「時事雑感・草莽危言」2013-01-09
我がボケ頭の素朴な疑問、領海監視、保安業務は丸腰の海上保安庁のオンボロ巡視船が担当して、領空は航空自衛隊の最新式ジェット機等を配備して日夜一触即発のスクランブル発進を繰り返し、中国戦闘機と対峙しているらしい。
尖閣諸島に中国艦船が頻繁に我が日本領海に侵入を繰り返している状態を報道しているが、領空侵犯は自衛隊機の発進回数が多い割にはあまりテレビも新聞も取り上げないのは何故なんだろう。
オンボロ巡視船には中国艦船の領海侵犯を阻止する能力はないことが、連日の中国艦船の不法行動から明らかなのに海上自衛隊に移管する気配はない。
以前にも同じような疑問点を書いた覚えがあるが、確かまだ民主党政権下であり、奴らには先覚諸島での中国漁船船長拘束事件で腰が引けて、その後は中国側の遣りたい放題に晒され、日本国家の安全保護を放置してきた。
この度安倍政権が成立した機会に、改めて尖閣諸島の保全を徹底して守ると安倍は再三主張しているので、領海保全業務をこの際海上保安庁に移管し、最新鋭イージス艦を常時貼り付けて、日本国は如何なる犠牲を厭わずに祖国領海を死守することを強く主張すべき絶好の機会ではないかと思う。
このような微妙な日中関係の緊張状態の中で、公明党の山口代表が訪中して三拝九拝して習総書記に面会しているが、テレビの画面で見る限り何か戦勝国の親分が敗戦国の子分を嗜めるように見えて仕方がない、惨めな山口の対応振りには我がボケ頭としては全く許せない弱腰である。
安倍も中国と本気で対峙するのであれば、いくら連立政権を組んでいる公明党とはいえ、前回第一次安倍政権の時と、政治的背景がことなるのだから代理人に親書を託すような姑息な態度を取らずに、堂々と自民党政府の大臣でも差し向ける位の強い姿勢を見せるべきだったと思う。
それを断られるのであれば更に強気で対中国政策を最構築すればよいではないか。
中国は話し合いの通用する相手ではないことを安倍は誰よりも理解していると考えて少しは期待していたが、今回の遣り方を見て六年間の無役時代に何も勉強していないと感じて仕方がない。
親書を渡しても直ちに中国が反応するとは思えないので、今後の対応を絶対的強行手段で行動することを期待する。
2013年1月26日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡