毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年10月18日火曜日

「野田首相、今度は横浜市内の幼稚園を二箇所訪問のパフォーマンス」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-06

  新聞報道によると、昨日、野田は十一時から午後三時までの四時間を使って、横浜市内の認定こども園と地域子育て支援施設を視察している。
  野田が何処を視察で訪れようと野田の勝手であるが、それは一国会議員の立場の時であり、日本国の総理大臣の野田には数多くの喫緊事を抱えているはずだし、それらの問題と優先的に取り組むのは当然の責務である。
  大災害以後、数々の難問に直面している背景の中で、幼稚園を視察した時に園児達と昼食を共にしている情景を撮影させている。
  横浜の施設を訪問した最大の理由は、2013年スタートを目指す総合的な子育て支援策「子ども・子そだて新システム」の法制化のPRだそうだ。
  二年後の政策が喫緊の問題なのかと言いたいのが大半の国民の本音だろう。
  勿論、子育ては大事な政策であることは常識であるが、ダメ野田に大事な順番を間違えていることを強く指摘しているのだ。
  
  野田がこの国の最高指揮官の地位に就いて日数だけはお構いなしにどん過ぎて行くが、最近定着してきたのが野田はこの国の向かうべき方向も、日本に対して目に余る領海侵犯を繰り返す中国に対しても何も対抗措置を講じないし、命令も政策も全く打ち出さないし、景気対策も具体的には見えてこないし本当に何にもしない“ダメ野田”という表現だろう。
  先日、公表された政治屋どもの個人資産ランクでは戦後最低の個人資産保有額らしいが、我がボケ頭に言わせれば個人資産は歴代首相の中で一番でも良いから国家国民と国益の為に最大の貢献をしてくれと言いたい。
  国家の最高指揮官が貧乏を誇示して自慢しているようではナンセンスだ。
  田中角栄や小沢の金集めの真似をしろとは言わないが、かき集めるものは集めるだけの能力も持たずして、国家の財政の舵取りなど出来るはずがないと言うのが我がボケ頭の持論である。

  ダメ野田の政治行動を見ていて痛感するのは“若頭”とも言うべき官房長官以下、政策を推進するスタッフの貧弱さである。
  日本国は、現在破綻寸前のギリシャとは人口も経済規模も大きく異なる国家規模なのに、果たしてダメ野田には日本号と言う一億二千万人を乗せた超大型空母の艦長の意識と責任感が欠如していることを一日も早く気づけ!

    2011年10月15日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡  

「TPP(環太平洋経済連携協定)とFTA(自由貿易協定)の意味」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-05

  最近の新聞紙上を盛んに飛び交っているのが上記TPPとFTAである。
  今朝の産経朝刊一面トップの見出しに「米韓FTA可決  日本置き去り
輸出苦境 生産減3兆7000億円」と驚くべき文字が躍っている。
 我がぼけ頭が下手な解説をするまでも無く、米国上下両院が12日に韓国、パナマ、コロンビアとの自由貿易協定の批准に向けた法案を賛成多数で可決したので、米韓FTAは発効に大きく前進し日本の対米輸出にも大きく影響が広がることが予測されるということである。

 このようなマイナス要件の発生を別にしても、長い円高で日本の対米輸出は激減しているのに更に大きな打撃を被るであろうと警告している。
 野田政権は上記二つの協定に対する早急な結論を迫られているが、農業団体の反対でなかなか結論を出せずに先送りしている。
 農協が反対している最も大きな理由が、米の輸入関税が下げられこめ余り現象が更に進み価格維持に影響するとの見方であろう。
 
確かに農業団体側から見れば、そのような側面があるかも知れないが韓国と米国の自由協定では韓国側は農業産品の中から米を外してアメリカ側の同意を得ていると説明している。
そのような米韓協定を見ると、日本の農業団体は“反対の為の理不尽な反対”をただ主張しているとしか我がボケ頭には思えてならない。
 報道資料によると、現在の推定世界人口は69億7000万人で一年間に7000万人が増加しているそうだから、十年後には約77億人に達するであろうと推測されている。 
 
それにも拘わらず、世界の食糧生産量は世界的な天候異変の発生で減少傾向を辿っているそうである。
 それらの予想を先取りして中国は日本の米事情に目を付け、日本からの米輸入を長期的に目論んでいるという説もある。
 問題は日本の農業団体の非現実的組織である。
 純粋な米生産従事者と保有土地の都市化による土地値上がりによる恩恵を過剰に享受した連中との二極化を整理仕切れていないお粗末さに原因がある。

   2011年10月14日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2011年10月14日金曜日

「ますますエスカレイトする野田総理のパフォーマンス政治」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-04

 過去の総理経験者でパフォーマンス政治を成功したのは小泉政権だけであり、小泉の後を継いだ三人の自民党首相はパフォーマンスを演出する前に僅か一年足らずで皆消え去った。
 民主党が政権奪取した最初の鳩山首相とその後を継いだあほ菅首相は共に幼稚なパフォーマンスの失敗でこれまた短期政権と政治的混乱で終焉した。
 その後を継いだ野田は、前任者の失敗を真似することは無いだろうと密かに期待していたら、何のことは無いここ数日の奴の政治行動は正に三流のパフォーマンス政治である。
8,9,10日の三日間に亘る岩手、宮城、福島の被災県訪問は、発生から既に七ヶ月以上が経過して被災地関係者もかなり落ち着いて来ているので、総理の視察に対しても白けムードで迎えられた感じである。
 引き続いて視察した群馬県の農業施設では、コンバインを自ら操作して稲刈りを演出したが、群馬県知事も立ち会わない何とも締まらない雰囲気である。
 
元来、群馬県は中曽根、福田元首相の地盤であり、そんな敵地?に乗り込ませた側近どもも阿呆だけど、その阿呆どもの描いた予定をそのまま実行する野田もあほ菅の終末状態に段々似て来たように感じるのは我がボケ頭だけかな。
TPP参加に反対姿勢の群馬県知事は野田に対して数々の注文を投げかけていたが、そのような自民党支持勢力のど真ん中を無頓着に訪問した付けがいずれあらわれるだろう。
 それにしても歴代の首相は何故これ程パフォーマンスに拘るのだろうか?
 このような手法でしか国家の最高指揮官としての体面を保てないと思っているとしたら、国民が次第に不幸に陥れられるのは明らかである。
 二代続いたあほ首相の後を引き継いだ野田には、我がボケ頭も含めて国民が微かな期待を抱いたのは事実で、その期待感が野田政権発足時の高い支持率に表れていたと思う。
その野田政権も発足から既に40日が経過したのに、依然、野田カラーが全く現れないし、感じないのは我がボケ頭だけとは思えない。
 このまま何もしないで災害復旧を錦の御旗にして、財務省の言いなりに消費税を初め諸々の増税に踏み切られては、国民も我々中小企業もたまったものではないことだけは明らかである。

   2011年10月11日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「政治家に倫理観や社会的矜持を求めるのはナンセンス。東京芸大学長の意見」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-03

 某新聞紙上の対談で、東京芸大の宮田亮平学長は日本の政治家に対して非常に的確な思考を披露している。
 宮田学長は金属工芸の世界的芸術家であると同時に、東京芸大の学長を勤める行政官でもあるという二足の草鞋を履く有名人である。
 小沢裁判を多少意識しての意見だろうと思うが、小沢を含めて日本国の政治に携わる者達に、良識ある国民が身に付けている社会的倫理観や矜持を求めるのはそもそも間違いであり過度の期待であると、宮田学長は断定している。
 過度の期待をするから政治家の金銭問題等に対して裏切られた感じを受けるのであって、もともと政治家には社会的倫理観や矜持を尊重する考えは皆無であり、そのような人間達だから国民の期待どおりに行動しないのは当然なのだ。

 自公を初めとして野党の連中は、小沢が検察審査会に起訴されたことを利用して性懲りも無くまた小沢の国会に於ける説明責任を追及して、小沢の証人喚問を馬鹿の一つ覚えみたいに主張している。
野党の連中も胸に手を当てて冷静に考えたら金額や集金手法に小沢との相違はあるかも知れないが、同じことを遣って国会に議席を確保しているはずだ。
故に自公初め野党の連中も、共産党以外は何とも後ろめたさが抜けないから、小沢の国会喚問に迫力が感じられないのは当然である。

その渦中の小沢元代表が昨日の裁判初日の夜に病で倒れ、入院したとの報道が流れたが、命に別状は無いらしい。
しかしながら小沢の入院報道に対して多くの国民は一瞬、田中角栄が裁判継続中に病の発作で倒れたことを思いだしたかも知れない。
我がボケ頭も同じことを想像したわけだが、小沢の方は明日、秘書や病院のスタッフが説明すると言うことなのでそれを待つ以外に仕方が無い。
命に別状の無い病気らしいので数日もすれば退院してくるであろう。
我がボケ頭の推測では小沢元代表を起訴した指定弁護士つまり検事役が把握している資料の大部分は、東京地検特捜部が小沢事務所他関係先を数度に亘り強制捜査してかき集め、其の資料を精査した結果二度も起訴を断念した証拠ばかりであり、専門家の意見では“出がらし”であり小沢を有罪に導くには不十分な資料ばかりと言われている。

  2011年10月9日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「小沢裁判の疑問?」

「時事雑感・草莽危言」2011-11-02

 遂に検察審査会と言う一般には馴染み難い裁判が開始された。
 我がボケ頭としてはあまり取り上げたくないのだが、この裁判に対するマスコミの取り扱い姿勢や偏見、解説に感じることがあるのでやむを得ず意見を述べてみたい。
 先ず“小沢元代表”に対する呼び方が、NHKとその他のマスコミで異なった表現を使っていたこと。
 NHKはニュースを初め全ての番組でアナウンサーや解説委員、報道記者等全ての出演者が“小沢元代表”と表現していた。
 一方、朝日他の大マスコミは新聞、テレビが異口同音に“小沢被告”と連発していた。
 テレビを見ている一般国民、平均的視聴者は多分この“被告”の乱発で何かしら小沢元代表が法律を犯した罪人であるかのような印象を受けたと思うし、そのように印象付けることが、何が何でも小沢を有罪に判決に導きたいマスコミの目的であることを表している。
 翌日の新聞も大体見出しは“小沢被告”裁判開始というような表現に終始して全ての関連記事を解説している。

 ところが報道によると、法廷に於ける小沢元代表の席は通常とは異なり弁護団サイドの前に設定され、発言をする場合のみ裁判長の前の席に移動している。
 この一つの事実を見ても、今回の裁判が通常の裁判との違いを鮮明にしているし、いわゆる刑事裁判に於ける被告人とは異質の関係者ということを裁判所自らが認定していることになる。
 開会冒頭の小沢発言に際しても、小沢発言がかなり長いことを理解した裁判長は、小沢元代表に対して着席したままの発言を許可する配慮を見せているし、結果的には小沢元代表がその申し出を断り立ったまま発言している。
今回の裁判について従来から小沢問題に対して辛口の姿勢を貫いて来た朝日新聞でさえ、東京本社社会部 市川部長がかなり中立的な解説をしている。
 不可解なのは本来、小沢裁判は政治問題なので政治部長がコメントするのが常識なのに何故、社会部長がコラムを書いたのか疑問ではあるが、いずれにしても注目すべき内容を一部引用する。
 市川部長曰く「この事件は検察が二度にわたって不起訴にしており、有罪立証のハードルが相当に高いことを織り込んだ議論が始まっている。
2009年に導入されて始めての裁判であることも検察にはきびしいだろう。」

   2011年10月8日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2011年10月7日金曜日

「メジャーリーグ・ポストシリーズに出場可能日本人選手はたったの二人、情けない。」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-01

 九月末でアメリカのメジャーリーグが終了し、十月から休む間もなくワールドシリーズの予選とも言うべきポストシリーズが始まった。
 1995年に野茂英雄選手がドジャース傘下の球団に入団して以来のメジャーリーグフアンだと自負しているが、我がボケ頭にとって今年ほど寂しいポストシリーズは記憶にないし、来年からは多くの日本人が活躍することを強く期待したい。

 メジャー選手としての野茂選手は12年間に多くの球団を渡り歩き、その間に二度もパーフェクトゲームを成し遂げているし、メジャーで123勝を記録し、日本のプロ野球と合わせると最終的に201勝を獲得している。
 野茂の活躍が段々薄れて来た時期にイチローがシアトル・マリナーズに入団し、一年目から年間200本安打を記録しその後十年間継続するという大記録を打ちたてた。
 その間に年間最多記録を破り数あるイチローの記録に花を添えている。
 
 イチローがメジャーに挑戦した三年後の2003年に松井秀樹がニューヨーク・ヤンキースに破格の契約金で入団した。
 振り返れば、この頃が熱狂的メジャーフアンの我がボケ頭にとって最大の至福の時期であったし、心の底から第二のイチローやゴジラに続く若者が続出することを期待したい。
 そういう意味では来年に日本ハムのダルビッシュが果敢にメジャーに是非挑戦し、第二の野茂を目指して欲しいと心から願っている。

 日本プロ草野球協会?も、日本国内マーケットだけを注視するような視野の狭い政策から脱皮して、国際的センスを基準に選手の育成を思考し共に発展することを実践する時期に来ていると我がボケ頭は主張したい。
 例えば高卒選手も大卒も社会人出身者も全てプロ契約をした者は、一軍、二軍を問わず5年間在籍した者にはメジャーリーグに自由に挑戦するチャンスを与えて欲しい。
 
 要するにドラフト指名であろうと任意契約であろうと最高五年を契約期限に変更し、選手に更なる自由を与えることである。
 現状の契約では高卒では25歳、大卒では29歳、社会人でもまともに契約すれば二十五歳を過ぎてしまう。
 このような現状を打開しなければ野球界は衰退するだけである。

   2011年10月5日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡