「鳩山政権、初の強行採決 大歓迎!」
旧自公連立の麻生政権時代に、憲法59条2項の三分の二条項を乱用して十七本もザル法を強引に成立させた暴挙に比べれば、今回の多少強引な可決など大人しいものだ。
当時の野党である民主党他は参議院では過半数を確保しているにも拘わらず自公に勝手に振舞われたわけだから、今更自民党の大島が民主党の手法を強行採決と非難しても負け犬の遠吠え以外の何物でもない。
常日頃から民主党の小沢幹事長は「民主主義の基本は多数である」と言うのが持論であるが、今回はその政治姿勢を実践しただけのことである。
野党自民党の大島以下幹部どもに対して、「強行採決されて文句があるなら選挙に勝ってから言え!」という小沢の回答である。
自公の幹部共も未だ旧連立政権大敗の反省も総括も出来ずに与党ボケを引きずったままなので、当分強い野党にもなれないことを自覚せよ。
政権交代による鳩山内閣成立下での初の施政演説に対して、野党自民党の大島の批判に対して“自民党だけには言われたくない”と答弁していたが、鳩山にしてみれば“大島さんあんたにだけは言われたくない”と言い返し、其の上で野党自民党の全ての非難に対してそのように答えたいのが本音であろう。
このような泥仕合ばかりに現を抜かしていたら、自公が再生することは無いので民主党は安泰であるが、ここで鳩山に誤解して欲しくないのは政権交代によって鳩山民主党政権を作るのは手段であって、あくまで目的は民主党政権による国民の為の政治の確立である。
その為には最低でも十年間の長きに亘り政権を担い、この国を政治的にも経済的にも大混乱に陥れた自公の悪業を暴き、先ず野党自民党と公明党を徹底的に破壊して再起不能に陥れることである。
マスコミは鳩山政権と小沢民主党が必要以上に分離していることを喧伝しているが、我がボケ頭が考えるには民主党の党首はあくまで鳩山であり、首相も鳩山であって小沢はあくまで民主党のNO2の幹事長である。
ということはもしも鳩山、小沢の間にトラブルが発生しても鳩山は党首として小沢を解任できても、小沢は鳩山党首を解任出来ない相互関係である。
野党の連中が二人の関係を面白おかしく喧伝しているが、小沢が鳩山を引きずり下ろすには鳩山の任期満了まで待つしかない。
初めて政権を担当して全てが順調に運ばないのが普通である。
2009年11月20日 元始求道会 毘沙門寺岡
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