毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2010年6月28日月曜日

「ワールドサッカー、日本決勝リーグ進出の快挙と大相撲名古屋場所中止の可能性の落差」

「時事雑感」2010-06-09

 日本時間今朝(25日)午前三時からのテレビ観戦で熱狂し、全国的に多くの寝不足の連中が仕事をサボっていることと思う。
 斯く言う我がボケ頭も未明テレビ観戦組みの一人であるが、我が祖国の勝利に聊か感激した次第。
 その国民的関心事の日本対デンマーク戦をNHKは生放送しなかった、と言うよりは国際サッカー連盟との契約関係でこの試合から外されたのであろうが、
コマーシャル嫌いな我がボケ頭にしてみれば我慢して民放での観戦を強いられたことになる。
 そうは言っても我がボケ頭は決してNHK支持者ではないし、今でもNHKの方針には納得いかないことが多々あるのも事実である。

 現在、サッカー騒動の影に隠れてマスコミの取り上げ方が限られているのが、日本相撲協会の野球賭博である。
 大相撲の経営陣は全て関取上がりの親方衆によって構成されているが、およそ経営とは馴染まない連中ばかりである。
 前にもこの欄で取り上げたことがあるが、多分朝青龍の解雇事件に関してではなかったかと記憶している。
 今回の賭博事件でもまた現武蔵川理事長の進退問題に当然発展するであろうが、我がボケ頭のように多少なりとも中小企業経営を経験している者からすれば、どう見ても経営的能力が備わっているとは思えない。
 記者会見で度重なる厳しい質問に頭に血がのぼり、まるでチンピラ並みにカリカリきて応答していたが、どう贔屓目に評価しても経営者の態度ではない。
 回答者を怒らせるのは記者会見における質問者の基本姿勢であることすら、身についていないか興奮して抜け落ちたかである。
ところで名古屋場所は開催するのかどうか現時点では未だ確定していないらしいが、協会経営陣は着々準備をしていると報道されている。
 これだけ騒動を起こした組織が財団法人組織であり、税制面等で大きな優遇措置を受けていることも問題だし、株式会社に変更するのは当然であろう。
 もしも名古屋場所を強引に開催してもNHKは当然中継を中止すべきだし、もしも実況したら今度はNHKに視聴料未払い運動が再燃するであろう。

     2010年6月25日  元始求道会 毘沙門寺岡

「菅の消費税10%発言で支持率10%ダウン」

「時事雑感」2010-06-08

  鳩山政権下で10%台まで落ち込んだ支持率が、菅政権の発足で60%まで戻したのも束の間、菅の消費税10%発言が有権者の反発を受け一挙に10%ダウンして50%に落ち込んだ。
 一部内閣と党幹部の人事と施政演説以外何もせずに支持率が60%まで回復したのが、一回の発言で10%下がると選挙運動中に今後三回失言なり問題が発生すれば又20%台を切ることすらあり得るということである。
 菅政権が船出に際して民主党結党以来お世話になった小沢を無視というか裏切っているので、いわば破れ筏に乗って荒波に向かっているようなもので新たな問題が発生すれば愈々浸水が激しくなるだろう。
 そのことを承知しているので菅は何とか国民に新たな話題を提供する積もりで、マニフェストに反してまで消費税問題をぶち上げたのだろう。
 昨日早朝のテレビ番組で、小沢の地盤の岩手県知事を三期勤めた増田元総務大臣が小沢と菅の力関係についてコメントしていたが、「菅が首相就任に際して話した言葉“小沢氏は当分静かにして頂くことが日本にとっても民主党にとっても小沢氏ご本人にとってもベストな選択だと思う”との言葉を小沢氏は絶対に許さないだろう」と強調していた。
 参議員選挙後の九月末に開かれる正式な次期民主党代表選挙で小沢の巻き返しは必至であろう、とも増田はコメントしていた。
 
 我がボケ頭も全く増田の見解に同感で、九月に小沢が今までの政治経歴の総結集として本人自ら代表戦に出馬するであろう。
 もしも菅の返り内にあって敗北したら小沢は最後の勝負として小沢に忠誠を誓う百数十名の子分を引き連れて民主党を出て政界再編を画策するだろう。
 全ての政治屋どもが同じ思考であるが、国益よりも先ず己の私益が優先するのは小沢も同じで、いざとなれば己の目的の為に民主党を割って出る決断は当然の行動であろう。
 参議員選挙で負ければ当然菅の責任を問われて引きずり下ろされるだろうし、もしも勝利しても参議院の主力は小沢シンパが占めているし小沢の存在を無視して行動することは出来ないと思う。
 先の民主党代表選挙のときに田中真紀子が広言したことば「菅政権はどうせ選挙管理内閣ですから云々」が現実のものになる可能性は大と思う。

     2010年6月22日  元始求道会 毘沙門寺岡 

2010年6月23日水曜日

「高がサッカーされどサッカー、日本対オランダ戦の狂乱」

「時事雑感」2010-06-07

 世界ランキング4位のオランダと45位の日本の戦いだから、常識的には日本が負けて当然の戦いのはずなのに、日本が緒戦で格上のカメルーンに勝利した結果マスコミに煽られて国民は冷静な判断が出来なくなった。
 それであわや二匹目のドジョウを捕まえる可能性があると錯覚したと思う。
 我輩は戦前の予想を残念ながら二対ゼロで日本の負けと断じていたので、結果を見て仕方のない敗戦と感じている。
 勝敗も勿論大事なことであるが、今回の大会での若い日本人の応援スタイルにある種のフィーバー振りを見て一つ感じたことがある。
 それはサッカーファンの若いサポーター達が声を大にして絶叫、連呼していた「日本(ニッポン)頑張れ!ニッポンファイト!ニッポン勝利!」等々の応援する姿を見て、彼らは心底母国日本を愛していることから発せられたのだろうかという疑問である。
 何故なら我がボケ頭の意識では、日教組による小,中、高等学校に於ける極端な偏重教育、つまり国家に対する愛国心や母国愛を無視する教育や指導の結果、現在の日本の若者達には日本国家を意識することが薄弱なのではないかと考えていただけに、若者達の熱心な応援振りに聊か違和感を覚えた次第。
 
 彼らのあれ程の熱心な応援振りが本物の母国愛の発露の結果であれば、我がボケ頭が長年持ち続けたそれこそ若者に対する見方を聊かでも改めなければならないところであるが、日常生活でしばしば直面する彼らの自己中的行動や社会的ルール違反の行為に辟易している我がボケ頭としては、両者の落差の大きさにただ戸惑いを隠せないのである。
 それはともかく次のデンマーク戦に勝つか引き分ければ念願の決勝リーグ進出が決定するそうだが、マスコミの自重を期待したい。
 あまりの過激なサッカー報道の影響で、本来ならばもっと大きく取り上げられるはずの菅の消費税率10%アップ問題もかき消された感じで、結果的には菅の場当たり政策を助けた結果になっている。
 参議員選挙前のサッカー騒動が与野党どちらに味方するか我がボケ頭には断定できないが、裏を返せば国民が政治の貧困に愛想をつかしていることの裏返しがサッカーに対する国民的フィーバー現象なのではないかと、聊か複雑な思いである。

2010年6月21日  元始求道会 毘沙門寺岡

「国・地方の負債遂に1000兆円突破」

「時事雑感」2010―06-06

日本銀行が17日発表した1-3月期の資金循環統計(速報)によると、国と地方自治体など行政機関が抱える2009年度末の金融負債は前年度末より4・8% 多い1001兆円だった。
 1000兆円の大台を超えたのは初めてで、国や都道府県、市町村などの「一般政府」の金融負債残高は1001兆7715億円である。(18日朝日新聞)
 一方、2009年度末の家計の資産残高3・1%増の1452兆7512億円と三年振りに増加に転じた。
 資金繰りが一服したことから、金融機関を除く民間企業の借り入れは4・8%減った。
資金、預金等の数字上では大きく金余り現象が生じているはずなのに、肝心の中小企業には余剰資金が流れず、相変わらず厳しい経営を強いられている情況に変化はない。
 仕事は少ないままだし求人数は相変わらず停滞したままだし、失業者の数も一向に減らないし新卒者の就職も非常に厳しいままである。
 
本年2010年の国家予算は92兆3000億円で、所得税等の歳入は37兆4000億円で単純計算しても約55兆円の歳入不足である。
この不足分を新規国債44兆3000億円とその他税収11兆円でカバーして何とか辻褄を合わせている。
我がボケ頭が理解出来ないのが、92兆円の金をばらまきながら一向に景気回復が実現出来ないもどかしさである。
 多分来年の国家予算の総額が92兆円程度と今年と同じような内訳であれば、歳入も急激に増加するとは思えないので今年並みの国債を40兆円以上発行することになるであろう。
 しからば中小企業を活性化させる為に政府系金融機関の商工中金と日本政策金融公庫の中小企業むけ融資の内約30兆円を、乱発ついでに新規国債を発行して肩代わりするような前向き?(ヤケクソ)の投資をしなければこの国は唯沈み行くのみである。
 中小企業を活性化させずにどのようにしてこの国の景気を回復させるのか菅に聞きたいぜ。
 紙切れで中小企業が元気を取り戻し、日本が活性化するのであればこの国が中国に飲み込まれる前にやってみる価値はあると思うが如何?

   2010年6月18日   元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月17日木曜日

「日本初戦カメルーンに辛勝」

「時事雑感」2010-06-05

 生憎法事で上京中の為に生では観戦出来なかったので、翌15日にNHKBSでPM8時からじっくり見た。
 勝利を承知した上でのゲームなので当然観戦の姿勢は試合の流れや選手の動きや作戦内容やテクニックの差異等素人なりに分析しながら楽しんだ。
 勝敗を度外視して見たとは云いながら、あまりの接線に引き込まれてつい緊迫したプレーに一喜一憂してしまった。
 素人なりに総括すると、前半はとに角一点リードして有利に終了したものの、後半は完全に攻め込まれ、日本に“つき”が味方してやっと勝てたゲーム。
 カメルーンの放ったシュートが二回ほど日本側のゴールバーに当たって跳ね返り、インゴールにならなかったのは正に“つき”以外の何物でもない。
 それでも“つき”も実力のうちという言葉もあるので、日本選手にもかなりのパワーがついてきたのも事実であろう。
 
報道資料によるとワールドサッカーの世界ランキングは日本45位、カメルーン19位、デンマーク36位、オランダ4位で日本より倍以上も上位のカメルーンを破ったのは正に番狂わせと言っても言い価値ある勝利なのであろう。
試合後のインタビューで岡田監督は嬉しさを耐えながら「勝利出来たのは選手が頑張ってくれたお陰であるが、欲を言えば攻撃に今一のゲーム展開でこのような試合ではオランダには勝てそうにないので、必勝の作戦を考えたい云々」と話していた。
貴重な一点をゲットした本田やキャプテンが勝利を喜びながらも二人とも「控えの選手も含めて全員が一つになって一致団結し、監督の作戦を実践して頑張った結果の勝利である。」と強調していたが、更に「全国の国民の皆さんが熱烈に応援して頂いたことが最大の原因です」と、岡田監督が言及しなかった国民への感謝のメッセージを語っていたのには感心した。
最近の若い奴らは何かにつけて“自己中”的な傾向が強く、我々年寄りはつい若い奴の思考や行動を批判したり非難しがちであるが、現代の若手の典型的な代表と云われているあの“茶髪”の本田の口からこのような言葉が発せられたのを見て、我がボケ頭はキツーイ一発を嚙まされた感じである。
このような謙虚さを忘れなければ、対オランダ戦で案外面白い試合展開も期待出来るのではないかと楽しみである。

    2010年6月16日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月14日月曜日

「菅は本気で景気回復、中小企業経営改善に命がけで取り組むのか?」

「時事雑感」2010-06-04

 船出早々、菅船団の魚雷艇亀井艇長の造反により多少難局に直面しかかったが、民主党参議院側の主張を受け入れて押し切り亀井が大臣を辞することで一見落着した。
 これも亀井と仙石の猿芝居で、亀井には連立離脱という選択肢は最初から全く無かったわけで国民を愚弄するのもいい加減にしろと言いたい。
 その証拠に亀井の後継大臣には頭の自見が亀井の要請で引き継ぐことが決定して騒動は終結である。
 これで国会スケジュールも先に小沢が予定したように早々に手仕舞いして後は参議員選挙に突入するわけだが、小沢の意向どおり二人区はそのまま強引に突っ張っていくだろう。
 現在、民主党の参議員数は115名で過半数(121名)を単独で確保する為には7議席不足している。
 民主党の改選議員数が53議席なので、現状確保の為に先ず53議席が必要で、単独過半数を狙う為には更に7議席の60議席を獲得しなければ今後とも国民新党如き弱小党に引きかき回されることになる。
 
 一方自民党の参議員数は72名でその中改選議員は38名だが、過半数を目指すには不可能なので谷垣は当選目標を40名以上に設定している。
 己達の実力を理解していると言えば満更阿呆じゃ無いのかも知れないが、今から戦争をするのに、戦う前から自ら勝利を放棄するような目標では兵隊は戦う意欲を持ち得ないのは当然である。
 20%以下に落込んでいた前政権支持率が、表紙を小鳩から菅に張り替えただけで60%まで回復するとは我がボケ頭も想定外であったが、マスコミの世論調査が果たしてどこまで信用出来るのか疑わしい。
 前回の衆議員選挙での自民党の大敗北と民主党の勝利を再三喧伝して結果はそのとおりに決着したが、今回の参議員選挙は前政権の急激な支持率下落の後の新政権の急回復の中での選挙だけに中々予測が難しい。
 菅グループの頭である戦略担当大臣の荒井に政治資金処理問題で煙が立ちあがり始めたので、清廉潔白を喧伝した菅政権の行く手にどの程度暗雲が垂れ込めるか見ものである。
 菅城は大阪城には程遠いが、あの大阪城すら蟻の一穴で破綻したのだ。

    2010年6月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

「菅政権誕生と丹羽伊藤忠商事前会長の在中国日本大使就任の疑問」

「時事雑感」2010-06-03

 丹羽会長の中国大使就任の予想記事が新聞報道されたのが民主党の代表選挙の最中だったので新聞もあまり関心を示さなかったが、これが政治的ニュースの少ない時期だったらもっと大きく取り上げたと思う。
 日本国の親分を決める報道と一大使の去就を同一の基準で捕らえること自体に違和感を覚える向きもあるかと思うが、我がボケ頭の感覚からすると菅政権の誕生よりも丹羽の大使就任の方が日本の国益を左右する影響が大と考えるからである。
 菅の首相就任は所詮民主党政権内でのたらい回しであり、先の無血革命と称された自民から民主への政権交代とは全く意味が異なる単なる表紙の張替えである(残念ながら自民党も盛んにそのように喧伝)と言えるからである。
 大臣は大半が留任で首の挿げ替えは首相、官房長官、農林大臣くらいで後は横滑り程度の変更で新任は僅か三人である。
 内閣の要である官房長官と党のトップの幹事長をマスコミが反小沢人事で固めたと報道しているが、詳しく見ると参議院の幹部体制は殆ど現状維持であり、国会対策メンバーも大した変動もなく委員長以外は全員留任である。

 新たに幹事長に抜擢された枝野新幹事長も代理に細野を受け入れて小沢との妥協を図っていることがはっきりしている。
 就任の挨拶でも小沢を取り巻く問題ではかなり発言を修正していることを見ても分かるし、例えば小沢の承認喚問に関してもはっきり否定しているし、倫理審査会についても小沢の立場を尊重する発言に終始している。
 ところで丹羽の大使就任問題だが、丹羽は伊藤忠の社長在任中から親中国派として有名であり伊藤忠グループの中国マーケット取り込みに大いに寄与して実績を上げていることは関係者は全て承知の事実である。
 伊藤忠グループ企業であるファミリーマートの中国進出を命令し店舗拡大政策を指揮したり、中国企業との合弁を進めたり最近の伊藤忠の中国進出振りは異常とさえ見えて仕方がない。
 この度経団連の会長に就任した住友化学の会長すら今回の大使人事に危惧を表明しているぐらいだから、やはり異常な人事なのである。
 私企業の利益の為には国益すら食い物にするような人物を任命するとすれば、菅政権も本当に選挙管理内閣で終焉するであろう。

    2010年6月8日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月5日土曜日

「予想外の鳩山、小沢のW辞任」

「時事雑感」2010-06-02

 今回のW辞任には我がボケ頭も完全に予想を外されたけど、小沢が辞める以上は次の戦略が見えたから鳩山の同時辞任という選択に同意したわけで、小沢がこのまま鳩山ごときに愚弄されて政治生命を終える程ヤワではないと思う。
 マスコミは鳩山の辞任理由をいろいろ後づけしているけど、参議員選挙を間近に控えた現在の支持率低下に対しては当然の結論だと思う。
 企業グループでいえば鳩山は子会社の社長は務まるけど大企業の親会社の社長の器ではなかったという事だろう。
 現時点では鳩山が小沢と刺し違えてW辞任に持ち込んだと云われているが、小沢の側近筋はむしろ小沢が鳩山を辞めさせるために両者の同時辞任を持ちかけたと強調している。

 鳩山は今期限りでの議員辞職を広言したが、一方の小沢は政界引退の雰囲気は全く無く、早速九月の代表選で主導権を握ることに集中している。
 表向き小沢は今回の代表戦に沈黙を守っているが、参議員選挙が終わった時点で巻き返しを図るだろう。
 それにしても菅の豹変振りには政治屋の本能とは言いながら、我がボケ頭ごとき多少なりとも義理人情を大事にしたい者から見れば、今まで散々お世話になった小沢に対してあまりにも節操の無い背信行為に見えて仕方がない。
 先の衆議院選挙とその前の参議員選挙を全面的に差配して民主党を圧倒的勝利に導いた小沢が、今回幹事長を辞したことで目前の参議員選挙を誰が指揮してどのように戦うのか分からないが、民主党にとって厳しい状況であることは間違いない。

 今現在(四日朝)の状況では菅が代表、首相に選ばれることは間違いないだろうが、内閣や党役員人事に於ける小沢グループへの配慮次第では案外多難な船出を強いられることになるかも知れない。
 いずれにしても衆参合わせて420以上の民主党議員の40%を握る小沢グループを無視しては、菅体制は前に進まないことは我がボケ頭でも理解できるし、果たして目前の参議員選挙に挙党体制で臨めるか疑問である。
 唯一の対立候補として従来あまり聞きなれない樽床なる人物の予想外の健闘を祈る次第である。

    2010年6月4日  元始求道会 毘沙門寺岡

2010年6月3日木曜日

「どうなる日本の景気?」

「時事雑感」2010-06-01

 NHKを初めニュース番組は、性懲りも無く社民党の連立政権離脱や鳩山政権に対する野党の不信任案提出に社民党は賛成するとか、鳩山政権の支持率が二十%を切ったとか政局がらみの話ばかり取り上げているが、当面の政局がこの国の置かれている情況から見てそれ程大事な問題とは我がボケ頭は思えない。
 確かに参議院選挙まで一ヶ月少々であるが、参議員選挙の結果がこの国の命運をただちに決定するとは思えないし、騒ぎ立てるのは参議員選挙の結果が判明してからで充分であると我がボケ頭は考えている。
 ああでもないこうでもないとやたらに喧伝するのがマスコミの仕事であり、特に鳩山のノー天気振りを面白可笑しく遡上に上げて叩きまくることは、マスコミ連中にとっては非常に旨いネタであることは間違いない。
 
 社民党のチャボ福島をテレビ各社は競争して引っ張り出演させていたが、全く節操のない遣り方である。
 昨日政権離脱を発表した後、今度は自民党他野党が提出を目論んでいる鳩山政権不信任案に対する対応を聞かれた福島は、野党に同調して不信任案に賛成する旨の発言をしていたが、我がボケ頭に言わせればこれは“売女”以下の態度であると思う。
 短期間とはいえ八ヶ月間、同じ釜の飯を食わせてもらった以上はせめて今回の不信任案には社民党は欠席するくらいの最低の仁義を貫く姿勢がなければ、そんな人間の屑集団を国民は絶対に切り捨てるであろう。

 それは兎も角、今この国が抱えている最大の問題は経済関係であり景気回復であり失業問題であり、中小企業救済策であり年金等の老後を安心して向かえる為の政策の推進ではないかと、日本の現状を考えた場合に考えざるを得ない。
 この国が抱えている多くの緊急を要する問題を先送りしている政治の怠慢をマスコミは絶対に許すべきでは無いのに、逆に政策の推進を遅らせるような遣り方を、国民はもっと厳しい姿勢で臨まねばならないとボケ頭は危惧している。
 マスコミは今、明らかに誤った方向に国民をミスリードしていると思う。
 失業者の数が減ったとでも云うのか、求人数が増えたとでもいうのか、大学は卒業しても就職が決まらない学生が増える現実は一向に改善していない。
 中小企業を取り巻く環境も真っ黒闇のままである。

    2010年6月1日   元始求道会 毘沙門寺岡