毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年3月9日月曜日

2009年3月履歴

「時事雑感・草茅危言」09-03-11
「それでも書きたい小沢問題。 小沢党首第一秘書予測どおり起訴の波紋」
  
 大久保第一秘書の逮捕理由が、選挙資金規正法の誤記載という我々門外漢
には理解し難い容疑らしいが、理由はどうであれ検察が逮捕した時点で大久保秘書起訴は規定の事実であった。
 警察が逮捕して検察に送検した事案であれば、不起訴や起訴猶予等の法的処理もごく稀にあるが、検察が直接担当して逮捕した場合は100%起訴されることは法曹界では常識である。
 そのような前提で昨日(24日)大久保秘書が起訴されたのだから、起訴そのものは大したビッグニュースでは無く、起訴を踏まえて小沢党首が如何なる出処進退を選択するかということが、マスコミを騒がせたわけである。
 小沢代表の辞任問題については3月2日付けのこの欄で「起訴の如何に拘わらず小沢は民主党が選挙で勝利する大儀のために私欲を捨てて腹を切るべきである。」と述べているので我輩の考えははっきりしている。

 東京地検の谷川次席検事と佐久間特捜部長が、大久保起訴に関して一時間半に亘り長時間記者会見を行っているのも異例中の異例である。
 WBCの優勝戦に合わせて会見をぶっつけたとは思いたくないが、テレビも新聞も全てのマスコミが日本代表の優勝で占められ、検事の記者会見は殆んど報道されなかったのもおかしな話である。
 せめて翌日の新聞で記者会見の内容を理解しようと試みたが、各紙は申し合わせたかのようにわずかなスペースしか割いておらず、両検事の写真すら掲載していなかったのは、どのように考えても我がぼけ頭には解せない。
 我々国民が大久保逮捕に関して最も知りたいのは「衆議員選挙を目前に控えたこの時期に、選挙戦に大きく影響することが歴然としているにも拘わらず何故、逮捕に踏み切ったのか?という強い疑問である。」
 特捜部長は「その疑問には裁判を通じて明らかにする云々、」と全く国民を馬鹿にした説明で誤魔化したのである。
 何一つ多くの国民が抱く疑問に答えていないのは明白である。
 東大法学部出身の超秀才検事の谷川、佐久間両不動明様、時々は下界、娑婆の世界に出現されて我々阿呆な国民や下衆どもの生き様も覗いていただき、その上でお縄をお使い頂きますように心からお願いもうしあげます。
                              合掌

     2009年3月26日  元始求道会  毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-10
「ますます横柄になる中国軍首脳部の傲慢発言」

 先に麻生が中国訪問を打診したら中国政府に拒否されたにも拘わらず、防衛省の阿呆どもは浜田防衛相以下幹部を派遣して中国軍幹部と会談した。
 中国が麻生の訪中を拒否したのは、尖閣諸島が日本領土であることを日本政府が主張して、海上保安庁の巡視船を派遣したことに対する拒絶反応である。
 そのような背景のもとに日中の軍事首脳が会談を持ったわけだが、その公式の席で中国軍トップは、尖閣列島は歴史的にも中国領土であることを強く主張し、更に世界の大国で航空母艦を保有していないのは中国だけであり、中国軍はなるべく早い機会に航空母艦の保有をすることを表明した。
 中国が手前の金で航空母艦を建造しようというなら勝ってに作ればよいわけで、我々の感知するところではないが、そのことをわざわざ日本の自衛隊幹部の前で主張したことが問題であり、正に日本自衛隊は恫喝されたに等しい。
 その公式表明に対して日本防衛省の対応は「はい、そうですか」で終わりであり、中国が何故、どのような目的で航空母艦を保持しなければならないのかとの質問すらしていない。
 中国の航空母艦保有は日本との領有争いに強力な圧力を加える手段でもある。

 中国の為政者が考えていることは、半世紀以上に亘り平和ボケした我が国の為政者、政治屋、官僚、財界親中国派の連中には推測できまいし、奴らに洗脳されてきた一部の日本人には中国の首脳陣の政策を疑う思考がない。
 四川省地震で大被害を受け、多くの学校が崩壊して再建が急務の学校が一万校に及ぶと中国自身が報告しているのに、校舎の再建よりも軍事力の強化を優先させるのが中国の為政者の政策である。
 このように何が何でも軍事力強化を優先する中国政府と話し合いによる解決に期待する奴らは、“御めでたい”売国奴と言わずして他に言いようがない。
 ところが己が支配する企業利益を追求する為に中国を信頼できる最高の友人として発言、行動しているのが財界では伊藤忠の丹羽会長であり政界では河野衆議員議長等である。
 政界にも財界にも親中国派の輩は数多くいるが、奴らに一つだけ質問したい。
「尖閣諸島は我が日本国固有の領土であると認識しているか否か?」
領土問題は独立国として最重要課題であるし、この問題を有耶無耶にして、正常な国交はあり得ないというのが我がボケ頭の主張である。

     2009年3月22日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-09
「WBC(ワールドベースボールクラシック)に於ける原監督の解せない指揮と発言」

 結論から言うと、今日現在結果的に決勝リーグまで勝ち残ったが、イチローの起用仕方に我がボケ頭にすら解せない采配が目についた。
 WBCで日本が勝とうが負けようが世界的大不況には全く関係ないので、どうでもいいと言ってしまえばそれまでだが、不況で日本国民も元気を失くしているのでその意味から云えばやはり勝って欲しいのは国民の気持ちである。
 その観点からこの際原監督の発言なり采配に多少イチャモンをつけて、不景気で溜まっているストレス解消に多少利用しようというわけだ。
 先ず発言の一つ曰く「イチローは珍しくかなり不調だけど、絶対的な世界的プレイヤーだし、イチローと心中しても起用する云々、、。」
 この発言はジャイアンツの監督であれば許されるだろうが、日本代表で国を代表して戦う場合は代表の私物化的発言で許しがたい発言である。
 短期決戦で勝利を目指す場合は現時点で一番調子の良い選手で戦うのが日本国代表の責任ではないのか。
 
皮肉なことに絶不調のイチローの前にランナーが出るケースが多々あり、ことごとく凡打で討ち取られているのである。
 一点を争う試合でノーダウン、ランナー一、二塁でイチローに打席が回ってきた時に、原はイチローに自由に打たせたために凡打で終わりランナーすら進めることが出来ず、結局無得点に終わったケースがかなりあった。
 イチローがバントで確実に走者を送っていれば局面がかなり有利に展開していたケースが非常に目についた。
 確実に得点出来るときに取る手法はイロハのイであるはずだ。
 得点を重ねれば投手も伸び伸びと打者と勝負出来るし、野手もリラックスして打撃に集中できるしティーム全体の相乗効果は計り知れない。
 決勝トーナメントで今までのような優柔不断なイチローに対する指示では日本は絶対にアメリカに勝てないと思う。
 イチローもまた自ら送りバントを原に進言するくらいの勇気と配慮をしたらどうだ、と感じているファンは多いはずである。
 原の采配は長丁場を戦うリーグ戦の作戦である。
 混成ティームで短期決戦ではそれなりの采配が絶対に必要である。

    2009年3月20日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-08
「本日(18日)日経新聞の見出し“ロシア失業急増、インフレ同時進行、
石油、ガス依存に限界、失業受け皿無く地方深刻さ増す“ 」

 上記の見出しだけ読むと、まるでロシアは経済破綻したと云える表現であり、現実にプーチン、メドベージェフ体制は厳しい状態に置かれていることは間違いない。
 先の麻生に対するサハリン招請といい、五月のプーチン来日と言いロシアは日本の経済協力を念頭においている行動であることは充分予測できる。
 ロシアは先にグルジアに侵攻して絶対的勝利を喧伝しているが、専門家の見解では一兆円も消費したにも拘わらず、結果的にはロシア軍の武器、装備の老朽化を世界に晒したに過ぎないと厳しい見方をされている。
 その結果、軍備の近代化が喫緊の課題となり、ロシア連邦の収入の四割を石油、ガスの税収に依存している現状からすれば国民生活に廻すべき資金がますます軍事費に使われ国民の不満は急激に強まっている。
 一般的には失業率が10%を越すと社会的混乱が発生すると云われるが、ウラジオストック初め全国でプーチン退陣のデモが頻発しているらしい。
いずれ暴動に発展することをロシア政府は憂慮して報道管制がかなり強化されていると云われている。

金融危機はガス、石油に依存したロシア経済基盤の脆弱さを露呈したわけで、
今こそ我々日本民族は積年の借りを返す絶好のチャンスである。
北方領土返還やサハリンガス田問題で傲慢、横柄な仕打ちを受け、ロシアの奴らに振り回され続けた屈辱を何としても晴らさなければ独立国と云いがたい。
例えばサハリンガス価格を叩きまくって、ロシアが断ってきたら契約を白紙に戻す位の勝負をしたらどうだ。
契約時は経済危機発生の前で、ロシアは中国と日本を天秤に掛けて一方的に超有利な契約内容で押し切っているはずなので、日本は政経一致して政府と電力、ガス会社が一丸となって戦わねばならない。
現在の経済状況では中国もエネルギー状況は激変しているし、日本向けを肩代わりする余裕など無いはずである。
この際トヨタも直径若旦那が社長に就任したし、先に奥田がプーチンにゴマすってサンペトブルグに作った工場を閉鎖する位の愛国心を示したらどうだ!
ロシアに反撃するには今を置いては絶対にないことを全国民は自覚せよ!

     2009年3月18日  元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-07
「更に書く、何故、衆議員選挙目前のこの時期に小沢秘書逮捕の不可思議?」

 時事雑感の三月シリーズ六回のうち四回、小沢秘書逮捕問題を取り上げた。
 それほど我輩が小沢秘書逮捕の時期に納得していないからである。
 過去四回の今月時事雑感で明確に主張しているように、断じて我輩は小沢シンパではなく小沢の政治手法にも懐疑的だが、どのような角度から分析しても、熟慮しても、今回の検察の逮捕劇の時期に疑問を持たざるを得ないからである。
 その我輩の思いを次のようなタイトルで記している。
 1)「民主党小沢一郎を襲った大久保第一公設秘書逮捕問題。  3月5日
 2)「どう見ても不公平に見える小沢バッシング」       3月7日
 3)二階産経大臣の違法献金問題で小沢問題は喧嘩両成敗。   3月9日 
 4)参院民主党、検事総長の事情聴取検討。          3月11

 上記のような我輩の意見ではあるが、長年にわたり日本の政治を見てきた我輩には理屈抜きに自民党は一度選挙に大敗して、与野党が逆転しなければならないとの主張なので次期選挙は必ず民主党が大勝すると分析していた。
 そのような我輩の期待に水をぶっ掛けたのが今回の東京地検の理不尽な横暴極まる小沢秘書逮捕劇である。
 現東京地検特捜部長 佐久間達哉は歴代特捜部長には比較的めずらしい東大法学部出身、51歳のキャリアー検事ではあるが今回の小沢秘書逮捕についての選挙への影響をどの程度念頭に置いていたか是非本人の口から聞きたい。
 特捜部長には珍しくと書いたのは、1995年以後十人の特捜部長が在任しているがその内東大出身は三人で、中央大が五人、明治大が二人で私学出身者が圧倒的に多いポジションである。
 
過去三十三代の特捜部長で検事総長まで上り詰めたのは二人で、東大出身者は一人である。
もしも佐久間部長が出征思考の検事で、将来頂点の検事総長を狙う野心家だとすれば、今回の世間を“アッと”驚かす点数稼ぎの捜査手法も不思議ではないのかも知れないが、歴史的政治転換を阻止する影響を与えたとすれば佐久間は国益を害した国賊といわれても仕方があるまい。
その意味でも強い疑問を持っている国民に対して、政治的に超微妙なこの時期に捜査に着手した理由を明快に説明すべきである。

    2009年3月15日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-06
「ここ数日の日経、産経新聞の見出しを拾うと、日本経済破綻の縮図である」

 (日経)中小企業 資金繰り正念場
     金融庁 年度末へ銀行融資促す
     貸し渋り 集中検査
     
     中小企業苦境
     中小向け融資残高 17ケ月連続減
     資金繰り指数最悪に

  (産経)上場企業の倒産戦後最悪
        今年度2月までに42件
      東証 バブル後最安値
        終値 7086円 26年ぶり水準 等々

 上記の見出しだけ読んでいたら完全に破綻国家を想像するが、これがまぎれも無く我が日本国の現状なのである。
 多分、朝日や毎日等までピックアップしたらもっと厳しい見出しの羅列であろうし、日本国はすでに沈没状態であろう。
 それにも拘わらず政治屋も官僚もまるで緊張感がない。
 やはりこの国は本当に沈没しなければ為政者は目が覚めないようだ。
 
 最近、五木 寛の著書を改めてよみ漁っているけど、曰く、人間突き詰めれば「生と死」しかないので経営に失敗しようが、大病を患おうが、借金を負うと、如何なる不運に見舞われようと与えられた命を全うすればよい、すなわち天命に従えば良いと書いている。
 古希まで娑婆の空気を吸って生きてきたので、多少は理解出来る気がする。
 それにしてもこの国には命がけで日本株式会社を経営する奴がどうして現れないのだろうか、我がボケ頭には分からない。
 小泉の政策には賛同出来なかったけど、嘘でも奴は言った「自分は郵政民営化に反対されて殺されても、命を落としても悔いはない。」と。
 為政者には政策に命を賭けている姿勢、真剣さを訴える迫力がなければ、国民は追随しないことを麻生に求めても無理な話であろう。

   2009年3月12日   元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-05
「参議院民主党、検事総長の事情聴取検討? 日本最大の武装集団27万人の警察官を指揮した前警察庁長官で現官房副長官が痴呆症の疑い?」

 近頃、色々な場面で国家権力、特に警察、検察の権力過剰行使を感じていた矢先に今回の小沢党首秘書に対する突然の逮捕劇である。
 我がボケ頭は法律的には無知なので秘書逮捕の趣旨は充分承知していないが、ただボケ頭でも素朴に不思議に思うのは、政権転換が期待されている衆議院選挙を目前にして何故、この政治的に微妙な時期に検察は逮捕を強行したかという強い疑問である。
 紆余曲折はあってもあと五ヶ月以内には必ず衆議員選挙が実施されることも、野党党首の公設第一秘書逮捕の影響も検事総長殿は百も承知の上の決断であるだけに、検察は国民に逮捕について説明する責任と義務があると我がボケ頭は強く感じている。
 そのような矢先に参議院民主党が検事総長に事情聴取を検討しているとの報道に接したが、検討ではなく実行しなければならない。
 民主主義先進国の米国ではこのようなケースの場合は、上下両院調査委員会が速やかに開かれ、証人喚問が実施されるはずである。
 もしも検察が国民に対する説明責任を果たさず捜査、訴追のみに走れば国民の信頼と支持を根底から失うだろう。
この事件の一方で、日本最大の武装集団(くれぐれも暴力集団ではありませんぞ!)で、27万人の警察官の親分である警察庁長官から内閣の要である官房副長官に転進した漆間氏(何となく呼び捨ては控える)が、内閣新聞記者とのオフレコ会見でしゃべったこと(親分は記憶に無いと主張しているが、日本一頭の切れるキャリアーには考えられないけど?)を否定してマスコミと対立している様は滑稽としか云い様がない。
 すでに公表されているように、漆間親分は「今回の西松建設関連の寄付金問題では献金を受けている二階等の自民党議員には罪は及ばない」と断言しているにも拘わらず、そのようなことは一切記憶に無いと、同席した三人の子分の証言を盾にしらばくれているのだ。
 そこで産経新聞“産経抄”に記されていた“西郷隆盛の言葉”を親分に進呈。
「命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。 この始末に困る人ならでは艱難(かんなん)をともにして、国家の大業は成し得られぬなり。」 西郷没して百三十年、今もこの言葉は輝いている。  合掌

    2009年3月11日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-04
「二階産業経済大臣の違法献金問題で小沢問題は喧嘩両成敗?」

 今回の西松建設関連事件で初めて小沢報道がされた時に、何故同時並行的に二階等の自民党受領者に対する検察の対応が報道されないのか?と云うことに強い疑問を感じていた。
 この疑問を解く鍵は二階の経歴が全てを物語っている。
 二階は小沢が自民党を離党した時に小沢と行動を共にした元小沢の子分であり、その後小沢と喧嘩別れして自民党に戻り小泉政権が大勝した衆議院選挙で自民党総務局長として選挙を取り仕切りその論功行賞で大臣に引き立てられた。
 二階は小沢の集金方法を長年に渡り身近に見て来て学び、自民党復帰後急速に実力をつけてきたわけである。
 小泉政権下で二階グループを発足させ、その後わずかな期間に子分を倍増させ現在15名以上を抱えて二階派として認知させた。
 出戻りでは唯一の派閥の領袖であり、派閥運営資金確保の為には手段を選ばず釈迦利器に金集めに奔走してきたわけで、自民党内には二階の急速な出征に当然面白くない奴も多く、今回の問題発生を喜んでいる奴も多いはずである。
 
 小沢のトラブルを喜んでいる自民党幹部どもに冷や水をぶっ掛けたのが二階問題である。
 同じ違法行為に対し野党の党首の立場と、政権の現職大臣とどちらにインパクトが強いかというのは難しいが我がボケ頭からいえば大差ないと思う。
 小沢が東北地区の土木事業に大きな影響力があるとしても、ここ15年以上は野党に甘んじているので一国会議員の権力を証明するのは検察にとっても非常に困難であろう。
 故に小沢を贈収賄罪で立件するのは至難の業だと思うが、何しろ日本の検察は超ウルトラCを使ってでも小沢を攻めるであろうことは想像出来る。
 一方の二階は現政権下では主力大臣であり、ここ数年は常に要職を歴任しているだけに、検察が権力の乱用を証明するのは案外容易なのかもしれない。
 現政権の主要大臣に関連して捜査が入るのは時間の問題と報道されているので、二階も首を洗って覚悟しておくしかあるまい。
 西松関連事件の発生で百年に一度の経済、金融危機報道もすっ飛んでしまい、お陰で更なる苦労と困難を国民と中小企業に負わせていることを我々は本気で怒らなければならない。

     2009年3月9日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-03-03
「どう見ても不公平に見える小沢バッシング」

 今回の西松建設絡みの事件に関する進展状況を見ていると、我がボケ頭がどのように公平に見ても疑問だらけである。
 自民党幹部もマスコミも小沢に対する献金に絞って批判しているが、西松建設系政治団体から献金を受けた自民党国会議員は14人に上り、その合計金額は6630万円で小沢の献金額をはるかに超えているという事実である。
 先にも書いたように我輩は決して小沢シンパではないし、事件の真実はいずれ裁判ではっきりすることだから司直に任せるとして、如何なる事情や小沢に言い分があるにせよ、世間を騒がせたことは事実だからその点で国民や支持者にお詫びして一旦党首の座を降りるべきであると主張しているくらいである。
 その上で自民党も謙虚に献金受領者の圧倒的多さと合計金額の大きさを真摯に反省し、小沢と同様に国民に迷惑を掛けたことをお詫びすべきであるし、マスコミもこの点を自民党に対して強く指摘しなければならない。
 衆議員は小選挙区の支部長を兼ねているので、献金を受けた自民党員14人は自民党の代理人として一旦受領しているのである。
 その後に支部から己の政策機関に金を移しているのである。
 
麻薬の代金や脱税資金等の違法な金を洗浄することを時々報道で見かけるが、自民党の受領者14人は胡散臭い献金と認識していたからこそ一見合法的に洗浄する為に支部で計上しただけのことである。
 小沢の秘書の処理方法よりも自民党員の遣り方は悪質な受け入れ方法である。
 小沢の会計責任者の取った行為の方が堂々としているのである。
 自民党の受領者は小沢の秘書がパクられたら慌てて返金しているが、全く言い訳する必要がなければ返金する必要はないはずである。
 慌てて返金すること事態が己の弱みを天下に晒したことになる。
 小沢が記者会見で検察の捜査手法、特に衆議員選挙を目前に控えたこの時期に行われた検察の捜査に対して怒りをぶっつけた気持ちは理解出来るし、多くの国民も疑念を感じているはずである。
漏れ伝わってくる検察側のマスコミに対するリークによると、一部が時効にかかるから着手に踏み切った云々と報道しているが、問題全てが対象になるわけではないし、選挙終了後に堂々と検察は全力を尽くして捜査に着手しても事件捜査に問題が生じるとはどうしても考えられないのである。

    2009年3月7日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-02
「民主党 小沢一郎代表を襲った大久保第一公設秘書逮捕問題。 雑感」

 “一寸先は闇”との表現は人生における戒めとして使われる言葉だが、中でも政治の世界では特に相応しい格言である。
 今、小沢はこの言葉を改めて噛み締めて肝に銘じているだろう。
 今回の秘書逮捕劇に対してボケ頭の一国民として素朴に感じたのは、小沢も指摘していたけど何故選挙を控えた今この時期なのかとの疑問である。
 いづれにしても半年以内には必ず衆議院選挙が実行されるわけだから、捜査はそれからでも遅くは無いのではないかとの一般的な感覚である。
 小沢については自民党時代の経歴からして、我がボケ頭の中にもいずれ何らかの形で司直のお世話になるであろうとの見方をしていたので、今回の右腕秘書逮捕の情報にも大した驚きはなく、やっぱりそうかとの受け止め方だった。
 検察に対する唯一の疑問は逮捕の時期である。
 
 今回の逮捕事件で一番狂喜したのは勿論麻生以下自民党の幹部どもである。
 細田幹事長曰く「今まで我が自民党は民主党に攻められっぱなしだったので、今回の逮捕事件でやっと攻守ところを変えて反転攻勢に転じられる」と喜んだのもつかの間、よくよく調べたら自民党にも献金を受けた奴がいることが分かり途端にこの問題に口を噤んでしまった。
 参考までに2004年から2006年までに小沢と同じく西松系政治団体から献金を受けた自民党議員と金額は下記のとおりである。
 尾身幸次 400万円  加藤紘一 1400万  藤井孝男 600万
 森 喜朗 500万  
現職大臣)二階産経大臣 870万  山口俊一首相補佐官 200万  
上記のように自民党からは現役大臣も含めて多数の議員が受領しているので、あまり喜んで小沢攻撃にうつつを抜かすわけにはいかないのである。
鉄砲玉が己に返ってくる可能性大なのである。
小沢を庇う気は無いけど、過去の歴史で検察と戦って勝利を得た奴は居ない。
田中角栄を初め数人の議員が戦いを挑んだが全て検察の前に惨敗している。
残念ながら日本の司法制度では、逮捕され起訴されたら99%が有罪である。
理不尽な検察の行動ではあるけど、小沢は民主党が勝利する為に自己を殺し、我慢して即時代表を返上し、岡田、管、鳩山のいずれかに党首を譲れば、自民党は上げた手の下ろし場所にこまり間違い無く麻生は選挙に敗北する。

   2009年3月5日   元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-03-01
「金融庁は誰の為に、何の為に存在するのですか? 佐藤隆文親分殿」

 我輩の拙い知識によりますと、佐藤親分さんの配下には金融庁直参の子分が約500名、本家財務省系の子分が約500名の総勢1000名以上の子分を抱えておられるやに伺っておりますが、連中が本気で家業である中小企業の味方として行動しているとは感じられません。
 先月四日付きの親分さん宛の手紙にも書きましたが、昨日(三月二日)再度福岡財務支局の磯谷氏に面談して更にその無責任な対応振りに愕然とすると同時に、己の仕事に対する不真面目な態度に改めて中小企業代表者として怒り心頭に達しています。
 我輩が「佐賀共栄銀行に対する我が社への説明責任の杜撰さを指摘しても、磯谷氏は個別企業への指導、介入は出来ません」との頑な態度に終始するばかりで逃げまくりました。
我輩は当社と共栄銀行との取引に関して何一つ要望したことはありませんし、わが社と半世紀に亘る取引関係にある共栄銀行の理不尽な貸し剥がしには、余ほど共栄側にも我輩が伺い知れぬ事情があるのだろうから、その説明を受ける当然権利があると考えて磯谷氏に指導をお願いした次第です。
 
それにも拘わらず佐賀共栄側は説明責任を果たさず再度磯谷氏に指導強化を要望したわけですが、佐藤親分さんが聞かれたら驚かれるような横着な傲慢な態度でしたことを強調しておきます。
 我がボケ頭が分離間もない金融庁の組織について糾弾するなど恐れ多くてとても出来ませんが、今回当事者の一人として貴殿の子分の一人に接する機会を得て痛切に感じたことは、磯谷なる人物の直系親分ははたして誰なのか皆目我輩には理解出来ないことです。
 金融庁は直系の福岡支部なりを設置していないで、財務支局に業務委託しているとすれば、業務上の不始末に対する責任の所在は誰が負うのか伺いたい。
話は変わりますが、現在海上自衛隊の護衛艦をソマリア沖の海賊対策で派遣準備をしているとの報道に接しましたが、何と自衛艦に海上保安庁職員を乗艦させて協同して海賊対策を講じるとの記事を読み、何故か我がボケ頭には理解不能ですし、疑問だらけです。
生命の危険が懸かる組織にしてこの体たらくだから、命懸けではない金融行政など、責任の所在が関係ない成り行き組織で十分ということですか?

    2009年3月3日  元始求道会  毘沙門寺岡