毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年10月25日月曜日

「衆院北海道5区補選で自民党町村元官房長官が勝利」

「時事雑感」2010-10-10」

 5区の選挙情況から見れば町村が圧勝しても当然と思うが、比例で得た議席を投げ打ってまで小選挙区に挑戦して復帰を目指した時点で町村の勝利は確定したも同然だったと思う。
 どうせ負け戦と諦めていたので、民主党代表でもある菅は一回も選挙応援に現地を訪れないで、全てを岡田幹事長に丸投げして敗戦の責任から逃れようと画策したわけだ。
 民主党幹部の中には、今回の補選敗北の主要因の一つに今もって小沢の政治資金問題を取り上げて責任のすり替えを図っている阿呆がいるが、そのような無責任野郎の為にも、朝日新聞のアンケート結果を簡単にまとめたい。

 先ず簡単に言えば投票者が「民主党の外交に落胆し、政策に期待外れ」失望。
 そこで朝日新聞のアンケート「なぜ今回は町村氏に投票したのですか?」
1) 会社員、男性、45歳 前議員の小林事件で民主に裏切られた。
2) 公務員、男性、49歳 マニフェストを無視した。
3) 主婦、    40代  民主の施策に失望。
4) エンジニア、男、44歳 子供手当以外に民主の政策不毛。
5) フリーライター、男、29歳 あまりに無策な民主党におきゅう。
6) 主婦、    30代  民主は政策より内輪もめばかり。
7) 会社員、男性、41歳  民主にしっかりしてもらうため、刺激した。
8) 無職、男性、75歳  政権の外交問題、特に中国対策に落胆。
9) 会社員、男性、36歳 政治を変えて欲しかったが、民主は期待外れ。
10) 男性、中小企業経営、70歳 菅の指導力不足に絶望。

上記の十人は前回選挙では民主党の小林に投票して今回は町村に乗り換えた有権者であるが、お膝元の事情だけでなく結構日本全体の情況を考えた回答に我がボケ頭も感心した。

民意は小沢や鳩山の政治資金問題を離れて、今や沈没寸前の日本丸を何が何でも生き返らせて欲しいとの切なる願望の声である。
 今回の選挙結果は北海道の一補選という狭い地区の声ではなく日本全国の国民の声の代弁であることを“ボケ菅”よ!首を洗って肝に銘じよ。

   2010年10月25日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「メガバンク三グループだけが何故ぼろ儲けしているのか?」

「時事雑感」2010-10-09

 三井住友銀行の九月期中間決算予想が今朝の朝日新聞に掲載されていたが、全国の中小企業が長引く不況に苛まれて資金繰りに汲々としている中で、三井住友銀行グループは5千億円の税引き利益を予想し上方修正している。
 同じメガバンクの三菱UFJフィナンシアルグループも、みずほグループも同じように上方修正して各々5千億円以上の中間最高益の予想をしている。
 ということは、現在の金融情勢が来年3月まで継続すれば、三メガバンクグループは軒並み一兆円の利益を予想できるのではないか。
 我がボケ頭の頼りない知識によると、天文学的な利益を確保しながらも各グループが抱えていると主張している不良債権との兼ね合いで、聞くところではわずかな税金しか納付しなくてすむらしい。
 
 先行きが全く見えないどん詰まり大不況の中で何故メガバンクだけが桁外れの大儲けが予想されるのか、我がボケ頭には絶対理解不能である。
 我がボケ頭が予想出来るのは、ひょっとしてこの国の経済構造が長年の旧大蔵省支配で金融機関に有利な形態に構築されているのではないか、という疑問である。
 日銀が一応デフレ対策のために資金が市場にスムーズに流れるように阿呆なりの政策を打ち出しているのに、何故末端の中小企業に流れて行かないのか不思議であるが、ボケ頭なりに解釈したのは金融機関が膨大な金額の国債、地方債を買って資金を固定化していることが大きな原因の一つではないか。
 
 ちょっと調べて見たらメガバンク三グループだけで約80兆円保有しているし、ゆうちょ銀行は約160兆円、その他日銀や一般金融機関も規模に応じて保有しているので政府が喧伝するほど末端には金が流れないのは当然。
 本当に資金の必要な中小企業には金を流さないでも利益が稼げるメガバンクは余剰資金を貸し金に廻さずにただひたすら国債を買うことに専念している。
 国債の保有制限を法制化して現在金融機関が持っている国債を半分に減らせば、50兆円くらいの余剰資金がただちに捻出されると思う。
 銀行も商売だから余剰資金が有り余れば貸し金を増やさなければならなくはずなのに、どこでどのように間違っているのかそれが出来ていない。

   2010年10月24日  元始求道会 マルキG 毘沙門寺岡
 

2010年10月21日木曜日

「全国400万中小企業と4000万人の従業員の活性化無くして、日本の再生は絶対に無いことをボケ菅は真剣に肝に銘じ、命を架けて再生に取り組め!」

「時事雑感」2010-10-08

 今日の朝刊は軒並み政府、日銀の景気判断を“下方修正”しているが、我がボケ頭から見れば、何を今更寝言を抜かしているかとの怒りでハラワタが煮えくり返っている。
 ボケ白川も量的緩和の拡大を示唆しているが、これまた全く手遅れ政策で数ヶ月前に実行すべき金融対策である。 
 新聞の首相動静を見ていると、連日赤坂周辺の超高級ホテルや料亭を茶坊主補佐官どもを引き連れて飲み歩いているが、この体たらくでは厳しい情況にさらされている中小企業や関連従業員の苦しみなど理解不能である。
 予算委員会での野党の追及をかわすために、自らの政治的スタートである社会派議員時代をよく口にするが、ボケ菅も今こそ原点に帰りどうせ飲み歩くなら当時よく通った一杯飲み屋に顔を出して、庶民の不況に苛まれて苦しい悲鳴や愚痴を生の声で聞いてみるがいい。

 我がボケ頭のエキストラライフのテーマをいろいろ考えていたが、やはりこの国の運命を左右する中小企業問題に取り組むことこそ、如何に微力であろうとも国益に寄与するテーマであることに改めて目覚めた思いである。
 餓鬼のころ勉強など無縁だった我がボケ頭だけど、石川啄木の「はたらけどはたらけど猶わが暮らし楽にならざり、ぢっと手を見る」という歌は何かしらボケ頭の記憶に残っている。
 ついでに啄木について調べてみたら弱冠27歳の若さで明治の最後の年に早死にしているが、いまの若者や中小企業の経営者は一世紀前の石川啄木の心境に非常に似ているのではないか。
いまや連日、中国での対日デモをマスコミが報道しているが非常に控えめな姿勢であることに、国民は気づいているのだろうか。
 あの広大な中国で五、六箇所も同時に発生しているのは決してただ事ではないし、かなり拡大しているはずである。
 日本のデパートや店舗等を破壊する行動が果たしてデモ行為と言えるのか?
 これは暴動そのものである、しかるに伊勢丹三越は数箇所の出店計画をただちに取り止めたのだろうし、それだけ反日性が根深いということの証明である。
 ボケ菅よ、国内問題を放置したままで中国にどのように対峙するのか!

    2010年10月20日  元始求道会 

「拝啓 日銀白川総裁 殿 先日積極果敢?に打ちだされた金融、景気、デフレ対策等の効果は如何ですか?」

「時事雑感」2010-10-07

 新聞報道によると日銀はさる10月5日の金融政策会合において追加の金融緩和策を発表。  詳細は以下の通り。
 日本銀行は5日午後開いた金融政策決定会合で「政策金利を(0-0.1%程度)とすることを全員一致で決定したと発表した。 「物価の安定」が展望できる情勢になるまで実質ゼロ金利政策を継続することも表明した。  また、国債、コマーシャルペーパー(CP)社債、指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など金融資産を買い入れる5兆円規模の基金を創設することも検討する。」といろいろ御託を並べられたけど我々中小企業に対する金融支援にどのように寄与し、元気づけてくれるのか全く理解不能である。
白川総裁殿、我々ゴミ中小企業は総裁の発表される政策や言葉ではもはや元気も出ませんし、腹を満たす何の足しにもなりません。
 中小企業支援対策や雇用増大策は一向に効果を発揮せず、今回の政策決定会合にも中小企業支援策は見当たらず、相変わらず日銀総裁の中小企業無視は継続されている感じです。
 白川総裁以下他の金融政策メンバーもそれなりの社会的地位に就いている連中ばかりで、おまけに高額な委員手当を受領しているとなれば、いま苦境に立たされている中小企業経営者や失業者や生活することすら保証されていない高齢者等、社会的弱者の厳しい立場など理解できるわけがない。

 日銀が中途半端な金融対策でもたついている一方で、今朝の日経一面に「中小企業向け全額保証終了」との見出しで、来年三月末には危機対応融資保証を打ち切るとの記事が載っている。
 国民新党の亀井代表が尽力して中小企業を少しでも元気づける為に臨時措置ではあるが、当時の情況下ではかなり効果を発揮したと評価している。
 我がボケ頭の文句としては、中小企業のジリ貧状態は相変わらず継続しているし、中小企業を支える政策は今こそ継続すべきであると言いたい。
 新たに追加支援策を講じなければならない大事なこの時期に、支援策終了を決定した菅政権はやはり中小企業の敵である。
 打ち切りによる影響は日本公庫と商工中金がサポートするとの御宣託だけど、そんな戯言を信じる中小企業経営者など皆無である。

     2010年10月18日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年10月17日日曜日

「チリ鉱山事故の劇的救出劇に感動?」

「時事雑感」2010-10-06

 落盤事故発生は現地時間8月5日(午後1時45分)(日本時間8月6日午前二時)頃だそうだから、我々日本国民が初めて情報に接したのは六日の昼ごろではないかと想像する。
 チリ隣国のペルーとは日系三世元大統領のフジモリ氏の事件である程度理解していたので、その意味では位置的に把握することに役立った。
 全て報道による資料を基にした我がボケ頭の中で一番関心を持ったのは、発生から外部との連絡が取れるまでの17日間を如何にして切り抜けたかである。
 仕事中にいきなり落盤事故に遭遇し、娑婆との連絡を断たれた上に生存の可能性すら覚束無いかも知れないと言う不安、恐怖に突き落とされただろう、ということは我がボケ頭でも大いに想像できる・
 その非常事態を切り抜けた最大の要因が、「一人の卓越したリーダーの指揮のもとに33人を3グループに分け、各班に班長を指名して各グループに毎日の仕事を与え全員が一致団結してもくもくと各自の役割を果たした結果である。」と解説している。
 地上で政府が主導して国家的救助体制を敷き大統領自らが陣頭指揮したことが、成功の主要因であることは事実である。
 しかしながらこれも地下の33人が信じられない精神的、肉体的苦痛を克服して生き延びたことが原点であることに変わりない。
 いずれにしても救助成功まで70日前後を要したわけだが、この救出成功の結果チリのピニェラ大統領のやや低迷気味の支持率が、何と46%から一気に56%まで上昇したそうである。
 日本国からはる遠くに位置するチリの政情など殆どマスコミが報道していないので承知していなかったが、チリの大統領任期は四年間の一期制度で報道によると現大統領は今年の一月に就任したそうだから残りの任期は非常に活動し易くなったことは間違いない。
 中国漁船船長釈放問題や相次ぐチョンボの連発で支持率急降下の空き菅首相にとっては、チリのピニェラ大統領が羨ましくて仕方が無いだろう。
 残念ながら日本国には炭鉱は全部閉鎖され、チリと同じような落盤事故など半世紀前の出来事で空き菅の思い?は空しい限りである。
 それよりも菅自身が袋小路に追い詰められてお手上げ状態であることを自覚するために、チリの地下坑に降りて命の限界にチャレンジしたらどうだ。

    2010年10月15日  元始求道会 毘沙門寺岡

「衆議院予算委員会での自民党幹部質疑の迫力不足」

「時事雑感」2010-10-05

 昨日(12日)午後の自民党質問者三名の名前を見て、どの程度予算委員会を紛糾させるか密かに期待してテレビを見たが、あまりに攻撃姿勢の迫力不足に愕然とした。
 決して自民党に期待したわけではないが、ボケ菅を少し追い詰めて一撃くらいは“かます”かな、と野次馬感覚で見ていたら完全に裏切られた。
 顔ぶれだけは現自民党では一流の石原幹事長、石破政調会長、河野幹事長代理という布陣であり、少しはドラマチックな展開が見られるかと思いきや何とも締まらない結末には聊か自民党の不甲斐なさに怒りすら覚えた次第。
 この体たらくでは今の自民党はボケ菅すら倒すことは厳しいと思うのは、我がボケ頭だけではなかろう。
 ただ一つ自民党幹部の突っ込み不足は、12日に告示され24日に投票する北海道五区に於ける町村元官房長官の選挙戦の影響を考えたからだと推測する。
 景気対策を含めて地方活性化政策を含む補正予算を一日も早く成立させて欲しい国民の希望に沿う為には、最大野党の自民党も反対ばかりは出来ない側面があり、其の事が結果的に自民党幹部どもにブレーキをかけたかも知れない。
 
 それにしても我がボケ頭が我慢ならないのは質疑の最大時間を尖閣列島での中国漁船衝突と船長逮捕、釈放問題に集中していたことである。
 確かに船長逮捕からその後の保釈に至る政府の逃げ口上には、我がボケ頭も多くの国民もウンザリしているが、本来外交問題は与野党が一致して対応するのが米国初め先進諸国の外交姿勢であると理解している。
 その意味では今回の対中国問題を公開の委員会で批判し討論するのは中国側を利するだけで日本の国益を損なう議論であると我がボケ頭は危惧している。
 このようなお粗末な対応しか出来ないから我がボケ頭が常々主張しているような事態、つまりいずれ日本列島は中国に飲み込まれるということが現実味を帯びてくるのである。
 フジタの四人の社員が無事釈放され、中国側が政治的に規制強化したり禁止した諸案件を徐々に緩和したら、直ぐにダボハゼのように食いついていく日本企業の姿勢は、この国を中国に売り渡す要因であることを経営者は反省すべきであり、売国奴であることを強く自覚すべきである。
 企業利益追求の為には国家すら裏切る経営者は絶対に許せない。

  2010年10月13日  元始求道会

2010年10月12日火曜日

「マスコミと野党は何時まで“小沢、小沢、小沢問題”で国益を害すのか?」

「時事雑感」2010-10-04

 民主党の代表戦が終わり多少小沢問題が棚上げされかかった時に、第五検察審査会の“小沢強制起訴”が公表されて、またまたマスコミと野党が“馬鹿の一つ覚え”みたいに小沢問題を再燃させている。
 我がボケ頭は再三主張しているけども、我輩は決して小沢支持者ではない。
 余りにもアホ菅が為政者に相応しくないので小沢を消極的支持したに過ぎないのであって、小沢がこの国の為政者としては菅より増しというだけである。
 現在、この国は国内的にも国際的にも多くの課題を抱えているが、国際的には先ず中国との尖閣諸島問題及び対中外交的諸問題、次にドル高円安問題と円高が我が国国内企業、特に中小企業に与える打撃は大きく致命的でさえある。
 日銀は先日やっと遅まきながらゼロ金利政策に踏み切ったが聊か“冷めた味噌汁”の感じで、日銀の白川ボケ総裁が説明しているほどのインパクトは無い。
 更に、新卒の就職難は相変わらず困窮を極め、一向に彼ら若者の希望は満たされず社会進出の第一歩から真っ暗闇に突き落とされる経験をさせられる。
 
 数え上げたら切りが無い程直近の難問題が山積しているのに、野党もマスコミも小沢批判一色で国民を誤った方向に煽っている。
 我がボケ頭に言わせれば、例え“小沢”一匹を生かそうと殺そうとこの国が喪失する影響力は当然あり得ないが、政府が外交政策を誤り国益を大きく損なったり、国内の重要問題を放置して対応が遅れた場合には、国家に大打撃を与え収拾のつかない社会不安が増大し国家の沈没すら起こりえる事態となり得る。
 戦後65年が経過して政治的にも経済的にも外交的にも終戦の悲しさ、悲惨さ、惨めさ等を知らない、経験していない奴らが政治やマスコミの中核を形成していることに問題の根源が存在すると我がボケ頭は分析している。
 声を大にして叫びたいのは“日本国家”の存立と“小沢問題”を同一線上かむしろ小沢問題を国家存立より優先して論戦しているとろに問題がある。
 小沢の存在が国家問題より重要か否かは小沢に消えてもらえば済むことであるが、日本国存続の為にマスコミや野党が喧伝するほど影響は無いと大半の国民が理解しているから、小沢は消されずに生きているのである。
 菅政権にしても反小沢の岡田にしても己達の無策と非力をカモフラージュする為に小沢を利用しているのは明らかである。
 菅が小沢の存在が国益に反してこの国の存続を危うくしていると本気で考えるのであれば、自ら刺し違えれば解決する問題である。
     2010年10月10日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年10月4日月曜日

「検察も警察も腐敗の温床組織。 検証二」

「時事雑感」2010-10-03

 前回の「検察腐敗云々、、、」に関連してどうしても追加したかったのは、大坪、佐賀、前田の三検事が無実の元厚生省の村木厚子局長様を150日の長きに渡り独房に隔離し、自由を束縛し人権を剥奪し大きな精神的、肉体的苦痛を与えた行為に対して、取り敢えず三人の検事を300日ブタ箱にぶち込み村木様の苦痛の一端を味合わせることを望む。
 以前にも書いたが、我輩も福岡県警から危うく大事件の罪を被らされる危険に晒された経験があるのでどうしても他人事とは思えないのだ。
 先の大戦で一度崩壊したはずの検察、警察権力が、戦後65年にして何故今日のような権力の権化の組織に成り上がったのか、今回の大阪地検の事件を切っ掛けに必ず検証し新しい組織再編の為に生かさなければならない。


「領土問題を考える」(一)

 今回の尖閣列島近海に於ける中国漁船拿捕と船長逮捕問題は、普段領土問題や了解侵犯事件に無関心な平和ボケの日本国民にかなりの刺激と自覚を促したのは事実であり、唯一のプラス材料である。
 日本の領海を侵犯した中国漁船を拿捕し、日本の巡視船に激突をした船長を日本国の国内法で逮捕したのに、中国の首相の恫喝に屈して拘留中の船長を処分保留で慌てて解放した弱気の決定は多くの国民を失望させた。
 船長の釈放により菅内閣の支持率は代表戦直後の65%から一気に40%まで下がったと産経新聞は報道している。
 別件で拘留されたフジタの社員の内三人が開放されたが、未だ現地駐在社員一人が逮捕されたままなので、日本政府としても人道上強引な手段がとりづらいことは理解できるが、菅や仙谷の無責任な弁解と行動は明らかに国民の信頼を無くし、菅政権の早期退陣を促す結果となっている。
 ただこの尖閣列島問題の影に隠れているのが対ロシアの北方領土問題と対韓国の竹島問題である。
 距離が全てではないが、尖閣列島は沖縄本島から400キロ、石垣島から170キロの離島だが、歯舞色丹はわずか4キロの目と鼻の超近距離であることも、国民は決して忘れるべきではない。

   2010年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

「検察腐敗は大阪地検特捜部だけでは無い」

「時事雑感」2010-10-02

 遂に大阪地検前特捜部長大坪と前副部長佐賀の二人が犯人隠避の疑いで逮捕されるという、検察庁組織の根幹を揺るがす大事件に発展した。
 問題は当時の大坪部長の上司である玉井次席検事(現大阪高次席検事)と小林検事正が、事件内容について大坪前部長からどのような報告を受けたのかと言うことに発展するかであるが、両者は大坪前部長の報告を否定しているらしいので果たしてどのような展開に発展するのか興味のあるところである。
 マスコミも関係者も特捜部の特殊性を上げて事件が発生したことを指摘しているが、我輩のように何度も検察と対峙した経験者としては、検察庁全体に権力志向に慣らされた傲慢な特異体質に全ての検事が染まっているといえる。
 この事件が今後どのような発展して、検察組織の改正につながるかは今後の推移を見守るしかないが、わがボケ頭でさえ感じるのは検事をチェックするのは検事自らの自助努力しかないという野放図な組織であることである。
 六法全書を丸呑みするような知識の詰め込みをして、青春を犠牲にしてきた頭でっかちの人間が、司法試験の合格した唯一点だけで人間が人間を裁くものすごい権限を手にするわけだから、一つボタンの掛け違いをすれば今回のような大事件が発生するのは必然だったわけである。
大阪地検特捜部の今回の大事件勃発で、当事者の大阪地検の廃止問題等をマスコミは遡上に挙げているが、我がボケ頭の感覚からすれば東京地検を含む全ての特捜部門を廃止すべきであると考えている。
 本来、警察が有する捜査権を持ち同時に公訴権を駆使して起訴まで単独で出来る組織など、戦前の特高警察を思わせる権力機構である。
 最高検の目指す所は何としても東京地検だけは残したいような構図を模索中かもしれないが、我がボケ頭に言わせれば司法試験合格者である約1500人の検事と約900百人の吹く検事の再教育こそ絶対に必要条件だと思う。
 とに角一般社会の常識が欠落しているのである。
 ある事件で検事側証人として依頼され、福岡検察庁に呼び出され出頭したら二時間も待たされて一言もお詫びの言葉が無かったのでクレイムつけたら、初めて検事正に呼ばれて待たせてしまったとの釈明だけである。
 その裁判では打ち合わせとは全く反対の証言をして、商い相手の被告を有利に導く説明したので、検事はカリカリしていたが、そんな下衆な奴らである。
 この検察の不祥事件を契機に絶対に取り調べの可視化を実現すべきである。

     2010年10月3日  元始求道会 毘沙門寺岡

「拝啓 株式会社商工中金 代表取締役社長 関 哲夫 様     9月27日付 日経新聞朝刊 TKC全国会との協賛広告について」

「時事雑感」2010-10-01

 我がグループは御公庫様とは半世紀に亘るお取引を通じてご支援ご協力を頂いておりますが、未だこのような自己宣伝広告を見た記憶がありません。
 政府系金融機関から脱皮する為に敢えて株式化された経緯は我がボケ頭も一応承知しておりますが、このような自己宣伝を活発に展開する為に組織改革を断行されたと誤解?したくもなります。
 本日は一株主として忌憚のないご意見をのべさせて頂きたくよろしくご容赦の程お願い申しあげます。
先ず「中小企業金融円滑化法」についてですが、危機対応業務に係わる指定金融機関として三兆円超の危機対応融資を実行されたそうですが、果たして本当に生き残るために命がけで厳しい経営に挑んでいる中小企業に公平に真剣に配分融資されたのか疑問に感じざるを得ません。
 我がグループにはそのような話が御公庫の担当者から説明された事実は皆無ですし、三兆円超の融資リストを拝見させて頂きたい思いです。
 
そこで今回の記事の中で関社長は「商工中金の役割は、中小企業の金融円滑化が“一丁目一番地”ですからこれに全力を挙げて来ました。
 結果、これまでに三兆円超の危機対応融資を実現しました。
 さらに、危機対応融資の一環として、デフレ下で抑制されている設備投資の下支えのため、この二月から扱っている利子補給制度にも積極的に取り組んでいます。
 端的に言うと私が社長に就任してからは、危機対応業務を中心に、中小企業の金融円滑化を最大の経営課題としてきたという一点に尽きると思います。」と
誇らしげに断言されています。
 この言葉を読んで本来ならば涙があふれ出るほど感謝感激するはずですが、我がボケ頭にはどうしても釈然としませんでした。
 関社長のこの経営信念と姿勢が、果たして中金さんの4278人の(社員?)の全員に徹底して浸透しているのであろうかという我がボケ頭の疑問からです。
 更に社長は、「好況期の融資よりも一層お客様の立場に立ち、懇切・丁寧・迅速な対応を職員?一人ひとりに徹底してきました。」と述べておられますが、是非、北九州支店の皆さんにもご指導のほど宜しくお願い申しあげます。 敬具
 2010年10月1日  元始求道会 マルキグループ 毘沙門寺岡

「中国漁船船長を無条件釈放した菅政権の売国奴行動」

「時事雑感」2010-09-11

 日本領土である尖閣列島近海の日本領海を不法侵犯して漁業行為を行った罪で、日本国の巡視船が逮捕拘留していた中国人船長を那覇地検は処分保留という全く不可解な理由で無条件釈放を決定した。
 中国船長は領海侵犯他全て否認したままの釈放であり、日本政府は尖閣諸島が中国領であることを認めたことになる。
 中国は四十数年前から尖閣列島を中国領と勝手に主張しており、今回の船長の無条件釈放で今まで以上に尖閣列島の自国領説を強調することであろう。
 それにしても日本国政府も国民も何故自国の領土問題に対して無策で無定見で、無気力なのか不思議で仕方がない。
 曰く対ロシアの北方領土問題、対韓国の竹島問題、更に対中国の尖閣諸島問題と難問山積である。
 我がボケ頭の感覚では自国領土の確保と海外に於ける日本国民の保護は国家が国民に対して負う最大の責任と基本的義務である。
 
この政府が負うべき最大の義務を菅政権は放棄したにも等しい対応だけを取り上げても、菅は国民に対して謝罪し即刻辞職して最低の責任を果たせ。
 中国船長を釈放する条件にフジタの四人を無条件釈放することを要求して、拒否されれば船長を保釈しない等、もっと強気の対策を打てたはずである。
 外交にド素人のボケ頭でさえ、交換釈放は中国側が拒否するであろう事くらいは承知の上で書いているのだが、菅や仙谷には中国船長の扱い方ばかりに囚われて肝心の日本国民四人の奪回?と身の安全に対する熱意が感じられない。
中国船長を無条件釈放して中国政府に何らかの譲歩と話し合いを“阿呆菅”と仙谷は期待したのだろうが、中国側の反応は“中国領海内に於ける中国漁船拿捕と船長の不法拘束と中国漁船に対する損害賠償とを日本政府に要求し、更に一連の行為に対して日本政府に強く謝罪を要求する”と言う全く一方的な勝手な日本政府、国民を愚弄した要求である。
 そこでまたブレ菅の海外出張予定が報じられている。
 十月一日開催の臨時国会を優先して欠席を決めていたアジア欧州会議に、十月四日、五日を犠牲にしてベルギーまで行くといいだした。
 理由は中国の首相が出席するのであわよくば会談出きるのでは、との見方だろうが、拒否された時の国家的マイナスなど考えているとは全く感じられない。

2010年9月28日 元始求道会 毘沙門寺岡