毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2008年11月5日水曜日

2008年11月履歴

「時事雑感・草茅危言」08-11-10
「政府専用機で頻繁?に海外出張を繰り返してストレス解消に励む麻生」

 政府専用機で一回訪米すると数千万円の経費つまり血税を垂れ流すのに、大して意味の無い海外出張を連発して内政での窮地から脱出を試みている。
 国民感情としては無意味な外国訪問で多額の血税を使う位なら、毎晩でもホテルオークラのバーで飲んだくれた方がはるかに安上がりと思う。
 麻生は先の国会演説で頻繁(“ひんぱん”を“はんざつ”と誤読)を誤読したくらいだから、意味も理解していなかったのではないか?
 然るに奴はそれこそ頻繁に外遊しているのだろう。
 正に政府専用機を利用した“外遊”そのものであり、暇つぶしに行っていると野党に非難されても仕方があるまい。

 毎晩超高級ホテルのバーで酒を食らうのは勝手だが、自ら打ち上げた景気対策や中小企業支援策は速やかに実践してからにすべきである。
 日本国のリーダーとして、また自衛隊の最高指揮官としての責務を果たした上での行動ならば国民もある程度は容認するかもしれないが、何しろ本業を放り出して夜な夜な飲んだくれていたのでは、国民が許さないのは当然である。
 己が総理大臣の器であると信じて自民党党首選に立候補したのは本人の勝手であるが、麻生を総理に相応しい人物だと認めて党首に選んだのは自民党国会議員を初めとする自民党員達である。
 然らば首相としての責務を全う出来ない麻生にもちろん最大の責任はあるが、奴を推薦した自民党員にも選んだ責任は大である。

 とは云っても選ばれた麻生にも選んだ自民党員にも責任感が全く欠如しているのは事実であり、国民に信を問う姿勢がだんだん影を潜めてきたことが自民党員の無責任さを証明している。
 それと連立を組んでいる公明党が、麻生の解散引き伸ばし作戦に振り回されて国民の真意を無視した行動に転じていることは本当に情けない。
 先に参議院議員を辞任した元公明党参議員の福本潤一氏の著書を読んだら、公明党国会議員の体たらく理由と背景を理解出来た気がする。
 著書の内容をどのように理解するかは読者の勝手だが、我がボケ頭の解釈ではかなり真実が語られているとの感触を得た。
 いずれにしても自公連立はそろそろ解消の時期に来ていることは事実だろう。

     2008年11月24日  元始求道会  毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-09
「不可思議現象続出の麻生政権」

一) 麻生首相の漢字読解力は中学生以下?
   最近、麻生が余りにも漢字を誤読するのでマスコミの格好の餌食にされて騒々しい。
   因みに例をあげると(詳細しょうさい→ようさい、踏襲とうしゅう→
ふしゅう、未曽有みぞう→みぞうゆう、頻繁ひんぱん→はんざつ) 等々
かなりの誤読を連発している。
 首相就任二ヶ月足らずでこれだけ連発しているのだから、解散するまでにどれ程誤読するか、マスコミは解散そっちのけでマークしている。
 我輩の小学六年の姪にこれらの漢字を読ませたら、全部正しく読めたと我が娘(つまり姪の母親)が話していたので、麻生の読解力は小学校六年生以下ということになり我々国民は恥ずかしい。

二) 先に米国で開かれた緊急首脳会合(二十カ国金融サミット)で、麻生首相はIMF(国際通貨基金)に何と十兆円の大金を拠出すると広言した。
   中小企業は言うに及ばず上場企業でさえ倒産企業が続出し、日本も百年に一度の大不況に直面しているのに、資金投入は先ず国内、特に中小企業への資金援助から始めるべきではないか! 何たるボケ頭か!

三)首相に就任したら直ちに衆議院を解散する選挙管理内閣であることを自認して首相の座に就きながら、思わぬ世界的金融危機を捉えて政争の具にすり替え、国民を騙して解散を形振り構わず強引に引き伸ばしている。
   騙されて麻生の作戦に抵抗しきれない公明党も情けないが、野党で早くから解散に追い込むと宣言しながら追い込めない民主党は、国民の意向を完全に裏切った力不足を自ら天下に証明したようなものだ。

三) 海上保安庁の最大巡視船が西アフリカ、ソマリア沖のインド洋に向けて出航したとマスコミが報道していた。
   一般的には巡視船は領海監視や国内海上警備を業務とするはずなのに、海賊取締りの為に海上自衛隊が給油活動している遥かインド洋のアフリカ東海岸沖まで遠征させることにボケ頭なりに疑問を感じる。
   どうせインド洋まで派遣するなら海自のイージス艦を何故派遣しないのか???の連続である。

       2008年11月17日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-07
「三兆円の血税(資本)注入に“あぐら”をかいている(りそな)グループに佐賀共栄銀行を吸収合併させ、共栄銀行の不良債権をついでに血税で清算せよ。」

 旧大和銀行を主体に埼玉銀行等との合併を繰り返して(りそな銀行)が成立したが、経営改善は進まず遂に2003年5月に約二兆円の血税が資本注入され、この時点でリソナは実質国営化された。
 その後(りそな信託)等のグループ企業の1兆1300億円が追加注入され、最終的には総額3兆1300億円の血税が投入された。
 2007年9月までにグループ全体で総額7900億円が返済されたと発表しているが、その四年間は政府の超手厚い保護政策で税金はすべて免除されて返済にまわしたから多少資本注入が減ったというカラクリである。

 血税を腹いっぱい飲み込んでいるにも拘らず超豪華ビルに本社を構え、行員の給料もボーナスも資本注入前と変わらぬ高額報酬をばらまいている姿勢は正に役人の世界そのものである。
 (りそな)銀行はこのように国民の血税の塊だから、即刻佐賀共栄銀行は(りそな)グループ入りして国民の血税で不良債権や滞留債権等全ての膿を洗浄?して完全なる健全経営に戻すべきである。
 金融混乱時代の(りそな銀行)再編には財務省幹部として少なからず間接的にせよ汗をかかれた一人であろうから、(りそな)と共栄銀行は決して無関係ではない。
頭取三代にわたって財務省出身の銀行ということは実質的な財務省の関連機関であり、天下り先の一つであることは歴然である。

 誰が見ても(りそな銀行)が政府に資本注入を受けた三兆円の返済は無理だ。
この五年は実質ゼロ金利の恩恵を充分に授与したのと、更に高収益を計上しながら課税特別措置により所得税、事業税等免除されたので一部を返済したが、今から始まる100年に一度の金融危機、経済危機の影響を受けて業績が低迷するのは確実で国への返済はストップする可能性が大である。
 共栄銀行にどれ程の所謂不良債権が存在しているのか知らないが、りそな式再建法に便乗すれば誰にも文句を言わせずに整理できるのではないか。
 十月の倒産件数は1231件、金額は約一兆円と両方とも昨年同月比で大幅に増えているし、いよいよ12月に始まる大混乱の開始ゴングである。

      2008年11月12日  元始求道会 毘沙門寺岡



「時事雑感・草茅危言」08-11-06
「政府系金融機関の商工中金と日本政策金融公庫及び、財務省直営の佐賀共栄銀行は100年に一度の金融経済危機対策として、抜本的中小企業支援の為、今後五年間、全ての貸付金を凍結し貸付金利の支払いを免除せよ!」

 十月十日の東京市場第一部の日経平均終値は7162円で26年振りの最安値であり、我輩が指摘したように年末に掛けて未だ克ってないほどの中小企業を中心とした驚異的な大倒産劇が展開されるだろう。
 とてもじゃないが麻生のボケ頭ではこの経済的、政治的、社会的混乱を乗り切ることは困難である。
 一日も早く解散して、自民、民主どちらが勝利しても危機的経済混乱の沈静化と再生の為の一点では、挙党一致で乗り切る体制でなければ日本は沈没する。
 100年に一度とも云われる今回の世界的経済危機が実態面で現実化してくるのは今からである。
 アメリカでは自動車メイカートップのGM(ゼネラルモータース)とクライスラーの合併が進められている。
 大型車が中心のアメリカ自動車大手は今回の石油高騰で益々売上不振に見舞われ、大幅減産に追い込まれて工場閉鎖や従業員解雇に直面している。
 アメリカの主要産業が大幅なリストラを断行すれば多くの失業者が出ることは歴然としているし、アメリカ経済の舵取りは大統領の交代時期と重なり更なる困難な問題が発生することは確実である。
 以前はアメリカがクシャミをすれば日本は風邪を引くと云われたが、今回は日本の親分筋であるアメリカが風邪を引いたのだから、日本が肺炎に陥る可能性が大であるにも拘わらず、麻生他自民党幹部も国家の危機対策よりも己達の生き残りの為に国益を平気で犠牲にして政局に利用しまくっている。
 阿呆な為政者の付けを廻されるのは何時の時代も国民である。
 今回も予想外の金融危機に直面し、経済対策に専念するという名目で政局に転嫁してしまった。
 26年振りの記録的安値で先行き全く不透明の株式相場の影響で、早くもかなりの金融機関の破綻が予想され、金融危機による銀行の倒産が現実化するのは時間の問題であろう。
 100年に一度の金融経済危機にさいしては、過去の対策では阻止できないことは自明の理であり、冒頭に取り上げたように革命的な手段を取り、先ず日本を左右する中小企業を再生しなければ日本国の存続は不可能である。

     2008年11月11日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-05
「佐賀共栄銀行糾弾シリーズ、第三弾」
先日インターネットを見ていたら“金融ポスト*Financial Report”という
項目(2006・3・31発行)の「contents」の中に、“行政処分受けてしぶしぶ・・・佐賀共栄銀行の不祥事発表”と言う記事にぶつかった。
 曰く「いつものことながら、金融機関というのは、なぜ自分では何も判断できないのか、あるいは身内に何故こうも甘いのか。 さらに不祥事をどうしてこうも隠したがるのか。」
 さらに続く「今回は、先ず第二地銀の佐賀共栄銀行(山本孝之頭取)のケースだ。 3月24日、同行の3人の行員による計約1億7000万円の着服という不祥事が報じられた。」
 さらに曰く「報道によると、不祥事はすでに2004年10月から05年9月にかけて発覚していたという。 今になって同行が公表したのは、福岡財務支局が同日、同行の内部管理体制に問題があるとして業務改善命令を出したからだ。 それを受けてようやく公表したというわけだ。」と述べている。
 そのあと上記の三件の業務上横領事件の内容を記しているので省略するが、刑事告発はしていないというのでは、全く社会的規範に反している。
 更に「多くの金融機関と同じように共栄銀行も身内に甘い、あいまいな姿勢が見てとれる。 コンプライアンス態勢の確立など何遍唱えたところで、こういうことでは、トップがそれを真剣に考えているとは思われない。 
行内に緊張感も生まれない、何度も同じ不祥事が繰り返されることになる。」と強調している。
上記の記事を読んだ後で久しぶりに佐賀共栄銀行のホームページを、一人の株主として開けてみたら何と山本孝之頭取の「お詫び」の連続ではないか。
数年前に佐世保支店の永年勤続者が多額の預金を横領した大事件が発生して、マスコミや世間を騒がせて以来少しは正常化していると思っていたら我々株主や取引先の信頼を完全に裏切ったことになる。
共栄銀行で多発している悪質事件の重大さを考えれば単に関係者5人の人事処分や役員、頭取の鼻くそみたいな減法ですませるなど言語道断である。
先ず頭取が全責任を負って切腹し職を辞するのが社会的常識である。
ついでに言えば、事業支援部副部長の末次信夫ごとき義理人情をわきまえない奴、つまり親分には徹底的にゴマをすり、過去にどれほどお世話になった相手でも立場が変わると簡単に恩人を裏切る奴を起用し続けている限り、不祥事は絶対に減らないし逆に増え続けることを70年の娑婆経験から断言する。

     2008年11月8日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-04
「田母神前航空自衛隊幕僚長の太平洋戦争に対する発言に賛成」

 我輩は田母神氏の論文を読んでいないが新聞等に掲載された氏の論文の核心部分から判断して正当であると信じているし、氏の意見に賛成である。
 我輩も太平洋戦争開戦時の日本国内の状況や中国に於ける日本軍の動向等を記した本をかなり読んだ結果から、以前から我輩も田母神氏と同じ意見を持っていたし、良くぞ発言してくれたとの思いである。
 政府は“村山談話”なるものを取り上げて、田母神前幕僚長解任の理由に挙げて必死に言い訳しているが、1994年4月に生まれた村山政権そのものが政権混乱に生じて成立した異常内閣であることに注目すべきである。
 当時は自民党を脱藩して反自民を掲げて独立した小沢に政権を奪取され、自民党は半世紀振りに野党に転落し悲哀をなめた結果、形振り構わず長年にわたる反目である旧社会党を垂らしこんだ揚げ句の果てに、何と長年のライバル村山を総理大臣に祭り上げたのである。
 
そのようなドタバタ劇の最中に作られた異常政権下での村山談話なるものが、国民の総意と歪曲されて存在していることこそ国家的損失であり、15年経過して日本国民の思考も変化している現在こそ、村山談話を修正すべく絶好の機会である。
自民党に騙されて異常連立内閣に参画して結果、当時の社会党は国民の支持を失い今や風前の灯である。
今もって“村山談話”に固執するのであれば政府は15年前の政治体制について改めて国民に説明し、当時の己達の無節操振りをもう一度日本のみならず隣の中国や韓国に公表して恥をさらせと言いたい。
日本の立場は対米、対中、対韓と相手国にとって多少異なることは認めざるを得ないが、日米戦争だけ捉えればその発端となったハワイ真珠湾攻撃は時のアメリカ大統領ルーズベルトの策略、つまり陽動作戦の一つとして誘導された結果逆手にとられて上手く遣られたのが事実であろう。
1946年といえば既にかなりの軍事兵機が生産され、敵艦隊を発見、確認する手段も大きく発展していた中で、航空母艦を含む日本海軍の大艦隊が如何なる悪天候のもととは云え、ハワイに接近しているのを見逃すなど常識では考えられない警備体制である。
当時はすでに日米は生きずづまり両国にはすでに緊張感があったはずだし猶更おかしいと言わざるを得ない。
       2008年11月7日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-03
「佐賀共栄銀行の中小企業対策と経営政策徹底糾弾シリーズ、第二弾」

 先ず11月5日付き「時事雑感」の記事で山本頭取の就任時期を6年前と書いてことに対して、実際は4年前ということで訂正依頼が来たが、我輩は佐賀共栄銀行側(福岡支店長)の説明を基に書いただけであり誤記の原因は共栄銀行側にあるわけで、我輩にとってはどうでもよいことである。
 ことの本質は共栄銀行側の経営思考にあるわけで、我輩が問題提起しているのは、共栄銀行の体質である。
 先にも書いたように共栄銀行と我がマルキグループとの取引関係が半世紀に亘って継続出来たのは、此の間の取引が基本的にギブアンドテイク状態だったからこそ長期に継続されたと信じている。
 長期取引関係の状況が、我がグループのみに一方的なプラス取引で共栄銀行に“おんぶに抱っこ”状態では、銀行もボランティア事業ではないからこのような半世紀も継続されるわけが無い。
 
 この半世紀の取引期間中には敢えて云えば我が方が飛躍的に規模を拡大してきた時期に於いては、我がグループが共栄銀行にかなり多大の規模的、利益的プラスを供与してきた事実が存在するから、今日まで余り他には例を見られない驚異的な長期継続が可能になったことは事実であろう。
 共栄銀行も公的正確の多い企業であるとは言っても、一私企業であるし、福祉事業では無いから共栄銀行側からマルキ側にワンサイドで利益供与が為されてきたとは考えられない。
 一例を挙げれば、マルキ側も共栄銀行側の毎月末預金残高増額協力依頼に真剣に協力してきたし、その他の要請にもマルキが真剣に応えてきた結果が長期継続に繋がってきたことは否定できまい。
 半世紀に亘る取引期間中には多くの政治も経済も激動、激変の連続であり、そのような厳しい環境を経て今日の両者関係が成立していることを今一度振り返り、真剣に熟慮することを期待したい。
共栄銀行の取引先に対する基準は承知していないが、ここ数年の取引実績企業と半世紀の取引先を同じ尺度で判断されているとは思わないが、今回のような“百年に一回”の金融、経済危機にこそ長期取引先に対する過去の実績というか歴史を今一度振り返って、我々を元気づけ再生に協力することこそ、現下の政治方針に沿った対応ではないのか。 

   2008年11月7日  元始求道会 毘沙門寺岡


「時事雑感・草茅危言」08-11-02
「百年に一度の金融危機、経済危機に見舞われているのに、中小企業を支援するどころか貸し剥がしを強行する佐賀共栄銀行の反国家的経営姿勢」
 
我がマルキグループと佐賀共栄銀行は半世紀にわたる長い取引である。
佐賀共栄が佐賀無尽の時代からの付き合いで、その後佐賀相互銀行、佐賀共栄銀行と変革を遂げて今日に至っている。
 我がグループの初代と佐賀共栄の実質的経営者、原田氏とは兄弟分の付き合いくらい親しくしていたし、その後も銀行の六代にわたる頭取と取引を継続してきた。
 現在の山本頭取は旧大蔵省(現財務省)から六年前に佐賀共栄銀行に天下ってきたとのことだが、大蔵官僚としては1985年ころから1992年にかけて発生した狂乱バブル失政の関係者の一人であり、更にバブル崩壊後の経済対策を誤り、通常なら破綻しなくて継続できた多くの企業を倒産させ、経営者や従業員を路頭に迷わせた元キャリヤー官僚の一人である。

 そのような経歴の旧大蔵官僚が日本でも最小の佐賀県の田舎事情が把握できるわけも無いし、航空母艦の幹部が魚雷艇の操縦をするみたいなもので、的確な操縦など出来るわけがないと、我がボケ頭は思う。
 旧海軍の艦長は沈没の危機に際しては先ず乗組員から先に離艦させ艦長は全員の安全を確認したあと、戦艦とともに海底に沈んで行ったと言われる。
 旧大蔵官僚のキャリヤー連中は昇進と権力掌握は旧海軍幹部と同じと言われるが、明らかに異なるのは責任の取り方である。
 旧海軍では命がけで部下をまもり国家のために進んで命を捧げるが、大蔵キャリヤー官僚は出来るだけ部下に責任を転嫁し、危険に際しては真っ先に離艦して己だけ助かろうとする卑怯な態度を受け継いでいることである。

 佐賀共栄銀行の山本頭取にはいまだ拝顔の栄に浴せず、果たしてどのような思考の持ち主か存じ上げないが、願わくば旧海軍艦長の精神を聊かでもかじって佐賀共栄艦を指揮されることを、一株主として祈るばかりである。
 日本には昔から“郷に入っては郷に従え”云々の言葉があるけど、吾輩が窓口として接している福岡支店長を通じての感じでは、とてもじゃないが未だ旧海軍艦長の思考には全く程遠いとの思いで残念ながらいっぱいである。

2008年11月5日   元始求道会 毘沙門寺岡

「時事雑感・草茅危言」08-11-01
「100年一度の金融、経済危機と云われる非常事態に対して、麻生以下中川財務相、日本銀行総裁までが能天気な対応?」

 麻生が先月30日に発表した緊急経済対策はどのように贔屓目に見ても100年に一度の経済危機に対する政策とは感じられず、単に麻生が一日でも長く政権の座に留まりたい為の選挙対策であるバラマキ政策でしかない。
 先ず政権運営で公明党が強く主張した定額減税と称して、一人当たり二万円弱で総額二兆円以上も支給する案である。
 毎年2200億円も社会保障医療費を切り捨て、老人介護や老人医療を切り捨てて自立不能な社会的弱者を見殺しにするとは正に不条理である。
 定額支給分を社会保障費に充当すれば向こう十年間は毎年2200億円を切り捨てなくても補填できるではないか。
 麻生よ!それとも何か?自立不能の弱者は太鼓でも叩いて池田日蓮に救いを求めよとでもいうのか?
 ふざけるんじゃないぜ!

 日銀白川総裁は前任の福井に比べて如何にも紳士で学者タイプに見えるし、私利私欲を感じさせない有能な日銀マンとして我輩は高く評価していたのに、今回の政策金利下げ幅がたかが零点2%に決定したのにはガックリである。
 世界の金融界に向かってすこしでもインパクトを与え、日本政府が世界的金融危機に対して日本国の公益を犠牲にしてまで国際協力を実行している姿勢を見せる為には、零点5%さげてゼロにすべきだったと思う。
 我輩のごとき経済音痴でボケ頭では理解不能かも知れないが、白川の利下げは“太平洋に向かってションベンするみたいなものだ”と思う。

 中小企業対策でも同じことが言えるが、官僚主導の日本政治の特徴は政策を小出しにして、臨機応変に対処しないことである。
 “火事だ!火事だ!”とさわいではいるが肝心の消防車が到着したときには、すでに鎮火していたというケースが多い。
 折角消化用水を満タンしてきたので焼け跡にご丁寧に散水し過ぎて、今度は焼け跡がヘドロに変じて大混乱に陥れたのが過去のバブル失敗である。
 今回の百年に一回の世界的経済、金融危機はかってのバブル崩壊は参考に出来ない程の大混乱に見舞われると我がぼけ頭は予測している。

     2008年11月3日   元始求道会 毘沙門寺岡