「自民党幹部の“負け犬の遠吠え”舞台化した予算委員会」
二日から始まった衆議院予算委員会での自民党幹部議員の発言は、正に先の衆議院選挙で大敗した負け犬の遠吠えである。
敗北の総括の中で自民党は過去の政策を反省し、大幅に若返りを図り新しい自民党を構築する云々と公言しておきながら、質問者の顔ぶれは全く“昔の名前”で出ていますという芸者並みの振る舞いである。
発言者の一番バッターが現幹事長の大島、二番が最大派閥の親分である町村、三番が過去に加藤派の親分であり総裁目前まで経験した長老加藤である。
二日目はカモフラージュの為に二人ほど無名の若手を起用したが、三人目には現政調会長の石破であり、締めくくりは麻生政権では影の総理と言われた当時の実力者である菅である。
これだけ自民党は幹部を揃えて鳩山政権と対峙するかと思ってテレビを見ていたが、四十日前まで大臣や与党幹部でふんぞり返っていた連中とは思えないほど、全く迫力も政権奪取の意気込みの欠片も見えない哀れな姿を見て向こう十年間は民主党の天下は変わらないことを確信した。
自民党を代表する幹部メンバーばかりでありながら、今日の経済的困窮状況を作り出した無責任な政治運営や、国家に800兆円近い大借金を作り国民に大きな負担を負わせた政治責任に対して一言もお詫びしない態度に、国民は新たな怒りを覚えるだろう。
中小企業は相変わらず厳しい経済環境に曝されているのに、中小企業救済の発言は皆無で、取り上げたのは鳩山総理を巡る政治献金問題ばかりである。
今更、鳩山を個人攻撃しても国民生活が豊かになるわけでも無いし、国内経済が活性化する分けでもないし、失業者の数が減るわけでは無いし中小企業経営が楽になるわけでは無いし我輩の感覚からすれば自民党阿呆議員の発言は国益優先の内容が全く含まれていない。
鳩山は己のポケットマネーを政治に使ったのであり、自民党幹部どもは汚れた金をかき集めて政治資金と称して浪費しているのであり、鳩山の政治資金とは全く異質であり、自民幹部どももそのことを承知しているので時間潰しに八百長発言をしているだけである。
鳩山が“俺は俺の手持ちの金”を使っているのであって、“お前たちはワイロの金”をもらって浪費しているではないか!と恫喝するくらいの元気のある所を見せて欲しいぜ。
2009年11月4日 元始求道会 毘沙門寺岡
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