「時事雑感」2010-08-01
残念ながら此の国はすでに経済力も世界ランキングが大幅に後退し、世界的にはもはや普通の国に成り下がっているのである。
今更日本の国際的信用を云々するような、また世界の有力な国家が注目するような大国ではないのである。
他国の視線を気にするような国家情勢ではないし、今一番大事なことは景気対策等の国内問題を解決することに与野党一丸となって取り組むことである。
その為には一億二千六百万人の国民の先頭に立ち、国民と国家の安泰の為には潔く自らの命を捧げ得る首相の器を有する人物でなければならない。
国政選挙は為政者にとっての国民による信任投票である。
然らば敗北すれば野に下がるか腹を切るのが為政者の責任の取り方である。
それにも拘わらずマスコミの無責任な世論調査を背景にして政権に居座り続けているのは我がボケ頭には絶対に容認できない暴挙である。
多分、九月十日前後に行われるであろう民主党の代表選挙の兼ね合いで政権を継続したのであろうが、然らば次の代表選には出馬しないのが最低の責任の取り方だと我がボケ頭は思う。
それなのにすでに代表選挙に出馬表明をしている菅は総理大臣の座をそこらの町長と同じ感覚で捉えているのではないかと疑わしい。
そのような曖昧な菅政権でありながら、現政権の主要閣僚が次から次に菅の再出馬を容認し、支持することを表明しているが何と国益や国民の意思を無視した阿呆な連中ばかりだと呆れるばかりである。
首相の在任期間の短さが話題にされがちであるが、国家国民を間違った方向に導いている奴の首を挿げ替えられないシステムこそ此の国が抱えている大変危機的な政治体制だと我がボケ頭は危惧している。
小泉政権の時代に小泉が首相公選制を打ち出したのだが、ここ五代に亘る不始末を総括すると、やはり此の国の最高司令官は国民投票によって選ばれ更なる大きな権限を付与して責任も重くすべきであると痛感している。
2010年8月2日 元始求道会 毘沙門寺岡
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