「時事雑感」2010-10-05
昨日(12日)午後の自民党質問者三名の名前を見て、どの程度予算委員会を紛糾させるか密かに期待してテレビを見たが、あまりに攻撃姿勢の迫力不足に愕然とした。
決して自民党に期待したわけではないが、ボケ菅を少し追い詰めて一撃くらいは“かます”かな、と野次馬感覚で見ていたら完全に裏切られた。
顔ぶれだけは現自民党では一流の石原幹事長、石破政調会長、河野幹事長代理という布陣であり、少しはドラマチックな展開が見られるかと思いきや何とも締まらない結末には聊か自民党の不甲斐なさに怒りすら覚えた次第。
この体たらくでは今の自民党はボケ菅すら倒すことは厳しいと思うのは、我がボケ頭だけではなかろう。
ただ一つ自民党幹部の突っ込み不足は、12日に告示され24日に投票する北海道五区に於ける町村元官房長官の選挙戦の影響を考えたからだと推測する。
景気対策を含めて地方活性化政策を含む補正予算を一日も早く成立させて欲しい国民の希望に沿う為には、最大野党の自民党も反対ばかりは出来ない側面があり、其の事が結果的に自民党幹部どもにブレーキをかけたかも知れない。
それにしても我がボケ頭が我慢ならないのは質疑の最大時間を尖閣列島での中国漁船衝突と船長逮捕、釈放問題に集中していたことである。
確かに船長逮捕からその後の保釈に至る政府の逃げ口上には、我がボケ頭も多くの国民もウンザリしているが、本来外交問題は与野党が一致して対応するのが米国初め先進諸国の外交姿勢であると理解している。
その意味では今回の対中国問題を公開の委員会で批判し討論するのは中国側を利するだけで日本の国益を損なう議論であると我がボケ頭は危惧している。
このようなお粗末な対応しか出来ないから我がボケ頭が常々主張しているような事態、つまりいずれ日本列島は中国に飲み込まれるということが現実味を帯びてくるのである。
フジタの四人の社員が無事釈放され、中国側が政治的に規制強化したり禁止した諸案件を徐々に緩和したら、直ぐにダボハゼのように食いついていく日本企業の姿勢は、この国を中国に売り渡す要因であることを経営者は反省すべきであり、売国奴であることを強く自覚すべきである。
企業利益追求の為には国家すら裏切る経営者は絶対に許せない。
2010年10月13日 元始求道会
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