毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年8月17日月曜日

09-08-04

「二大政党制に惑わされている政権交代議論」

 今、此の国にとって最も大事なことは長年に亘る自民党、及び自公連立政権がもたらした弊害、政治不信、不正の澱を一掃する為に理屈抜きに何が何でも政権交代することが絶対至上命令である。
 先の国会解散から八月三十日までの投票日まで四十日も日にちを空け、国民の選挙に対する緊張感と義務感を薄めようとしたのが自民党の作戦である。
 投票日を先延ばしすることで選挙に対する関心度を薄め、投票率の低下を狙って故意に投票日を過去に前例の無い間隔を取って投票日を決めたのである。
 このような自民党の姑息な選挙戦略の罠に、国民は絶対に嵌ってはならない。
 静岡県知事選挙その他の数箇所の首長選挙や東京都議会議員選挙の自民党の敗北と、民主党の勝利支持勢力の拡大のムードを少しでも時間をかけて薄めようとの思惑で、自民党が投票日を先送りしたのである。
 
 ところが新聞報道によると執行部の思惑に反して、各地で地元県連の造反が頻発して細田幹事長の指揮能力が無視される事態が多発している。
 例えば宮崎一区では先に日教組発言で大臣を辞め、次期衆議員選挙には出馬しないと宣言していた中山前国交大臣が、どのような理由か知らないが前言を取り消し再出馬を表明して大混乱が生じている。
 宮崎県連では中山不出馬を受けて正式に上杉元自治相を公認しているのに、中山が森元首相の一の子分故に強引に再出馬を決定し、二人とも無所属で立候補して相打ちするそうである。
 栃木でも先に自民党を離党した渡辺元行政改革大臣の刺客に、地元の森山ばあさん議員を本部は推薦したが、地元栃木県連の反対で取り下げている。
 更には細田幹事長が麻生の代わりに各地の県連に選挙運動に回っているが、異口同音に県連幹部が主張するのが麻生首相、自民党幹部が先ず国民と地方の県連に真剣に反省して土下座してお詫びしてくれ、ということらしい。
 麻生内閣はすでにレイムダックであることは現実であるが、自民党もすでに本部の意向が地方には浸透せず、命令系統も混乱し政党としての機能をもはや喪失していると言える。
 自民党はすでに内部崩壊寸前だから、野党はマニフェストなどに関係なく、国民に向かって三十日の選挙には必ず投票に行くように勧めて投票率を上げることに専念すれば、勝利は自然に民主党に転がり込んで来るというわけだ。

    2009年8月8日   元始求道会 毘沙門寺岡

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