「自民党古賀選挙対策本部長と東国原宮崎県知事の掛け合い漫才」
小泉との政争に敗れながら二年足らずで古賀派を再生させた老獪な古賀が、“そのまんま東”ごときポット出の役者に振り回されるとは思えない。
我がボケ頭風に解釈すると、劣勢を免れない東京都議会選挙に対してマスコミ騒動を通じて東国原を目くらましに使う積もりであろう。
自民党内にも笹川や参議院幹部連中を初め多くの自民党員が一人先走った古賀に対して責任追及の動きすら活発化してきたので、週末の都議選が終われば此の騒動は幕引きになると予想している。
ポスト麻生を狙う立場にある古賀が、自民党内の情勢分析を誤った結果の真夏の椿事で古賀が己の政治生命を賭けてまで取り組むとは考えられない。
東の人気を妬んでいうわけではないが、芸能界の人気と政界の支持は基本的には異質のものであることを気づくべきであろう。
かって長年の与党から沈没寸前に追い込まれた自民党は、政権維持の為には手段を選ばず奇手を連発することは平気である。
過去に防衛政策で全く異質の社会党の村山を首相に担いで政権維持を図った行動を見れば、そのまんま東の起用など自民党にとっては朝飯前である。
東国原の人気を利用しても現在の政権交代の流れはそれ程簡単に阻止できるとは思われないし、選挙対策の元締めとしては利用できるものは何でもこき使う古賀の焦りから出た行動であろう。
東は県知事一期目の途中であり如何なる事情があるにしろ、選挙民には受け入れられないだろう。
保革逆転を期待する我ボケ頭には、古賀の人気取り作戦が裏目にでることは結構なことであるが、もしも東を自民党が推薦して予想外の票を集めたとしたら愈々此の国の国民の政治センスが疑われるだけである。
静岡県知事選挙で自民党は惜敗したと喧伝しているが、民主党は内部調整失敗で二人の候補者が票を分けたのに自民党が勝てなかったたことに大ショックを受けている。
負けた自民党の元参議員知事候補曰く「私は最初から自民党の応援を頂いていません。県民党で戦いましたから敗北の感想はありません。なるべく自民党の偉い方には応援に来ないようにお願いしていました。」だって。
自民党の幹部はこのおばさんの感想をどのように受け止めるのか?
2009年7月8日 毘沙門寺岡
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