毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年4月6日月曜日

2009年4月履歴

「商工中金完全民営化計画四年先送り?財務基盤強化で1500億円増資」

  商工中金が1936年に設立後73年の長きに亘る政府系金融機関としての歴史と実績を捨て、民営化への舵を切ったのは正に小泉、竹中政権の金融自由化方針の産物である。
 果たして本気で真剣に中小企業を今後とも支え、支援し協力、発展させるための民営化計画だったのか?我がボケ頭は計画発表当初から疑問を呈し、反対してきたし主張もしてきた。
 もしも政府が万全を期した中金の民営化計画であれば、例え百年に一度と言われる経済、金融危機に遭遇しようと計画の大幅先伸ばしはしないはずである。
 何故なら同じ政府系の中小金融公庫や国民金融公庫等は大型統合を果たして計画道理に政策金融公庫として発足しているではないか。
 そもそも経済金融変動の影響によって中小企業経営が最大の困難に直面して今こそ中金に最大の支援と協力を期待している最中に、中小企業対策を無視して民営化業務に翻弄されて本業を明らかに疎かにしている行動はどんなに贔屓目に見ても誤った経営姿勢、方針である。
 
 今回の株式売却延期は正に、商工中金の民営化に待ったを掛けた天の声、国民の声、民営化に反対している社員の声の結果である。
 我がボケ頭は終始一貫して主張してきた最大のポイントは、中金が民営化すれば、当然株主に報いる為に先ず利益を徹底的に追求しなければならない経営方針に転じ、中小企業支援は言うべくして困難に直面すると云う点である。
 その観点からすれば今回の中金民営化計画の四年間先送りは、当初から無意味な民営化であったことを反省し見直す絶好の機会である。
 日本の金融界を見たときに、メガバンク、地銀、信用金庫等の民間金融機関がひしめき合っている業界の中に、長年にわたり政府の過保護のもとに生き延びてきた経営体質が急激に変化するのは困難だし、このまま民営化方針に向かってもせいぜいリソナ銀行と同じくお荷物再来になるのは目に見えている。
 例え民営化しても実質政府系で形態だけが株式会社というのは、長年に亘る取引先の意向を無視した自己本位の世間を欺く経営姿勢である。
 民営化計画を四年も先送りする行為が、取引先に如何なる迷惑と経営不信を与えるか中金の経営陣は考えたことがあるのか。
 73年間の長きに亘り中小企業と同じ目的に向かって協力しあってきた関係も喪失し結果的には政府の支援を仰ぐリソナ型に陥るのは目に見えている。

     2009年4月26日  元始求道会 毘沙門寺岡




「時事雑感・草茅危言」09-04-10
「小沢よ!今こそ西郷隆盛の生き様を見習い、“大義”の為、即刻民主党党首を辞せ!」
 
小沢が所謂“大義”をどのように自己解釈しているか知らないが、未だ党首の座に執着しているところを見ると所謂“大義”には程遠い心境なのだろう。
 そこで小沢に西郷の言葉を献呈する、曰く「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。 この始末に困る人ならでは艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。」
 正に今、小沢が置かれている状況と全く対極を指摘している言葉である。
 小沢にいま問われているのは、田中角栄の直系子分として四十八歳で自民党幹事長の座に就き、以後野党に転じた今日に至るまで大金を集めまくっている現状に対する説明責任不足である。
 野党に転じた小沢は二度ならず三度も新党を結成しているのだから、その為に子分を集めるのに大金をばら撒いたのも事実だろうし、新党の準備金とか運営資金を必要としたことも我がボケ頭でも多少は理解できるが、それでも世間は説明不足を強く糾弾するのは小沢の不徳の所以であろう。
 
 小泉元首相が自民党の或る会合で小沢問題について曰く「小沢は解散直後に自ら党首を辞任し後継者を指名して影響力保持を狙うであろう」と指摘した。
 我がボケ頭でも予想した範疇であるが、小沢が果たして官位を諦めきるだけの判断力が期待できるかである。
 麻生自民党にとって一番恐れるシナリオである。
 小沢が党首を辞任してもしも岡田を指名して民主党内が波乱無く治まったら、衆議員選挙での自民党優勢の見方は一挙に反転して民主党有利に向くだろう。
 我がボケ頭が度々主張しているように、我輩は自民党支持でも民主党支持でもないが、半世紀に亘る自民党政権には長年の政権づれした垢が溜まって民主主義の根幹が破壊されてきた。
 自民党議員の三割が所謂世襲議員であることは正に長期政権がおたらした垢そのものであり、他の民主主義先進国でこのような国は皆無である。
 阿呆でも無能力でもただ世襲というだけで議員バッジをつけられる国は国連加盟国の中でも日本だけである。
 三割の世襲議員の存在が世界的に見た場合如何に異常事態であるかを証明していることにそろそろ阿呆な国民も目覚める時であろう。

      2009年4月23日 元始求道会 毘沙門寺岡




「時事雑感・草茅危言」09-04-09
「甘えるな、日本航空! 甘やかすな、日本政策金融公庫!」

 日本航空は純然たる民間会社である。
 創業こそ半官半民の国策会社であるが現在は明らかに東京一部上場の純然たる民間会社である。
 それにも拘わらず大不況に直面して資金繰りに窮しそうだから、と安易に2000億円の借り入れを政策金融公庫に申し入れした。
 簡単に申し込む日航も怪しからんけど、安易に血税を融資する公庫も許せないし、日航ごとき放漫経営を助けるために整理統合したわけではあるまい。
 政策公庫は国民の血税で運営されている完全な政府系金融機関である。
 主要な目的は中小企業育成、支援であり、そのために唯一の政府系金融機関として再編成した公庫であり政策部門はいわば付けたりである。
 2000億円を中小企業支援に引き当てれば、一社当たり1000万円の融資で二万社の中小企業に貸付が可能になり、かなりの中小企業が破綻を免れるはずだし経営が存続できる。
 
一時期高騰したガソリン価格も通常価格まで下がって採算性もかなり回復しているはずだし、ライバル会社の全日空の方は資金繰り問題など生じておらず、日航の経営陣が如何に無能であり長年にわたり放漫経営を継続したかを証明しているし、日航は一度破綻させて再編成すべきである。
 米国では大手航空会社の法的措置は日常茶飯事で、常に過酷な競争に曝さして厳しい経営を強いられて勝ち残った会社だけが運航している。
 報道によるとパイロットの平均給料は約二千万円で全日空よりは少し低いらしいが、ベテランの中には三千万を越す者もいるそうで経営不振の会社にしては高給をばら撒いているのは間違いない。
 放漫経営で陥った経営不振の尻拭いを政策公庫がしてくれるのであれば、旧中小企業金融公庫からの借り入れはそれ相応にチャラにしてくれと言いたくもなるぜ。
 日航ごとき東京一部上場企業は株式市場からでも必要資金を調達できるように上場しているのであって、更にメガバンク等も付いているわけだからそれらの金融機関が協力すべきであって、困ったときだけ政府系金融機関に泣きつくなんぞ誠に不条理そのものである。
 このような不条理がまかり通るなら中小企業はやる気を失くすだけである。

    2009年4月22日   元始求道会 毘沙門寺岡 



「時事雑感・草茅危言」09-04-08
「日本政策金融公庫は業務急増に対し減員凍結で業務急増に対応」

 日本政策金融公庫(日本公庫)は、小泉政権の竹中によるパフォーマン政策の煽りを受けて、中小企業金融公庫と国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、国際協力銀行が統合して2008年10月に発足し、合理化という名の下に人員削減を目論んだが未曽有の金融危機の影響で脆くも頓挫したわけである。
 この統合計画が浮上した時、我がボケ頭さえその構成に疑問を感じたのは、政府が本気で中小企業対策のために政府系機関を再編成するのであれば、何故この統合計画に商工中金を参加させなかったのかと言う点である。
 もしも中金を統合に加えていれば百年に一度の経済金融危機に対して、更なる強力な政策が実行出来たと思うが、それはボケ頭の幻想なのだろうか?
 
 17日付け日経新聞朝刊記事によると日本公庫は次のような経済危機対応策を推進している。
 (制度と内容)
“セーフティネット貸付”
中小企業向けの融資
[08年度一次補正予算]
・ 三兆円の貸付枠を確保
[08年度二次補正予算]
・ 貸付枠を9兆円に拡大
・ 業況の悪化した企業に対し零点3%の金利引き下げ
・ 既存債務の借換による一本化を可能に
[09年度補正予算](予定)
・ 貸付枠を12兆円に拡大
・ 雇用維持・拡大に取り組む事業者にはさらに零点1%の金利引き下げ
“緊急保証制度をバックアップ”
保証協会の保証を保険で引き受け
その他危機対応円滑化業務等非常に多岐に亘る政策を実践、計画している。
これらの計画を漏れなく遂行する為であれば人員削減など凍結して当然で  あり、職員をフルに活用して中小企業救済にさらなる支援を期待したい。
しからば商工中金はこの難局に如何なる貢献をしたのか強く問いたい!
民営化業務に現を抜かして中小企業を見殺しにしているのではないか!

  2009年4月19日  元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-07
「商工中金は株式会社化による民営化を即時中断して、日本政策金融公庫に統合すべきである。」

 政府系金融機関を整理統合して日本政策金融公庫を発足させたことは、結果的に現在の世界的金融経済危機に対して政府の意向を迅速に反映させ行動する上で大きな成果を上げている。
 民間金融機関が政府や日銀の強い融資要請にも拘わらず、不良債権の発生を恐れて積極的な貸付を避けている状況下で、日本政策金融公庫が積極的に非常に多岐に亘り融資を拡大したことは大いに評価すべきであろう。
 片や同じ政府系金融機関でありながら民営化の方向を目指した商工中金は、百年に一度の金融危機の中で果たしてどれ程中小企業に貢献したか知りたい。
 昨年3月31日現在の貸し出し残高が9兆1150億円あるが、我がボケ頭が想像するのはこの大事な時期に株式会社への転換が重なった為に、商工中金本来の中小企業支援活動が置き去りにされたのではないかと危惧している。
 
 新体制の株式会社商工中金に転換する目的や意義や活動内容において、我々長年の取引先を納得させるような説明が全く不足している。
 何故民営化しなければ商工中金は本来の主業務である中小企業支援協力ができないのか、と言う強い疑問と共に、然らば民営化したら今まで以上にきめ細かな、信頼される中小企業対策が推進出来るとでも云うのか?不信だらけだ。
 ボケ頭の我輩に云わせれば、商工中金の民営化は小泉政権の小泉、竹中路線に迎合して如何に生き残りを図るか、しか中金当事者は眼中に無かったのだ。
 今からでも遅くは無い、4240人の職員は、阿呆で己の出世、保身しか眼中に無い経営陣の方針に断固反対して、日本政策金融公庫との合併統合を目指して断固戦うことを一取引先、中小企業経営者として心から期待したい。

 それでも民営化を進めるとすれば、メガバンク他多くの既存の民間金融機関との競争に敗北して、結果的には商工中金を頼りに今日まで営々と生き延びて来た中小企業を裏切ることになるのは我がボケ頭でも想像できる結末である。
 大多数の職員は政府系金融機関に魅力と遣り甲斐を求めて中金に職を求めたはずだし、一人一人が己の不本意な結末に妥協することなく、己の生き甲斐と国益の為に戦うことを心から期待するとともに、我輩も微力ながら中小企業を代表して民営化反対を支持したいと強く考えている。

     2009年4月15日 原始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-06
「ソマリア沖での米国コンテナ船、船長の米海軍による鮮やかな救出劇」

 日本国関連の船で今回の米国船と同じ事件が勃発したら、果たして我が“帝国海上自衛艦隊”は如何なる作戦を展開したか派遣艦長に聞いてみたい。
 今回の事件は英雄の出現を期待するヤンキー気質にぴったりの事件である。
 海賊に襲われたコンテナ船の乗組員は不意を突かれて大半が海賊に拘束されたのだが、船長は船の運航と乗組員の安全を最優先する為に、自らの身柄と引き換えに船員と船の交換を申し入れ、多くの乗組員の安全を確保した。
 昔の日本国民が大好きだった浪花節的救出劇である。
 船長は結果的に米軍特殊部隊の周到な作戦で無事救出されたわけだが、一つ間違えば船長も射殺された海賊と同じ結果に終わったかも知れない。
 もしも同じような事件が日本国関連の船舶で発生したら、我が帝国海上自衛艦は如何なる戦略を展開しただろうか?
 先ずその前に日本船の船長が乗組員の生命の安全を第一義に考えて、海賊に拘束された船員と己の身柄を交換する腹構えを持っているかである。
 旧日本帝国海軍の艦長みたいな海軍魂を持っている商業船舶の船長など居ないはずだから、乗組員全員が拘束される道を選ぶだろう。
 そのような観点からすれば、このアメリカコンテナ船の船長は、日本帝国海軍の艦長魂を常日ごろから肝に銘じて居たのかも知れない。
 それにしても、この海賊事件に対する救出劇に於けるオバマ大統領の迅速な指示、命令と即座に対応した米海軍、FBI等の完璧な作戦遂行には流石に世界一の実力を見せ付けた印象を受けた。
 一人の米国人の人命救助作戦に駆逐艦、強襲揚陸艦など艦艇三隻を出動させ、さらにFBIの人質解放専門官まで派遣したというから、縦割り組織に拘る我が国では考えられない対応である。
 最終的には駆逐艦に乗り込んでいた米海軍特殊部隊「シール」の狙撃手が、命令の数秒後に人質に小銃を突きつけていた三人の海賊を射殺した。
 一つ間違えば人質の船長を誤射殺したかも分からないぎりぎりの選択であったわけだが、わずかな可能性にチャレンジして成功させたことがどれほどアメリカ国民を歓喜させ、オバマに対する信頼を深めたか計り知れない。
 米国市民が理不尽な生命の危険に曝された場合はアメリカ政府は如何なる手段を講じてもその救出に全力で立ち向かうという今回の救出劇こそ、多民族国家アメリカの統合と民主主義の原点である。

    2009年4月14日  原始求道会  毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-05
「このところ時事雑感に集中出来なかった?理由」

  国家の一大事でも、企業経営問題でも、一族郎党の誰かの不幸でもない。
  理由は愛犬リナの老衰による失明、両手両足麻痺、痴呆等による悲劇がボケ頭の我輩に与えた衝撃が原因である。
  たかが“柴犬一匹”というなかれ、彼女との同居は15年に亘り、我輩にとっては最も信頼に足る同志的存在である。
  とに角絶対的同志である我輩に徹底的に忠実であり、完全な味方である。
  久し振りに再会すると飛び上がって我輩を迎えたことが嘘のように衰弱してしまい、嗅覚も弱体化しストレスが高じて我輩の見分けもつかなくなって噛み付くこともあるのだから本当に不憫である。
裏切りでは無く痴呆症の所為であることは百も承知していながら、何とも云いがたい切ない感情に襲われる。
  十年に亘り両親の介護をしてきたが、大部分の世話は介護士さんや、お手伝いさん、看護婦さん達にお世話いただいたので精神的には大変だったけど肉体的疲労感は少なかったように記憶している。
  ところがリナに関しては我輩達が直接世話をしているので大変である。
  衰えたとは云え、未だ食欲は結構旺盛だし、体重も9キロ強あるので特性の胴巻きをして吊り上げるのは結構大変な作業である。
  起こされる度に家の中を吊り上げて徘徊させたり、外に用足しに連れ出したり正に“寝ぼけ面に小便”である。
彼女は痴呆が進んで来た所為か昼間は殆ど寝てばかりで、深夜に一時間おきに吠えまくり無視するわけにはいかず我が方は完全に睡眠不足に陥った。
満十五年で人間に換算すれば九十歳前後の正に超後期高齢者である。
我輩は今まで十匹程度の犬を飼ってきたが、リナのような長生きは初めてであり、愛犬を介護するのも初体験である。
我輩の記憶ではリナの次に長生きしたのは十年前後で、彼らは全て最後にはあっけなく去って行ったので介護の苦労はせずに済んだ。
我輩は学生、サラリーマン時代の数年間を除いて、人生の大半を多くの愛犬と過ごしてきたが、リナは唯一純血種である。
純血種だからどうのこうのと云うのではなく、いろんな場面で我輩を元気づけてくれたのは事実だし、ボケても構わぬから一日でも長く生きて欲しいと言うのが昨今の我輩の心境である。 

   2009年4月13日 原始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-04
「愈々始まった二階大臣周辺への捜査開始」

 今日、数社の夕刊が二階の筆頭秘書である実弟の事情聴取に東京地検が着手したとの記事を書いている。
 明日の朝刊(8日)には少し踏み込んだ報道が為されることを期待するが、二階周辺への捜査が予測されて直ぐにでも開始されるかのようにマスコミは煽っておきながら一週間以上が経過したのは何を意味するのか、我がボケ頭にも大いに関心の深まる所である。
 予想より遅れた原因は二つあるとボケ頭は予測する。
 一つには小沢の秘書逮捕に対する国民の感想が非常に検察に批判的な意見が多いため、少し東京地検特捜部が慎重に国民の動向をウオッチしている。
 二つには二階は麻生政権の現職大臣であるため、もしも実弟が違法行為で逮捕でもされたら麻生政権に対する責任は非常に重く、小沢秘書逮捕で少し上昇した麻生政権支持率が再び下落して再逆転するだろうから慎重に対応している。
 二階は現職大臣であるばかりではなく、ここ十年近く常に自民党の要職又は大臣の座にあるため、贈収賄で摘発される可能性が非常に高く現時点では小沢よりはるかに二階の罪の方が悪質である。
いずれにしても今後の政局は東京地検特捜部の捜査範囲と捜査内容に握られるという、皮肉な展開になっている。
二階周辺の捜査が進展するのと同時に小沢の秘書の保釈が申請されるだろうし、もしも二階の実弟が逮捕される事態が起きれば麻生政権の支持率は再逆転するので衆議員選挙は確実に先延ばしされ九月満期まで麻生は居座るであろう。
今後の政局は完全に東京地検に握られた構図になるだろう。
ところが今朝(9日)の朝刊を見てガックリである。
我輩定番の朝日、日経、産経に二階大臣周辺関連記事が皆無なのである。
昨日の一部夕刊が二階周辺への事情聴取を始めたことを報道しながら、その後の展開を全く報道していないのである。
改めて東京地検の姿勢を疑わざるを得ないと感じる国民は多いのではないか。
二階問題で曖昧な捜査姿勢を継続すると、東京地検は政府から圧力を受けたのではないかと痛くもない腹を探られると同時に、国民の更なる検察不信を増大させるだけだと我がボケ頭は強く感じるが如何なものか?
小沢の秘書逮捕の時、東京地検は前代未聞のリーク作戦を展開し司法クラブの阿呆記者を総動員して逮捕の正当性を喧伝させたのに今回は沈黙、、何故?

   2009年4月8日 元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」09-04-03
「早くも馬脚を表した“帝国自衛隊”の誤探知情報騒動!」

 金親分が昨日午前11時に「今からロケット発射体制に入った」との発表を行ったので我が自衛隊は一気に緊張して迎撃体制に入った。
 そのような緊迫状況の最中に自衛隊傍受隊が日本海上で或る“飛翔体”を発見したとの情報を官邸に報告し、アッと言う間にNHK他マスコミ、地方自治体、警察消防等を通じて全国民に連絡され周知徹底された。
 この時点までは政府の危機管理がスムーズに機能したと思いきや、何と五分後に先の情報は誤報との耳目を疑いたくなるような事実が発表された。
 何と我が帝国自衛隊の最新情報収集隊が“誤探知”したとのこと。
 これって、我々国民、政府、自衛隊その他危機対応に動因された全国の警察、消防、地方自治体等の多くの職員にとって簡単に「先ほどの第一報は誤探知でした、申し訳ない」の一言では済まされないのは当然である。
 結論から言えば麻生の危機管理欠如が全てであり、全責任は麻生にあるのは当然である。
 国家の危機を直視せず政権維持と次期衆議員選挙で保革逆転阻止に全精力を注ぎ込んでいるから、肝心の国家危機管理が機能しないのである。
 金親分の外交的フエイントに上手く乗せられ、我が帝国自衛隊は大恥を欠き国民の信頼を失い、挙句の果てに単なる“平和ボケ自衛隊”に戻ってしまったお粗末の一席である。
 その後の金親分は日本政府のドタバタ騒動を酒の肴にして一杯遣って、肝心のロケット発射についてはダンマリを決め込んで溜飲を下げているだろう。
 正に“大山鳴動して鼠一匹”の類であり、この調子では第二、第三の誤探知が発表される可能性があるので、第一線の自衛隊員が萎縮して肝心の発射を見逃す第二の醜態が発生しないとは云えない。
我がボケ頭は、金親分がロケット打ち上げ発表直後から日本国民に状況の推移は当然発表する義務、責任があるので実務的に説明すれば充分で、金親分の行動は徹底的に無視するように強く主張している。
 金ロケットが打ち上げ失敗して本体や部品が日本領海や国土に落下して来たら、それからじっくり反撃すれば良いし、場合によっては“肉を切らせて骨を断つ”式で大反撃に転じても遅くはない。
 日本にとっての最大の武器は早く総選挙を遣って、国民の信頼を得た日本国親分を決定することである。

     2009年4月5日 元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」09-04-02
「エープリル・フールすら眼中に無い日本国民の余裕の無さ。
ロンドンでの日中首脳会談でのコキントウと麻生の握手が意味するもの」

 4月1日付きこの欄で金正日親分急死?とのタイトルを本気で信じた奴がいたらしい。
 そのような能天気な奴がいるかも知れないのでタイトルの後に(AF)と書こうと思ったが今度はAFとは何じゃ?とイチャモンをつける輩もいるだろから説明は止めたが、本当に昨今の日本人にはユーモアを嗜む感覚など消えうせたみたいだ。
 金親分が4月早々にロケットを打ち上げる情報ばかりが先行して、わが帝国自衛隊は迎撃ミサイルの移動、配置にふりまわされているが、敵の攻撃の度に先方の情報によって配置換えするなんぞ、戦闘配備ではなくゲームである。
 我輩はボケ頭なりに主張しているのは、金親分が何を画策しようと勝手に発射してみろ、日本の国土に向かって撃てるものなら撃って見ろとの姿勢で対応してみればよいのだ。
 攻撃されたら反撃すればよいのだ!
 “肉を切らせて骨を断て”ばよいのだ。
 その心構えを普段から国民に教育していない付けが現状のお粗末な対応につながり、阿呆な国民に不安を煽る結果になっている。
 日本政府もマスコミも騒ぎ過ぎで、国民や自衛隊を右往左往させることこそが金親分の思惑であり、今頃日本の狼狽振りをみて親分はほくそ笑んでいるぜ。
話しは違うがロンドンでの首脳会議のついでに開かれた麻生、コキントウ 日中首脳会談でのテーブル越しの両者の握手写真を見て瞬間愕然とした。
 会談には両国代表団も同席したのでかなりの人数に上がり、テーブルも相当大きなものが準備され、幅広いテーブルを挟んで両首脳が握手を交わす写真が放映された。
 多分この席では握手は予定されていなかったはずなのに麻生が会談の雰囲気に舞い上がって自ら手を差し伸べたのだろうが、相手のコキントウ親分は己の席でたったまま普段の姿勢で手を出して応じたが麻生との距離がありすぎて手が届かないのに知らん顔。
しからば麻生が腰を曲げて短い手を精一杯のばして照れ笑いしながらコオキントウ親分とやっと握手をした光景を見て現在の日中関係はすべて7対3で中国が主導権を握っている状況を垣間見た感じである。

   2009年4月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

   

「時事雑感・草茅危言」09-04-01
「北朝鮮のドン金正日親分 急死!? ロケット打ち上げ中止?」

 金親分については、最近数ヶ月に亘り病状について重病説が一人歩きしているが、例によって正確な情報はない。
 そのような状況下で発表されたのが衛星ロケット(日本はミサイルロケットと主張 )の打ち上げで、日本政府と自衛隊は金親分の気まぐれ行動に対して右往左往の狼狽振りである。
 現段階で一番スマートに対応しているのは海上自衛隊であり、最新式の迎撃ミサイルを装備している世界一優秀なイージス艦を淡々と配備している。
 しかし単に配備するだけならガキでも出来るし、重要なのは実際に北朝鮮のミサイルを迎撃して撃破出来るか否かである。
 専門家に依るとこの命中率は非常に難しいそうで、世界的トップクラスと雖もどっちかと言うと“当たるも八卦”的確立だそうである。
 お粗末なのは陸上自衛隊、と航空自衛隊の鈍間な行動である。
 先ず我がボケ頭でさえ不思議なのは、北朝鮮が打ち上げを発表してから国内の基地から他の基地や防衛省関係先に地対空誘導弾(パトリアット)を移送配備しているが、本来ならば敵が目標など明らかにするはずはなくどこから狙われても対処できるのが本来の防衛体制ではないのか。
 その意味では今回の我が国の迎撃体制は、平和ぼけした阿呆な日本国民の危機意識を刺激する為の八百長訓練といえるかもしれない。

 不思議なのは空自のパトリアットを海上輸送するのに民間のフェリーをチャーターして移送したと報道していたが、わざわざ民間船を利用しなくても、海上自衛隊にこの程度の機材を運搬するくらいの輸送船を保有しているはずだし、何故、陸海空が協力して対処出来ないのか理解出来ない。
 戦前の日本軍隊の縦割り組織の徹底による仲の悪さと言うか、特に陸軍と海軍の独立性の強さは今更語るに及ばないが、今の自衛隊も過去の悪しき伝統だけを受け継いで性懲りもなく血税の浪費にだけ熱心では国民はやりきれない。 
 日本政府高官が怪しからぬけども事実?に近いことを言ったと報道されていたが、曰く「日本自衛隊の現在の装備では金親分が発射したミサイルを打ち落とすことは100%難しいだろう、」更に金親分のミサイルを不見識?にもゴルフボールになぞえて「観客の方に飛び込んで来たらせめて“フォー(ヤバイぞ!)と云ってやれば」と言ったとか、漫画だよ。

    2009年4月1日  元始求道会 毘沙門寺岡