毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年9月24日木曜日

09-09-03

「民主党、社民党、国民新党の三党連立政権合意と敗者自公の混乱」

 屋上屋を重ねるような三党会談を継続してきた三党が予想どおり決着し、正式に社民党、国民新党が連立に参画し大臣ポストを確保することになった。
三党合意の“すり合わせ”と称して時間稼ぎの為に度々幹事長や党首会談を繰り返し行い、熱心に討議したことを演出したのは防衛政策や憲法問題でかなり差異がある社民党の立場をカバーする為の演出である。
野党時代は大してマスコミに相手されず冷や飯をくわされたお返しでもある。
その真意をマスコミも承知していながら今後新政権とスムーズに付き合う為のご祝儀報道をしたわけである。
自公政権時代には何でも反対の共産党が、連立政権には政策次第では賛成する協調的野党に転ずると公言しているし、公明党新執行部も同じような立場を明らかにしているので自民党は唯一孤立した野党に陥落することになる。
公明党新執行部の山口代表は今回の大敗北の原因を“自民党政権参画を優先し過ぎて余りにも自民党の政策に同調し本来の公明党らしさを放棄したことにある”と太田前代表、北側前幹事長の責任に言及している。
執行部に絶対的権限を与えている公明党といえども、これほどはっきり前執行部批判をしたのは山口が池田親分の絶対的な支持を受けている証拠である。

公明党の歴史を振り返ってみると過去に党首や幹事長を勤めた矢野、竹入、市川等が其の地位を離れた後、池田親分の意向で追放されている事実をみると太田、北側も同じ運命をたどるのだろうか、正に一寸先は闇である。
公明党がトップの首を挿げ替えた機会に、政策的に民主党と近い点が多いことを根拠に新政権に接近して来ても、過去の自公政権時代の誤りを許すべきでは無いし奴らにはしっかり冷や飯を食わさなければならない。
我が国には宗教が過度に政治に関与することを戒める国民性があり、公明党が政界に出てくるまでこれほど宗教色の強い政党は存在していない。
公明党がどのように糊塗しても創価学会のダミー政党であることは事実であるし、創価学会の支持がなければ即消滅する政党であることも間違い無い。
自民党はその公明党の特殊性に着目し、小選挙区制度を悪用して政権維持を図ったが、結果的に自公ともに自ら作った“毒饅頭”を食うはめに陥った。
野党連立はあり得ないので自公は各々別々の政党で再生を図るわけだが、我がボケ頭の予測では両党とも再生どころか消滅の可能性すらあると見ている。

    2009年9月11日  元始求道会 毘沙門寺岡

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