「時事雑感・草莽危言」2014-07-06
我が帝国海軍自衛隊は現在6隻のイージス艦を保有しているが、来年度一隻、
2016年度にもう一隻の建造を始め、20年度には現在の6隻から8隻態勢に強化する方針とのこと。
因みにイージス艦1隻の建造費は約1500億円、完成には5年程度かかる。
現在、9000億円の保有艦艇が8隻に増強されれば1兆2千億円の保有額に膨れ上がる。
海軍保有艦艇の中のイージス艦だけの金額であり、保有艦艇全てを合計すると如何なる金額になるのか?知らない方が健康に良いかも知れない。
己の国を守るのに必要な軍備は保有しなければ国家と国民の安全を守れないことくらい我がボケ頭でも理解している積りだけど、本当に血税が防衛対策に有効に使用されているのか常々疑問を抱いている。
最たる事例が尖閣諸島の防衛体制に対する日本政府の対応姿勢である。
ほぼ連日のように我が国領海内の尖閣諸島に中国艦船が明らかに侵犯行為を継続しているのに、未だイージス艦を派遣して中国艦船の侵入を阻止した情報は全く伝わって来ない。
相変わらず海上保安庁のオンボロ巡視船が警告を発しているだけで、中国艦船は全く無視している。
イージス艦を尖閣諸島に派遣しないのならば、血税の塊であるイージス艦など建造するなと言いたい。
それこそ血税の無駄遣いである。
現在、生活保護受給者が213万人いるそうだ。
その中には受給手続きを誤魔化して不正に血税を騙し取っている奴が多少はいるかもしれないが、高齢者で本当に困っている人達が大半であろう。
しからば“張子の虎”のイージス艦など無駄遣いは止めてその金を生活保護に回してやれと言いたい。
本気でこの国を守る気概を持っているのなら、即時イージス艦を尖閣諸島に派遣せよ!
2014年7月22日