「時事雑感・草莽危言」2012-10-07
石原都知事がやっと国政へ再転進する決断をして14年間の都知事に別れを告げ、新党を立ち上げることを発表した。
都知事四期目の途中で都知事の職を辞することに批判的な意見もあるが、本人は後継者に猪瀬副知事を推薦して都性に問題はないと強調している。
国政への転進が取りざたされてからかなり時間的に経過したこともあり、反石原陣営が必要以上に騒いでいるのも事実である。
石原氏の転進理由の一番の理由はこの国を官僚支配からの解放、つまり国家官僚どもの理不尽な権力を国民と政治家の手に取り戻すことである。
他の首長に比べたらはるかに強力な公的権力の座である都知事と言えども、中央官庁の官僚どもの理不尽なご都合主義に抑え込まれた悔しさを怒りを込めて披露した表情が印象的であった。
尖閣列島の東京都による買い上げ問題にも触れていたが、島に灯台を設置したり、漁民の退避岸壁を整備するなど石原氏の提言はまさに正論である。
報道によると帝国日本海上自衛隊の海軍力は世界第三位だそうで、現有勢力では中国にも十分対抗できるそうである。
中国では連日軍艦を日本領海や領海付近に連日示威航海をしているが、なぜか日本はオンボロ巡視船を貼り付けて警備しているだけである。
何故世界一優秀なイージス艦やヘリ空母や巡洋艦を警戒業務に従事させないのか我がボケ頭には全く理解不能である。
下らぬ観艦式に血税を浪費することをやめて尖閣諸島周辺を警備させるほうが、はるかに有効な税金の使い方ではないのか。
石原都知事が国政に参画したら、まず国防問題と外交関係の展開に全力投球してもらいたい。
石原氏に言わすれば、日本の外務省はどう見ても外国の外務省としか思えない対応をたびたびされたことを披露していたが、中国政府の大使と間違えるような中国駐在日本大使を任命するくらいだからどうしようもない。
石原氏には一国会議員には留まらずに、帝国自衛隊の最高指揮官たる地位に就くべく長年の政治経歴を存分に働らかしてこの国の危機に対応されたい。
2012年10月26日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡