毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年5月28日木曜日

09-05-05

「小沢辞任に対する麻生以下自民党幹部の嘆かわしいコメント」

 麻生が予算委員会で民主党岡田党首候補との質疑の中で、質問もされていないのに小沢代表の突然の辞任表明に対して「辞任の理由も明確ではないし、色々説明責任も果たしていないし党首として無責任である」と言ったとか報道されていたが、ここまで理不尽なコメントになると噴飯物である。
 過去二代の首相が一年足らずで意味不明、説明不足のまま突然総理の座を無責任にほうり出したことを忘れたわけではあるまいが、もっと滑稽なのが半年前に選挙管理内閣との位置づけで首相に任命されたにも拘わらず、あれこれへ理屈を並べて今日まで居座り続けた為に本格的な経済対策が打てずに、今日経済は更に深刻さを増し三月末の企業倒産は1500件の激増である。
麻生と同じような下らぬコメントをしていたのが細田や甘利等数人いたが、まともなコメントをしていたのは古賀選挙対策本部長である。
 曰く「自分は直前に控えた選挙に如何に勝利するかで頭の中が一杯で、とても他党の人事に口を挟む余裕なぞ全く無い!」お見事な情勢分析である。
 小泉の郵政採決に欠席して謹慎した時期もあったが、またたく間に古賀派を再構築した戦略は流石であり、麻生を引きずり下ろして総裁に立候補すれば民主党も厳しい対応を迫られることになるかもと思うがボケ頭の外れ予想か?
 
もう一人、例の二階大臣は下手なコメントをすれば己の脛を叩くことになるので流石にノーコメントであるが、古賀とは兄弟分であるから同じ見解である。
 去り行くライバルに石を投げつけて罵倒するような態度は日本人の感覚には受け入れ難いし、自民党は国民から反発を食うだけで支持を減らすだけである。
 小沢辞任後の初めてのマスコミ調査によると、上り調子だった麻生支持はストップして早くも反落を始め、自民党支持率も同じく落下しだした。
 正式に民主党の党首が16日には決定すると報道されているので、来週以後の民主党、自民党の支持率はさらに更に格差がはっきりするであろう。
 民主党代表選出の攻防は報道によると鳩山、岡田に絞られたようだが、つい先日まで鳩山は小沢と進退を共にすると発言していただけに一寸違和感はあるが、政治屋の世界では許される範囲内のことなのであろう。
 それはともかく自民党が己の金権体質を棚に上げて相手を批判するが、鳩山幹事長はブリジストンタイヤの大株主であり、大金持ちであり自前の金で政治資金を賄っている金銭にかけては攻めようの無い人物である。

     2009年5月13日  元始求道会 毘沙門寺岡

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