「ゴジラ松井、男の決断、遂にヤンキースにバイバイ」
我がボケ頭としては先ず來シーズンもまた松井の雄姿が見られることでホッとしている。
七年間見慣れたストライプのユニフォームでは無いが、エインジェルスの赤井帽子も結構さまになっていた。
それより何より記者会見におけるやる気満々の顔つきがすばらしかった。
ワールドシリーズで並みいるスター選手揃いの同僚達を抑えてMVPに選ばれ、其の上ヤンキースに対する強い愛着を訴えたにも拘わらず、彼ら経営陣は松井の要望を受け入れなかった。
膝の故障は勿論自ら招いた結果であるが、傷の回復とともにもう一度是非守備にも付きたいとの欲望をどうしても捨て切れなかったのであろう。
ヤンキースとしてはDH専門打者としてしか契約しないとの強い姿勢に、松井としては屈するわけにはいかなかったのが松井らしさかも知れない。
ロスアンジェルスと本来の本拠地であるアナハイムを合わせると400万人以上の人口を抱える大都市であり、日系市民や日本人居住者も結構多いみたいだからヤンキース時代に劣らない声援も期待出来ると思う。
松井を取り巻く広告はニューヨークでは約十億円と言われていたので、多分これらのスポンサーが一斉にエインジェルスに乗り換えるだろうから、球団は戦う前から松井の契約金は稼いだことになる。
我々日本人的感覚からすれば、世界一の座を獲得したスーパースターを如何なる理由があろうとも切ることは考えにくいが、その難題をいともあっさり実践するドライさが米国流資本主義の真髄なのかと改めて認識した。
それは別にして松井が移籍するアメリカンリーグ西地区は、イチローが活躍しているマリナーズも所属しているので、放映するNHKは大喜びだろう。
ヤ軍もマ軍も同じアメリカンリーグに所属しているが、ヤ軍は東地区でマ軍は西地区所属なので年間の対戦は8試合くらいだったが、マ軍とエンジェルスは同じ西地区なので対戦数は20試合くらいに倍増するはずだ。
その放映枠を自由に振り分けて我輩如きメジャーファンに多くの日本人選手の活躍を見せてほしい。
松井も真剣に熟慮に熟慮を重ねた上の決断だろうから、エンジェルスでの活躍を心から期待したいし是非ワールドシリーズに参戦して欲しいけど、ヤンキースを見下すようなチッポケな気持ちは捨てて欲しい。
2009年12月17日 元始求道会 毘沙門寺岡
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