「時事雑感」2010-08-10
白川総裁が昨日発表した金融対策は我がボケ頭でさえ効果の少ない政策と想像していたら、株価こそ多少反応して日経平均で150円上昇して9000円台を回復したが、市場はマヤカシ政策と読んでいたので今日はまた大幅下げで8000円台に逆戻りである。
白川の頭と同じで化けの皮が“禿げ”てしまったわけだ。
国政選挙に敗北しても責任を取らない首相と金融対策に対しての失敗の責任を負わない日銀総裁では、この国は破綻の方向に加速するのは必然である。
マスコミはこの国家的危機状態の中で民主党の総裁選挙など遣っている暇など無いはずだと喧伝するが、この国の混乱状態は半月程度ロスしたから時期を失するというような小手先の問題ではない。
危機意識の無い首相と日銀総裁の手腕に問題があるのであって、二人の首を挿げ替えて本当の愛国心を持つ人物に舵取りを任せない限り救えない。
先日菅が「私に引き続き総理の仕事を任していただければ“命を懸けて”頑張ります」などとしゃべっていたが、“命を懸ける”と言う言葉を失政しても何も責任を取らない奴が簡単に発言するなと言いたい。
どうせ失敗しても自決するわけはないのだから、せめて指の一本でも詰めてみろと言いたくもなるぜ。
政策委員から意見を聞くのは自由だが、多数決の内容など公表するのは総裁の責任回避に繋がるだけであり、あくまで総裁の独断で決定したことを強調すべきである。
円高対策で日本政府が為替介入したら十兆円程度は簡単にロスしてしまう世界であり、然らば為替介入して大損失を出したつもりで中小企業に十兆円の無担保無保証で中小企業にばら撒いたらどうヤ!
国家の存続を左右するような金融対策を発表しておきながら、日銀総裁の専決事項でないと声明するなど論外である。
例え政策委員の意見を参考にしても、決定は“我が禿白川が命がけで断固として決定したんだ”と言明すべきではないか。
然らば総裁の対策に対して市場が無反応で効果が上がらなければ総裁はどのような責任をとるのか知りたい。
如何なる失敗をしても決められた任期一杯は居座るというのか!
2010年8月31日 元始求道会 毘沙門寺岡
0 件のコメント:
コメントを投稿