「時事雑感・草莽危言」2013-10-07
長年続いて来たインドと中国の対立関係を利用して、ロシア(旧ソ連)はインドに積極的に武器を売りつけて漁夫の利を得てきた経緯がある。
この三カ国程お互いを意識し、警戒している大国は他には無いのではないかと想像される。
お互いの微妙な関係を意識しながら、中国とインド両国は1954年以来59年ぶりに首脳の相互訪問を行った。
ところが両国にはヒマラヤ山麓に位置するカシミール紛争地域を抱えて現在も武力紛争を繰り返している。
先に中国首相がインドを訪問した際にも小競り合いを展開しているし、今回インドの首相が北京を訪問した時にも小規模のドンパチを行っている。
お互いに世界一位と二位の人口を抱える大国であり、両国の人口を合わせると23億人とも言われ世界の33%近くに達している。
そのような状況の中で、最近インドはロシア製の45・000トンの中古の航空母艦を大改装して2300億円で購入し来月引き渡されると発表した。
これは中国が随分以前に、ロシアからスクラップとして購入した航空母艦を長期間かけて自力で大改造して実践配備したことに対する対抗措置ともいわれている。
要するに核爆弾は保有することは確かに強力な軍事力であることには違いないが、局地戦には使用不可能であり国境紛争のような現実的な戦いには所謂さまざまな最新兵器が必要なことを裏付けている。
それらの背景のもとに大国は軍縮どころか軍拡競争を展開していることを、我が日本国の阿呆な安倍他の政治屋どもはどのように捉えているのか疑問だ。
中国は今、急激な工業化の所為で工場汚水を海に野放図に垂れ流したので、
あちこちの海岸や湾内が工場排水による公害問題で対策に行き詰っている。1950年から1955年ころ日本が経験したことが今、中国で頻発して
おり、中国は日本の海水汚染対策技術が喉から手が出る程欲しいのだ。
これらの日本の進んだ技術がロシアも中国も欲しくて仕方がないことは明白であるが、ロシアのプーチンは安倍に対して北方領土問題を餌にして安倍政権を翻弄している。
中国と韓国には国交断絶するくらいの迫力で対応せよ。