「時事雑感・草莽危言」2014-10-06
今回の小渕経産大臣と松島法務大臣の辞任劇は来るべくして来たように我がボケ頭には感じられて仕方がない。
日本の総理大臣が政府専用機を使用して外国訪問するのを批判する積りはないが、要するに回数の問題だろうと思う。
報道資料によると安倍は首相就任の2012年12月から2014年9月までに49カ国を訪問している。
過去には小泉元首相が在任中に48回外遊しているが、小泉は5年近く在任しているので、小泉よりも遥かに頻繁に外国訪問を繰り返している。
単純計算でも毎月二カ国以上を訪問したことになる。
これ程国を空けると国政にマイナス影響が生じるのは避けられるはずが無く、今回の政治的混乱も発生すべくして生じたと我がボケ頭は理解している。
第二次安倍政権は五人の女性大臣を起用したことで、自らが常々主張している優秀な女性の積極活用を証明しようと試みたが見事に失敗したわけだ。
自民党内には所謂衆議院議員当選五回以上の先生がたが、首を長くして大臣のポストを待ち焦がれていたのに、安倍の女性優先政策の犠牲にされ今回も大臣の椅子に座れなかった恨みは如何なものかと、心情は察するに足る。
安倍が何故彼女二人を大臣に指名したのかは我がボケ頭には知る術はないが、小渕美人大臣は35歳で大臣に抜擢された実績もあるし、小渕総理大臣の娘という正に世襲議員の典型的存在である。
自民党内で過去に世襲議員に対する対応を厳しくしたように記憶しているが、今又世襲議員がかなり復活してきているのを見ると、自民党も体質改善を迫られているのだろう。
もう一人の野獣大臣は名前が松島みどりちゃんと言うそうで、名前だけから判断すると芸能界に転進した方が成功するのではと余計なアドバイスをしたくなる。
最後の記者会見でも芸能人らしい応答が目立って仕方が無かった。
あんな奴を我が日本国の法の万人の最高責任者に選んだ安倍の指名責任はかなり重いことを安倍がどれ程反省して今後の政治に生かすだろうかであろう。
ひょっとしたら安倍政権の命取りになるかも知れないし、退陣するのも賛成だよ。
2014年10月21日 元始求道会MG 毘沙門寺岡