「オバマ大統領、中国に最高のラブコール」
先日アメリカは中国の王副首相、戴国務委員の中国政府最高幹部を招いて、
“第一回米中戦略、経済対話”を開催した。
二人の中国政府に於ける序列を我がボケ頭は正確には承知していないが、先にイタリアで開催された首脳会議の途中でウイグル暴動が発生し、胡主席が急遽帰国した後を全面的に受け継いで凌いだのが戴国務委員だから、親分の信頼絶大な優秀な子分であることには間違いないだろう。
オバマはその胡主席の忠実な子分との会談で米中関係の重要さ、親密さをこれ以上ないような表現で持ち上げ、アジアにおける最も大事なパートナーは中国であり日米関係など眼中にないような対応振りであった。
一国のトップ以外の首脳を大統領とクリントン国務長官の二人でもてなし、国家元首並みの大歓迎をして最高の友好ムードを演出したことは外交上のリッピサービスを勘案しても少なからず米国の本音でもある。
何故なら中国は赤字大国アメリカの国債を大量に引き受け、万年一位だった日本を追い越す協力ぶりであり、貿易面でも米中貿易は日米貿易額を抜いて凌駕し、米中は経済的にはもはや切っても切れない緊密な関係に発展した。
かつてクリントンが大統領に就任したと時も、今回と同じようなギクシャクした対日関係に陥った時がある。
クリントン大統領が訪中したにも拘わらず日本には立ち寄らずに帰国し、米国の日本無視外交を懸念する報道をマスコミは一斉に批判したものである。
日本車のアメリカ進出で米国の象徴でもある車マーケットが大きく損なわれ、米国メーカーの従業員が日本製車両をハンマーで叩き壊すシーンが大々的に宣伝され、アメリカ国民に愛国心を喚起させたシーンは今でも記憶に新しい。
オバマ大統領が日本、及び日本民族にどのような感情を持っているのか我がボケ頭には理解し難いが、オバマ政権の外交を実質的に担っているのがあの反日政策を貫いたクリントン元大統領のカミサンであり、先に訪日した時に民主党の小沢に虚仮にされたクリントン国務相であることを考えれば何となく今回の米国の態度も分かる気がする。
先日、麻生馬鹿太郎が演説で“世界第二の経済大国日本は、、、”と相変わらず現状認識の甘さを露呈していたが、最早日本の経済力は二十位以下であることを自覚していない阿呆が首相だから大きな国家的悲劇である。
2009年8月1日 元始求道会 毘沙門寺岡
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