毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年9月24日木曜日

09-09-09

「日本漢字能力検定協会の不可解な新経営陣の行動」

  日本漢字能力検定協会は名前が長いので以下検定協会と表記する。
  従来の検定協会は先に逮捕され刑事訴追された大久保親子が理事長、副理事長として私物化し私腹を肥やしてきた。
  大久保親子は追放され新しい経営陣が選任されて弁護士が理事長に就任したと報じられているが、先日おかしな報道に接して疑問を感じた。
  新理事長は大阪弁護士会所属の鬼追弁護士が就任したが、報道によると長年継続してきた「今年の漢字」の行事を今年も清水寺の森管長に依頼して続けることが発表された。
  森管長は前大久保理事長時代に理事として検定協会の経営に大いに協力してきた、有り体に言えば大久保杜撰経営の共犯と言える存在である。
  鬼追理事長は、そのような関係者の一人である森管長に対し三拝九拝して12月12日の「今年の漢字」での協力をお願いしたらしい。
  相手が天下?の清水寺か何か知らないが、事が教育に関係することだけに、是々非々は厳しく対応すべきではないかと我がボケ頭は強く感じている。
  かって京都市社寺の拝観料に対する課税問題が発生した時に率先して反対運動を展開したのが清水寺であり、運動をリードしたのが当時の頭である。
  其の時以来我輩のボケ頭には、清水寺は金のガリガリ亡者だとの印象が刻まれ参拝する気持ちなど全く皆無である。

  観光仏教と葬式仏教は我が日本仏教の二大経営目標であるが、仏教本来の目的を無視して金儲けに奔走したければそれはそれで結構だけど、善意の学生たちを騙してまで仏教の看板を利用することは控えて欲しいものだ。
  我がボケ頭に言わせれば、「今年の漢字」を清水寺に頼む奴も頼む奴だけど、頼まれたからと言って引き受ける奴も引き受ける奴で、全く“唖然”である。
  昨今、世の中の乱れを象徴するような事件が多発し、日本社会の倫理観や責任感や道徳観念の欠如が指摘されているが、今回の検定協会の馴れ合い協力こそ正に今此の国が問われている根幹であると思う。
  我がボケ頭は成人聖人君子ぶって偉そうなことを言える立場に無い事くらい百も承知の上で敢えて主張するのは、両者が我々の社会では最も規律や道徳を守るべき立場にある、宗教家と法律家であるが故である。 

       2009年9月21日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-08

「野党に転落した自民党党首選のお粗末」

  タイトルに総裁と書かずに敢えて党首選挙にしたのは、自民党内部でも「野党に転落しているのに総裁は無いだろう」との意見が多いそうなのでその意見を尊重したわけである。
  倍以上の民主党でさえ党首なのだから、確かに二百名程度の野党の親分を総裁などと大仰に祭りあげるのを自民党員でさえ滑稽に感じているのだろう。
  それはともかく、暇つぶしに記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を見ていたら、おぼろげながら今回の総裁選挙の実態が把握できた。
  口では解党的出直しといいながら相変わらず森以下従来の幹部どもが谷垣を支持し擁立している背景が浮き彫りにされた。
  今まであまり名前を聞いたことのない候補者の一人である西村は旧通産省(現産経省)出身の元官僚で、森の引きで政界に転じた男であり今回名目だけ町村派を離脱しているが森の子分であることは歴然としている。
  河野に言わせれば「若手を代表している河野の票を減らすための当て馬である」と、何故ならそれが証拠にもしも第一回の投票で谷垣、河野、西村の順位に終わって谷垣が規定票に達しかった場合、二、三位連合を組んで谷垣に対抗するかとの河野の問いに確約を避けて逃げ口上を並べた。
  我輩に言わせれば、町村とか伊吹等の比例で生き返った奴どもに一票を与えるのは理不尽で、奴らの票はせめて半票の計算にすべきである。
  森以下自民党の老いぼれ幹部どもは、沈没寸前の此の期に及んでも未だテメェ等の権力維持を画策しているのだから絶対に自民党の再生は不可である、と我がボケ頭は断言する。
  唯一の生き残り策は河野太郎を新党首に選ぶことである。
  確かに河野は形式だけは三代目の世襲議員であるが、日ごろの言動や行動からして単なるボンボンとは異なることは世間一般周知の事実である。
  それは別にして候補者三人が誰一人しゃべらなかったのが、十年の長きにわたり連立を組んだ公明党との自公連立政権の総括と反省である。
  我がボケ頭は自民党が国民に嫌われ、飽きられた最大の原因が思想も主義も政策も異なる公明党との過度の連携である。
  口では政教分離を唱えながら、選挙での創価学会の協力が欲しいだけに公明党の主張を受け入れ、国民政党の本文を棚上げした付けが大敗につながったことの反省無くして自民党の再生は絶対に無い。

      2009年9月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-07

「遂に鳩山政権スタート、日本のマスコミはアメリカの180日ルールを見習い追随せよ!」

  鳩山新首相の初めての記者会見を見たが驕らず、緊張せず、自然体を心がけた話ぶりは非常に好感が持てた。
  阿呆な記者が180日ルールを無視して質問していたが鳩山は軽く「船出したばかりで目的地に着くまでに何が起こるか分からないのに答えようがない」と応答していたのが印象的である。
  衆議院での首班指名に鳩山のカミさんが見に来ていたが歴代の首相候補では初めての快挙?だろうし、先ず先例の無いことを遣る勇気は結構だと思う。
  ついでに此のカミサン曰く「半世紀に亘る自民党政権を引き継いだわけですから短期間に良い結果が出るとは思わないし、国民の皆様のご配慮を宜しくお願いします。」だって、暗に180日ルールをお願いしたわけで正に副総理格の発言である。
  亀井金融担当相の中小企業に対する貸付残に対する優遇措置に対して、去り行く与謝野がケチをつけていたが“老兵はただ黙って去れ”ば良いものを、しゃべればしゃべる“程負け犬の遠吠え”になることに気が回らないほど貧して鈍しているのだろう。
  ある自民党ベテラン議員曰く「衆議院で初めて右端の小じんまりした座席に座って初めて自分たち自民党が野党に落ちたことを実感した、、、」と。
  自民党は未だ頭を決めておらず果たして誰が火中の栗を拾うか知らないが、
 我がボケ頭の予想では簡単には結論が出ないと思う。
  未だ現実をわきまえないで野党にも徹しきらない奴らなど消えてなくなっても構わないが、我々国民にとって大事なことは鳩山政権が先ず長年の自民単独、次の自公政権の間に累積されたヘドロを早急に精査して我々国民に開示し犯人どもを断罪することである。
  日本国を沈没寸前まで追い込みながら、功罪の内のわずかばかりの功ばかりを強調して逃げようと画策している麻生以下歴代自民党の為政者どもを断罪せずして此の国に真の改革は期待出来ない。
  麻生馬鹿太郎以下自民党の退却ぶりを見ていると正に平家物語の“驕れるもの久しからず”の侘しさである。
  鳩山首相は最初の記者会見から記者クラブメンバー以外の週刊誌等にも出席を可能にしたそうだし、前向きの改革は際限なく実行してほしい。

     2009年9月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-06

「イチロー、九年連続200本安打の超快記録達成、おめでとう!」

  先にメジャー在籍2000本安打という快記録を達成し、九年連続200本安打も時間の問題と我々ファンは勝手に予想していたが、達成直後の彼の感想を聞いて改めて新記録への挑戦の苦労を感じさせられた。
  記録は破られる為に存在するとは新記録が記録される度に吐かれる言葉だが、それは今回イチローが達成する為にあっもので、此の記録はおそらく今後は破られることは無いと我がボケ頭は勝手に想像しているので、この新記録に関する限り“破られる為には存在していない”と強く感じている。
  確かにイチローの新記録は日本国民にとって大いに誇るべき快挙であり、我々日本人に勇気と元気を与えてくれたことを心から感謝したい国民の気持ちは抑えがたいのは事実である。
  ところが我が日本民族には“熱しやすく冷めやすい”国民性があると言われるので、余りに騒ぎすぎるとシーズンが終わる頃には冷めてしまうのではないかと要らぬ心配をしたくなるわけである。
  何と昨日の夕刊一面はイチローの新記録記事で埋め尽くされ、それでもまだ不足と見えて新聞各社は号外まで出しまくっていた。
  我輩如きテレビ人間は新記録ニュースを絶え間なく見せられていたので、何で号外まで出すのか疑問に感じたしだい。
  イチローの超快記録には我輩は心の底から感激しているし、メジャー大好き人間の我輩の感謝の気持ちは誰にも負けないくらい強く持っている。
  我輩が指摘したいのはマスコミの報道姿勢と意図である。
  政権交代を明日に控えて日本国の政治は実質的に休業状態である。
  明日、鳩山が総理大臣に指名されたからと言って直ちに鳩山丸が動き出し、景気が回復し、失業者や、中小企業倒産が減る訳ではない。
  ところがイチローの神業みたいな新記録達成の過激報道は国民を誤った方向に導きかねないのである。
  国民の意識が方角を間違って進みだすと、誤りに気づいた時にまた逆戻りをして再び出直す浪費を伴うのである。
  それでも我輩も新記録の感激を抑えられずに、イチローが新記録を達成した実況テレビを見ながら、己の不調な健康状態も忘れてただちに乾杯をした。
  イチローの至言の一つに「現役の間は過去を懐かしむべきではない」というのがあるらしいが、残念ながら我輩には今でもそのような過去が無い。

    2009年9月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-05

「見習え、米国流180日ルール」

 米国には新大統領就任後180日、つまり半年間は、マスコミは勿論ライバル政党すら新大統領を非難したり批判することを控える暗黙のルールがある。
  因みにオバマが米国大統領に就任したのは2009年1月20日であるから、7月末までは共和党も沈黙を守っていたはずである。
  ところが最近はオバマが提案した医療保険制度の大幅改正を巡って共和党が猛烈な反対キャンペーンを展開し、多くの市民が参加したデモまで行われという大掛かりな政争に発展している。
  米国では人種差別デモは度々報道されているが純粋な政治デモは珍しいのではないかと思う。
  この保険の改正が市民にとっても大きな影響があることの証明かも知らないが、日本では考えられない現象であろう。
  数十年前には日本でも労働組合や全学連がデモ騒動を起こした時代があるが、その後の経済発展による一億総中産階級の豊かな時代を経て日本国民は行動することによる意思表示を忘れてしまったようだ。

  政権交代によって商売上がったり状態に陥ったのが、NHKの解説委員や田原総一郎如き自称政治評論家とか黒岩何某とかモーニングショウやアフタヌーンショー等に出ている諸々のコメンテイターどもであろう。
  今回の選挙までは、自公連立を主役にして実り無い討論を野党にけし掛けさせ、ただ只管に視聴率を稼ぐのに汲々としてきたが今度は完全に主客転倒し、いい加減な態度では済まなくなってしまったのである。
  先日NHKの日曜討論も司会者が下らぬ質問を民主党の岡田幹事長投げつけて失笑を買っていた、質問して曰く「岡田さん、民主党と社民党との間には防衛問題や憲法解釈で相当差異がありますが今後どのように対応されるおつもりですか?」すかさず岡田幹事長応えて曰く「未だ総理大臣が指名されてもいないし、政権も成立していないのに一党の幹事長が答えられるわけ無いでしょう!」と毅然として答えたらNHK氏黙り込んでしまった。
  多分、岡田の腹の中には「自民党は憲法解釈の全く異なった当時の社会党を引きずり込み総理大臣に祭り上げて連立を組んだ事実をご存知ですか?政治の世界なんて一寸先は分からないんですぞ!」と言いたかったのではないかと敢えて岡田の肩を持ちたい心境である。

    2009年9月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-04

「自民党よ!解党的出直しは無理だし不可! あっさり解党的解党をせよ!」
  
  衆議院での内閣総理大臣指名に白紙を出させようとしたこと自体が解党だ。
  会社で謂えば会社更生法ではなく民事再生法を選択したのであろうが、どちらにしても管財人が必要なことは同じである。
  管財人の希望者が見つからなかったので取り敢えず若林両議院会長の名前を書くことでようやく決着した。
  そこで我がボケ頭が長年の自民党支持者として最後の野暮知恵を提供する。
  漏れ伝わる情報によると現在自民党総裁候補の希望者がなかなか見えてこないらしくて党内は大混乱しているらしい。
  河野太郎他数人の議員の総裁選立候補者推薦人を二十人から十人に減らす案が否認されたので、若手の希望者が立候補しにくくなったのが原因らしい。
  ということは古賀派の組長が言っているように、派閥を解消したり幹部の若返りを図る等で簡単に再生出来るほど容易な事態ではない。
  要するに二十人以上の推薦人を確保できる派閥に属していなければ、立候補は難しいぞ、と恫喝?した積もりである。
  元来我輩は民族主義、保守主義的思想を尊重した自民党右派を支持してきたのであって、自公連立時点から自民党から気持ちは離れていた。
  つまり政教分離主義者なので自公政権にはどうしても馴染めなかった。
  その意味で今回の選挙に於ける自民党、公明党の大敗北は十年来の我がボケ頭の念願が叶ったという意味で先ず喜んでいる。
  野党連携などはあり得ないのでここ十年選挙で公明党・創価学会の協力を得て辛うじて議席を確保してきた自民党議員の返り咲きは不可能である。
  とは言え長きに亘り自民党を応援してきた一人として最後の塩を撒くつもりだが、敗戦のショックから未だ覚めやらぬ阿呆どもには当然我輩ごときボケ意見に耳を傾ける余裕はあるまい。
  つまり自民党は破産同然の状態に陥ったわけだから先ずは節約志向の徹底が第一である。
  然らば元気な時のような全国的な規模での選挙など止めて、国会で若林議員会長の名前を記入すると同時に若林会長を総裁に任命することである。
  先ず若林オッサンの人相が良いし、七福神の布袋様そっくりなのがいい。
  布袋様は「内面を強くし適切な判断と実行力を高めてくれる力があり全ての運をサポートしてくれる。」神様だそうである。

      2009年9月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-03

「民主党、社民党、国民新党の三党連立政権合意と敗者自公の混乱」

 屋上屋を重ねるような三党会談を継続してきた三党が予想どおり決着し、正式に社民党、国民新党が連立に参画し大臣ポストを確保することになった。
三党合意の“すり合わせ”と称して時間稼ぎの為に度々幹事長や党首会談を繰り返し行い、熱心に討議したことを演出したのは防衛政策や憲法問題でかなり差異がある社民党の立場をカバーする為の演出である。
野党時代は大してマスコミに相手されず冷や飯をくわされたお返しでもある。
その真意をマスコミも承知していながら今後新政権とスムーズに付き合う為のご祝儀報道をしたわけである。
自公政権時代には何でも反対の共産党が、連立政権には政策次第では賛成する協調的野党に転ずると公言しているし、公明党新執行部も同じような立場を明らかにしているので自民党は唯一孤立した野党に陥落することになる。
公明党新執行部の山口代表は今回の大敗北の原因を“自民党政権参画を優先し過ぎて余りにも自民党の政策に同調し本来の公明党らしさを放棄したことにある”と太田前代表、北側前幹事長の責任に言及している。
執行部に絶対的権限を与えている公明党といえども、これほどはっきり前執行部批判をしたのは山口が池田親分の絶対的な支持を受けている証拠である。

公明党の歴史を振り返ってみると過去に党首や幹事長を勤めた矢野、竹入、市川等が其の地位を離れた後、池田親分の意向で追放されている事実をみると太田、北側も同じ運命をたどるのだろうか、正に一寸先は闇である。
公明党がトップの首を挿げ替えた機会に、政策的に民主党と近い点が多いことを根拠に新政権に接近して来ても、過去の自公政権時代の誤りを許すべきでは無いし奴らにはしっかり冷や飯を食わさなければならない。
我が国には宗教が過度に政治に関与することを戒める国民性があり、公明党が政界に出てくるまでこれほど宗教色の強い政党は存在していない。
公明党がどのように糊塗しても創価学会のダミー政党であることは事実であるし、創価学会の支持がなければ即消滅する政党であることも間違い無い。
自民党はその公明党の特殊性に着目し、小選挙区制度を悪用して政権維持を図ったが、結果的に自公ともに自ら作った“毒饅頭”を食うはめに陥った。
野党連立はあり得ないので自公は各々別々の政党で再生を図るわけだが、我がボケ頭の予測では両党とも再生どころか消滅の可能性すらあると見ている。

    2009年9月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-09-02

「お粗末自民党総裁選出劇の恥曝し」
  
  16日に行われる衆議員での総理大臣指名選挙に、自民党は正式な選挙時間が足りず間に合わないとの屁理屈で、自民党の分裂を避けると言う一点だけで白紙ではなく、若林衆参両議院長の名前を記入することで我々国民には全く訳の分からない形で決着した。
 果たして何人が若林と記入するか知らないが、執行部は最初に“麻生”で統一を試みたが反対者が多くて諦め、次なる妥協案が“白紙”だったがこれまた国会議員の最重要行事の総理大臣指名権を白紙で放棄することは許されないとの意見が台頭して白紙案も失敗。
 そこで浮上したのが屈辱的な白紙を避けて白紙に代わる窮余の一策として急浮上してきたのが若林衆参議員総会長なるオッサンの記名である。
 何と参議員の長老だそうで、そういえば数年前に農林大臣が三代に亘って不祥事件で辞任したときに、わずかな期間に三度も緊急登板して農林省の危機を救った“あの田舎のオッサン”である。
 風采はまるで農協風だけど経歴はれっきとした東大出身の75歳キャリヤー官僚OBである。
 溺れ行く自民党に我がボケアタマが塩をまくわけではないが、如何に全国から意見を吸い上げて今更総裁選挙を実行して選んでも、当事者には任期中総理大臣になり得る可能性は皆無だから、いっそのことこの若林両議院会長をそのまま次期総裁に任命したら如何なもんかいな?
 歳は一寸お召しになっているが何といっても天下の東大出身の元エリート官僚だから経歴には問題ないし超お勧め人物と思うが、、、。
 我がボケ頭の予想では現在の自民党議員の中から如何なる人物を総裁に選んでも次回衆議員選挙では政権奪回は無理だというのが我が見解である。
 自民党は大敗して政党助成金も大幅に減額されることは必死で、今後資金不足に陥るのは誰の目にも明らかなのに、相変わらず無駄金を使うようでは未だ野党に転落した自覚が全く感じられないし、我がボケ頭では分裂の目もまだ大きな可能性ありと予想している。
 自民党の両議員総会前には所謂若手の会合が頻繁に開かれ、少しは気合入れて現執行部に対抗すると思いきや、推薦人を二十人から十人に減らす提案にも賛同する若手は弱冠数名で会合前の雰囲気とは裏腹に否決された。
 此の程度結束では若手はまた老害幹部どもに牛耳られるのは見え見えである。

    2009年9月10日   元始求道会 毘沙門寺岡

2009年9月7日月曜日

09-09-01

「瀕して鈍した自民党」

  民主党の大勝により鳩山党首が総理大臣に国会で指名されることが確定し、二週間後には特別国会が召集されて正式に鳩山総理大臣が承認される。
 ところが自民党は麻生の後任総裁決定が時間的に間に合わないとの理由で、自民党執行部は総理候補として麻生の名前を書くように内定したが、いくら何でも選挙で大敗した指揮官麻生の名前を書くなんて阿呆らしくて出来ない、と抵抗している議員が続出し混乱しているらしい。
 
総裁候補の一人である加藤は執行部が麻生に拘れば白紙で投票せざるを得ないだろうと名明言しているし、同じく総裁候補の意思を示している石破農水相は特別国会招集日までに絶対に新総裁を選出すべきであると強く主張している。
 誰を総裁候補に選んでも総理大臣に選ばれるわけではないし、両議院総会で決めれば簡単なのに野党に成り下がることにささやかに抵抗しているのだろう。
 形式的には首相であり総裁であるが既にレイムダックであるのが現実であり、
これまた権限喪失の執行部が強引に運営すれば自民党は空中分解するだろう。

 鳩山民主党新政権に対する期待と不安のアンケートをテレビ番組で公表していたが、ほぼ50対50で拮抗していた。
 我がボケ頭の予想では期待30、不安70くらいだと考えていたので民主党に対する国民の期待の大きさに戸惑っている。
 自公連立政権があまりに国民の民意を無視した失政を続けたことに対する反動的期待の大きさであろう。

 自民党が小泉政権時代に獲得した300議席と、公明党の30議席を合わせて3分の2条項を形振り構わず乱用を始めてから、与野党の話し合いなど皆無に等しい議会運営が行われたことは事実で、今度は主客転倒して民主党が自民党にお返し出来る状況になったわけである。
 鳩山党首はそのような独善的な議会運営は行わないと説明していたが、自民党幹部連中が本当に野党転落の辛さ、侘しさ、悔しさを自覚するまでは大いに絶対多数の力を誇示すべきであり、積年の恨み辛みのお返しをすべきである。
 政治も政争であり戦争である故に勝者が国民の民意を背景にして、あくまで国民、国家のために自公の過去の罪悪を暴くのは当然である。

2009年9月1日  元始求道会 毘沙門寺岡