毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年4月15日木曜日

「日銀白川総裁に物申す」

「時事雑感」2010-04-06

 今月のこの欄04-01でも指摘したが、日銀の政策や短観や金利等の大事な決定を9人もの多数決で決定するから責任の所在が曖昧になる。
 責任が曖昧ということは日銀が日本国の経済をミスリードした時の責任の所在が希薄になると言うことである。
 我がボケ頭の知る所では、上記の重要な決定は総裁、二人の副総裁、六人の審議委員の計九人の多数決で決定されるそうである。
 
我がボケ頭は本来ならば総裁が最後は独断で決定することがベストだと思うが、従来九人の多数決から一挙に総裁一人に絞ることが難しければ暫定措置として、副総裁二人と総裁の三人で決定すべきであると思うが如何?
 六人の審議委員のメンバーは財界三人、学会三人から構成されているので彼らから充分に意見を聞くことは自由であるが、決定には参画させるべきではないと云うのが我がボケ頭の意見である。
 次のステップとしては出来るだけ早い時期に最終決定は総裁一人で行い、全ての責任は総裁が負う方法に変えるべきである。

 三月の日銀短観では審議委員である須田学習院大教授と野田忠男(みずほ銀行OB)の二人が、景気の先行きに対して希望的な観点から緩和政策の変更を主張して現行政策の延長に反対したと報じられていたが、我がボケ頭みたいに中小企業経営の端くれには絶対に理解できない見解である。
 審議委員は無責任な意見を主張して結果が間違っていようが、年俸2800万円の手当は保証されているわけだから、一向に改善しない失業者問題や新卒者の就職困難や中小企業を取り巻く経営環境の厳しさ等は感じられないのではないかと僻みたくもなるぜ。
 
経済状況の変化を敢えて一つ上げれば、東京市場の株価が何とか11000円台に乗ってきたのと、その東京株式市場に大きな影響を及ぼすニューヨーク株式が11000ドルのリーマンショック前の相場に戻したことくらいである。
 日銀審議委員の一人位は中小企業関係者を選んでもらって、日本経済に大きく左右される中小企業の実態、生の声を是非とも反映させてもらいたい。
 我がボケ頭にから見れば学者は所詮机上の空論の専門家に過ぎない。

     2010年4月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

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