毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2012年6月29日金曜日

「国民不在の政治泥試合はいつまで続くのか?」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-07

 世の中に三すくみということは時々聞かれるが、今回の政争は民主、自民、公明の三すくみにプラス小沢グループを加えた実質“四すくみ”関係である。
 自公民の三党修正協議は一応決着しているのに、要の民主党が小沢グループに振り回されて国会での採決がだらだら引き延ばされているのが実態である。
 当初自民党は、民主党に対して21日の採決を要求して、実行されなければ即、三党協議はご破算にすると息巻いていたが、現実は民主党の約束違反に対して結果的には黙認である。

 言っていることと遣っていることが全く実行されないのは自民党も同じで、腹の中では小沢が強行に野田に造反して、民主党が混乱することを期待しているのは見え見えである。
 口先では小沢を切らない民主党とは手を握れないと言いながら、本音は小沢がとことん抵抗して54人以上の子分を連れて離党することを期待している。
 報道によると上記の数字以上が離党すれば、民主党は少数与党になり下がり、自民党が提出する野田内閣不信任案に対抗出来ないということらしい。

 自民党は三党協議の当事者でありながら、対岸の火を高みの見物するという立場を楽しんでいる風情である。
 自民党の最大にして唯一の願望は政権奪回である。
 何が何でも野田政権を打倒して衆議院を解散に追い込いこみ、再度政権の座に就くこと以外は眼中に無い。
 
政権という魅力的権力と甘い構造に長年親しんできた自民党は過去の夢を忘れられずに、形振り構わず政権奪回に全精力を集中したいところだろう。
しかしながら長年に亘る国民に対する不義理の付けで、自民党の支持率が低迷しているので今一政権奪取に及び腰と見えて仕方がない。
 とすれば、仮に自民党が政権の座に返りざいても、現在の大きな懸案である景気回復や国民生活の向上やきめ細かな中小企業対策等は期待しても裏切られるだけであろう。
 然らば小沢に出来るだけ政界を混乱させて早くガラガラポンさせるしか仕方があるまい。

   2012624日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2012年6月24日日曜日

「国民不在の政治泥試合はいつまで続くのか?」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-07

 世の中に三すくみということは時々聞かれるが、今回の政争は民主、自民、公明の三すくみにプラス小沢グループを加えた実質“四すくみ”関係である。
 自公民の三党修正協議は一応決着しているのに、要の民主党が小沢グループに振り回されて国会での採決がだらだら引き延ばされているのが実態である。
 当初自民党は、民主党に対して21日の採決を要求して、実行されなければ即、三党協議はご破算にすると息巻いていたが、現実は民主党の約束違反に対して結果的には黙認である。

 言っていることと遣っていることが全く実行されないのは自民党も同じで、腹の中では小沢が強行に野田に造反して、民主党が混乱することを期待しているのは見え見えである。
 口先では小沢を切らない民主党とは手を握れないと言いながら、本音は小沢がとことん抵抗して54人以上の子分を連れて離党することを期待している。
 報道によると上記の数字以上が離党すれば、民主党は少数与党になり下がり、自民党が提出する野田内閣不信任案に対抗出来ないということらしい。

 自民党は三党協議の当事者でありながら、対岸の火を高みの見物するという立場を楽しんでいる風情である。
 自民党の最大にして唯一の願望は政権奪回である。
 何が何でも野田政権を打倒して衆議院を解散に追い込いこみ、再度政権の座に就くこと以外は眼中に無い。
 
政権という魅力的権力と甘い構造に長年親しんできた自民党は過去の夢を忘れられずに、形振り構わず政権奪回に全精力を集中したいところだろう。
しかしながら長年に亘る国民に対する不義理の付けで、自民党の支持率が低迷しているので今一政権奪取に及び腰と見えて仕方がない。
 とすれば、仮に自民党が政権の座に返りざいても、現在の大きな懸案である景気回復や国民生活の向上やきめ細かな中小企業対策等は期待しても裏切られるだけであろう。
 然らば小沢に出来るだけ政界を混乱させて早くガラガラポンさせるしか仕方があるまい。


   2012624日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2012年6月19日火曜日

「書きたくないけど書かざるを得ない三党合意の茶番劇」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-06

 三党修正協議なるまやかし会議が合意したことを大手マスコミは盛んに喧伝して提灯記事を掲載しているが、何故、大手報道機関の立場を自覚して真摯に事実を伝えないのか腹立たしい。
 
 例えば三党協議に反対しているのは民主党内では小沢グループだけだと、解説しているが、民主党内にも中間派と称するグループ議員数も結構いて小沢グループと同じ考えで反対しているのに敢えて詳しく書こうとしていない。
 
 三党協議会に反対しているのは自民党内にもかなりの議員が存在していることは、自民党が本日開催した全議員、選挙区支部長懇談会でも多数の議員が谷垣総裁を罵倒している事実からもはっきりしている、曰く「谷垣が最後の土壇場で譲歩して三党合意した行為は正に“敵に塩を撒いて”野田政権の延命に協力したに等しい裏切りであり、絶対に許せない」とまで非難している。

 このような客観情勢から見れば、小沢だけが三党協議を破壊する為に行動しているわけではないことは歴然としているのだから、このような背景を丁寧に解説することこそ大手マスコミの使命ではないかと、わがボケ頭は痛感しているが、これでは新聞の講読者数が減るのは当然であろう。

 民主党は反対派の小沢グループや中間派の融和策のために、輿石幹事長は仲間われを防ぐために今日夕方(18日)から全議員を対象とする政策調査会なる合同会議を開催するらしい。
 この場で反対派の意見を存分に発言させて、一種のガス抜きを狙ってやるらしいが、ガスなどと言う程軽いものではあるまい。
 
 その後二十日には両議院総会をダメ野田も出席して開催するらしいが、あくまで小沢派の分裂を避けたい輿石は簡単に採決に同意するとは思えない。
 輿石を全面的に信頼できないので、わざわざメキシコまで首脳会議に出席しながら途中退席してとんぼ帰りするそうだから、最初から欠席すれば血税の無駄使いは節約できるのに、もったいない話である。
 輿石以下子分どもが信頼できず、不在中のクーデターに怯えたのだろう。

    2012618日  元始求道会マルキG  毘沙門寺岡

「民主・自民・公明・三党による“社会保障と税の一体改革修正協議”ほど国民の意思を無視した非民主的な背信行為は無い」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-05

 あほ野田が馬鹿の一つ覚えで“消費税増額”を最優先に主張し出してから、与野党の対話が完全にかみ合わなくなり、国内外に多くの政治的課題を抱えながら一向に政治的決定が為されず、野田は窮余の一策で自民党に抱きつき?殆ど全ての自民党の政策を丸呑みすることで三党合意に達した。

 前々回のこの欄で述べたとおり、修正協議そのものが国民を欺く為のパフォーマンスであり、三党合意など当初から決定していた内容である。
 国民の70%が反対している消費税増額を何が何でも推進する為には手段を選ばずとは正にこのことである。

 わがボケ頭が政冶に関心を持ち出して半世紀以上が過ぎたが、現在の政冶情況程、国民の意思を無視した国益を考慮しない国家崩壊寸前の出鱈目な政冶体制を知らないし思いだせない。
 
 長年に亘る自民党政権の弊害から脱出する為と、政権交代を可能な二大政党制を目指して小選挙制を導入したのが、現在の決められない政冶体制を創出したのではないかと考えている。
 小選挙区で勝利することの更なる困難さが衆議院議員の任期に対する自覚を変化させ、当選した以上は何が何でも四年間の任期を全うしたいと言う強い願望が全てを優先させ、国民の意思や希望は無視してただ只管己の選挙に勝つことだけに全力投球する税金泥棒に成り下がってしまっている。

 衆議院における過去の中間選挙制がベストとは言わないが、少なくとも国民の生活を大きく左右するような事態が発生した時には、例え任期が一年しか経過していなくても首相は即座に伝家の宝刀たる解散権を行使して民意を問い、国民の思考に応えたことが心に残っているし、現在は正に其のときである。
今回の三党合意にしても、肝心要の民主党内部には小沢グループや鳩山を初め消費税増額に強行に反対している議員が存在し議員総会を開くそうだから、民主党が空中分解するのを機会に、憲法改正を推進する議員を中心に政界再編することを国益の為に心から期待したい。

 2012616日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2012年6月15日金曜日

「逆臣 丹羽中国大使を即刻解任せよ!」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-04

 中国駐在の日本の特命全権大使、丹羽宇一郎がイギリスの有力紙「フィナンシャル・タイムズ」に語った売国奴的発言が日本の国益を大きく損なった。
 東京都の石原知事が進める尖閣諸島の購入計画に対して、丹羽は「日中関係に極めて深刻な危機をもたらす」として反対を表明したというのだ。
 
日本領土を日本側がどう扱おうが、日本の国家主権の行使範囲内である。
 日本国の代表たる中国大使が中国の反発を恐れて、「深刻な危機をもたらす」から東京都による主権の行使をするなと対外的に反対を述べるというのは、あまりにも奇妙な動きであり、日本の領土や主権の否定につながる反国家的な言辞にさえ響き、中国政府の大使と間違える発言である。

 日本駐在の中国政府大使が尖閣諸島は「日本政府の領土である」と一言でもしゃべったら多分即刻本国に召還され豚箱に入れられるだろう。
 今回の丹羽発言に対して、日本政府は外務相による厳重注意という非常に軽いペナルティで済ませようとしているが、このような甘い対応で日本領土と国民を守ることが出来ると本気で考えているとすれば、ダメ野田には日本国を統治する能力があるとは考えられず、即刻退任して最後のご奉公とせよ!

 今更述べるまでも無く、丹羽は伊藤忠商事の元社長、会長経験者であり、伊藤忠は大手商社の中でも中国との商い額が突出しており、中国大使の話が出た当初、経団連の米倉会長ですら利害関係が誤解を生ずるから遠慮すべきではないかと警鐘を鳴らしており、正に米倉会長の心配が現実のものとなったわけだ。

 時期を同じくして新たに農林水産省を巻き込んだ、在日中国大使館所属の三等書記官によるスパイ事件が発覚し、ダメ野田や外務相の怠慢な対応振りに一国民として更なる不安を強く感じている。
 前任の農林大臣や副大臣まで巻き込んだ非常に大掛かりなスパイ事件であり、警察庁と公安調査庁並びに関係省庁が、徹底的に事件の真相解明に真剣に取り組めば大事件に発展することは間違いないと、わがボケ頭は感じている。
 中国側は先の尖閣列島での中国船長逮捕事件と同じく、日本国の対応次第で必ず反発してくることを覚悟の上で対決することを期待する。

    2012613日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「民主党と自公の談合は民主主義の破壊」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-03

 民主党は「社会保障と税の一体改革法案」の衆議院通過を目指して自民、公明との間で修正協議を始めた。
 消費税増額を今国会中に衆議院で採決する為に、ダメ野田は民主党内を一本化出来ないので、自公に秋波を送り形振り構わず採決に向かって猪突猛進している。
 国民の60%以上が反対している消費税率増額法案を与野党が組んで強引に採決することは、民主主義の破壊に連なることであり、決して許されることではない。
 この疑問に対しては、自民党の大幹部である額田元幹事長が、野田に対する質問の過程で「今回の民主、自民、公明」の三社合意交渉は明らかに民主的手法に反しており、度々行われる政冶手法ではなく、非常に稀なケースである、と明言している。

 過去の大戦決定のような国家存亡の一大局面の場合は別にして、民主主義を推進しようとするならば、平時の国会運営ではあくまで与党と野党は対立するのが原則であり、その為に政策の決定が遅れても止むを得ないのは当然であるし、其の手法こそが民主主義であるし、民主主義は物事が決定するまでに時間が長引くのも特徴である。
 今回、もしも民自公三党が協力して消費税増案を決定したら、三者の連立内閣みたいな政冶体制が一時的に機能することになるが、そのような弊害を最小限に留めるためにも、採決後ダメ野田は速やかに解散して本来の民主主義の復活を図るべきである。

 わがボケ頭の推論では、三党協議については三党が各々いくらかの譲歩をして、一定の同意がなされ決着が図れると思うが、民主党に限っては三党合意した結果を党に持ち帰って改めて議論すると輿石幹事長が明言しているので、民主党の議員総会で混乱して纏まらないと思う。
 社会保証関連法案で鳩山元首相は自民党の丸呑みに絶対反対の立場を貫いているし、消費税増額の反対集団が合流してセットで反対する議員数がかなり増えているらしいので、15日までの民主党内の結論は難しいと思う。
 もしも鳩山が両法案に反対したら、野田は民主党の創業者鳩山と小沢の二人の首を切る破目になるが、そこまでの度胸はダメ野田に求めても無理。
 多分、法案先延ばしで九月の民主党代表戦前に解散する選択肢しかわがボケ頭には見えてこない。
 いずれにしても、己の民主党を纏められないから恥も棚上げして敵方に助けを求めるなど絶対に許されない手法であり、そこまで考えるなら即刻解散せよ。

   2012612日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2012年6月5日火曜日

「ゴジラ松井・出場三試合目で二号ホームラン!国民に元気を与える価値ある二本塁打!」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-02

 熱烈な松井ファンを自認しているわがボケ頭も全く驚きの二発である。
 二本のホームランは打った瞬間、ホームランと分かる特大の理想的な本塁打だったことは、松井本人が笑顔でインタビュウに答えていることからも分かるし、待ちくたびれたゴジラの笑顔を久しぶりに拝ませてくれた。
 我がボケ頭は人生の先輩という程の者ではないが松井のおよそ倍の娑婆の空気を吸ってきた経験からすれば、今回の松井の下済み経験は将来の彼の生き様に大きく貢献すると楽しみにしている。

 松井は少年野球の頃から体格も同級生より遥かに大きく運動神経も抜群だったように聞いているし、高校時代も一年生からクリーアップ任されたと聞いているし、ジャイアンツに入団しても即一軍に属し、日ならずして四番に抜擢され、以来十年近くを球界一の巨人で活躍してきたから、全く挫折の経験は日本野球界では皆無のはずである。
 更に、メジャーでは名門ヤンキースと契約し七年間をビッグ契約で活躍した。
 ヤンキースで後半に骨折したり多少の苦労は経験したが、松井の活躍でワールドシリーズも制覇出来たし最優秀選手という途轍もない評価を受けたのだから、ヤンキースでの選手生活は大満足の経験だったろうと推測する。

 ヤンキースの後契約したエンジェルスとアスレティックの二年間は、幹部とのコミュニケイション不足等もあって決して松井本人も満足すべき選手生活が送れたとは思っていないだろう。
 ポストヤンキースの二球団といえどもメジャー契約からのスタートであり、スプリングキャンプも最初から参加してトレーニングも練習も充分出来たはずであり、今年のような経験は勿論初めてである。
 他のメジャーリーガー達が恵まれた環境の中でガンガン練習に励んでいると時に、先の見通せない情況の元で唯一人孤独なトレーニングと練習に励んだ松井の苦労を考えた時、我がボケ頭には自分がかって浪人した時に経験した感情がラップして何とも言えない感情が込み上げて複雑な思いをした。
 故に、松井のホームランに一喜一憂している自分がいて、昨年までの松井の活躍ぶりとは異なって改めて松井のホームランに期待しているわけだ。

    201262日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
 

「詐欺的口上とゼスチャーだけで、国民との約束を何も実行しないダメ野田に、国民は何時まで騙され続けるのか?」


「時事雑感・草莽危言」2012-06-01

 不本意ながら六月の雑感もまたダメ野田批判から始めざるを得なかったのは、わがボケ頭の不勉強の所為もあるが、現実問題として政治に更なる変化を求めようとすれば、衆議院を解散させ選挙を通じて少しでも国民の意向を汲み取る政権に変える以外に方策はない。
 それにも拘わらず、己の政権延命策の為に解散権をちらつかせて政争の具に使うなど言語道断のはずなのに、これがまた不思議なことに衆議院の任期一杯まで解散を回避して欲しい選挙に弱い議員どもも沢山いるのも事実なのである。
 
 日本国内の不景気は継続し政冶も混乱の最中にある中で、ヨーロッパの金融不安は日に日に増大し、十年振りと言われるくらいユーロ安円高現象が進み日本メイカーのヨーロッパ向け輸出は益々厳しさを増している。
 ドルも今現在で78円台まで円高推移したので、欧米向け輸出は大きな打撃を受けていずれ国内景気の足を更に引きずり下ろす原因になるだろう。
 欧米向け輸出の減少はいずれ国内景気の足を更に引っ張る原因になり、不況からの脱出は益々困難に陥ることは間違いない。 
 だからと言って為替の影響が比較的少ない中国に頼り過ぎると、今回の農林省を巻き込むようなスパイ事件に引きずり込まれるのだから、野田政権は正に四面楚歌のはずなのに、国家の危機状態など無関係で己の政権延命しか眼中にない謀反ダメ野田は、ただ静観するだけで何も為す術を持たない。
 
ダメ野田は政権の座について早一年が経過してこの国を大きく混乱させているのに、己は日本国の指揮官の器では無いことを自覚出来ないとすれば、一刻も早く政権の座から引きずり下ろさなければ国民は悲惨な状態に曝されるだけである。
ダメ野田の子分の安住財務担当が、急激な再度の円高とドル安、ユーロ安に対して財務官僚直伝の為替介入を喧伝しているが、こんな程度で左右されるような規模では無い事くらい、わがボケ頭ですら分かるのに国民を騙すことはいい加減にしろと言いたい。
 欧米の大きな為替の流れに竿を差すような戯言は止めて、もしそのような邪道を本気で実践し大きな為替介入損を出して血税を捨てるくらいなら、其の分を中小企業にばら撒いて元気づけに使う方が遥かに国益に適うことくらい分からんのか!
 小沢よ、アッサリ子分を連れて民主党から脱藩し新党旗揚げして野田政権不信任案を提出して、自民党が賛成するかどうか試してみよ、その結果がらがらポンで決着せよ!

       201261日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2012年6月1日金曜日

「松井ゴジラ遂にメジャー昇格、初スタ面でいきなりホームラン!」


「時事雑感・草莽危言」2012-05-08

  アメリカ・フロリダレイズのマイナーから形振り構わず這い上がって来た松井が、いきなり緒戦でホームランを打ったニュースほど日本国民を喜ばせ、長い不景気に悩まされ続けている国民にどれ程喜びと元気を与えたかわからないし、永年の不景気を一瞬忘れさせてくれたことに大いに感謝したい。
  いくらわがボケ頭でも連日同じテーマであほ野田を批判することには辟易として書く意欲を失ってしまった。
  そのような時に松井は気迫のホームランをかっ飛ばしてくれたのだから、勿論一番喜びを噛み締めているのは松井本人であろうが、この一本の価値あるホームランが多くの松井ファンに安心感を与えるとともに松井自信を安どさせたことは当然のことである。

  読売ジャイアンツで十年、ヤンキースで七年、エンジェルス、アスレティックス各一年で昨年まで九年間を名門ティームで活躍した松井に、今年はどこのメジャー球団からもお呼びが掛からず、スプリングキャンプは単身でトレーニングを続けるという苦労と屈辱を味わったわけだ。
  翌シーズンに備えて、春の合同トレーニング前に個人的にトレーニングに励むのは、イチロー初め多くの選手達が例年行事として実践しているが、所属先も決まらず、果たしてどこかの球団からお呼びが掛かるかどうかも分からない中での一人きりのトレーニングは、ある意味拷問に近い鍛錬だったのではないかと想像する。

  今年こそ、このような変則的なトレーニングをこなしたかもしれないが、恐らく二度とこのような孤独な自主トレはゴジラといえども二度とやないだろうし、今年は初心に帰って我々ゴジラファンを卒倒させるくらい大活躍してメジャー十年目を優秀の美で飾って欲しい。
逆に言えば今回このような他の選手には理解出来にくい苦しい自主トレを完遂したからこそ、松井は精神的にも更に強くなり、我がボケ頭の予想では驚くべき成績を上げるのではないかと思う、と同時にメジャー在籍の中で一番多いホームラン数を期待したい。
  確かヤンキース在籍中の最高本塁打が31本だから是非ともこの記録を破ってほしいと強く願っている。

     2011年531日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡