「時事雑感」2010-09-09
6月8日に鳩山から政権を引き継いだ時のマスコミ報道による菅内閣の支持率は、ご祝儀を含めて60%台を記録した。
その後7月11日の参議員選挙に大敗してねじれ現象を現実化させ、敗北の責任も含めて支持率は35%まで急落した。
その後9月14日の民主党代表戦を経過して今日まで、当然のことながら菅の政策行動は皆無である。
今月17日に第二次菅内閣が発足した結果、マスコミが発表した菅に対する支持率は何と60%強である。
首相就任以来、参議員選挙に大敗した事と代表戦で小沢に勝利した以外、何一つ国家国民の為の政策を実行していないのに何故菅に対する支持率が急上昇したのか我がボケ頭には全く理解不能である。
逆の見方をすれば山積する当面の課題を解決出来なければ又、菅に対する支持率が急落することを暗示していることになるのだろうが、いずれにしてもマスコミの支持率は無知な国民を騙す手法に過ぎない。
菅は国連総会に出席する為とオバマ大統領と会談する為に22日から、政府専用機を使用して多くの取り巻きや官僚を引き連れて行くのだろうが、ちゃっかり便乗して随行するのが官邸記者クラブのゴマすり記者どもだ。
前にも書いた記憶があるが、英国のキャメロン首相は就任後初めての米国訪問に、財政の厳しい英国の首相としてなるべく無駄な支出を控えなければならない為に政府専用機の使用を諦め、最小限の随行スタッフだけを連れて民間航空機を利用し一般乗客と一緒に行動したことが報じられていた。
大概お粗末なパフォーマンスの好きなブレ菅殿、どうせパフォーマンスを遣るのであれば、墜落寸前の日本航空を利用して一般客と同乗すれば日航の救援策にもなるし、一石二鳥の快挙?になるのではないかと思うけど如何?かな。
官邸記者クラブの阿呆どもも顎足つきで大盤振る舞いされては、菅批判記事を書けるわけがないし、官邸記者クラブとの癒着体質だけは自民党政権時代の悪しき慣習をそっくり引き継いでいることは間違い無い。
菅は何かにつけて民主主義の大先輩である英国議会や政府のあり方について取り上げるが、今回の外遊くらい英国首相の行動を見習う最高の機会だと思うので是非実行してもらいたい。
2010年9月20日 元始求道会 毘沙門寺岡
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