「最新鋭護衛艦“くらま”の衝突事故雑感」
27日夜に関門海峡で起きた護衛艦“くらま”と韓国のコンテナ船との衝突事故報道を見て、先ず“くらま”が海上自衛隊でも最先端の装備をしている護衛艦であると言うことであり、その戦艦の事故という事実である。
戦争状態下では如何なる状況にも対応しなければならないのが戦艦の責務であり、其の点からすれば会場交通規則云々以前の問題と思う。
報道によると事故現場は幅500メートルの狭い海峡で、護衛艦も艦長自らがこの難所を通過する為に指揮を執っていたと証言しているし、然らば韓国船が違法に進行してきても護衛艦を守る対応をするのが戦艦の取るべき手段ではないかと我がぼけ頭は考える。
誤解しないで欲しいのは、我輩は決して韓国船の弁護をしているのではないし、普段から我輩は韓国に対しては辛口であり、今回の緊急事態に対して戦場ならば如何なる対応を艦長は指示したのかということを問いたいのである。
その後の調査では、関門海峡をコントロールしている海上保安庁の管制官が韓国船に対して通常の右側ではなく左側通行を支持したことを上げているが、それは事故処理後の責任追及の判断基準でしかなく事故回避行動とは関係ない。
戦場で「お前は約束違反しているから砲撃するな!」と言うのと同じで、戦時下では通用しない行動である。
要するに如何なる危険にでも対応するのが戦艦の責任であり、報道によると艦首に揮発性の強いペンキを積み上げていたことも被害を大きくしたと言う。
我がボケ頭の感覚では戦艦は一旦出航したら平時と言えども最低の戦時体制で航行するのが責務であると思うが如何なのだろうか。
報道によると相手の韓国船は7200トン、護衛艦“くらま”は5200トンで正面衝突すれば“くらま”の方が大きな被害を受けるのは明らかだし、其の程度の相手の資料は当然“くらま”の艦長は把握していたはずだし、せめて正面衝突を避けるくらいの緊急対応が出来なかったのかと、我がボケ頭は疑問が生じ理解出来ない。
先に行われた海上自衛隊恒例の観艦式に“くらま”は旗艦として参加し、海外出張中の鳩山総理の代理で菅副総理が乗り込んで観閲した護衛艦だそうだから“シャレ”にもならない。
今回の事故に対して菅の感想を聞きたいものだが、真剣な話このような対応しか出来なくて我が日本の防衛に本当に寄与できるのか疑問である。
最新装備に血税を使うのみでは税金の無駄使いである。
2009年10月29日 元始求道会 毘沙門寺岡
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