毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年6月22日月曜日

09-06-06

「近大ボクシング部員による強盗事件の衝撃」

  最近、大学運動部員による事件が多発しているが、大部分が性的欲情から生じたレイプまがいのセックス関連事件である。
  所が近大事件は犯罪の中でも殺人事件に次いで悪質な強盗事件である。
  奴らがボクサーとしてのパンチ力を使用したことは、ドスやナイフ等の凶器を使用したのと同じレベルの凶悪事件に位置づけられることが、事件の深刻さを一層厳しくしている。
  近大ボクシング部は歴史も古く、タレントの赤井英和や多数の有名人を輩出しているだけに関係者には大変ショックな事件である。
  大学が即刻ボクシング部の廃部を決定したのは当然の措置であるが、犯人の部員を放置していた学校側の監督責任こそ厳しく問われるべきである。
  この事件の報道に接したときに最初に我がボケ頭を掠めたのは、先に関東学院ラグビー部員による合宿所での大麻栽培事件である。
  事件の悪質程度からか、関東学院の場合は監督の辞任と一シーズン出場停止という処分で済まされた。
  両校の事件の共通性はどちらも大学運動部の合宿所で発生したことである。
  近大に合宿所を貸している家主のインタビューを見たが、事件を起こした学生は合宿所の決めた門限を度々破っていたとのことで、ルールを最も厳しく守らねばならないボクサーとしては既に失格していたことをもっと早く察知出来なかったことが管理者側の大きな手落ちである。
  
これ程の大事件を起こしていながら犯人が十九歳ということで名前も公表せず、少年法の対象事件として処理することになるからかしれないことに、我がボケ頭は非常に違和感を抱いている。
学生であり運動部の指導者も居て本来ならば事件を起こしにくい環境にありながら大事件を起こしていることは、基本的には本人たちの社会に対する甘えが一番の原因であるとボケ頭は思うし、ならば一人の大人として厳しく処罰すべきであると考えるが如何なものか?
毎日ふらふら学生生活を楽しんでいるノンポリの連中との違いがあってこそ部活動に励む意味があるのであり、その意味では一種の特権学生である。
然るに一般学生より行動規範に於いて厳しさを求められるのは当然である。
若さ故の暴走行為では済まされない責任を指導者ともども負うべきである。

   2009年6月19日  元始求道会 毘沙門寺岡

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