毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年2月25日木曜日

「自民党衆参予算委員会の別行動」

2010-02-08

  自民党は衆議院予算委員会を審議拒否して委員会も国会も欠席していた。
  ところが参議院の方では審議拒否せずに予算委員会へ出席し審議に応じる決定をしたので、衆参は完全に別行動を取ることになりまるで分裂の様相を呈している。
  自民の谷垣と大島は“民主党の議会運営は横暴で怪しからん、審議拒否だ!”と息巻いて手を挙げたのに肝心の公明、共産党、みんなの党の野党連中が同調せず自民党のひとり相撲になり、手の下ろし場に困ってしまった。
  それで谷垣は議会に民主党の松本議会運営委員長解任決議案を提出して、これをきっかけに今後の委員会に出席するという敗北を認めたわけである。
報道によると公明党の山口代表が鳩山に介護政策を提言し、露骨な民主党寄り姿勢を鮮明にし、鳩山もこれに協力する姿勢を示したのはある程度予想されていたこととは言いながら流石に創価学会流である。
  今回の山口の行動は今後の議会運営にも大きく影響を与えることになろうが、割りを食うのは自民党である。
  自民党単独では民主党の議会運営を牽制することは不可能であり、何を主張してもほざいても全てが負け犬の遠吠えで無視されるであろう。
  
  “貧すれば鈍する”とはよく言ったもので最近の谷垣、大島ラインは目前の現象のみに振り回されて全く先を読んでいない。
  奴らは小沢、鳩山の退任を盛んに主張しているが、今回のようなヘマばかり続けていると谷垣、大島の方が先にギブアップすることになるだろう。
  自民党参議院の幹部連中には、衆議院は先の総選挙で大敗したにも拘わらず相変わらず次の参議院選挙の立候補者指名に主導権を握ろうとする谷垣、大島に不満を抱えているのが現状であろう。
  このような自民党だから民主党は小沢問題の対応を誤らなければ次の参議員選挙は問題ないだろう。
  今、鳩山内閣では反小沢の三閣僚、仙谷、前原、枝野が盛んに小沢幹事長の辞任発言をしているが、これは全く人道に反する腹立たしい行為である。
  小沢が選挙に大勝したから三人とも大臣の座につけたのであり、その恩義を無視する奴は人間性として最低で、小沢に注文つけたければ大臣を潔く辞してからにせよ!と強く警告したい。

    2010年2月25日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月24日水曜日

「長崎県知事選挙での自公推薦候補勝利を喧伝する自民党幹部の嘘、焦り」

2010-02-07

  元来長崎県は自民党ないしは保守系の強い土地柄である。
  その長崎県知事選挙に自公が“推薦”する前副知事が勝利したからといって民主党政権が不信任されたわけでも逆に自民党が全国民から新任されたわけでも何でもない。
  それにも拘わらず自民党の谷川や大島は鬼の首でも取ったかのように勝手に自民党の大勝利と喧伝している。
  本気でそのように考えていたならば最初から副知事を自民党公認として立候補させればよいものを、候補者が自民党の公認を辞退して無所属での立候補に固執したのと、自民党も敗北のときを想定して逃げ口上の為に敢えて無所属での推薦に甘んじたのでる。
  更に自民と一定の距離を置く公明党が副知事を自民党公認では支持してくれるか否か問題だったことも理由の一つである。
  先の自公連立の敗北で公明党は党首も交代し、自民党公認では公明の支持団体の協力を得るのが困難だという背景が存在したわけである。
  それが証拠に自民党は長崎県知事選挙の結果を我が勝利と喧伝して俄に強気の国会運営に切り替え、数人の証人喚問を拒否されて予算委員会を審議拒否して欠席したが、公明党、共産党、みんなの党の全ての野党は審議に応じていることが証明している。
  結果的に自民党の暴走と独り相撲を演出したわけである。

  長崎県知事選挙や神奈川県町田市の首長選挙の結果が来る七月の参議員選挙に全く影響しないとは我がボケ頭でも思わないが、審議拒否して大事な景気対策に影響を与えることを国民は絶対に選択しないことは間違いない。
  先にも度々書いているように民主党が勝手に失策を連発して失点しているだけで、自民党にホームランを打たれて戦況がマイナスに転じているわけでも何でもないことを谷垣や大島はとぼけているだけである。
  自民党が「それ!審議拒否だ!」と騒ぎたてたものの後には誰もついてこなかったというお粗末な作戦である。
  今回の首長選挙の結果を民主党としても政権政党の立場で真剣に捉えて来る参議員選挙に圧倒的な勝利を収めるために、“血を流す”対策も実行する決断が必要だとボケ頭なりに主張したい。

    2010年2月22日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月18日木曜日

「兄弟は他人の始まりと言うけれど、それでも鳩山下種兄弟の“お袋様”を巻き込んだ最低の兄弟喧嘩」

2010-02-05

  我輩にとって我が“お袋さん”は既にあの世の存在ではあるが、それでも我輩が社会人になってからの生前の母は我輩には“聖母マリア”?様並みの対象であったと言っても過言ではない。
  今でもお袋さんの写真を財布の中に忍ばせている程の位置づけである。
  鳩山が兄弟喧嘩をするのは勝手だけど、兄貴由紀夫に日本国の最高指揮官との意識が聊かなりともあれば、親子関係に於いても日本民族が引き継いできた“母を強く敬う”模範的な対応をして欲しい。
  と言うことは如何なる犠牲を払っても“お袋様”を政争の中に引きずり込むことだけは避けなければならない。
  例え野党の“下衆野郎”どもが相手の国会答弁であろうとも「お袋様に関連する質問には一切お応えしない!」と毅然として回答拒否をすべきである。
  野党の度重なる質問に対して「母からの云々」を連発する鳩山の姿を見ていると、他人事ながら怒りが込み上げて仕方がない。
  己の最愛の“お袋様”を守れずして国民の安全など守れるはずが無いし、またそのような腰抜けに我々国民は命を預けられるわけが無い。
  
鳩山の態度も情けないが、自民党の谷垣はこともあろうに鳩山の87歳の“お袋様”を国会に参考人招致するなどと抜かしているのを見ると自民党の奴らに“人権意識”など皆無であると思わざるを得ない。
政争の為には手段を選ばず“何でもあり”を地でいく野党の代表とは言え絶対に許されざる発言である。
  このような精神構造だから、自民党が政権の座にあるときに後期高齢者の保険料率を上げるなど高齢者に冷酷な政策を実行したわけだ。
  自民党もこのような高齢者の人権を無視したような政治姿勢を継続している内は絶対に国民の支持は得られないので、その意味では阿呆な谷垣がこのような姿勢を継続する方が民主党政権維持のためにはプラスではあるが、、、。
  鳩山兄弟の経済的背景が今回の資金問題で明らかになるにつれて、兄貴は総理大臣のポストを金の力で買い上げ、弟邦夫も数度の大臣ポストを金力で獲得したことが天下に晒されたように思えて仕方がない。
  本当に国民に支持される民主党として、一日も早く再出発すべきである。

    2010年2月15日    元始求道会 毘沙門寺岡

「株式会社日本政策金融公庫に物申す」

2010-02-06
  日本政府の政策で政府系金融機関が統合された結果に生まれた政府系の総合金融機関とは謂え、会社更生法を申請受理された日本航空に結果的に多額の負債を抱え込む情況に陥ったことは事実である。
  本来の統合の第一の目的は、中小企業金融を強化する為に旧中小企業金融金庫と旧国民生活金融公庫及び農林漁業金融公庫が合併統合されて更に中小企業支援を強化することが主体だったはずである。
  所が統合ついでに中小企業とは全く無縁の国際協力銀行まで飲み込まされ中小企業対応が薄められたような感じである。
  もしかしたら目的をぼかすことで今回のようなJAL対策も可能にする意図が当初から役人どもの想定内だったのかも知れない。
  日本航空の法的措置が天下に公表されて日本政策公庫のJALに対する債権(保証債務)が公になって驚いたのは我輩だけではあるまい。
  中小企業専門の大きな政府系金融機関が誕生したと思い、一中小企業経営者として非常に大きな期待をしたのに完全に肩透かしを食った感じである。
  
公表された資料によると2009年3月末現在の政策金融公庫の融資残高は総額24兆6千億円強である。
  部門別融資残高
  国民生活事業   7兆5千億円 
  中小企業事業   5兆6千億円  中小企業関連 小計13兆1千億円
  農林水産事業   2兆8千億円
  国際協力事業   7兆3千億円
  危機対応     1兆4千億円
    合計    24兆6千億円
上記のように政策金融公庫の半分以上は中小企業向け融資であるが、残りは種々雑多で我がボケ頭には理解不能の貸し金である。
  政策金融公庫の日本航空に対する債権は航空機等のリース保証額を含めると現時点で約4千億円の膨大な金額に達している。
  JAL関連の負債の影響を中小企業関係者にしわ寄せされるようなことは絶対に亀井大臣は許さないだろうが、このようなドブに捨てる金があるのであれば、国家経済の根幹をなしている中小企業につぎ込んでくれと言いたい。

     2010年2月17日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月12日金曜日

「日銀と財務省は何故本気でデフレ対策に取り組まないのか?」

2010-02-04

  長年に亘る念願の政権交代が無血革命というすばらしい政変で成し遂げられたにも拘わらず、わずか五ヶ月で今、国民の期待を裏切りかけている。
  それは言うまでも無く、政府を代表する鳩山と党を代表する小沢の二人を取り巻く政治資金スキャンダルの所為である。
  この国は今、中小企業危機や失業者の増加、デフレ問題、年金問題、国会議員を初めとする公務員のリストラ、役人の減給等当面の懸案を至急に対応しなければならないことが山積しているのに、野党は鳩山、小沢問題のみを来る日も来る日も“馬鹿の一つ覚え”で追及し緊急の経済問題をまったく無視しているこれまた無責任野党そのものである。
  両ヘッドの問題で鳩山政権と民主党の支持率はかなり落ちているのは仕方のないことだが、冷静な国民の目は野党自民党にも厳しい視線を向けているのは間違いなく、“馬鹿の一つ覚え”しか唱えない自民党にも未だ愛想をつかしている証拠に自民党の支持率が殆んど回復しないことが、そのことを明らかに証明している。

  ところでリーマンショックの震源地である米国は、日本を初め世界各国がその影響から抜け出せずに経済対策に汲々としているのを尻目に米国経済はかなり好転の兆しがあると報道されている。
  その大きな原因の一つはもちろんオバマ大統領の行政効果であるが、もう一つはアメリカ連銀の素早い動きであり、責任ある対策にあると思う。
  責任の所在の背景は連銀議長の任期の長さにも起因しているのではないかと、我がボケ頭は考えている。
  因みに現バーナンキ議長は2006年に就任しているが、前任のグリンスパーン氏は何と19年間も議長職に貢献している。
  在任中には当然ながら民主党と共和党の両方の大統領とアメリカの国益のために懸命に仕事に専念しているはずである。
  因みにグリンスパーンの更に前任者ボルガーも8年間、議長を務めている。
  方や日銀総裁の任期はというと一期5年で、先々代までは長年に亘り日銀総裁ポストを生え抜きと旧大蔵省が交互に就いた。
  その関係で過去は五年で交代したこともあり、危険な政策の実行は避けてきた経緯があるが、現在の経済危機には果断な政策を実行すべきだ。

     2010年2月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月6日土曜日

「小沢民主党幹事長、不起訴が政界に与える影響」

2010-02-03 

  昨日、東京地検特捜部は政治資金規正法に関する小沢幹事長の嫌疑に対して不起訴処分と決定した。
 我輩も含めて今までのマスコミ報道に洗脳されて、多分小沢が起訴されると誤解していた国民も多かったと思う。
 所が昨日、検事総長以下検察庁幹部が出席して開かれた検察合同会議では小沢の不起訴が正式決定された。
 小沢不起訴の報道を知って聊か“アレッ!”と感じた国民も多数いたのではないかと思う。
 所が今朝の朝日新聞の論調を見ると、宗像元東京地検特捜部長の見解として「今回の小沢問題はあくまで形式犯なので起訴は最初から難しかったと思う」と元の古巣に対して結構厳しい指摘をしている。
 更に小沢の子分である石川議員の逮捕に対しても、国会開会の直前に慌てて身柄拘束をする必要性があったのか聊か疑問であるとすら言明している。
 この宗像元部長はテレビに弁護士として度々出演して、多少小沢に厳しい見方をしていただけに不思議な思いもあるが今回の見解が本音なのだろう。
 
 その前提で今、衆議院予算委員会の自民党の質疑をテレビで見ていたら、昨日まで質問時間の大半を費やしていた鳩山、小沢の政治資金問題には全く触れなくなった。
 小沢を刑事犯として訴追出来なくなった以上、政治資金問題を追及出来るのは政治家としての“道義的責任”しかないわけである。
 そこで我がボケ頭の判断からすれば、現在の国会議員の中で政治上の道義的責任を全うしている奴は皆無と考えているからである。
 全ての衆参議員は突き詰めれば私利私欲の為に行動している奴ばかりである。
 例えば小沢の道義的責任を追及すればするほど、西松建設から政治献金を受領した森や二階やその他自民党の国会議員に波及することが明白だからだ。
 現在の自民党国会議員の中で、「我輩は道義的責任について完璧に行動している」と命がけで国民に約束できる奴がいるとすれば明言して見よ!
 そのような背景から自民党は明らかに国会戦略を変更したとしか思えない。
 このような自民党では小沢は幹事長を辞めないで参議院選挙運動に専念し、民主党を勝利に導くであろう。

    2010年2月5日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年2月4日木曜日

「我が国の国益を脅かす米国政府のトヨタ自動車に対する厳しい仕打ち?」

2010-02-02

 生産数でゼネラルモータースを追い抜いて世界一の座を勝ち得た直後から、米国トヨタはアクセル関係の不具合によるリコールとその後の生産停止問題で大変大きな経営的マイナスを受けている。
 ボケ頭故に専門的な知識は程遠いが、報道によると米国に於けるリコール対象車が230万台という天文学的数に達しているそうである。
 其の上リコール問題に関連して米国政府は人気車種カローラなど8種類の生産停止命令を強行してきた。
 多分、同じ状況が日本国内で発生したとしても、生産停止などという厳しい処置は絶対に起こりえないことである。
 これらのトヨタに対する理不尽とも思える米国政府の強行策は、今米国が形振り構わず再建に奔走しているGMの経営を助けるためではないかと疑って見たくもなる。
 
米国政府は民事再生法によるGMの再建のために約三兆円を融資し、新規発行株式の60%を保有しているので現状ではGMは純然たる国営企業である。
 そのGMがトヨタの顧客を奪い返す為にトヨタ車の下取りに限って一律千ドルの買い替え補助をするとのことである。
 つまり再建の為にすでに三兆円の血税を投入した上に、更に一台あたり千ドル(九万円)の血税を販売協力金として援助するというわけだ。
 とに角、血税をどんどん注ぎ込んで何が何でも米国の象徴企業であるゼネラルモータースを助けたいとの米国政府の意思表示である。
 トヨタのリコールをカナダ、欧州、中国まで広げると215万台が追加されるので、米国と合計すると445万台に達する驚くべき台数である。
 現在我が国の税収は37兆円にまで減少しているが、過去にはトヨタ一社で一兆円近い納税をした記録もあり、昨年のリーマンショック発生までは毎年数千億円を納付して日本国に貢献している。
 その意味では米国によるトヨタ叩きは大きく日本の国益を損なう理不尽な行為であり、日本政府はもっと国家としてアメリカ政府に国家ベースで対抗的に行動し、支援すべきではないか。
 過去にはトヨタは十年間運動会をやる企業力を持っているといわれたことを記憶しているが、現在のような巨大化した状況下では無理な話であろう。

    2010年2月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

「民主党は七月の参議院選挙で勝利し過半数を獲得する為には、鳩山首相と小沢幹事長は即刻辞任し、岡田外相に総理大臣の座を明け渡すべきである。」

2010-02-01

自民党最後の首相、麻生は支持率が10%台まで落ちたにも拘わらず、自公連立の絶対有利議席を背景に衆議院の任期目一杯まで政権にしがみついたが、そのツケは次の衆議員選挙での大敗北となって返って来た。
 今回の鳩山、小沢問題は残念ながら麻生退任拒否とは異質の要素である。
 鳩山と小沢の資金問題は全く異質であるが、いずれにしても両者を取り巻く状況が原因で鳩山政権の支持率が大きく下落したことは事実である。
 無血革命と言われる程の歴史的政権交代を達成した国民の感激は、鳩山政権支持率の低下で早くもかなり薄められつつあることは否めない。
 我輩も日本民族の端くれであるが、この国民の欠点は“付和雷同”に乗りやすいことでもある。
 マスコミが必要以上に鳩山、小沢を批判していることもあるし、検察の遣り方にも問題が含まれていることも腹立たしいことであるが、民主党が本気で参議院選挙を勝利することを目指すならば、ここは両者の退任が先決である。
 岡田は先の民主党代表選挙で鳩山と戦った相手であり、鳩山が代表に指名して残りの期間を勤めさせることは可能であろう。
 
岡田が代表に就任して新幹事長を指名し、総理に新任したら先ず無能な平野官房長官の首を切り、本気で岡田を支える豪胆な人物(今の民主党内に其のような議員が居るかどうか?は我輩にはわからない)に挿げ替えて、岡田の後釜を探して英語の達者な人物を外相に任命したらと思う。
 岡田新体制が我がボケ頭の提案通りに実践したら一番困るのは自民党である。
 何故なら現在自民党自体がバラバラで解体寸前の状況下にあり、党内を一つに纏める求心力が無いことは周知の事実である。
 故に、今自民党が熱心に取り組んでいる“モグラ叩き”を空振りに終わらせれば、自民党はモグラではなく己の脛を叩く結果に終わるであろう。
 先の衆議員選挙は自民党が国民に愛想をつかされ半分以上は自民が勝手にこけた要因があるが、選挙前に小沢が代表を辞任して結果的に鳩山が党首に就任したことも、民主党が圧倒的勝利を勝ち得た大事な要因である。
 そのことは選挙のプロを自認している小沢が一番自覚しているはずだから、小沢が本気で無血革命を存続する気ならば幹事長を返上すべきであり、現在逮捕拘留されている三人の子分を守り支援することに全力投球すべきである。

      2010年2月2日  元始求道会 毘沙門寺岡