「時事雑感」2015-01-04
2015年一般会計総額は96兆3420億円と過去最大の規模となったが、好業績の大企業や富裕層を経済のけん引役と位置づけ優遇する安倍政権の姿勢が鮮明になっている。
中小企業経営者の端くれである我がボケ頭や全国の中小企業関係者は、「予算も税も大企業に配慮したもので、中小企業には痛みしか残らない」と怒りでいっぱいである。
安倍曰く、「今回の予算は経済再生と財政健全化の二つを同時に達成するための“二兎を追う”予算である」ことを強調したが、安倍は“二兎を追うものは一兎も得ず”という諺を知らないらしい。
失敗するのが見え見えなので、とにかく目先を誤魔化して国民を騙すことに躍起になっているが、あまり国民を見くびると社会不安の原因に成りかねないことを肝に銘じろ。
政府の経済政策や金融政策が失敗して中小企業が苦しんでいる今こそ、政府系金融機関の商工中金と政策金融公庫は、政府の無策をカバーして中小企業を支援してこそ政府系金融機関の存在感を誇示する絶好のチャンスではないかとわがボケ頭は強く感じている。
中小企業を救済する為には過去の取引経過に拘らずに前向きに経営再建に協力せよ。
中小企業にはご馳走の匂いだけかかせて実際には食わせてくれない政策を、安倍にゴマする愚策を続ける黒田日銀総裁は一日も早く首を切らなければならない。