毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年5月28日木曜日

09-05-10

「北朝鮮の核爆発に右往左往する麻生政権とマスコミ」

  高が核爆発実験くらいで号外まで出して騒ぎまくるとは阿呆じゃないか。
  麻生政権とマスコミが右往左往するから金親分が高笑いしてミサイルまで二発もオマケに発射するのだ。
  己は無傷で敵を撃退するようなそんなお伽話のような戦争などあり得ない。
  戦うからには“肉を切らして骨を断つ”心構えを持たねば勝利はない。
  金親分は兄貴分の中国やロシアの表向きの意向を無視してまで核爆発実験を強行したのだから、それなりの計算を持っての行動であることは事実であり、そうは云っても金親分の過去の振る舞いを遡って検証すれば余り目くじらたてて騒ぎ立てるほどの裏切りとも思えない。
  裏切り、背任行為というのは信頼関係が構築されている間で成立するもので、最初から日本政府も金親分を信頼していないのだから、核実験を遣ったと騒ぐ方が外交上御めでたい間抜け対応なのである。

  日本国の為政者たるものは金親分に対して「核実験でも何でも遣って見ろ、核ミサイルでも刺し違い覚悟ならば発射してみろ!」というぐらいの啖呵を切ってみろ。
  仮に北朝鮮は日本にとって信頼出来ないから核爆弾を保有してはいけないと言うのであれば、隣国のロシアと中国は大量に核爆弾を保有しているが日本はこの両国を信頼しているのかと問いたい。
  我輩尺度から見ればこの三カ国は全く信頼に値いしない点では大差ない。
  自国の国益ばかりを主張して、我が日本の正当な領土問題に関しては一歩も引かない頑な姿勢を改めないロシアと中国は信頼出来ない最たる国である。
  武力を背景にした横柄な外交姿勢を改めない中、ロに比べたら金親分の手法は見え見えだけに花火を上げられたくらいで右往左往する方が幼稚である。
  
  それにしても最近報道される金親分の顔つきが昔のふっくらした顔からかなり痩せて頬が扱けているのが気になるところであるが、我がボケ頭から判断すると韓国や我が国に本気で喧嘩を売る迫力は感じられない。
  金親分と中国、ロシアは広義な意味では兄弟分であることは歴史的にも地理的にも、経済的にも強い繋がりが存在していることには変化はない。
  我が国が真剣に分析し対決しなければならないのは中、ロである。

     2009年5月27日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-09

「ノ・ムヒョン前韓国大統領 自決」

 前大統領が収賄容疑で検察庁から事情聴取を受けたことは報道で承知していたが、隣国とはいえ他国の事件である故大して気にしていなかった。
 韓国の政治風土かどうか知らないが、過去に歴代大統領が退任すると何か大統領を取り巻く関係者が刑事訴追の対象になっていたので今回もその類の事件くらいにしか考えていなかった。
 ノ・ムヒョン氏在任中の2002年から2007年の日韓関係は過去最悪の状態だったので我々日本人にとっては決して歓迎すべき人物ではなかった。
 しかし今更ノ・ムヒョン政権の反日政策を糾弾しても、結果的に“死者に鞭打つ”ことになるのでそのことは留保するとして、韓国内で囁かれている検察の政治的介入についての我輩の関心について書いてみたい。
 
 前大統領の死の直後から、報道によると韓国国民の大統領に対する哀悼の気持ちは日々広がり、事件に対する関心は完全に払拭され現政権による検察に対する政治的介入が指摘されているらしい。
 検察の政治的介入と言う点で我輩のボケ頭に浮かんだのが小沢秘書逮捕に関する検察への政治的介入問題である。
 前大統領は自決前に国民に対して己の不始末を詫びてはいるが、本人にしてみれば大統領としての許容範囲内程度の事件で自らが事情聴取を受ける程の事件性認識が薄かったのではないかと、ボケ頭なりに想像している。
 前大統領の死は、一つには世間を騒がせたことに対する国民への素直なお詫びの気持ちであり、もう一つは検察の不当介入に対する強い抗議の気持ちを表したものだと思う。
 前大統領は赤貧の境遇から努力して這い上がり、弁護士資格を取得して庶民派弁護士として活躍し、大統領の地位に就いた所謂立志伝中の人物である。
 
 ところで小沢はかねがね民主党による政権奪取こそ最大の目標であり、そのためには一命を賭して頑張りたいと公言してきたが、然らば公設秘書の逮捕が不当であることに命がけで抗議して志を貫徹したらどうだ。
 世論は検察の不当介入を支持する空気が強いのは事実であり、しからばなお更のこと小沢は命を犠牲にしても検察に抗議するのが真の政治家ではないか。
 小沢が抗議の自決を敢行すれば政権奪取は絶対に実現する。

     2009年5月25日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-08

「麻生政権の補正予算は補正予算に非ず“不正予算”である。」

 先のコラムで鳩山新体制を叱咤激励するために敢えて厳しいことを書いたが、今回の解散総選挙目当の出鱈目なばら撒き予算に対しては新体制の初仕事として参議院で徹底的に追求解明しなければならない。
 本予算を成立させて直ぐに補正予算の成立を急ぐと言うことは、麻生政権自らが本予算の杜撰振りを証言しているようなものである。
 己の政権維持のために二言目には百年に一度の経済危機を振り回しているが、今回の補正予算も正に権力の乱用であり、内容はばら撒きそのものであるし補正予算ではなく選挙目当ての正に“不正予算”である。
 衆議院予算委員会では自公の数の横暴で民主党を初めとする野党の質疑は封じ込められ、ばら撒き予算の全貌をあぶり出すことが出来なかったので参議院予算委員会では衆議院での不公平分まで徹底追及して国民の理解を得なければならないし、多少の遅れも今回は国民も納得するはずである。
 またその程度の説得力が無ければ、政権奪取も政権維持も不可能である。
 参議院予算委員会での“不正予算”徹底追及は鳩山新体制が選挙の前哨戦として戦う絶好の戦場であり大いに生かすべきである。

 “不正予算”を意図したのは三月十日前後であることを民主党質問者の誘導尋問に乗せられて麻生が暴露したが、それは小沢秘書逮捕で支持率の流れが民主党から自民党に変わった時期と一致している。
 小沢秘書逮捕事件が発生していなければ補正予算?は組んでいなかったはずであり、補正予算ぐらいでは支持率の潮目は変えられなかったはずである。
 ところが世の中、特に政界は“一寸先は闇”とはよく言ったもので小沢がこの時期に党首を辞任するとは麻生には想定外だったわけである。
 小沢事件で折角巡ってきた自民党への支持率上昇が鳩山新体制発足で無残にも麻生は打ち破られたわけである。
 今となっては杜撰、出鱈目な補正予算が馬脚を表して“不正予算”の中身を晒されることになったわけであり、このチャンスを攻めきらないようでは民主党政権誕生は覚束無いことを鳩山は強く肝に銘じなければならない。
 民主党への支持率上昇の流れが、自民党幹部が喧伝している“ご祝儀相場”に終わらせない為にも鳩山は腹を決めて徹底抗戦し麻生政権と対決すべきであり勝負を掛けて戦いを挑むべきである。

     2009年5月22日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-07

「民主党鳩山代表に告ぐ、次回総選挙で勝利出来なければ民主党を解党せよ!」

  民主党は次期衆議員選挙で負ければ解党する決意で戦わねば意味がない。
  更に云えば鳩山が実質的に創立した現民主党は、次回の総選挙で負けたら
 二度と政権奪回の機会は訪れないのだから、背水の陣で挑まねば駄目だ。
  その為には敗北しても首の挿げ替えで民主党の存続を意図しても再チャレンジは無理だし、潔く解党せよ。
  自民党は手段を選ばず、形振り構わず鳩山体制を攻撃してくるであろうが、
 代表を辞めた小沢を非難しても、無視して勝利すれば自民党の批判は負け“犬
 の遠吠え“以外の何物でもなくなるのは必然である。
  先のコラムで書いたように手段を選ばず、とに角勝利して政権を奪取しな
ければ民主党の存在価値はゼロであることを鳩山は強く自覚すべきである。
 今日午後から参議院予算委員会で民主党側の質問を聞いていたが、麻生が
自慢した補正予算の内容が全く出鱈目で補正予算とは如何なる内容でどのよ
うな役割があるのか強い疑問だけが残った。
 行政改革で槍玉に挙げられた特殊法人や外郭団体を40以上新たに作り、
向こう三年以内に消化させるような、緊急の経済対策とは全く無縁の金をば
ら撒いているのである。
 
衆議院予算委員会では自公の絶対多数を背景に全くノーチェックで内容に
は全く触れずに通過させたのである。
 麻生が補正予算の作成に拘ったのは、降って沸いた小沢問題で民主党との
支持率が逆転し就任以来初めて自民党の支持率が民主党を上まわって舞い上
がり、己の立場も考えずに補正予算を意図したわけである。
所が補正予算を提出したことが麻生政権の命取りになったことは間違いない。
国会で無茶苦茶補正予算を審議しているうちに、一月から三月までのGD
P(国内総生産)が発表され年率概算15%以上の戦後最大のマイナスが発
表され、我が国の危機的経済状況を天下に晒した。
 麻生政権は如何にもがこうとも残り三ヶ月で解散選挙は避けられず、公明
党に配慮して都議選との兼ね合いで7月解散を避けている内に野垂れ死にす
るであろう。
 国債乱発で国の借金は816兆円に膨れ上がったし、これらの責任は全て
長年に亘る自民党政権の責任である。

    2009年5月20日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-06

「民主党代表に鳩山幹事長が決定」

 岡田対鳩山の対決に対してマスコミは岡田が追い上げて予断は許さない展開となりつつあると報道していたが、これは対決ムードを盛り上げる為の戦略で我がボケ頭は四分六で鳩山の勝利を予想していた。
 鳩山の勝因は何と言っても約五十人を抱える小沢グループの結束が固く、親分の意向どおり全員が鳩山に投じたことが大きいと思う。
 いずれにしても民主党は新体制が出来たわけだから何が何でも挙党体制を徹底させて次回選挙で自公に勝利しなければならない。
 民主党の親分が代わって一番困惑しているのは麻生であり、自民党幹部連中であることは周知の事実である。
 麻生政権誕生以来下がりっぱなしの支持率が下げ止まり、上げに転じたのは小沢事件という敵失のお陰が全てであり、小沢辞任で敵失が消滅したので今後はまた麻生の支持率の低下が始まることは間違いない。

 鳩山代表の新体制発足に対して自民党の幹部連中は岡田よりは御し易いと負け惜しみを云っているが、後ろに選挙上手の小沢が控えているのを考えれば自民は選挙対策に苦慮することは明らかである。
 自公の幹部連中や一部マスコミは盛んに鳩山新体制を小沢の傀儡だと喧伝しているが、鳩山は小沢の功績を認めており、先の参議院選挙の勝利も小沢無くしては実現出来なかったことを明言している。
 自公の連中は次期選挙を見据えて小沢批判をしているのであって、企業からの政治献金額では自民党は突出しており、二階他の自民党幹部連中も大なり小なり同じ献金を受けているのだから、奴らに小沢を批判する資格はない。
 自民党派閥の親分の一人である伊吹派伊吹元幹事長は今回の民主党代表選挙や小沢問題に関してかなり冷静にコメントしていた、曰く「民主党の党首選挙や小沢問題に対して口をはさむと必ずお返しがあるから、他党のことに余計なコメントはすべきでない。」
 伊吹の今までの言動や行動からすると聊か常識的すぎるコメントだが、本音は今の麻生体制では他党のことに口出しする余裕など無いと云うことだろう。
 鳩山新代表のスローガンである“友愛政治”や愛のある政治も悪くはないが、敢えていえば“愛国心”と“祖国愛”の愛が抜けているのが残念である。

    2009年5月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-05

「小沢辞任に対する麻生以下自民党幹部の嘆かわしいコメント」

 麻生が予算委員会で民主党岡田党首候補との質疑の中で、質問もされていないのに小沢代表の突然の辞任表明に対して「辞任の理由も明確ではないし、色々説明責任も果たしていないし党首として無責任である」と言ったとか報道されていたが、ここまで理不尽なコメントになると噴飯物である。
 過去二代の首相が一年足らずで意味不明、説明不足のまま突然総理の座を無責任にほうり出したことを忘れたわけではあるまいが、もっと滑稽なのが半年前に選挙管理内閣との位置づけで首相に任命されたにも拘わらず、あれこれへ理屈を並べて今日まで居座り続けた為に本格的な経済対策が打てずに、今日経済は更に深刻さを増し三月末の企業倒産は1500件の激増である。
麻生と同じような下らぬコメントをしていたのが細田や甘利等数人いたが、まともなコメントをしていたのは古賀選挙対策本部長である。
 曰く「自分は直前に控えた選挙に如何に勝利するかで頭の中が一杯で、とても他党の人事に口を挟む余裕なぞ全く無い!」お見事な情勢分析である。
 小泉の郵政採決に欠席して謹慎した時期もあったが、またたく間に古賀派を再構築した戦略は流石であり、麻生を引きずり下ろして総裁に立候補すれば民主党も厳しい対応を迫られることになるかもと思うがボケ頭の外れ予想か?
 
もう一人、例の二階大臣は下手なコメントをすれば己の脛を叩くことになるので流石にノーコメントであるが、古賀とは兄弟分であるから同じ見解である。
 去り行くライバルに石を投げつけて罵倒するような態度は日本人の感覚には受け入れ難いし、自民党は国民から反発を食うだけで支持を減らすだけである。
 小沢辞任後の初めてのマスコミ調査によると、上り調子だった麻生支持はストップして早くも反落を始め、自民党支持率も同じく落下しだした。
 正式に民主党の党首が16日には決定すると報道されているので、来週以後の民主党、自民党の支持率はさらに更に格差がはっきりするであろう。
 民主党代表選出の攻防は報道によると鳩山、岡田に絞られたようだが、つい先日まで鳩山は小沢と進退を共にすると発言していただけに一寸違和感はあるが、政治屋の世界では許される範囲内のことなのであろう。
 それはともかく自民党が己の金権体質を棚に上げて相手を批判するが、鳩山幹事長はブリジストンタイヤの大株主であり、大金持ちであり自前の金で政治資金を賄っている金銭にかけては攻めようの無い人物である。

     2009年5月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-04

「小沢代表遂に党首辞任を発表。一番困窮したのは自民党。これで次期衆議員選挙は民主党勝利確定、攻守は所を変える。」
  
 我輩は終始小沢の早期辞任を主張してきたので、やっと小沢も“西郷隆盛”の生き様を少しは肝に銘じて決断したと想像する。
 この小沢の苦渋の選択を民主党の反小沢派の連中特に前原、仙石,枝野、野田等幹部は心から評価し、我が身を捨てて今度は党内を一枚岩に結束させ、必ず来る選挙に勝利して保革逆転を実現しなければならないし、奴らはその責任を負わされることになる。
 小沢秘書逮捕は明らかに検察の横暴であることは、元特捜幹部検事等も多々主張しているし不公平な行動であることを世間も理解しているので、反小沢に転じていた連中は今回の辞任で一気に民主党支持に戻るはずである。
 安易に己の主義主張を転換する奴らほど、状況が一変すると直ぐにもとに戻るのが付和雷同方我が日本民族の特徴である。
 
 今回の小沢辞任表明で一番困惑しているのが麻生以下自民党幹部連中である。
 三月初旬の小沢秘書逮捕を境に麻生、自民党に対する支持率が上がり始め、逆に小沢、民主党の支持率が下がり始め、直近の世論調査では完全に民主党の人気は自民党より劣勢に立たされていた。
 麻生政権の支持率は小沢秘書事件のみで戻り始めたのであり、所謂敵失による人気上昇である。
 何時もは意味もなく笑顔を振りまいている麻生の顔が昨日は完全に硬直していたし、阿呆な麻生も流石に小沢ショックの深刻さを理解したのだろう。
 我がボケ頭の判断では、支持率で劣勢に陥っていた民主党は小沢ショックで回復し、民主党の新代表と幹部が余程阿呆な対応をしない限り民主党の勝利は間違いない。
 
 小沢ショックに対する麻生他自民党幹部のコメントが報道されていたが、全員が追い詰められて本当に困惑した表情でいたのが印象的である。
 幹部たちは菅を除いて全員が小沢の性格や政治手法を熟知しているだけに、辞任要求が強まれば強まるほど頑なに拒み続け強行突破して進むと読んでいたと思うし、多少選挙に対する楽観論すら持ち始めていたとおもう。
小泉の予言が的中したことを、麻生他幹部は如何なる思いでいるのだろうか。

   2009年5月12日 元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-03

「百年に一度の経済、金融危機下にも拘わらず、国家公務員には夏季ボーナスを二ヶ月分支給?国家公務員の最高指揮官麻生に危機意識ゼロの証明。」

 国家公務員約70万人、関連職員を含めると100万人のゴクつぶし集団であるが、平均年俸650万円、月間55万円、二ヶ月分110万円である。
 6月に約1兆1000億円の血税を奴らは強奪するわけである。
 国家公務員に二ヶ月分を支給すれば、これ幸いと約300万人の地方公務員は便乗して二ヶ月分の夏季ボーナスを奪取するわけである。
 年俸は地方公務員の方が高く、平均年俸740万円で二ヶ月分124万円を300万人に支給すると3兆7200億円の血税を浪費することになる。
 麻生は二言目には“百年に一度の経済金融危機”を声だかに喧伝するが、遣っていることは全く正反対である。
 本当に麻生が危機意識を持っているのであれば、今年の公務員ボーナスの支給を止めるぐらいの政策を断行すべきである。
 多分日本の公務員の待遇は、現役の収入や退職金、退職後の年金制度等を含めると世界一恵まれていると思う。
 
 このような官僚システムを構築するのに奴らは、阿呆な政治屋や世襲議員等と取引、利用しながら国益に反する今日の官僚組織を作り上げた。
 このような官僚万能主義を打破することを“錦の御旗”にして次期衆議員選挙で政権奪取を目指したのが、小沢民主党である。
 そして世論の支持を受けて民主党の勝利は間違いないと国民もマスコミも政界関係者もそのように感じ、自民党幹部も一度政権を民主党に渡しても仕方がないと考えていた矢先の検察の暴挙?である。
 この検察行動批判は度々書いてきたので繰り返さないが、この程度のこと(小沢秘書逮捕)で初めての政権交代を諦める程度の国民意識であれば、五十年に一度の保革逆転の絶好のチャンスの芽を自ら摘むことになり、その責任は国民自らが負わねばならないことを充分に自覚しておくべきである。
 我がボケ頭の感覚からすれば強盗殺人以外の如何なる手段を講じても、この国に長年に亘り溜まりに溜まった泥を除去すべきであると心から主張したい。
現在の腐りきった自公体制の継続はそれ程の悪であると考えている。
新しい、本当に国民の意志を反映する国家体制を作るには革命に値する行動が伴うのは当然であり、諸々の犠牲を伴うのも止むを得ないことである。

  2009年5月9日  元始求道会 毘沙門寺岡

2009年5月11日月曜日

09-05-02

「連休雑感」

 我がボケ頭にとって連休は無意味であり、交通機関や道路が渋滞して日常生活のペースを乱すマイナス要因ばかりである。
 何故なら我がボケ頭にとっては毎日が日曜日であり、極論すれば365日が連休みたいな状況だから、たかが一週間程度の休みなど問題外である。
 そうは云っても連休の感覚は肉体的な面とハードだけで、ボケ頭とは言え日々日本株式会社の現状を大いに憂いている立場としては精神的、思考的、ソフト的には決して連休感覚ではない。
 数日前の新聞に、金融庁が金融機関に対して真剣に強力に貸付増を指導しているにも拘わらず、メガバンク以下地銀、信用機関に至る全金融機関は己の経営のことしか考えておらず全く金融庁の意向を無視していると指摘している。
 マスコミは国内に多くの未解決の難問を抱えている麻生政権の批判をせずに、“外交の麻生”と表現して麻生政権に迎合しているが全く本末転倒である。
 国家国民、国益を考えれば政府が先ず解決しなければならないことは国内問題である。
 内政あっての外交であって国内政局が安定、前進、発展しなくて外交はあり得ないのは政治を司る為政者の大前提であるにも拘わらず、麻生の政権運営は先ず外交ありきとの誤った認識である。
 
国内には中小企業の経営不安、金融機関の貸し剥がし、貸し渋り、失業者の激増、社会不安等数えあげたら限がない程の難問に覆われているのに、政府専用機をまるで自家用機並みに乗り回して血税を浪費している。
 過去二代前の安倍、福田が首相在任七ヶ月までに在外国訪問した回数は各々5回と6回である。
 麻生はといえば同じ七ヶ月で既に12回も外国訪問をして安倍、福田の倍以上の外遊で大事な国民の血税を浪費し続けている。
 これらの外遊には記者クラブのベテラン共が閣僚並みの厚遇で専用機に同乗して麻生の暇つぶしに酒の相手をするわけだから、ゴマすり提灯記事を書かざるを得ないし、国民不在の同行取材を報道して国民を愚弄している。
 日本国首相は外務大臣を兼務しているわけでは無いし、外相は中曽根親分のイケメン息子が外務大臣として外交問題に真剣に取り組んでいるではないか。
 日本外交は外務省に振り回されているのだから外交全権をイケメンに任せ。

     2009年5月7日  元始求道会 毘沙門寺岡

09-05-01

「“目には青葉 山ホホトドギス 初鰹”の季節に“豚インフルエンザ”(豚に敬意?を表して日本では“新インフレエンザ”と改称)騒動」

我がボケ頭は今までこの句の作者は芭蕉で、“目に青葉ヤマホトドギス初鰹”と記憶していたら、じつは山口素堂(1642-1716年)という芭蕉と親交のあった俳人の作で“は”が挿入されていることを知った。
 何もインターネット上で得た知識を受け売りする積もりは毛頭なく、日本が最高の季節を迎えたにも拘わらず、口を封じられかねないインフルエンザに振り回されている現実を憂いているだけである。
 極論すれば政府もマスコミも騒ぎ過ぎというのが我輩の実感である。
 対策によっては役所の縦割りエゴの矛盾が噴出しているし、麻生以下閣僚は選挙前の政局に利用しているのが見え見えである。
 外国から帰国直後の成田空港着の旅客は、機内での説明は皆無で到着と同時にいきなり厳重な検疫を受け、日本で一体どんな大事件が発生したのかと余りのものものしさにビックリしたと、驚きを隠せないでいたのが印象的である。
 今回の政府の予防対策に関して担当の舛添厚生大臣が神奈川県知事と横浜市長を非難していたが、両者とも民主党の元代議士であり余りにも露骨な野党批判であり、そんな下らぬ論争のお先棒を担ぐマスコミも狂っている。
 
 舛添は年金問題、高齢者対策、健康保険、医師不足、病院不足、失業者急増等問題の先送りばかりで失敗の連続なのに、マスコミに対するサービス姿勢が記者連中に受けて次期総理候補とかに煽てられて舞い上がっているらしい。
 3月末現在で失業者数が335万人、失業率は約5%に達しているのに効果的な失業者対策は全く見えて来ない。
 この数字は所謂フリーターとか派遣社員は含まれていないし、働く意欲は持っているのに仕事が見つからない労働者層である。
 我がボケ頭が考えるには、この日本では現在失業者が意志表示をする術を失っているか又は放棄している。
 中小企業従事者を含めた就業希望者が生活向上のための手段が効果的でないことを知らしめる情報、指導を関係者が怠ってきたことが現在の失業者増大を招いた一因であることは間違いない。
 我がボケ頭のエキストラ人生は民族運動と中小企業活動をドッキングさせて親会社である日本株式会社の安定強化に些かなりとも寄与ことである。

     2009年5月4日  元始求道会 毘沙門寺岡