毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年7月30日木曜日

09-07-10

「自殺者急増、1月から6月まで17076人。麻生よこの現実を直視せよ。」

  報道によると月平均2846人で年間最多だった2003年の34427人に迫る水準になっている。
  自殺者の70%強が男性である事実から判断すると、失政による中小企失業の倒産増大や失業者数の増加が大きく関係していることは明白である。
  因みに1980年から1983年の右肩上がりの時期や、1990年前後のバブル期にはほぼ二万人で推移している数字を見ても景気動向が自殺者数に大きく関与していることは明らかである。
  選挙運動の真只中である今こそ、与党も野党も先進諸国ではダントツの自殺者数を取り上げてこの国の深刻な問題を論争すべきではないか。
  
  イラク戦争での今日までの5年間のアメリカ軍戦死者数は4200で派遣国全部合わせても5000人には達していないことから見れば、我が国の自殺者の数字の大きさに唖然とする。
  自殺者と交通事故死者を合わせると年間四万人以上が命を失っている国など先進国ではどこにも存在しない。
  自殺も事故死も関係者以外の者は関心を持たないのが日本国民の特徴であるし、マスコミも特殊な事故以外はどうゆうわけか控えめである。
  現在海上自衛隊の艦船をインド洋やソマリヤ沖に派遣しているが、今まで交戦による犠牲者は皆無である。
  危険の少ない海域を選んで派遣しているのかどうか知らないが、もしも海賊に攻撃されて乗組員に数名犠牲者が出たら政府は如何なる対応をするか知らないが、自衛隊もマスコミもこの際とばかり騒ぎたてるだろう。

  日本では毎日100人の国民が死亡しているのに、どうして政府もマスコミも市民も此の事実と真剣に向き合わないのだろうか、我がボケ頭には理解出来ない。
  たまたまテレビニュースで、死刑囚を本日三人執行したと法務大臣が記者会見で発表し下らぬ説明をしていたが、死刑が確定した死刑囚を執行するのは当然ではないか。
  執行には法務大臣の許可が必要なのでわざわざ法務大臣が御託を並べているのだろが、そんな暇があれば自殺対策でも説明しろと言いたい。

    2009年7月28日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-09

「麻生馬鹿太郎の失言、暴言、ざれごと」

  お笑いタレントが馬鹿話のネタに取り上げたのならいざ知らず、一億二千六百万の命を預かる日本国首相の発言だから呆れてものが言えぬ。
  馬鹿太郎曰く「65歳以上の高齢者は積極的に働きなさい。ましてや80歳以上の後期高齢者は働くことしか能がないのだからどんどん仕事をしなさい。今更遊びを覚えるのは無理なんだから、、、」と。
  65歳以上の人口に占める割合は20%、2500万人に達しているが、彼らこそ、先の大戦終了後焼け野原の中から今日の日本を再興すべく中心的役割を果たした大功労者層である。
  それらの人々を愚弄する発言は絶対に許せないし、ただちに土下座して謝罪すべき大罪である。
  今までも度々失言して自民党の支持率低下の一つの原因を作った過去の例からすれば出るべくして発せられた暴言であろうが、今回の日本国再興功労者に対する失言は絶対に許すわけにはいかない内容である。
  
  現在350万人の失業者がいて、派遣労働者やフリーター等の潜在失業者を加えると500万人ともいわれる人たちが職を求めている現状を、馬鹿太郎は全く認識していない。
  高齢者を働かせる前にこれらの失業者に職を確保するのが先ではないか。
  民主党の政権奪取を期待している我がボケ頭としては、麻生の暴言は更に自民党の支持率を低下させ、民主党政権が発足するためには一方では喜ぶべき発言であるが、内容が内容だけに国民的視野からは絶対に許せない発言である。
  先日、慶応大学の金子教授がモーニングショー番組で発言していたが曰く「今の自民党には民主党を批判する資格はない。先ず十年間の長きにわたり此の国を誤った方向に導き、今日の惨憺たる状況に陥れた自公政権の反省、総括がなされなければならない。その反省と国民に対するお詫びが先決であり、それなくして民主党を非難、批判するのはナンセンスである。」
  元来、我がボケ頭は金子の風貌や発言にはあまり好意的ではなかったが、彼は今回の大不況を予測したことでマスコミに注目され多数の著書が馬鹿売れして大金を懐にしたらしい。
  人間、懐が潤うとしゃべることまで真ともになることのサンプルである。

     2009年7月27日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-08

「ソフトブレーン創業者、宋文洲氏の衆議院選挙予想」
 
 宋氏は中国から日本に留学し、ソフト販売会社を創業しわずか五年足らずで東証一部企業まで成長させた現代の成功神話の一人である。
  中国人は我輩の国民感覚からすると本来ならば大いに違和感があるはずであるが、彼の話は非常に説得力があるのはやはり企業家としての成功体験に裏打ちされているからであろう。
  因みに先週日曜の黒岩がキャスターを務めるテレビ番組に、コメンテイターとして出演していたのが宋氏である。
  出演者は自民党の細田、公明党の北側、民主党の岡田の三幹事長であり、国会解散を目前にしてまるで選挙の前哨戦の雰囲気であった。
  例によって細田が民主党の鳩山代表の政治献金に纏わる不正記載について激しく鳩山を非難し、今後とも真相解明に全力尽くす云々と力み、引き続き北側が細田の提灯持ちとしてこれまた同じように鳩山の献金問題を指摘した。
  そこで黒岩が宋氏に感想を求めたら宋氏曰く「今、細田北側両幹事長が鳩山代表の政治献金疑惑について縷々非難されたが、与党として完全に的外れな非難である。
  確かに多数の国民が鳩山の献金について疑惑の解明を求めているが、それらの疑惑を飲み込んで尚且つ70%の有権者は民主党政権の誕生を望み、期待しているのは事実であり、そのことが民主党支持を決定づけている。」と。
  このセリフを聞いたときの細田と北側の怒りと驚きの顔は誠に印象的であったし、ただちに反論しようとしたが黒岩に無視されてがっくりである。

  現在の政権交代に対する国民感情をこれ程的を的確に説明出来る所謂政治評論家や政治記者を我輩は知らない。
  政治献金問題は実際は歴史的背景からしても民主党より自民党に黒い霧が深いことを、国民は百も承知しているし、宋氏はそのような背景も含んで自公の民主党非難に釘を刺したのであろう。
  今後、投票日まで自民党は馬鹿の一つ覚えで鳩山問題に言及するであろうが、与党の攻撃を鳩山代表個人に向けさせればさせるだけ、民主党全体にとっては有利に展開できるわけである。
  鳩山問題は民主党にとっては“皮”であり、皮を切らせて自公の肉と骨を断てば、民主党は圧勝出来るわけだ。

      2009年7月24日 

2009年7月27日月曜日

09-07-07

「遂に国会解散、八月三十日投開票決定」

  投票日が八月三十日に決定したので、選挙運動が実質四十日の長きに亘る長期戦であることをマスコミは煽りあげるが、公示が八月十八日なので立候補予定者には長さを感じる暇はあるまい。
  自民党は衆参議員の議員総会を止めて、非公開の懇談会に切り替えることを公表しておきながら、土壇場で麻生の意向で公開に変更して開催するドタバタ振りで戦う前から内部の混乱振りを天下に晒した。
  国会解散後行われた自民党の代議士会では、麻生下ろしの中心人物である中川元幹事長が麻生と和解して握手をする演出をしていたがまるで吉本興業のお笑い番組以下である。
   
  麻生が両議員懇談会で性懲りも無く民主党の政能力について批判していたが、政権の座に居るものはこの国を如何なる方向に進めるかの舵取りを説明すべきであって、野党の政策を非難すること自体が既に麻生自民党は野党に成り下がったことを自ら認めたようなものだ。
  民主党に政策能力があるかないかは民主党が政権の座に就いて初めて論じられるべきことで、麻生の民主党批判は繰り返せば繰り返す程、国民には負け犬の遠吠えに聞こえるだけである。
  東京都議選では公示一週間前に立候補の意思表示した若干二十八歳の全く無名の新人が、当選七回の自民党大幹部を破って当選したことは、五年前
の小泉旋風にも負けない大きな民主党風が吹きまくっている証拠である。
  
  我がボケ頭の予測では自民党の当選者は二百名を大きく割る数字、つまり150名から170名程度で、公明党と合わせても二百名には達しないと考えている。
  民主党も今回の千載一遇の大チャンスを確実に奪取出来なければ二度と政権の座に就く神風は吹かないことを肝に銘じて死に物狂いで戦うべきでる。
  今回の民主党への神風を絶対にものにする気概を、鳩山以下全民主党員が一致団結して戦わなければ政権へは届かないことを強く肝に銘じなければならないし、そのような心構えで選挙運動に徹すれば来月十八日の公示など瞬時に迎えるはずである。
 とにかく麻生自身が絶対に負け戦と信じていることを我がボケ頭が断言する。

09-07-06

「注目の東京都議選挙、民主党が圧勝第一党に、自民大敗、衆議員選挙の自民大敗示唆」

  自民党は都議会で四十数年振りに第一党の座から滑り落ち、民主党は初めて第一党に這い上がった。
  自公が都議選で過半数を切ったことにより自民党幹部も敗北を認め、石原知事も議会運営で就任以来最大の困難に直面するだろう。
  先ず東京都民銀行の赤字問題、次に築地魚河岸の移転問題、オリンピック招致問題等々東京都はかず多くの政治問題を抱え込んでいる。
  都議選大敗の結果、麻生は衆議院を二十一日解散、八月三十日投票を打ち出しあくまで自分の手で解散することを発表した。
  裸の王様に引きずり降ろされたこの期に及んで、己が未だこの国の権力者であるという妄想に取り付かれた行動は、国益を害した上に国家の恥である。
  
  国会の解散日を予告したのは我国政治史上初めての椿事?であり、愚挙であり、如何にも政権末期の醜態である。
  我がボケ頭の予想では来週二十一日の衆議院解散も実行できるのかどうか疑問である。
  自民党内には麻生が頭では絶対に己の選挙が戦えないという奴が多数いて、選挙に弱い奴らにとっては最早理屈ではなく別の顔が欲しいのである。
  麻生の首を変えたからといって己の当選が確実になるわけではないだろうが、最後の一分を別の顔に期待して選挙に臨みたい切なる願いである。
  
  日本国民の政権交代への期待、希望がこれほど盛り上がった以上、麻生や自民党幹部がいくら民主党鳩山代表の献金を叩いても国民には響かない。
  国民は最早自民党を信用していないし、とにかく衣替えを期待している。
  麻生が最近発する言葉に「民主党は保革逆転、政権奪取ばかり主張しているが、しからば民主党は政権の座に就いたら何を為すのか聞きたい!」とムキになってほざいているが、国民はなにもそんなことを要求していないのである。
  国民はとにかく政権交代を望んでいるのであって先ず政権が変われば希望を適えることになる。
  麻生は的外れのことを馬鹿の一つ覚えで空しく吠えているのである。

2009年7月9日木曜日

09-07-05

「自民党古賀選挙対策本部長と東国原宮崎県知事の掛け合い漫才」

  小泉との政争に敗れながら二年足らずで古賀派を再生させた老獪な古賀が、“そのまんま東”ごときポット出の役者に振り回されるとは思えない。
  我がボケ頭風に解釈すると、劣勢を免れない東京都議会選挙に対してマスコミ騒動を通じて東国原を目くらましに使う積もりであろう。
  自民党内にも笹川や参議院幹部連中を初め多くの自民党員が一人先走った古賀に対して責任追及の動きすら活発化してきたので、週末の都議選が終われば此の騒動は幕引きになると予想している。
  ポスト麻生を狙う立場にある古賀が、自民党内の情勢分析を誤った結果の真夏の椿事で古賀が己の政治生命を賭けてまで取り組むとは考えられない。
  東の人気を妬んでいうわけではないが、芸能界の人気と政界の支持は基本的には異質のものであることを気づくべきであろう。
  
  かって長年の与党から沈没寸前に追い込まれた自民党は、政権維持の為には手段を選ばず奇手を連発することは平気である。
過去に防衛政策で全く異質の社会党の村山を首相に担いで政権維持を図った行動を見れば、そのまんま東の起用など自民党にとっては朝飯前である。
東国原の人気を利用しても現在の政権交代の流れはそれ程簡単に阻止できるとは思われないし、選挙対策の元締めとしては利用できるものは何でもこき使う古賀の焦りから出た行動であろう。
東は県知事一期目の途中であり如何なる事情があるにしろ、選挙民には受け入れられないだろう。
保革逆転を期待する我ボケ頭には、古賀の人気取り作戦が裏目にでることは結構なことであるが、もしも東を自民党が推薦して予想外の票を集めたとしたら愈々此の国の国民の政治センスが疑われるだけである。
静岡県知事選挙で自民党は惜敗したと喧伝しているが、民主党は内部調整失敗で二人の候補者が票を分けたのに自民党が勝てなかったたことに大ショックを受けている。
負けた自民党の元参議員知事候補曰く「私は最初から自民党の応援を頂いていません。県民党で戦いましたから敗北の感想はありません。なるべく自民党の偉い方には応援に来ないようにお願いしていました。」だって。
自民党の幹部はこのおばさんの感想をどのように受け止めるのか?

   2009年7月8日         毘沙門寺岡

09-07-03

「7月3日日経新聞 経済面見出し“銀行貸出金利 最低に”」

  銀行の貸出金利が低下し、5月の新規貸出(1年未満)の平均約定金利は年1.115%と過去最低の水準に下がったし、6月以降も同じ傾向が続いていると日経はコメントしている。
  新規の借り入れを封じられている我がボケ頭としては金融機関の実勢が掴み難いが、5月の全国銀行の貸出残高404兆円も傾向は同じで12月をピークに5ヶ月連続で縮小しているそうである。
  大企業はすでに昨年末までに手元資金を確保しており、日本航空やエルピーダは例外で、資金需要が活発なのは 景気悪化で運転資金を必要としている中小企業だけである。
  資金の必要な中小企業には貸し渋り、手元資金を確保している大企業に押し付け融資を意図するから「シングルA」など高格付け大企業への短期では零点1%という超低金利も珍しくないという。
  一方で銀行は不良債権化を懸念し、中小企業への融資を絞りこんでいるので中小企業の資金繰りはなお厳しいわけである。
  本当に資金を必要とする中小企業には振り向きもしない銀行相手では中小企業は生き残れるはずがないし、政府が本気で中小企業対策を考えるのであれば、商工中金を含む政府系金融機関の民営化は止めて、従来より更に強い政府系組織を目指して計画を練り直すべきである。
 
  次期衆議員選挙で自公連立政権は大敗して民主党を中心とする野党が大勝する、と我がボケ頭は期待を含めて確信しているので、保革逆転して民主党が中心の政権が成立したら何よりも第一に中小企業対策と政府系金融機関の再編強化を期待したい。
  我輩の持論であるが、日本は600万社の中小企業の再生強化なくして絶対に景気回復は無理である。
  中小企業の厳しい経営環境の中で苦しさに耐えて頑張ってきた4000万人の従業員が、此の国を支えて来たことを政治屋も役人も無視してきた。
  次期選挙の結果次第で新政権は百年に一度の“新中小企業支援策”を実行することを期待する。
  高齢者医療、年金、貧富格差等此の国が抱える多くの問題は全て中小企業再生が成功するか否かに懸かっている。

      2009年7月5日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-04

「“辛勝”でも勝ちは勝ち。静岡県知事選挙で民主党推薦候補が勝利」

  静岡県は旧大昭和製紙オーナー一族が長年に亘り牛耳ってきた所謂保守王国であり、東海地区の自民党本拠地と言える土地柄である。
  そのような保守王国で例え辛勝とはいえ県知事選挙に勝利したのだから、如何に自民党の支持勢力が弱体化したかの証明である。
  民主党推薦の当選者の獲得票が725000票で、自公推薦の候補者が710000票で約15000票の差であるが、もう一人の民主党系候補者が約30万票獲得しているので、もし民主党が立候補者の一本化を成功していたら民主党系130万票対70万票で民主党系の圧勝だったわけである。
  そのように投票内容を分析すると自民党系の大敗ということになる。
  国民の自民党に対する不信、不満は相当根深く大きなうねりに発展しているので、話題の東京都議選挙も民主党系が必ず圧勝すると言うのが我がボケ頭の予測である。
  
  自民党の幹部連中は、現職大臣の二階や与謝野の違法政治献金や森その他多数の国会議員の違法献金処理を棚に上げて、民主党鳩山党首の献金処理について喧伝しているが、鳩山を追及すればするほど批判の矛先はブーメランのように自民党に返ってくるだけである。
  日本国民の積年の自民党不信は、鳩山のポケットマネー処理を糾弾した程度では殆ど国民の反自民意識に影響しないことを断言する。
  二階や与謝野、森、他自民党の連中は西松建設等の法人から強奪?した賄賂性の匂う金であるが、鳩山の場合は全て鳩山個人のポケットマネーで個人の寄付者の数を増やそうとし手架空の名前を使った秘書の行為である。
  献金処理に多少の違法性が存在してとしても、己の金なのだからそれだけで説明は充分である。
  それなのに民主党の岡田幹事長が己の立場もわきまえずに、「鳩山代表は
もっと国民の期待に沿えるような詳しい説明を期待する」などと、まるで自民党の幹事長の談話と聞き間違えるような発言をしていたが、岡田の思考はちょっとおかしいんじゃないのか。
 一ヶ月以内に麻生丸が沈没するのは間違いないのだから、岡田はもっと前向きに選挙対策に専念しなければ、千載一遇のチャンスを逃がすことになる。
 勝負ごとは“下駄をはくまで分からない”ということを岡田に進呈する。

    2009年7月6日 元始求道会 毘沙門寺岡

2009年7月6日月曜日

09-07-02

「次々下らぬ延命策を講じ往生際の悪い麻生の悪あがき」
 
 正に己を取り巻く状況が理解出来ない指揮官である。
 先の大戦でも無能指揮官の下に配属されたばかりに命を絶たれた兵士は多い。
  今、正に日本国は無能な決断力の無い、方針がブレまくる超無能な形ばかりの指揮官のもとで非常に不幸な状況に置かれている。
  最高に粘っても二ヶ月を切った寿命なのに何を血迷って無謀な延命策を講じるのか理解できない。
  報道によると阿呆な麻生に延命策や戦略を吹き込んでいるのが、あの安倍と言うから我がボケ頭もますますボケてしまう。
  小泉政権から衆議院での絶対多数という勢力を背景に三年前に継承しておきながら、参議院選挙で民主党に敗北した途端に政権維持を諦め病気を理由に無責任な政権放棄をした。
  退任方法があまりにも自分勝手な幼稚な手法だったので、国民や政界関係者から大ブーイングを浴びせられ責任を取って議員辞職すら迫られている。
  その張本人が今回の麻生政治の参謀役というから呆れてものが言えない。
  保革逆転を支持している我がボケ頭としては、このまま阿呆麻生政権下での解散総選挙を大いに歓迎するが、此の期に及んで尚政権にしがみ付いている姿は日本国の恥である。
  
  敵失のみが頼りの与党連中に思いもよらず降って沸いたのが鳩山民主党代表の献金疑惑であり、与党の奴らはこの際とばかり攻撃を喧伝しているが、我輩が先に書いたように民主党は強盗、殺人以外の手法は何でもありで戦わなければ政権奪取は難しいと言っているように無視して戦えばよい。
  自公の幹部連中は此の問題で鳩山代表を攻めると言っているが、本気で攻めた結果、もしも鳩山が辞めて国民的人気の高い岡田が代表に就任したら、困るのは自公の方であることを奴らは充分承知の上だからである。
  民主党にとっても麻生の首が挿げ変わることは期待しないし、自公も鳩山が代わることは本気では望んでいないのである。
  各党衆議員が考えているのは麻生の首や鳩山の首ではなく、己が如何に来る衆議員選挙に勝ち抜き、議員バッジを奪取するかの一点である。
  現在の代議士には国益感覚は全く皆無でただただ選挙民を如何に騙して“清き?一票”を如何に釣り上げるかの一点である。

      2009年7月2日   元始求道会 毘沙門寺岡

09-07-01

「日本国民よ! 国家、地方公務員360万人に支給された20兆円の夏季ボーナスに何故怒らないのか!」

  昨日、国家公務員60万人、地方公務員300万人に対して、各々57万円と55万円が平均33歳に支給された。
  国家公務員に3兆5000億円、地方公務員が16兆5000億円で合計20兆円の大金が血税から強奪されたわけである。
  全国の中小企業600万社や4000万人の従業員の大多数は100年に一度の経済危機のあおりを食ってボーナスなど殆ど支給されていない。
  それなのに役人どもはこの経済・金融危機の最中に国民の汗の結晶から総額20兆円も懐にいれたのである。
  我輩がこの国の為政者ならば、100年に一度の経済危機に対応する為に、夏のボーナスを全額カットして、国民の公僕として国家救済に寄与することを求め、その資金の半分10兆円を後期高齢者対策、医療、介護、失業者対策等の弱者救済に充当し、残り10兆円を中小企業支援に廻す。
  我輩が常日頃から主張しているように、我が日本国は中小企業の活性化以外に、国力の増強、経済力の回復は見込まれない。
  
大体役人どもは平均年収700万円位の所得がここ15年以上確保されてきているので、100年に一度の経済危機に際して国民の公僕として一回位夏季ボーナスが支給されなくても餓死する奴は一人も居ない。
  麻生がヤケクソ解散をする前に、この程度の蛮勇を奮えば世論の動きにもインパクトを与えただろうに、そこまで思い至らないようでは仕方がない。
  百年に一度の危機に見舞われているのであれば、政治も経済も日常生活でも全ての分野で従来の思考、行動、慣例等を打ち破る決意がなければ乗り越えることは困難である。
  然らば役人のボーナスがスキップされ、給料が遅配するくらいのことをやらなければ、百年に一度の意識改革すら無理である。
  ロシアは大嫌いな国であるが、奴らが今日生き返ったのは、旧ソビエット連邦崩壊と言う国家の破綻を経験していることが大きな原因である。
  軍人の給料すら支給されない苦しい経験をしているのである。
  我が日本も政界も経済界も官僚も全てが私利私欲に現を抜かす現状を打破する為にも、60年ぶりに国家が破綻するのも再建の道かも知れない。

     2009年7月1日   元始求道会 毘沙門寺岡