「時事雑感」2010-09-11
日本領土である尖閣列島近海の日本領海を不法侵犯して漁業行為を行った罪で、日本国の巡視船が逮捕拘留していた中国人船長を那覇地検は処分保留という全く不可解な理由で無条件釈放を決定した。
中国船長は領海侵犯他全て否認したままの釈放であり、日本政府は尖閣諸島が中国領であることを認めたことになる。
中国は四十数年前から尖閣列島を中国領と勝手に主張しており、今回の船長の無条件釈放で今まで以上に尖閣列島の自国領説を強調することであろう。
それにしても日本国政府も国民も何故自国の領土問題に対して無策で無定見で、無気力なのか不思議で仕方がない。
曰く対ロシアの北方領土問題、対韓国の竹島問題、更に対中国の尖閣諸島問題と難問山積である。
我がボケ頭の感覚では自国領土の確保と海外に於ける日本国民の保護は国家が国民に対して負う最大の責任と基本的義務である。
この政府が負うべき最大の義務を菅政権は放棄したにも等しい対応だけを取り上げても、菅は国民に対して謝罪し即刻辞職して最低の責任を果たせ。
中国船長を釈放する条件にフジタの四人を無条件釈放することを要求して、拒否されれば船長を保釈しない等、もっと強気の対策を打てたはずである。
外交にド素人のボケ頭でさえ、交換釈放は中国側が拒否するであろう事くらいは承知の上で書いているのだが、菅や仙谷には中国船長の扱い方ばかりに囚われて肝心の日本国民四人の奪回?と身の安全に対する熱意が感じられない。
中国船長を無条件釈放して中国政府に何らかの譲歩と話し合いを“阿呆菅”と仙谷は期待したのだろうが、中国側の反応は“中国領海内に於ける中国漁船拿捕と船長の不法拘束と中国漁船に対する損害賠償とを日本政府に要求し、更に一連の行為に対して日本政府に強く謝罪を要求する”と言う全く一方的な勝手な日本政府、国民を愚弄した要求である。
そこでまたブレ菅の海外出張予定が報じられている。
十月一日開催の臨時国会を優先して欠席を決めていたアジア欧州会議に、十月四日、五日を犠牲にしてベルギーまで行くといいだした。
理由は中国の首相が出席するのであわよくば会談出きるのでは、との見方だろうが、拒否された時の国家的マイナスなど考えているとは全く感じられない。
2010年9月28日 元始求道会 毘沙門寺岡
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