「日本国民よ! 国家、地方公務員360万人に支給された20兆円の夏季ボーナスに何故怒らないのか!」
昨日、国家公務員60万人、地方公務員300万人に対して、各々57万円と55万円が平均33歳に支給された。
国家公務員に3兆5000億円、地方公務員が16兆5000億円で合計20兆円の大金が血税から強奪されたわけである。
全国の中小企業600万社や4000万人の従業員の大多数は100年に一度の経済危機のあおりを食ってボーナスなど殆ど支給されていない。
それなのに役人どもはこの経済・金融危機の最中に国民の汗の結晶から総額20兆円も懐にいれたのである。
我輩がこの国の為政者ならば、100年に一度の経済危機に対応する為に、夏のボーナスを全額カットして、国民の公僕として国家救済に寄与することを求め、その資金の半分10兆円を後期高齢者対策、医療、介護、失業者対策等の弱者救済に充当し、残り10兆円を中小企業支援に廻す。
我輩が常日頃から主張しているように、我が日本国は中小企業の活性化以外に、国力の増強、経済力の回復は見込まれない。
大体役人どもは平均年収700万円位の所得がここ15年以上確保されてきているので、100年に一度の経済危機に際して国民の公僕として一回位夏季ボーナスが支給されなくても餓死する奴は一人も居ない。
麻生がヤケクソ解散をする前に、この程度の蛮勇を奮えば世論の動きにもインパクトを与えただろうに、そこまで思い至らないようでは仕方がない。
百年に一度の危機に見舞われているのであれば、政治も経済も日常生活でも全ての分野で従来の思考、行動、慣例等を打ち破る決意がなければ乗り越えることは困難である。
然らば役人のボーナスがスキップされ、給料が遅配するくらいのことをやらなければ、百年に一度の意識改革すら無理である。
ロシアは大嫌いな国であるが、奴らが今日生き返ったのは、旧ソビエット連邦崩壊と言う国家の破綻を経験していることが大きな原因である。
軍人の給料すら支給されない苦しい経験をしているのである。
我が日本も政界も経済界も官僚も全てが私利私欲に現を抜かす現状を打破する為にも、60年ぶりに国家が破綻するのも再建の道かも知れない。
2009年7月1日 元始求道会 毘沙門寺岡
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