毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年11月14日土曜日

09-11-06

「オバマ米国大統領来日の対する鳩山首相の解せない対応」

  オバマ大統領が来日直前になって来日予定を一日延期したのは確かに異例中の異例であり、そのことで日本政府の公式行事に多くの調整が生じ、警備問題はじめ日本政府が緊急対応に対する数々の困難に直面したことは理解できる。
 しかしこのような緊急避難的な事態は起こりうることも事実であり、そのような緊急事態に対応するのが政治家なり官僚の力量ではないか。
 オバマが訪日直前に予定を変更したのは、先月6日にテキサス州フォートフッドの世界最大の陸軍基地で起きた、想像を絶する米国軍人による乱射殺傷事件の葬儀に列席する為である。
 死者13人、負傷者三十数人といわれる大惨事であり、葬儀に参列することが国益を第一に考えた結果のオバマの決断であり、アメリカ国民に対する大統領としての強いメッセージなのであろう。
 直前の訪日予定を変更したとは言え、オバマも訪日の後は鳩山も出席するAPEC(アジア太平洋経済協力)に出席する予定である。
 我がボケ頭が解せないのは鳩山は13日午後来日したオバマと日米首脳会談を行い、記者会見の後、夕食会を済ませて、翌14日の大事な予定を無視して賓客のオバマ大統領を子分どもに任せて開催地に発ってしまったことだ。
 14日午前にはオバマが日本国民と政府に向かって大事な演説をし、日米同盟を基軸にしたアジア外交の基本政策や米国がアジア・太平洋地域の問題に積極的に関与し、この地域で指導的役割を担う意欲を表明した。
 拉致問題にも言及して日本人拉致被害者の行方が全て明らかになるまでは、北朝鮮は近隣諸国との正常化はあり得ないと警告した。
 中国の無謀な軍事力増強による脅威や、ロシアの理不尽な外交姿勢に振り回されている非常に微妙な状況にある日本の立場を考慮した演説をしているのに、
肝心の日本国総理大臣が欠席するとは、鳩山には国益に対する順番を考える判断力が欠如しているとしか思えない。
 我輩は鳩山の内政に関してはせめて三ヶ月や100日、はアメリカ流に批判は避ける積もりで今日まで対応してきたが、我が国家元首である天皇陛下によるアメリカ合衆国元首であるオバマ大統領招待の午餐会にも欠席するに及んでは、言語道断である。
 オバマも同じAPECに出席して間に合っているし、鳩山の演説など各国出席者には関心は無く、日本がいくら金をばら撒くかだけである。

      2009年11月14日  元始求道会 毘沙門寺岡

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