毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年5月7日金曜日

「上海万博 雑感」

「時事雑感」2010-05-01

 中国が北京五輪に次いで国家プロジェクトとして威信を斯けた上海万博が開始されたが、諸々の問題が発生していることをマスコミが報道している。
 十月末までの六ヶ月間の長期に亘る大イベントで、中国としては二年前の北京五輪に次ぐ国家高揚の祭典と位置づけてエネルギーを集中している。
 
 しかしながらマスコミを通じて我々日本国民に伝わるニュースはかなり厳しい現実問題の発生を報道している。
 中国当局による開催期間中の入場予定者数はなんと七千万人以上とのことなので、一ヶ月1200万人、一日40万人が目標である。
 正式オープン前に数万人のボランティアを集めて予行演習をした時から色々なトラブルが発生したが、開始日を延期することは出来ずに数カ国の現場が未完成のまま見切り発車したらしい。

 オープン初日の大混乱振りをテレビで見たが、予約制に切り替えていることが入場者に徹底せず警備員や警察官と大衆が殴りあいをしている様子が放映されていたが、報道管制が徹底しているのでこのような混乱状態は殆ど撮影禁止されているはずなのに、である。
 つまり中国当局にとって都合の悪い報道は厳しく取り締まっていたのだろうが、完全な報道規制は難しいことの証明である。

 報道によるとオープン日の気温は最高30度を越していたそうだから、多分冷たい飲料水が馬鹿売れしただろうが、我がボケ頭が気になったのは飲んだら今度は出さねばならない人間の辛さで、果たして40万人分を如何に処理したのか甚だ素朴な疑問が浮かんだ次第。
 勿論これは小のみならず大は更に深刻な問題を提起しているはずである。
 我が輩は大阪万博に行った経験からして多分修羅場になるだろうと思う。

 日本の観光業者が期間中に100万人の日本人をこの修羅場に連れ出し一儲けを企んでいるらしいが、騙されてでも行きたい奴どもは勝手に行けば良いけど、一ヶ月十七万人の日本国民が悲惨な目に会うのは明らかなのだが、我がボケ頭が心配することではあるまい。

    2010年5月4日   元始求道会 毘沙門寺岡

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