毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2013年5月31日金曜日

「株価の乱高下は日本経済の象徴か?」

「時事雑感・草莽危言」2013-05-07

 このところ日本株の乱高下が激しく、23日には一日で1000円以上下落し、その後も4,5百円単位で乱高下を繰り返している。
 安倍は株価が上昇中は盛んに株価に触れて如何にも景気が着実に回復しているかのような発言が多かったが、23日の大暴落以後は一切株式動向には触れず明らかに避けていることは歴然である。
 二十年の長きに亘り低迷した不景気が、現在の株価の回復で解消するなら不況対策など必要ないけど、今回の株価上昇は見せ金みたいなものだ。
 2008年9月15日に発生したリーマンショックでさえ日本株式に、これ程大幅な乱高下は発生していないことから見れば明らかに超異常現象である。

 日本株式上昇の仕掛け人である日銀黒田総裁も今回の暴落、乱高下を憂う一番関係深い人物であると共に、先行きの日本経済の動向に最も拘わっている人物でもあるし、日本国経済の舵取りの重要人物としての責任は重大である。
 その黒田総裁が今回の株価騒動に対して責任逃れとも思える発言をし始めたのを、朝日新聞の記事から見えて仕方がない。
 曰く「金利には良い金利と悪い金利が存在する」と明言しているが、我がボケ頭には残念ながら理解不能である。
 我々中小企業経営に携わる者にとっての「良い金利とは超安い金融機関からの借り入れ金利であり、反面出来るだけ高い預金金利である。」
 「その意味で中小企業から見た悪い金利とは、高い貸付金利でありゼロ金利に等しい預金金利である。」
 黒田が言う悪い金利とは金融機関に負の影響を与える上昇金利である。
 日本の財政悪化への懸念が広がって、国債価格が下がる場合には「金融機関に(保有する国債などの)債券評価損という負の債券評価損という負の影響が強くでる」と警告している。
 まるで金融機関さえ損失を蒙らなければ良いと聞こえるような主張である。
 逆に言えば金融機関が健全経営できるような経済政策を政府に推進するような、財政再建の取り組みを加速させるように政府に強く求めている。
 極論すれば中小企業の倒産がどれ程増えようと、金融機関の経営状態が安泰であれば日本経済は前進する、と言わんばかりである。
 このような中小企業を無視するような奴は早急に首を切らねばならない。

  2013年5月28日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「三浦雄一郎氏、80歳にしてエベレスト登頂成功!」

「時事雑感」2013-05-06


 二十年に亘る不況に晒されて、その上中国には好き勝手に振り回されて日本国民は重苦しい気分に苛まれていた矢先の大変大きな朗報である。
 
今回の三浦氏の快挙は一億二千六百万人の国民を元気づける最高の特効薬であり、老いと戦っている高齢者は勿論、病人や失業者にも勇気を与えたはずだ。
 それも不整脈という心臓病を克服しての快挙だけに凄い。
 心臓に疾患を抱えている我がボケ頭にとっても最大のプレゼントである。
 
報道によると、三浦氏もプロスキーヤー・冒険家として数々の前人未到の記録を残して引退後、講演等に追われる生活でメタボ体質に陥り、その反省から60歳でまた新たな目標として掲げたのが70歳でのエベレスト登頂である。
 2003年に70歳で、2008年に75歳で、そして今回80歳にして三度目の登頂を成功させたわけである。
 我々凡人から見れば正に神話の世界である。
 
 三浦氏の快挙に刺激を受けて、日本国民が元気を取り戻し日本国の再生、再建を一人の日本人として期待するのみである。

  2013年5月24日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2013年5月21日火曜日

「安倍内閣・飯島勲参与が突然、北朝鮮訪問?」


「時事雑感・草莽危言」2013-05-05

 安倍政権に飯島勲氏が内閣参与として就任した時から、安倍が北朝鮮政策の前進を考えての伏線かなと我がボケ頭も考えたことはあるが、まさか今回のような形で飯島が北朝鮮トップと会談するとは正直予想外だった。
 それも会談の前提として拉致問題の解決を北朝鮮側に突きつけた上での今回の会談実現というから、先行きに不安や新たな問題発生を予想する国民は多いはずだ。
 かく言うわがボケ頭もその内の一人であるが、北朝鮮の過去の行動や言動や政策に振り回されてきた我が日本国の政治屋どもにとっては尚更である。
 今回の飯島の行動には過去の通例では納得しかねることが多々あるが、北朝鮮側との会談は何しろ敵方?北朝鮮側のど真ん中で先方の幹部共に囲まれて行われたので、異例づくめであることは当然だし全てが北朝鮮ペースで行われても何ら不思議ではない。
 ただ我がボケ頭が先ず奇異に感じたのは、飯島が帰国後、菅官房長官と会談するのにわざわざ都内のホテルで会談内容なり報告を受けたことである。
 帰国後、飯島が官邸に直行して帰国報告説明を行えばよいことではないか?
 何故なら飯島の肩書きは内閣府所属の参与ということなので、菅の部下だろうから、常識的に言えば上司である官房長官に報告に参上するのが社会的しきたりだと思うのだが。
 
 飯島の北朝鮮訪問に関しては、事前に日本政府からの連絡を受けていないと、米国政府は日本政府に対して強い不快感、不信感を示しているので、今後の日米関係にかなり水を指したことは間違いない。
 米国が大人の態度で安倍政権に接してくれればよいが、現在の安倍政権に対してオバマ大統領が今回の安倍政権の暴走?を黙認するとは思えない。
 アメリカの厳しい見方に対して、中国は比較的冷静なコメントを出しているのが我がボケ頭も意外な感想である。
 尖閣諸島問題等で最悪の関係にも拘わらず比較的穏便なコメントで、本音を出さないのが外交というものなのだろう。
 北朝鮮と一番対峙している韓国は、現在の日韓関係そのままに一番日本政府に厳しい声明を発しているのは、竹島問題等を抱えている韓国としては仕方のないことだろう。
 
   2013519日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2013年5月14日火曜日

「自衛隊に“破壊措置命令”発令中もゴルフ三昧の安倍の無責任感覚」


「時事雑感・草莽危言」2013-05-04

 新型弾道ミサイル発射をめぐる北朝鮮の脅しに対し、小野寺防衛大臣は4月8日に安倍首相の承認を得て自衛隊に対して“破壊措置命令”を発令した。
 これは敵のミサイル等が日本に飛来する恐れがあると防衛大臣が判断した場合に、被害を防ぐ為に発令する一種の戦闘行為である。
 つまり部下の自衛隊には戦闘体制に入る準備をさせておきながら、安倍は女房や側近どもとゴルフに熱中していたと言うのだから、最高指揮官がこんな体たらくで日本国と国民を守ると言う防衛意識があるとは考えられない。
 第一次安倍内閣は健康を害して無様な退陣を余儀なくされた悲惨な記憶が未だ引きずっているので、何が何でも己の健康維持を優先しているのだろうが、国民の安全を無視して己の保身を優先するような奴は一刻も早く退陣すべきだ。
 安倍の親分の森元首相も、首相在任中のゴルフプレー中に発生した事件の対応が遅れたことが引き金で退陣させられたことを忘れたようだ。
 平穏無事な状況下と緊急事態とで頭の切り替えも出来ない奴に、国家と国民の命を預けるわけには行かないのは当然である。

 歴代の総理大臣は就任後一ヶ月後くらいには住まいを総理官邸に移しているが、安倍は就任後すでに五ヶ月が過ぎたのに未だ私邸住まいを続けている。
 首相が住まいを官邸に移るのは、総理大臣たる者は365日国民の為に奉仕するようにとの意味もあることを未だ自覚していない。
 安倍は就任以来、国家国民のために大した仕事をしていないが、たまたまアベノミックスを喧伝した直後から株価が上昇し、為替の円安ドル高の影響で日本の景気が如何にも回復したように錯覚させ、マスコミも阿呆な国民を煽るので完全に騙されてしまっている。
 中小企業経営者や従業員や低所得労働者は決して稼ぎが増えたわけではないし、景気が回復したなど全く感じていないはずである。
 安倍は前回の政権運営の失敗を教訓にして、大手マスコミを徹底して取り込むために、政権奪取直後から読売等新聞社の社長と連日会談して協力を要請し、見返りにマスコミ業界が抱えている懸案解決に努力することを約束している。
 相変わらず不況は続いているのに、連日景気は回復したような記事を掲載されると我がボケ頭を初め阿呆な国民はつい洗脳されてしまう。
 安倍に無策を許している要因の一つに、民主党の超弱体化の責任も大きい。

   2013年5月10日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

2013年5月10日金曜日

「長嶋茂雄・松井秀喜に対する国民栄誉賞表彰式の演出過剰?・雑感」


「時事雑感・草莽危言」2013-05-03

 長嶋・松井が国民栄誉賞を同時受賞すると発表された時に先ず感じたのは、長嶋は未だ受賞していなかったのか、という思いである。
 何故なら、日本のプロ野球界で長年に亘り長嶋、王時代を築いた二人の内、王は36年前の37歳の時に受賞しているのに、野球人としてすべての面で王と競ってきたミスタージャイアンツの長嶋が今まで受賞していなかったことに不思議さを感じたからだ。
 プロ野球選手で他に受賞しているのは元広島カープの衣笠がいるが、受賞基準はどのような根拠や理由なのか知りたいものだ。
 過去に受賞を打診されながら断った選手のなかに元阪急ブレーブスの福本がいるし、辞退理由は栄誉賞を貰うと“立ち小便”も出来なくなるからとか言われているが、イチローも二度にわたり推薦されているが、辞退理由は現役継続中だからと言われている。
 そのようなことを考えて見ると、我がボケ頭の推測では長嶋元監督にも推薦の打診は数回行われていると思うが、事実を本人の口から聞きたいものだ。

 それにしても授賞式を松井の引退セレモニーを兼ねて二人同時に、それも安倍首相に始球式の審判までさせて行うのはちょっと遣り過ぎと思うが如何?
 松井がもっと打ち易いボールを投げて、長嶋のバットをかすったボールがキャッチャー役の原のミットを外れて、安倍の顔面でも直撃してぶっ倒れておれば更にニュース価値が倍増しただろうに聊か残念なり。
 受賞者資料によると長嶋、松井の二人を加えて合計22二人が受賞者に名前を残すことになるが、受賞者の大半が芸能人とスポーツ選手である。
 受賞者の中に政治家が一人も居ないのは、政治屋ばかりで国益の為に尽くす政治家が皆無であることを選択者の首相が認めているからではないか。
 政治屋どもは色々な勲章を勝手に沢山作って自分たちにばら撒いているので遠慮しているのだろうが、本当に命がけで国益に尽くす政治家が出てくれば国民は喜んで表象に賛成するであろう。
 中国との外交問題や国内経済の弱体化等多くの国難に直面している今こそ、本気で国家を救済するための本当の政治家が一刻も早く出現してくれることを心から念願する。

    2013年5月7日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「猪瀬都知事は首府東京の都知事の器ではない、即刻辞職せよ!」


「時事雑感・草莽危言」2013-05-02

 都知事選挙では、石原前知事が猪瀬を後継者として推薦したので圧勝したが、過去の経歴から見ても日本国の首府の知事としては器不足である。
 石原都知事の女房役の副知事ならば何とか石原にゴマをすりながら勤められたかも知れないが、知事となれば話は別である。
 過去に猪瀬は日本道路公団の民営化推進委員を務めていた時に、委員としての手当ては受領しておりながら、公団側にタクシー代を要求していることがバレ大いに顰蹙を買った前科?がある。
 そんな奴を石原は何故副知事に指名したのか、当時我がボケ頭も疑問に感じていたが、その辺の泳ぎ方は抜け目がないのだろう。
 そんな猪瀬が就任早々からなりふり構わず取り組んでいるのが、石原から引き継いだポストアルゼンチンの2020年オリンピック東京開催運動である。
 決定の時期がだんだん近づいてきている焦りからか、先月、ライバル国であるトルコを名指しで非難してイスラム圏諸国を初め国際的に批判され、お詫びして日本国の評価まで落として、安倍が訪問先のトルコで大統領に頭を下げる事態になっている。

 昨日(三日)安倍は今回の訪ロから始まった締めくくりとしてトルコを訪問し、大統領と会談して原子力発電所建設を受注したと報道されているが、その時にエルドワン大統領が東京はオリンピック立候補を降りてくれるように要望したそうだから、これを機会に商売優先に切り替えて日本国の国益に寄与しないオリンピック招致を止めたらどうかと思うが如何?
 ただ日本が原子力発電所を売り込むのは、長年に亘り経済が停滞し輸出も激減して不況に悩まされている状況下では致し方ない面も理解できないことはないが、その前に福島原子力発電所が撒き散らしている悲惨な状況を一日も早く回復させることが優先されるべきではないかと強く感じている。
 株式価格の上昇で儲けたのは先ずは米国他外国の投資家、日本の一部上場大企業等であり、為替の円安で高収益を確保したのも一部上場の大企業が中心であり、一般個人や中小企業は殆どが蚊帳の外である。
 安倍が盛んに憲法改正を強調しているが、自分の国を国家と国民が守るのは当然であるが、長年に亘り米国の傘の下で防衛をしてもらってきた日本国民に自立自衛の意識を植え付けるのは簡単ではないと思う。

    2013年5月4日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

「安倍訪ロ・プーチンとの首脳会談は果たして中国牽制の役割を果たしたか?」


「時事雑感・草莽危言」2013-05-01

 先月、日本時間29日にプーチン大統領が安倍首相との会談を受け入れたのは、我がボケ頭の想像では日ロ首脳会談の先に両国共に対中国関係を意識しているからであろう。
 現在、日中関係は尖閣諸島に関連して中国の理不尽な主張の為に大変ギクシャクした関係が続いている。
 安倍首相はそのような背景のもとにプーチン大統領との会談を選択したわけだが、非常に賢明な選択だったと思う。
 2003年に当時の小泉首相が訪ロして以来だそうだから、十年ぶりである。
 多分、安倍政権は多少継続性がありそうだと考えて会談を受けたのだろう。
 今回の首脳会談での日本側の第一課題は当然のことながら北方領土四島の返還であるが、逆にプーチンにとっては本気で取り上げたくないテーマである。
 ロシア国内の保守派勢力は、四島返還には基本的に反対であり、ガス田開発による経済的向上もあって四島に対する投資、開発が進んだことも背景にある。
 それらのロシア側の背景はともかく、今回官邸主導で組織された大規模な経済ミッションが現地に同行したのは、経済を含めた日露関係進展の裏側に「中国の脅威」と言う日ロ共通の関心事があることは明らかだろう。

 ロシアはサハリン(旧樺太)に大量のガス田を所有しているし、米国でのシェールガスの生産で世界の原油の自給バランスに大きな変化が生じ、ロシアを初めとする産油供給国の立場が不利に転じてきたことも事実である。
 産油場所からなるべく近いユーザーに供給する方が安い運賃で売れるので有利なことは事実であり、その点からすれば中国や日本に売却することがロシアにとってはベストな選択であることは事実である。
 ところが豊富な資金で軍事力強化に邁進する中国は、軍事大国ロシアにとっても脅威国であることには日本国と同じ立場である。
 その意味ではサハリン原油を大量に中国に売却することに抵抗感があるのは間違いなく、中国向けを減らしても日本向けの量を増やしたいのがロシアの本音であるし、ロシアが日本に期待していることは非常に多岐にわたっていることを、安倍以下日本国の政治家、経営者は真剣に国益の為に行動すべきである。
 米国以外の強国がロシアに対峙している今こそ日本が有利に展開できる最高のチャンスであることを安倍は命がけで行動せよ。

    2013年5月3日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡