「時事雑感」2010-03-06
マスコミによる鳩山政権支持率がどんどん下がっているが、鳩山も小沢も責任を取る姿勢は全く無い。
我がボケ頭による見解は二つ、一つは小沢が創価学会を引きずり込んで参議院で公明党の二十数議席が確保出来る見通しが立ったこと。
二つ目は当面の政的である自民党が舛添、鳩山、与謝野等の分裂騒ぎで混乱しており、参議院選挙を戦う体制を構築する準備が出来ていない。
鳩山政権の支持率が下がっても自民党の支持率が上がらないのが現在の政情の不思議な現象である。
昨年まで安倍、福田、麻生政権下では自民党の支持率が下がれば其の分民主党の支持率が上昇するという相関関係が形成されていたが、現在の鳩山政権下ではこの相関関係が成立していないところが異常であり不思議である。
国民にしてみれば長年の自公政権の体たらくに嫌気が差して民主党に大いに期待して民主党に投票したのに、半年経過したのら期待外れでがっかりしたというのが、現在の民主党に対する不支持の増大であろう。
だからと言って自民党を受け皿にしてもう一度自民党に政権を委ねたいという声は全く聞こえてこないのも事実である。
先の日曜日のTBS早朝番組で野中元自民党幹事長が自民党の国会運営を“ボロクソ”に批判していた。
一つ、如何に政権与党が強引な国会運営を遣ろうとも審議拒否は絶対にすべきではない、あくまで国会内で議論を集中すべきである。
二つ、予算委員会はあくまで予算を審議する場であり、刑事事件がらみの問題は検察に任すべきであり、ましてや鳩山首相の高齢の母上まで引きずりだして糾弾するなぞ人権上からも政治道徳上からも絶対に避けるべきである、と。
自民党の実力者も一線を引退すると立派なことを発言すると感心したが、本人が会長を勤めている全国農地改良事業予算の大幅削減に対しては民主党小沢幹事長を痛烈に非難していた。
自民党政権下では例年一兆円近い予算を確保していたのを一挙に半分以下に減額されたのが余程腹に据えかねたとみえ、公然と小沢を非判していたがこれまた負け犬の遠吠え以外のなにものでもない。
減額分をそっくり中小企業対策に廻したか否かが問題の残る所であるが。
2010年3月15日 元始求道会 毘沙門寺岡
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