する為の中小企業救済支援策である。
 長年に亘る自民党政権が大企業中心の優遇策ばかりを優先し、見返りに多額の政治献金を財界から受領することによって日本の経済政策を継続してきた。
 その自民、財界癒着体制が今日の大不況と社会的混乱を生じ、今日の経済的、社会的危機を生じたし、国民もやっとそれらの不公正に気づき先の衆議員選挙における民主党の大勝、自公の大惨敗による政権交代を実現させた。
 先の選挙に於ける民主党の大勝は半世紀振りの流血を伴わない政治的革命といえる大事件であり、自公の幹部や政権と組んで不当な恩恵を貪ってきた金融機関や財界の経営者どもは本当の革命であれば全員命を奪われたであろう。
 そのような観点からすれば自公政権下では考えられない変化が生じても当然であり、現時点では亀井大臣の発言を過酷と捉える感覚こそ未だ前自公政権時代の意識が抜け切っていない証拠である。
 亀井大臣の数々の発言は革命的感覚で受け止めれば至極当然の内容ばかりであり、違和感を覚える連中は長期に渡る自民党政治に汚染された連中である。
 話しは少し変わるが、群馬県の八ツ場(やんばダム)や熊本県の川辺川ダム等数々の超大型ダムの工事中止が民主党政権によって次々に発表され、地元の知事他関係者が強力に工事続行の意思表示をして前原大臣に反対しているが、奴らには今回の政権交代が革命であることの意識が非常に希薄である。
 本来の革命ならば勝利者側の意向に逆らえれば命を取られるのである。
 自己主張をするのであれば命を投げ打つ覚悟があるのかと言いたい。
 不良債権基準緩和問題から少し論点が外れたと感じる向きもあるかも知れないが、革命とは従来の正が誤りに転事、過去の非が正として現実化することが
であり、その意味では基準緩和問題もダム工事中止も同じ視点で捉えれば違和感はないはずである。
 新政権の政策が正であり、旧政権の政策が誤りに転ずるのが政権交代である。
 いくら革命的変化と雖も相手国の存在する外交問題は日本側の都合だけで急激に主張を変えることは難しい問題が発生するので、当然新政権としての政策変更は相手国との交渉で変更することになる。
 政権が交代すれば当然対外政策が変化することは関係国も予測して対応してくるし徐々に新政権としての外交を展開すれば良いわけである。

    2009年10月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-04

「吠えよ!亀井金融担当大臣“日銀は寝言いうな!”」
 数々の注目すべき亀井大臣の発言に鳩山首相が多少困惑しているようだが、
発言の内容は我がボケ頭の判断では決して的外れとは思えない。
 上記の“日銀は寝言を言うな!”との発言も現状の厳しい経済情勢を的確に分析した結果の意見であり、日銀の分析は甘いのではないかとの指摘である。
 日銀がCP(コマーシャルペーパー)と社債の買い上げを年内で打ち切ることを発表したことは金融緩和政策の変更であり、現状の厳しい経済状況や先行きの厳しさを考えた場合に時期尚早ではないかとの適切な意見である。
 失業者は380万人から減らないし、為替は1ドル88円台に上昇して輸出産業はますます厳しい状態に追い込まれるし、関連企業は一層経営困難に陥るだろうし、株価も日経平均が一万円を割ったままだし景気の回復は当分見込めないと亀井大臣は考えていると思う。
 そのような経済情勢を分析しての亀井大臣の発言であり我がボケ頭は大いに評価しているし、更に過激な発言を期待するものである。
 長年に亘り期待された政権交代が実現したわけだから、政府から独立した存在と言われる日銀と謂えども新政権に代わった国民の意思を充分忖度して金融政策に反映させるべきだと思う。
 
「阿呆な自民党新執行部に物申す」
 政調会長に指名された石破が先日の田原の番組で、政権交代後初めての国会運営について自民党が考えている最大のテーマは何かを問われて曰く「鳩山首相の政治献金疑惑の解明です」だと。
 奴は衆議院の与野党の議員数を未だ解散前と勘違いしているのではないか。
 どれほど鳩山の献金問題を追及しても民主党政権が沈没するわけではないし、
万が一核心に触れるような事実を突きつけても鳩山は次のように答えて曰く「此の件はただいま司直の手で解明中なので答えるわけには参らない!」で終わりである。
 政権運営に嫌気がさして首相の座を降りても次には菅副総理が控えているし、参議院選挙を控えて返って自民党にとっては手ごわい相手ではないか。
 先に小沢を追い詰めてあっさり党首を辞められ、鳩山に代わって選挙で大敗したことを最早忘れたのかと思うと、自民党の再起は無理。
 同じく田原の番組で中曽根親分が指摘していたのは「自民党は小手先の方法で政権奪回を考えては無理である!」と。

    2009年10月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-03

「直近話題のニュース、雑感」
 このコラムは一話題1ページを原則として書いてきたが、一タイトルに拘らなくとも話題によっては浅く広く表現するのも現代風?かな、と考えた次第。
 我輩のボケ頭感覚で直近に興味を感じたニュースを先ず関心度に関係なく羅列してみて、其の中から二つ三つ取り上げてみる。
1) 2016年オリンピック開催地招致敗北。
2) イトーヨーカ堂180店舗中16%の30店舗閉鎖決定。
3) 米国トヨタの生産車380万台をリコール発表。
4) 菅事件で宇都宮地検検事正が足利氏に謝罪。
5) 日銀短観の無責任発表。
6) 中川元財務大臣死去。等々
 色々書きたいことが多々あるが先ず1)のオリンピック招致失敗問題を取り上げたい。
 マスコミは石原都知事に遠慮して取り上げないが、我がボケ頭の推測では2016年に五輪を東京に引っ張ってくるのは非常に困難であると石原以下関係者は充分認識していたはずである。
 然らば何故150億円も血税をドブに捨てるような無謀な計画を石原が推進したかといえば、理由はただ一つ、例の新銀行東京の不始末をオリンピック招致運動で胡散無償させようと企んだからである。
 ところが先の都会議員選挙でも衆議員選挙と同じく自公は惨敗し、都議会も石原の思惑どおりに運営出来なくなり、とくに築地魚市場の移転問題も含めて石原都政はどんづまり状態である。
 石原がどのようなウルトラCで乗り切るか見ものである。
 イトーヨーカ堂はグループとしてセブンイレブンや西武デパート等を運営する日本でもトップクラスの流通グループであり、今日に至るまで我がボケ頭が承知している限りでは殆ど後ろ向きの整理縮小を実施した記憶がない。
 そのくらい経営トップの鈴木は今まで前進あるのみという経営方針を貫いてきたと記憶している。
 その企業グループがスーパー部門を30店舗も閉鎖縮小するということは、今後の購買意欲の回復が非常に厳しいと予測しているからである。
 そのことを裏付けるように先に発表された完全失業率は5.2%で全く改善されておらず、361万人も失業者が厳然として苦労していることが先行きの厳しさを示している。

    2009年10月5日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-02

「中国建国60周年記念軍事パレードの意図、目的、対象国他」

  米国は好戦派の共和党ブッシュから穏健派のオバマに大統領が交代し、対ロシア政策でも柔軟姿勢を示して対話路線に変更し、ロシアもこのオバマの政策変更に応えて強調ムードを演出している最中の今回の軍事パレードである。
 現在米国と中国は世界一の貿易当事国であり、経済的にはどちらも身動きならない程密接な相互依存関係にあることは世界が承知している。
 然らば世界の三大軍事大国が平和ムードの方向に進んでいるこの時期に、何故中国は建国60周年記念と称して最新式の自国産兵器を誇示する必要があったのか我がボケ頭には理解出来ない。
 報道によると最新鋭武器の中にはアメリカ大陸まで航続可能な最長距離ミサイルも含まれていたそうだけど、現状では最大の商売先アメリカに喧嘩を売るメリットは考えられない。
  今回の軍事パレードの報道を見ると、軍事的には日本など“目じゃ無い”、中国が目指すのはもっと壮大な計画であると言っているような演出である。
我がボケ頭が予想するのは、先ず中国が意識しているのは3000キロの長い国境を接しているロシアであり、次が同じく国境を接して10億の人口を抱えるインドであり、この二カ国とは異なった視点から意識しているのがアメリカ合衆国であろうと思う。
今回のパレードで披露された最新鋭兵器は全て国産で、10年前に幅を利かせていたロシア産兵器が見事に中国産に切り替えられていたそうだけど、この様変わりの現実を見せ付けられたロシアの軍事関係者はどのように受け止めただろうかと、アンチロシア派の我輩としては大いに興味のあるところである。
中国はアメリカ大陸まで狙える長距離ミサイルを並べていたが、中国が本気でアメリカと戦うとは思えないし、ロシアに対するカモフラージュではないかと我がボケ頭は想像している。
それにしても前主席の黄沢民が83歳の老骨にも拘わらず胡錦濤主席の隣で睨みを利かしている姿こそ、現在の中国政治の力関係を表していると思う。
江沢民が胡主席と並んで観閲している状況は、陸軍140万、海軍26万、空軍38万合計204万人の解放軍に江沢民が強く支持されている証明であり、胡主席が解放軍を押さえきっていない証拠でもある。
共産党幹部が黒系統の背広を着て文民統制が成功しているように演出しているが、中国政府の実態は解放軍による軍事政権であると我輩は信じている。

    2009年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-10-01

「自民党主に谷垣元財務相、幹事長に大島前国会対策委員長では変わりばへ無し、これでは政権奪還は夢の又夢」

 自民党の新体制決定を一番喜んでいるのは民主党首脳陣であろう。
 長老の一人である谷垣が党首に選ばれたこと自体が旧体制の継続なのに、更に要の幹事長に長年国対委員長を務めた自民党へドロの塊其の物の大島を№2に指名するようでは、民主党に対する敗北宣言其の物である。
 この新体制に対して今回の党首選挙で唯一革新的発言を繰り返していた河野及び其の支持者が大人しく対応し、何ら行動を起こさないようでは従来の自民党支持者も見放すであろうし、自民党の再生は完全に困難に陥るであろう。
 人事は選挙後の勝者がある程度有利に決定するのは常識であるが、今回の谷垣の三役人事は明らかに選挙の論功人事であり、谷垣が選挙を通じて盛んに強調していた挙党一致態勢とは程遠いし、このように虚仮にされても河野支持派の造反が起きないようなエネルギーでは再生は不可能である。
 与党時代のように自民党の総裁選挙が即総理大臣を選ぶことに直結していた緊張感も党員の関心度も低下しているので此の程度なのかも知れないが、野党に落ちぶれてでも肩書きが欲しいのが我がボケ頭には分からぬ。
 自民党が次回選挙から創価学会の協力を求めず(自民党が期待しても相手は乗ってこないだろう)独自の保守大勢を構築する積もりならば、先ず今回の選挙で落選した約180人の救済、協力機関を早急に立ち上げそれこそ老壮青の実力者を全員網羅して再選に徹底的に支援する体制を構築することである。
 この体制を何はさておいても構築できなければ党員は勿論のこと自民党支持の国民からも見放されることが絶対間違いないことを我がボケ頭が保証する。
 落選した仲間の辛い気持ちを理解出来ずに経済的にも日常生活でも厳しい状況に直面している国民の立場を理解できるはずがない。
 我がボケ頭の自民党に対する感情論からすれば、そもそも119人が当選したのが間違いで、80人前後であれば自然解散して本当に国民の立場を真剣に考え、国益中心の政治、外交を志す議員だけの集団からスタートできたと思う。
 三桁の議員が生き残ったが為に、政治思考のかなり異なる連中が一つの政党に中途半端に固まる政治集団で妥協し、ぼろぼろの握り飯みたいなオムスビ集団の自民党に成り下がっている。
 それにしても選挙運動中にあれほど森等爺々幹部を痛烈に批判していた河野のグループは本気で一緒に行動するのだろうか?

    2009年10月1日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-10

「鳩山総理外交デビューの成功」

  鳩山首相の訪米で一番印象に残ったのは、海外のマスコミ関係者を含む記者会見や日米、日中、日露等の主要国首脳会談や国連の演説や主要国会談に於ける演説や説明を、殆んど自らと民主党側近により作成した内容に徹して従来のような役人が草稿した原稿を排除した点である。
  如何なる場面でも原稿に頼ることなく自分達で考え作成した内容を堂々と語った態度は一国の代表として十分に評価に値すると思う。
  歴代首相による役人どもの原稿の棒読みとは異なる態度を見ていると、伊達にと東大工学部出身ではなく本当に頭の良さを感じさせられた。
  頭の良さと英語が達者という点では1991年から1993年8月まで総理を務めた宮沢喜一と比較出来るが、宮沢はバブル処理を誤ってその後の日本をどん底に貶めた張本人であり、指揮官の器では無かった。
  鳩山政権はスタートしたばかりで今後当然のことながら色々な難問に直面するだろうが、「小事構えず大事争うべし」との姿勢で自公連立政権が食い散らかしたこの国をしっかり腰を落ち着けて再建のために対応してもらいたい。
  訪米で親分不在にも拘わらず、前原国交相や亀井金融担当相や長妻厚生相等は早速懸案事項に取り組む姿勢を見せているし、息切れしないで役人どもに振り回されないように行動することを期待する。
  マスコミや自民党等新野党勢力は早速海上自衛隊のインド洋給油撤退問題を取り上げて日米関係への波及を取り上げているが、米国もタカ派のブッシュから穏健派のオバマに政権交代しているのだから、阿呆な自民党の批判など問題にせず新しい政策に邁進すればよい。
  ブッシュ政権時代にアメリカが東欧二カ国で計画していたミサイル関連施設計画を廃止したので、ロシアが対米関係で柔軟姿勢に転じ対イラン向け政策でアメリカに協力姿勢を見せ始め、イランの対米強行路線に微妙な影響を落とし始めていると報道している。
  外交問題は色々な事件に関連があり、給油を撤退したから日米関係がおかしくなるなどと単細胞的な発想だから自民党は大敗したのであり、鳩山民主党は常に国益第一に考えて行動するのであれば、如何なる重要な問題でも躊躇する必要は全く無い。
  国益中心の政策であれば国民は支持するし、国民の支持こそ外交の基本であり政治の基本である。

       2009年9月26日 元始求道会 毘沙門寺岡

2009年10月1日木曜日

09-09-10

「鳩山総理外交デビューの成功」

  鳩山首相の訪米で一番印象に残ったのは、海外のマスコミ関係者を含む記者会見や日米、日中、日露等の主要国首脳会談や国連の演説や主要国会談に於ける演説や説明を、殆んど自らと民主党側近により作成した内容に徹して従来のような役人が草稿した原稿を排除した点である。
  如何なる場面でも原稿に頼ることなく自分達で考え作成した内容を堂々と語った態度は一国の代表として十分に評価に値すると思う。
  歴代首相による役人どもの原稿の棒読みとは異なる態度を見ていると、伊達に東大工学部出身ではなく本当に頭の良さを感じさせられた。
  頭の良さと英語が達者という点では1991年から1993年8月まで総理を務めた宮沢喜一と比較出来るが、宮沢はバブル処理を誤ってその後の日本をどん底に貶めた張本人であり、指揮官の器では無かった。
  鳩山政権はスタートしたばかりで今後当然のことながら色々な難問に直面するだろうが、「小事構えず大事争うべし」との姿勢で自公連立政権が食い散らかしたこの国をしっかり腰を落ち着けて再建のために対応してもらいたい。
  訪米で親分不在にも拘わらず、前原国交相や亀井金融担当相や長妻厚生相等は早速懸案事項に取り組む姿勢を見せているし、息切れしないで役人どもに振り回されないように行動することを期待する。
  マスコミや自民党等新野党勢力は早速海上自衛隊のインド洋給油撤退問題を取り上げて日米関係への波及を取り上げているが、米国もタカ派のブッシュから穏健派のオバマに政権交代しているのだから、阿呆な自民党の批判など問題にせず新しい政策に邁進すればよい。
  ブッシュ政権時代にアメリカが東欧二カ国で計画していたミサイル関連施設計画を廃止したので、ロシアが対米関係で柔軟姿勢に転じ対イラン向け政策でアメリカに協力姿勢を見せ始め、イランの対米強行路線に微妙な影響を落とし始めていると報道している。
  外交問題は色々な事件に関連があり、給油を撤退したから日米関係がおかしくなるなどと単細胞的な発想だから自民党は大敗したのであり、鳩山民主党は常に国益第一に考えて行動するのであれば、如何なる重要な問題でも躊躇する必要は全く無い。
  国益中心の政策であれば国民は支持するし、国民の支持こそ外交の基本であり政治の基本である。

       2009年9月26日 元始求道会 毘沙門寺岡

2009年9月24日木曜日

09-09-09

「日本漢字能力検定協会の不可解な新経営陣の行動」

  日本漢字能力検定協会は名前が長いので以下検定協会と表記する。
  従来の検定協会は先に逮捕され刑事訴追された大久保親子が理事長、副理事長として私物化し私腹を肥やしてきた。
  大久保親子は追放され新しい経営陣が選任されて弁護士が理事長に就任したと報じられているが、先日おかしな報道に接して疑問を感じた。
  新理事長は大阪弁護士会所属の鬼追弁護士が就任したが、報道によると長年継続してきた「今年の漢字」の行事を今年も清水寺の森管長に依頼して続けることが発表された。
  森管長は前大久保理事長時代に理事として検定協会の経営に大いに協力してきた、有り体に言えば大久保杜撰経営の共犯と言える存在である。
  鬼追理事長は、そのような関係者の一人である森管長に対し三拝九拝して12月12日の「今年の漢字」での協力をお願いしたらしい。
  相手が天下?の清水寺か何か知らないが、事が教育に関係することだけに、是々非々は厳しく対応すべきではないかと我がボケ頭は強く感じている。
  かって京都市社寺の拝観料に対する課税問題が発生した時に率先して反対運動を展開したのが清水寺であり、運動をリードしたのが当時の頭である。
  其の時以来我輩のボケ頭には、清水寺は金のガリガリ亡者だとの印象が刻まれ参拝する気持ちなど全く皆無である。

  観光仏教と葬式仏教は我が日本仏教の二大経営目標であるが、仏教本来の目的を無視して金儲けに奔走したければそれはそれで結構だけど、善意の学生たちを騙してまで仏教の看板を利用することは控えて欲しいものだ。
  我がボケ頭に言わせれば、「今年の漢字」を清水寺に頼む奴も頼む奴だけど、頼まれたからと言って引き受ける奴も引き受ける奴で、全く“唖然”である。
  昨今、世の中の乱れを象徴するような事件が多発し、日本社会の倫理観や責任感や道徳観念の欠如が指摘されているが、今回の検定協会の馴れ合い協力こそ正に今此の国が問われている根幹であると思う。
  我がボケ頭は成人聖人君子ぶって偉そうなことを言える立場に無い事くらい百も承知の上で敢えて主張するのは、両者が我々の社会では最も規律や道徳を守るべき立場にある、宗教家と法律家であるが故である。 

       2009年9月21日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-08

「野党に転落した自民党党首選のお粗末」

  タイトルに総裁と書かずに敢えて党首選挙にしたのは、自民党内部でも「野党に転落しているのに総裁は無いだろう」との意見が多いそうなのでその意見を尊重したわけである。
  倍以上の民主党でさえ党首なのだから、確かに二百名程度の野党の親分を総裁などと大仰に祭りあげるのを自民党員でさえ滑稽に感じているのだろう。
  それはともかく、暇つぶしに記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を見ていたら、おぼろげながら今回の総裁選挙の実態が把握できた。
  口では解党的出直しといいながら相変わらず森以下従来の幹部どもが谷垣を支持し擁立している背景が浮き彫りにされた。
  今まであまり名前を聞いたことのない候補者の一人である西村は旧通産省(現産経省)出身の元官僚で、森の引きで政界に転じた男であり今回名目だけ町村派を離脱しているが森の子分であることは歴然としている。
  河野に言わせれば「若手を代表している河野の票を減らすための当て馬である」と、何故ならそれが証拠にもしも第一回の投票で谷垣、河野、西村の順位に終わって谷垣が規定票に達しかった場合、二、三位連合を組んで谷垣に対抗するかとの河野の問いに確約を避けて逃げ口上を並べた。
  我輩に言わせれば、町村とか伊吹等の比例で生き返った奴どもに一票を与えるのは理不尽で、奴らの票はせめて半票の計算にすべきである。
  森以下自民党の老いぼれ幹部どもは、沈没寸前の此の期に及んでも未だテメェ等の権力維持を画策しているのだから絶対に自民党の再生は不可である、と我がボケ頭は断言する。
  唯一の生き残り策は河野太郎を新党首に選ぶことである。
  確かに河野は形式だけは三代目の世襲議員であるが、日ごろの言動や行動からして単なるボンボンとは異なることは世間一般周知の事実である。
  それは別にして候補者三人が誰一人しゃべらなかったのが、十年の長きにわたり連立を組んだ公明党との自公連立政権の総括と反省である。
  我がボケ頭は自民党が国民に嫌われ、飽きられた最大の原因が思想も主義も政策も異なる公明党との過度の連携である。
  口では政教分離を唱えながら、選挙での創価学会の協力が欲しいだけに公明党の主張を受け入れ、国民政党の本文を棚上げした付けが大敗につながったことの反省無くして自民党の再生は絶対に無い。

      2009年9月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-07

「遂に鳩山政権スタート、日本のマスコミはアメリカの180日ルールを見習い追随せよ!」

  鳩山新首相の初めての記者会見を見たが驕らず、緊張せず、自然体を心がけた話ぶりは非常に好感が持てた。
  阿呆な記者が180日ルールを無視して質問していたが鳩山は軽く「船出したばかりで目的地に着くまでに何が起こるか分からないのに答えようがない」と応答していたのが印象的である。
  衆議院での首班指名に鳩山のカミさんが見に来ていたが歴代の首相候補では初めての快挙?だろうし、先ず先例の無いことを遣る勇気は結構だと思う。
  ついでに此のカミサン曰く「半世紀に亘る自民党政権を引き継いだわけですから短期間に良い結果が出るとは思わないし、国民の皆様のご配慮を宜しくお願いします。」だって、暗に180日ルールをお願いしたわけで正に副総理格の発言である。
  亀井金融担当相の中小企業に対する貸付残に対する優遇措置に対して、去り行く与謝野がケチをつけていたが“老兵はただ黙って去れ”ば良いものを、しゃべればしゃべる“程負け犬の遠吠え”になることに気が回らないほど貧して鈍しているのだろう。
  ある自民党ベテラン議員曰く「衆議院で初めて右端の小じんまりした座席に座って初めて自分たち自民党が野党に落ちたことを実感した、、、」と。
  自民党は未だ頭を決めておらず果たして誰が火中の栗を拾うか知らないが、
 我がボケ頭の予想では簡単には結論が出ないと思う。
  未だ現実をわきまえないで野党にも徹しきらない奴らなど消えてなくなっても構わないが、我々国民にとって大事なことは鳩山政権が先ず長年の自民単独、次の自公政権の間に累積されたヘドロを早急に精査して我々国民に開示し犯人どもを断罪することである。
  日本国を沈没寸前まで追い込みながら、功罪の内のわずかばかりの功ばかりを強調して逃げようと画策している麻生以下歴代自民党の為政者どもを断罪せずして此の国に真の改革は期待出来ない。
  麻生馬鹿太郎以下自民党の退却ぶりを見ていると正に平家物語の“驕れるもの久しからず”の侘しさである。
  鳩山首相は最初の記者会見から記者クラブメンバー以外の週刊誌等にも出席を可能にしたそうだし、前向きの改革は際限なく実行してほしい。

     2009年9月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-06

「イチロー、九年連続200本安打の超快記録達成、おめでとう!」

  先にメジャー在籍2000本安打という快記録を達成し、九年連続200本安打も時間の問題と我々ファンは勝手に予想していたが、達成直後の彼の感想を聞いて改めて新記録への挑戦の苦労を感じさせられた。
  記録は破られる為に存在するとは新記録が記録される度に吐かれる言葉だが、それは今回イチローが達成する為にあっもので、此の記録はおそらく今後は破られることは無いと我がボケ頭は勝手に想像しているので、この新記録に関する限り“破られる為には存在していない”と強く感じている。
  確かにイチローの新記録は日本国民にとって大いに誇るべき快挙であり、我々日本人に勇気と元気を与えてくれたことを心から感謝したい国民の気持ちは抑えがたいのは事実である。
  ところが我が日本民族には“熱しやすく冷めやすい”国民性があると言われるので、余りに騒ぎすぎるとシーズンが終わる頃には冷めてしまうのではないかと要らぬ心配をしたくなるわけである。
  何と昨日の夕刊一面はイチローの新記録記事で埋め尽くされ、それでもまだ不足と見えて新聞各社は号外まで出しまくっていた。
  我輩如きテレビ人間は新記録ニュースを絶え間なく見せられていたので、何で号外まで出すのか疑問に感じたしだい。
  イチローの超快記録には我輩は心の底から感激しているし、メジャー大好き人間の我輩の感謝の気持ちは誰にも負けないくらい強く持っている。
  我輩が指摘したいのはマスコミの報道姿勢と意図である。
  政権交代を明日に控えて日本国の政治は実質的に休業状態である。
  明日、鳩山が総理大臣に指名されたからと言って直ちに鳩山丸が動き出し、景気が回復し、失業者や、中小企業倒産が減る訳ではない。
  ところがイチローの神業みたいな新記録達成の過激報道は国民を誤った方向に導きかねないのである。
  国民の意識が方角を間違って進みだすと、誤りに気づいた時にまた逆戻りをして再び出直す浪費を伴うのである。
  それでも我輩も新記録の感激を抑えられずに、イチローが新記録を達成した実況テレビを見ながら、己の不調な健康状態も忘れてただちに乾杯をした。
  イチローの至言の一つに「現役の間は過去を懐かしむべきではない」というのがあるらしいが、残念ながら我輩には今でもそのような過去が無い。

    2009年9月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-05

「見習え、米国流180日ルール」

 米国には新大統領就任後180日、つまり半年間は、マスコミは勿論ライバル政党すら新大統領を非難したり批判することを控える暗黙のルールがある。
  因みにオバマが米国大統領に就任したのは2009年1月20日であるから、7月末までは共和党も沈黙を守っていたはずである。
  ところが最近はオバマが提案した医療保険制度の大幅改正を巡って共和党が猛烈な反対キャンペーンを展開し、多くの市民が参加したデモまで行われという大掛かりな政争に発展している。
  米国では人種差別デモは度々報道されているが純粋な政治デモは珍しいのではないかと思う。
  この保険の改正が市民にとっても大きな影響があることの証明かも知らないが、日本では考えられない現象であろう。
  数十年前には日本でも労働組合や全学連がデモ騒動を起こした時代があるが、その後の経済発展による一億総中産階級の豊かな時代を経て日本国民は行動することによる意思表示を忘れてしまったようだ。

  政権交代によって商売上がったり状態に陥ったのが、NHKの解説委員や田原総一郎如き自称政治評論家とか黒岩何某とかモーニングショウやアフタヌーンショー等に出ている諸々のコメンテイターどもであろう。
  今回の選挙までは、自公連立を主役にして実り無い討論を野党にけし掛けさせ、ただ只管に視聴率を稼ぐのに汲々としてきたが今度は完全に主客転倒し、いい加減な態度では済まなくなってしまったのである。
  先日NHKの日曜討論も司会者が下らぬ質問を民主党の岡田幹事長投げつけて失笑を買っていた、質問して曰く「岡田さん、民主党と社民党との間には防衛問題や憲法解釈で相当差異がありますが今後どのように対応されるおつもりですか?」すかさず岡田幹事長応えて曰く「未だ総理大臣が指名されてもいないし、政権も成立していないのに一党の幹事長が答えられるわけ無いでしょう!」と毅然として答えたらNHK氏黙り込んでしまった。
  多分、岡田の腹の中には「自民党は憲法解釈の全く異なった当時の社会党を引きずり込み総理大臣に祭り上げて連立を組んだ事実をご存知ですか?政治の世界なんて一寸先は分からないんですぞ!」と言いたかったのではないかと敢えて岡田の肩を持ちたい心境である。

    2009年9月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-04

「自民党よ!解党的出直しは無理だし不可! あっさり解党的解党をせよ!」
  
  衆議院での内閣総理大臣指名に白紙を出させようとしたこと自体が解党だ。
  会社で謂えば会社更生法ではなく民事再生法を選択したのであろうが、どちらにしても管財人が必要なことは同じである。
  管財人の希望者が見つからなかったので取り敢えず若林両議院会長の名前を書くことでようやく決着した。
  そこで我がボケ頭が長年の自民党支持者として最後の野暮知恵を提供する。
  漏れ伝わる情報によると現在自民党総裁候補の希望者がなかなか見えてこないらしくて党内は大混乱しているらしい。
  河野太郎他数人の議員の総裁選立候補者推薦人を二十人から十人に減らす案が否認されたので、若手の希望者が立候補しにくくなったのが原因らしい。
  ということは古賀派の組長が言っているように、派閥を解消したり幹部の若返りを図る等で簡単に再生出来るほど容易な事態ではない。
  要するに二十人以上の推薦人を確保できる派閥に属していなければ、立候補は難しいぞ、と恫喝?した積もりである。
  元来我輩は民族主義、保守主義的思想を尊重した自民党右派を支持してきたのであって、自公連立時点から自民党から気持ちは離れていた。
  つまり政教分離主義者なので自公政権にはどうしても馴染めなかった。
  その意味で今回の選挙に於ける自民党、公明党の大敗北は十年来の我がボケ頭の念願が叶ったという意味で先ず喜んでいる。
  野党連携などはあり得ないのでここ十年選挙で公明党・創価学会の協力を得て辛うじて議席を確保してきた自民党議員の返り咲きは不可能である。
  とは言え長きに亘り自民党を応援してきた一人として最後の塩を撒くつもりだが、敗戦のショックから未だ覚めやらぬ阿呆どもには当然我輩ごときボケ意見に耳を傾ける余裕はあるまい。
  つまり自民党は破産同然の状態に陥ったわけだから先ずは節約志向の徹底が第一である。
  然らば元気な時のような全国的な規模での選挙など止めて、国会で若林議員会長の名前を記入すると同時に若林会長を総裁に任命することである。
  先ず若林オッサンの人相が良いし、七福神の布袋様そっくりなのがいい。
  布袋様は「内面を強くし適切な判断と実行力を高めてくれる力があり全ての運をサポートしてくれる。」神様だそうである。

      2009年9月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-03

「民主党、社民党、国民新党の三党連立政権合意と敗者自公の混乱」

 屋上屋を重ねるような三党会談を継続してきた三党が予想どおり決着し、正式に社民党、国民新党が連立に参画し大臣ポストを確保することになった。
三党合意の“すり合わせ”と称して時間稼ぎの為に度々幹事長や党首会談を繰り返し行い、熱心に討議したことを演出したのは防衛政策や憲法問題でかなり差異がある社民党の立場をカバーする為の演出である。
野党時代は大してマスコミに相手されず冷や飯をくわされたお返しでもある。
その真意をマスコミも承知していながら今後新政権とスムーズに付き合う為のご祝儀報道をしたわけである。
自公政権時代には何でも反対の共産党が、連立政権には政策次第では賛成する協調的野党に転ずると公言しているし、公明党新執行部も同じような立場を明らかにしているので自民党は唯一孤立した野党に陥落することになる。
公明党新執行部の山口代表は今回の大敗北の原因を“自民党政権参画を優先し過ぎて余りにも自民党の政策に同調し本来の公明党らしさを放棄したことにある”と太田前代表、北側前幹事長の責任に言及している。
執行部に絶対的権限を与えている公明党といえども、これほどはっきり前執行部批判をしたのは山口が池田親分の絶対的な支持を受けている証拠である。

公明党の歴史を振り返ってみると過去に党首や幹事長を勤めた矢野、竹入、市川等が其の地位を離れた後、池田親分の意向で追放されている事実をみると太田、北側も同じ運命をたどるのだろうか、正に一寸先は闇である。
公明党がトップの首を挿げ替えた機会に、政策的に民主党と近い点が多いことを根拠に新政権に接近して来ても、過去の自公政権時代の誤りを許すべきでは無いし奴らにはしっかり冷や飯を食わさなければならない。
我が国には宗教が過度に政治に関与することを戒める国民性があり、公明党が政界に出てくるまでこれほど宗教色の強い政党は存在していない。
公明党がどのように糊塗しても創価学会のダミー政党であることは事実であるし、創価学会の支持がなければ即消滅する政党であることも間違い無い。
自民党はその公明党の特殊性に着目し、小選挙区制度を悪用して政権維持を図ったが、結果的に自公ともに自ら作った“毒饅頭”を食うはめに陥った。
野党連立はあり得ないので自公は各々別々の政党で再生を図るわけだが、我がボケ頭の予測では両党とも再生どころか消滅の可能性すらあると見ている。

    2009年9月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-02

「お粗末自民党総裁選出劇の恥曝し」
  
  16日に行われる衆議員での総理大臣指名選挙に、自民党は正式な選挙時間が足りず間に合わないとの屁理屈で、自民党の分裂を避けると言う一点だけで白紙ではなく、若林衆参両議院長の名前を記入することで我々国民には全く訳の分からない形で決着した。
 果たして何人が若林と記入するか知らないが、執行部は最初に“麻生”で統一を試みたが反対者が多くて諦め、次なる妥協案が“白紙”だったがこれまた国会議員の最重要行事の総理大臣指名権を白紙で放棄することは許されないとの意見が台頭して白紙案も失敗。
 そこで浮上したのが屈辱的な白紙を避けて白紙に代わる窮余の一策として急浮上してきたのが若林衆参議員総会長なるオッサンの記名である。
 何と参議員の長老だそうで、そういえば数年前に農林大臣が三代に亘って不祥事件で辞任したときに、わずかな期間に三度も緊急登板して農林省の危機を救った“あの田舎のオッサン”である。
 風采はまるで農協風だけど経歴はれっきとした東大出身の75歳キャリヤー官僚OBである。
 溺れ行く自民党に我がボケアタマが塩をまくわけではないが、如何に全国から意見を吸い上げて今更総裁選挙を実行して選んでも、当事者には任期中総理大臣になり得る可能性は皆無だから、いっそのことこの若林両議院会長をそのまま次期総裁に任命したら如何なもんかいな?
 歳は一寸お召しになっているが何といっても天下の東大出身の元エリート官僚だから経歴には問題ないし超お勧め人物と思うが、、、。
 我がボケ頭の予想では現在の自民党議員の中から如何なる人物を総裁に選んでも次回衆議員選挙では政権奪回は無理だというのが我が見解である。
 自民党は大敗して政党助成金も大幅に減額されることは必死で、今後資金不足に陥るのは誰の目にも明らかなのに、相変わらず無駄金を使うようでは未だ野党に転落した自覚が全く感じられないし、我がボケ頭では分裂の目もまだ大きな可能性ありと予想している。
 自民党の両議員総会前には所謂若手の会合が頻繁に開かれ、少しは気合入れて現執行部に対抗すると思いきや、推薦人を二十人から十人に減らす提案にも賛同する若手は弱冠数名で会合前の雰囲気とは裏腹に否決された。
 此の程度結束では若手はまた老害幹部どもに牛耳られるのは見え見えである。

    2009年9月10日   元始求道会 毘沙門寺岡

2009年9月7日月曜日

09-09-01

「瀕して鈍した自民党」

  民主党の大勝により鳩山党首が総理大臣に国会で指名されることが確定し、二週間後には特別国会が召集されて正式に鳩山総理大臣が承認される。
 ところが自民党は麻生の後任総裁決定が時間的に間に合わないとの理由で、自民党執行部は総理候補として麻生の名前を書くように内定したが、いくら何でも選挙で大敗した指揮官麻生の名前を書くなんて阿呆らしくて出来ない、と抵抗している議員が続出し混乱しているらしい。
 
総裁候補の一人である加藤は執行部が麻生に拘れば白紙で投票せざるを得ないだろうと名明言しているし、同じく総裁候補の意思を示している石破農水相は特別国会招集日までに絶対に新総裁を選出すべきであると強く主張している。
 誰を総裁候補に選んでも総理大臣に選ばれるわけではないし、両議院総会で決めれば簡単なのに野党に成り下がることにささやかに抵抗しているのだろう。
 形式的には首相であり総裁であるが既にレイムダックであるのが現実であり、
これまた権限喪失の執行部が強引に運営すれば自民党は空中分解するだろう。

 鳩山民主党新政権に対する期待と不安のアンケートをテレビ番組で公表していたが、ほぼ50対50で拮抗していた。
 我がボケ頭の予想では期待30、不安70くらいだと考えていたので民主党に対する国民の期待の大きさに戸惑っている。
 自公連立政権があまりに国民の民意を無視した失政を続けたことに対する反動的期待の大きさであろう。

 自民党が小泉政権時代に獲得した300議席と、公明党の30議席を合わせて3分の2条項を形振り構わず乱用を始めてから、与野党の話し合いなど皆無に等しい議会運営が行われたことは事実で、今度は主客転倒して民主党が自民党にお返し出来る状況になったわけである。
 鳩山党首はそのような独善的な議会運営は行わないと説明していたが、自民党幹部連中が本当に野党転落の辛さ、侘しさ、悔しさを自覚するまでは大いに絶対多数の力を誇示すべきであり、積年の恨み辛みのお返しをすべきである。
 政治も政争であり戦争である故に勝者が国民の民意を背景にして、あくまで国民、国家のために自公の過去の罪悪を暴くのは当然である。

2009年9月1日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年8月17日月曜日

09-08-07

「日経朝刊一面トップに、三越伊勢丹中国に本格出店」
 
デパートよ、お前もか?と云う感じである。
日本企業で最初に中国に進出したのは安価な労働力を求めた製造業であり、次が中国経済の発展による購買力向上により安売りのコンビニやスーパーが出店したが、今度は中国の富裕層を対象にしたトップデパートの進出である。
海外投資はいずれにしてもそれ相応のリスクは付き物であり、割り切っての経営戦略であろうが、裏を返せば最早日本国内では今後の成長が見込めないことの証明でもあろう。
日本はいずれ丸ごと中国に飲み込まれるであろうと予測している我がボケ頭からすれば、三越伊勢丹の大型店進出も一つの英断なのだろう。
お互いにいろいろ目論みがあってのことであろうが、どうせ利用し合うのであれば、ロシアに投資するよりはるかに見返りは期待できると思う。
ロシアからは得る可能性があるのはガス、石油のみであるが、ロシアに依存しているヨーロッパ諸国がガス供給問題で度々振り回されているのは周知の事実であるとすれば、ロシアのガスは絵に描いた餅であると見ている。
我がボケ頭から見れば良くぞ日本の商社や電力、ガス会社は全く信用の置けないロシアに多額の資金を投資し、見返りにガス、石油を期待しているが日本人の御めでたさに感心している。
ロシアに投資するくらいなら中国に集中した方が未だ短期間に回収の見込みもあるだろうし、利用価値もあると我がボケ頭は考えている。
ロシアへの投資は無償援助と同じだと我がボケ頭は理解している。
先の大戦で終戦一週間前に日本とソ連の不可侵条約を一方的に破棄して、満州に侵略し60万人の関東軍兵士をシベリヤに強制連行した歴史の事実を我がボケ頭は絶対に忘れることが出来ない。
連行後、極寒のシベリアという最悪の状況下で強制労働に我が関東軍兵士を従事させ、六万人を死亡させた事実を絶対に忘れてはならない。
そのようなロシアに対する投資は政府が全面的に禁止させ、そんな捨て金があるのであれば全て中国に振り向け、ロシアに苦渋を飲ませよと言いたい。
二頭を追うもの一頭も得ずではないが、この際我が日本は北方問題を抱えたロシアとの関係を断ち、其の分を中国にシフトしてみては如何かと思う。
ロシアと外交関係を継続しても日本の国益に寄与することは全く感じられないのは我輩がボケているからだろうか?

    2009年8月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-08-06

「相次ぐ冤罪事件や多発する警察官の不祥事件にも全く反省、懺悔の精神が無い大阪府警警官」

 全体で二十七万人も血税で食わしているのに、連日新聞紙上やテレビ等マスコミを躍らせているのが警察官の不祥事件である。
 一昔前は警察官の地位を悪用したワイロ事件等が主流だったが、最近は事件の内容が低下?して来て、強盗、強姦までが警察官事件の範疇に入ってきているのだから、一般国民を取り締まる前に徹底的に二十七万人の仲間を捜査することから始めることが、血税を提供している国民に対する義務ではないか。
 我輩は決して警察と対峙している訳ではないないし、福岡県警OBが経営しているアンスエルとは創業以来二十年近く我がマルキグループと取引して、ささやかながら警察機構に協力してきている自負もある。
 そのような我輩にとって、今回の大阪府警管轄下の枚岡警察署の西内某氏他二人の我輩に対する行動には絶対に容認しがたい内容である。
 昨日、午前九時ころ三人が予告も無く我が居候先に押しかけ、小学生に対する傷害事件で告発されたので今から枚岡署まで任意同行して事情聴取に同意いただきたいと三人でごり押しである。
 我輩にしてみれば、心当たりは無いし大紋どもの此の手の遣り方には慣れているので一応追い返したが、最近頻発している冤罪事件や己達を取り巻く多数の事件の反省が末端の現場には全く浸透していないことが腹立たしいのである。
 所謂、菅家事件や鹿児島県警の選挙違反事件等の冤罪事件が多々発生しているにも拘わらず、現場の警察官の間違った権力意識構造には全く反省が感じられないのが許せないのである。
 過去には捜査費用の流用事件で散々国民とマスコミの批判を浴びながら、正に喉元過ぎれば頬被りを決め込もうとしている。
 捜査費は国民の血税そのものであり、正に公金横領と言う断じて許せない犯罪行為にも拘わらず検察は断罪を行わず一部返済で誤魔化してしまった。
 どこかのガサ入れではあるまいし我輩に話が聞きたければ一人で充分なのに三人もおいでになるのは、やはり27万人も血税で食わせるからこのような無駄な人使いをするのだろう、とつい余計なことを考えてしまう。
 余りに警察官の不祥事件が多発しているが為に、警察組織に対するキャリア問題が遡上にあがってきているが、それはそれとして国家財政上からも人員削減が急務であり国益の為である。

     2009年8月12日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-08-05

「ロシア、北方領土への人道支援とビザ無し交流拒否」

  先日、新聞報道によるとロシアは長年に亘り日本が継続してきた北方領土へのビザ無し交流と、それに伴う四島住民への人道物資の支援を拒否してきたことを解説していた。
 ロシアの言い分が如何にも露スケらしい、曰く「ロシアは最早ソ連解体直後の貧乏なロシア共和国ではない。 世界有数の石油、ガス埋蔵量によって非常に豊かな国家に変貌したので人道物資の支援など必要ない。」とのご宣託である。
 四島島民の余りにも貧しい境遇に日本政府が好意的に始めたのを棚に上げて、一寸足元が明るくなると“よく言うぜ!”と腹も立つが要するに舐められたわけであり、己の未熟さをあざ笑う以外にない。
 ここに来てロシアの態度が変化した直接の原因は、日本が国会に於いて北方四島は日本固有の領土であるとの前提で”改正北方領土問題解決特別措置法”を成立させたことに対する抗議であると解説している。
 要するにロシアは北方四島を日本に返還する意思など全く無いということだ。
 ロシア連邦共和国の人口は約一億四千万人で日本より一千五百万人位多いだけだが、領土は世界一広大で日本の五十倍強を保有している。
 それなのにロシアから見れば“鼻くそ”みたいな北方四島の返還すら渋っているのである。
 歴史的に遡れば現在のサハリン(旧樺太)も我が国固有の領土であったわけだし、現在の日ロの国境線には当時のアメリカ合衆国の失政のツケである。
今更そのような泣き言を抜かしても始まらないし、しからば我が日本国が置かれている現状を冷静に見つめながら発言すべきであろう。
 要するに領土返還交渉なるものは理屈で解決できる代物ではないと思う。
 日本は己のものだから絶対に早く返してくれと強調するが、ロシア側はそれなりの根拠があって四島はロシアの領土であると主張して譲らない。
 戦後62年経過しても四島変換には全く進展の跡は見えない。
 今までのような交渉方法では今後時間だけは経過しても進展は期待出来ないことは、政府も関係者も承知しているはずである。
 戦前の“欲しがりません勝までは”ではないが、当方はロシアの原油、ガスは放棄して全ての経済交流を断絶する意思表示しか切札は無い。
 いずれガスも石油も近い将来世界的に余ってくることは、ガソリンを必要としない自動車がすでに市場に出始めたことでも明らかだ。

     2009年8月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-08-04

「二大政党制に惑わされている政権交代議論」

 今、此の国にとって最も大事なことは長年に亘る自民党、及び自公連立政権がもたらした弊害、政治不信、不正の澱を一掃する為に理屈抜きに何が何でも政権交代することが絶対至上命令である。
 先の国会解散から八月三十日までの投票日まで四十日も日にちを空け、国民の選挙に対する緊張感と義務感を薄めようとしたのが自民党の作戦である。
 投票日を先延ばしすることで選挙に対する関心度を薄め、投票率の低下を狙って故意に投票日を過去に前例の無い間隔を取って投票日を決めたのである。
 このような自民党の姑息な選挙戦略の罠に、国民は絶対に嵌ってはならない。
 静岡県知事選挙その他の数箇所の首長選挙や東京都議会議員選挙の自民党の敗北と、民主党の勝利支持勢力の拡大のムードを少しでも時間をかけて薄めようとの思惑で、自民党が投票日を先送りしたのである。
 
 ところが新聞報道によると執行部の思惑に反して、各地で地元県連の造反が頻発して細田幹事長の指揮能力が無視される事態が多発している。
 例えば宮崎一区では先に日教組発言で大臣を辞め、次期衆議員選挙には出馬しないと宣言していた中山前国交大臣が、どのような理由か知らないが前言を取り消し再出馬を表明して大混乱が生じている。
 宮崎県連では中山不出馬を受けて正式に上杉元自治相を公認しているのに、中山が森元首相の一の子分故に強引に再出馬を決定し、二人とも無所属で立候補して相打ちするそうである。
 栃木でも先に自民党を離党した渡辺元行政改革大臣の刺客に、地元の森山ばあさん議員を本部は推薦したが、地元栃木県連の反対で取り下げている。
 更には細田幹事長が麻生の代わりに各地の県連に選挙運動に回っているが、異口同音に県連幹部が主張するのが麻生首相、自民党幹部が先ず国民と地方の県連に真剣に反省して土下座してお詫びしてくれ、ということらしい。
 麻生内閣はすでにレイムダックであることは現実であるが、自民党もすでに本部の意向が地方には浸透せず、命令系統も混乱し政党としての機能をもはや喪失していると言える。
 自民党はすでに内部崩壊寸前だから、野党はマニフェストなどに関係なく、国民に向かって三十日の選挙には必ず投票に行くように勧めて投票率を上げることに専念すれば、勝利は自然に民主党に転がり込んで来るというわけだ。

    2009年8月8日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-08-03

「米国クリントン元大統領、北朝鮮を電撃訪問」

 新聞読みながらテレビでクリントン訪問のニュースを聞いていて、カミサンのクリントン国務長官が訪朝したのと勘違いした。
昨日まで北朝鮮をガンガン非難していたのにおかしいなと思ったら、何と訪朝したのは旦那の方だった。
 旦那は悠々自適の身なのでお呼びがかかったのか知らないが、米国の外交はまるでクリントン夫妻で切り回している感じである。
 表向きは北朝鮮に拘留されている韓国系アメリカ人の女性二人の引渡し交渉ということらしいが、クリントンを希望したのは北の希望らしい。
 クリントンが大統領時代二期目に、当時のオルブライト国務長官と組んでかなり北朝鮮に有利な外交政策を展開したことが金親分の脳裏に焼きついていたのかも知れないが、相変わらず予期せぬ外交手法を展開する国ではある。
 金親分の健康問題が話題を提供して久しいが、其の都度実しやかに取り上げられるのが、親分の影武者?説である。
 近年、大病説が流れて以後、それまでの肥満型から完全に細身の如何にも病気に悩まされているような体型に変身しているが、このような状態では影武者も体型維持が大変だろう。
 いくら北朝鮮が手段を選ばない国家とはいえ、自ら招いた大国アメリカの元大統領に影武者を会わせるような無茶はしないだろう。
 と常識的の判断しながらも何か疑問を完全に払拭できないのが北朝鮮である。
ところで先程のニュースで、拘束されていた女性記者二人を無事、クリントン元大統領が引き取り同じ飛行機で飛び立ったと報じていた。
 どのような見返りをクリントン元大統領が金親分に約束したか知る由もないが、いずれにしても何とも遣り方がスマートというか見事いうか流石である。
 米国政府は今回の元大統領訪問はあくまでクリントンの個人的行動であって、政府は全く関与していないと主張しているが、ボケ頭の我輩が見てもクリントン夫妻の阿吽の呼吸による作戦の成功であろうことくらい明らかである。
 日本政府の北朝鮮作戦は馬鹿の一つ覚えの“経済制裁と圧力”の一点張りだけど、何が北朝鮮に対する圧力なのか我がボケ頭にはさっぱり理解できない。
 北朝鮮問題だけではなく、中国問題も米国は日本の立場を無視してアメリカの国益のみを考えて進めていくことは今回のクリントンの行動からみても容易に推測できるところである。

     2009年8月5日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年8月7日金曜日

09-08-02

「ナンセンスなマニフェスト選挙」

 民主党が先にマニフェストを発表し、“後だしジャンケン”で自民党が公表したが、順序が逆である。
 政権政党が過去四年間の政策実行状況を総括し、その反省の上に立って今後四年間の政治手法、政策を国民に説明するのが常識である。
 所が自民党は過去四年間に四人の首相が交代するという前代未聞の体たらく、壊滅的状況下での麻生政権下での解散総選挙を選択した。
 麻生政権の支持率10%台、自民党支持率も20“%台などでは当然政権を担う資格は無いわけで、今回、自民党は過去の失政に対する国民へのお詫び、懺悔選挙に徹してマニフェストなど発表する資格は無いと思う。
 自民党が今回の選挙で大敗することは大方の見るところであり、自民党員はお詫び選挙に徹して今後の民主党政権下で積極的に国民に接し、国民の公僕として選挙民の思考、希望を聞いて真剣に対応する以外に道は無いはずである。
 それにも拘わらず石原幹事長代理等はマスコミ番組に出演して相変わらず己の失政を棚に上げて民主党批判を繰り返しているが、聞き苦しくて仕方がない。
 自民党の大敗を更に加速させることだから、民主党の圧勝を期待している一人としては大いに結構なことではあるが、このような奴らを積極的にマスコミに登場させる田原等も視聴率争いしか眼中に無い下衆どもである。

 自民党が選挙公約をどうしても掲げたいのであれば下記五項目を約束せよ。
1) 今回の選挙から世襲候補の廃止。
2) 公務員の天下り、渡りの前面禁止。
3) 国会議員の削減 衆議員 480名から定員240名
4)         参議員 242名から定員120名
5) 国家公務員、地方公務員の給料の減額 平均年俸300万円以下
   公務員は国民の公僕故、国民の平均年収以下で当然

  民主党は今後四年間の政権を担う決意だから国民に政策を約束するのは当然であるが、あまりに細かすぎて一般国民は全部目を通すものなど極数%しかいないと思う。
   然らば最も大事な項目を五項目だけ主張し国民に約束せよ。
   総花的に羅列しても国民の心には全く響かない。

      2009年8月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-08-01

「オバマ大統領、中国に最高のラブコール」

 先日アメリカは中国の王副首相、戴国務委員の中国政府最高幹部を招いて、
“第一回米中戦略、経済対話”を開催した。
 二人の中国政府に於ける序列を我がボケ頭は正確には承知していないが、先にイタリアで開催された首脳会議の途中でウイグル暴動が発生し、胡主席が急遽帰国した後を全面的に受け継いで凌いだのが戴国務委員だから、親分の信頼絶大な優秀な子分であることには間違いないだろう。
 オバマはその胡主席の忠実な子分との会談で米中関係の重要さ、親密さをこれ以上ないような表現で持ち上げ、アジアにおける最も大事なパートナーは中国であり日米関係など眼中にないような対応振りであった。
 一国のトップ以外の首脳を大統領とクリントン国務長官の二人でもてなし、国家元首並みの大歓迎をして最高の友好ムードを演出したことは外交上のリッピサービスを勘案しても少なからず米国の本音でもある。
 何故なら中国は赤字大国アメリカの国債を大量に引き受け、万年一位だった日本を追い越す協力ぶりであり、貿易面でも米中貿易は日米貿易額を抜いて凌駕し、米中は経済的にはもはや切っても切れない緊密な関係に発展した。

 かつてクリントンが大統領に就任したと時も、今回と同じようなギクシャクした対日関係に陥った時がある。
 クリントン大統領が訪中したにも拘わらず日本には立ち寄らずに帰国し、米国の日本無視外交を懸念する報道をマスコミは一斉に批判したものである。
 日本車のアメリカ進出で米国の象徴でもある車マーケットが大きく損なわれ、米国メーカーの従業員が日本製車両をハンマーで叩き壊すシーンが大々的に宣伝され、アメリカ国民に愛国心を喚起させたシーンは今でも記憶に新しい。
 オバマ大統領が日本、及び日本民族にどのような感情を持っているのか我がボケ頭には理解し難いが、オバマ政権の外交を実質的に担っているのがあの反日政策を貫いたクリントン元大統領のカミサンであり、先に訪日した時に民主党の小沢に虚仮にされたクリントン国務相であることを考えれば何となく今回の米国の態度も分かる気がする。
 先日、麻生馬鹿太郎が演説で“世界第二の経済大国日本は、、、”と相変わらず現状認識の甘さを露呈していたが、最早日本の経済力は二十位以下であることを自覚していない阿呆が首相だから大きな国家的悲劇である。

    2009年8月1日   元始求道会 毘沙門寺岡

2009年7月30日木曜日

09-07-10

「自殺者急増、1月から6月まで17076人。麻生よこの現実を直視せよ。」

  報道によると月平均2846人で年間最多だった2003年の34427人に迫る水準になっている。
  自殺者の70%強が男性である事実から判断すると、失政による中小企失業の倒産増大や失業者数の増加が大きく関係していることは明白である。
  因みに1980年から1983年の右肩上がりの時期や、1990年前後のバブル期にはほぼ二万人で推移している数字を見ても景気動向が自殺者数に大きく関与していることは明らかである。
  選挙運動の真只中である今こそ、与党も野党も先進諸国ではダントツの自殺者数を取り上げてこの国の深刻な問題を論争すべきではないか。
  
  イラク戦争での今日までの5年間のアメリカ軍戦死者数は4200で派遣国全部合わせても5000人には達していないことから見れば、我が国の自殺者の数字の大きさに唖然とする。
  自殺者と交通事故死者を合わせると年間四万人以上が命を失っている国など先進国ではどこにも存在しない。
  自殺も事故死も関係者以外の者は関心を持たないのが日本国民の特徴であるし、マスコミも特殊な事故以外はどうゆうわけか控えめである。
  現在海上自衛隊の艦船をインド洋やソマリヤ沖に派遣しているが、今まで交戦による犠牲者は皆無である。
  危険の少ない海域を選んで派遣しているのかどうか知らないが、もしも海賊に攻撃されて乗組員に数名犠牲者が出たら政府は如何なる対応をするか知らないが、自衛隊もマスコミもこの際とばかり騒ぎたてるだろう。

  日本では毎日100人の国民が死亡しているのに、どうして政府もマスコミも市民も此の事実と真剣に向き合わないのだろうか、我がボケ頭には理解出来ない。
  たまたまテレビニュースで、死刑囚を本日三人執行したと法務大臣が記者会見で発表し下らぬ説明をしていたが、死刑が確定した死刑囚を執行するのは当然ではないか。
  執行には法務大臣の許可が必要なのでわざわざ法務大臣が御託を並べているのだろが、そんな暇があれば自殺対策でも説明しろと言いたい。

    2009年7月28日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-09

「麻生馬鹿太郎の失言、暴言、ざれごと」

  お笑いタレントが馬鹿話のネタに取り上げたのならいざ知らず、一億二千六百万の命を預かる日本国首相の発言だから呆れてものが言えぬ。
  馬鹿太郎曰く「65歳以上の高齢者は積極的に働きなさい。ましてや80歳以上の後期高齢者は働くことしか能がないのだからどんどん仕事をしなさい。今更遊びを覚えるのは無理なんだから、、、」と。
  65歳以上の人口に占める割合は20%、2500万人に達しているが、彼らこそ、先の大戦終了後焼け野原の中から今日の日本を再興すべく中心的役割を果たした大功労者層である。
  それらの人々を愚弄する発言は絶対に許せないし、ただちに土下座して謝罪すべき大罪である。
  今までも度々失言して自民党の支持率低下の一つの原因を作った過去の例からすれば出るべくして発せられた暴言であろうが、今回の日本国再興功労者に対する失言は絶対に許すわけにはいかない内容である。
  
  現在350万人の失業者がいて、派遣労働者やフリーター等の潜在失業者を加えると500万人ともいわれる人たちが職を求めている現状を、馬鹿太郎は全く認識していない。
  高齢者を働かせる前にこれらの失業者に職を確保するのが先ではないか。
  民主党の政権奪取を期待している我がボケ頭としては、麻生の暴言は更に自民党の支持率を低下させ、民主党政権が発足するためには一方では喜ぶべき発言であるが、内容が内容だけに国民的視野からは絶対に許せない発言である。
  先日、慶応大学の金子教授がモーニングショー番組で発言していたが曰く「今の自民党には民主党を批判する資格はない。先ず十年間の長きにわたり此の国を誤った方向に導き、今日の惨憺たる状況に陥れた自公政権の反省、総括がなされなければならない。その反省と国民に対するお詫びが先決であり、それなくして民主党を非難、批判するのはナンセンスである。」
  元来、我がボケ頭は金子の風貌や発言にはあまり好意的ではなかったが、彼は今回の大不況を予測したことでマスコミに注目され多数の著書が馬鹿売れして大金を懐にしたらしい。
  人間、懐が潤うとしゃべることまで真ともになることのサンプルである。

     2009年7月27日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-08

「ソフトブレーン創業者、宋文洲氏の衆議院選挙予想」
 
 宋氏は中国から日本に留学し、ソフト販売会社を創業しわずか五年足らずで東証一部企業まで成長させた現代の成功神話の一人である。
  中国人は我輩の国民感覚からすると本来ならば大いに違和感があるはずであるが、彼の話は非常に説得力があるのはやはり企業家としての成功体験に裏打ちされているからであろう。
  因みに先週日曜の黒岩がキャスターを務めるテレビ番組に、コメンテイターとして出演していたのが宋氏である。
  出演者は自民党の細田、公明党の北側、民主党の岡田の三幹事長であり、国会解散を目前にしてまるで選挙の前哨戦の雰囲気であった。
  例によって細田が民主党の鳩山代表の政治献金に纏わる不正記載について激しく鳩山を非難し、今後とも真相解明に全力尽くす云々と力み、引き続き北側が細田の提灯持ちとしてこれまた同じように鳩山の献金問題を指摘した。
  そこで黒岩が宋氏に感想を求めたら宋氏曰く「今、細田北側両幹事長が鳩山代表の政治献金疑惑について縷々非難されたが、与党として完全に的外れな非難である。
  確かに多数の国民が鳩山の献金について疑惑の解明を求めているが、それらの疑惑を飲み込んで尚且つ70%の有権者は民主党政権の誕生を望み、期待しているのは事実であり、そのことが民主党支持を決定づけている。」と。
  このセリフを聞いたときの細田と北側の怒りと驚きの顔は誠に印象的であったし、ただちに反論しようとしたが黒岩に無視されてがっくりである。

  現在の政権交代に対する国民感情をこれ程的を的確に説明出来る所謂政治評論家や政治記者を我輩は知らない。
  政治献金問題は実際は歴史的背景からしても民主党より自民党に黒い霧が深いことを、国民は百も承知しているし、宋氏はそのような背景も含んで自公の民主党非難に釘を刺したのであろう。
  今後、投票日まで自民党は馬鹿の一つ覚えで鳩山問題に言及するであろうが、与党の攻撃を鳩山代表個人に向けさせればさせるだけ、民主党全体にとっては有利に展開できるわけである。
  鳩山問題は民主党にとっては“皮”であり、皮を切らせて自公の肉と骨を断てば、民主党は圧勝出来るわけだ。

      2009年7月24日 

2009年7月27日月曜日

09-07-07

「遂に国会解散、八月三十日投開票決定」

  投票日が八月三十日に決定したので、選挙運動が実質四十日の長きに亘る長期戦であることをマスコミは煽りあげるが、公示が八月十八日なので立候補予定者には長さを感じる暇はあるまい。
  自民党は衆参議員の議員総会を止めて、非公開の懇談会に切り替えることを公表しておきながら、土壇場で麻生の意向で公開に変更して開催するドタバタ振りで戦う前から内部の混乱振りを天下に晒した。
  国会解散後行われた自民党の代議士会では、麻生下ろしの中心人物である中川元幹事長が麻生と和解して握手をする演出をしていたがまるで吉本興業のお笑い番組以下である。
   
  麻生が両議員懇談会で性懲りも無く民主党の政能力について批判していたが、政権の座に居るものはこの国を如何なる方向に進めるかの舵取りを説明すべきであって、野党の政策を非難すること自体が既に麻生自民党は野党に成り下がったことを自ら認めたようなものだ。
  民主党に政策能力があるかないかは民主党が政権の座に就いて初めて論じられるべきことで、麻生の民主党批判は繰り返せば繰り返す程、国民には負け犬の遠吠えに聞こえるだけである。
  東京都議選では公示一週間前に立候補の意思表示した若干二十八歳の全く無名の新人が、当選七回の自民党大幹部を破って当選したことは、五年前
の小泉旋風にも負けない大きな民主党風が吹きまくっている証拠である。
  
  我がボケ頭の予測では自民党の当選者は二百名を大きく割る数字、つまり150名から170名程度で、公明党と合わせても二百名には達しないと考えている。
  民主党も今回の千載一遇の大チャンスを確実に奪取出来なければ二度と政権の座に就く神風は吹かないことを肝に銘じて死に物狂いで戦うべきでる。
  今回の民主党への神風を絶対にものにする気概を、鳩山以下全民主党員が一致団結して戦わなければ政権へは届かないことを強く肝に銘じなければならないし、そのような心構えで選挙運動に徹すれば来月十八日の公示など瞬時に迎えるはずである。
 とにかく麻生自身が絶対に負け戦と信じていることを我がボケ頭が断言する。

09-07-06

「注目の東京都議選挙、民主党が圧勝第一党に、自民大敗、衆議員選挙の自民大敗示唆」

  自民党は都議会で四十数年振りに第一党の座から滑り落ち、民主党は初めて第一党に這い上がった。
  自公が都議選で過半数を切ったことにより自民党幹部も敗北を認め、石原知事も議会運営で就任以来最大の困難に直面するだろう。
  先ず東京都民銀行の赤字問題、次に築地魚河岸の移転問題、オリンピック招致問題等々東京都はかず多くの政治問題を抱え込んでいる。
  都議選大敗の結果、麻生は衆議院を二十一日解散、八月三十日投票を打ち出しあくまで自分の手で解散することを発表した。
  裸の王様に引きずり降ろされたこの期に及んで、己が未だこの国の権力者であるという妄想に取り付かれた行動は、国益を害した上に国家の恥である。
  
  国会の解散日を予告したのは我国政治史上初めての椿事?であり、愚挙であり、如何にも政権末期の醜態である。
  我がボケ頭の予想では来週二十一日の衆議院解散も実行できるのかどうか疑問である。
  自民党内には麻生が頭では絶対に己の選挙が戦えないという奴が多数いて、選挙に弱い奴らにとっては最早理屈ではなく別の顔が欲しいのである。
  麻生の首を変えたからといって己の当選が確実になるわけではないだろうが、最後の一分を別の顔に期待して選挙に臨みたい切なる願いである。
  
  日本国民の政権交代への期待、希望がこれほど盛り上がった以上、麻生や自民党幹部がいくら民主党鳩山代表の献金を叩いても国民には響かない。
  国民は最早自民党を信用していないし、とにかく衣替えを期待している。
  麻生が最近発する言葉に「民主党は保革逆転、政権奪取ばかり主張しているが、しからば民主党は政権の座に就いたら何を為すのか聞きたい!」とムキになってほざいているが、国民はなにもそんなことを要求していないのである。
  国民はとにかく政権交代を望んでいるのであって先ず政権が変われば希望を適えることになる。
  麻生は的外れのことを馬鹿の一つ覚えで空しく吠えているのである。

2009年7月9日木曜日

09-07-05

「自民党古賀選挙対策本部長と東国原宮崎県知事の掛け合い漫才」

  小泉との政争に敗れながら二年足らずで古賀派を再生させた老獪な古賀が、“そのまんま東”ごときポット出の役者に振り回されるとは思えない。
  我がボケ頭風に解釈すると、劣勢を免れない東京都議会選挙に対してマスコミ騒動を通じて東国原を目くらましに使う積もりであろう。
  自民党内にも笹川や参議院幹部連中を初め多くの自民党員が一人先走った古賀に対して責任追及の動きすら活発化してきたので、週末の都議選が終われば此の騒動は幕引きになると予想している。
  ポスト麻生を狙う立場にある古賀が、自民党内の情勢分析を誤った結果の真夏の椿事で古賀が己の政治生命を賭けてまで取り組むとは考えられない。
  東の人気を妬んでいうわけではないが、芸能界の人気と政界の支持は基本的には異質のものであることを気づくべきであろう。
  
  かって長年の与党から沈没寸前に追い込まれた自民党は、政権維持の為には手段を選ばず奇手を連発することは平気である。
過去に防衛政策で全く異質の社会党の村山を首相に担いで政権維持を図った行動を見れば、そのまんま東の起用など自民党にとっては朝飯前である。
東国原の人気を利用しても現在の政権交代の流れはそれ程簡単に阻止できるとは思われないし、選挙対策の元締めとしては利用できるものは何でもこき使う古賀の焦りから出た行動であろう。
東は県知事一期目の途中であり如何なる事情があるにしろ、選挙民には受け入れられないだろう。
保革逆転を期待する我ボケ頭には、古賀の人気取り作戦が裏目にでることは結構なことであるが、もしも東を自民党が推薦して予想外の票を集めたとしたら愈々此の国の国民の政治センスが疑われるだけである。
静岡県知事選挙で自民党は惜敗したと喧伝しているが、民主党は内部調整失敗で二人の候補者が票を分けたのに自民党が勝てなかったたことに大ショックを受けている。
負けた自民党の元参議員知事候補曰く「私は最初から自民党の応援を頂いていません。県民党で戦いましたから敗北の感想はありません。なるべく自民党の偉い方には応援に来ないようにお願いしていました。」だって。
自民党の幹部はこのおばさんの感想をどのように受け止めるのか?

   2009年7月8日         毘沙門寺岡

09-07-03

「7月3日日経新聞 経済面見出し“銀行貸出金利 最低に”」

  銀行の貸出金利が低下し、5月の新規貸出(1年未満)の平均約定金利は年1.115%と過去最低の水準に下がったし、6月以降も同じ傾向が続いていると日経はコメントしている。
  新規の借り入れを封じられている我がボケ頭としては金融機関の実勢が掴み難いが、5月の全国銀行の貸出残高404兆円も傾向は同じで12月をピークに5ヶ月連続で縮小しているそうである。
  大企業はすでに昨年末までに手元資金を確保しており、日本航空やエルピーダは例外で、資金需要が活発なのは 景気悪化で運転資金を必要としている中小企業だけである。
  資金の必要な中小企業には貸し渋り、手元資金を確保している大企業に押し付け融資を意図するから「シングルA」など高格付け大企業への短期では零点1%という超低金利も珍しくないという。
  一方で銀行は不良債権化を懸念し、中小企業への融資を絞りこんでいるので中小企業の資金繰りはなお厳しいわけである。
  本当に資金を必要とする中小企業には振り向きもしない銀行相手では中小企業は生き残れるはずがないし、政府が本気で中小企業対策を考えるのであれば、商工中金を含む政府系金融機関の民営化は止めて、従来より更に強い政府系組織を目指して計画を練り直すべきである。
 
  次期衆議員選挙で自公連立政権は大敗して民主党を中心とする野党が大勝する、と我がボケ頭は期待を含めて確信しているので、保革逆転して民主党が中心の政権が成立したら何よりも第一に中小企業対策と政府系金融機関の再編強化を期待したい。
  我輩の持論であるが、日本は600万社の中小企業の再生強化なくして絶対に景気回復は無理である。
  中小企業の厳しい経営環境の中で苦しさに耐えて頑張ってきた4000万人の従業員が、此の国を支えて来たことを政治屋も役人も無視してきた。
  次期選挙の結果次第で新政権は百年に一度の“新中小企業支援策”を実行することを期待する。
  高齢者医療、年金、貧富格差等此の国が抱える多くの問題は全て中小企業再生が成功するか否かに懸かっている。

      2009年7月5日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-04

「“辛勝”でも勝ちは勝ち。静岡県知事選挙で民主党推薦候補が勝利」

  静岡県は旧大昭和製紙オーナー一族が長年に亘り牛耳ってきた所謂保守王国であり、東海地区の自民党本拠地と言える土地柄である。
  そのような保守王国で例え辛勝とはいえ県知事選挙に勝利したのだから、如何に自民党の支持勢力が弱体化したかの証明である。
  民主党推薦の当選者の獲得票が725000票で、自公推薦の候補者が710000票で約15000票の差であるが、もう一人の民主党系候補者が約30万票獲得しているので、もし民主党が立候補者の一本化を成功していたら民主党系130万票対70万票で民主党系の圧勝だったわけである。
  そのように投票内容を分析すると自民党系の大敗ということになる。
  国民の自民党に対する不信、不満は相当根深く大きなうねりに発展しているので、話題の東京都議選挙も民主党系が必ず圧勝すると言うのが我がボケ頭の予測である。
  
  自民党の幹部連中は、現職大臣の二階や与謝野の違法政治献金や森その他多数の国会議員の違法献金処理を棚に上げて、民主党鳩山党首の献金処理について喧伝しているが、鳩山を追及すればするほど批判の矛先はブーメランのように自民党に返ってくるだけである。
  日本国民の積年の自民党不信は、鳩山のポケットマネー処理を糾弾した程度では殆ど国民の反自民意識に影響しないことを断言する。
  二階や与謝野、森、他自民党の連中は西松建設等の法人から強奪?した賄賂性の匂う金であるが、鳩山の場合は全て鳩山個人のポケットマネーで個人の寄付者の数を増やそうとし手架空の名前を使った秘書の行為である。
  献金処理に多少の違法性が存在してとしても、己の金なのだからそれだけで説明は充分である。
  それなのに民主党の岡田幹事長が己の立場もわきまえずに、「鳩山代表は
もっと国民の期待に沿えるような詳しい説明を期待する」などと、まるで自民党の幹事長の談話と聞き間違えるような発言をしていたが、岡田の思考はちょっとおかしいんじゃないのか。
 一ヶ月以内に麻生丸が沈没するのは間違いないのだから、岡田はもっと前向きに選挙対策に専念しなければ、千載一遇のチャンスを逃がすことになる。
 勝負ごとは“下駄をはくまで分からない”ということを岡田に進呈する。

    2009年7月6日 元始求道会 毘沙門寺岡

2009年7月6日月曜日

09-07-02

「次々下らぬ延命策を講じ往生際の悪い麻生の悪あがき」
 
 正に己を取り巻く状況が理解出来ない指揮官である。
 先の大戦でも無能指揮官の下に配属されたばかりに命を絶たれた兵士は多い。
  今、正に日本国は無能な決断力の無い、方針がブレまくる超無能な形ばかりの指揮官のもとで非常に不幸な状況に置かれている。
  最高に粘っても二ヶ月を切った寿命なのに何を血迷って無謀な延命策を講じるのか理解できない。
  報道によると阿呆な麻生に延命策や戦略を吹き込んでいるのが、あの安倍と言うから我がボケ頭もますますボケてしまう。
  小泉政権から衆議院での絶対多数という勢力を背景に三年前に継承しておきながら、参議院選挙で民主党に敗北した途端に政権維持を諦め病気を理由に無責任な政権放棄をした。
  退任方法があまりにも自分勝手な幼稚な手法だったので、国民や政界関係者から大ブーイングを浴びせられ責任を取って議員辞職すら迫られている。
  その張本人が今回の麻生政治の参謀役というから呆れてものが言えない。
  保革逆転を支持している我がボケ頭としては、このまま阿呆麻生政権下での解散総選挙を大いに歓迎するが、此の期に及んで尚政権にしがみ付いている姿は日本国の恥である。
  
  敵失のみが頼りの与党連中に思いもよらず降って沸いたのが鳩山民主党代表の献金疑惑であり、与党の奴らはこの際とばかり攻撃を喧伝しているが、我輩が先に書いたように民主党は強盗、殺人以外の手法は何でもありで戦わなければ政権奪取は難しいと言っているように無視して戦えばよい。
  自公の幹部連中は此の問題で鳩山代表を攻めると言っているが、本気で攻めた結果、もしも鳩山が辞めて国民的人気の高い岡田が代表に就任したら、困るのは自公の方であることを奴らは充分承知の上だからである。
  民主党にとっても麻生の首が挿げ変わることは期待しないし、自公も鳩山が代わることは本気では望んでいないのである。
  各党衆議員が考えているのは麻生の首や鳩山の首ではなく、己が如何に来る衆議員選挙に勝ち抜き、議員バッジを奪取するかの一点である。
  現在の代議士には国益感覚は全く皆無でただただ選挙民を如何に騙して“清き?一票”を如何に釣り上げるかの一点である。

      2009年7月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-01

「日本国民よ! 国家、地方公務員360万人に支給された20兆円の夏季ボーナスに何故怒らないのか!」

  昨日、国家公務員60万人、地方公務員300万人に対して、各々57万円と55万円が平均33歳に支給された。
  国家公務員に3兆5000億円、地方公務員が16兆5000億円で合計20兆円の大金が血税から強奪されたわけである。
  全国の中小企業600万社や4000万人の従業員の大多数は100年に一度の経済危機のあおりを食ってボーナスなど殆ど支給されていない。
  それなのに役人どもはこの経済・金融危機の最中に国民の汗の結晶から総額20兆円も懐にいれたのである。
  我輩がこの国の為政者ならば、100年に一度の経済危機に対応する為に、夏のボーナスを全額カットして、国民の公僕として国家救済に寄与することを求め、その資金の半分10兆円を後期高齢者対策、医療、介護、失業者対策等の弱者救済に充当し、残り10兆円を中小企業支援に廻す。
  我輩が常日頃から主張しているように、我が日本国は中小企業の活性化以外に、国力の増強、経済力の回復は見込まれない。
  
大体役人どもは平均年収700万円位の所得がここ15年以上確保されてきているので、100年に一度の経済危機に際して国民の公僕として一回位夏季ボーナスが支給されなくても餓死する奴は一人も居ない。
  麻生がヤケクソ解散をする前に、この程度の蛮勇を奮えば世論の動きにもインパクトを与えただろうに、そこまで思い至らないようでは仕方がない。
  百年に一度の危機に見舞われているのであれば、政治も経済も日常生活でも全ての分野で従来の思考、行動、慣例等を打ち破る決意がなければ乗り越えることは困難である。
  然らば役人のボーナスがスキップされ、給料が遅配するくらいのことをやらなければ、百年に一度の意識改革すら無理である。
  ロシアは大嫌いな国であるが、奴らが今日生き返ったのは、旧ソビエット連邦崩壊と言う国家の破綻を経験していることが大きな原因である。
  軍人の給料すら支給されない苦しい経験をしているのである。
  我が日本も政界も経済界も官僚も全てが私利私欲に現を抜かす現状を打破する為にも、60年ぶりに国家が破綻するのも再建の道かも知れない。

     2009年7月1日   元始求道会 毘沙門寺岡

2009年6月22日月曜日

09-06-07

「イランの政情不安と日本の石油事情」

 先日のイラン国大統領選挙後、選挙に不正が行われたことを改革派が抗議して連日大規模なデモが行われていることを報道している。
 我がボケ頭を含めて大半の日本人は、イランなど我々には無縁の中近東一のアメリカの敵国程度の認識でしかないかと思う。
 所がイランは我が国石油輸入量の12%を占める大得意先なのである。
 一寸調べてみたら我が国の原油輸入量は年間二億トンだから2400万トンをイランからの輸入に依存していることになる。
 単純に計算すると毎月二十万トンタンカー 十隻、年間延べ120隻分の石油を輸入している大事な産油国なのである。
 ブッシュ政権がイランを“悪の枢軸”として徹底的に敵対したときに、日本のイラン原油輸入に対して強くけん制してきたが、時の小泉がもみ手でブッシュの御機嫌をとり輸入を継続した経緯がある。
 イランの政情がどのような決着をするか我がボケ頭には想像できないが、イランの政治的混乱を最も喜んでいるのはイスラエルであろう。
 次にアメリカのオバマ大統領は穏健派との対話を期待していたので強硬派の現政権が交代することを期待しているであろう。

 イランは豊富な石油資源を背景にレバノンやパレスティナの反イスラエル、反米組織を経済的に支援している。
 レバノンのヒズボラ、パレスティナのハマスは対イスラエルの代理戦争をしているわけで、イランの政治的混乱は単なるイラン一国の問題では済まない。
 我が国では政権争奪戦に与野党とも現をぬかしているが、いまこそ我々日本国民が注目しなければならないのは、中国、ロシアを中心とする対日強行国との対峙である。
 北朝鮮の核爆弾やミサイルの恐怖を煽っているのは一部の阿呆政治屋とマスコミである。
 先にも書いたが北朝鮮が打ち込みたければ発射させればいいんだ。
 アメリカは必ず報復すると言っているのだから、核問題はアメリカに任せてそれ以外は全て自国で対応すべきである。
 日本が真剣に対峙すべきは中国とロシアである。
 北朝鮮のゴミどもの動きは全面的に無視すべきである。

     2009年6月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-06-06

「近大ボクシング部員による強盗事件の衝撃」

  最近、大学運動部員による事件が多発しているが、大部分が性的欲情から生じたレイプまがいのセックス関連事件である。
  所が近大事件は犯罪の中でも殺人事件に次いで悪質な強盗事件である。
  奴らがボクサーとしてのパンチ力を使用したことは、ドスやナイフ等の凶器を使用したのと同じレベルの凶悪事件に位置づけられることが、事件の深刻さを一層厳しくしている。
  近大ボクシング部は歴史も古く、タレントの赤井英和や多数の有名人を輩出しているだけに関係者には大変ショックな事件である。
  大学が即刻ボクシング部の廃部を決定したのは当然の措置であるが、犯人の部員を放置していた学校側の監督責任こそ厳しく問われるべきである。
  この事件の報道に接したときに最初に我がボケ頭を掠めたのは、先に関東学院ラグビー部員による合宿所での大麻栽培事件である。
  事件の悪質程度からか、関東学院の場合は監督の辞任と一シーズン出場停止という処分で済まされた。
  両校の事件の共通性はどちらも大学運動部の合宿所で発生したことである。
  近大に合宿所を貸している家主のインタビューを見たが、事件を起こした学生は合宿所の決めた門限を度々破っていたとのことで、ルールを最も厳しく守らねばならないボクサーとしては既に失格していたことをもっと早く察知出来なかったことが管理者側の大きな手落ちである。
  
これ程の大事件を起こしていながら犯人が十九歳ということで名前も公表せず、少年法の対象事件として処理することになるからかしれないことに、我がボケ頭は非常に違和感を抱いている。
学生であり運動部の指導者も居て本来ならば事件を起こしにくい環境にありながら大事件を起こしていることは、基本的には本人たちの社会に対する甘えが一番の原因であるとボケ頭は思うし、ならば一人の大人として厳しく処罰すべきであると考えるが如何なものか?
毎日ふらふら学生生活を楽しんでいるノンポリの連中との違いがあってこそ部活動に励む意味があるのであり、その意味では一種の特権学生である。
然るに一般学生より行動規範に於いて厳しさを求められるのは当然である。
若さ故の暴走行為では済まされない責任を指導者ともども負うべきである。

   2009年6月19日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年6月18日木曜日

09-06-05

「千葉市長に民主党推薦、弱冠31歳 市会議員一期目の新人が圧勝当選」

  民主党は先の名古屋市長選に次いでの勝利である。
  現在の麻生体たらく政権下が継続すれば、各地の首長選挙では民主党推薦という肩書きだけで勝利出来そうである。
  千葉市の場合長年に亘り市長職を私物化していた前市長が逮捕された後の選挙という有利さはあったとはいえ、熊谷新市長には若さは勿論のこと私生活でも思考的にも大いに期待できそうな若者である。
  新聞のコラムでの紹介記事によると選挙戦で「政策チラシ」を一部でも多く配るため、生活費を節約し朝食は牛丼、スーツは二万円、乗っているのは軽自動車と自ら健全経営を貫いてきたわけで、選挙戦では自転車を駆って市内を走りまわり自らの主義主張を訴えたという。
  このような人物を選んだ千葉市民の政治意識はなかなかのもので、福岡市民よりは大分上級である。
  当選後マニフェストによる約束を次々に破棄している福岡市長に代えて、熊谷氏のような市長候補を民主党が次期選挙で推薦することを期待する。
  選挙に“たら、れば”云々は禁句であるが、小沢前代表がもっと早く辞任していたら、千葉県知事選挙でも民主党が勝利したかも分からない。

  千葉市長選挙で惨敗し、鳩山総務相とは喧嘩別れした後の直近支持率調査では、麻生政権の支持率はまた20%を切り、政権運営の危機ラインである10%台に戻ってしまった。
  古賀自民党選挙対策本部長が七月の東京都会議員選挙と衆議員選挙との同日投票を提案したと報道しているが、同日選は公明党が激しく反対しているしそのことを承知の上で古賀は主張したのだろうから、自公連立も衆議院解散で終焉を迎えるだろう。
  自民党の敗北を期待している我輩としては自民党幹部連中が纏まらないにこしたことはないが、どうせ負け戦なら公明党が反対しても博打をうつべきであろうというのが古賀の戦略であろう。
  ところが最近の麻生のぶら下がり記者会見での発言を聞いていると完全な開き直り戦法である。
  目標であった首相の座に就いたし、早いもので在任期間も10ヶ月が経過したし、後は満期の九月まで成り行きで対応するらしい。阿呆らしい!

     2009年6月16日 元始求道会 毘沙門寺岡 

09-06-04

「鳩山総務大臣辞任に見るお粗末」

  鳩山総務相が主張していた日本郵政西川社長の辞任要求が無視され、麻生が西川続投を選んだので鳩山は辞任した。
  鳩山を取るか西川を取るかの二者択一を迫られ、自民党総裁選挙で麻生支持の総責任者を務め、麻生政権誕生の大恩人である鳩山を麻生は切り西川社長続投を選択した。
  ここまで鳩山も自己主張したのであれば最後は辞任ではなく解任か罷免を選ぶべきが筋だったのではないかと思うが如何なものか。
  辞任会見で西郷隆盛の言葉を盛んに引用していただけに今までの強行発言と一寸ギャップがあり過ぎる感じである。
  閣議前の写真撮影に置ける席も麻生の隣であり、与謝野と同列で沈没寸前の麻生政権を何とか支えてきた重要閣僚である。
  退任の記者会見では、離党の質問も出ていたが、即座には回答せず「たくさんの仲間と相談したい」と言ったのが意味深である。
  鳩山は己の主張を正義と位置づけ、「正義が通らなければ潔く去るのが正しい」との西郷隆盛の心境を引き合いに出している。
  更に「政府に尋問の筋これあり」と西郷の言葉を引用している。
  
自民党内のコップの中の嵐だからあまり騒ぎすぎるのも如何と思うが、十五人引き連れて離党すれば途端に三分の二条項は使えなくなり、予算以外の全ての法案は否決されるので、即解散に繋がるという意味では多少関心があるが、果たして鳩山にそれ程の度胸があるかということである。
  我がボケ頭としては是非そのような方向に発展することを期待したい。
  沈み行く麻生政権に物申しても仕方がないが、日本国の統治者である立場からすれば、二者択一の場合は目先の利益よりも義理人情を優先して判断すべきが我輩ごときボケ頭には好感持てる。
  どうせ二、三ヶ月以内には麻生政権も終焉を迎えることがはっきりしているのに、この機に及んでまで政権延命を図る姑息な方法を選んだ麻生は目先しか見えない奴だということを証明した。
  過去に小泉が、小泉政権誕生の大恩人である田中真紀子を切って閣僚の座から引きずり下ろし長期政権を維持したが、人物の好き嫌いは別にして小泉と麻生では政治的能力に雲泥の差があるので真似は出来ない。

     2009年6月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-06-03

「我が国に対して傲慢不遜なロシアと中国を日本の経済力を餌に競わせ、命を
犠牲に両国を手玉にとり、日本に有利な外交戦略を推進できる真の愛国政冶
家の出現を期待しても無駄か?」

 衆議員選挙を目前に控えて政府も野党も内政ばかり強調しているが、内政
は国家の独立と安泰が確立、保証された上での話しである。
 ロシアには北方領土問題やサハリン石油、ガス田開発で振り回され、我が
国の主権など完全に無視されている。
  石油等のエネルギー資源が三億人の人口を賄う唯一の財源であるロシアに
とって、引き続きサハリンや千島列島の資源開発やシベリアの鉱山開発は
喫緊の課題であり、その為には我が国の工業力は垂涎の的である。
 中国にしても尖閣諸島という領土問題を抱えているが、他方で十五億と云
われている大人口を食わせなければならない状況からすれば、中国単独での
経済的自立は不可能で、何が何でも我が国の経済協力は絶対条件である。
 
 中ソ両国ともに我が国の経済協力が大いに必要なのに、政経分離政策を逆
手に取られて日本政府は利用されっぱなしである。
 日本の唯一の切り札である経済力、投資を政府が一元管理して外交交渉に
反映させなければ、自国の独立さえ維持出来なくなると我がボケ頭は憂慮し
ているが阿呆の取り越し苦労であることを願いたい。
 毒餃子事件は日本政府に対して中国政府から事実の説明も謝罪も無いまま
過去の問題として葬り去られたし、日本政府はまるで腫れ物にさわるような
弱腰の対応に終始した。
 日本政府として正しいことを主張できない外交姿勢が果たして真の独立国
の外交といえるのか疑問である。
 最近中、ソ両国の日本政府に対する外交姿勢が数年前に比べて一段と傲慢
に変化してきたと感じられるのは、我がボケ頭の老化現象だろうか?
 先のメドベージェフの過激発言や新任大使に対する横柄な態度といい、尖
閣列島の領有権に対する中国側の強行発言といい、日本の経済力が世界で
17番目に急降下してから加速したように思えてならない。
 米国と並んで世界の二大経済大国と言われた右肩上がりの状況からすれば
日本の経済力がかなり低下してきたと見くびられたのかも知れない。

2009年6月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-06-02

「駐ロシア日本新大使 河野雅冶信任状奉呈式でのメデベージェフ大統領の
傲慢不遜な警告発言」

   新任大使は相手国の国家元首に対して信任状を提出するのが国際慣行であり、あくまで儀式であり政治的発言を慎むのが国際政治での良識である。
   それにも拘わらずメデベージェフはその慣行を無視して、新任の河野大使に向かって国際常識では考えられない不躾な暴言といえる北方領土問題に対して警告を発する傲慢な態度で振舞った。
   先日、麻生が北方領土について我が国固有の領土であるので早期の解決を望むとの発言に対してロシア大統領は不快感を表したわけである。
   従来からロシアは旧千島列島に関しては北方領土も含めて従来から自国の領土であると主張しているので日ロ間には領土問題は存在しないとの立場を取っている。
   ロシアの主張はロシアの勝手な主張であり、日本は日本の考えを主張しただけであり、今更ロシアにイチャモンを付けられる問題ではない。
   もしも我が天皇陛下が日本国の元首として新ロシア大使の信任状奉呈式でメドベージェフと同じ発言をされたら、ロシア大使は日本政府を強く非難し信任状奉呈を取りやめて即刻帰国するであろう。
   我が河野大使はそれ程侮辱的な態度で虚仮にされたのに、テレビ報道で見た限りでは河野はメドベージェフに対して最敬礼をしていた。
   大使たるものは日本国と日本国民を代表してロシアに乗り込んでいる意識など全く感じられないのが残念であり、官僚大使の問題を感じる。
   信任状を即刻取り返して日本政府に代わって抗議の姿勢を示し、世界に対して日本国家としての厳しい態度を表し大使は至急帰国せよ。
   先にプーチンがロシアの財界人を多数引き連れて経済協力要請に来たが、あまり芳しい反応が返って来なかったことに対する苛立ちの表れである。
   このような日本国と日本国民に対する屈辱的なロシアの横柄な傲慢な態度を見せ付けられた翌日の新聞に、驚いたことに三井物産がロシアの炭鉱開発に出資するとの記事が報道された。
   三井物産は先にサファリン石油、ガス田開発でロシア政府に騙されて煮え湯を飲まされたばかりではないか。
   一発かまされた上に更に貢物を献上するのは日本国と国民に対する背信行為ということを三井物産の経営者はどのように説明するのか問いたい。

      2009年6月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年6月4日木曜日

09-06-01

「米国資本主義の象徴、GM(ゼラルモータース)破産申し立て」

 GMは資本主義大国、アメリカ合衆国の象徴的大企業であり、米国資本主義義成功のシンボルであり、アメリカ国民の誇りでもあった。
 そのGMが、米国民はもとよりその子分筋の我々日本人や全世界の人々が全く想像も出来ない破産状態に陥ったのである。
 GMの破綻を放置すると米国は勿論のこと世界的悪影響があまりにも大きいので、オバマ大統領は如何なる国家的負担を被っても救済措置を実行することを明言している。
 先に米国三大自動車メイカーの一社であるリンカーン社が連邦破産法を申請しているのでGMは二社目になるわけであるが、三社中二社が破綻したわけだ。
 
 日本時間の今夕、正式にGMが米国連邦破産法11条に基づいて破産申請をすることになるので、負債総額や政府の支援策や日本取引企業等が被るであろう負債金額等、多少破産内容が公表されることが予想される。
 米国政府はすでに二兆円を血税を注ぎ込んでいるが、専門家の予測ではGMを再建するには更に五兆円は支援が必要であろうといわれている。
 米国の象徴的企業とはいえあくまで株式会社であり、アメリカ全国民からみればGMも株主が支配してきた一民間企業に過ぎないのである。
 最終的に合計七兆円の血税を注いでも必ず成功するという何も保証は無い。
 いずれにしても日本企業等の取引先はかなり大きな貸し倒れ損を被ることになり、その影響で下々の協力中小企業が徐々にボディブローを受けることは確実で、さらなる厳しい状況に追い込まれることは間違いない。
 
 日本でも数年前には大企業や金融機関が破綻したが、現在もまた企業倒産件数は最高数に達している最中に、今度は世界一大企業の破産である。
 GM破綻こそ麻生が大好きなフレイズ“百年に一度”の経済危機の発生であるが、この破綻劇は残念ながら麻生には神風にはならない。
 オバマ大統領が如何なる犠牲を払ってでもGMを再建することを明言したからには、米国内のトヨタ、ホンダ、ニッサン(フランス)等の日本メイカーへの締め付けや規制は相当強化されることは明らかである。
 日本株式会社の中小企業を支援援助するために、日本政策金融公庫は早急に商工中金の民営化を阻止し、合併して中小企業支援に本腰をいれるべきである。

     2009年6月1日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年5月28日木曜日

09-05-10

「北朝鮮の核爆発に右往左往する麻生政権とマスコミ」

  高が核爆発実験くらいで号外まで出して騒ぎまくるとは阿呆じゃないか。
  麻生政権とマスコミが右往左往するから金親分が高笑いしてミサイルまで二発もオマケに発射するのだ。
  己は無傷で敵を撃退するようなそんなお伽話のような戦争などあり得ない。
  戦うからには“肉を切らして骨を断つ”心構えを持たねば勝利はない。
  金親分は兄貴分の中国やロシアの表向きの意向を無視してまで核爆発実験を強行したのだから、それなりの計算を持っての行動であることは事実であり、そうは云っても金親分の過去の振る舞いを遡って検証すれば余り目くじらたてて騒ぎ立てるほどの裏切りとも思えない。
  裏切り、背任行為というのは信頼関係が構築されている間で成立するもので、最初から日本政府も金親分を信頼していないのだから、核実験を遣ったと騒ぐ方が外交上御めでたい間抜け対応なのである。

  日本国の為政者たるものは金親分に対して「核実験でも何でも遣って見ろ、核ミサイルでも刺し違い覚悟ならば発射してみろ!」というぐらいの啖呵を切ってみろ。
  仮に北朝鮮は日本にとって信頼出来ないから核爆弾を保有してはいけないと言うのであれば、隣国のロシアと中国は大量に核爆弾を保有しているが日本はこの両国を信頼しているのかと問いたい。
  我輩尺度から見ればこの三カ国は全く信頼に値いしない点では大差ない。
  自国の国益ばかりを主張して、我が日本の正当な領土問題に関しては一歩も引かない頑な姿勢を改めないロシアと中国は信頼出来ない最たる国である。
  武力を背景にした横柄な外交姿勢を改めない中、ロに比べたら金親分の手法は見え見えだけに花火を上げられたくらいで右往左往する方が幼稚である。
  
  それにしても最近報道される金親分の顔つきが昔のふっくらした顔からかなり痩せて頬が扱けているのが気になるところであるが、我がボケ頭から判断すると韓国や我が国に本気で喧嘩を売る迫力は感じられない。
  金親分と中国、ロシアは広義な意味では兄弟分であることは歴史的にも地理的にも、経済的にも強い繋がりが存在していることには変化はない。
  我が国が真剣に分析し対決しなければならないのは中、ロである。

     2009年5月27日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-09

「ノ・ムヒョン前韓国大統領 自決」

 前大統領が収賄容疑で検察庁から事情聴取を受けたことは報道で承知していたが、隣国とはいえ他国の事件である故大して気にしていなかった。
 韓国の政治風土かどうか知らないが、過去に歴代大統領が退任すると何か大統領を取り巻く関係者が刑事訴追の対象になっていたので今回もその類の事件くらいにしか考えていなかった。
 ノ・ムヒョン氏在任中の2002年から2007年の日韓関係は過去最悪の状態だったので我々日本人にとっては決して歓迎すべき人物ではなかった。
 しかし今更ノ・ムヒョン政権の反日政策を糾弾しても、結果的に“死者に鞭打つ”ことになるのでそのことは留保するとして、韓国内で囁かれている検察の政治的介入についての我輩の関心について書いてみたい。
 
 前大統領の死の直後から、報道によると韓国国民の大統領に対する哀悼の気持ちは日々広がり、事件に対する関心は完全に払拭され現政権による検察に対する政治的介入が指摘されているらしい。
 検察の政治的介入と言う点で我輩のボケ頭に浮かんだのが小沢秘書逮捕に関する検察への政治的介入問題である。
 前大統領は自決前に国民に対して己の不始末を詫びてはいるが、本人にしてみれば大統領としての許容範囲内程度の事件で自らが事情聴取を受ける程の事件性認識が薄かったのではないかと、ボケ頭なりに想像している。
 前大統領の死は、一つには世間を騒がせたことに対する国民への素直なお詫びの気持ちであり、もう一つは検察の不当介入に対する強い抗議の気持ちを表したものだと思う。
 前大統領は赤貧の境遇から努力して這い上がり、弁護士資格を取得して庶民派弁護士として活躍し、大統領の地位に就いた所謂立志伝中の人物である。
 
 ところで小沢はかねがね民主党による政権奪取こそ最大の目標であり、そのためには一命を賭して頑張りたいと公言してきたが、然らば公設秘書の逮捕が不当であることに命がけで抗議して志を貫徹したらどうだ。
 世論は検察の不当介入を支持する空気が強いのは事実であり、しからばなお更のこと小沢は命を犠牲にしても検察に抗議するのが真の政治家ではないか。
 小沢が抗議の自決を敢行すれば政権奪取は絶対に実現する。

     2009年5月25日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-08

「麻生政権の補正予算は補正予算に非ず“不正予算”である。」

 先のコラムで鳩山新体制を叱咤激励するために敢えて厳しいことを書いたが、今回の解散総選挙目当の出鱈目なばら撒き予算に対しては新体制の初仕事として参議院で徹底的に追求解明しなければならない。
 本予算を成立させて直ぐに補正予算の成立を急ぐと言うことは、麻生政権自らが本予算の杜撰振りを証言しているようなものである。
 己の政権維持のために二言目には百年に一度の経済危機を振り回しているが、今回の補正予算も正に権力の乱用であり、内容はばら撒きそのものであるし補正予算ではなく選挙目当ての正に“不正予算”である。
 衆議院予算委員会では自公の数の横暴で民主党を初めとする野党の質疑は封じ込められ、ばら撒き予算の全貌をあぶり出すことが出来なかったので参議院予算委員会では衆議院での不公平分まで徹底追及して国民の理解を得なければならないし、多少の遅れも今回は国民も納得するはずである。
 またその程度の説得力が無ければ、政権奪取も政権維持も不可能である。
 参議院予算委員会での“不正予算”徹底追及は鳩山新体制が選挙の前哨戦として戦う絶好の戦場であり大いに生かすべきである。

 “不正予算”を意図したのは三月十日前後であることを民主党質問者の誘導尋問に乗せられて麻生が暴露したが、それは小沢秘書逮捕で支持率の流れが民主党から自民党に変わった時期と一致している。
 小沢秘書逮捕事件が発生していなければ補正予算?は組んでいなかったはずであり、補正予算ぐらいでは支持率の潮目は変えられなかったはずである。
 ところが世の中、特に政界は“一寸先は闇”とはよく言ったもので小沢がこの時期に党首を辞任するとは麻生には想定外だったわけである。
 小沢事件で折角巡ってきた自民党への支持率上昇が鳩山新体制発足で無残にも麻生は打ち破られたわけである。
 今となっては杜撰、出鱈目な補正予算が馬脚を表して“不正予算”の中身を晒されることになったわけであり、このチャンスを攻めきらないようでは民主党政権誕生は覚束無いことを鳩山は強く肝に銘じなければならない。
 民主党への支持率上昇の流れが、自民党幹部が喧伝している“ご祝儀相場”に終わらせない為にも鳩山は腹を決めて徹底抗戦し麻生政権と対決すべきであり勝負を掛けて戦いを挑むべきである。

     2009年5月22日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-07

「民主党鳩山代表に告ぐ、次回総選挙で勝利出来なければ民主党を解党せよ!」

  民主党は次期衆議員選挙で負ければ解党する決意で戦わねば意味がない。
  更に云えば鳩山が実質的に創立した現民主党は、次回の総選挙で負けたら
 二度と政権奪回の機会は訪れないのだから、背水の陣で挑まねば駄目だ。
  その為には敗北しても首の挿げ替えで民主党の存続を意図しても再チャレンジは無理だし、潔く解党せよ。
  自民党は手段を選ばず、形振り構わず鳩山体制を攻撃してくるであろうが、
 代表を辞めた小沢を非難しても、無視して勝利すれば自民党の批判は負け“犬
 の遠吠え“以外の何物でもなくなるのは必然である。
  先のコラムで書いたように手段を選ばず、とに角勝利して政権を奪取しな
ければ民主党の存在価値はゼロであることを鳩山は強く自覚すべきである。
 今日午後から参議院予算委員会で民主党側の質問を聞いていたが、麻生が
自慢した補正予算の内容が全く出鱈目で補正予算とは如何なる内容でどのよ
うな役割があるのか強い疑問だけが残った。
 行政改革で槍玉に挙げられた特殊法人や外郭団体を40以上新たに作り、
向こう三年以内に消化させるような、緊急の経済対策とは全く無縁の金をば
ら撒いているのである。
 
衆議院予算委員会では自公の絶対多数を背景に全くノーチェックで内容に
は全く触れずに通過させたのである。
 麻生が補正予算の作成に拘ったのは、降って沸いた小沢問題で民主党との
支持率が逆転し就任以来初めて自民党の支持率が民主党を上まわって舞い上
がり、己の立場も考えずに補正予算を意図したわけである。
所が補正予算を提出したことが麻生政権の命取りになったことは間違いない。
国会で無茶苦茶補正予算を審議しているうちに、一月から三月までのGD
P(国内総生産)が発表され年率概算15%以上の戦後最大のマイナスが発
表され、我が国の危機的経済状況を天下に晒した。
 麻生政権は如何にもがこうとも残り三ヶ月で解散選挙は避けられず、公明
党に配慮して都議選との兼ね合いで7月解散を避けている内に野垂れ死にす
るであろう。
 国債乱発で国の借金は816兆円に膨れ上がったし、これらの責任は全て
長年に亘る自民党政権の責任である。

    2009年5月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-06

「民主党代表に鳩山幹事長が決定」

 岡田対鳩山の対決に対してマスコミは岡田が追い上げて予断は許さない展開となりつつあると報道していたが、これは対決ムードを盛り上げる為の戦略で我がボケ頭は四分六で鳩山の勝利を予想していた。
 鳩山の勝因は何と言っても約五十人を抱える小沢グループの結束が固く、親分の意向どおり全員が鳩山に投じたことが大きいと思う。
 いずれにしても民主党は新体制が出来たわけだから何が何でも挙党体制を徹底させて次回選挙で自公に勝利しなければならない。
 民主党の親分が代わって一番困惑しているのは麻生であり、自民党幹部連中であることは周知の事実である。
 麻生政権誕生以来下がりっぱなしの支持率が下げ止まり、上げに転じたのは小沢事件という敵失のお陰が全てであり、小沢辞任で敵失が消滅したので今後はまた麻生の支持率の低下が始まることは間違いない。

 鳩山代表の新体制発足に対して自民党の幹部連中は岡田よりは御し易いと負け惜しみを云っているが、後ろに選挙上手の小沢が控えているのを考えれば自民は選挙対策に苦慮することは明らかである。
 自公の幹部連中や一部マスコミは盛んに鳩山新体制を小沢の傀儡だと喧伝しているが、鳩山は小沢の功績を認めており、先の参議院選挙の勝利も小沢無くしては実現出来なかったことを明言している。
 自公の連中は次期選挙を見据えて小沢批判をしているのであって、企業からの政治献金額では自民党は突出しており、二階他の自民党幹部連中も大なり小なり同じ献金を受けているのだから、奴らに小沢を批判する資格はない。
 自民党派閥の親分の一人である伊吹派伊吹元幹事長は今回の民主党代表選挙や小沢問題に関してかなり冷静にコメントしていた、曰く「民主党の党首選挙や小沢問題に対して口をはさむと必ずお返しがあるから、他党のことに余計なコメントはすべきでない。」
 伊吹の今までの言動や行動からすると聊か常識的すぎるコメントだが、本音は今の麻生体制では他党のことに口出しする余裕など無いと云うことだろう。
 鳩山新代表のスローガンである“友愛政治”や愛のある政治も悪くはないが、敢えていえば“愛国心”と“祖国愛”の愛が抜けているのが残念である。

    2009年5月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-05

「小沢辞任に対する麻生以下自民党幹部の嘆かわしいコメント」

 麻生が予算委員会で民主党岡田党首候補との質疑の中で、質問もされていないのに小沢代表の突然の辞任表明に対して「辞任の理由も明確ではないし、色々説明責任も果たしていないし党首として無責任である」と言ったとか報道されていたが、ここまで理不尽なコメントになると噴飯物である。
 過去二代の首相が一年足らずで意味不明、説明不足のまま突然総理の座を無責任にほうり出したことを忘れたわけではあるまいが、もっと滑稽なのが半年前に選挙管理内閣との位置づけで首相に任命されたにも拘わらず、あれこれへ理屈を並べて今日まで居座り続けた為に本格的な経済対策が打てずに、今日経済は更に深刻さを増し三月末の企業倒産は1500件の激増である。
麻生と同じような下らぬコメントをしていたのが細田や甘利等数人いたが、まともなコメントをしていたのは古賀選挙対策本部長である。
 曰く「自分は直前に控えた選挙に如何に勝利するかで頭の中が一杯で、とても他党の人事に口を挟む余裕なぞ全く無い!」お見事な情勢分析である。
 小泉の郵政採決に欠席して謹慎した時期もあったが、またたく間に古賀派を再構築した戦略は流石であり、麻生を引きずり下ろして総裁に立候補すれば民主党も厳しい対応を迫られることになるかもと思うがボケ頭の外れ予想か?
 
もう一人、例の二階大臣は下手なコメントをすれば己の脛を叩くことになるので流石にノーコメントであるが、古賀とは兄弟分であるから同じ見解である。
 去り行くライバルに石を投げつけて罵倒するような態度は日本人の感覚には受け入れ難いし、自民党は国民から反発を食うだけで支持を減らすだけである。
 小沢辞任後の初めてのマスコミ調査によると、上り調子だった麻生支持はストップして早くも反落を始め、自民党支持率も同じく落下しだした。
 正式に民主党の党首が16日には決定すると報道されているので、来週以後の民主党、自民党の支持率はさらに更に格差がはっきりするであろう。
 民主党代表選出の攻防は報道によると鳩山、岡田に絞られたようだが、つい先日まで鳩山は小沢と進退を共にすると発言していただけに一寸違和感はあるが、政治屋の世界では許される範囲内のことなのであろう。
 それはともかく自民党が己の金権体質を棚に上げて相手を批判するが、鳩山幹事長はブリジストンタイヤの大株主であり、大金持ちであり自前の金で政治資金を賄っている金銭にかけては攻めようの無い人物である。

     2009年5月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-04

「小沢代表遂に党首辞任を発表。一番困窮したのは自民党。これで次期衆議員選挙は民主党勝利確定、攻守は所を変える。」
  
 我輩は終始小沢の早期辞任を主張してきたので、やっと小沢も“西郷隆盛”の生き様を少しは肝に銘じて決断したと想像する。
 この小沢の苦渋の選択を民主党の反小沢派の連中特に前原、仙石,枝野、野田等幹部は心から評価し、我が身を捨てて今度は党内を一枚岩に結束させ、必ず来る選挙に勝利して保革逆転を実現しなければならないし、奴らはその責任を負わされることになる。
 小沢秘書逮捕は明らかに検察の横暴であることは、元特捜幹部検事等も多々主張しているし不公平な行動であることを世間も理解しているので、反小沢に転じていた連中は今回の辞任で一気に民主党支持に戻るはずである。
 安易に己の主義主張を転換する奴らほど、状況が一変すると直ぐにもとに戻るのが付和雷同方我が日本民族の特徴である。
 
 今回の小沢辞任表明で一番困惑しているのが麻生以下自民党幹部連中である。
 三月初旬の小沢秘書逮捕を境に麻生、自民党に対する支持率が上がり始め、逆に小沢、民主党の支持率が下がり始め、直近の世論調査では完全に民主党の人気は自民党より劣勢に立たされていた。
 麻生政権の支持率は小沢秘書事件のみで戻り始めたのであり、所謂敵失による人気上昇である。
 何時もは意味もなく笑顔を振りまいている麻生の顔が昨日は完全に硬直していたし、阿呆な麻生も流石に小沢ショックの深刻さを理解したのだろう。
 我がボケ頭の判断では、支持率で劣勢に陥っていた民主党は小沢ショックで回復し、民主党の新代表と幹部が余程阿呆な対応をしない限り民主党の勝利は間違いない。
 
 小沢ショックに対する麻生他自民党幹部のコメントが報道されていたが、全員が追い詰められて本当に困惑した表情でいたのが印象的である。
 幹部たちは菅を除いて全員が小沢の性格や政治手法を熟知しているだけに、辞任要求が強まれば強まるほど頑なに拒み続け強行突破して進むと読んでいたと思うし、多少選挙に対する楽観論すら持ち始めていたとおもう。
小泉の予言が的中したことを、麻生他幹部は如何なる思いでいるのだろうか。

   2009年5月12日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-03

「百年に一度の経済、金融危機下にも拘わらず、国家公務員には夏季ボーナスを二ヶ月分支給?国家公務員の最高指揮官麻生に危機意識ゼロの証明。」

 国家公務員約70万人、関連職員を含めると100万人のゴクつぶし集団であるが、平均年俸650万円、月間55万円、二ヶ月分110万円である。
 6月に約1兆1000億円の血税を奴らは強奪するわけである。
 国家公務員に二ヶ月分を支給すれば、これ幸いと約300万人の地方公務員は便乗して二ヶ月分の夏季ボーナスを奪取するわけである。
 年俸は地方公務員の方が高く、平均年俸740万円で二ヶ月分124万円を300万人に支給すると3兆7200億円の血税を浪費することになる。
 麻生は二言目には“百年に一度の経済金融危機”を声だかに喧伝するが、遣っていることは全く正反対である。
 本当に麻生が危機意識を持っているのであれば、今年の公務員ボーナスの支給を止めるぐらいの政策を断行すべきである。
 多分日本の公務員の待遇は、現役の収入や退職金、退職後の年金制度等を含めると世界一恵まれていると思う。
 
 このような官僚システムを構築するのに奴らは、阿呆な政治屋や世襲議員等と取引、利用しながら国益に反する今日の官僚組織を作り上げた。
 このような官僚万能主義を打破することを“錦の御旗”にして次期衆議員選挙で政権奪取を目指したのが、小沢民主党である。
 そして世論の支持を受けて民主党の勝利は間違いないと国民もマスコミも政界関係者もそのように感じ、自民党幹部も一度政権を民主党に渡しても仕方がないと考えていた矢先の検察の暴挙?である。
 この検察行動批判は度々書いてきたので繰り返さないが、この程度のこと(小沢秘書逮捕)で初めての政権交代を諦める程度の国民意識であれば、五十年に一度の保革逆転の絶好のチャンスの芽を自ら摘むことになり、その責任は国民自らが負わねばならないことを充分に自覚しておくべきである。
 我がボケ頭の感覚からすれば強盗殺人以外の如何なる手段を講じても、この国に長年に亘り溜まりに溜まった泥を除去すべきであると心から主張したい。
現在の腐りきった自公体制の継続はそれ程の悪であると考えている。
新しい、本当に国民の意志を反映する国家体制を作るには革命に値する行動が伴うのは当然であり、諸々の犠牲を伴うのも止むを得ないことである。

  2009年5月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年5月11日月曜日

09-05-02

「連休雑感」

 我がボケ頭にとって連休は無意味であり、交通機関や道路が渋滞して日常生活のペースを乱すマイナス要因ばかりである。
 何故なら我がボケ頭にとっては毎日が日曜日であり、極論すれば365日が連休みたいな状況だから、たかが一週間程度の休みなど問題外である。
 そうは云っても連休の感覚は肉体的な面とハードだけで、ボケ頭とは言え日々日本株式会社の現状を大いに憂いている立場としては精神的、思考的、ソフト的には決して連休感覚ではない。
 数日前の新聞に、金融庁が金融機関に対して真剣に強力に貸付増を指導しているにも拘わらず、メガバンク以下地銀、信用機関に至る全金融機関は己の経営のことしか考えておらず全く金融庁の意向を無視していると指摘している。
 マスコミは国内に多くの未解決の難問を抱えている麻生政権の批判をせずに、“外交の麻生”と表現して麻生政権に迎合しているが全く本末転倒である。
 国家国民、国益を考えれば政府が先ず解決しなければならないことは国内問題である。
 内政あっての外交であって国内政局が安定、前進、発展しなくて外交はあり得ないのは政治を司る為政者の大前提であるにも拘わらず、麻生の政権運営は先ず外交ありきとの誤った認識である。
 
国内には中小企業の経営不安、金融機関の貸し剥がし、貸し渋り、失業者の激増、社会不安等数えあげたら限がない程の難問に覆われているのに、政府専用機をまるで自家用機並みに乗り回して血税を浪費している。
 過去二代前の安倍、福田が首相在任七ヶ月までに在外国訪問した回数は各々5回と6回である。
 麻生はといえば同じ七ヶ月で既に12回も外国訪問をして安倍、福田の倍以上の外遊で大事な国民の血税を浪費し続けている。
 これらの外遊には記者クラブのベテラン共が閣僚並みの厚遇で専用機に同乗して麻生の暇つぶしに酒の相手をするわけだから、ゴマすり提灯記事を書かざるを得ないし、国民不在の同行取材を報道して国民を愚弄している。
 日本国首相は外務大臣を兼務しているわけでは無いし、外相は中曽根親分のイケメン息子が外務大臣として外交問題に真剣に取り組んでいるではないか。
 日本外交は外務省に振り回されているのだから外交全権をイケメンに任せ。

     2009年5月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-01

「“目には青葉 山ホホトドギス 初鰹”の季節に“豚インフルエンザ”(豚に敬意?を表して日本では“新インフレエンザ”と改称)騒動」

我がボケ頭は今までこの句の作者は芭蕉で、“目に青葉ヤマホトドギス初鰹”と記憶していたら、じつは山口素堂(1642-1716年)という芭蕉と親交のあった俳人の作で“は”が挿入されていることを知った。
 何もインターネット上で得た知識を受け売りする積もりは毛頭なく、日本が最高の季節を迎えたにも拘わらず、口を封じられかねないインフルエンザに振り回されている現実を憂いているだけである。
 極論すれば政府もマスコミも騒ぎ過ぎというのが我輩の実感である。
 対策によっては役所の縦割りエゴの矛盾が噴出しているし、麻生以下閣僚は選挙前の政局に利用しているのが見え見えである。
 外国から帰国直後の成田空港着の旅客は、機内での説明は皆無で到着と同時にいきなり厳重な検疫を受け、日本で一体どんな大事件が発生したのかと余りのものものしさにビックリしたと、驚きを隠せないでいたのが印象的である。
 今回の政府の予防対策に関して担当の舛添厚生大臣が神奈川県知事と横浜市長を非難していたが、両者とも民主党の元代議士であり余りにも露骨な野党批判であり、そんな下らぬ論争のお先棒を担ぐマスコミも狂っている。
 
 舛添は年金問題、高齢者対策、健康保険、医師不足、病院不足、失業者急増等問題の先送りばかりで失敗の連続なのに、マスコミに対するサービス姿勢が記者連中に受けて次期総理候補とかに煽てられて舞い上がっているらしい。
 3月末現在で失業者数が335万人、失業率は約5%に達しているのに効果的な失業者対策は全く見えて来ない。
 この数字は所謂フリーターとか派遣社員は含まれていないし、働く意欲は持っているのに仕事が見つからない労働者層である。
 我がボケ頭が考えるには、この日本では現在失業者が意志表示をする術を失っているか又は放棄している。
 中小企業従事者を含めた就業希望者が生活向上のための手段が効果的でないことを知らしめる情報、指導を関係者が怠ってきたことが現在の失業者増大を招いた一因であることは間違いない。
 我がボケ頭のエキストラ人生は民族運動と中小企業活動をドッキングさせて親会社である日本株式会社の安定強化に些かなりとも寄与ことである。

     2009年5月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年4月6日月曜日

2009年4月履歴

「商工中金完全民営化計画四年先送り?財務基盤強化で1500億円増資」

  商工中金が1936年に設立後73年の長きに亘る政府系金融機関としての歴史と実績を捨て、民営化への舵を切ったのは正に小泉、竹中政権の金融自由化方針の産物である。
 果たして本気で真剣に中小企業を今後とも支え、支援し協力、発展させるための民営化計画だったのか?我がボケ頭は計画発表当初から疑問を呈し、反対してきたし主張もしてきた。
 もしも政府が万全を期した中金の民営化計画であれば、例え百年に一度と言われる経済、金融危機に遭遇しようと計画の大幅先伸ばしはしないはずである。
 何故なら同じ政府系の中小金融公庫や国民金融公庫等は大型統合を果たして計画道理に政策金融公庫として発足しているではないか。
 そもそも経済金融変動の影響によって中小企業経営が最大の困難に直面して今こそ中金に最大の支援と協力を期待している最中に、中小企業対策を無視して民営化業務に翻弄されて本業を明らかに疎かにしている行動はどんなに贔屓目に見ても誤った経営姿勢、方針である。
 
 今回の株式売却延期は正に、商工中金の民営化に待ったを掛けた天の声、国民の声、民営化に反対している社員の声の結果である。
 我がボケ頭は終始一貫して主張してきた最大のポイントは、中金が民営化すれば、当然株主に報いる為に先ず利益を徹底的に追求しなければならない経営方針に転じ、中小企業支援は言うべくして困難に直面すると云う点である。
 その観点からすれば今回の中金民営化計画の四年間先送りは、当初から無意味な民営化であったことを反省し見直す絶好の機会である。
 日本の金融界を見たときに、メガバンク、地銀、信用金庫等の民間金融機関がひしめき合っている業界の中に、長年にわたり政府の過保護のもとに生き延びてきた経営体質が急激に変化するのは困難だし、このまま民営化方針に向かってもせいぜいリソナ銀行と同じくお荷物再来になるのは目に見えている。
 例え民営化しても実質政府系で形態だけが株式会社というのは、長年に亘る取引先の意向を無視した自己本位の世間を欺く経営姿勢である。
 民営化計画を四年も先送りする行為が、取引先に如何なる迷惑と経営不信を与えるか中金の経営陣は考えたことがあるのか。
 73年間の長きに亘り中小企業と同じ目的に向かって協力しあってきた関係も喪失し結果的には政府の支援を仰ぐリソナ型に陥るのは目に見えている。

     2009年4月26日  元始求道会 毘沙門寺岡




「時事雑感・草茅危言」09-04-10
「小沢よ!今こそ西郷隆盛の生き様を見習い、“大義”の為、即刻民主党党首を辞せ!」
 
小沢が所謂“大義”をどのように自己解釈しているか知らないが、未だ党首の座に執着しているところを見ると所謂“大義”には程遠い心境なのだろう。
 そこで小沢に西郷の言葉を献呈する、曰く「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。 この始末に困る人ならでは艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。」
 正に今、小沢が置かれている状況と全く対極を指摘している言葉である。
 小沢にいま問われているのは、田中角栄の直系子分として四十八歳で自民党幹事長の座に就き、以後野党に転じた今日に至るまで大金を集めまくっている現状に対する説明責任不足である。
 野党に転じた小沢は二度ならず三度も新党を結成しているのだから、その為に子分を集めるのに大金をばら撒いたのも事実だろうし、新党の準備金とか運営資金を必要としたことも我がボケ頭でも多少は理解できるが、それでも世間は説明不足を強く糾弾するのは小沢の不徳の所以であろう。
 
 小泉元首相が自民党の或る会合で小沢問題について曰く「小沢は解散直後に自ら党首を辞任し後継者を指名して影響力保持を狙うであろう」と指摘した。
 我がボケ頭でも予想した範疇であるが、小沢が果たして官位を諦めきるだけの判断力が期待できるかである。
 麻生自民党にとって一番恐れるシナリオである。
 小沢が党首を辞任してもしも岡田を指名して民主党内が波乱無く治まったら、衆議員選挙での自民党優勢の見方は一挙に反転して民主党有利に向くだろう。
 我がボケ頭が度々主張しているように、我輩は自民党支持でも民主党支持でもないが、半世紀に亘る自民党政権には長年の政権づれした垢が溜まって民主主義の根幹が破壊されてきた。
 自民党議員の三割が所謂世襲議員であることは正に長期政権がおたらした垢そのものであり、他の民主主義先進国でこのような国は皆無である。
 阿呆でも無能力でもただ世襲というだけで議員バッジをつけられる国は国連加盟国の中でも日本だけである。
 三割の世襲議員の存在が世界的に見た場合如何に異常事態であるかを証明していることにそろそろ阿呆な国民も目覚める時であろう。

      2009年4月23日 元始求道会 毘沙門寺岡




「時事雑感・草茅危言」09-04-09
「甘えるな、日本航空! 甘やかすな、日本政策金融公庫!」

 日本航空は純然たる民間会社である。
 創業こそ半官半民の国策会社であるが現在は明らかに東京一部上場の純然たる民間会社である。
 それにも拘わらず大不況に直面して資金繰りに窮しそうだから、と安易に2000億円の借り入れを政策金融公庫に申し入れした。
 簡単に申し込む日航も怪しからんけど、安易に血税を融資する公庫も許せないし、日航ごとき放漫経営を助けるために整理統合したわけではあるまい。
 政策公庫は国民の血税で運営されている完全な政府系金融機関である。
 主要な目的は中小企業育成、支援であり、そのために唯一の政府系金融機関として再編成した公庫であり政策部門はいわば付けたりである。
 2000億円を中小企業支援に引き当てれば、一社当たり1000万円の融資で二万社の中小企業に貸付が可能になり、かなりの中小企業が破綻を免れるはずだし経営が存続できる。
 
一時期高騰したガソリン価格も通常価格まで下がって採算性もかなり回復しているはずだし、ライバル会社の全日空の方は資金繰り問題など生じておらず、日航の経営陣が如何に無能であり長年にわたり放漫経営を継続したかを証明しているし、日航は一度破綻させて再編成すべきである。
 米国では大手航空会社の法的措置は日常茶飯事で、常に過酷な競争に曝さして厳しい経営を強いられて勝ち残った会社だけが運航している。
 報道によるとパイロットの平均給料は約二千万円で全日空よりは少し低いらしいが、ベテランの中には三千万を越す者もいるそうで経営不振の会社にしては高給をばら撒いているのは間違いない。
 放漫経営で陥った経営不振の尻拭いを政策公庫がしてくれるのであれば、旧中小企業金融公庫からの借り入れはそれ相応にチャラにしてくれと言いたくもなるぜ。
 日航ごとき東京一部上場企業は株式市場からでも必要資金を調達できるように上場しているのであって、更にメガバンク等も付いているわけだからそれらの金融機関が協力すべきであって、困ったときだけ政府系金融機関に泣きつくなんぞ誠に不条理そのものである。
 このような不条理がまかり通るなら中小企業はやる気を失くすだけである。

    2009年4月22日   元始求道会 毘沙門寺岡 



「時事雑感・草茅危言」09-04-08
「日本政策金融公庫は業務急増に対し減員凍結で業務急増に対応」

 日本政策金融公庫(日本公庫)は、小泉政権の竹中によるパフォーマン政策の煽りを受けて、中小企業金融公庫と国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、国際協力銀行が統合して2008年10月に発足し、合理化という名の下に人員削減を目論んだが未曽有の金融危機の影響で脆くも頓挫したわけである。
 この統合計画が浮上した時、我がボケ頭さえその構成に疑問を感じたのは、政府が本気で中小企業対策のために政府系機関を再編成するのであれば、何故この統合計画に商工中金を参加させなかったのかと言う点である。
 もしも中金を統合に加えていれば百年に一度の経済金融危機に対して、更なる強力な政策が実行出来たと思うが、それはボケ頭の幻想なのだろうか?
 
 17日付け日経新聞朝刊記事によると日本公庫は次のような経済危機対応策を推進している。
 (制度と内容)
“セーフティネット貸付”
中小企業向けの融資
[08年度一次補正予算]
・ 三兆円の貸付枠を確保
[08年度二次補正予算]
・ 貸付枠を9兆円に拡大
・ 業況の悪化した企業に対し零点3%の金利引き下げ
・ 既存債務の借換による一本化を可能に
[09年度補正予算](予定)
・ 貸付枠を12兆円に拡大
・ 雇用維持・拡大に取り組む事業者にはさらに零点1%の金利引き下げ
“緊急保証制度をバックアップ”
保証協会の保証を保険で引き受け
その他危機対応円滑化業務等非常に多岐に亘る政策を実践、計画している。
これらの計画を漏れなく遂行する為であれば人員削減など凍結して当然で  あり、職員をフルに活用して中小企業救済にさらなる支援を期待したい。
しからば商工中金はこの難局に如何なる貢献をしたのか強く問いたい!
民営化業務に現を抜かして中小企業を見殺しにしているのではないか!

  2009年4月19日  元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-07
「商工中金は株式会社化による民営化を即時中断して、日本政策金融公庫に統合すべきである。」

 政府系金融機関を整理統合して日本政策金融公庫を発足させたことは、結果的に現在の世界的金融経済危機に対して政府の意向を迅速に反映させ行動する上で大きな成果を上げている。
 民間金融機関が政府や日銀の強い融資要請にも拘わらず、不良債権の発生を恐れて積極的な貸付を避けている状況下で、日本政策金融公庫が積極的に非常に多岐に亘り融資を拡大したことは大いに評価すべきであろう。
 片や同じ政府系金融機関でありながら民営化の方向を目指した商工中金は、百年に一度の金融危機の中で果たしてどれ程中小企業に貢献したか知りたい。
 昨年3月31日現在の貸し出し残高が9兆1150億円あるが、我がボケ頭が想像するのはこの大事な時期に株式会社への転換が重なった為に、商工中金本来の中小企業支援活動が置き去りにされたのではないかと危惧している。
 
 新体制の株式会社商工中金に転換する目的や意義や活動内容において、我々長年の取引先を納得させるような説明が全く不足している。
 何故民営化しなければ商工中金は本来の主業務である中小企業支援協力ができないのか、と言う強い疑問と共に、然らば民営化したら今まで以上にきめ細かな、信頼される中小企業対策が推進出来るとでも云うのか?不信だらけだ。
 ボケ頭の我輩に云わせれば、商工中金の民営化は小泉政権の小泉、竹中路線に迎合して如何に生き残りを図るか、しか中金当事者は眼中に無かったのだ。
 今からでも遅くは無い、4240人の職員は、阿呆で己の出世、保身しか眼中に無い経営陣の方針に断固反対して、日本政策金融公庫との合併統合を目指して断固戦うことを一取引先、中小企業経営者として心から期待したい。

 それでも民営化を進めるとすれば、メガバンク他多くの既存の民間金融機関との競争に敗北して、結果的には商工中金を頼りに今日まで営々と生き延びて来た中小企業を裏切ることになるのは我がボケ頭でも想像できる結末である。
 大多数の職員は政府系金融機関に魅力と遣り甲斐を求めて中金に職を求めたはずだし、一人一人が己の不本意な結末に妥協することなく、己の生き甲斐と国益の為に戦うことを心から期待するとともに、我輩も微力ながら中小企業を代表して民営化反対を支持したいと強く考えている。

     2009年4月15日 原始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-06
「ソマリア沖での米国コンテナ船、船長の米海軍による鮮やかな救出劇」

 日本国関連の船で今回の米国船と同じ事件が勃発したら、果たして我が“帝国海上自衛艦隊”は如何なる作戦を展開したか派遣艦長に聞いてみたい。
 今回の事件は英雄の出現を期待するヤンキー気質にぴったりの事件である。
 海賊に襲われたコンテナ船の乗組員は不意を突かれて大半が海賊に拘束されたのだが、船長は船の運航と乗組員の安全を最優先する為に、自らの身柄と引き換えに船員と船の交換を申し入れ、多くの乗組員の安全を確保した。
 昔の日本国民が大好きだった浪花節的救出劇である。
 船長は結果的に米軍特殊部隊の周到な作戦で無事救出されたわけだが、一つ間違えば船長も射殺された海賊と同じ結果に終わったかも知れない。
 もしも同じような事件が日本国関連の船舶で発生したら、我が帝国海上自衛艦は如何なる戦略を展開しただろうか?
 先ずその前に日本船の船長が乗組員の生命の安全を第一義に考えて、海賊に拘束された船員と己の身柄を交換する腹構えを持っているかである。
 旧日本帝国海軍の艦長みたいな海軍魂を持っている商業船舶の船長など居ないはずだから、乗組員全員が拘束される道を選ぶだろう。
 そのような観点からすれば、このアメリカコンテナ船の船長は、日本帝国海軍の艦長魂を常日ごろから肝に銘じて居たのかも知れない。
 それにしても、この海賊事件に対する救出劇に於けるオバマ大統領の迅速な指示、命令と即座に対応した米海軍、FBI等の完璧な作戦遂行には流石に世界一の実力を見せ付けた印象を受けた。
 一人の米国人の人命救助作戦に駆逐艦、強襲揚陸艦など艦艇三隻を出動させ、さらにFBIの人質解放専門官まで派遣したというから、縦割り組織に拘る我が国では考えられない対応である。
 最終的には駆逐艦に乗り込んでいた米海軍特殊部隊「シール」の狙撃手が、命令の数秒後に人質に小銃を突きつけていた三人の海賊を射殺した。
 一つ間違えば人質の船長を誤射殺したかも分からないぎりぎりの選択であったわけだが、わずかな可能性にチャレンジして成功させたことがどれほどアメリカ国民を歓喜させ、オバマに対する信頼を深めたか計り知れない。
 米国市民が理不尽な生命の危険に曝された場合はアメリカ政府は如何なる手段を講じてもその救出に全力で立ち向かうという今回の救出劇こそ、多民族国家アメリカの統合と民主主義の原点である。

    2009年4月14日  原始求道会  毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-05
「このところ時事雑感に集中出来なかった?理由」

  国家の一大事でも、企業経営問題でも、一族郎党の誰かの不幸でもない。
  理由は愛犬リナの老衰による失明、両手両足麻痺、痴呆等による悲劇がボケ頭の我輩に与えた衝撃が原因である。
  たかが“柴犬一匹”というなかれ、彼女との同居は15年に亘り、我輩にとっては最も信頼に足る同志的存在である。
  とに角絶対的同志である我輩に徹底的に忠実であり、完全な味方である。
  久し振りに再会すると飛び上がって我輩を迎えたことが嘘のように衰弱してしまい、嗅覚も弱体化しストレスが高じて我輩の見分けもつかなくなって噛み付くこともあるのだから本当に不憫である。
裏切りでは無く痴呆症の所為であることは百も承知していながら、何とも云いがたい切ない感情に襲われる。
  十年に亘り両親の介護をしてきたが、大部分の世話は介護士さんや、お手伝いさん、看護婦さん達にお世話いただいたので精神的には大変だったけど肉体的疲労感は少なかったように記憶している。
  ところがリナに関しては我輩達が直接世話をしているので大変である。
  衰えたとは云え、未だ食欲は結構旺盛だし、体重も9キロ強あるので特性の胴巻きをして吊り上げるのは結構大変な作業である。
  起こされる度に家の中を吊り上げて徘徊させたり、外に用足しに連れ出したり正に“寝ぼけ面に小便”である。
彼女は痴呆が進んで来た所為か昼間は殆ど寝てばかりで、深夜に一時間おきに吠えまくり無視するわけにはいかず我が方は完全に睡眠不足に陥った。
満十五年で人間に換算すれば九十歳前後の正に超後期高齢者である。
我輩は今まで十匹程度の犬を飼ってきたが、リナのような長生きは初めてであり、愛犬を介護するのも初体験である。
我輩の記憶ではリナの次に長生きしたのは十年前後で、彼らは全て最後にはあっけなく去って行ったので介護の苦労はせずに済んだ。
我輩は学生、サラリーマン時代の数年間を除いて、人生の大半を多くの愛犬と過ごしてきたが、リナは唯一純血種である。
純血種だからどうのこうのと云うのではなく、いろんな場面で我輩を元気づけてくれたのは事実だし、ボケても構わぬから一日でも長く生きて欲しいと言うのが昨今の我輩の心境である。 

   2009年4月13日 原始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-04
「愈々始まった二階大臣周辺への捜査開始」

 今日、数社の夕刊が二階の筆頭秘書である実弟の事情聴取に東京地検が着手したとの記事を書いている。
 明日の朝刊(8日)には少し踏み込んだ報道が為されることを期待するが、二階周辺への捜査が予測されて直ぐにでも開始されるかのようにマスコミは煽っておきながら一週間以上が経過したのは何を意味するのか、我がボケ頭にも大いに関心の深まる所である。
 予想より遅れた原因は二つあるとボケ頭は予測する。
 一つには小沢の秘書逮捕に対する国民の感想が非常に検察に批判的な意見が多いため、少し東京地検特捜部が慎重に国民の動向をウオッチしている。
 二つには二階は麻生政権の現職大臣であるため、もしも実弟が違法行為で逮捕でもされたら麻生政権に対する責任は非常に重く、小沢秘書逮捕で少し上昇した麻生政権支持率が再び下落して再逆転するだろうから慎重に対応している。
 二階は現職大臣であるばかりではなく、ここ十年近く常に自民党の要職又は大臣の座にあるため、贈収賄で摘発される可能性が非常に高く現時点では小沢よりはるかに二階の罪の方が悪質である。
いずれにしても今後の政局は東京地検特捜部の捜査範囲と捜査内容に握られるという、皮肉な展開になっている。
二階周辺の捜査が進展するのと同時に小沢の秘書の保釈が申請されるだろうし、もしも二階の実弟が逮捕される事態が起きれば麻生政権の支持率は再逆転するので衆議員選挙は確実に先延ばしされ九月満期まで麻生は居座るであろう。
今後の政局は完全に東京地検に握られた構図になるだろう。
ところが今朝(9日)の朝刊を見てガックリである。
我輩定番の朝日、日経、産経に二階大臣周辺関連記事が皆無なのである。
昨日の一部夕刊が二階周辺への事情聴取を始めたことを報道しながら、その後の展開を全く報道していないのである。
改めて東京地検の姿勢を疑わざるを得ないと感じる国民は多いのではないか。
二階問題で曖昧な捜査姿勢を継続すると、東京地検は政府から圧力を受けたのではないかと痛くもない腹を探られると同時に、国民の更なる検察不信を増大させるだけだと我がボケ頭は強く感じるが如何なものか?
小沢の秘書逮捕の時、東京地検は前代未聞のリーク作戦を展開し司法クラブの阿呆記者を総動員して逮捕の正当性を喧伝させたのに今回は沈黙、、何故?

   2009年4月8日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-03
「早くも馬脚を表した“帝国自衛隊”の誤探知情報騒動!」

 金親分が昨日午前11時に「今からロケット発射体制に入った」との発表を行ったので我が自衛隊は一気に緊張して迎撃体制に入った。
 そのような緊迫状況の最中に自衛隊傍受隊が日本海上で或る“飛翔体”を発見したとの情報を官邸に報告し、アッと言う間にNHK他マスコミ、地方自治体、警察消防等を通じて全国民に連絡され周知徹底された。
 この時点までは政府の危機管理がスムーズに機能したと思いきや、何と五分後に先の情報は誤報との耳目を疑いたくなるような事実が発表された。
 何と我が帝国自衛隊の最新情報収集隊が“誤探知”したとのこと。
 これって、我々国民、政府、自衛隊その他危機対応に動因された全国の警察、消防、地方自治体等の多くの職員にとって簡単に「先ほどの第一報は誤探知でした、申し訳ない」の一言では済まされないのは当然である。
 結論から言えば麻生の危機管理欠如が全てであり、全責任は麻生にあるのは当然である。
 国家の危機を直視せず政権維持と次期衆議員選挙で保革逆転阻止に全精力を注ぎ込んでいるから、肝心の国家危機管理が機能しないのである。
 金親分の外交的フエイントに上手く乗せられ、我が帝国自衛隊は大恥を欠き国民の信頼を失い、挙句の果てに単なる“平和ボケ自衛隊”に戻ってしまったお粗末の一席である。
 その後の金親分は日本政府のドタバタ騒動を酒の肴にして一杯遣って、肝心のロケット発射についてはダンマリを決め込んで溜飲を下げているだろう。
 正に“大山鳴動して鼠一匹”の類であり、この調子では第二、第三の誤探知が発表される可能性があるので、第一線の自衛隊員が萎縮して肝心の発射を見逃す第二の醜態が発生しないとは云えない。
我がボケ頭は、金親分がロケット打ち上げ発表直後から日本国民に状況の推移は当然発表する義務、責任があるので実務的に説明すれば充分で、金親分の行動は徹底的に無視するように強く主張している。
 金ロケットが打ち上げ失敗して本体や部品が日本領海や国土に落下して来たら、それからじっくり反撃すれば良いし、場合によっては“肉を切らせて骨を断つ”式で大反撃に転じても遅くはない。
 日本にとっての最大の武器は早く総選挙を遣って、国民の信頼を得た日本国親分を決定することである。

     2009年4月5日 元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-04-02
「エープリル・フールすら眼中に無い日本国民の余裕の無さ。
ロンドンでの日中首脳会談でのコキントウと麻生の握手が意味するもの」

 4月1日付きこの欄で金正日親分急死?とのタイトルを本気で信じた奴がいたらしい。
 そのような能天気な奴がいるかも知れないのでタイトルの後に(AF)と書こうと思ったが今度はAFとは何じゃ?とイチャモンをつける輩もいるだろから説明は止めたが、本当に昨今の日本人にはユーモアを嗜む感覚など消えうせたみたいだ。
 金親分が4月早々にロケットを打ち上げる情報ばかりが先行して、わが帝国自衛隊は迎撃ミサイルの移動、配置にふりまわされているが、敵の攻撃の度に先方の情報によって配置換えするなんぞ、戦闘配備ではなくゲームである。
 我輩はボケ頭なりに主張しているのは、金親分が何を画策しようと勝手に発射してみろ、日本の国土に向かって撃てるものなら撃って見ろとの姿勢で対応してみればよいのだ。
 攻撃されたら反撃すればよいのだ!
 “肉を切らせて骨を断て”ばよいのだ。
 その心構えを普段から国民に教育していない付けが現状のお粗末な対応につながり、阿呆な国民に不安を煽る結果になっている。
 日本政府もマスコミも騒ぎ過ぎで、国民や自衛隊を右往左往させることこそが金親分の思惑であり、今頃日本の狼狽振りをみて親分はほくそ笑んでいるぜ。
話しは違うがロンドンでの首脳会議のついでに開かれた麻生、コキントウ 日中首脳会談でのテーブル越しの両者の握手写真を見て瞬間愕然とした。
 会談には両国代表団も同席したのでかなりの人数に上がり、テーブルも相当大きなものが準備され、幅広いテーブルを挟んで両首脳が握手を交わす写真が放映された。
 多分この席では握手は予定されていなかったはずなのに麻生が会談の雰囲気に舞い上がって自ら手を差し伸べたのだろうが、相手のコキントウ親分は己の席でたったまま普段の姿勢で手を出して応じたが麻生との距離がありすぎて手が届かないのに知らん顔。
しからば麻生が腰を曲げて短い手を精一杯のばして照れ笑いしながらコオキントウ親分とやっと握手をした光景を見て現在の日中関係はすべて7対3で中国が主導権を握っている状況を垣間見た感じである。

   2009年4月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

   

「時事雑感・草茅危言」09-04-01
「北朝鮮のドン金正日親分 急死!? ロケット打ち上げ中止?」

 金親分については、最近数ヶ月に亘り病状について重病説が一人歩きしているが、例によって正確な情報はない。
 そのような状況下で発表されたのが衛星ロケット(日本はミサイルロケットと主張 )の打ち上げで、日本政府と自衛隊は金親分の気まぐれ行動に対して右往左往の狼狽振りである。
 現段階で一番スマートに対応しているのは海上自衛隊であり、最新式の迎撃ミサイルを装備している世界一優秀なイージス艦を淡々と配備している。
 しかし単に配備するだけならガキでも出来るし、重要なのは実際に北朝鮮のミサイルを迎撃して撃破出来るか否かである。
 専門家に依るとこの命中率は非常に難しいそうで、世界的トップクラスと雖もどっちかと言うと“当たるも八卦”的確立だそうである。
 お粗末なのは陸上自衛隊、と航空自衛隊の鈍間な行動である。
 先ず我がボケ頭でさえ不思議なのは、北朝鮮が打ち上げを発表してから国内の基地から他の基地や防衛省関係先に地対空誘導弾(パトリアット)を移送配備しているが、本来ならば敵が目標など明らかにするはずはなくどこから狙われても対処できるのが本来の防衛体制ではないのか。
 その意味では今回の我が国の迎撃体制は、平和ぼけした阿呆な日本国民の危機意識を刺激する為の八百長訓練といえるかもしれない。

 不思議なのは空自のパトリアットを海上輸送するのに民間のフェリーをチャーターして移送したと報道していたが、わざわざ民間船を利用しなくても、海上自衛隊にこの程度の機材を運搬するくらいの輸送船を保有しているはずだし、何故、陸海空が協力して対処出来ないのか理解出来ない。
 戦前の日本軍隊の縦割り組織の徹底による仲の悪さと言うか、特に陸軍と海軍の独立性の強さは今更語るに及ばないが、今の自衛隊も過去の悪しき伝統だけを受け継いで性懲りもなく血税の浪費にだけ熱心では国民はやりきれない。 
 日本政府高官が怪しからぬけども事実?に近いことを言ったと報道されていたが、曰く「日本自衛隊の現在の装備では金親分が発射したミサイルを打ち落とすことは100%難しいだろう、」更に金親分のミサイルを不見識?にもゴルフボールになぞえて「観客の方に飛び込んで来たらせめて“フォー(ヤバイぞ!)と云ってやれば」と言ったとか、漫画だよ。

    2009年4月1日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年3月9日月曜日

2009年3月履歴

「時事雑感・草茅危言」09-03-11
「それでも書きたい小沢問題。 小沢党首第一秘書予測どおり起訴の波紋」
  
 大久保第一秘書の逮捕理由が、選挙資金規正法の誤記載という我々門外漢
には理解し難い容疑らしいが、理由はどうであれ検察が逮捕した時点で大久保秘書起訴は規定の事実であった。
 警察が逮捕して検察に送検した事案であれば、不起訴や起訴猶予等の法的処理もごく稀にあるが、検察が直接担当して逮捕した場合は100%起訴されることは法曹界では常識である。
 そのような前提で昨日(24日)大久保秘書が起訴されたのだから、起訴そのものは大したビッグニュースでは無く、起訴を踏まえて小沢党首が如何なる出処進退を選択するかということが、マスコミを騒がせたわけである。
 小沢代表の辞任問題については3月2日付けのこの欄で「起訴の如何に拘わらず小沢は民主党が選挙で勝利する大儀のために私欲を捨てて腹を切るべきである。」と述べているので我輩の考えははっきりしている。

 東京地検の谷川次席検事と佐久間特捜部長が、大久保起訴に関して一時間半に亘り長時間記者会見を行っているのも異例中の異例である。
 WBCの優勝戦に合わせて会見をぶっつけたとは思いたくないが、テレビも新聞も全てのマスコミが日本代表の優勝で占められ、検事の記者会見は殆んど報道されなかったのもおかしな話である。
 せめて翌日の新聞で記者会見の内容を理解しようと試みたが、各紙は申し合わせたかのようにわずかなスペースしか割いておらず、両検事の写真すら掲載していなかったのは、どのように考えても我がぼけ頭には解せない。
 我々国民が大久保逮捕に関して最も知りたいのは「衆議員選挙を目前に控えたこの時期に、選挙戦に大きく影響することが歴然としているにも拘わらず何故、逮捕に踏み切ったのか?という強い疑問である。」
 特捜部長は「その疑問には裁判を通じて明らかにする云々、」と全く国民を馬鹿にした説明で誤魔化したのである。
 何一つ多くの国民が抱く疑問に答えていないのは明白である。
 東大法学部出身の超秀才検事の谷川、佐久間両不動明様、時々は下界、娑婆の世界に出現されて我々阿呆な国民や下衆どもの生き様も覗いていただき、その上でお縄をお使い頂きますように心からお願いもうしあげます。
                              合掌

     2009年3月26日  元始求道会  毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-10
「ますます横柄になる中国軍首脳部の傲慢発言」

 先に麻生が中国訪問を打診したら中国政府に拒否されたにも拘わらず、防衛省の阿呆どもは浜田防衛相以下幹部を派遣して中国軍幹部と会談した。
 中国が麻生の訪中を拒否したのは、尖閣諸島が日本領土であることを日本政府が主張して、海上保安庁の巡視船を派遣したことに対する拒絶反応である。
 そのような背景のもとに日中の軍事首脳が会談を持ったわけだが、その公式の席で中国軍トップは、尖閣列島は歴史的にも中国領土であることを強く主張し、更に世界の大国で航空母艦を保有していないのは中国だけであり、中国軍はなるべく早い機会に航空母艦の保有をすることを表明した。
 中国が手前の金で航空母艦を建造しようというなら勝ってに作ればよいわけで、我々の感知するところではないが、そのことをわざわざ日本の自衛隊幹部の前で主張したことが問題であり、正に日本自衛隊は恫喝されたに等しい。
 その公式表明に対して日本防衛省の対応は「はい、そうですか」で終わりであり、中国が何故、どのような目的で航空母艦を保持しなければならないのかとの質問すらしていない。
 中国の航空母艦保有は日本との領有争いに強力な圧力を加える手段でもある。

 中国の為政者が考えていることは、半世紀以上に亘り平和ボケした我が国の為政者、政治屋、官僚、財界親中国派の連中には推測できまいし、奴らに洗脳されてきた一部の日本人には中国の首脳陣の政策を疑う思考がない。
 四川省地震で大被害を受け、多くの学校が崩壊して再建が急務の学校が一万校に及ぶと中国自身が報告しているのに、校舎の再建よりも軍事力の強化を優先させるのが中国の為政者の政策である。
 このように何が何でも軍事力強化を優先する中国政府と話し合いによる解決に期待する奴らは、“御めでたい”売国奴と言わずして他に言いようがない。
 ところが己が支配する企業利益を追求する為に中国を信頼できる最高の友人として発言、行動しているのが財界では伊藤忠の丹羽会長であり政界では河野衆議員議長等である。
 政界にも財界にも親中国派の輩は数多くいるが、奴らに一つだけ質問したい。
「尖閣諸島は我が日本国固有の領土であると認識しているか否か?」
領土問題は独立国として最重要課題であるし、この問題を有耶無耶にして、正常な国交はあり得ないというのが我がボケ頭の主張である。

     2009年3月22日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-09
「WBC(ワールドベースボールクラシック)に於ける原監督の解せない指揮と発言」

 結論から言うと、今日現在結果的に決勝リーグまで勝ち残ったが、イチローの起用仕方に我がボケ頭にすら解せない采配が目についた。
 WBCで日本が勝とうが負けようが世界的大不況には全く関係ないので、どうでもいいと言ってしまえばそれまでだが、不況で日本国民も元気を失くしているのでその意味から云えばやはり勝って欲しいのは国民の気持ちである。
 その観点からこの際原監督の発言なり采配に多少イチャモンをつけて、不景気で溜まっているストレス解消に多少利用しようというわけだ。
 先ず発言の一つ曰く「イチローは珍しくかなり不調だけど、絶対的な世界的プレイヤーだし、イチローと心中しても起用する云々、、。」
 この発言はジャイアンツの監督であれば許されるだろうが、日本代表で国を代表して戦う場合は代表の私物化的発言で許しがたい発言である。
 短期決戦で勝利を目指す場合は現時点で一番調子の良い選手で戦うのが日本国代表の責任ではないのか。
 
皮肉なことに絶不調のイチローの前にランナーが出るケースが多々あり、ことごとく凡打で討ち取られているのである。
 一点を争う試合でノーダウン、ランナー一、二塁でイチローに打席が回ってきた時に、原はイチローに自由に打たせたために凡打で終わりランナーすら進めることが出来ず、結局無得点に終わったケースがかなりあった。
 イチローがバントで確実に走者を送っていれば局面がかなり有利に展開していたケースが非常に目についた。
 確実に得点出来るときに取る手法はイロハのイであるはずだ。
 得点を重ねれば投手も伸び伸びと打者と勝負出来るし、野手もリラックスして打撃に集中できるしティーム全体の相乗効果は計り知れない。
 決勝トーナメントで今までのような優柔不断なイチローに対する指示では日本は絶対にアメリカに勝てないと思う。
 イチローもまた自ら送りバントを原に進言するくらいの勇気と配慮をしたらどうだ、と感じているファンは多いはずである。
 原の采配は長丁場を戦うリーグ戦の作戦である。
 混成ティームで短期決戦ではそれなりの采配が絶対に必要である。

    2009年3月20日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-08
「本日(18日)日経新聞の見出し“ロシア失業急増、インフレ同時進行、
石油、ガス依存に限界、失業受け皿無く地方深刻さ増す“ 」

 上記の見出しだけ読むと、まるでロシアは経済破綻したと云える表現であり、現実にプーチン、メドベージェフ体制は厳しい状態に置かれていることは間違いない。
 先の麻生に対するサハリン招請といい、五月のプーチン来日と言いロシアは日本の経済協力を念頭においている行動であることは充分予測できる。
 ロシアは先にグルジアに侵攻して絶対的勝利を喧伝しているが、専門家の見解では一兆円も消費したにも拘わらず、結果的にはロシア軍の武器、装備の老朽化を世界に晒したに過ぎないと厳しい見方をされている。
 その結果、軍備の近代化が喫緊の課題となり、ロシア連邦の収入の四割を石油、ガスの税収に依存している現状からすれば国民生活に廻すべき資金がますます軍事費に使われ国民の不満は急激に強まっている。
 一般的には失業率が10%を越すと社会的混乱が発生すると云われるが、ウラジオストック初め全国でプーチン退陣のデモが頻発しているらしい。
いずれ暴動に発展することをロシア政府は憂慮して報道管制がかなり強化されていると云われている。

金融危機はガス、石油に依存したロシア経済基盤の脆弱さを露呈したわけで、
今こそ我々日本民族は積年の借りを返す絶好のチャンスである。
北方領土返還やサハリンガス田問題で傲慢、横柄な仕打ちを受け、ロシアの奴らに振り回され続けた屈辱を何としても晴らさなければ独立国と云いがたい。
例えばサハリンガス価格を叩きまくって、ロシアが断ってきたら契約を白紙に戻す位の勝負をしたらどうだ。
契約時は経済危機発生の前で、ロシアは中国と日本を天秤に掛けて一方的に超有利な契約内容で押し切っているはずなので、日本は政経一致して政府と電力、ガス会社が一丸となって戦わねばならない。
現在の経済状況では中国もエネルギー状況は激変しているし、日本向けを肩代わりする余裕など無いはずである。
この際トヨタも直径若旦那が社長に就任したし、先に奥田がプーチンにゴマすってサンペトブルグに作った工場を閉鎖する位の愛国心を示したらどうだ!
ロシアに反撃するには今を置いては絶対にないことを全国民は自覚せよ!

     2009年3月18日  元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-07
「更に書く、何故、衆議員選挙目前のこの時期に小沢秘書逮捕の不可思議?」

 時事雑感の三月シリーズ六回のうち四回、小沢秘書逮捕問題を取り上げた。
 それほど我輩が小沢秘書逮捕の時期に納得していないからである。
 過去四回の今月時事雑感で明確に主張しているように、断じて我輩は小沢シンパではなく小沢の政治手法にも懐疑的だが、どのような角度から分析しても、熟慮しても、今回の検察の逮捕劇の時期に疑問を持たざるを得ないからである。
 その我輩の思いを次のようなタイトルで記している。
 1)「民主党小沢一郎を襲った大久保第一公設秘書逮捕問題。  3月5日
 2)「どう見ても不公平に見える小沢バッシング」       3月7日
 3)二階産経大臣の違法献金問題で小沢問題は喧嘩両成敗。   3月9日 
 4)参院民主党、検事総長の事情聴取検討。          3月11

 上記のような我輩の意見ではあるが、長年にわたり日本の政治を見てきた我輩には理屈抜きに自民党は一度選挙に大敗して、与野党が逆転しなければならないとの主張なので次期選挙は必ず民主党が大勝すると分析していた。
 そのような我輩の期待に水をぶっ掛けたのが今回の東京地検の理不尽な横暴極まる小沢秘書逮捕劇である。
 現東京地検特捜部長 佐久間達哉は歴代特捜部長には比較的めずらしい東大法学部出身、51歳のキャリアー検事ではあるが今回の小沢秘書逮捕についての選挙への影響をどの程度念頭に置いていたか是非本人の口から聞きたい。
 特捜部長には珍しくと書いたのは、1995年以後十人の特捜部長が在任しているがその内東大出身は三人で、中央大が五人、明治大が二人で私学出身者が圧倒的に多いポジションである。
 
過去三十三代の特捜部長で検事総長まで上り詰めたのは二人で、東大出身者は一人である。
もしも佐久間部長が出征思考の検事で、将来頂点の検事総長を狙う野心家だとすれば、今回の世間を“アッと”驚かす点数稼ぎの捜査手法も不思議ではないのかも知れないが、歴史的政治転換を阻止する影響を与えたとすれば佐久間は国益を害した国賊といわれても仕方があるまい。
その意味でも強い疑問を持っている国民に対して、政治的に超微妙なこの時期に捜査に着手した理由を明快に説明すべきである。

    2009年3月15日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-06
「ここ数日の日経、産経新聞の見出しを拾うと、日本経済破綻の縮図である」

 (日経)中小企業 資金繰り正念場
     金融庁 年度末へ銀行融資促す
     貸し渋り 集中検査
     
     中小企業苦境
     中小向け融資残高 17ケ月連続減
     資金繰り指数最悪に

  (産経)上場企業の倒産戦後最悪
        今年度2月までに42件
      東証 バブル後最安値
        終値 7086円 26年ぶり水準 等々

 上記の見出しだけ読んでいたら完全に破綻国家を想像するが、これがまぎれも無く我が日本国の現状なのである。
 多分、朝日や毎日等までピックアップしたらもっと厳しい見出しの羅列であろうし、日本国はすでに沈没状態であろう。
 それにも拘わらず政治屋も官僚もまるで緊張感がない。
 やはりこの国は本当に沈没しなければ為政者は目が覚めないようだ。
 
 最近、五木 寛の著書を改めてよみ漁っているけど、曰く、人間突き詰めれば「生と死」しかないので経営に失敗しようが、大病を患おうが、借金を負うと、如何なる不運に見舞われようと与えられた命を全うすればよい、すなわち天命に従えば良いと書いている。
 古希まで娑婆の空気を吸って生きてきたので、多少は理解出来る気がする。
 それにしてもこの国には命がけで日本株式会社を経営する奴がどうして現れないのだろうか、我がボケ頭には分からない。
 小泉の政策には賛同出来なかったけど、嘘でも奴は言った「自分は郵政民営化に反対されて殺されても、命を落としても悔いはない。」と。
 為政者には政策に命を賭けている姿勢、真剣さを訴える迫力がなければ、国民は追随しないことを麻生に求めても無理な話であろう。

   2009年3月12日   元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-05
「参議院民主党、検事総長の事情聴取検討? 日本最大の武装集団27万人の警察官を指揮した前警察庁長官で現官房副長官が痴呆症の疑い?」

 近頃、色々な場面で国家権力、特に警察、検察の権力過剰行使を感じていた矢先に今回の小沢党首秘書に対する突然の逮捕劇である。
 我がボケ頭は法律的には無知なので秘書逮捕の趣旨は充分承知していないが、ただボケ頭でも素朴に不思議に思うのは、政権転換が期待されている衆議院選挙を目前にして何故、この政治的に微妙な時期に検察は逮捕を強行したかという強い疑問である。
 紆余曲折はあってもあと五ヶ月以内には必ず衆議員選挙が実施されることも、野党党首の公設第一秘書逮捕の影響も検事総長殿は百も承知の上の決断であるだけに、検察は国民に逮捕について説明する責任と義務があると我がボケ頭は強く感じている。
 そのような矢先に参議院民主党が検事総長に事情聴取を検討しているとの報道に接したが、検討ではなく実行しなければならない。
 民主主義先進国の米国ではこのようなケースの場合は、上下両院調査委員会が速やかに開かれ、証人喚問が実施されるはずである。
 もしも検察が国民に対する説明責任を果たさず捜査、訴追のみに走れば国民の信頼と支持を根底から失うだろう。
この事件の一方で、日本最大の武装集団(くれぐれも暴力集団ではありませんぞ!)で、27万人の警察官の親分である警察庁長官から内閣の要である官房副長官に転進した漆間氏(何となく呼び捨ては控える)が、内閣新聞記者とのオフレコ会見でしゃべったこと(親分は記憶に無いと主張しているが、日本一頭の切れるキャリアーには考えられないけど?)を否定してマスコミと対立している様は滑稽としか云い様がない。
 すでに公表されているように、漆間親分は「今回の西松建設関連の寄付金問題では献金を受けている二階等の自民党議員には罪は及ばない」と断言しているにも拘わらず、そのようなことは一切記憶に無いと、同席した三人の子分の証言を盾にしらばくれているのだ。
 そこで産経新聞“産経抄”に記されていた“西郷隆盛の言葉”を親分に進呈。
「命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。 この始末に困る人ならでは艱難(かんなん)をともにして、国家の大業は成し得られぬなり。」 西郷没して百三十年、今もこの言葉は輝いている。  合掌

    2009年3月11日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-04
「二階産業経済大臣の違法献金問題で小沢問題は喧嘩両成敗?」

 今回の西松建設関連事件で初めて小沢報道がされた時に、何故同時並行的に二階等の自民党受領者に対する検察の対応が報道されないのか?と云うことに強い疑問を感じていた。
 この疑問を解く鍵は二階の経歴が全てを物語っている。
 二階は小沢が自民党を離党した時に小沢と行動を共にした元小沢の子分であり、その後小沢と喧嘩別れして自民党に戻り小泉政権が大勝した衆議院選挙で自民党総務局長として選挙を取り仕切りその論功行賞で大臣に引き立てられた。
 二階は小沢の集金方法を長年に渡り身近に見て来て学び、自民党復帰後急速に実力をつけてきたわけである。
 小泉政権下で二階グループを発足させ、その後わずかな期間に子分を倍増させ現在15名以上を抱えて二階派として認知させた。
 出戻りでは唯一の派閥の領袖であり、派閥運営資金確保の為には手段を選ばず釈迦利器に金集めに奔走してきたわけで、自民党内には二階の急速な出征に当然面白くない奴も多く、今回の問題発生を喜んでいる奴も多いはずである。
 
 小沢のトラブルを喜んでいる自民党幹部どもに冷や水をぶっ掛けたのが二階問題である。
 同じ違法行為に対し野党の党首の立場と、政権の現職大臣とどちらにインパクトが強いかというのは難しいが我がボケ頭からいえば大差ないと思う。
 小沢が東北地区の土木事業に大きな影響力があるとしても、ここ15年以上は野党に甘んじているので一国会議員の権力を証明するのは検察にとっても非常に困難であろう。
 故に小沢を贈収賄罪で立件するのは至難の業だと思うが、何しろ日本の検察は超ウルトラCを使ってでも小沢を攻めるであろうことは想像出来る。
 一方の二階は現政権下では主力大臣であり、ここ数年は常に要職を歴任しているだけに、検察が権力の乱用を証明するのは案外容易なのかもしれない。
 現政権の主要大臣に関連して捜査が入るのは時間の問題と報道されているので、二階も首を洗って覚悟しておくしかあるまい。
 西松関連事件の発生で百年に一度の経済、金融危機報道もすっ飛んでしまい、お陰で更なる苦労と困難を国民と中小企業に負わせていることを我々は本気で怒らなければならない。

     2009年3月9日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-03
「どう見ても不公平に見える小沢バッシング」

 今回の西松建設絡みの事件に関する進展状況を見ていると、我がボケ頭がどのように公平に見ても疑問だらけである。
 自民党幹部もマスコミも小沢に対する献金に絞って批判しているが、西松建設系政治団体から献金を受けた自民党国会議員は14人に上り、その合計金額は6630万円で小沢の献金額をはるかに超えているという事実である。
 先にも書いたように我輩は決して小沢シンパではないし、事件の真実はいずれ裁判ではっきりすることだから司直に任せるとして、如何なる事情や小沢に言い分があるにせよ、世間を騒がせたことは事実だからその点で国民や支持者にお詫びして一旦党首の座を降りるべきであると主張しているくらいである。
 その上で自民党も謙虚に献金受領者の圧倒的多さと合計金額の大きさを真摯に反省し、小沢と同様に国民に迷惑を掛けたことをお詫びすべきであるし、マスコミもこの点を自民党に対して強く指摘しなければならない。
 衆議員は小選挙区の支部長を兼ねているので、献金を受けた自民党員14人は自民党の代理人として一旦受領しているのである。
 その後に支部から己の政策機関に金を移しているのである。
 
麻薬の代金や脱税資金等の違法な金を洗浄することを時々報道で見かけるが、自民党の受領者14人は胡散臭い献金と認識していたからこそ一見合法的に洗浄する為に支部で計上しただけのことである。
 小沢の秘書の処理方法よりも自民党員の遣り方は悪質な受け入れ方法である。
 小沢の会計責任者の取った行為の方が堂々としているのである。
 自民党の受領者は小沢の秘書がパクられたら慌てて返金しているが、全く言い訳する必要がなければ返金する必要はないはずである。
 慌てて返金すること事態が己の弱みを天下に晒したことになる。
 小沢が記者会見で検察の捜査手法、特に衆議員選挙を目前に控えたこの時期に行われた検察の捜査に対して怒りをぶっつけた気持ちは理解出来るし、多くの国民も疑念を感じているはずである。
漏れ伝わってくる検察側のマスコミに対するリークによると、一部が時効にかかるから着手に踏み切った云々と報道しているが、問題全てが対象になるわけではないし、選挙終了後に堂々と検察は全力を尽くして捜査に着手しても事件捜査に問題が生じるとはどうしても考えられないのである。

    2009年3月7日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-02
「民主党 小沢一郎代表を襲った大久保第一公設秘書逮捕問題。 雑感」

 “一寸先は闇”との表現は人生における戒めとして使われる言葉だが、中でも政治の世界では特に相応しい格言である。
 今、小沢はこの言葉を改めて噛み締めて肝に銘じているだろう。
 今回の秘書逮捕劇に対してボケ頭の一国民として素朴に感じたのは、小沢も指摘していたけど何故選挙を控えた今この時期なのかとの疑問である。
 いづれにしても半年以内には必ず衆議院選挙が実行されるわけだから、捜査はそれからでも遅くは無いのではないかとの一般的な感覚である。
 小沢については自民党時代の経歴からして、我がボケ頭の中にもいずれ何らかの形で司直のお世話になるであろうとの見方をしていたので、今回の右腕秘書逮捕の情報にも大した驚きはなく、やっぱりそうかとの受け止め方だった。
 検察に対する唯一の疑問は逮捕の時期である。
 
 今回の逮捕事件で一番狂喜したのは勿論麻生以下自民党の幹部どもである。
 細田幹事長曰く「今まで我が自民党は民主党に攻められっぱなしだったので、今回の逮捕事件でやっと攻守ところを変えて反転攻勢に転じられる」と喜んだのもつかの間、よくよく調べたら自民党にも献金を受けた奴がいることが分かり途端にこの問題に口を噤んでしまった。
 参考までに2004年から2006年までに小沢と同じく西松系政治団体から献金を受けた自民党議員と金額は下記のとおりである。
 尾身幸次 400万円  加藤紘一 1400万  藤井孝男 600万
 森 喜朗 500万  
現職大臣)二階産経大臣 870万  山口俊一首相補佐官 200万  
上記のように自民党からは現役大臣も含めて多数の議員が受領しているので、あまり喜んで小沢攻撃にうつつを抜かすわけにはいかないのである。
鉄砲玉が己に返ってくる可能性大なのである。
小沢を庇う気は無いけど、過去の歴史で検察と戦って勝利を得た奴は居ない。
田中角栄を初め数人の議員が戦いを挑んだが全て検察の前に惨敗している。
残念ながら日本の司法制度では、逮捕され起訴されたら99%が有罪である。
理不尽な検察の行動ではあるけど、小沢は民主党が勝利する為に自己を殺し、我慢して即時代表を返上し、岡田、管、鳩山のいずれかに党首を譲れば、自民党は上げた手の下ろし場所にこまり間違い無く麻生は選挙に敗北する。

   2009年3月5日   元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-01
「金融庁は誰の為に、何の為に存在するのですか? 佐藤隆文親分殿」

 我輩の拙い知識によりますと、佐藤親分さんの配下には金融庁直参の子分が約500名、本家財務省系の子分が約500名の総勢1000名以上の子分を抱えておられるやに伺っておりますが、連中が本気で家業である中小企業の味方として行動しているとは感じられません。
 先月四日付きの親分さん宛の手紙にも書きましたが、昨日(三月二日)再度福岡財務支局の磯谷氏に面談して更にその無責任な対応振りに愕然とすると同時に、己の仕事に対する不真面目な態度に改めて中小企業代表者として怒り心頭に達しています。
 我輩が「佐賀共栄銀行に対する我が社への説明責任の杜撰さを指摘しても、磯谷氏は個別企業への指導、介入は出来ません」との頑な態度に終始するばかりで逃げまくりました。
我輩は当社と共栄銀行との取引に関して何一つ要望したことはありませんし、わが社と半世紀に亘る取引関係にある共栄銀行の理不尽な貸し剥がしには、余ほど共栄側にも我輩が伺い知れぬ事情があるのだろうから、その説明を受ける当然権利があると考えて磯谷氏に指導をお願いした次第です。
 
それにも拘わらず佐賀共栄側は説明責任を果たさず再度磯谷氏に指導強化を要望したわけですが、佐藤親分さんが聞かれたら驚かれるような横着な傲慢な態度でしたことを強調しておきます。
 我がボケ頭が分離間もない金融庁の組織について糾弾するなど恐れ多くてとても出来ませんが、今回当事者の一人として貴殿の子分の一人に接する機会を得て痛切に感じたことは、磯谷なる人物の直系親分ははたして誰なのか皆目我輩には理解出来ないことです。
 金融庁は直系の福岡支部なりを設置していないで、財務支局に業務委託しているとすれば、業務上の不始末に対する責任の所在は誰が負うのか伺いたい。
話は変わりますが、現在海上自衛隊の護衛艦をソマリア沖の海賊対策で派遣準備をしているとの報道に接しましたが、何と自衛艦に海上保安庁職員を乗艦させて協同して海賊対策を講じるとの記事を読み、何故か我がボケ頭には理解不能ですし、疑問だらけです。
生命の危険が懸かる組織にしてこの体たらくだから、命懸けではない金融行政など、責任の所在が関係ない成り行き組織で十分ということですか?

    2009年3月3日  元始求道会  毘沙門寺岡