「自殺者急増、1月から6月まで17076人。麻生よこの現実を直視せよ。」
報道によると月平均2846人で年間最多だった2003年の34427人に迫る水準になっている。
自殺者の70%強が男性である事実から判断すると、失政による中小企失業の倒産増大や失業者数の増加が大きく関係していることは明白である。
因みに1980年から1983年の右肩上がりの時期や、1990年前後のバブル期にはほぼ二万人で推移している数字を見ても景気動向が自殺者数に大きく関与していることは明らかである。
選挙運動の真只中である今こそ、与党も野党も先進諸国ではダントツの自殺者数を取り上げてこの国の深刻な問題を論争すべきではないか。
イラク戦争での今日までの5年間のアメリカ軍戦死者数は4200で派遣国全部合わせても5000人には達していないことから見れば、我が国の自殺者の数字の大きさに唖然とする。
自殺者と交通事故死者を合わせると年間四万人以上が命を失っている国など先進国ではどこにも存在しない。
自殺も事故死も関係者以外の者は関心を持たないのが日本国民の特徴であるし、マスコミも特殊な事故以外はどうゆうわけか控えめである。
現在海上自衛隊の艦船をインド洋やソマリヤ沖に派遣しているが、今まで交戦による犠牲者は皆無である。
危険の少ない海域を選んで派遣しているのかどうか知らないが、もしも海賊に攻撃されて乗組員に数名犠牲者が出たら政府は如何なる対応をするか知らないが、自衛隊もマスコミもこの際とばかり騒ぎたてるだろう。
日本では毎日100人の国民が死亡しているのに、どうして政府もマスコミも市民も此の事実と真剣に向き合わないのだろうか、我がボケ頭には理解出来ない。
たまたまテレビニュースで、死刑囚を本日三人執行したと法務大臣が記者会見で発表し下らぬ説明をしていたが、死刑が確定した死刑囚を執行するのは当然ではないか。
執行には法務大臣の許可が必要なのでわざわざ法務大臣が御託を並べているのだろが、そんな暇があれば自殺対策でも説明しろと言いたい。
2009年7月28日 元始求道会 毘沙門寺岡
0 件のコメント:
コメントを投稿