毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年4月28日水曜日

「事業仕分けって何やねん?」

「時事雑感」2010-04-08
  
次から次に噴出す民主党鳩山政権を襲う政治問題に対抗するかのように、今又二回目の“事業仕分けショー?”が多くの国民やマスコミを巻き込んで喧伝されている。
 ところがこの政治ショーが佳境に入ってきた昨日夕方、民主党小沢幹事長の検察審査会による“起訴相当”のニュースが流れ、政治ショーに冷や水をぶっ掛けた格好になり、マスコミの取り組みも国民の関心も急激にトーンダウンして全ては“小沢起訴相当”に移ることは否めない。
 小沢ニュースで一番喜んだのは連日被告人扱いで締め上げられていた役人どもであり、奴らは内心ほくそ笑んでいるはずだ。
本来、小沢の土地購入問題と事業仕分けは全く関係ない次元の話なのに今日からマスコミの報道は明らかに小沢問題にシフトされるだろう。
 今回は事業仕分けに対する私見を書く積りが、突然の小沢“起訴相当”ニュースでどうしても同時進行で書かざるを得なくなったわけである。
 
我がボケ頭の感覚では、国家予算の無駄使いや不正流用や横領等の刑事事件紛いの事件を調査するのは、国家の独立機関である会計検査院なる役所が担当し、国民の貴重な血税である税金の悪用を阻止するものと考えていたら、どうも会計検査院の主たる仕事は少し違うらしい。
連日の事業仕分けで各省の杜撰な予算の使い方が糾弾されているが、我がボケ頭の感覚では、それらは今さら始まったわけではなく長年の自民党支配時代に自民党と役人が組んで犯した犯罪行為紛いの行為であり、会計検査院の怠慢であると思っていた。
 ところが今回、事業仕分けに関して会計検査院について一寸調べたら、会計検査院の主たる仕事は国会で承認された予算が年度内に適正に消化され収支が償っているかとの視点が第一で、予算の中身の吟味までは手が回らないことを理由に検査を放棄してきたのが現状らしい。
 つまり役人同士の馴れ合い検査である。
会計検査院には約1300人の職員がいて年間180億円の血税を使って国家予算のチェックをしているが、単に国家予算の収支だけの検査ならば各省の役人が誠実に仕事を実行すれば不必要な存在である。
予算の無駄使いや不正流用等をチェックするのが会計検査院の仕事ではないか。

      2010年4月28日  元始求道会 毘沙門寺岡

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