毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年9月24日木曜日

09-09-05

「見習え、米国流180日ルール」

 米国には新大統領就任後180日、つまり半年間は、マスコミは勿論ライバル政党すら新大統領を非難したり批判することを控える暗黙のルールがある。
  因みにオバマが米国大統領に就任したのは2009年1月20日であるから、7月末までは共和党も沈黙を守っていたはずである。
  ところが最近はオバマが提案した医療保険制度の大幅改正を巡って共和党が猛烈な反対キャンペーンを展開し、多くの市民が参加したデモまで行われという大掛かりな政争に発展している。
  米国では人種差別デモは度々報道されているが純粋な政治デモは珍しいのではないかと思う。
  この保険の改正が市民にとっても大きな影響があることの証明かも知らないが、日本では考えられない現象であろう。
  数十年前には日本でも労働組合や全学連がデモ騒動を起こした時代があるが、その後の経済発展による一億総中産階級の豊かな時代を経て日本国民は行動することによる意思表示を忘れてしまったようだ。

  政権交代によって商売上がったり状態に陥ったのが、NHKの解説委員や田原総一郎如き自称政治評論家とか黒岩何某とかモーニングショウやアフタヌーンショー等に出ている諸々のコメンテイターどもであろう。
  今回の選挙までは、自公連立を主役にして実り無い討論を野党にけし掛けさせ、ただ只管に視聴率を稼ぐのに汲々としてきたが今度は完全に主客転倒し、いい加減な態度では済まなくなってしまったのである。
  先日NHKの日曜討論も司会者が下らぬ質問を民主党の岡田幹事長投げつけて失笑を買っていた、質問して曰く「岡田さん、民主党と社民党との間には防衛問題や憲法解釈で相当差異がありますが今後どのように対応されるおつもりですか?」すかさず岡田幹事長応えて曰く「未だ総理大臣が指名されてもいないし、政権も成立していないのに一党の幹事長が答えられるわけ無いでしょう!」と毅然として答えたらNHK氏黙り込んでしまった。
  多分、岡田の腹の中には「自民党は憲法解釈の全く異なった当時の社会党を引きずり込み総理大臣に祭り上げて連立を組んだ事実をご存知ですか?政治の世界なんて一寸先は分からないんですぞ!」と言いたかったのではないかと敢えて岡田の肩を持ちたい心境である。

    2009年9月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

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