「時事雑感」2010-09-07
今日17日午後、菅体制の党三役と新内閣名簿が発表されたが、小菅戦争直後に菅が発表したノーサイド後の協力体制は全く否定され、小沢、鳩山グループを徹底的に排除した反小沢方針を打ち出した。
小沢が最も嫌った仙谷は官房長官に留任し、反小沢の急先鋒である前原は主要閣僚の外相で横滑りし、これまた小沢と反目の岡田外相を党の要の幹事長に据えた上に、ご丁寧に先の参議員選挙大敗の責任をとって幹事長を辞めたはずの枝野を幹事長代理に付けるなど、これは小沢封じそのものであることは我がボケ頭でも解る人事である。
参議院のネジレ現象を盾に自民党他野党が国会での総攻撃を目指して手ぐすね引いて待ち構えているのに、内部抗争の火種を抱えたまま敵前突破が可能だと空き菅は考えているとすれば、年末までに菅内閣はどんづまるはずでる。
小沢はそのことを予測しているので、今回の菅の冷酷な対応にも何ら反応せずダンマリ戦術を継続するであろう。
菅から提案された代表代行ポストには見向きもせず、多分水面下でポスト菅の運動に専念するであろう。
小沢の過去の政治行動の中でも度々要職付かずに無冠で過ごした経験はあるが、その都度政界を揺るがす仕掛けをして成功させているそうだから今回の一兵卒発言も、菅に取っては穏やかならない行動に見えて仕方がなかろう。
数日後に出発する米国他訪問が首相として初めで終わりの外遊になる可能性大と我がボケ頭はかんじているが果たして?
それはとも角、対中国問題での弱腰ぶりには独立国の対応には見えない。
丹羽中国大使を呼びつけ、恫喝し、尖閣諸島のガス田会議を一方的に無期限延期し、首脳会談を取りやめ通告されたら、即刻漁船員を帰国させてしまった。
何とか日本政府の面目を保つ為に船長の身柄と漁船は確保しているが、中国政府は船長の即時釈放と漁船の返還を強行に要求しているので、弱腰の菅は奴らを間も無く帰さざるを得ないだろう。
本来国際間のこのような事件の場合、領海侵犯や公務執行妨害、密漁等多くの犯罪の立証のために、乗組員から徹底的に事情聴取するのが通例なのに何も取り調べもせずに帰国させたことも国益に反する大問題である。
2010年9月17日 元始求道会 毘沙門寺岡
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