毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年10月4日月曜日

「検察腐敗は大阪地検特捜部だけでは無い」

「時事雑感」2010-10-02

 遂に大阪地検前特捜部長大坪と前副部長佐賀の二人が犯人隠避の疑いで逮捕されるという、検察庁組織の根幹を揺るがす大事件に発展した。
 問題は当時の大坪部長の上司である玉井次席検事(現大阪高次席検事)と小林検事正が、事件内容について大坪前部長からどのような報告を受けたのかと言うことに発展するかであるが、両者は大坪前部長の報告を否定しているらしいので果たしてどのような展開に発展するのか興味のあるところである。
 マスコミも関係者も特捜部の特殊性を上げて事件が発生したことを指摘しているが、我輩のように何度も検察と対峙した経験者としては、検察庁全体に権力志向に慣らされた傲慢な特異体質に全ての検事が染まっているといえる。
 この事件が今後どのような発展して、検察組織の改正につながるかは今後の推移を見守るしかないが、わがボケ頭でさえ感じるのは検事をチェックするのは検事自らの自助努力しかないという野放図な組織であることである。
 六法全書を丸呑みするような知識の詰め込みをして、青春を犠牲にしてきた頭でっかちの人間が、司法試験の合格した唯一点だけで人間が人間を裁くものすごい権限を手にするわけだから、一つボタンの掛け違いをすれば今回のような大事件が発生するのは必然だったわけである。
大阪地検特捜部の今回の大事件勃発で、当事者の大阪地検の廃止問題等をマスコミは遡上に挙げているが、我がボケ頭の感覚からすれば東京地検を含む全ての特捜部門を廃止すべきであると考えている。
 本来、警察が有する捜査権を持ち同時に公訴権を駆使して起訴まで単独で出来る組織など、戦前の特高警察を思わせる権力機構である。
 最高検の目指す所は何としても東京地検だけは残したいような構図を模索中かもしれないが、我がボケ頭に言わせれば司法試験合格者である約1500人の検事と約900百人の吹く検事の再教育こそ絶対に必要条件だと思う。
 とに角一般社会の常識が欠落しているのである。
 ある事件で検事側証人として依頼され、福岡検察庁に呼び出され出頭したら二時間も待たされて一言もお詫びの言葉が無かったのでクレイムつけたら、初めて検事正に呼ばれて待たせてしまったとの釈明だけである。
 その裁判では打ち合わせとは全く反対の証言をして、商い相手の被告を有利に導く説明したので、検事はカリカリしていたが、そんな下衆な奴らである。
 この検察の不祥事件を契機に絶対に取り調べの可視化を実現すべきである。

     2010年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

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